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ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Il-38とIl-38Nはカムチャツカ沖で対潜戦闘と機雷敷設の訓練を実施した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2021年4月12日5時30分配信
【初めて同時に太平洋艦隊の5機の航空機Il-38が仮想敵潜水艦グループの捜索を実施し、機雷の設置を行ない、対潜爆撃を行なった】

ロシア北東軍集団混成航空連隊の5機の対潜航空機Il-38及びIl-38Nから成る戦術グループは、冬季訓練期間の最終点検の枠組みにおいて、機上対潜複合体を使用する仮想敵潜水艦の捜索、探知、追跡の複合活動へ取り組んだ。

航空機支隊の乗員は、離陸、戦闘隊形、アヴァチャ湾における低高度及び極低高度での密集隊形での操縦術へ取り組んだ。

指定海域で航空機は特殊模擬水中目標を探知し、空中から深海爆弾で攻撃した。
乗員は、約50発の実用練習爆弾を使用した。

更に航空機Il-38は、仮想敵の艦が展開し、潜水艦が行動する可能性の有るルート上への空中からの機雷源の設置の課題を解決した。



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太平洋艦隊対潜哨戒機Il-38は、沿海地方ニコラエフカ飛行場カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に配備されています。

エリゾヴォ飛行場
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エリゾヴォには太平洋艦隊海上航空隊第317独立混成航空連隊が配備されており、Il-38と、近代化改修されたIl-38Nが駐留しています。

2021年4月12日には、3機のIl-38と2機のIl-38Nカムチャツカ半島沖で対潜戦闘及び機雷敷設訓練を行ないました。
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ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Il-38NとIl-38は日本海上空を飛行した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年3月30日0時35分配信
【日本の戦闘機はロシアの2機の対潜航空機に同行して飛行した】
東京、3月30日、インタファクス

日本戦闘機は、同国の海上境界線付近の日本海エリア上空で飛行を行なっていたロシア海軍の2機の中距離対潜航空機へ同行し、警告する為に離陸した。
日本自衛隊統合本部は発表した。

それによると、ロシア軍用機の飛行は月曜日に記録された。
日本軍当局が公表したルートによると、ロシアIl-38日本西部沖に沿って南から北へ飛行を行なった。
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総計で本州島沖に沿って約400キロメートルを飛行した。

月曜日には更に、ロシア海軍の2機の遠距離対潜航空機Tu-142アラスカ近郊で飛行を行なったと北アメリカ航空宇宙防衛統合司令部(NORAD)は発表した

「NORADは、アラスカの対空防衛識別ゾーンへ入ったロシアの2機の哨戒対潜航空機Tu-142を積極的に識別し、追跡しました」
声明では、こう述べられた。

その指摘によると、ロシア航空機は国際空域に在り、合衆国或いはカナダの主権空危機への進入は無かった。



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太平洋艦隊対潜哨戒機Il-38は、沿海地方ニコラエフカ飛行場カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に配備されています。

ニコラエフカ飛行場
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ニコラエフカには太平洋艦隊海上航空隊第7062ポルト-アルトゥルスカヤ(ポート・アーサー)赤旗航空基地が置かれており、Il-38と、近代化改修されたIl-38Nが駐留しています。

2021年3月29日、2機のIl-38日本海上空を飛行し、日本防空識別圏(註:「領空」に非ず)へ接近した為、航空自衛隊戦闘機が緊急発進しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年3月29日公表
【ロシア機の日本海における飛行について】

統合幕僚監部発表を見る限り、今回日本海上空を飛行したのは、近代化改修されたIl-38Nが1機と、未改修のIl-38が1機のようです。
Il-38Nは機体番号が27なので、「ヤコフ・クテポフ」号(RF-75320)でしょう。
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この機体は、以前にはクラスノダール地方エイスク飛行場に駐留していましたが、太平洋艦隊へ転属したようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142M3とIl-38は沿海地方とカムチャツカで対空防衛訓練に協力した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2020年6月18日5時0分配信
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
【太平洋艦隊の対潜航空機Tu-142M3とIl-38は、カムチャツカ及び沿海地方で対空防衛当直部隊の訓練の支援を行なった】

戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊海上航空隊の2機の遠距離対潜航空機Tu-142M3と2機の対潜航空機Il-38は、カムチャツカ及び沿海地方対空防衛当直部隊の訓練へ関わった。

地上の対空防衛地域の為に行動した対潜機の任務は、ロシア連邦の空域への秘密裏のアプローチと、そこへの侵入であった。
演習中、太平洋艦隊航空機の飛行ルートは、太平洋、日本海、オホーツク海エリアを通過した。
対潜航空機が空中に滞在した時間は、4時間~7時間であった。



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太平洋艦隊対潜哨戒機Il-38は、沿海地方ニコラエフカ飛行場カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に配備されています。

エリゾヴォ飛行場
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ニコラエフカ飛行場
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遠距離対潜哨戒機Tu-142は、ハバロフスク地方カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。
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2020年6月18日、2機のTu-142M3と2機のIl-38は、沿海地方及びカムチャツカ半島対空防衛部隊(地対空ミサイル部隊)の訓練に協力し、侵入してくる敵機の役を務めました。

今回の太平洋艦隊広報部発表の文脈から見て、カーメニ・ルチェイ飛行場Tu-142M3カムチャツカ半島対空防衛部隊ニコラエフカ飛行場Il-38沿海地方対空防衛部隊の訓練に協力したようです。

水陸両用機Be-200の対潜哨戒機型は2020年7月26日の『ロシア海軍の日』に初公開飛行を行なう

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『タス通信』より
2020年5月20日22時24分配信
【Be-200の対潜ヴァージョンは『海軍の日』に提示される】
モスクワ、5月20日/タス通信

水陸両用機B-200は、サンクトペテルブルク主要海軍パレードの空中部門で対潜ヴァージョンが提示される。
水曜日、ロシア連邦国防省参事会で軍当局のトップ、セルゲイ・ショイグは述べた。

「パレードの空中部門では、41機の航空機材が提示されます。
それは、対潜水陸両用機Be-200も含まれます」
ショイグ
は話した。

Be-200は、『G.M.べリエフ記念タガンロク航空科学技術複合体』により開発され、以前に『イルクーツク航空機工場』で組み立てられたロシア製水陸両用機である。
2013年の契約に沿って、『G.M.べリエフ記念タガンロク航空科学技術複合体』国防省へ6機のBe-200を引き渡さなければならない。
ロシア製水陸両用機Be-200の基本構成は、消火の為に意図されている。
更に、輸送、乗客、捜索救助、衛星用の派生型も有る。

今年2月、『G.M.べリエフ記念タガンロク航空科学技術複合体』は、ロシア国防省との契約により製造されたロシア連邦海軍海上航空隊の為の次なる捜索救助(消火機能を有する)水陸両用機Be-200ChSの生産機が空へ上がったと発表した。




『ベリエフ記念タガンロク航空科学技術複合体』公式サイトより
【多目的水陸両用機Be-200】

ロシア海軍の現用の対潜水陸両用機Be-12「チャイカ」は既に製造から40年以上が経過しており、寿命延長改修を行ないながら運用が続けられています。
[ロシア海軍航空隊の水陸両用機Be-12チャイカは近代化改修される]


一方、Be-12を開発したべリエフは、ソ連邦解体後、新たな水陸両用機Be-200を開発し、消火/捜索救助型がロシア非常事態省で運用されています。

ロシア海軍も、捜索救助型を6機購入する予定です。
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この他、Be-200の対潜哨戒機型の構想も有ります。
[ロシア海軍は2020年までに水陸両用機Be-200の対潜機型を調達する]

そのBe-200の対潜哨戒機型が、2000年7月26日の『ロシア海軍の日』の主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)で初公開されます。

ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機は沿海地方とカムチャツカ半島で爆撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年4月15日6時17分配信
【太平洋艦隊海上航空隊の6機の対潜航空機は沿海地方及びカムチャツカで水上目標へ爆撃による打撃を与えた】

