ロシア海軍北方艦隊の掃海艦ウラジーミル・グマネンコはバレンツ海で実弾射撃演習を実施する
- カテゴリ:ロシアの水上艦

『PortNews』より
2023年6月30日15時32分配信
【北方艦隊の掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」は砲射撃の為にバレンツ海へ出航した】
北方艦隊のコラ多種戦力小艦隊の掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」は、戦闘演習任務を遂行する為、2023年6月30日に戦闘訓練射爆場へ入った。
乗組員は一連の砲射撃へ取り組み、その戦術的背景は空中及び海上からの仮想敵の攻撃の撃退となる。
ロシア国防省広報サービスは発表した。
掃海艦の戦闘要員は海上目標及び模擬空中目標、そして更には浮遊機雷を模した標的へ一連の砲射撃を行なう。
これに加え、航行中の艦の兵器や設備への仮想戦闘による損傷を取り除き、海上での総合的なダメージコントロールの組織化の課題へ取り組む。
海上での戦闘演習任務を遂行した後、掃海艦は恒久駐留所~ポリャールヌイ市へ戻る。
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」は北方艦隊最大の機雷掃海艦である。
その乗組員は、北極海を含む近海及び遠海ゾーンで任務を遂行する。
艦は、カラ海のオビ湾で大祖国戦争の機雷物体の捜索へ参加した。


プロジェクト12660「ルビーン」海洋掃海艦(ゴーリャ級)の2番艦「ウラジーミル・グマネンコ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『中部ネヴァ川造船工場』で1985年9月15日に起工され、1991年3月4日に進水しました。

1994年1月9日には一応ロシア海軍へ引き渡されましたが、実質的な就役は2000年であり、同年11月にバルト海から北方艦隊基地ポリャールヌイへ回航されました。

2003年と2004年にはコラ多種戦力小艦隊で最良の艦と認定されました。
2011年10月末の演習の際に損傷し、艦船修理工場『ネルパ』で修理されました。
[2012年の艦船修理工場「ネルパ」への国家発注は大幅に増加する]

2012年9月の北方艦隊の北極海演習へ参加しました。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]
2016年8月頃から2017年7月26日まで艦船修理工場『ネルパ』でオーバーホールが行なわれました。
2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加しました。
[北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2017年7月30日の『ロシア海軍の日』の観艦式へ参加する]
2018年7月中旬にバレンツ海で各種訓練を行ない、7月13日にポリャールヌイ基地へ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の海洋掃海艦ウラジミール・グマネンコはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]
2018年8月上旬~10月上旬の北方艦隊の北極遠征へ参加しました。
[ロシア北方艦隊第7次北極圏遠征(2018年8月-10月)]
2020年8月初頭~10月下旬の北方艦隊の北極遠征へ参加しました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]
2021年6月上旬の北方艦隊の演習へ参加しました。
[ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の戦術演習へ参加する]
2022年4月にバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の掃海艦ウラジーミル・グマネンコとエリニヤはバレンツ海で演習を開始した]
2023年6月30日にバレンツ海へ出航し、実弾射撃演習を開始しました。
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