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ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦と掃海艦はカムチャツカ沖で演習を実施した

『KORABEL.RU』より
2023年3月30日14時30分配信
【カムチャツカで太平洋艦隊の多種戦力の艦上演習が実施された】

アヴァチンスキー湾艦支隊の演習が行なわれた。

演習には、小型対潜艦「ウスチ-イリムスク」及びMPK-107と共に海洋掃海艦MT-264及びMT-265が参加した。

演習中、掃海艦には仮想敵の機雷源を通過し、艦隊戦闘艦支隊の掃海先導の任務の遂行が待ち受けていた。
最初の段階で海洋掃海艦の乗組員は、仮想対艦機雷から航路を一掃するという与えられた任務を遂行し、戦闘艦支隊機雷源の通行の安全を保障した。

演習の次の段階で小型対潜艦は駐留所から出航し、海上掃海艦により作られた機雷源の安全航路を通行し、仮想敵潜水艦の捜索海域へ向かった。

指定海域で探知セクションを狭める方法で、小型対潜艦「ウスチ-イリムスク」及びMPK-107は、敵「潜水艦」との接触を確立する行動を実行した。
演習中の2隻の艦の乗組員の巧みな連携の結果、仮想敵潜水艦は探知され、対潜兵器により破壊されたとロシア連邦国防省広報サービスは発表した。



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プロジェクト1124M小型対潜艦MPK-117『ハバロフスク造船工場』で1990年1月22日に起工され、1991年8月28日に進水、1992年2月11日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
就役当初はルースキー島パリス湾に駐留していました。
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1996年にウラジオストク南部ウリス湾へ移転しました。
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2007年7月22日にウスチ・イリムスク市と後援協定と締結しました。

2010年1月16日付でロシア海軍総司令官令により「ウスチ・イリムスク」と命名されました。

2015年初頭から2016年3月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールを行ないました。
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現在はウリス湾に駐留する第165水上艦旅団第11水域保護艦旅団に所属しています。

2022年8月7日にペトロパヴロフスク・カムチャツキー港を出航し、太平洋北西部での哨戒任務に就きました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦ホルムスクとウスチ・イリムスクは太平洋北西部で哨戒任務に就いた]


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-107は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1988年2月22日に起工され、1990年6月5日に進水し、1991年3月14日に就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ編入され、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留しています。

現在は第114水域防護艦旅団第117水域防護艦大隊に所属しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ方面に2個対潜打撃群を形成する]

2020年春からカムチャツカ方面の演習へ何度も参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の小型対潜艦4隻と小型ロケット艦4隻は演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦と小型対潜艦はカムチャツカ半島沖で対潜演習を行なった]

2020年6月1日にペトロパヴロフスク・カムチャツキーを出航し、オホーツク海及び太平洋で1ヶ月間に渡り演習を行なった後、7月1日に帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第82号小型対潜艦と第107号小型対潜艦はオホーツク海及び太平洋への1ヶ月間の航海を終えてカムチャツカへ帰投した]

2022年2月上旬にカムチャツカ沖で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻以上の艦船はカムチャツカ沖で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はカムチャツカで対空防衛演習を実施した]


2023年2月21日、2隻の小型対潜艦はコルベット「グレミャーシチー」と共にカムチャツカ沖で対潜戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」、小型対潜艦ウスチ・イリムスク、MPK-107はカムチャツカ沖で対潜戦闘演習を実施した]


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プロジェクト266ME「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦MT-264は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『中部ネヴァ川造船工場』で1987年2月2日に起工され、1989年3月27日に進水、1989年8月31日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

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海洋掃海艦MT-265『中部ネヴァ川造船工場』で1988年4月12日に起工され、1989年8月25日に進水、1989年12月22日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。


2023年3月30日、2隻の小型対潜艦と2隻の掃海艦カムチャツカ沖で演習を行ないました。
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ロシア海軍バルト艦隊航空隊の多用途複座戦闘機Su-30SM2/Su-30SMはカリーニングラード州東部で地上攻撃訓練を実施した

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『Aviation EXplorer』より
2023年3月30日配信
【バルト艦隊の飛行士は地上目標への打撃へ取り組んだ】
2023年3月30日、AEX.RU

バルト艦隊海上航空隊多目的戦闘機Su-30SMSu-30SM2の乗員は、計画戦闘訓練活動の枠組みにおいて、昼間及び夜間の地上目標への打撃へ取り組んだ。
ロシア国防省西方軍管区広報サービスは発表した。

パイロットは指定区域への飛行を行ない、地上の状況を明確にしてから、耐熱練習航空爆弾P-50T及び30mm機関砲弾により敵の指揮所、強化陣地、人員、車両を模した実物大標的への照準爆撃及び砲打撃を行なった。

訓練は、カリーニングラード州東部の航空射爆場の標的場において、高度500メートル~1000メートルで行われた。

飛行士の実際の行動は、戦闘車両及び戦闘使用地域の地上に設置された客観的観測複合体により記録された。

演習中、航空攻撃手段を使用する20回以上のフライトが行なわれた。
飛行には10名以上の飛行乗員と50名以上の整備-技術スタッフが関わった。






多用途複座戦闘機Su-30SMは、インド空軍などが導入しているSu-30MK系列機をロシア軍向けに改正した機体であり、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍航空隊への導入が進められています。


ロシア海軍航空隊の為のSu-30SMの購入契約は2013年12月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]

最終的には50機程度の調達が計画されています。
[多用途複座戦闘機Su-30SMはロシア海軍基地航空隊の主力となる]

