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ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は2020年代半ばに退役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年5月1日10時28分配信
【情報筋は世界最大の潜水艦「ドミトリー・ドンスコイ」の勤務期間について述べた】
モスクワ、5月1日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍の戦闘編制に在る世界最大の活動潜水艦にして最後のプロジェクト941原子力潜水艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、今後3~3年間で原子炉の燃料が完全に消費されるまで勤務する。
『ロシア通信社ノーボスチ』は造船分野の情報提供者より伝えられた。

以前に海軍総司令官ニコライ・エフメノフが述べたように、今年に2隻の新たなプロジェクト「ボレイ-A」潜水艦「クニャージ・ポチョムキン」「ドミトリー・ドンスコイ」が起工された後、現在「ドミトリー・ドンスコイ」の名を持つプロジェクト941潜水艦は、番号潜水艦(TK-208)として現役に留まり、新たな兵器システム及び機材の試験任務を遂行し続ける。

「戦略用途原子力潜水艦TK-208は、原子炉の燃料が完全に消費されるまで海軍の戦闘変遷へ留まります。
原子炉の炉心の再装填は計画されておりません。
予備的評価によると、艦の核燃料が完全に消費されるのは3~4年後であり、その後に海軍におけるその存在についての最終決定が採択されます」

対談者は話した。

彼は説明した。
「原子炉の再装填を伴うこの艦の必要な修理の実施、更なる潜水艦の運用は、過剰な費用が掛かり、無駄な事であると評されています」

対談者は、TK-208は勤務を終えた後、おそらくは『セヴマシュ』湾(セヴェロドヴィンスク市)で保管され、同型潜水艦「セヴェルスターリ」及び「アルハンゲリスク」と共に解体される事になるだろうと付け加えた。
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プロジェクト941「アクラ」原子力潜水艦は世界最大であり、これらの潜水艦の満載水中排水量は49800トン、全長172メートル、幅23.3メートル。
潜水艦は2つの強化船体と、乗組員全ての為の2つの浮上緊急救助室を持つ。
同プロジェクト戦略水中巡洋艦は、20基の固体燃料弾道ミサイルR-39を搭載できる。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

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プロジェクト941巡洋原子力潜水艦の1番艦TK-208は、セヴェロドヴィンスクセヴマシュ造船所で1976年6月30日に起工されました。
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1980年9月27日に進水し、1981年6月から8月まで工場航行試験を行ない、1981年11月から12月末まで国家試験を行ないました。
1981年12月27日には、初めて弾道ミサイルR-39の発射に成功しました。

1977年7月25日付でプロジェクト941「重戦略用途ロケット水中巡洋艦」に類別変更されました。

1981年12月29日に受領証書へ署名されてソ連海軍へ納入されましたが、翌1982年10月までは弾道ミサイルR-39(SS-N-20)の発射試験に従事し、総計で18回の発射に成功しました。
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R-39の戦力化の目途が立った事を受け、1982年12月14日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にソ連海軍へ就役し、北方艦隊第18潜水艦師団へ編入されました。
同年12月21日に母港となるザーパドナヤ・リツァニェールピチャ基地へ到着しました。
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その後は戦闘勤務(戦略核パトロール任務)や弾道ミサイルR-39の発射試験に従事しました。

1988年9月20日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』へ到着し、新型弾道ミサイル「バルク」を搭載するプロジェクト941U改装が行なわれる事になり、翌1989年1月20日には予備役に編入されました。

しかし、1991年12月のソ連邦解体により資金供給は止まり、TK-208の工事はストップしました。

1992年6月3日付で「重戦略用途原子力水中巡洋艦」に類別変更されました。

その後、弾道ミサイル「バルク」の開発は中止され、新たにモスクワ熱技術研究所が開発する「ブラヴァー」を搭載する事になった為、今度はプロジェクト941UM改装を受ける事になりました。
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2000年10月7日に「ドミトリー・ドンスコイ」と命名されました。

2002年6月26日に再進水し、6月30日から係留試験を開始し、翌2003年に洋上試験を行ないました。
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洋上試験は2004年12月初頭に完了し、ロシア海軍へ再就役しました。
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2005年から2010年まで潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験に従事しました。
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その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]
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2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

2015年6月26日から7月16日まで白海へ出航しました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した]

2015年9月3日から10日まで、再び白海へ出航しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出た]
[ロシア海軍の重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]


暫く動きの無かった「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、2017年5月27日にセヴェロモルスクへ到着しました。
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[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動した]

2017年7月中旬、「ドミトリー・ドンスコイ」は、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、2017年7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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2017年7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
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[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った]

北方艦隊艦船部隊は、8月7日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]

その後、北方艦隊艦船部隊バレンツ海で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、暫くの間セヴェロモルスクに留まっていましたが、9月初頭に出航し、9月4日に母港セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ帰港しました。
[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

