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ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは近代化改装により巡航ミサイル"カリブル"を装備する

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ロシア連邦軍機関紙『クラースナヤ・ズヴェズダー』より
2019年5月20日配信
【太平洋艦隊は「カリブル」で武装する】
ロシア太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将へのインタビュー記事。

この中でアヴァキャンツ提督は、近代化改装中の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」についても話しています。
その部分の抜粋。

アヴァキャンツフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」の乗組員の形成は完了しており、その過程で大型対潜艦の船体は、根本的に新しいプロジェクトにより作成されます。
高度な近代化の後、同艦は、高精度有翼ミサイルの搭載を含め、様々な能力が組み合わされます。
ですが近代化が及ぶのは、兵装だけでは有りません。
ケーブル線の一部、通信、航法を含む艦内システム及び機構の大部分は交換され、艦内室のインテリアは変更されます。
新たな乗組員を集める際、我々はその全てを考慮に入れ、必要な修復を行なっております。
数ヶ月後には艦は『ダーリザヴォード』を去り、航行試験へ出発するでしょう。



プロジェクト1155大型対潜艦の8番艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は、1983年5月25日にカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1984年12月27日に進水し、1985年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
1986年2月2日に太平洋艦隊へ編入され、正式に就役しました。
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1987年10月1日から12月26日まで太平洋艦隊基地への移動航海を行ないました。
この間、モザンビーク、ルアンダ、セーシェル諸島、インド、ベトナムを訪問しました。

1988年7月14日から1989年2月13日までペルシャ湾で行動し、41隻の船を護送しました。
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1990年にはエチオピアからソ連民間人を避難させ、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1990年8月14日から18日まで朝鮮共和国ウォンサン(元山)港を訪問しました。

1990年12月15日から1991年8月30日までペルシャ湾で行動し、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1992年11月から1994年4月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが行なわれました。

2003年4月16日にウラジオストクを出航し、5月にインド洋黒海艦隊の艦船と合同演習を行ない、その後、インドを訪問しました。
[ロシア海軍、インド洋遠征(2003年4~5月):その1・太平洋艦隊のウダロイ級大型対潜艦]

2003年10月にはハワイ真珠湾を訪問しました。
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2004年8月30日から9月30日まで日本を訪問し、9月4日には日本海上自衛隊と捜索救助合同演習を行ないました。

2005年8月には中国青島港を訪問しました。

2006年3月にはグアム島を訪問しています。
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2008年9月15日から17日まで日本海で実弾射撃訓練を行ない、帰投した直後に火災事故が発生しました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災発生 ]

2009年3月に修理を完了し、艦隊へ復帰しました。

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、これまでに3度に渡りアデン湾海賊対処任務へ就いており、1度目は2010年2月24日に出港しています。
[大型対潜艦「シャーポシニコフ元帥」支隊はソマリアへ出発した]

アデン湾到着後の「マルシャル・シャーポシニコフ」艦内で打ち合わせを行なうロシア海軍海賊対処部隊幹部とアメリカ及びシンガポール海軍アデン湾派遣部隊指揮官
(2010年4月8日)
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2010年5月6日、ソマリア海賊に乗っ取られたロシアタンカー「モスクワ大学」を解放しました。
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【ソマリア海賊:露タンカー乗っ取り 翌日に解放】
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『ロシア通信社ノーボスチ』情報グラフィックより。
2012年5月7日配信
【乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」の突入解放作戦】

この時のロシア海軍海賊対処部隊指揮官は、第44対潜艦旅団司令官イリダル・アフメロフ1等海佐でした。
[ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフの華麗な戦歴]

タンカー「モスクワ大学」を乗っ取ろうとしたソマリア海賊は1名が射殺され、10名が拘束されました。
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しかし、拘束された10名も、ボートに乗せられて海上へ放逐され、その後、死亡しました。
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結果的に、「モスクワ大学」を襲撃したソマリア海賊は、11名全てが死亡しました。
[アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される]
「マルシャル・シャーポシニコフ」は2010年6月25日に帰投しました。

2012年4月下旬に黄海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

2012年11月2日から2013年4月21日まで遠距離航海を行ない、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年3月中旬から7月初頭までインド洋への遠距離航海を行ない、この間に3度目のアデン湾海賊対処任務を遂行しました。
[ロシア太平洋艦隊インド洋遠征(2014年3月-7月)]
2014年10月から12月までオーストラリア沖への遠距離航海を行ないました。
[オーストラリア沖へ行ったロシア海軍太平洋艦隊の軍艦はウラジオストクへ帰ってきた]

2015年3月下旬から4月上旬まで日本海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した]

2015年6月下旬から7月初頭にオホーツク海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の『決闘』演習がオホーツク海で行なわれた]

2015年10月26日に宗谷海峡を東進し、11月16日に同海峡を西進したのを最後に、洋上での活動は見られなくなりました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年10月26日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年11月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2016年春からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装工事が始まりました。
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2基の「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒AK-100 100mm単装砲2番砲塔、ガスタービンエンジンなどが撤去されています。

ガスタービンエンジン『クロンシュタット海洋工場』へ送られ、修復されます。
[クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する]

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、近代化改装により対艦ミサイル「ウラン」を装備します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは近代化改装によりウラン対艦ミサイルを装備する]
「ウラン」4連装発射筒(3R-60U)は、「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒の在った場所に設置されるようです。

この他、有翼ミサイル「カリブル」用の垂直発射機3S-14も装備されるようです。
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ブログ『BMPD』より
2017年8月19日配信
【大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の近代化で2基の汎用垂直発射装置3S-14モジュールが設置される】
2基の3S-14モジュールとの事ですから、計16基の発射機が設置されるようです。


2018年2月16日、溶接作業中に木製足場へ引火した事により火災が発生しました。

[ウラジオストクで近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災が発生した]

その後、『ダーリザヴォード』の乾ドックへ入渠しました。
[近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ近影(2018年7月11日)]

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、2019年に航行試験を開始し、2020年中に復帰する予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは2020年に近代化改装を終えて復帰する]