現在までに、ロシア海軍航空隊では、黒海艦隊へ12機、バルト艦隊へ8機、北方艦隊へ2機が配備されています。

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2016年12月初頭にはチェルニャホフスク飛行場に駐留するバルト艦隊航空隊のノヴゴロド-クライペダ赤旗・航空元帥I.I.ボルゾフ記念第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊Su-30SMの最初の1機が配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]

2017年には、計5機のSu-30SMバルト艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は3機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]

2018年7月2日、2機のSu-30SMバルト艦隊チェルニャホフスク飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ2機の多用途複座戦闘機Su-30SMが到着した]
これでバルト艦隊Su-30SMは合計8機になりました。



今後に調達されるのは改良型Su-30SM2となり、更にはロシア航空宇宙軍及びロシア海軍航空隊の現用のSu-30SMSu-30SM2仕様へアップグレードされます。
[ロシア航空宇宙軍とロシア海軍航空隊の多用途複座戦闘機Su-30SMはアップグレードされる]

アップグレードの主眼は、要するに、Su-30SM第4++戦闘機Su-35Sに準じた仕様へ改良する事です。


より具体的には、Su-35Sと同じエンジン(AL-41F1S、117S)及び同じレーダー(フェーズドアレイレーダー「イルビス」)への換装です。

AL-41F1Sエンジン
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フェーズドアレイレーダー「イルビス」
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2021年末までにロシア海軍向けの4機のSu-30SM2が製造されました。
[ロシア海軍の為の最初の4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が製造された]

2022年1月27日、この4機はカリーニングラード州チェルニャホフスク飛行場へ到着しました。

[2022年にロシア海軍バルト艦隊航空隊へ多用途複座戦闘機Su-30SM2の配備が始まる]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊へ4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が配備された]

ロシア海軍バルト艦隊航空隊の艦上対潜ヘリコプターKa-27PLはカリーニングラード沖で対潜戦闘訓練を実施した

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『Aviation EXplorer』より
2023年3月30日配信
【バルト艦隊の飛行士は仮想敵潜水艦を捜索、追跡、破壊する任務を遂行した】
2023年3月30日、AEX.RU

バルト艦隊海上航空隊艦上対潜ヘリコプターKa-27PLの乗員は、計画演習の枠組みにおいて、仮想敵潜水艦を捜索、追跡、破壊する任務を遂行した。
ロシア国防省西方軍管区広報サービスは発表した。

活動計画の下、仮想敵潜水艦は海上航路海域に在り、その乗組員には、バルト艦隊の海上交通線を妨害する任務が与えられていた。

目標を探知する為、艦隊海上航空隊ヘリコプターKa-27PLが指定区域へ送られ、乗組員は、電波位置測定(レーダー)及び水中音響手段(ソナー)を複合使用して潜水艦を捜索、追跡する課題へ取り組んだ。
潜水艦を探知し、座標を特定した後、飛行士はそれを仮想破壊した。

戦闘訓練演習への取り組みに加え、ヘリコプター乗員は、目印の無い場所で指定コースを通行する技量を向上させ、良好及び困難な気象条件下での操縦の認可を得る為の乗員の編隊飛行任務を遂行した。

飛行は、バルト艦隊海上航空隊の海域上空の設定コース上で行なわれた。
海上航空隊の飛行実施に先立ち、先行して、飛行訓練任務を保障する技術整備要員、地上要員及び専門技術者の準備状態を点検する入念な準備が行なわれた。

戦闘訓練活動には、約10機の航空ユニットが関わった。



バルト艦隊ヘリコプターは、カリーニングラード州ドンスコエ飛行場に駐留する第396混成ヘリコプター連隊へ配備されています。
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[第396混成ヘリコプター連隊]
・第125独立ヘリコプター飛行隊:Mi-8、Mi-24
・第396独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊:Ka-27、Ka-29


2018年には、近代化改修されたKa-27Mが6機配備されています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを5機受領した]

ロシア海軍北方艦隊航空隊の艦上対潜ヘリコプターKa-27はバレンツ海で潜水艦捜索訓練を実施した

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『AviaPort』より
2023年3月29日18時34分配信
【北方艦隊の対潜ヘリコプター乗員はバレンツ海で潜水艦捜索訓練を実施した】

北方艦隊航空・防空軍の3機の対潜ヘリコプターKa-27の乗員は、バレンツ海の戦闘訓練射爆場で潜水艦捜索演習を実施した。

対潜ヘリコプターKa-27の飛行士は電波位置測定(レーダー)及び水中音響手段(ソナー)を使用して潜水艦を捜索、分類、追跡する戦術動作へ取り組んだ。

対潜ヘリコプターへ対抗したのは、バレンツ海の指定海域において水中位置で任務を遂行した北方艦隊の1隻の潜水艦である。

戦闘訓練演習に加えて、海上飛行士は、乗員の編隊飛行任務を遂行した。

対潜ヘリコプターの飛行実施に先立ち、飛行訓練任務を保障する技術整備要員、地上要員及び専門技術者の準備状態を点検する入念な準備が行なわれた。

対潜ヘリコプターKa-27は、主に巡洋艦、対潜艦、フリゲート、駆逐艦の甲板に駐留する。
それは、様々な深度の様々な速度の潜水艦を捜索、探知できる。
Ka-27は、等級5までの海上の波と、昼間及び夜間に良好及び困難な気象条件下において行動できる。
ヘリコプターは高精度自動操縦装置を装備しており、水中音響ステーションをウィンチで吊り下げる際、長時間に渡り自動モードで必要な特定ポイントでの上空位置を占有できる。
潜水艦と戦う為、照準-捜索システムを使用し、潜水艦の探知を保障し、その座標と移動パラメータを特定し、推奨する使用兵器を選択する。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを50機以上保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されています。
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-27Mを供給する準備を整えている]
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Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊で試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