2017年9月には北方艦隊の演習へ参加しました。
[タイフーン級戦略原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年12月15日には就役35周年記念式典が開催されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月15日10時4分配信
【世界最大の潜水艦は35周年を迎えた】

他の同型艦は全て退役しましたが、「ドミトリー・ドンスコイ」のみは現役に留まっています。
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[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける]

2018年~2019年にはオーバーホールを行ない(2018年初頭から6月までロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠)、2019年6月20日から白海で航行試験を行ない、深度200メートルまで潜航しました。
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一方、2021年に起工予定のプロジェクト955A(ボレイ-A)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の内の1隻が「ドミトリー・ドンスコイ」と命名される事になりました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイとクニャージ・ポチョムキンは2021年に起工される]

これに伴い、今の「ドミトリー・ドンスコイ」は、「名無し」のTK-208として暫くの間は現役に留まる事になります。
[ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは2020年代後半まで現役に留まる]

ただし、今回の「造船業界の情報提供者」によると、TK-208核燃料は、あと3~4年、つまり最大でも2025年頃までしか持たないとの事です。

それ以上TK-208を現役に留めるつもりならば、炉心(核燃料棒)の交換などのオーバーホールを行なう必要が有りますが、それが実行される可能性は低いようです。
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ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは2020年代後半まで現役に留まる

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『タス通信』より
2021年1月14日22時27分配信
【「ドミトリー・ドンスコイ」は早ければ5年後に海軍から除籍されるかもしれない】
モスクワ、1月14日/タス通信

プロジェクト941(コード名「アクラ」)戦略用途水中ロケット巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」ロシア海軍から除籍されるのは、5年後よりも前にはならないだろう。
『タス通信』ロシア北部の軍機関の情報提供者より伝えられた。

「2021年には巡洋艦の戦闘訓練活動が計画されています。
ロケット艦の退役、この問題は、早くとも5年後になりますね」

対談者は話した。

以前、『セヴマシュ』のトップ、ミハイル・ブドニチェンコは、雑誌『工場』のインタビューに対し、2020年に署名された契約により、更なる2隻のプロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略ロケット艦を建造し、その内の1隻は「ドミトリー・ドンスコイ」の名を受けると述べた。
『タス通信』の情報提供者によると、このような潜水艦の建造サイクルは、発注時から7~8年掛かる。

最近まで、「ドミトリー・ドンスコイ」は、世界最大の潜水艦と見られていた。
今、このようなものとして、特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」超核魚雷「ポセイドン」搭載艦の試験が行なわれている。

「ドミトリー・ドンスコイ」は1980年9月に進水し、1981年12月にソヴィエト社会主義共和国連邦海軍へ加わった。
当初のロケット艦の基本兵装は、20基の大陸間弾道ミサイル複合体D-19であった。
2002年に巡洋艦プロジェクト941UMの下での近代化を完了し、その後、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験の為に使用された。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

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プロジェクト941巡洋原子力潜水艦の1番艦TK-208は、セヴェロドヴィンスクセヴマシュ造船所で1976年6月30日に起工されました。
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1980年9月27日に進水し、1981年6月から8月まで工場航行試験を行ない、1981年11月から12月末まで国家試験を行ないました。
1981年12月27日には、初めて弾道ミサイルR-39の発射に成功しました。

1977年7月25日付でプロジェクト941「重戦略用途ロケット水中巡洋艦」に類別変更されました。

1981年12月29日に受領証書へ署名されてソ連海軍へ納入されましたが、翌1982年10月までは弾道ミサイルR-39(SS-N-20)の発射試験に従事し、総計で18回の発射に成功しました。
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R-39の戦力化の目途が立った事を受け、1982年12月14日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にソ連海軍へ就役し、北方艦隊第18潜水艦師団へ編入されました。
同年12月21日に母港となるザーパドナヤ・リツァニェールピチャ基地へ到着しました。
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その後は戦闘勤務(戦略核パトロール任務)や弾道ミサイルR-39の発射試験に従事しました。

1988年9月20日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』へ到着し、新型弾道ミサイル「バルク」を搭載するプロジェクト941U改装が行なわれる事になり、翌1989年1月20日には予備役に編入されました。

しかし、1991年12月のソ連邦解体により資金供給は止まり、TK-208の工事はストップしました。

1992年6月3日付で「重戦略用途原子力水中巡洋艦」に類別変更されました。

その後、弾道ミサイル「バルク」の開発は中止され、新たにモスクワ熱技術研究所が開発する「ブラヴァー」を搭載する事になった為、今度はプロジェクト941UM改装を受ける事になりました。
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2000年10月7日に「ドミトリー・ドンスコイ」と命名されました。

2002年6月26日に再進水し、6月30日から係留試験を開始し、翌2003年に洋上試験を行ないました。
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洋上試験は2004年12月初頭に完了し、ロシア海軍へ再就役しました。
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2005年から2010年まで潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験に従事しました。
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その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]
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2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