今回、太平洋艦隊司令官アヴァキャンツ提督は、近代化改装される「マルシャル・シャーポシニコフ」「フリゲート」と呼んでいますが、要するに、これまでの「大型対潜艦」とは違うと言いたいのでしょう。
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ロシア海軍のイワン・ロゴフ級大型揚陸艦ミトロファン・モスカレンコは解体される

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『タス通信』より
2019年5月9日0時14分配信
【情報筋:北方艦隊の「ノソローク」(サイ)は解体へと向かう】
モスクワ、5月8日/タス通信

2002年から予備役に編入されている北方艦隊大型揚陸艦「ミトロファン・モスカレンコ」は解体へと向かう。
『タス通信』は水曜日に造船分野の情報提供者より伝えられた。

「昨日(5月7日)、今後の解体の為、大型揚陸艦は曳航されてセヴェロモルスクからムルマンスクへ向かいました」
彼は話し、艦の解体は、おそらくは第35艦船修理工場(『統合造船業営団』へ加入している艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所)で実施されると説明した。

大型揚陸艦「ミトロファン・モスカレンコ」は1984年に起工され、1990年に海軍へ引き渡された。

プロジェクト1174「ノソローク」は、揚陸部隊を輸送し、上陸させる大洋手段として考案された。
同プロジェクト艦は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』で合計3隻が建造された。
この内の2隻は、最終時には予備役として在った。

プロジェクト1174大型揚陸艦は、実質的にはヘリコプター揚陸ドック艦である。
その排水量は14000トン、4機のKa-29ヘリコプターを搭載する。
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ドック室には数隻の揚陸艇を配置できる。
戦車倉及び艇が不在のドック室には、50両までのPT-76戦車或いは80両までの装甲輸送車及び歩兵戦闘車、或いは120両の車両を受け入れる事が出来る。
あらゆる組み合わせの機材を積載できる。
揚陸隊員は500名である。

フランスが、ロシアの為に建造した2隻のヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」の引き渡しを拒否した後、一時期、2隻のプロジェクト1174大型揚陸艦の技術的準備状態の回復による復帰の問題が検討された。



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プロジェクト1174「ノソローク」大型揚陸艦の3番艦「ミトロファン・モスカレンコ」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で1984年5月に起工され、1988年に進水し、1990年9月23日にソ連海軍へ就役しました。

北方艦隊へ編入された「ミトロファン・モスカレンコ」ですが、その後もバルト海に留まり、ソ連邦解体後の1992年には、バルト三国などに駐留していたバルト艦隊部隊の機材や人員撤収に従事しました。
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1994年には大西洋作戦戦隊へ編入されました。

2001年7月にはコラ多種戦力小艦隊へ編入されましたが、翌2002年には予備役に編入されました。

2006年12月18日付でロシア海軍から除籍されました。

除籍後もセヴェロモルスク基地に係留されており、2011年以降はセヴェロモルスク郊外の埠頭へ移動しました。

セヴェロモルスク基地「ミトロファン・モスカレンコ」
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セヴェロモルスク郊外の「ミトロファン・モスカレンコ」
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その後もセヴェロモルスク郊外に係留されたままの「ミトロファン・モスカレンコ」ですが、2019年5月7日にムルマンスクへ曳航されて行きました。

今後、「ミトロファン・モスカレンコ」ムルマンスクで解体されるようです。

ロシア海軍のプロジェクト12341小型ロケット艦(ナヌチュカ級)の近代化改装は始まっている

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『イズベスチヤ』より
2019年4月26日0時1分配信
【「オヴォード」の誇り:海軍は小型ロケット艦を近代化する】

ソヴィエト時代に建造されたプロジェクト12341小型ロケット艦は現役に留まる。

海軍は、小型ロケット艦「オヴォード」の復帰プログラムを採択した。
海軍総司令部は『イズベスチヤ』へ話した。
その作業中に小型ロケット艦はエンジン、電波電子機器を交換し、現代的な兵器を設置する。
公式には小型ロケット艦は沿岸ゾーン艦ではあるが、以前には、地中海南シナ海への航行を成功裏に行なっている。
更新及び再軍備される「オヴォード」は、駆逐艦あるいはフリゲートに対しても劣勢では無く、ミサイル打撃を与える事が出来る。

[完全な修理]
プロジェクト12341「オヴォード」
の近代化は、事実上、艦の全てのあらゆるシステムに及ぶと海軍総司令部は説明した。
小型ロケット艦には現代的な火力管制手段、電波位置測定ステーション、通信システム、より効果的な兵器、更には、経済的かつ強力なディーゼルエンジンが設置される。

「オヴォード」は近代化を経て、ミサイルKh-35で再装備する~これは、アクティブホーミングの亜音速低高度弾であり、指向性破片弾頭を装備すると国防省の情報提供者は『イズベスチヤ』へ話した。
このミサイルは、260キロメートルまで離れた目標の撃破が可能である。
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[『イズベスチヤ』参照]
現在、海軍には12隻のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦が在籍している。
バルト艦隊では第36ロケット艇旅団を編成し、小型ロケット艦「ズイビ」、「ゲイゼル」、「パッサート」、「リヴェン」が含まれる。
黒海艦隊の第41旅団には、「ミラーシュ」と「シチーリ」が居る。
北方艦隊の第7水域保護旅団では、「アイスベルク」と「ラッスヴェート」が勤務に就いている。
太平洋艦隊では第114水域保護旅団を編成し、「スメルチ」、「イネイ」、「モローズ」、「ラズリーフ」が集合している。
艦は、「シチーリ」と「アイスベルク」を除いて1986年から1992年までの期間に海軍へ加入し、建造は、それ以前の1970年代末からであった。



「オヴォード」の近代化作業は既に始まっている。
今年4月、『キンギセップ機械製造工場』は、小型ロケット艦「ラッスヴェート」の主エンジンセクションの修理を完了した。
2018年末には、「アイスベルク」「ゲイゼル」のエンジンがもたらされた。
カムチャツカでは、現在、小型ロケット艦「スメルチ」が修理されている。
バルト艦隊小型ロケット艦「ズイビ」は、以前から長期に渡り『第33艦船修理工場』で主エンジンの大規模修理を待っている。