北方艦隊には8機程度のKa-27Mが配備されており、Ka-27PLと共にセヴェロモルスク-1飛行場に駐留するキルケネス赤旗・第830独立艦上対潜ヘリコプター連隊(2個混成飛行中隊で構成)に所属しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上対潜ヘリコプターの3分の1が近代化されたKa-27Mとなった]
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ロシア海軍太平洋艦隊のグラチョノク級哨戒艇は沿海地方で演習を実施した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年3月29日5時22分配信
【太平洋艦隊の船員は沿海地方沿岸で「水中破壊工作員」を撃滅した】
ウラジオストク、3月29日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の4隻の対破壊工作艇沿海地方沿岸での演習へ参加し、その内の1隻の乗組員は仮想水中破壊工作員を撃滅した。
東方軍管区太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「沿海地方で、 太平洋艦隊のグラチョノク型対破壊工作艇P-406、P-445、P-377、P-391の乗組員は、地域の南方の沿岸海域で仮想水中破壊工作員を発見し、無力化する為の合同演習を実施しました」
広報サービスの声明では、こう述べられた。

は警戒態勢で海上へ出航した事が説明された。
「P-406」、「P-377」、「P-391」の乗組員は、金角湾、ウリス湾、パトロクル湾へ仮想敵の捜索へ向かい、「P-445」艇の乗組員はストレロク湾で「破壊工作員」を発見し、撃滅した。23-0329c.jpg
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演習中、遠隔操作及び携帯式の対破壊工作員擲弾筒が使用された。




プロジェクト21980「グラチョノク」対破壊工作艇(哨戒艇)は、基地及び周辺海域の警備の為の小型艦艇であり、現在までにロシア海軍へ23隻が就役しています。
(この他、ロシア国家親衛隊に4隻就役)

[ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造]
P-104「ナヒーモヴェツ」
:2010年5月4日就役、バルト艦隊
P-191「カデート」:2012年5月15日就役、黒海艦隊
P-349「スヴォーロヴェツ」:2012年11月14日就役、黒海艦隊
P-350「クルサント・キーロヴェツ」:2013年8月22日就役、黒海艦隊
P-351「ユナルメーツ・カスピヤ」:2013年10月15日就役、カスピ小艦隊
P-355「ユナルメーツ・クルイマ」:2014年10月9日就役、黒海艦隊
P-424「キネリ」:2014年10月9日就役、黒海艦隊
P-433「パーヴェル・シラーエフ」:2017年9月16日就役、黒海艦隊
「ユナルメーツ・タタールスタナ」:2018年10月20日就役、カスピ小艦隊
P-449「ユナルメーツ・ダゲスタナ」:2019年8月30日就役、カスピ小艦隊
P-468:2022年6月23日就役、バルト艦隊
P-471「ウラジーミル・ノソフ」:2022年6月23日就役、バルト艦隊
艇名不明:2022年11月1日就役、バルト艦隊

[ウラジオストクの『東方造船所』で建造]
P-377
:2014年2月23日就役、太平洋艦隊
P-420「ユナルメーツ・プリモリヤ」:2014年2月24日就役、太平洋艦隊
P-417「ユナルメーツ・カムチャツキー」:2014年9月25日就役、太平洋艦隊
P-431:2017年12月28日就役、太平洋艦隊
P-445:2019年1月14日就役、太平洋艦隊
P-450「ユナルメーツ・サハリナ」:2021年5月28日就役、太平洋艦隊

[ルイビンスクの『造船工場ヴィンペル』で建造]
P-340「ユナルメーツ・ザポリャーリヤ」
:2017年1月14日就役、北方艦隊
P-421「ユナルメーツ・ベロモリヤ」:2017年1月14日就役、北方艦隊
P-429「セルゲイ・プレミニン」:2017年7月14日就役、北方艦隊
P-430「ワレーリー・フェデャニン」:2017年11月9日就役、北方艦隊
(この他、ロシア国家親衛隊向けに4隻建造)

黒海艦隊所属艇は、シリアタルトゥースへ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の対破壊工作艇P-433はシリアへ到着した]


2023年3月29日に沿海地方沖で行なわれた演習には、2隻の「グラチョノク」型が参加しました。

P-377(2014年2月23日就役)
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P-445(2019年1月14日就役)
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他の2隻~P-391P-406は、1988年に就役したプロジェクト14159哨戒艇です。

ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンは2023年4月に進水し、バルト艦隊へ配備される

『イズベスチヤ』より
2023年3月28日0時0分配信
【機雷の海:バルト艦隊へ掃海ロボットが増強される】

「レフ・チェルナヴィン」は弾薬を無力化するのみならず、沈没艦を探す事も出来る。
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バルト艦隊へ近い内に最新のプロジェクト12700掃海艦「レフ・チェルナヴィン」が補充される。
それは今年4月に進水するとロシア国防省の情報筋は『イズベスチヤ』へ伝えた。
以前、この艦は太平洋艦隊での勤務が予定されていたが、決定は変更された。
同プロジェクト掃海艦は、磁気信管にとっては「見えない」ガラス繊維強化プラスチックの船体を持っており、特殊無人艇水中無人機の助力により機雷を発見し、破壊する。
専門家は「レフ・チェルナヴィン」は平時でも仕事を見つける事が出来ると指摘する~この艦は、海底の物体、例えば沈没艦などを捜索する為にとても適している。