2015年6月26日から7月16日まで白海へ出航しました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した]

2015年9月3日から10日まで、再び白海へ出航しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出た]
[ロシア海軍の重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]


暫く動きの無かった「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、2017年5月27日にセヴェロモルスクへ到着しました。
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[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動した]

2017年7月中旬、「ドミトリー・ドンスコイ」は、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、2017年7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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2017年7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
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[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った]

北方艦隊艦船部隊は、8月7日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]

その後、北方艦隊艦船部隊バレンツ海で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、暫くの間セヴェロモルスクに留まっていましたが、9月初頭に出航し、9月4日に母港セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ帰港しました。
[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

2017年9月には北方艦隊の演習へ参加しました。
[タイフーン級戦略原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年12月15日には就役35周年記念式典が開催されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月15日10時4分配信
【世界最大の潜水艦は35周年を迎えた】

他の同型艦は全て退役しましたが、「ドミトリー・ドンスコイ」のみは現役に留まっています。
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[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける]

2018年~2019年にはオーバーホールを行ない(2018年初頭から6月までロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠)、2019年6月20日から白海で航行試験を行ない、深度200メートルまで潜航しました。
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一方、2021年に起工予定のプロジェクト955A(ボレイ-A)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の内の1隻が「ドミトリー・ドンスコイ」と命名される事になりました。
[ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイとクニャージ・ポチョムキンは2021年に起工される]

そうなると、今の「ドミトリー・ドンスコイ」は一体どうなるのかという疑問が生じますが(通常は退役する事になる)、現在の所は退役の話は全く出ておらず、仮に退役するとしても、それは5年以上先の話(つまり2020年代後半)になるようです。

ロシア造船業界は重戦略用途原子力水中巡洋艦アルハンゲリスクとセヴェルスターリを水中タンカーへ改造する用意がある

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『タス通信』より
2020年8月23日15時19分配信
【『統合造船業営団』は世界最大の潜水艦プロジェクト941を基にした水中タンカーを作成する用意がある】
モスクワ、8月23日/タス通信

『統合造船業営団』は、プロジェクト941戦略原子力潜水艦「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」を基にした水中タンカーを作成する用意がある。
このような艦1隻は、900億ルーブルの費用が掛かる。
日曜日、フォーラム『アルミヤ-2020』での『タス通信』のインタビューに対し、『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは述べた。

「このようなタンカーの構想は、完全に消えたわけでは無く、私共は、それを喜んで建造する用意があります。
結局のところ、ミサイルや燃料を運送するのに、どのような差異が有るのでしょうか?
海上航行の安全性の観点からは、このようなタンカーは適切な設計です。
水中では、例えば、嵐は酷くありませんからね」
ラフマノフ
は、潜水艦「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」から水中タンカーを作成する可能性についての質問に答え、こう話した。

しかし、『統合造船業営団』のトップは、このような艦を作成する費用は高くなることを指摘した。
「水中タンカーには、800億~900億ルーブルの費用が掛かるでしょう(価格は設計局が算定したものであり、決定案の少なくとも30パーセントは、現行の設計から流用される事を考慮している)。
このプロジェクトにより得られる経済効果は、『薄い』と言えるでしょう」
ラフマノフ
は説明した。

現在、弾道ミサイル搭載艦だった2隻のプロジェクト941潜水艦「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」海軍から除籍され、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で放置されている。
将来的には、解体が計画されている。

以前には、これらの潜水艦有翼ミサイルで再武装するという意見が提示された。
専門家によると、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は、各々が200基のミサイル「カリブル」を搭載できる。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941「アクラ」重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

・TK-208
1976年6月30日起工/1980年9月27日進水/1981年12月29日納入/1982年12月14日就役
1989年1月20日に近代化の為予備役編入、1991年よりプロジェクト941U近代化改装を始めるが資金不足の為に工事中断
1996年にプロジェクト941UMとして近代化改装工事を再開、2000年12月7日に「ドミトリー・ドンスコイ」と命名、2002年6月26日再進水、2004年12月再就役

・TK-202
1978年4月22日起工/1982年9月23日進水/1983年12月28日納入/1983年12月31日就役
1999年除籍、2005~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-12
1980年4月19日起工/1983年12月17日進水/1984年12月26日納入/1984年12月27日就役
1996年予備役編入、2000年除籍、2006~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-13
1982年2月23日起工/1985年4月30日進水/1985年12月26日納入/1985年12月30日就役
1997年除籍、2007~2009年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-17
1983年8月9日起工/1986年12月12日進水/1987年12月15日納入/1987年12月25日就役
2002年11月18日に「アルハンゲリスク」と命名、2005年1月26日予備役編入、2009年7月にセヴェロドヴィンスクへ回航、以後同地で係留保管