[内海で効果的]
近代化された「オヴォード」は海軍の戦闘能力を著しく向上させると元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフは考える。

「小型ロケット艦は、内海及び沿岸ゾーンで使用するには良いものです」
ワレンチン・セリヴァノフ
『イズベスチヤ』へ話した。
「ソヴィエト社会主義共和国連邦において、オヴォードは地中海のタルトゥース及びトブルクで同時に行動していました。
これらの艦の任務は、待ち伏せ行動でした。
危機が発生した際、分散し、攻撃開始あるいは、基地から飛び出し、目標へミサイル打撃を与える命令を待たなければなりませんでした。
現代的かつ効果的なミサイル兵器の登場のみが、オヴォードの効果性を強化します。
これらの艦の短距離での打撃の正確性を保証します。
近代化された後の艦は、更に10年間の勤務が可能となります」


1980年代、「オヴォード」地中海東部に滞在し、この軍事行動舞台における強大なアメリカ合衆国第6艦隊への対応の先頭に在った。
沿岸の戦闘行動舞台における小型ロケット艦の追跡移動は、困難であった。
挑発行動は不可避であり、アメリカの提督は深い憂慮を抱いていた。

地中海における「オヴォード」の技術的回復は、シリアタルトゥース港の長期リース合意署名後に可能となった事をワレンチン・セリヴァノフは指摘した。

プロジェクト12341小型ロケット艦は1960年代に作成された。
造船所は、安価でコンパクトだが、同時に迅速に艦を海軍へ引き渡さなければならなかった。
開発の発注は、レニングラード中央海洋設計局『アルマーズ』が受けた。
プロジェクトは、「オヴォード」のコード名を付けられた。
海軍は、どんどん成長する同プロジェクトの全ての艦を、こう言い表した。
それは、大して素晴らしい特性でもないが、「噛み付き」小型ロケット艦であると。

排水量約700トンの艦の船体には、力強い兵器一式が離れて配置されている。
全長57メートル、幅12メートルの「オヴォード」は、6基の対艦ミサイル「マラヒート」の為の2基の発射装置、目標照準電波位置測定複合体「チタニート」、電波電子戦闘手段、高射ミサイル複合体「オサー-M」と、口径76mmのAK-176単装砲熱いは口径57mmのAK-725連装砲を受け取っている。
各モデルには、口径30mmのAK-630M砲塔が設置されている。
艦は、出力1万馬力の3基のディーゼルエンジンを受け取り、35ノットの速力を発揮出来る。

当初、小型ロケット艦は、艇クラスに属する事が求められていたが、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍総司令官セルゲイ・ゴルシコフは、新たなクラス~小型ロケット艦を特別に承認した。
最初の「オヴォード」の進水の際、総司令官は有名なフレーズを話した。
「この小型ロケット艦は、帝国主義者への警告の為のピストルである」
NATO
諸国は「オヴォード」コルベットと称した。

[2倍に強力]
「オヴォード」
は、これまでに、近海ゾーンにおいて戦闘艦及び支援船と効果的に先頭を行なえる艦であると考えられていた。
ロシア「オヴォード」は、トビリシとの戦争の際、戦闘の洗礼を受けた。
小型ロケット艦「ミラーシュ」は、2008年8月10日、グルジア海軍の高速艇を撃沈した。

納入された「オヴォード」は、素早い「針」である。
船員は、絶えず、これらの艦の火力を愛し、信頼していたと軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフは考える。

「アルジェリア海軍の為に、ロシアの造船所は、このような小型ロケット艦3隻を近代化しました」
ドミトリー・ボルテンコフ
『イズベスチヤ』へ話した。
「これらは、同時に電子機器及びエンジンを受け取り、更には、対艦ミサイルKh-35で再装備されました。
この経験は、今後役に立ちます。
国内のオヴォードは近代化の後、4基の発射装置を受け取る事が出来、各々は4基のミサイルの連続発射が可能です。
艦の同時発射弾数は、6基から16基に増加します。
2隻の艦の同時発射数はミサイル32基となり、その能力は、沿岸ミサイル複合体バル大隊と、ほぼ同等になります。
近代化の結果、オヴォードの戦闘力は、完全に2倍に向上します」


理論的に小型ロケット艦は、対艦ミサイル「オーニクス」を設置できる。
1982年、1隻の「オヴォード」は、このミサイルの試験の為、プロジェクト1234.7プロジェクト1234.7として開発、建造された。
合計で47隻の「オヴォード」が建造され、ロシア海軍の軍備としてのみならず、アルジェリア、リビア、インドが購入した。



プロジェクト1234「オヴォード」小型ロケット艦シリーズ(西側コード名「ナヌチュカ」)は、1970年から1991年までの長期間に渡り、計49隻が建造されました。

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・プロジェクト1234「オヴォード」:基本型
レニングラードアルマーズ造船工場で17隻建造
ウラジオストク造船工場で3隻建造

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・プロジェクト1234E「オヴォード-E」:輸出型(アルジェリアに3隻、インドに3隻、リビアに4隻)、対艦ミサイルを1世代前の「テルミート」にしたダウングレード版。
レニングラードアルマーズ造船工場で3隻建造
ルイビンスクヴィンペル造船工場で7隻建造

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・プロジェクト12341「オヴォード-1」57mm砲76mm砲に換装、30mm機関砲1基を追加
レニングラードアルマーズ造船工場で15隻建造、他に1隻未完成
ウラジオストク造船工場で4隻建造

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・プロジェクト12347超音速対艦ミサイル「オーニクス」試験艦へ改造
レニングラードアルマーズ造船工場で1隻建造