[バルト海の強化]
掃海艦「レフ・チェルナヴィン」
は今年4月の進水が予定されていると軍当局の情報筋は『イズベスチヤ』へ話した。
完成して全ての試験を行なった後、それはバルト艦隊の軍備として受け入れられる~最新機雷ハンターの乗組員の訓練は既に始まっている。
対談者によると、以前には掃海艦太平洋艦隊への引き渡しを計画していた。
しかし、最終的にはバルト艦隊へ向かう事に決まった。

プロジェクト12700「アレクサンドリト」艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
2020年代半ばまでに、このような艦は12隻の建造が計画されている。
トップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2016年にバルト艦隊へ加わった。
後年、同プロジェクト掃海艦が更に6隻建造された。
「イワン・アントノフ」「ウラジーミル・イェメリヤノフ」「ゲオルギー・クルバトフ」黒海艦隊で、「ヤーコフ・バリャーエフ」「ピョートル・イリイチョーフ」「アナトーリー・シレモフ」太平洋艦隊で勤務に就いている。

「バルト海で勤務している基地掃海艦は既に時代遅れであり、係維機雷以外に対処できません」
軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフ『イズベスチヤ』へ話した。
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「そして、総合的な地政学的状況は悪化傾向にあります。
従いましてバルト海エリアで発生するかもしれない戦争に備える必要があります。
現在、ここにプロジェクト12700艦は1隻しかないため、新たな掃海艦は干渉する事すらありません。
黒海と太平洋へ3隻ずつ送られました。
今、バルト海を強化する時です。
アレクサンドリトは良好なプロジェクトであり、船員はそれに満足しております。
艦は、フィンランド湾とバルト海の海底の物体をよく探知します。
前世紀には、世界戦争における激戦の舞台となった事が2度ありました。
この間、非常に多くの艦がここで沈んだ為、長期に渡りそれらを探す事が出来ました」


近年、アメリカ合衆国空軍バルト海で何度も演習を行なっている。
国防総省によると、海洋機雷の遠隔敷設へ取り組んだ。
これは「クイックストライク」ファミリーの製品についての話である。

その最新モデルには、GPS信号による照準・コース補正システムが装備されており、航空機により高高度から目標の数十キロメートルの距離へ弾の投下を可能にする。
特に、戦略爆撃機B-1BB-52Hは、これらの機雷を数十基搭載できる。
アメリカ合衆国海軍の兵器庫にある「クイックストライク」の正確な数は、公式に発表されていない。
しかし様々なな見積もりによると、最大1万個に達する可能性がある。

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[ドローン搭載艦]
プロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦
磁気信管にとっては「見えない」ガラス繊維強化プラスチックの船体を持っている。
機雷を捜索、破壊する為に特殊水中ロボットを持つ2隻の軽舟艇を含む「ディアマント」システムが艦上に設置されている。
装置は、10キロメートル以内の深度100メートルまでの障害物の無力化の為に意図されている。
プラスチック船体と低騒音エンジンのお陰で、機雷に反応せず、水中音響・磁力計の助力により簡単に捜索を行なえる。

統合機雷捜索破壊システム「アレクサンドリト-ISPUM」は、深海の物体の探知を担当する。
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これには、半径500メートル以内、深度300メートルまでの疑わしい物体を探知できる遠隔操作水中装置が含まれており、その速度は秒速約3~6メートルである。
この機材は、海況3までの波がある海の水中で動作する。

危険な物体が探知されると、破壊弾薬が設置された水中ドローンが関わる。
必要に応じて弾を浅瀬へ曳航し、そこで破壊する事も出来る
遠隔機雷除去戦術により、人員へのリスクは最小限に抑えられる。
掃海艦は、海上移動中の船を保護し、海軍基地を防護する為に特別に開発されたプロジェクト22160哨戒艦と上手く連携する。
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[不安定な地域]
近年、バルト海地域はロシア国境周辺で最も緊迫した地域の1つとなっている。
NATO諸国の戦闘艦は定期的にバルト海水域へ入り、偵察機ロシア国境付近の空域をパトロールしている。
リトアニア、ラトビア、エストニアへ交代で航空グループが派遣されている。

ロシア連邦国防次官アレクサンドル・フォミンによると、2021年だけでもNATO諸国はバルト海ゾーンの海上偵察の為、航空機が1200回以上の飛行を行ない、戦闘艦が50回以上進入した。
同時に、ロシアに最も近い中立国~フィンランドスウェーデンは、当時、連合の活動へ積極的に関わった。

この10年間、ロシアバルト海の防衛を積極的に強化してきた。
ミサイル複合体「バスチオン」大隊がカリーニングラード近郊へ配備された。
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これは、600キロメートルまでの距離で目標を攻撃できる超音速対艦ミサイル「オーニクス」で武装する。
そしてサンクトペテルブルク近郊には、海岸と海峡を防護し、更に海軍基地をカバーする為に意図されている複合体「バル」が送られた。
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最近、再建後に開港したサンクトペテルブルクレヴァショヴォ飛行場には、海軍海上航空部隊が配備される。
昨年秋、バルト艦隊対空防衛部隊は、極超音速兵器の攻撃を撃退する演習を行なった。
『イズベスチヤ』が伝えたように、演習の主な目的は、大気圏上層を飛行する超高速目標、そして更に地表近くを移動する無人飛行装置及び有翼ミサイルとの戦闘であった。



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サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で建造されているロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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従来のソ連/ロシア海軍掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)

プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍バルト艦隊の対機雷防衛艦アレクサンドル・オブホフはバルト海で掃海演習を実施した]


2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されましたが、2016年6月7日夜に火災が発生し、同艦の進水と就役は延期される事になりました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]