・TK-20
1985年8月27日起工/1989年4月11日進水/1989年12月19日納入/1989年12月22日就役
2000年6月20日に「セヴェルスターリ」と命名、2001年10月にセヴェロドヴィンスクへ回航、2004年4月29日予備役編入、以後係留保管


ただ1隻のプロジェクト941の現役艦「ドミートリー·ドンスコイ」は既に艦齢35年ですが、当面は現役に留まります。
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[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける]

あとの2隻~「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、現在はセヴェロドヴィンスクで係留保管されています。

2013年5月、この2隻を解体するという話が出てきましたが、未だ実行には移されていません。
[タイフーン級戦略原潜セヴェルスターリとアルハンゲリスクは除籍、解体される]


「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は、2016年以降に弾道ミサイル発射筒の封印作業が行なわれました。
これはアメリカとの戦略兵器削減条約に基づく措置です。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]

しかし、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」の処分(解体)そのものに関しては、未だ正式には決定されていません。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体は未だ決定されていない]
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体に関する決定は保留されている]

『ロスアトム』は、2020年以降に「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」を解体する意向のようです。
[ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦アルハンゲリスクとセヴェルスターリは2020年以降に解体される]

今回の『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフ氏の発言にしても、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」水中タンカーへ改造する具体的な計画や発注が有るわけでは無く、「やれと言われれば出来る」「そのような発注が有れば応じる事は出来る」といった程度のものに過ぎません。

ロシア海軍の重戦略用途原子力水中巡洋艦アルハンゲリスクとセヴェルスターリは2020年以降に解体される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月19日3時3分配信
【ロシアは2隻の世界最大の潜水艦を解体すると情報筋は伝えた】

2隻の世界最大の原子力潜水艦プロジェクト941(コード名「アクラ」)「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は解体される。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、造船分野の情報提供者より伝えられた。

「今後、これらを稼働させても、採算が取れません。
これらは既に海軍の戦闘編制から除かれています。
『ロスアトム』は、これらを2020年以降に解体します」

対談者は話した。

現在、(ロシア海軍の)編制には、弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験を行なっていた原子力潜水艦プロジェクト941U「ドミトリー・ドンスコイ」ただ1隻のみが残されている。

原子力潜水艦プロジェクト941は、世界最大の原子力潜水艦であり、満載排水量は49800トン、全長-172メートル、幅-23.3メートル。
このような巡洋艦は合計6隻建造された。
シリーズのトップ艦「ドミトリー・ドンスコイ」は1976年に起工され、1981年に北方艦隊の戦闘編制へ受け入れられた。

1996年~1997年、資金不足が故に3隻のロケット艦(TK-12、TK-202、TK-13)が就役期間12~13年で戦闘編制から除かれた。
同プロジェクトのトップ艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」は10年以上に渡り『セヴマシュ』で修理が行なわれ、「ブラヴァー」試験の為に近代化及び装備更新された。
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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941「アクラ」重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

・TK-208
1976年6月30日起工/1980年9月27日進水/1981年12月29日納入/1982年12月14日就役
1989年1月20日に近代化の為予備役編入、1991年よりプロジェクト941U近代化改装を始めるが資金不足の為に工事中断
1996年にプロジェクト941UMとして近代化改装工事を再開、2000年12月7日に「ドミトリー・ドンスコイ」と命名、2002年6月26日再進水、2004年12月再就役

・TK-202
1978年4月22日起工/1982年9月23日進水/1983年12月28日納入/1983年12月31日就役
1999年除籍、2005~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-12
1980年4月19日起工/1983年12月17日進水/1984年12月26日納入/1984年12月27日就役
1996年予備役編入、2000年除籍、2006~2007年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-13
1982年2月23日起工/1985年4月30日進水/1985年12月26日納入/1985年12月30日就役
1997年除籍、2007~2009年にセヴェロドヴィンスクで解体

・TK-17
1983年8月9日起工/1986年12月12日進水/1987年12月15日納入/1987年12月25日就役
2002年11月18日に「アルハンゲリスク」と命名、2005年1月26日予備役編入、2009年7月にセヴェロドヴィンスクへ回航、以後同地で係留保管

・TK-20
1985年8月27日起工/1989年4月11日進水/1989年12月19日納入/1989年12月22日就役
2000年6月20日に「セヴェルスターリ」と命名、2001年10月にセヴェロドヴィンスクへ回航、2004年4月29日予備役編入、以後係留保管


ただ1隻のプロジェクト941の現役艦「ドミートリー·ドンスコイ」は既に艦齢35年ですが、当面は現役に留まります。
[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける]

あとの2隻~「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、現在はセヴェロドヴィンスクで係留保管されています。

2013年5月、この2隻を解体するという話が出てきましたが、未だ実行には移されていません。
[タイフーン級戦略原潜セヴェルスターリとアルハンゲリスクは除籍、解体される]


