ロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)4隻が近代化改装され、72基の巡航ミサイルを搭載する

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『イズベスチヤ』より
2017年3月28日0時1分配信
【「棒パン」は汎用武器を得る】

プロジェクト「アンテイ」潜水艦は、同時に地上、水中、水上の敵を破壊できるようになる。
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プロジェクト949「アンテイ」型打撃原子力潜水艦は、敵の艦船グループを破壊するのみならず、沿岸目標へ大規模なミサイル打撃を与える事が可能になる。
その威力から「空母キラー」と仇名される原子力潜水艦は、高度な近代化の際に汎用発射装置を得る。
それは、新たなミサイル~有翼の「カリブル」と超音速の「オーニクス」の発射を保障する。

(ロシア)海軍総司令部が『イズベスチヤ』へ話したように、「アンテイ」の再装備の決定は既に採択されている。
(ロシア)海軍に在籍する8隻のプロジェクト949A原子力潜水艦の内の4隻が今年から近代化を開始する。
作業は、ボリショイ・カーメニ湾に位置する極東工場『ズヴェズダー』で実行される。

潜水艦の側面に配置された超音速対艦有翼ミサイル「グラニート」(NATO分類SS-N-19シップレック-「難破船」)発射装置は、汎用発射装置に換装される。
このような換装の技術は非常に簡単なものである。
原子力潜水艦対艦ミサイル「グラニート」発射装置を利用し、3基の新たな汎用発射装置を挿入する。
これは、艦の弾数の増加を可能にするのみならず、2つのタイプのミサイルを同時に使用できるようになる。
近代化される「アンテイ」の総弾数は24基から72基に増加する。

プロジェクト949潜水艦は、世界の大洋へのアメリカ航空母艦連合部隊の展開への回答としてソヴィエト社会主義共和国連邦が作成した。
1隻の「アンテイ」は24基の「グラニート」を発射し、700kmまでの距離で目標艦隊を沈める事が出来る。
潜水艦は、敵潜水艦の狩猟からの独自の防衛を可能にする充分に強力な魚雷兵装を有している。
潜水艦の特徴的な外見は、軍事船員から「棒パン」の愛称を得た。

プロジェクト941「アクラ」潜水艦(NATO分類-タイフーン)の後の「アンテイ」は、世界最大の原子力潜水艦である。
その全長は150メートルを超え、「棒パン」の排水量は24000トンになる。
比較の為に、アメリカ原子力潜水艦「ロサンゼルス」型の数値は109メートルと7000トンである。

軍事科学アカデミー教授ワジム・コジュリンは、シリア作戦は、高精度兵器の使用の可能性を示したと『イズベスチヤ』へ話した。
初めてロシア海軍は、敵の砲火の応戦が届かない状態を保ち、大きな行動半径の有翼ミサイルを複合的に使用した。

「ロケット潜水艦プロジェクト949の近代化について話しますと、これは、我々の軍が、アメリカの原子力潜水艦オハイオ型の同類の作成を考えている事を示しています」
ワジム・コジュリン
は話した。
「オハイオ-これは戦略水中ロケット艦です。
しかしながら、このプロジェクトの潜水艦の一部は、特別な近代化を行ないました。
今、それは有翼ミサイルBGM-109トマホークを発射できます。
各艦は、154基までの有翼ミサイルを搭載できます。
我々は、その2分の1です。
しかし、敵の艦隊と沿岸インフラに全て等しく重大な損害を与えます」


ミサイル「カリブル」は、シリアの対テロリスト作戦中に初めて示された。
その助力を得てカスピ小艦隊は一度ならず「イスラム国」(ロシアでは非合法)のテロリスト目標を距離2500kmで成功裏に撃破した。
更に2015年11月、地中海エリアから黒海艦隊ディーゼル潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、過激派のポジションへ「カリブル」を「撃った」