「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復中、同艦よりも後に起工された艦が先に就役、進水しました。

3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では2番艦)
[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]

4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水、2019年12月28日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では3番艦)
[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
就役後もバルト海に留まって各種試験に従事し、2021年9月6日に黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
2022年1月下旬から地中海へ派遣され、現在も同海域で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]

5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工され、2020年1月29日に進水、2020年12月26日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
(就役順では4番艦)
[ロシア海軍太平洋艦隊の対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはペトロパヴロフスク・カムチャツキー沖で掃海演習を実施した]

本来の2番艦である「ゲオルギー・クルバトフ」は2020年9月30日にようやく進水し、2021年8月20日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では5番艦)
[ロシア海軍黒海艦隊の新世代対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはセヴァストーポリへ到着した]

6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工され、2021年4月28日に進水、2022年11月16日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
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[新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

7番艦アナトーリー・シレモフは、2019年7月12日に起工され、2021年11月26日に進水、2022年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはダメージコントロール訓練を実施した]

8番艦「レフ・チェルナヴィン」は2020年7月24日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンはサンクトペテルブルクで起工された]
進水は2023年4月に予定されており、就役後はバルト艦隊へ配備されます。

9番艦「アファナシー・イワンニコフ」は2021年10月9日に起工されました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アファナシー・イワンニコフ起工(2021年9月9日)]
2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。

10番艦「ポリャールヌイ」は2022年6月12日に起工されました。
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2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。


現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。

ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇はピョートル大帝湾で超音速地対艦ミサイル「モスキート」を発射した



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年月日時分配信
【太平洋艦隊のロケット艇は「敵」艦を破壊した】
モスクワ、3月28日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊ロケット艇のペアは、対艦有翼ミサイル「モスキート」の実地射撃の枠組みにおいて日本海ピョートル大帝湾で海上標的を破壊した。
太平洋艦隊広報サービスは火曜日に動画を公表した。

映像では、ロケット艇による流氷の間からの発射と、移動中の対艦有翼ミサイル「モスキート」の発射が示されている。

「2隻のロケット艇で構成されるロケット艇打撃グループは、仮想敵戦闘艦を模した海上盾へ合同でミサイル打撃を与えました。
約100キロメートルの距離にある目標は、2基の有翼ミサイル"モスキート"の直撃により成功裏に撃破されました」

艦隊は説明した。

広報サービスは、射撃の安全は太平洋艦隊水上艦海上航空隊航空機により保障されたと付け加えた。



ロシア太平洋艦隊プロジェクト12411ロケット艇は、沿海地方多種戦力小艦隊第19水上艦旅団第2親衛ロケット艇大隊に所属し、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。
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[第2親衛ロケット艇大隊]
ロケット艇R-261(1988年12月30日就役)
ロケット艇R-297(1990年9月8日就役)
ロケット艇R-298(1990年12月31日就役)
ロケット艇R-11(1991年9月1日日就役)
ロケット艇R-14(1991年12月28日就役)
ロケット艇R-18(1992年8月24日就役)
ロケット艇R-19(1992年12月7日就役)
ロケット艇R-20(1993年11月18日就役)
ロケット艇R-24(1994年12月27日就役)
ロケット艇R-29(2003年9月27日就役)


全てロシア極東『ハバロフスク造船工場』で建造され、現在は10隻が現役に留まってます。
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2023年3月28日には2隻のロケット艇超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。

ロケット艇の名前は公表されていませんが、公表された動画によると、内1隻の舷側番号は「991」ですから、おそらくは3月14日にピョートル大帝湾対艦ミサイルの模擬発射訓練を実施したR-261(991)R-297でしょう。
つまり、3月14日の模擬発射訓練は、今日の実際のミサイル発射のリハーサルだったという事です。
[ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇R-261とR-297はピョートル大帝湾で演習を実施した]
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この他、演習の統制の為に指揮艦「マルシャル・クルイロフ」も参加しました。

ロシア海軍バルト艦隊旗艦・戦隊水雷艦(駆逐艦)ナストーイチヴイは就役30周年を迎えた

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『KORABEL.RU』より
2023年3月27日13時35分配信
【戦隊水雷艦(駆逐艦)「ナストーイチヴイ」~バルト艦隊の一員として30年】

ちょうど30年前の1993年3月27日、造船工場『北方造船所』で建造されたプロジェクト956戦隊水雷艦(駆逐艦)「ナストーイチヴイ」聖アンドレイ旗が掲揚された。
艦はバルト艦隊へ編入された。

1993年4月10日、駆逐艦は定係港であるカリーニングラード州バルチースク市へ到着した。
6月16日、同艦は航海の為に基地から出航し、キール運河を通過した最初のロシア艦となった。

「ナストーイチヴイ」は、1996年7月6日から17日までエッケンフェルド(ドイツ)を訪問し、NATO諸国海軍合同海軍演習『バルトップス-96』へ参加した。 

1996年の結果により、駆逐艦「ナストーイチヴイ」ロシアバルト艦隊で最高の砲撃準備態勢を有し、ロシア海軍で最高の艦と認められた。

今日において、プロジェクト956駆逐艦「ナストーイチヴイ」は引き続き海軍で任務を遂行していると『KORABEL.RU』『北方造船所』広報サービスより伝えられた。
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[ソブレメンヌイ級16番艦ナストーイチヴイ]
プロジェクト956A戦隊水雷艦「モスコフスキー・コムソモーレッツ」は、1988年4月7日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)『A.A.ジダーノフ記念工場』(現『北方造船所』)で起工され、1991年1月19日に進水しました。
1992年2月15日に「ナストーイチヴイ」と改名され、同年10月から11月までバルト海で洋上試験が行なわれました。
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「ナストーイチヴイ」プロジェクト956の改良型である956Aの2番艦であり、艦対空ミサイル956「ウーラガン」から射程延長型の「ヨーシュ」へ換装され、超音速艦対艦ミサイル「モスキート」も射程延長型に換装されています。