沿海地方及びカムチャツカの2つの飛行場で行動する太平洋艦隊海上航空隊は、一連の飛行戦術演習中に実地戦闘訓練演習へ取り組んだ。
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演習中、3機の遠距離対潜航空機Tu-142は、沿海地方アンナ湾の戦闘訓練射爆場地域で、仮想敵の水上艦を模した水上目標への爆撃を行なった。
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もう3機の対潜航空機Il-38は、ロシア北東軍集団の担当ゾーンの海上射爆場の1つに装備された標的の位置へ、練習航空爆弾P-50Tによる攻撃を成功させた。
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更に飛行士は、操縦技術や、目標物の無い場所の上空を飛行する技量と地上電波工学航法手段を欠いた条件下で操縦する際の整然とした行動を改善した。



遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。

現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。

カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)
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旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。

現在は、北方艦隊太平洋艦隊に計30機程度が配備されています。
太平洋艦隊所属機は沿海地方ニコラエフカ飛行場カムチャツカエリゾヴォ飛行場に配備されています。

エリゾヴォ飛行場
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普段は対潜戦闘訓練を行なっているTu-142Il-38ですが、今回は水上目標(水上艦船)への爆撃訓練を行ないました。

ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Il-38はオホーツク海と日本海で飛行訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年4月9日16時2分配信
【太平洋艦隊の対潜航空機Il-38は飛行戦術演習の枠組みで最大行動半径の飛行を実施した】

ロシア北東軍集団赤旗統合司令部の混成航空連隊は、飛行戦術演習を行なっている。

活動中に乗員は、対潜航空機Il-38、輸送航空機An-12An-24を使用する問題へ取り組み、空中偵察、海上の様々な目標の捜索を行なった。

仮想敵潜水艦を捜索する課題を解決する為、対潜航空機電波位置測定手段及び水中音響探知手段を使用し、更には対潜兵器を仮想使用した。

飛行戦術演習の枠組みで、航空機Il-38は、作戦基地への移動の為に最大行動半径の飛行を行なった。
航空機Il-38のルートに沿って、迎撃戦闘機MiG-31が同行した。

演習計画においては、航空機複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」及び戦術艦グループとの連携の問題、更には2機及び3機編隊での行動の仕上げに注意が払われた。



『イリューシン』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】

旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。

現在は、北方艦隊太平洋艦隊に計30機程度が配備されています。

現用のIl-38は、2012年以降、Il-38N仕様への近代化改修が行なわれています。

Nは「ノヴェッラ」Новелла(短編小説、新規追加条項)の略です。
Il-38の上部に追加されたのが「ノヴェッラ-P-38」複合体です。
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2025年までに計30機のIl-38Il-38N仕様へ近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊は2025年までに30機の近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受け取る]


太平洋艦隊対潜哨戒機Il-38は、沿海地方ニコラエフカ飛行場カムチャツカエリゾヴォ飛行場に配備されています。
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2020年4月9日、エリゾヴォ飛行場に駐留する第317混成航空連隊所属Il-38は、「最大行動半径」での飛行を行ないました。
つまり、航続距離一杯の飛行を行なったという事でしょう。
今回の太平洋艦隊広報部発表を見る限り、Il-38エリゾヴォからニコラエフカへ移動したようです。
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なお、4月9日に日本航空自衛隊は、オホーツク海日本海を飛行する2機の対潜哨戒機Il-38に対し、戦闘機を緊急発進させています。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年4月9日公表
【ロシア機の日本海及びオホーツク海における飛行について】

おそらくは、今回の飛行戦術演習へ参加したIl-38でしょう。

ロシア海軍の次期対潜哨戒機は旅客機Tu-214をベースに開発される

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年1月15日13時44分配信
【メディアはロシア海軍の新たな対潜航空機が如何なる風貌になるのかについての情報を得た】

(ロシア)海軍総司令部は、旅客機Tu-204或いはその系列のTu-214をベースにする最新の対潜航空複合体(PlAK)の技術的要求を準備した。
『イズベスチヤ』へ軍当局の情報提供者が話したように、軍用機へ変換するのは、既に生産されている航空機が望ましい。


