ロシア海軍の重航空巡洋艦(空母)アドミラル・クズネツォフは2016年10月中旬にシリア沖へ向かう?

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年9月27日14時21分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は10月中旬に地中海東部への遠距離航海へ向かう-情報筋】
サンクトペテルブルク、9月27日、インタファクス-AVN

北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、10月中旬にシリア沖への遠距離航海へ向かう事になるだろう。
火曜日、『インタファクス-AVN』は消息筋より伝えられた。

「航空打撃グループの遠距離航海への出発は、10月15日から20日の間に実行されます」
対談者は話した。

彼によると、航空母艦は月曜日に第35艦船修理工場(『統合造船業営団』に含まれている艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所)の水域を去り、バレンツ海へ出てキルディン島付近に居る。
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「現時点において、同艦は、航空団を含め、弾薬を完全に受け取っています」
情報提供者は指摘した。

今後数日の間に、同艦は物資(水、燃料、食料)を補充する為、セヴェロモルスクへ戻る事になるだろう。
それは、少なくとも10日間が必要になる。

航空母艦は8月12日から第35艦船修理工場に在り、1ヶ月以上に渡り、メンテナンス及び技術的準備状態回復の第2段階を実行した。

9月21日、ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、軍当局がシリア沖への航空母艦の派遣を計画していると発表した。

以前、「アドミラル・クズネツォフ」は数度に渡り地中海東部で任務を遂行した。

伝えられるところによれば、4~5ヶ月間に渡って続く航海で、航空母艦は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船を伴う。

最近まで第35艦船修理工場(『統合造船業営団』の構成に含まれている艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所)でメンテナンス及び技術的準備状態の回復の第1段階が実施されていた航空母艦は、その後、北方艦隊海軍航空隊第279独立艦上戦闘機航空連隊及び最近に編成された第100独立艦上戦闘機航空連隊の艦上飛行士の訓練を支援した。

第279独立艦上戦闘機航空連隊の航空機は、サキ航空隊地上試験訓練複合体「ニートカ」での訓練を実施した後、7月初頭に航空母艦へ到着した。

現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊の航空機は、同連隊の航空機の大部分がエイスク(クラスノダール地方)に建設されている新たな複合体ニートカに滞在している為、航空母艦の遠距離航海への参加及び飛行士の航空母艦での飛行訓練の完全なサイクルに関しては完全に明瞭では無い。

公式データによると、この複合体は今年末までに飛行訓練の為の技術的準備が整う。
一方、クリミア複合体ニートカは再び休止する。

公式データによると、サキ複合体ニートカでは、民間の試験飛行士、更には第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士を含む計7名のMiG-29KR飛行士が飛行訓練を行なっていた。

第100独立艦上戦闘機航空連隊の軍備は、生産組合『ミグ』により開発された新たな戦闘機MiG-29KRとMiG-29KUBRであり、第279独立艦上戦闘機航空連隊の軍備は航空機Su-33Su-25UTGである。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海(北東大西洋へ2回、地中海へ5回)を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2016年前半はムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホール(技術的準備状態の回復)が行なわれ、6月下旬からバレンツ海で訓練を開始し、7月1日以降は艦載機の飛行訓練も行われています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]

7月31日の「ロシア海軍の日」には、セヴェロモルスクの観艦式へ参加しました。
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「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されており、現在、その為の準備が進められています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征の準備を行なっている]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの地中海遠征は約4ヶ月間に渡る]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月20日よりも前に地中海へ向かうかもしれない]

地中海東部へ進出した「アドミラル・クズネツォフ」は、シリア領内のISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加します。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月から2017年1月までISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加する]


「アドミラル・クズネツォフ」の為の新たな艦上戦闘機MiG-29KR/MiG-29KUBR(註:インド海軍向けのMiG-29K/MiG-29KUBと区別する為、ロシア海軍向けの機体に対して非公式に用いられている呼称。R「ロシア」の頭文字)は2015年末までに契約分全機(24機)が納入され、2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