現在もロシア海軍で12隻(12341)、アルジェリア海軍で3隻が現役に留まっています。

ロシア海軍では、北方艦隊に2隻、太平洋艦隊に4隻、バルト艦隊に4隻、黒海艦隊に2隻が在籍しています。

アルジェリア海軍の3隻の1234Eは、2012年までにロシアの造船所で順次近代化改装を行ない、対艦ミサイル「ウラン」4連装発射筒4基に換装し、これに伴い電子機器も換装されました。
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そして、ロシア海軍12341対艦ミサイル「ウラン」に換装するなどの近代化改装が実施される事になりました。
[ロシア海軍のプロジェクト12341小型ロケット艦(ナヌチュカ級)は近代化改装される]

ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは130mm連装砲による艦砲射撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2019年4月18日8時13分配信
【太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」は艦載砲で沿岸目標を撃破した】

ピョートル大帝湾戦闘訓練射爆場で、太平洋艦隊の艦は実地任務への取り組みを続けており、その中で、乗組員の単艦戦闘行動実施の技量を向上させている。

錬成任務K-2の枠組みで、駆逐艦「ブイストルイ」は、太平洋艦隊沿岸射爆場の草原の標的への複合砲射撃を実施した。
地形に隠された仮想敵の半永久火力点と戦闘車両、更には沿岸の対揚陸堡塁を模した目標へ、130mm砲AK-130からの砲撃が行なわれた。
戦闘訓練実施中の客観的な観測は、無人飛行装置「オルラーン-10」により行なわれた。

更に艦は、演習実施中、仮想敵水上艦支隊へ有翼ミサイル「モスキート」による組織的ミサイル打撃へ取り組む。



今や太平洋艦隊で唯一稼働状態に在るプロジェクト956駆逐艦となった「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)は、2015年8月下旬に日本海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した]

2017年3月9日にも日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で砲撃訓練を行なった]

2017年3月18日には親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と一緒に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

2017年3月28日にも「ワリャーグ」と一緒に出航し、各種防空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で防空戦闘訓練を行なった]

2017年6月25日には他の太平洋艦隊の水上艦と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、、7月3日に対空防衛演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]

2017年7月4日には超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイとロケット艇2隻は超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]

2017年7月5日に再び宗谷海峡を通過して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]

その後の動向は明らかにされていませんが、ウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォート』でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2018年6月4日、「ブイストルイ」は出航し、ウラジオストク南方のジェルトゥヒナ島で地上砲撃訓練を実施しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは地上目標へ130mm連装砲を発射した]

それから2週間後の6月19日、「ブイストルイ」は、基地掃海艇の支援下でウラジオストクを出航し、対空防衛などの演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは日本海で演習を行なった]

6月21日には、対空、対水上、対地砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは日本海で砲撃演習を行なった]

7月後半にはコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(2018年7月20日就役)と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は駆逐艦ブイストルイと日本海で演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は駆逐艦ブイストルイと日本海で対潜演習を実施した]

8月下旬にはオホーツク海の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の40隻以上の艦船は日本海及びオホーツク海で演習を行なう]

9月1日にはオホーツク海対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦艇とクナシル島(国後島)の地対艦ミサイル部隊はオホーツク海で対艦ミサイルを発射した]

9月11日から17日までロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加しました。
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイと2隻のロケット艇はオホーツク海で超音速対艦ミサイル"モスキート"を発射した]
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で揚陸艦部隊を護衛した]


2019年4月18日、「ブイストルイ」ピョートル大帝湾で演習を行ない、130mm連装砲AK-130による地上砲撃訓練を実施しました。

ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ジェレズニャコフはオーバーホールを完了した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年3月5日17時26分配信
【掃海艦「ジェレズニャコフ」は修理後に復帰を準備する】

『第13艦船修理工場』は、プロジェクト12660海洋掃海艦「ジェレズニャコフ」の中間修理を完了した。
『Mil.Press FlotProm』は同社より伝えられた。


作業の実行は、企業が、より優先度の高い発注を受けた事により中断された。

黒海艦隊広報サービスは、試験が何時完了するのかを明らかにしなかった。

『第13艦船修理工場』は、工場側は全ての作業を実行したと就てた。
掃海艦の低磁鋼の船体は、事実上一新された。
「実質的に、これは新しい船体です」
対談者は『Mil.Press FlotProm』へ指摘した。

艦は、必要な試験を実施した後に黒海艦隊へ復帰するとロシア海軍の情報提供者は説明した。
ロシア海軍の発注による新たな海洋掃海艦の作成作業は、中央海洋設計局『アルマーズ』により進められていると同局の総取締役アレクサンドル・シリャフテンコは語った。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
海洋掃海艦「ジェレズニャコフ」
『中部ネヴァ川造船工場』で1985年2月28日に起工され、1986年7月17日に進水した。
艦は1988年12月30日に海軍へ受領された。

「ジェレズニャコフ」の兵装には、AK-176 76mm砲、AK-630M 30mm機関砲、携帯式高射ミサイル複合体「ストレラ-3」発射装置、更には機雷破壊水中複合体、自走探索破壊複合体、探索破壊複合体、掃海具(接触、電子電磁、音響)、導爆線が含まれる。



[掃海艦「ジェレズニャコフ」]
プロジェクト12660「ルビーン」海洋掃海艦の1番艦「ジェレズニャコフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)『中部ネヴァ川造船工場』で1985年2月28日に起工され、1986年7月17日に進水し、1988年12月30日にソ連海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

就役直後の「ジェレズニャコフ」
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「ジェレズニャコフ」は、ノヴォロシースク海軍基地第185水域保護艦旅団第170掃海艦大隊に所属しています。

1996年には地中海合同演習『シーブリーズ-96』へ、2001年、2002年、2010年、2011年には黒海沿岸諸国合同演習『ブラックシーフォー』へ参加しました。

1996年10月の「ジェレズニャコフ」
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2007年10月末~11月初頭には、トルコ主導の国際作戦行動『ブラック・シー・ハーモニー』へ参加しました。
[掃海艦ジェレズニャコフは、トルコ主導の密輸取締り作戦に参加する]

2008年8月の南オセチア紛争にも出動しました。
[アブハジア沖の海上戦闘(2008年8月9~10日)とセルゲイ・メニャイロ中将]