1992年12月30日にロシア海軍へ納入され、翌1993年3月27日にロシア海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に就役しました。


就役と同時にバルト艦隊旗艦に指定されました。

就役から3ヶ月弱の1993年6月16日にキール運河を通過し、6月19日から26日までドイツキール市を訪問し、同市で開催されていたイベント『キール週間』へ参加しました。
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1994年7月4日から24日までフランスルーアン及びル・アーヴルを訪問しました。

1995年4月30日から7月20日までドック修理を行ないました。

1996年6月23日にはロシア大統領ボリス・エリツィンが訪れました。
1996年6月6日から17日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-96』へ参加し、10月10日から13日までフランスシェルブールを訪問しました。

1997年2月17日に遠距離航海へ出発し、3月15日から18日までアラブ首長国連邦アブダビで開催された国際兵器展示会『IDEX-1997』へ参加しました。
4月2日から6日まで南アフリカ共和国サイモンズタウン及びケープタウンを訪問し、南アフリカ共和国海軍創設75周年記念式典へ参加し、ネルソン・マンデラ大統領の訪問を受け、4月30日にバルチースクへ帰投しました。

1998年6月8日から19日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-98』へ参加しました。

1999年5月にはカリーニングラード『ヤンターリ』造船所でドック修理を行ない、同年9月21日から11月18日までクロンシュタットへ滞在し、中国へ売却される事になった同型艦の乗組員の研修を行ないました。

2000年2月8日にはドイツ連邦海軍艦隊司令官ディルク・ホルテン中将の訪問を受けました。

2003年6月7日から23日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-2003』へ参加しました。

2005年6月6日から17日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-2005』へ参加しました。
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2008年7月には、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ポーランドを訪問しました。
[バルト艦隊の3隻の戦闘艦は、1ヶ月間の長期航海を実施する]
[バルト艦隊艦艇、オーフス(デンマーク)訪問(2008年7月10日)]
[ソブレメンヌイ級駆逐艦ナストーイチヴイ、グディニヤ訪問(2008年7月14日)]

2009年9月には実地戦略演習『ザーパド-2009』へ参加しました。
[実地戦略演習「ザーパド-2009」と「ラドガ-2009」(2009年9月)]

2011年7月31日にはロシア大統領ドミトリー・メドベージェフの訪問を受けました。
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2015年2月には海上教会が置かれました。

2018年3月27日、戦隊水雷艦「ナストーイチヴイ」は就役25周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊旗艦・戦隊水雷艦「ナストーイチヴイ」は就役25周年を迎えた]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』には、バルチースクの観艦式へ参加しました。
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2019年からオーバーホールを行なう予定でしたが、先送りされました。
[ロシア海軍バルト艦隊旗艦・駆逐艦ナストーイチヴイはオーバーホールを行なう]
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「ナストーイチヴイ」は2021年2月初頭にクロンシュタット『クロンシュタット海洋工場』へ回航され、ようやくオーバーホールが行なわれる事になりました。
2021年3月初頭には乾ドックへ入渠しました。
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[ロシア海軍バルト艦隊旗艦・戦隊水雷艦(駆逐艦)ナストーイチヴイは就役28周年を迎えた]

2022年6月下旬にオーバーホールを完了し、6月27日にクロンシュタットから出航しました。
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7月1日にバルチースク基地へ到着しました。


復帰した「ナストーイチヴイ」は、2022年7月31日の『ロシア海軍の日』バルチースクで行なわれた観艦式へ参加しました。
[修理を終えて復帰したバルト艦隊旗艦・戦隊水雷艦(駆逐艦)ナストーイチヴイは7月31日の『ロシア海軍の日』にバルチースクの観艦式へ参加する]

2023年3月27日に就役30周年を迎えました。


[ソブレメンヌイ級全艦リスト]
ソヴィエト/ロシア海軍へ計17隻が就役したプロジェクト956駆逐艦(15番艦~17番艦は改良型の956A)ですが、現在、現役に留まっているのはバルト艦隊「ナストーイチヴイ」北方艦隊「アドミラル・ウシャコーフ」の2隻のみです。

「アドミラル・ウシャコーフ」(1994年4月17日就役、17番艦)は2020年12月からムルマンスクでオーバーホールが行なわれ、2021年6月末に復帰しました。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射した]

バルト艦隊には、もう1隻のプロジェクト956A駆逐艦「ベスパコーイヌイ」(15番艦)が居たのですが、退役して洋上博物館に改装され、現在はクロンシュタットで展示されています。
[ロシア海軍バルト艦隊の駆逐艦ベスパコーイヌイはクロンシュタットで記念艦として展示される]
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ロシア海軍北方艦隊のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルグはサンクトペテルブルク市でオーバーホールを行なう

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『タス通信』より
2023年3月27日9時46分配信
【情報筋は潜水艦「サンクトペテルブルク」がクロンシュタットで修理を待っていると述べた】
モスクワ、3月27日/タス通信

北方艦隊プロジェクト677通常動力潜水艦のトップ「サンクトペテルブルク」は、現在クロンシュタットで修理を待っている。
『タス通信』防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

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「潜水艦サンクトペテルブルクは、クロンシュタットで修理を待っています。
おそらく、それ(修理)は『クロンシュタット海洋工場』ではなく、製造工場~『アドミラルティ造船所』で行なわれるでしょう」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