「アルハンゲリスク」は、2016年に弾道ミサイル発射筒の封印作業が行なわれました。
これはアメリカとの戦略兵器削減条約に基づく措置であり、条約上では「弾道ミサイル20基の搭載能力を持つ原潜が1隻削減された」という事になります。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]

2016年6月27日
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2016年8月21日
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2016年10月2日
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2016年10月3日
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2017年5月15日
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しかし、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」の処分(解体)そのものに関しては、未だ正式には決定されていません。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体は未だ決定されていない]
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体に関する決定は保留されている]

今回の記事に登場する「ロシア造船業界の匿名希望の情報提供者」によると、『ロスアトム』は、2020年以降に「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」を解体する意向のようです。

重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍で現役に留まり続ける

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年1月10日13時9分配信
【世界最大の水中ロケット艦「ドミトリー・ドンスコイ」はロシア海軍に留まる-総司令官】
モスクワ、1月10日、インタファクス-AVN

北方艦隊プロジェクト941UM「アクラ」重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験の為に使用され、海軍の戦闘編制に留まる。
海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は発表した。

「ドミトリー・ドンスコイは海軍に留まります」
総司令官は『セヴマシュ』社で『工場』記者のインタビューに対し、こう話した。

2017年に「ドミトリー・ドンスコイ」バルト海へのユニークな艦隊間移動を行ない、クロンシュタットの主要海軍パレードへ参加した後に恒常駐留場所へ戻ってきた。

公開情報によると、世界最大の原子力潜水艦の排水量は、およそ50000トンである。
当初、ロケット艦は20基の大陸間弾道ミサイル複合体D-19を兵装として有しており、その後、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験の為に再装備された。

『セヴマシュ』では6隻のプロジェクト941潜水艦が建造された。
現在、海軍の戦闘編制に留まっているのは「ドミトリー・ドンスコイ」のみである。
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3隻の船体は解体され(アメリカ合衆国の援助により)、2隻の潜水艦は予備役となっている
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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941重戦略用途原子力水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

プロジェクト941(タイフーン級)の1番艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年12月29日納入、1982年12月14日海軍旗掲揚)は、1990年代末に新開発の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験艦プロジェクト941UMへ改造され、2005年から2010年まで発射試験に従事しました。

その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]

2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

2015年6月26日から7月16日まで白海へ出航しました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した]

2015年9月3日から10日まで、再び白海へ出航しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出た]
[ロシア海軍の重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]


暫く動きの無かった「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、2017年5月27日にセヴェロモルスクへ到着しました。
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[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動した]

2017年7月中旬、「ドミトリー・ドンスコイ」は、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]

「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、2017年7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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2017年7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った]

北方艦隊艦船部隊は、8月7日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]

その後、北方艦隊艦船部隊バレンツ海で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、暫くの間セヴェロモルスクに留まっていましたが、9月初頭に出航し、9月4日に母港セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ帰港しました。
[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

2017年9月には北方艦隊の演習へ参加しました。
[タイフーン級戦略原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年12月15日には就役35周年記念式典が開催されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年12月15日10時4分配信
【世界最大の潜水艦は35周年を迎えた】

既に艦齢35年のベテランの「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、今後は弾道ミサイル「ブラヴァー」改良型の試験艦として使用される事になり、退役は、まだまだ先になりそうです。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良され、射程距離と弾道重量が増加する]

重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月4日16時17分配信
【北方艦隊の重水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」はセヴェロドヴィンスクへ到着した】

白海海軍基地重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」が戻ってきた。
潜水艦の乗組員は、3ヶ月以上に渡り常時駐留所の外に居た~クロンシュタットで「海軍の日」の主要海軍パレードへ参加し、バレンツ海で戦闘訓練任務を遂行した。

セヴェロドヴィンスクの埠頭で水中巡洋艦の乗組員は、彼等を指揮する白海海軍基地司令官アルカジー・ロマノフ少将に出迎えられた。

彼は、指示された任務を成功裏に遂行し、常時駐留所へ到着したという報告を艦長オレグ・ツィビン1等海佐から受け、母港へ戻ってきた潜水艦乗りを祝福し、彼らの働きに感謝した。

重水中ロケット巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、現役に在る世界最大の潜水艦である。
その全長は170メートルを超え、幅は23メートル、浮上状態での吃水は約11メートル、水中排水量はおよそ50000トンである。

2017年7月に巡洋艦は歴史上初めて浮上状態でセヴェロモルスクからクロンシュタットへの移動を行なった。
艦はバルト海峡フィンランド湾の水路を何事も無く通過した。
7月30日に重戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、クロンシュタット泊地ロシア海軍の主要海軍パレードへ参加した。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

プロジェクト941重原子力戦略用途水中巡洋艦(タイフーン級)の1番艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年12月29日納入、1982年12月14日海軍旗掲揚)は、1990年代末に新開発の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験艦へ改造され、2005年から2010年まで発射試験に従事しました。