2016年5月からセヴァストーポリ『第13艦船修理工場』でオーバーホール及び寿命延長工事が始まりましたが、記事で触れられているように何度も中断され、2019年2月にようやく完了しました。

2017年7月の「ジェレズニャコフ」
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2019年2月の「ジェレズニャコフ」
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今後、「ジェレズニャコフ」は修理後の点検の為の洋上試験を行なった後、黒海艦隊へ復帰します。


プロジェクト12660海洋掃海艦の2番艦「ウラジーミル・グマネンコ」北方艦隊へ配備されています。
[ロシア海軍北方艦隊の海洋掃海艦ウラジミール・グマネンコはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは2020年に近代化改装を終えて復帰する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年2月13日12時38分配信
【大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は2020年に海軍へ復帰するだろう】

修理及び近代化を行なっている大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は2019年末に航行試験を開始し、太平洋艦隊への同艦の引き渡しは2020年を計画している。
『VL.ru』は『ダーリザヴォード』広報サービスより伝えられた。


「今、作業は活発な段階にあります。
艦はドックに在り、航行試験の開始時期の設定は、今年末の計画となっております。
同艦の太平洋艦隊への御引き渡しは、2020年となっております」
『ダーリザヴォード』
広報サービスは語った。

他のプロジェクト1155大型対潜艦も更なる近代化を予定している:「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、そして「アドミラル・トリブツ」

「マルシャル・シャーポシニコフ」艦上での作業は2015年から続けられている。
近代化では、ミサイル及び砲兵装の交換が予定されている。
特に大型対潜艦は、ミサイルKh-35を有する対潜複合体「ウラン」更には艦砲射撃汎用管理システムMR-123-02/3「バギラ」を装備する。

2018年2月、「マルシャル・シャーポシニコフ」の機械室の1つでの溶接作業中に火災が発生した。

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、プロジェクト1155「フレガート」大型対潜艦である。
1983年にカリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で起工され、1985年1月に進水し、1986年2月に海軍へ加入した。

プロジェクト1155大型対潜艦の満載排水量は7480トン、全長163メートル、29.5ノットの速力を発揮する。



プロジェクト1155大型対潜艦の8番艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は、1983年5月25日にカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1984年12月27日に進水し、1985年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
1986年2月2日に太平洋艦隊へ編入され、正式に就役しました。
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1987年10月1日から12月26日まで太平洋艦隊基地への移動航海を行ないました。
この間、モザンビーク、ルアンダ、セーシェル諸島、インド、ベトナムを訪問しました。

1988年7月14日から1989年2月13日までペルシャ湾で行動し、41隻の船を護送しました。
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1990年にはエチオピアからソ連民間人を避難させ、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1990年8月14日から18日まで朝鮮共和国ウォンサン(元山)港を訪問しました。

1990年12月15日から1991年8月30日までペルシャ湾で行動し、この間にアブダビアデンへ寄港しました。
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1992年11月から1994年4月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが行なわれました。

2003年4月16日にウラジオストクを出航し、5月にインド洋黒海艦隊の艦船と合同演習を行ない、その後、インドを訪問しました。
[ロシア海軍、インド洋遠征(2003年4~5月):その1・太平洋艦隊のウダロイ級大型対潜艦]

2003年10月にはハワイ真珠湾を訪問しました。
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2004年8月30日から9月30日まで日本を訪問し、9月4日には日本海上自衛隊と捜索救助合同演習を行ないました。

2005年8月には中国青島港を訪問しました。

2006年3月にはグアム島を訪問しています。
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2008年9月15日から17日まで日本海で実弾射撃訓練を行ない、帰投した直後に火災事故が発生しました。
[大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災発生 ]

2009年3月に修理を完了し、艦隊へ復帰しました。

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、これまでに3度に渡りアデン湾海賊対処任務へ就いており、1度目は2010年2月24日に出港しています。
[大型対潜艦「シャーポシニコフ元帥」支隊はソマリアへ出発した]

アデン湾到着後の「マルシャル・シャーポシニコフ」艦内で打ち合わせを行なうロシア海軍海賊対処部隊幹部とアメリカ及びシンガポール海軍アデン湾派遣部隊指揮官
(2010年4月8日)
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2010年5月6日、ソマリア海賊に乗っ取られたロシアタンカー「モスクワ大学」を解放しました。
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【ソマリア海賊:露タンカー乗っ取り 翌日に解放】
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『ロシア通信社ノーボスチ』情報グラフィックより。
2012年5月7日配信
【乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」の突入解放作戦】

この時のロシア海軍海賊対処部隊指揮官は、第44対潜艦旅団司令官イリダル・アフメロフ1等海佐でした。
[ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフの華麗な戦歴]

タンカー「モスクワ大学」を乗っ取ろうとしたソマリア海賊は1名が射殺され、10名が拘束されました。
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しかし、拘束された10名も、ボートに乗せられて海上へ放逐され、その後、死亡しました。
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結果的に、「モスクワ大学」を襲撃したソマリア海賊は、11名全てが死亡しました。
[アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される]
「マルシャル・シャーポシニコフ」は2010年6月25日に帰投しました。

2012年4月下旬に黄海で実施されたロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

2012年11月2日から2013年4月21日まで遠距離航海を行ない、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年3月中旬から7月初頭までインド洋への遠距離航海を行ない、この間に3度目のアデン湾海賊対処任務を遂行しました。
[ロシア太平洋艦隊インド洋遠征(2014年3月-7月)]
2014年10月から12月までオーストラリア沖への遠距離航海を行ないました。
[オーストラリア沖へ行ったロシア海軍太平洋艦隊の軍艦はウラジオストクへ帰ってきた]

2015年3月下旬から4月上旬まで日本海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した]

2015年6月下旬から7月初頭にオホーツク海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の『決闘』演習がオホーツク海で行なわれた]

2015年10月26日に宗谷海峡を東進し、11月16日に同海峡を西進したのを最後に、洋上での活動は見られなくなりました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年10月26日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年11月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2016年春からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装工事が始まりました。
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2基の「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒AK-100 100mm単装砲2番砲塔、ガスタービンエンジンなどが撤去されています。