出版物の対談者によると、対潜航空複合体の構成には、潜水艦を狩る新たな自動化手段、更には対潜兵器が含まれる。

通常の水中音響ブイ及び機内捜索装置に加え、航空機へ載せられる無人艇が乗員の管理下にある。

航空機Tu-204/Tu-214の特性は、アメリカ哨戒機P-8「ポセイドン」作成のベースとなった旅客機ボーイング737-800に近い。
旅客機Tu-204/Tu-214のファミリーには、既に法執行機関の為に特別に作成された複数のヴァージョンが有る。
ロシア連邦国防省の軍備には、2機の複合偵察機Tu-214Rが在る。

更なる2機の偵察機Tu-214ONは、国際オープン・スカイズ条約の枠組みでの監視飛行の為に製造された。
国の第1の顔の仕事を保障する特殊飛行支隊「ロシア」には、Tu-214の指揮所、中継、特殊通信ユニットのヴァージョンが含まれる。

現在、海軍海上航空隊は、対潜航空機としてIl-38Tu-142を使用している。



現在、ロシア海軍航空隊の現用対潜哨戒機Il-38は、Il-38Nへの近代化改修が進められています。
[ロシア海軍航空隊は2025年までに30機の近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受け取る]

遠距離対潜哨戒機Tu-142も近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は爆撃照準システムSVP-24を装備する]


更に、新世代対潜哨戒機の開発も進められています。
この新世代対潜哨戒機は、既存の航空機をベースにしたものとなります。

Il-38を開発した『イリューシン』は、旅客機Il-114-300をベースにした対潜哨戒機を提案しています。

[イリューシンはロシア海軍の対潜哨戒機Il-38の後継機を開発している]

一方、Tu-142を開発した『ツポレフ』は、旅客機Tu-214をベースにした対潜哨戒機を提案しています。


既にTu-214電子偵察機型Tu-214Rが開発されています。


Il-114Tu-214のどちらかがロシア海軍新世代対潜哨戒機のベースに選ばれる事になります。
[ロシア海軍の新たな対潜哨戒機は既存の航空機をベースに開発される]


そして2020年1月、『イズベスチヤ』は、Tu-214ロシア海軍新世代対潜哨戒機のベースになると報じました。
『イズベスチヤ』より
2020年1月15日1時22分配信
【ロシアは旅客機をベースに対潜航空機を作成する】

記事中で触れられているように、Tu-214は既に軍用を含め、幾つかの派生型が開発、運用されているので、新世代対潜哨戒機も同機をベースにする事になったようです。

ロシア海軍の新たな対潜哨戒機は既存の航空機をベースに開発される

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年8月26日9時10分配信
【ロシアはTu-142とIl-38を代替する新たな対潜航空機の作成を計画している】
モスクワ、8月26日、インタファクス

ロシア連邦国防省は、Tu-142Il-38を代替する為の新たな対潜航空機の作成に関する提案を開発者へ振り向けた。
ロシア産業貿易相デニス・マントゥロフは、『インタファクス』のインタビューに対し、こう述べた。
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「国防省は最近、既存のモデルをベースにした新たな哨戒航空機の作成の為の提案を用意する課題を設定しました。
今年には、根本的な選択が行なわれるでしょう」
マントゥロフ
は言った。

彼は、現在、更に遠距離対潜航空機Tu-142の高度な近代化の問題も検討されている事を指摘した。

2018年12月、ロシア連邦海軍海上航空隊司令官イーゴリ・コジンは、2021年から2030年の期間の計画で、将来航空哨戒複合体の量産が始まると話した。
以前に彼は、海上航空隊の既存の哨戒航空機(Tu-142Il-38)の全ての集団を代替する為の新たな開発が行なわれていると語った。
「これは、新たな汎用プラットフォームの作成と導入についての話です。
この最新の機体は多くの課題を解決し、外国の同類機を上回ります」
コジン
は話した。

以前に『イリューシン』は、将来的にIl-38を代替できる新たな対潜航空機を設計する為の作業は進行中であると『インタファクス』へ伝えた。
「現在、自主的に、既に在るIl型航空機をプラットフォームとする対潜航空機の作成の可能性を研究しております。
更には、完全に新しい航空機の開発というテーマにも取り組んでおります」