その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]

2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

2015年6月26日から7月16日まで白海へ出航しました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した]

2015年9月3日から10日まで、再び白海へ出航しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出た]
[ロシア海軍の重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、2020年まではロシア海軍に留まる事になります。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍に留まる]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは2020年まで現役に留まり、潜水艦弾道ミサイル"ブラヴァー"改良型の試験を行なう]


暫く動きの無かった「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、今年になってからセヴェロドヴィンスクで整備が行なわれ、2017年5月27日にセヴェロモルスクへ到着しました。
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[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動した]

7月中旬、「ドミトリー・ドンスコイ」は、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはバルト海へ向かった]

「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、7月25日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットへ到着する]

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7月30日、サンクトペテルブルククロンシュタットで観艦式(主要海軍パレード)が行なわれました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

北方艦隊からは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の他に、潜水艦「ウラジカフカス」クロンシュタットの観艦式へ参加しました。


「ドミトリー・ドンスコイ」「ピョートル・ヴェリキー」は、主要海軍パレード終了後の翌7月31日にクロンシュタットを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはクロンシュタットを去った]

北方艦隊艦船部隊は、8月7日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船は北海へ入った]

その後、北方艦隊艦船部隊バレンツ海で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、暫くの間セヴェロモルスクに留まっていましたが、9月初頭に出航し、9月4日に母港セヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ帰港しました。

ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年5月29日15時39分配信
【(ロシア)海軍の最後の原子力艦「アクラ」はセヴェロモルスクへ移動した】

プロジェクト941重原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、久しぶりに北方艦隊主要海軍基地セヴェロモルスクへ到着した。
5月29日・月曜日、『インタファクス』は消息筋の談話を報じた。


対談者が確言したように、これは、水中原子力艦クロンシュタットへの移動開始の前兆である。
同艦は、クロンシュタットで7月30日の海軍の日に実施される主要海軍パレードへ参加しなければならない。

以前、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは、同社が重原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」の技術的準備を問題なく完了したと発表した。
1ヶ月半に渡り、艦内総合システムの機器、機雷-魚雷兵器、電気機器と電力供給システムの修復が行なわれた。

「ドミトリー・ドンスコイ」は、ロシア海軍に唯一残されているプロジェクト941(コード名「アクラ」)原子力水中艦である。
2003年から2010年まで、潜水艦から「ブラヴァー」の試験が実施され、合計14回の発射の内、半分は成功と見なされている。
2015年には、潜水艦は何度も対潜演習の実施中に北方艦隊戦闘訓練射爆場へ出航した。

戦略原子力水中ロケット艦プロジェクト941「アクラ」は、世界最大の潜水艦である。
1981年から1989年に掛けて、このタイプの艦6隻が進水し、就役した。
潜水艦の主要兵装は、水中位置から発射管へ水を注入する必要なく、火薬蓄積圧力により発射を保障する20基の大陸間弾道ミサイルR-39である。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

プロジェクト941重原子力戦略用途水中巡洋艦(タイフーン級)の1番艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年12月29日納入、1982年12月14日海軍旗掲揚)は、1990年代末に新開発の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験艦へ改造され、2005年から2010年まで発射試験に従事しました。

その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]

2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

2015年6月26日から7月16日まで白海へ出航しました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した]

2015年9月3日から10日まで、再び白海へ出航しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出た]
[ロシア海軍の重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、2020年まではロシア海軍に留まる事になります。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍に留まる]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは2020年まで現役に留まり、潜水艦弾道ミサイル"ブラヴァー"改良型の試験を行なう]


暫く動きの無かった「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、今年になってからセヴェロドヴィンスクで整備が行なわれ、2017年5月27日にセヴェロモルスクへ到着しました。
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今後、「ドミトリー·ドンスコイ」クロンシュタットへ移動するようです。
7月30日の「ロシア海軍の日」の観艦式へ参加する為に。


「ドミトリー·ドンスコイ」が7月30日にクロンシュタットで行なわれる観艦式へ参加するという情報は、以前から何度も出ています。
何れも非公式筋からの情報ですが。

『イズベスチヤ』より
2017年4月27日0時1分配信
【超強力な核戦力「タイフーン」はバルト海へ行く】

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年5月4日20時25分配信
【(ロシア)海軍の日の為に北方艦隊の4隻の1等艦がクロンシュタットへの移動を計画している】

クロンシュタットの観艦式には、「ドミトリー·ドンスコイ」以外にも、北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が参加するかもしれません。

ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体に関する決定は保留されている

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年3月17日午前9時0分配信
【世界最大の水中ロケット艦「アクラ」型の解体に関する決定は(ロシア)国防省に責任が在る-統合造船業営団】
モスクワ、3月17日、インタファクス-AVN