ガスタービンエンジン『クロンシュタット海洋工場』へ送られ、修復されます。
[クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する]

「マルシャル・シャーポシニコフ」は、近代化改装により対艦ミサイル「ウラン」を装備します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは近代化改装によりウラン対艦ミサイルを装備する]
「ウラン」4連装発射筒(3R-60U)は、「ラストルブ」対潜ミサイル4連装発射筒の在った場所に設置されるようです。

この他、有翼ミサイル「カリブル」用の垂直発射機3S-14も装備されるようです。
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ブログ『BMPD』より
2017年8月19日配信
【大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」の近代化で2基の汎用垂直発射装置3S-14モジュールが設置される】
2基の3S-14モジュールとの事ですから、計16基の発射機が設置されるようです。


2018年2月16日、溶接作業中に木製足場へ引火した事により火災が発生しました。

[ウラジオストクで近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフで火災が発生した]

その後、『ダーリザヴォード』の乾ドックへ入渠しました。
[近代化改装中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ近影(2018年7月11日)]


「マルシャル・シャーポシニコフ」は、2019年末に航行試験を開始し、2020年中に復帰する予定です。

現在、太平洋艦隊には4隻のプロジェクト1155大型対潜艦(アドミラル・トリブツ、マルシャル・シャーポシニコフ、アドミラル・ヴィノグラードフ、アドミラル・パンテレーエフ)が在籍してますが、将来的には4隻全てが近代化改装されるようです。

4隻の内、「アドミラル・トリブツ」は、2014年~2016年7月に電子機器の一部を換装する限定的な近代化改装を行なっています。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

ロシア海軍バルト艦隊旗艦・駆逐艦ナストーイチヴイはオーバーホールを行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年2月5日10時46分配信
【バルト艦隊の駆逐艦「ナストーイチヴイ」は2019年に修理される】
カリーニングラード、2月5日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊駆逐艦「ナストーイチヴイ」は、カリーニングラード州株式会社『第33艦船修理工場』(『統合造船業営団』へ加入)で2019年に計画修理を開始する。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフは報道機関へ伝えた。

「バルト艦隊の駆逐艦ナストーイチヴイは、近い内に計画修理及び技術的準備状態の回復を行ないます。
この為に、艦隊は全ての必要な資金を拠出します。
この作業には、艦隊の艦の修理及びメンテナンスの国家契約を締結した『第33艦船修理工場』の専門技術者が従事します」

士官は話した。
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彼は、現在、艦の作業は、直接に恒久配置場で行なわれている事を指摘した。
この2019年に「ナストーイチヴイ」は動力装置を交換し、艦の全ての居住保障システムを修復する。
計画ドック修理中に駆逐艦で専門家は、船体の水中部分の点検及び清掃、推進軸-スクリュー群、他の船外装置システム及び艦の機構の修復を行なう。

プロジェクト956駆逐艦「ナストーイチヴイ」は、1988年にジダーノフ記念第190工場(現『北方造船所』)で起工され、1990年に浸水し、1993年3月27日に海軍へ加入した。
艦の全長は156.5メートル、幅17.2メートル、排水量6500トン、乗組員296名。



プロジェクト956A戦隊水雷艦「モスコフスキー・コムソモーレッツ」は、1988年4月7日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)『A.A.ジダーノフ記念工場』(現『北方造船所』)で起工され、1991年1月19日に進水しました。
1992年2月15日に「ナストーイチヴイ」と改名され、同年10月から11月までバルト海で洋上試験が行なわれました。
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1992年12月30日にロシア海軍へ納入され、翌1993年3月27日にロシア海軍旗初掲揚式典を開催し、正式に就役しました。
就役と同時にバルト艦隊旗艦に指定されました。

就役から3ヶ月弱の1993年6月16日にキール運河を通過し、6月19日から26日までドイツキール市を訪問し、同市で開催されていたイベント『キール週間』へ参加しました。
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1994年7月4日から24日までフランスルーアン及びル・アーヴルを訪問しました。

1995年4月30日から7月20日までドック修理を行ないました。

1996年6月23日にはロシア大統領ボリス・エリツィンが訪れました。
1996年6月6日から17日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-96』へ参加し、10月10日から13日までフランスシェルブールを訪問しました。

1997年2月17日に遠距離航海へ出発し、3月15日から18日までアラブ首長国連邦アブダビで開催された国際兵器展示会『IDEX-1997』へ参加しました。
4月2日から6日まで南アフリカ共和国サイモンズタウン及びケープタウンを訪問し、南アフリカ共和国海軍創設75周年記念式典へ参加し、ネルソン・マンデラ大統領の訪問を受け、4月30日にバルチースクへ帰投しました。

1998年6月8日から19日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-98』へ参加しました。

1999年5月にはカリーニングラード『ヤンターリ』造船所でドック修理を行ない、同年9月21日から11月18日までクロンシュタットへ滞在し、中国へ売却される事になった同型艦の乗組員の研修を行ないました。

2000年2月8日にはドイツ連邦海軍艦隊司令官ディルク・ホルテン中将の訪問を受けました。

2003年6月7日から23日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-2003』へ参加しました。

2005年6月6日から17日までバルト海で行なわれたNATO加盟国海軍演習『バルトップス-2005』へ参加しました。
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2008年7月には、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ポーランドを訪問しました。
[バルト艦隊の3隻の戦闘艦は、1ヶ月間の長期航海を実施する]
[バルト艦隊艦艇、オーフス(デンマーク)訪問(2008年7月10日)]
[ソブレメンヌイ級駆逐艦ナストーイチヴイ、グディニヤ訪問(2008年7月14日)]

2009年9月には実地戦略演習『ザーパド-2009』へ参加しました。
[実地戦略演習「ザーパド-2009」と「ラドガ-2009」(2009年9月)]

2011年7月31日にはロシア大統領ドミトリー・メドベージェフの訪問を受けました。
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2015年2月には海上教会が置かれました。