同社は話した。

更に、新世代対潜航空機の為のプラットフォームとして、Il-38Nのように複合体「ノヴェッラ」の装備が可能な双発ターボプロップ機Il-114-300が検討されていると伝えられた。

『ツポレフ』社での作業がどの程度進んでいるのかは、現時点では知られていない。

Tu-142は、遠距離対潜航空機/海洋哨戒航空機であり、『ツポレフ試作設計局』が開発した。
NATOコード名「ベア-F」である。
Tu-142の実際の航続距離は12500km、戦闘行動半径6400kmである。
航空機は、機上の航空魚雷もしくは対潜ミサイルを使用し、あらゆる敵潜水艦を破壊できる。

Il-38は、Il-18を基にして作成された対潜航空機である。
それは、自身で、或いは対潜艦と合同で潜水艦を捜索及び破壊し、海上偵察及び捜索救助作戦の為に意図されている。
航続距離は6500キロメートル、戦闘行動半径2200キロメートル、戦闘積載量は8400キログラムまでであり、対潜爆弾、魚雷、海上機雷を搭載する。



現在、ロシア海軍航空隊の現用対潜哨戒機Il-38は、Il-38Nへの近代化改修が進められています。
[ロシア海軍航空隊は2025年までに30機の近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受け取る]

遠距離対潜哨戒機Tu-142も近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は爆撃照準システムSVP-24を装備する]


更に、新世代対潜哨戒機の開発も進められています。
この新世代対潜哨戒機は、既存の航空機をベースにしたものとなります。

Il-38を開発した『イリューシン』は、旅客機Il-114-300をベースにした対潜哨戒機を提案しています。

[イリューシンはロシア海軍の対潜哨戒機Il-38の後継機を開発している]

一方、Tu-142を開発した『ツポレフ』は、旅客機Tu-214をベースにした対潜哨戒機を提案しています。


既にTu-214電子偵察機型Tu-214Rが開発されています。



Il-114Tu-214のどちらかがロシア海軍新世代対潜哨戒機のベースに選ばれる事になるようです。

サンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』パレードとバルト海演習『大洋の盾-2019』へ参加した太平洋艦隊航空隊の対潜哨戒機Il-38Nはカムチャツカ半島のエリゾヴォ基地へ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシ沿海地方情報供給部(ウラジオストク市)発表
2019年8月16日8時0分配信
【2機の太平洋艦隊の対潜航空機Il-38Nは北方艦隊からカムチャツカへの移動飛行を行なった】

2機の太平洋艦隊対潜航空機Il-38N「ノヴェッラ」は、演習『大洋の盾-2019』の枠組みにおける任務を遂行した後にカムチャツカ半島の恒久駐屯所へ戻った。

「ノヴェッラ」は、遠距離対潜航空機Tu-142と共に、サンクトペテルブルク主要海軍パレード太平洋艦隊を代表し、その後、計画演習下で行動した。

ムルマンスク州北方艦隊飛行場モンチェゴルスクから「エリゾヴォ」航空基地への移動飛行において、約5000キロメートルの距離を通り抜けた。



『イリューシン』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】

旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。

現用のIl-38は、Il-38N仕様への近代化改修を受けます。

Nは「ノヴェッラ」Новелла(短編小説、新規追加条項)の略です。
Il-38の上部に追加されたのが「ノヴェッラ-P-38」複合体です。
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北方艦隊は、2012年3月にIl-38N(15号機)を受領していますが、これはプロトタイプのようです。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nの飛行訓練を開始した]

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2014年7月15日、Il-38N「量産機」(機体番号19)ロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化された対潜哨戒機Il-38Nは7月15日にロシア海軍へ引き渡される]
[近代化された対潜哨戒機Il-38N量産1号機はロシア海軍へ引き渡された]

その後、27号機、24号機、23号機が改修を終えてロシア海軍航空隊へ引き渡されています。

2015年3月30日には太平洋艦隊航空隊が初めてIl-38Nを受領しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]