第100独立艦上戦闘機航空連隊は、2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
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「アドミラル・クズネツォフ」には、艦上戦闘機MiG-29KR/MiG-29KUBRを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されます。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]

2016年8月8日、第100独立艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機MiG-29KRが初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

この他、艦上攻撃ヘリコプターKa-52K「カトラン」「アドミラル・クズネツォフ」に搭載されます。
Ka-52Kの発着試験も既に行なわれています。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは空母アドミラル・クズネツォフへ搭載される]

一方、「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」艦上戦闘機Su-33にも地上攻撃能力が付与されます。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]



「アドミラル・クズネツォフ」は8月12日にムルマンスク第35艦船修理工場へ戻り、オーバーホール(技術的準備状態の回復)及び部分的な近代化改装作業の第2段階(MiG-29KR/MiG-29KUBRを運用できるようにする為の改修)が実施されます。
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この作業は2016年9月末までの完了が予定されています。。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフのオーバーホールは2016年9月末に完了する]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年9月末に新型艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の改修を終える]

その後(2016年10月上旬頃)、「アドミラル・クズネツォフ」は、シリア沖へ向かう前に、バレンツ海「新たな艦載システム」~上記の新たな慣性航法システムなど~の動作点検を行ないます。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフはシリア沖へ向かう前に新型艦載システムの試験を行なう]

9月21日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、「アドミラル・クズネツォフ」地中海東部へ派遣する計画が有る事を初めて公式に認めました。
[ロシア国防省(ロシア海軍)は重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの地中海派遣を計画している]


そして今回、ロシア海軍の消息筋は、「アドミラル・クズネツォフ」は9月26日に第35艦船修理工場を去り、10月15日~20日にシリア沖へ出発すると『インタファクス』へ伝えました。


今年10月以降の地中海遠征から戻った後、2017年から「アドミラル・クズネツォフ」の本格的な近代化改装が始まります。
同艦の近代化改装も、ムルマンスク第35艦船修理工場で実施される事になります。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2017年から近代化改装を開始する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
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ASEAN諸国の国際演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはウラジオストクへ帰港した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年9月26日21時44分配信
【太平洋艦隊の病院船は国際演習を終えてウラジオストクへ到着した】
ウラジオストク、9月26日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊病院船「イルティシュ」は、国際演習『ADMMプラス』の任務を成功裏に果たした後にウラジオストクへ到着した。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

彼は、病院船「イルティシュ」乗組員が、2016年9月1日から11日までタイ王国チョンブリ州及び南シナ海サイアム湾海域において実施された人道へ指向されるASEAN諸国の国際演習へ参加した事を想い起した。

「演習の活動段階において、ロシアの医療・看護チームは、仮想自然災害の後の被災者の援助へ関わりました。
海上病院イルティシュには重傷者を受け入れる為の病室が配置され、医療チームは援助を提供し、海上条件下での活動を実施しました」
マトヴェーエフ
は指摘した。

彼によると、仮想被災者は、艦載ヘリコプターK-27PS及び高速艇により送られた。

「イルティシュにとって、これは、近代化された後の初めての大規模な航海となりました。
海上病院には、新たに最新の医療機器が設置されました」
マトヴェーエフ
は伝えた。



プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、ポーランドシュチェチン造船所で1988年11月25日に起工され、1989年7月6日に進水し、1990年7月31日に竣工し、1990年8月10日にソ連海軍へ就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されました。

2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のオビ級病院船は復帰する]

近代化改装終了後、2016年5月にはクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査へ参加しました。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]

2016年8月18日、ASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加する為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはタイへ向かった]

9月1日にタイバンコクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはASEANの国際演習へ参加する為にタイのバンコクへ到着した]

9月9日には、南シナ海タイ、日本、中国の艦と災害救助の為の合同演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュは南シナ海でタイ、日本、中国の艦と合同演習を行なった]

9月13日にバンコクを出航し、ウラジオストクへの帰路に就きました。

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その後、南シナ海で9月15日から19日まで実施されたロシア海軍中国海軍の合同演習『海洋協同-2016』へ参加した艦船部隊と合流しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュは中国海軍との合同演習『海洋協同-2016』参加部隊と合流した]