2018年3月27日、戦隊水雷艦「ナストーイチヴイ」は就役25周年を迎えました。

[ロシア海軍バルト艦隊旗艦・戦隊水雷艦「ナストーイチヴイ」は就役25周年を迎えた]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』には、バルチースクの観艦式へ参加しました。
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最近は海上へ出る機会も無くなった「ナストーイチヴイ」ですが、2019年にバルチースク『第33艦船修理工場』でオーバーホールを行なう事になりました。

動力装置(エンジン)も交換するとの事ですから、修理完了後も、暫くは現役に留まり続けるようです。


[駆逐艦ソブレメンヌイ型]
[ソブレメンヌイ級全艦リスト]

プロジェクト956戦隊水雷艦(駆逐艦)は、1981年から1994年に掛けて17隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現在、稼動状態に在る艦は3隻です。
(太平洋艦隊「ブイストルイ」北方艦隊「アドミラル・ウシャコーフ」バルト艦隊「ナストーイチヴイ」)
この3隻の内、最近に遠洋航海を行なっているのは「ブイストルイ」のみです。

稼動艦3隻以外にも、一応は海軍籍に在る艦が2隻(太平洋艦隊「ブールヌイ」、「ベズボヤズネンヌイ」)有りますが、「ベズボヤズネンヌイ」は2000年代初頭から予備役保管中、「ブールヌイ」はオーバーホールを中止して予備役編入されており、何れの艦も現役に復帰して海へ出る可能性はゼロです。

この他、バルト艦隊には、もう1隻のプロジェクト956駆逐艦「ベスパコーイヌイ」が居たのですが、退役して洋上博物館に改装され、クロンシュタットで展示されています。
[ロシア海軍バルト艦隊の駆逐艦ベスパコーイヌイはクロンシュタットで記念艦として展示される]
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ロシア海軍の病院船は近代化改装を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年12月5日18時31分配信
【(ロシア)海軍の病院船は近代化を実施する】
サンクトペテルブルク、12月5日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍へ就役中の病院船は近代化を実施し、2030年まで運用される。
第8回国際フォーラム『北極の現在と将来』の枠組みにおける「北極圏の医療及び北方の生態学の科学技術開発優先プロジェクト」の作業セッションへ出席した海軍総司令部医療サービス部長イーゴリ・モシャギン1等海佐は述べた。

「海軍医療の開発の重要な方向性は、海上病院船の技術的準備状態の回復及び近代化であります。
現在、海軍には3隻の病院船が在籍しております:太平洋艦隊にイルティシュ、北方艦隊にシヴィーリ、黒海艦隊にエニセイ。
2022年までに3隻の船全ては大規模修理及び近代化を実施しなければならず、少なくとも2030年まで使用します」

彼は話した。

彼によると、新たな病院船の建造、更には、海軍医療サービスの為の新たな後方支援船の使用の問題への取り組みが行なわれている。

「病院船は、直接の用途~遠海ゾーンのグループの医療保障の為のみならず、島及び沿岸の居住困難な地点における災害時の人道的援助、北極地域の海上活動施設の労働者、更には長期航海の際の海上航空隊の飛行要員の心理学医療リハビリテーションにも使用できます」
モシャギン
は指摘した。




プロジェクト320「オビ」型病院船は、1980年から1990年に掛けて4隻がポーランドシュチェチン造船所で建造され、現在も3隻が現役に留まっています。

[プロジェクト320(前期型)]
「オビ」
:1978年8月17日起工/1979年4月12日進水/1980年3月28日竣工
太平洋艦隊へ配備、1997年8月16日に除籍、2007年までに解体
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「エニセイ」:1979年9月10日起工/1980年4月4日進水/1981年1月30日竣工
黒海艦隊へ配備
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[プロジェクト320(後期型)]
「シヴィーリ」
:1987年7月20日起工/1988年2月12日進水/1989年6月5日竣工
北方艦隊へ配備
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「イルティシュ」:1988年11月25日起工/1989年7月6日進水/1990年7月31日竣工
太平洋艦隊へ配備
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「イルティシュ」は2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれ、2016年初頭に復帰しました。
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復帰後は、2016年春のクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査、2016年夏のASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加し、2017年初頭には地中海東部へ派遣されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュは地中海東部からウラジオストクへ帰投した]

2018年9月にロシア極東部で実施された大規模演習『ヴォストーク-2018』にも参加しています。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で揚陸艦部隊を護衛した]


一方、他の2隻は、2010年代から洋上には出ておらず、港内に係留されたままとなっております。

そこで、今後、この2隻も近代化改装して現役に復帰させる事になりました。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコの近代化改装は2023年までに完了する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年11月22日15時38分配信
【大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」の修理は2023年に完了できるだろう~情報筋】
モスクワ、11月22日、インタファクス-AVN

北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」が修理から出る時期は、資金供給が不充分であるが故に、再び改訂された。
木曜日、『インタファクス-AVN』は造船業界の情報提供者より伝えられた。

「資金の不充分さは、艦の海軍への引き渡しの遅延を招いております。
今、それは2022~2023年となっております」

彼は語った。

大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は、ロシア海軍において、唯一プロジェクト1155.1艦を代表するものであり、数回の遠距離航海の後、『第35艦船修理工場』艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』(『統合造船業営団』へ加入)支所で2014年から修理および近代化が始まった。
当初、技術的準備状態の回復は2016年に予定されていたが、その後、2017年となった。

「アドミラル・チャバネンコ」は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』(カリーニングラード)で1990年に起工され、1992年に進水した。
同艦の排水量は7400トン、全長-163メートル以上、幅-19メートル。
航行速度は30ノット。
大型対潜艦の航続距離は3000海里、自立航行期間-30日。

同プロジェクト艦は、水中及び水上艦への効果的な対処を提供できる。
大型対潜艦の兵装は、有翼ミサイル、口径130mmの汎用砲、2基の4連装魚雷発射管、高射ミサイル、2機の艦載ヘリコプターである。



[ウダロイII型駆逐艦「アドミラル・チャバネンコ」]
[アドミラル・チャバネンコ艦内]