2015年6月30日、5機目となる「フョードル・ゾロトゥヒン」号(機体番号78、RF-75338)モスクワ近郊のジュコーフスキー飛行場ロシア海軍航空隊へ引き渡され、7月20日にカムチャツカ半島航空基地(エリゾヴォ)へ到着しました。
[ロシア海軍航空隊は5機目の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア海軍航空隊の近代化改修された対潜哨戒機Il-38N『フョードル・ゾロトゥヒン』号はカムチャツカへ配備される]
[ロシア海軍航空隊の近代化改修された対潜哨戒機Il-38N『フョードル・ゾロトゥヒン』号はカムチャツカのエリゾヴォ基地へ到着した]


Il-38Nの第1バッチ近代化改修機の5機は、以下の航空基地へ配備されています。
(黒っぽい4発機がIL-38N)

・19号機「ラジー・パンコフスキー」(RF-75355):エイスク(クラスノダール地方)
・27号機「ヤコフ・クテポフ」(RF-75320):エイスク(クラスノダール地方)
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・23号機(RF-75322):ニコラエフカ(沿海地方)
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・24号機(RF-75341):エリゾヴォ(カムチャツカ半島)
・78号機「フョードル・ゾロトゥヒン」(RF-75338):エリゾヴォ(カムチャツカ半島)

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Il-38Nの第1バッチ近代化改修(2012年契約締結)は5機で終了しましたが、これに続く第2バッチの近代化改修の為の契約も2015年5月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為の対潜哨戒機Il-38近代化改修の第2バッチの契約が締結された]

2016年12月29日、第2バッチの第1陣2機がイリューシン社からロシア海軍へ引き渡されました。
22号機「ヴィクトール・ポタポフ」11号機「ミハイル・ヴェロビツキー」と命名されました。
[ロシア海軍航空隊は2機の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]

Il-38Nは、2019年初頭から北極圏の定期パトロール飛行を行なっています。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Il-38Nは北極圏を監視する]


2025年までに計30機のIl-38Il-38N仕様へ近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊は2025年までに30機の近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受け取る]


2019年6月、カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留する2機のIl-38Nロシア西部へ移動し、7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。



その後、8月1日から9日までバルト海で実施されたロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]

そして8月16日にエリゾヴォ飛行場へ帰投しました。

ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Il-38Nは北極圏を監視する

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『イズベスチヤ』より
2019年5月27日0時1分配信
【海洋の偵察機:Il-38Nは北極で戦闘当直に就く】

対潜航空機は国際貿易ルートの監視を始めた。
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北海航路は、今、太平洋艦隊及び北方艦隊対潜航空機の監視下に在り、Il-38N「ノヴェッラ」が毎日のパトロールに就いている。
航空機は、この重要な輸送脈の近くで行動する潜水艦の行動を監視する:ロシアは、将来的にはヨーロッパ-アジア間の貨物の半分を運送できる貿易ルート上空の監視を保障する。

海軍総司令部『イズベスチヤ』へ話したように、対潜航空機を戦闘当直へ置く決定は、今年の初めに採択された。
Il-38N「ノヴェッラ」は、北方艦隊航空基地太平洋艦隊の2個混成連隊に在る。

春の演習で、カムチャツカ混成航空連隊は、北極地域の巡視を行なった。
対潜航空機グループは、北氷洋海域の飛行を行なった。
パイロットは、空中目標、水上艦及び潜水艦の捜索及び分類の任務を遂行した。
その追尾と同行には、電波位置測定手段及び水中音響手段が使用された。
任務は、最大限の困難さだった:飛行は、地上の電波工学航法手段を使わずに実施された。

有力な光学-電子複合体及び電波偵察複合体を持つIl-38北極での戦闘当直へ置くのは、完全に論理的である:航空機ロシアにとって重要な地域で緊急の情報を収集し、へ供給する。
第4航空・防空軍司令官でロシア英雄ワレリー・ゴルベンコ中将は『イズベスチヤ』へ語った。
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「戦闘当直は様々な方法で行なわれており、1機のIl-38は他機と交代できますし、それは空中へ一日中存在し、少なくとも1機の偵察航空機が常に存在します」
専門家は話した。
「定期的な飛行を組織化できれば、例えば、空中へ一日の内数時間上がり、或いは航空機が定められた区域のルート上の船の偵察へ就く事が出来るでしょう。
これは有益な戦術です」


