カムチャツカ沖でロシア海軍太平洋艦隊の迎撃戦闘機MiG-31が墜落した
- カテゴリ:高空迎撃戦闘機MiG-31

『タス通信』より
2023年7月4日22時31分配信
【カムチャツカでMiG-31が計画訓練飛行中に墜落した】
モスクワ、7月4日/タス通信
戦闘機MiG-31は、アヴァチンスキー湾上空での計画訓練飛行中に墜落した。
火曜日に太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「7月4日、カムチャツカ地方のアヴァチンスキー湾上空で計画訓練飛行を行っていた戦闘機MiG-31が墜落しました。
航空機は弾薬無しで飛行していました」
声明では、こう述べられた。
既に事故現場には太平洋艦隊の捜索救助部隊が向かい、乗組員の捜索を行なっている事が指摘された。

カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊の迎撃戦闘機MiG-31が駐留しています。
エリゾヴォ基地

エリゾヴォ基地のMiG-31




このMiG-31は、元々はロシア防空軍の第865独立戦闘機航空連隊(1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)に所属していたのですが、防空軍が空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
その後、第865独立戦闘機航空連隊は廃止され、第317混成航空連隊の下の1個飛行隊へ改編されました。
現在は、30機程度のMiG-31が配備されています。
現在、ロシア航空宇宙軍のMiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。
太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31もニジニ・ノヴゴロド航空機製造工場『ソコル』でMiG-31BMへ改修される事になり、改修を終えた最初の2機が2019年2月20日にカムチャツカのエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった]
2020年2月8日、次のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊へ高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
2020年12月下旬には4機目のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊のカムチャツカの飛行場へ4機目の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
2022年3月1日にも2機のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊のカムチャツカの飛行場へ2機の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが到着した]
2022年12月27日、2機のMiG-31BMがエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場へロシア海軍太平洋艦隊航空隊の2機の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが到着した]
これでエリゾヴォ飛行場に駐留する海軍航空隊のMiG-31BMは計8機になりました。
エリゾヴォのMiG-31BMは、2020年12月1日から2機程度のMiG-31BMが交代でチュクチ半島のウゴリニエ・コピ飛行場へ展開し、戦闘当直任務、つまりスクランブル待機に就いています。


[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMはチュクチ半島で戦闘当直に就いた]
[チュクチ半島でスクランブル当直に就くロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは交代した]
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