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現在、沿海地方ボリショイ・カーメニ市に在る極東工場『ズヴェズダー』では、プロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII)の近代化改装が行なわれています。
[オスカーII級ミサイル原潜は「オーニクス」と「カリブル」を装備する]
[太平洋艦隊のオスカーII級原潜3隻は2020年までに近代化される]

現在までに太平洋艦隊の2隻の949A「イルクーツク」「チェリャビンスク」『ズヴェズダー』へ回航され、近代化改装工事が進められています。
[沿海地方のボリショイ・カーメニでロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)の近代化改装が行なわれている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦イルクーツクは汎用ミサイル発射機を装備する]
[オスカーII級原潜イルクーツクは高度な近代化を実施する]
[ロシア太平洋艦隊の3隻の原潜は近代化改装の為に移送された]

近代化される949Aは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」の両方を運用できる汎用ミサイル発射機を装備しますが、将来的には、この汎用発射機から極超音速ミサイル「ツィルコン」も発射できるようになります。
[ロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)は近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備する]


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現在、ロシア海軍には、合計で8隻のプロジェクト949Aが在籍していますが(北方艦隊に3隻、太平洋艦隊に5隻)、有翼ミサイル発射機を換装する大規模な近代化改装が行なわれるのは、この内の半分~4隻に留まるようです。

近代化改装は極東工場『ズヴェズダー』でのみ行なわれるようですから、近代化される4隻の949Aは全て太平洋艦隊所属艦となる可能性が高いでしょう。
(北方艦隊所属の3隻は、寿命延長近代化改装は行なっている)

プロジェクト949Aは24基の「グラニート」発射機を装備していますが、これに代わり、3連装のオーニクス/カリブル汎用発射機が装備され、合計で72基の有翼ミサイルを搭載可能となります。
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ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で防空戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年3月28日8時33分配信
【太平洋艦隊の艦の乗組員は仮想敵の空中攻撃手段からの攻撃を撃退する任務へ成功裏に取り組んだ】

太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」で構成される太平洋艦隊打撃艦グループは、仮想敵の空中攻撃手段の大規模な攻撃を撃退する複合任務へ取り組んだ。

艦上電波位置特定探知手段は、2つの空中目標群を捕捉、追尾した。
仮想敵の役割は、艦隊海軍航空隊超音速迎撃戦闘機MiG-31対潜ヘリコプターKa-27が演じ、高速及び低空の空中目標をシミュレートした。

電波電子戦闘手段を活性化させ、アクティブ及びパッシブ妨害を行なった。
目標が射撃実施防御線へ接近した時、の乗組員は電子ミサイル発射を実行し、仮想敵航空機は破壊された。

艦隊海軍航空隊との演習を完了した後、艦は、小型対潜艦「ウスチ・イリムスク」艦上から射出されたミサイル標的「サマン」に対する実地ミサイル-砲射撃を同時に実行した。
戦闘活動の実施中、全ての割り当てられた目標は成功裏に撃破された。



ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011、1990年2月28日就役)は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月初頭には地中海東部へ入り、シリア沖へ展開しました。

2016年6月には極東へ戻り、オホーツク海の演習へ参加した後、7月18日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは長期航海を終えてウラジオストクへ帰港した]

その後はウラジオストクで整備が行なわれていたようであり、2017年2月7日に戦闘訓練の為、出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは海上戦闘訓練の為に出航した]

2月9日に対空戦闘訓練を行ないました。
この時、東方軍管区(おそらくは沿海地方第22戦闘機航空連隊)所属の戦闘機Su-35Sが仮想敵役を務めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦闘機Su-35と対空戦闘訓練を行なった]

2月13日にはピョートル大帝湾で対地、対艦、対空砲撃訓練を実施しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

その後、「ワリャーグ」は一旦ウラジオストクへ帰港したようですが、3月6日に太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ提督や太平洋艦隊司令部要員を乗せて再び訓練のために出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは太平洋艦隊司令官の座乗の下に海上での訓練を行なう]