『統合造船業営団』は、世界最大の水中ロケット艦「アクラ」型に関する全ての技術的課題を解決する用意がある。
金曜日、インタファクス-AVNは、3月19日に迎える潜水艦船員の日を前に、『統合造船業営団』副総裁(軍事造船)イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。

「原子力潜水艦プロジェクト941-アルハンゲリスクとセヴェルスターリの更なる使用に関する決定は、ロシア連邦国防省に責任が在ります」
彼は強調した。

彼によると「統合造船業営団の企業は、これらの艦に関する海軍の計画を実現する為の全ての技術的な可能性を有しております」

以前に建造された6隻のプロジェクト941「アクラ」ロケット艦の内、3隻は解体され、2隻は解体作業の開始を待っており、それは2017年に始まるかもしれない。
唯一現役に残されている重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験の為にプロジェクト941UMへ改造されたが故に、同様の関わり合いを免れた。

戦略ロケット艦プロジェクト941「アクラ」は、10基の個別誘導弾頭を搭載するRSM-52大陸間弾道ミサイル20基を弾薬として有していた。

「アクラ」は、これまでに建造された最大の潜水艦であり、その全長は172メートル、幅23.3メートル、吃水11.5メートル、それはギネスブックに記載されている。
鋼鉄軽量船体の内部は直径7.2メートルの2つの強化船体が有り、それぞれは8つの区画に分かれている。
その間には、3つの強化モジュールがある:艦首の6門の口径533mm魚雷発射管、艦尾と中央司令塔。
このような例は、潜水艦の非常に大きな幅と船体の配列から「カタマラン」と呼ばれている。

プロジェクト941は、海洋工学中央設計局『ルビーン』(サンクトペテルブルク)により開発された。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941重原子力戦略用途水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

ただ1隻の941原潜の現役艦「ドミートリー·ドンスコイ」は、2020年までは現役に留まる予定です。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは2020年まで現役に留まり、潜水艦弾道ミサイル"ブラヴァー"改良型の試験を行なう]

あとの2隻~「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、解体が予定されていました。

「アルハンゲリスク」の解体作業は2016年から始まる筈でした。
[ロシア海軍の戦略原潜タイフーン級は2隻が解体され、1隻は現役に留まる]
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]
[モスクワ郊外の愛国者公園にロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクのセイルが展示される]

しかし2016年11月、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」の処分(解体)は、未だ正式には決定されていない事を明らかにしました。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体は未だ決定されていない]

そして2017年3月後半になっても、この状況は全く変わっていないようです。

ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクとセヴェルスターリの解体は未だ決定されていない

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月11日12時18分配信
【世界最大の潜水艦「アクラ」の処分に関する決定は未だ下されていない】
モスクワ、11月11日-ロシア通信社ノーボスチ

世界最大の戦略原子力潜水艦プロジェクト941「アクラ」(NATO分類「タイフーン」)「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」の処分に関する決定は未だ下されていない。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、『統合造船業営団』公式代理人より伝えられた。

以前、軍事産業複合体の代理人は、ロシア連邦海軍総司令部が、これらの潜水艦の処分を決定したと伝えた。

「プロジェク941アクラ原子力潜水艦~アルハンゲリスクとセヴェルスターリの将来の使用に関する決定は、ロシア連邦国防省の責任下に在ります。
統合造船業営団は、これらの艦に関する海軍の計画を実現する為の全ての技術的可能性を有しております」
『統合造船業営団』
代理人は話した。

ソヴィエト社会主義共和国連邦は合計で6隻の「アクラ」型潜水艦を建造した。
「セヴェルスターリ」「アルハンゲリスク」は、現在、保管されている。
「ドミートリー・ドンスコイ」は、弾道ミサイル「ブラヴァー」を有するプロジェクト941UMへと近代化された。。

更に『統合造船業営団』代理人は、プロジェクト1144「オルラーン」重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」の運命は未だ決まっていないと伝えた。
「統合造船業営団は、重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフに関するロシア海軍の当面の計画については存じ上げておりません。
この問題は、海軍総司令部の責任下に在ります」

対談者は話した。

プロジェクト1144原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」ロシア連邦海軍北方艦隊の戦闘編制へ留まっている。
同型の「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』で近代化が行なわれている。



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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
プロジェクト941重原子力戦略用途水中巡洋艦(タイフーン級)は、1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

ただ1隻の941原潜の現役艦「ドミートリー·ドンスコイ」は、2020年までは現役に留まる予定です。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは2020年まで現役に留まり、潜水艦弾道ミサイル"ブラヴァー"改良型の試験を行なう]

あとの2隻~「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、解体が予定されていました。

「アルハンゲリスク」の解体作業は、今年(2016年)から始まる筈でした。
[ロシア海軍の戦略原潜タイフーン級は2隻が解体され、1隻は現役に留まる]
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]
[モスクワ郊外の愛国者公園にロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクのセイルが展示される]