Il-38は、ロシアの基礎的な対潜航空機である。
その用途は、水上及び水中事情の監視である。
このタイプの航空機は、結氷状況の監視の為に使用できる。

現在、近代化されたIl-38N「ノヴェッラ」は、最新の技術的解決策のお陰により、海洋及び大洋ゾーンのパトロールを行なう航空機の効率性が数倍に増加している。
最新機器は、同時に数十個の空中目標を90kmまで、水上艦船を320kmまでの距離での追尾を可能にする。
Il-38N「ノヴェッラ」は、潜水艦の追跡、機雷源の設置、更には北氷洋及び排他的経済監視水域での捜索救助活動へ関わる事が出来る。



『イリューシン』公式サイトより
【Il-38対潜航空機】

旅客機Il-18をベースに開発された対潜哨戒機Il-38は、1961年9月27日に初飛行し、1967年から1972年までに65機が生産されました。

現用のIl-38は、Il-38N仕様への近代化改修を受けます。

Nは「ノヴェッラ」Новелла(短編小説、新規追加条項)の略です。
Il-38の上部に追加されたのが「ノヴェッラ-P-38」複合体です。
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北方艦隊は、2012年3月にIl-38N(15号機)を受領していますが、これはプロトタイプのようです。
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア北方艦隊は近代化された対潜哨戒機Il-38Nの飛行訓練を開始した]

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2014年7月15日、Il-38N「量産機」(機体番号19)ロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化された対潜哨戒機Il-38Nは7月15日にロシア海軍へ引き渡される]
[近代化された対潜哨戒機Il-38N量産1号機はロシア海軍へ引き渡された]

その後、27号機、24号機、23号機が改修を終えてロシア海軍航空隊へ引き渡されています。

2015年3月30日には太平洋艦隊航空隊が初めてIl-38Nを受領しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊は近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]

2015年6月30日、5機目となる「フョードル・ゾロトゥヒン」号(機体番号78、RF-75338)モスクワ近郊のジュコーフスキー飛行場ロシア海軍航空隊へ引き渡され、7月20日にカムチャツカ半島航空基地(エリゾヴォ)へ到着しました。
[ロシア海軍航空隊は5機目の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア海軍航空隊の近代化改修された対潜哨戒機Il-38N『フョードル・ゾロトゥヒン』号はカムチャツカへ配備される]
[ロシア海軍航空隊の近代化改修された対潜哨戒機Il-38N『フョードル・ゾロトゥヒン』号はカムチャツカのエリゾヴォ基地へ到着した]


Il-38Nの第1バッチ近代化改修機の5機は、以下の航空基地へ配備されています。
(黒っぽい4発機がIL-38N)

・19号機「ラジー・パンコフスキー」(RF-75355):エイスク(クラスノダール地方)
・27号機「ヤコフ・クテポフ」(RF-75320):エイスク(クラスノダール地方)
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・23号機(RF-75322):ニコラエフカ(沿海地方)
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・24号機(RF-75341):エリゾヴォ(カムチャツカ半島)
・78号機「フョードル・ゾロトゥヒン」(RF-75338):エリゾヴォ(カムチャツカ半島)

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Il-38Nの第1バッチ近代化改修(2012年契約締結)は5機で終了しましたが、これに続く第2バッチの近代化改修の為の契約も2015年5月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為の対潜哨戒機Il-38近代化改修の第2バッチの契約が締結された]

2016年12月29日、第2バッチの第1陣2機がイリューシン社からロシア海軍へ引き渡されました。
22号機「ヴィクトール・ポタポフ」11号機「ミハイル・ヴェロビツキー」と命名されました。
[ロシア海軍航空隊は2機の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]

2025年までに計30機のIl-38Il-38N仕様へ近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊は2025年までに30機の近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受け取る]