太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」(715、1989年10月28日就役)は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した]

3月9日に再び出航して日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で砲撃訓練を行なった]


2017年3月初頭までは別々に海上訓練を行なっていた「ワリャーグ」「ブイストルイ」でしたが、3月18日には一緒に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]
戦闘訓練にはソヴィエツカヤ・ガヴァニ近郊のカーメニ・ルチェイ基地に駐留する海軍航空隊対潜哨戒機Tu-142M3も参加し、更に、太平洋艦隊所属のプロジェクト877潜水艦(キロ級)が「敵役」を務めました。

3月28日にも「ワリャーグ」「ブイストルイ」は一緒に出航し、今度は各種防空戦闘訓練を実施しました。

戦闘訓練には太平洋艦隊海軍航空隊所属の迎撃戦闘機MiG-31対潜ヘリコプターKa-27PLも「空中標的」として参加しました。

MiG-31カムチャツカ半島エリゾヴォ基地に駐留していますが、3月10日に一部のMiG-31エリゾヴォから沿海地方ツェントラーリナヤ・ウグロヴァーヤ基地(ロシア航空宇宙軍戦闘機Su-35が駐留)へ移動しています。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年3月10日10時31分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊の戦闘機MiG-31編隊はカムチャツカから沿海地方への長距離飛行を行なった】

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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ツェントラーリナヤ・ウグロヴァーヤ基地
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今回の演習へ参加したのは、ツェントラーリナヤ・ウグロヴァーヤ基地へ移動していたMiG-31でしょう。
ただ、本当にMiG-31Ka-27PLを撃墜するわけにはいかないので、高射ミサイルは模擬発射だったようです。


更に「ワリャーグ」「ブイストルイ」は、小型対潜艦「ウスチ・イリムスク」(362)から発射されたミサイル標的「サマン」を撃墜しました。
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ミサイル標的「サマン」は、高射ミサイル「オサー-MA」をベースにした標的用ミサイルです。
こちらは、高射ミサイル機関砲の実弾射撃により撃墜したようです。
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ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは再び地中海東部(シリア沖)へ派遣された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年3月27日10時48分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として加わった】

黒海艦隊海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員としての任務遂行に着手した。

戦力の計画ローテーションに基づき、「ワレンチン・ピクリ」は、その乗組員が2017年1月からグループの一員として任務を遂行していた海洋掃海艦「コヴロヴェツ」と交代する。

[参照]
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」
は、プロジェクト266ME対機雷艦である。

排水量873トン。

寸法:全長61メートル、幅10.2メートル、吃水5.8メートル。

最大速力:16ノット。

兵装:6連装30mm砲AK-306×2基、反応爆雷RBU-1200×2基、掃海具



【海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」】

プロジェクト266ME海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、元々はインド海軍向けとして1990年にレニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で起工されましたが、その後、インドが発注をキャンセルした為にロシア海軍へ引き取られる事になり、2000年5月30日に進水し、2002年1月20日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

2002年6月~7月、「ワレンチン・ピクリ」ノヴォロシースクへ回航され、黒海艦隊へ編入されました。


就役以来、一度も黒海から出た事のない「ワレンチン・ピクリ」でしたが、2016年5月12日-13日頃にノヴォロシースクを出航し、5月14日にボスポラス海峡を南下しました。
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2016年5月17日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリはシリア沖に到着した]

「ワレンチン・ピクリ」は、2016年8月17日にボスポラス海峡を北上してセヴァストーポリへ帰港しました。


それから7ヶ月ほど経過した2017年3月24日、「ワレンチン・ピクリ」ボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
ノヴォロシースクを出航したのは3月22日頃でしょう。

そして3月27日までにシリア沖へ到着しました。

「ワレンチン・ピクリ」は、2017年1月上旬からシリア沖へ派遣されていた海洋掃海艦「コヴロヴェツ」と交代します。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツは再びシリア沖へ派遣された]


