ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはフィンランド湾で洋上訓練を開始した
- カテゴリ:ロシアの水上艦

『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2023年6月9日15時39分配信
【バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」は錬成任務へ着手した】
第2錬成任務の要素(海上における単艦での意図された行動)は、バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」の乗組員によりフィンランド湾で実施された。
6月9日に西方軍管区広報サービスはロシア国防省の公式インターネットポータルで発表した。
海上への出航に先立ち、船員は駐留所で特殊錬成任務K-1の様々な活動へ参加した。
基地における航行の為の艦の準備、戦闘及び日常活動の組織化へ取り組んだ。
海上で乗組員は、ダメージコントロール、そして更に無防備の泊地へ停泊中の対破壊工作防衛の艦内演習及び訓練を実施する。
練習艦の乗組員は更に、模擬海上および空中目標への実際の砲射撃を行なう。
バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」には、特殊クラス及び航海士を含む訓練複合体が作成された事が注目される。
艦はは天文学甲板、艦のダメージコントロール区画、6本オール漕ぎボートを有する。
同時に300名までの将来の航海士、機関士、操縦士が「ペレコプ」で海上実習を行なえる。
2016年の練習艦「ペレコプ」の修理中、ロシア国防省の第51艦船修理中央設計-技術研究所の専門家は、航海士クラスの更新と自動化、練習用シミュレーター、無電池電話の導入を含め、一連の様々な技術的解決策を開発し、導入した事が想い起こされる。
設備の更新には、ロシアの企業『海上技術』、『クリゾ』、『フォルス・テクノロジー』、『特殊船舶修理』、『計器科学研究所』が参加した。

プロジェクト887練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドのグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。
現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。
「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアのヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)
復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャのピレウス、9月にはポルトガルのリスボンを訪れました。
2018年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海や黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)まで行き、更には北極海を横断しました。
(2018年3月1日出航、同年11月14日帰港)

[練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2018年3月-11月)]
2019年の遠洋実習航海では、先ず地中海へ行った後、大西洋へ戻って北極海を横断して極東へ行き、その後、インド洋を通過して再び地中海へ入りました。
(2019年7月5日出航、同年12月30日帰港)
[2019年度の練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2019年7月-12月)]
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