しかし今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」の処分(解体)は、未だ正式には決定されていない事を明らかにしました。


更に『統合造船業営団』によれば、現在、沿海地方で保管されている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」に関しても、処分(解体)は決定されていないとの事です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフは浮きドックで修理された]
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ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは2020年まで現役に留まり、潜水艦弾道ミサイル"ブラヴァー"改良型の試験を行なう

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『タス通信』より
2016年6月21日9時40分配信
【情報筋:「ドミトリー・ドンスコイ」は近代化される「ブラヴァー」の試験へ参加する】
モスクワ、6月21日/タス通信

重水中ロケット艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、少なくとも2020年まで勤務を継続し、近代化される大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー-M」の試験へ参加する。
火曜日、タス通信ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「2019年末まで、ドミトリー・ドンスコイの処分・解体が議題に上る事は有りません。
同艦は海軍に留まり、モスクワ熱技術研究所の主導により開発されるミサイル"ブラヴァー"近代化型の発射及び飛翔試験の為に使用されます」

対談者は話した。

ミサイル「ブラヴァー-M」は、戦略原子力潜水艦「ボレイ」級の改善プロジェクト(コード名「ボレイ-A」)の兵装として意図されていると情報提供者は説明した。

この情報をタス通信は公式には確認していない。

以前、タス通信は、「ドミトリー・ドンスコイ」は2017年までミサイル及び他の機器の試験の為に使用される事が計画されているとロシア「防衛産業」の情報提供者から伝えられた。

「ドミトリー・ドンスコイ」は、ロシア海軍で唯一現役に留まっているプロジェクト941(コード名「アクラ」)原子力潜水艦である。
2003年から2010年まで、この潜水艦から「ブラヴァー」の試験が実施された。
合計で14回の発射が実施され、この内の半分は成功した。


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ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト941「アクラ」(NATOコード名「タイフーン」)】
1981年~1989年に6隻が就役しましたが、現役に留まっているのは1隻のみであり、既に3隻が解体されています。

プロジェクト941重原子力戦略用途水中巡洋艦(タイフーン級)の1番艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1981年12月29日納入、1982年12月14日海軍旗掲揚)は、1990年代末に新開発の潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」の試験艦へ改造され、2005年から2010年まで発射試験に従事しました。

その後、「ブラヴァー」発射試験艦としての任務を解かれ、今度は、海洋で試験を行なう新型潜水艦のサポート(試験のモニタリング)を行なう事になりました。
[タイフーン級原潜「ドミトリー・ドンスコイ」は試験艦として現役に留まる]

2013年には、戦略原潜「アレクサンドル・ネフスキー」、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」の海洋試験をサポートしました。
[タイフーン級原潜はロシア新世代原潜の海洋試験をサポートする]

2014年にも、新型原潜の海洋試験のモニタリングの為に何度か出航しています。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは出航した]
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは帰港した]
[ロシア海軍最新鋭原潜セヴェロドヴィンスクはタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイと共に出航した]

2015年6月26日から7月16日まで白海へ出航しました。
[ロシア海軍のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出航した]
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは3週間の航海を終えて帰港した]

9月3日から10日まで、再び白海へ出航しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは白海へ出た]
[ロシア海軍の重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]

「ドミトリー·ドンスコイ」は、当分の間はロシア海軍に留まる事になります。
[タイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍に留まる]


なお、他の2隻の「タイフーン」級-「アルハンゲリスク」「セヴェルスターリ」は既に退役しており、今後解体されます。
[ロシア海軍の戦略原潜タイフーン級は2隻が解体され、1隻は現役に留まる]

「アルハンゲリスク」の解体作業は今年(2016年)から始まります。
[ロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクは2016年に弾道ミサイル発射筒が使用不能にされる]
[モスクワ郊外の愛国者公園にロシア海軍のタイフーン級戦略原潜アルハンゲリスクのセイルが展示される]


ただ1隻の941原潜の現役艦「ドミトリー·ドンスコイ」ですが、今回の記事によると、2020年までは現役に留まるとの事です。

以前には2017年まで現役に留まる予定でしたが、更に数年間延びました。

「ドミトリー·ドンスコイ」の退役が先送りされた理由は、ロシア海軍新世代戦略原潜「ボレイ」級潜水艦発射弾道ミサイル「ブラヴァー」の改良型の試験を行なう為です。

「ドミトリー·ドンスコイ」は、2004年から2010年まで「ブラヴァー」の発射試験に従事していましたが、2011年以降は「ブラヴァー」の発射試験は全く実施していませんでした。

現在、『モスクワ熱技術研究所』は、「ブラヴァー」改良型の開発を進めています。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良される]

この改良型「ブラヴァー」-「ブラヴァー-M」の試験艦として、再び「ドミトリー·ドンスコイ」が使用される事になるようです。