そして9月26日にウラジオストクへ帰港しました。

帰路の途中で合流した筈の合同演習『海洋協同-2016』参加部隊については全く触れられていないので、途中で別れたようです。

ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2016年9月26日12時0分配信
【太平洋艦隊へ最新の戦略用途原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」が到着した】

北方艦隊から太平洋艦隊への艦隊間移動を行なった最新の戦略用途原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」(プロジェクト955「ボレイ」)は、本日、常時駐留地点であるヴィリュチンスク(カムチャツカ)へ到着した。

「ウラジーミル・モノマーフ」は、新世代原子力潜水艦の為にカムチャツカへ作成された最新の駐留インフラストラクチュアである桟橋へ停泊した。

潜水艦を出迎えた太平洋艦隊参謀長イーゴリ・オシポフ少将は、北方緯度での遠距離航海任務を成功裏に遂行した後に常時駐留場へ到着した潜水艦乗員を祝福した。

「ウラジーミル・モノマーフ」は、新世代戦略ロケット艦プロジェクト955「ボレイ」の第2の生産艦である。
その建造には、騒音低減のための最新の成果が用いられている。
ロケット艦は、固体燃料大陸間弾道ミサイル複合体「ブラヴァー」で武装している。

潜水艦は、北方艦隊で艦隊間移動の為の試験と訓練の全段階を実施した。



[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

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第4世代プロジェクト955原子力戦略用途水中巡洋艦「ボレイ」の3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水2014年12月10日に竣工、12月19日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

就役前の2014年9月10日に初めて弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射しています。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]

就役後の12月26日にセヴェロドヴィンスクを出航し、北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着した]

以後もガジエヴォに「仮住まい」しながら慣熟訓練を行ない、2015年11月14日夜には弾道ミサイル「ブラヴァー」2発を一斉発射しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略原潜ボレイ級3番艦ウラジーミル・モノマーフは弾道ミサイル"ブラヴァー"を2発同時にカムチャツカ半島へ発射した]

2016年も引き続きバレンツ海で各種訓練を行ないました。

[ロシア海軍最新鋭原子力戦略用途水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフはバレンツ海での訓練を終えて基地へ戻った]

「ウラジーミル・モノマーフ」は、2016年5月末までには戦闘勤務(戦略パトロール任務)へ就く為の準備が整いました。
[ロシア海軍最新鋭原子力戦略用途水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは戦闘準備を整える]

2016年8月15日、「ウラジーミル・モノマーフ」は、北方艦隊基地を去り、カムチャツカの原潜基地ヴィリュチンスクへ向かいました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島へ向かった]
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そして9月26日、ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
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なお、同型艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、1年ほど前の2015年9月30日にヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]


太平洋艦隊には、最終的に4隻の「ボレイ」級戦略原潜が配備され、現在配備されているプロジェクト667BDR(デルタIII級)と交代します。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ4隻の第4世代戦略原潜ボレイ級が配備される]

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは長距離対艦ミサイル"グラニート"を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年9月25日11時21分配信
【北方艦隊の巡洋艦は多種戦力の計画演習の枠組みにおいて仮想敵の艦船グループへミサイルによる打撃を与えた】

北方艦隊の多種戦力の計画演習の最終段階において、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」プロジェクト949A「アンテイ」原子力水中巡洋艦は、海洋配置有翼ミサイルの戦闘訓練射撃を実施した。

この演習エピソードでは、様々なロケット艦グループによる仮想敵艦船グループへのミサイル打撃が提供された。
有翼ミサイル「グラニート」による射撃は、ノヴァヤゼムリャ諸島の海岸線付近へ配置された複雑な位置目標へ行なわれた。
プロジェクト949A「アンテイ」原子力水中巡洋艦は水中位置から射撃を実施した。