プロジェクト11551大型対潜艦の1番艦「アドミラル・チャバネンコ」は、1989年2月28日に起工され、1992年12月14日に進水し、1999年1月28日にロシア海軍へ就役しました。
[大型対潜艦アドミラル・チャバネンコは就役15周年を迎えた]

2014年4月にムルマンスク『第35艦船修理工場』へ回航され、オーバーホールが行なわれています。
[ロシア海軍の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコは2015年からオーバーホールを始める]
[ロシア海軍の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコはオーバーホールの第1段階を終えた]

当初、オーバーホールは2016年末までに完了する予定でしたが、2018年11月下旬になっても未だ完了していません。
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一方、「アドミラル・チャバネンコ」ガスタービンエンジンの修復の完了は、2019年6月に予定されています。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年11月7日19時13分配信
【「アドミラル・チャバネンコ」の為のエンジンは艦の近代化の開始の半年前までに修復される】
また、『北方計画設計局』は、2019年12月までに「アドミラル・チャバネンコ」の近代化改装設計プランを作成し、その後に本格的な近代化改装工事が始まるようです。

「アドミラル・チャバネンコ」の近代化改装工事の完了予定は、2022年~2023年とされています。


現在、『第35艦船修理工場』は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を行なっており、こちらの方が優先されているようです。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を終えて復帰する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年10月20日3時17分配信
【工場『ヤンターリ』はフリゲート「ネウストラシムイ」の修理について話した】
モスクワ、10月20日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト11540警備艦「ネウストラシムイ」の準備態勢は85パーセントであり、年末までに係留試験を行なわなければならない。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、2014年から同艦の修理を行なっている工場『ヤンターリ』の代理人より伝えられた。

「ネウストラシムイ」は1993年にロシア海軍の戦闘編制へ加わり、2014年から修理されている。
このプロジェクトの艦は合計2隻が建造され、2隻目の「ヤロスラフ・ムードルイ」は2009年に軍備へ加わった。

「今年にはドック修理を完了し、艦は係留試験を行ないます。
2019年にはネウストラシムイをバルト艦隊へ御引き渡しいたします」

対談者は話した。

彼によると、既に艦は船体の修理を行なっており、配管及び空調システムの取り付けを完了している。

艦の排水量は3590トン、速力30ノット、自立航行期間30日、乗組員210名。
兵装:AK-100砲、ミサイル「キンジャール」、「コールチク」、533mm魚雷、ヘリコプターKa-27。



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プロジェクト11540警備艦の1番艦「ネウストラシムイ」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で1987年3月25日に起工され、1988年5月25日に進水し、1990年12月28日にソ連海軍へ納入されました。
1991年3月14日にバルト艦隊へ編入されましたが、正式な就役式典となる海軍旗初掲揚式典が開催されたのは、ソ連邦解体後の1993年1月24日でした。

就役前の「ネウストラシムイ」(1991年11月)
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就役後、1994年、2002年、2004年、2006年、2007年にNATO海軍との合同演習『BALTOPS』へ参加しました。

2004年8月~9月には、初の地中海遠征を行ない、この間にフランス、スペイン、ポルトガルを訪問しました。

警備艦「ネウストラシムイ」は、2008年秋にロシア海軍で最初のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第1次ソマリア遠征]

2008年のアデン湾海賊対処任務の際に「ネウストラシムイ」が捕獲したソマリア海賊のボート
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そして2010年初頭、2度目のアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍第6次ソマリア遠征]

2010年2月5日にはソマリア海賊7名を拘留しました。
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊拘留]
[ロシア海軍フリゲート「ネウストラシムイ」、ソマリア海賊を拘留(RIAノーボスチ)]

2012年7月から9月に掛けて北方艦隊大型揚陸艦と共に地中海へ派遣されました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

その後、オーバーホールが行なわれました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は長期航海の為に修理を実施する]

「ネウストラシムイ」は、2013年3月下旬にバルチースクを出港、3度目の海賊対処任務の為にアデン湾へ向かい、10月17日に帰投しました。
[フリゲート「ネウストラシムイ」は3度アデン湾から帰ってきた]


その後、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所へ回航され、修理および部分的な近代化改装(一部の電子機器の換装)が行なわれています。

ガスタービン機関は、サマーラ工場で修理されます。
[ロシア海軍のフリゲート"ネウストラシムイ"のガスタービン機関はサマーラで修理される]

当初、「ネウストラシムイ」は2015年末までに復帰する計画でしたが、2016年末、そして2017年11月と何度も延期される事になりました。
[ロシア海軍のフリゲート「ネウストラシムイ」は2015年に復帰する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2016年末に復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ネウストラシムイは2017年11月に復帰する]

2017年11月の復帰も実現せず、未だに『ヤンターリ』で修理中です。
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2018年2月14日14時30分頃(モスクワ時間)、『ヤンターリ』で修理中の「ネウストラシムイ」で火災が発生しました。
火災は同日16時31分に鎮火しました。
消火には54名の消防隊員と15両の消防車が参加し、負傷者は居ませんでした。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年2月14日20時54分配信
【緊急事態省:警備艦「ネウストラシムイ」の火災は2時間で消し止められた】

「ネウストラシムイ」の修理完了は、2019年に延期される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイは2019年に近代化改装を完了する]

2018年10月下旬の時点で「ネウストラシムイ」の修理は85パーセント完了しており、2018年末には造船所の岸壁で係留試験を開始する予定です。
それに続く航行試験の開始は、早くても2019年初頭になるでしょう。


記事中でも触れられていますが、プロジェクト11540警備艦は2隻がロシア海軍へ就役しています。

2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は1991年に起工された後、資金難で工事が中断され、2000年代半ば以降に工事が再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ納入、同年7月24日にバルト艦隊へ編入され、正式に就役しました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された ]
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入 ]

現在は地中海で行動しています。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ地中海・アデン湾遠征(2018年4月-)]

この他、3番艦「トゥマン」が1993年に起工されましたが、1998年に工事は中止され、その後も再開される事は無く、2015年には正式に工事中止が決まりました。
[ロシア海軍は警備艦トゥマンと練習艦ボロジノの建造を完全に断念した]
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