ロシア海軍は、交代で掃海艦1隻を常にシリア沖へ展開させています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


この他、現在、地中海東部には、黒海艦隊警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、偵察艦「キルディン」、そして貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)大型揚陸艦「ヤーマル」などが派遣されています。
(大型揚陸艦「ヤーマル」は3月25日にボスポラス海峡を南下)
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは地中海へ入った]
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦キルディンはシリア沖へ行く]

この他、バルト艦隊工作船PM-82地中海東部へ向かいます。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は2017年3月に地中海東部(シリア沖)へ向かう]

北方艦隊の大型揚陸艦ゲオルギー・ポベドノーセッツはシリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)を終えて帰路に就いた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年3月25日14時35分配信
【大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は地中海での任務遂行を完了して大西洋へ出た】

北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、地中海ロシア海軍作戦連合部隊の一員としての任務遂行を完了してジブラルタル海峡への移動を行ない、大西洋へ出た。

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は2016年5月から地中海で任務を遂行し、黒海ロシア港へ寄港した。

遠距離航海中に大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は44000海里以上を航行した。

近い内に艦の乗組員は、基礎駐留地セヴェロモルスク市への移動計画に沿って大西洋での任務遂行を継続する。



北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(016)は、2016年5月に地中海へ派遣されました。

今回の北方艦隊広報部発表では「地中海での任務」の具体的な内容には全く触れられていませんが、黒海沿岸シリアを往航する貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)です。

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は2016年5月28日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。

以後、ボスポラス海峡を通過(南下・北上)して黒海地中海を往復し、シリアタルトゥースへ貨物を運びました。
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[2016年]
・6月11日南下/6月23日北上
・7月1日南下/7月中旬北上
・7月20日南下/7月28日北上
・8月6日南下/8月15日北上
・9月1日南下/9月13日北上
・9月24日南下/10月3日北上
・10月11日南下/10月18日北上
・10月29日南下/11月8日北上
・11月16日南下/11月26日北上
・12月4日南下/12月14日北上

[2017年]
・2月6日南下/2月16日北上


大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」は、計11回の輸送任務を遂行しました。

2017年3月2日にボスポラス海峡を南下して地中海へ出た後、西へ向かい、母港セヴェロモルスクへの帰路に就きました。

そして3月25日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。

これまで地中海には、シリア輸送任務の為、北方艦隊大型揚陸艦1隻が交代で派遣されてきましたが、現在の所、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」に代わる大型揚陸艦は派遣されていないようです。


現在、地中海東部には、黒海艦隊警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、偵察艦「キルディン」、海洋掃海艦「コヴロヴェツ」、バルト艦隊大型揚陸艦「コロリョーフ」などが派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは地中海へ入った]
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリアへ貨物を運ぶ]
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦キルディンはシリア沖へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦コヴロヴェツは再びシリア沖へ派遣された]

この他、バルト艦隊工作船PM-82地中海東部へ向かいます。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は2017年3月に地中海東部(シリア沖)へ向かう]

ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はナミビアを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年3月25日15時28分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はナミビアへ到着した】

本日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」、中型海洋給油船「ドゥブナ」で構成される北方艦隊艦船支隊は、ナミビアの主要港ウォルビス・ベイへの業務寄港を行なった。

行事プログラムでは、この南部アフリカの国のロシア連邦大使館の代表との一連の儀礼行事、艦の司令部の(ナミビア)海軍司令部、ナミビア国防省の代表、市庁と港湾長への表敬訪問が提供される。