プロジェクト677潜水艦のトップ「サンクトペテルブルク」は、試験運用の後、2021年9月に北方艦隊の戦闘編制へ加わった。
更なる2隻の同プロジェクト潜水艦の契約が国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2019』で締結された。
ロシア海軍への引き渡し時期は何度も延期されてきた。



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ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦となるプロジェクト677「ラーダ」の1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は、サンクトペテルブルク市『アドミラルティ造船所』で1997年12月26日に起工され、2004年10月28日に進水し、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。

その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]


一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
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[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けました。
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[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]

2016年11月17日にはバレンツ海から有翼ミサイルを発射しました。
ミサイルの種類は明らかにされていませんが、「カリブル」の対艦攻撃型でしょう。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]

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2020年4月初頭、「サンクトペテルブルク」ポリャールヌイを出航してクロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは近代化改装の為にクロンシュタットへ向かった]

4月14日にバルト海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバルト海へ入った]

2020年4月20日にレニングラード海軍基地(クロンシュタット軍港)へ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはクロンシュタットへ到着した]

その後、「サンクトペテルブルク」は、『クロンシュタット海洋工場』で近代化改装(改良された2番艦以降と同レベルにする)が行なわれました。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは近代化改装を行なう]

「サンクトペテルブルク」の試験運用は2021年9月中旬までに完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年9月21日12時27分配信
【「ラーダ」型潜水艦のトップの試験運用は完了した】


近代化改装を終えて復帰した「サンクトペテルブルク」は、2022年1月下旬から始まったロシア海軍世界規模演習へ参加する北方艦隊艦船部隊(「マルシャル・ウスチーノフ」部隊)と共に地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2022年2月に地中海東部で実施された北方艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊の艦船部隊の合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルグは初めて地中海東部へ派遣された]

2022年春にバルト海へ戻りました。

『アドミラルティ造船所』岸壁の「サンクトペテルブルク」
(2022年6月3日)
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7月31日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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2023年3月末の時点で「サンクトペテルブルク」クロンシュタット軍港に居ますが、今後は『アドミラルティ造船所』でオーバーホールが行なわれます。
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ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は日本海で実弾射撃訓練を実施した

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『インテルファクス』極東ニュースより
2023年3月27日8時11分配信
【太平洋艦隊のコルベットは日本海エリアで砲射撃を実施した】
ウラジオストク、3月27日、インテルファクス極東

太平洋艦隊コルベット「グロームキー」は、艦隊の戦闘訓練計画に沿った任務の遂行中、日本海の海上射爆場で砲射撃を実施した。
月曜日に太平洋艦隊広報サービスは発表した。

海上への出航の枠組みでコルベット艦載砲装置A-190から仮想敵艦を模した海上盾船への射撃を実施した。
要員は艦の対機雷防護の任務へ取り組み、大口径機関砲から浮遊海上機雷模型を破壊した。

砲射撃中にコルベットの電波技術戦闘部門は砲術班と連携し、近接防御線でパッシブ妨害複合体による欺瞞目標の設置を行なった。

更にコルベット「グロームキー」の乗組員は、無防備の泊地へ停泊中の艦の保護と防衛の任務へ取り組んだ。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で2012年4月20日に起工され、2017年7月28日に進水し、2018年12月25日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後はウラジオストク周辺で乗組員の慣熟訓練を行ないました。


2019年6月21日にはピョートル大帝湾小型対潜艦「コレーツ」、「メチェーリ」と共に対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"グロームキー"と小型対潜艦2隻はピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]

2019年6月25日にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空砲撃、AK-630M 30mm6銃身機関砲による機雷掃討訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"グロームキー"は日本海で砲撃訓練を行なった]

2019年8月末、同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」(2017年7月20日就役)を含む他の太平洋艦隊の艦船と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はオホーツク海で演習を行なった]

2019年8月29日にカムチャツカ半島の軍港(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はカムチャツカ半島へ到着した]

2019年9月初頭には他の艦と共にオホーツク海対艦ミサイルの迎撃演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]

2019年9月3日と4日には太平洋側(つまりクリル諸島の南側の海域)へ移動して対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は太平洋上で対潜戦闘訓練を行なった]

2019年9月5日にはカムチャツカ沖で海上標的への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]

2019年9月7日夜~9月8日未明には、アヴァチンスキー湾に停泊中、水中工作部隊の襲撃を撃退する訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦2隻とコルベット2隻はカムチャツカ沖で水中工作部隊の撃退訓練を行なった]

その後オホーツク海に留まり、2019年10月中旬に実施されたロシア連邦軍戦略部隊演習『グロム-2019』において、オホーツク海から弾道ミサイルを発射した戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「リャザン」のサポートに回りました。。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]

「グロームキー」は、他の艦船と共に2019年10月末にウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船はオホーツク海での演習を終えて母港へ戻る]


2020年3月7日、同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共にウラジオストク付近で潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はウラジオストク沖で潜水艦捜索訓練を行なった]

2020年3月19日と20日にもピョートル大帝湾で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はピョートル大帝湾で演習を行なった]

2020年4月1日、同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共にウラジオストクから遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海へ出発した]

2020年4月3日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入った後、太平洋に留まり、演習を行なっていました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は太平洋上で対テロ訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻の艦船は洋上で『太平洋艦隊の日』を迎えた]

2020年6月17日には沖縄本島宮古島の間を通過して東シナ海へ入り、その後、対馬海峡を通過して日本海へ入り、6月20日にウラジオストクへ帰投しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』ウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。


2020年8月15日までに太平洋艦隊所属艦船と共にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]