予備的結果によると、水上巡洋艦水中巡洋艦からのミサイル射撃は成功裏に実施された。
目標位置への命中は、客観的な観測データにより確認される。

北方艦隊の艦船乗組員の戦闘演習は、必要な安全対策の遵守を綿密に監視して実施された。
バレンツ海ミサイル射撃実行海域は、その前に民間船舶航行が禁止された。
安全保障対策の為、北方艦隊の10隻以上の支援船が、ミサイル射撃海域の境界線の移動巡視ライン上に居た。

北方艦隊の夏季演習期間の計画演習は9月20日・火曜日に始まった。
演習の様々な段階には、12隻の戦闘艦、潜水艦、約10隻の支援船、北方艦隊航空・防空軍が関わる。
演習中に北方艦隊の多種戦力はミサイル、高射、砲射撃を実行した。



北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年11月、バレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは訓練の為にバレンツ海へ出航した]
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]


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2016年9月20日から北方艦隊の大規模演習が始まり、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・ウシャコーフ」バレンツ海へ出航しました。

9月22日には防空演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海の演習で前線爆撃機Su-24と艦上戦闘機Su-33の攻撃を撃退した]

9月23日には、引き続き防空演習と、そしてルイバチー半島沿岸への砲撃訓練が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]

そして9月25日、演習の締めくくりとして、「ピョートル・ヴェリキー」プロジェクト949A「アンテイ」原子力水中巡洋艦(オスカーII級)は、ノヴァヤゼムリャ諸島付近で有翼ミサイル「グラニート」を発射しました。
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[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]


北方艦隊は、毎年9月~10月頃に「グラニート」の実弾発射訓練を行なっています。

2015年9月には、プロジェクト949A「スモレンスク」「ヴォロネジ」「グラニート」を発射しています。
[ロシア海軍北方艦隊のオスカーII級原潜は巡航ミサイルを発射した]

2014年9月には「ヴォロネジ」「グラニート」を発射しています。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で毎年恒例の巡航ミサイル発射訓練を実施した]

2013年10月初頭には、「ピョートル・ヴェリキー」と2隻のプロジェクト949A「グラニート」を発射しています。
[ロシア北方艦隊はバレンツ海で巡航ミサイル発射訓練を実施した]

ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはギリシャへ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2016年9月24日12時3分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はギリシャでフョードル・ウシャコーフ提督の記念日へ参加する】

9月28日から10月2日まで黒海艦隊の最新フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」乗組員は、ギリシャで第15回年次フォーラム『イオニア諸島のロシア週間』の行事へ初めて参加する。
フォーラムは、フョードル・ウシャコーフの記念日の枠組みにおいて開催される。
1799年、ロシア人船員は、有名な提督の指揮下で外国の侵略からコルフ島を解放した。

今日、同艦はセヴァストーポリから長期の地中海航海へ出発した。
この間にコルフ島レフカダ島への業務寄港が行なわれる。
レフカダ黒海艦隊将兵はフョードル・ウシャコーフ提督の胸像の除幕式への参加が計画されている。

式典へ参加する為、ロシア艦には、黒海艦隊の儀礼衛兵隊、軍楽隊と創作アーチストチームが乗っている。

[参照]
「アドミラル・グリゴロヴィチ」
は、ロシア黒海艦隊の為に特別に建造される6隻のプロジェクト11356フリゲートシリーズのトップ艦である。
それは海洋配置有翼ミサイル複合体「カリブル」を搭載している。
1911年から1917年までロシア海軍相を務めたイワン・コンスタンチノヴィチ・グリゴロヴィチ提督に因んで命名された。



ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)プロジェクト11356Rの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2016年3月11日に就役しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

6月9日にセヴァストーポリ基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]

7月13日には黒海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で砲撃訓練を行なう]



そして9月24日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めての地中海航海へと出発しました。

地中海へ出た「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、まず最初にギリシャケルキラ(コルフ)島レフカダ島を訪問します。
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コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。
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これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
【「イオニア諸島のロシア週間」公式サイト】

昨年(2015年)には、黒海艦隊の最古参の警備艦「スメトリーヴイ」ギリシャを訪れ、『イオニア諸島のロシア週間』へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した]