明日、北方艦隊将兵ナミビア船員は、バレーボール綱引きのスポーツ競技へ参加する。

ウォルビス・ベイ大型対潜艦「セヴェロモルスク」へ、ナミビア軍司令部、海軍歩兵軍団、海軍学校の生徒の代表、更には同市の住民とロシア大使館員の訪問が計画されている。

ナミビアへの滞在中、ロシア船員ウォルビス・ベイ市スワコプムント市の観光名所を見学し、郷土博物館、国立水族館、自然保護区「第7砂丘」を訪れる。
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この為に、受け入れ側は複数のバス旅行を企画している。

北方艦隊艦船支隊ナミビアへの業務寄港は、遠距離航海中のアフリカ大陸国家への第5の訪問である。
以前、ロシア船員セーシェル諸島、タンザニア、モザンビーク、南アフリカを訪問した。



[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-)]

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北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」(1988年1月24日就役)は、2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空打撃艦グループの一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

航空打撃艦グループは、2016年10月21日にラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフ部隊はラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

10月25日にジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました。

11月9日、地中海東部において大型対潜艦「セヴェロモルスク」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見しました。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

航空打撃艦グループは11月12日までにシリア沖へ到着しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(艦上戦闘機Su-33)は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]

航空打撃艦グループは、2017年の新年を地中海で迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の空母アドミラル・クズネツォフは地中海で新年(2017年)を迎える]

シリアでは、ロシアトルコ主導による停戦が成立し(2016年12月30日から発効)、国連安全保障理事会も、これを支持しています。

これを受け、航空打撃艦グループは、2017年1月6日以降にシリア沖を離れる事になりました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはシリア沖を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ航空隊は1252のシリアのテロリスト施設を破壊した]

しかし、「セヴェロモルスク」給油船「ドゥブナ」、救助曳船「アラタウ」は帰路には就かず、航空打撃艦グループと別れ、その後も地中海東部へ留まっていました。

「セヴェロモルスク」は2017年1月27日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、2017年2月7日に出航しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアラビア海の国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加する]

2月9日にパキスタンカラチ港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはパキスタンを訪れた]

北方艦隊艦船支隊は、2月10日から14日にパキスタン沖で実施される国際海軍演習『AMAN-2017』へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊が参加する国際海軍演習『AMAN-2017』はパキスタンで始まった]

北方艦隊艦船支隊(指揮官:スタニスラフ・ヴァリク1等海佐)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アラタウ」


【演習『AMAN-2017』公式サイト】

2月13日と14日には海上での実地演習(アクティブフェーズ)が実施されました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊が参加する国際海軍演習『AMAN-2017』の海上での実地段階が始まった]

北方艦隊艦船支隊は演習終了後にパキスタンを去り、インド洋を南下しました。

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その後、北方艦隊支隊赤道を越え、古くからの船乗りの伝統行事である「赤道祭」が開催されました。
「セヴェロモルスク」にとっては、就役以来初めての「赤道祭」となりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はインド洋で赤道祭を準備する]

赤道を越えた北方艦隊艦船支隊は、2月28日にセーシェル諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは赤道を越えてセーシェル諸島を訪れた]
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3月1日、北方艦隊艦船支隊の3隻はセーシェル諸島の首都ヴィクトリア港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はセーシェル諸島のヴィクトリア港へ入港した]
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北方艦隊艦船支隊は、3月4日にヴィクトリア港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はセーシェル諸島を去った]

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北方艦隊艦船支隊は西へ向かい、タンザニアダルエスサラーム港を訪れ、3月10日夕方に出航しました。

北方艦隊艦船支隊タンザニアを去った後、3月18日に隣国のモザンビークペンバ(ポルト・アメリア)を訪れました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はモザンビークを訪問した]

その後、北方艦隊艦船支隊アフリカ大陸を南下し、喜望峰沖を西へ進み、3月20日に南アフリカ共和国へ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は南アフリカ共和国を訪問した]

南アフリカ共和国訪問を終えた北方艦隊艦船支隊アフリカ大陸大西洋側を北上し、3月25日にナミビアウォルビス・ベイへ到着しました。
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