太平洋艦隊艦船部隊は、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沿岸で演習を行ないました。
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2020年8月26日、同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共にチュクチ沿岸のアナドイル湾で海上目標(海上曳航盾船)への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はベーリング海北部で砲撃訓練を行なった]

2隻のコルベットベーリング海峡を超えてチュクチ海へ入り、2020年8月29日には同海域で沿岸の地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はチュクチ海で艦砲射撃訓練を行なった]

ベーリング海演習は2020年8月31日に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のベーリング海演習は完了した]

2020年9月14日に宗谷海峡を西進して日本海へ入り、9月16日にウラジオストクへ帰投しました。
[ベーリング海演習(『大洋の盾-2020』)へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]


2020年10月中旬にはヘリコプターの夜間発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"は艦載ヘリコプターの夜間発着艦訓練を行なった]


2021年3月10日にはプロジェクト12411ロケット艇2隻と共にピョートル大帝湾へ出航し、砲撃訓練を行ないました。
この他、艦上ヘリコプターKa-27の着艦訓練も行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"はピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

3月26日にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"はピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった]

2021年4月22日にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"、コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"、"グロームキー"はピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

2021年4月24日には日本海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はピョートル大帝湾で対潜演習を実施した]

2021年5月1日に他の太平洋艦隊主力水上艦と共にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート マルシャル・シャーポシニコフ、コルベット ソヴェルシェーンヌイ、グロームキー、大型海洋給油船ボリス・ブトマは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

2021年5月末にはフィリピン海で同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共に砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット ソヴェルシェーンヌイとグロームキーはフィリピン海で砲撃訓練を実施した]

2021年6月に太平洋中央部で行なわれた太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。

[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]

2021年7月8日にウラジオストクへ帰投しました。
[太平洋中央部(ハワイ諸島海域)の演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]

2021年8月中旬には同型艦「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(2020年12月25日就役)と共にピョートル大帝湾で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット3隻はピョートル大帝湾で演習を実施した]

2021年8月31日に日本海で対空ミサイルの発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は日本海で高射ミサイル"リドゥート"を発射した]

2021年10月初頭に日本海で戦闘訓練を行ない、小型ロケット艦「ラズリーフ」が発射した対艦ミサイル高射ミサイル「リドゥート」で撃墜しました。


2021年10月中旬に日本海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2021』へ参加しました。

[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

2021年12月中旬にフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」新型対潜ミサイルの発射試験を日本海で行なった際、その支援任務に従事しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"のミサイル発射支援任務に従事した大型対潜艦アドミラル・トリブツ、コルベット・グロームキー、ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフはウラジオストクへ帰投した]


2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で演習を行なう為、2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]


2月7日にはオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]

2月中旬にオホーツク海で各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」と「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はオホーツク海で海上戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」と「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はオホーツク海で対艦ミサイルを撃墜した]

2月下旬にはペトロパヴロフスク・カムチャツキー港の対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はペトロパヴロフスク・カムチャツキー港で基地防空訓練を実施した]

3月初頭にはカムチャツカ沖で沿岸への艦砲射撃演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット4隻はカムチャツカ半島沿岸で艦砲射撃演習を実施した]

その後、他の太平洋艦隊の艦船と共に太平洋を南下して津軽海峡を通過、日本海へ入った後、3月14日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]




2022年5月20日、他の太平洋艦隊の主力水上艦と共にウラジオストクを出航しました。
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5月末に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。

その後はオホーツク海太平洋(日本列島の東方沖)で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の太平洋演習(2022年6月上旬)]

6月21日に対馬海峡を北上して日本海へ入り、6月23日にウラジオストクへ帰投しました。

[2022年6月上旬の太平洋演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はウラジオストクへ帰投した]

6月30日、同型のコルベット2隻及び大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」と共にウラジオストクで対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット3隻と大型対潜艦はウラジオストクで対空戦闘訓練を実施した]

7月11日には沿海地方太平洋艦隊の基地の1つで対空防衛訓練を行ないました。
何処の基地なのかは明らかにされていませんが、ウラジオストクならば明言されている筈ですから、おそらくは閉鎖行政地域フォキノでしょう。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は対空防衛訓練を実施した]


8月4日、「グロームキー」中国青島基地及び黄海で開催される国際海軍競技会『海洋杯-2022』(ロシア海軍、中国海軍、ベトナム海軍が参加)へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は中国の青島で中国海軍及びベトナム海軍と共に国際海軍競技会『海洋杯-2022』へ参加する]

8月11日に日本海で対艦砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は日本海で対艦砲撃戦闘訓練を実施した]

8月12日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年8月12日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

8月15日に中国青島(チンタオ)海軍基地へ到着しました。
[国際海軍競技会『海洋杯』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は中国の青島へ到着した]

黄海で行なわれた国際海軍競技会『海洋杯-2022』へ参加しました。
新華社通信(ロシア語版)より
2022年8月21日20時16分配信
【青島で国際軍試合の枠組みでの競技会『海洋杯』が完了した】

その後に中国を去り、8月21日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は対馬海峡を通過して日本海へ入った]

8月24日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は中国の青島で国際海軍競技会『海洋杯-2022』へ参加した後にウラジオストクへ帰投した]

2022年10月12日には日本海で実弾射撃演習を行なう為、同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」及び「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」と共にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は日本海で実弾射撃演習を実施する]

3隻のコルベット日本海で対水上・対空射撃演習を行なった後、10月15日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は日本海での実弾射撃演習を完了し、ウラジオストクへ帰投した]


2023年3月27日に日本海で実弾射撃訓練を行ないました。