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ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M超ゴルシコフ型)は駆逐艦/軽巡洋艦の役割を果たす

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『REPORTER』より
2023年2月8日16時10分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は駆逐艦や軽巡洋艦へ成長できる】


ロシア海軍の最も深刻な問題の1つは、遠海・大洋ゾーンで戦闘任務を遂行できる1等艦の深刻な不足と言えるだろう。
超駆逐艦プロジェクト「リデル」については、長い間何も聞こえてこない。
ロシア連邦海軍の穴を塞ぐのは、古いソヴィエトプロジェクト1155/1155.1大型対潜艦プロジェクト1144「オルラン」巡洋艦の高度な近代化によるものである。
最新の駆逐艦或いは巡洋艦は、ロシア連邦海軍の一員として待ち受けているのか?

[フリゲート]
数日前、素晴らしいニュースが有った。
『アムール造船工場』で、追加の6隻のプロジェクト22350及び22350Mフリゲートが建造されるというものである。
太平洋艦隊で勤務に就く事になる「アドミラル・ゴルシコフ」シリーズのトップ艦の「姉妹艦」の発注の一部が極東へ移管されるという決定は、『北方造船所』が必要な建造テンポに釣り合っていないが故に、歓迎するしかない。

現在、サンクトペテルブルクでは一度に8隻のプロジェクト22350フリゲートが建造されており、各艦の満載排水量は5400トンに達し、航続距離は4500海里、最大速力29.5ノット、自立航行期間は30日である。
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このシリーズの最初の4隻は、海上及び地上の目標を攻撃できる16基のミサイル「カリブル-NK」「オーニクス」或いは「ツィルコン」を選択して搭載できる。
潜水艦と戦う為に、ロシアフリゲート対潜複合体「パケート」「オトヴェート」対潜ヘリコプターKa-27を装備している。

興味深いことに、シリーズの5番艦からは増強された打撃兵器を搭載する~トップの「アドミラル・ゴルシコフ」のような16基の代わりに32基のミサイル
対空防衛は、攻撃距離150キロメートルの高射ミサイル32基を装弾する最新の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」が担当する。
ロシアプロジェクト22350フリゲートは、近海及び遠海ゾーンでの行動が可能な本格的な1等多目的誘導ロケット兵器艦である。
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[駆逐艦]
正式には、ロシア海軍将来駆逐艦プロジェクト23560「リデル」となる筈だった。
その満載排水量は17000~19000トン、最大速力32 ノット、核動力装置を使用するが故に航行距離は無制限である。
駆逐艦/巡洋艦の兵装は、64基のミサイル「カリブル-NK」、「オーニクス」或いは「ツィルコン」対潜兵器複合体「パケート-NK」と2機のヘリコプターKa-27PL、高射兵器は高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」高射ミサイル機関砲複合体「パーンツィリ-M」そして将来的には高射ミサイル複合体S-400/S-500の艦載ヴァージョンである。

それは、未だ模型の形でのみ「リデル」が存在し、そしておそらくは、そのままとなるであろう。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフによればプロジェクトの高い複雑さと、1000億ルーブルから始まる1隻の艦の費用が故に、プロジェクト23560駆逐艦/巡洋艦は、そのような落ち着いた形で実現する事は無いだろう。

ロシア将来駆逐艦の役割は、満載排水量が8500トンにまで増加したプロジェクト22350Mへ正当に求められる。
航行距離は7000海里に、最大速力は30ノットに増加する。
64基の高射ミサイルに加え、サイズは1.5倍となり、実質的には駆逐艦となるフリゲートは、32基では無く、48基の「カリブル-NK」、「オーニクス」或いは「ツィルコン」を搭載し、1機では無く2機の対潜ヘリコプターを搭載する。
プロジェクト22350M駆逐艦は、おそらくは『北方造船所』の新たな造船台で建造される。

ロシア連邦海軍が受け取るこのタイプの艦の正確な隻数は未だ不明であるが、北方艦隊、太平洋艦隊、そして更に地中海で行動する為の黒海艦隊に少なくとも2隻ずつ必要であり、多いほど良い。

[軽巡洋艦?]
興味深い事に、プロジェクト22350Mロシア将来軽巡洋艦を作成する為のプラットフォームとして機能するかもしれない。
最近の報道では、「超ゴルシコフ」の満載排水量が更に増加し、9000~10000トンになるという噂が広がっている。
そして、これは非常に大きな変身となる。
一方、これにより、その費用は250~350億ルーブルから350~450億ルーブルに増加する。

他方では、これにより艦は駆逐艦から実質的には軽巡洋艦クラスとなる。
比較の為に、昨年沈没したロシア連邦海軍黒海艦隊の旗艦・プロジェクト1164ロケット巡洋艦「モスクワ」の満載排水量は11420トンであった。
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大型化された船体により「超ゴルシコフ」はより多くの打撃ミサイルを配置できるようになるが、最も重要なのは、以前には「リデル」の為に意図されていたより強力な海上発射遠距離対空防衛システムである。
外国の専門誌『ミリタリー・ウォッチ』は、その情報源を引用し、プロジェクト22350M艦には、当初は地上配備の高射ミサイル複合体S-400の為に開発された高射ミサイル40N6、或いは陸軍の高射ミサイル複合体S-300V4の為に意図されている9M82MDを装備できると伝えた。

これにより、寸法が拡大した駆逐艦は、1000キロメートルの距離で海上および陸上の目標を攻撃し、半径400キロメートルの空中迎撃を実行できる軽巡洋艦に変わる。
これは1隻の「リデル」の価格で、駆逐艦フリゲートと同じタイプの2隻のプロジェクト22350M多目的戦闘艦を入手できる為、建造とその後の保守が大幅に簡素化される。

筆者:セルゲイ・マルジェツキー
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ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)は射程400kmの超長距離艦対空ミサイルを装備する

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『タス通信』より
2023年2月3日9時6分配信
【ロシアのプロジェクト22350Mフリゲートは超長距離高射ミサイルを装備する】
モスクワ、2月3日/タス通信

近代化されたプロジェクト22350Mフリゲート艦載高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」を装備し、射程400キロメートルの超遠距離高射誘導ミサイルを得る。
『タス通信』は防衛産業企業体に近い情報筋から伝えられた。

「改善プロジェクト22350Mフリゲートへ設置される複合体ポリメント-リドゥートは、中距離及び長距離高射誘導ミサイルに加えて更に、最大距離400キロメートルの空中目標を攻撃する重超遠距離ミサイルを受け取ります」
対談者は話し、現在、「ポリメント-リドゥート」は攻撃距離150キロメートルのミサイルを使用できる事を想い起こした。

彼によると、空中目標の迎撃距離がほぼ3倍になった事により、ロシアフリゲートNATO遠距離電波位置測定探知・管制航空機(早期警戒管制機)を攻撃し、中距離及び短距離の高射誘導ミサイルを使用して、より効果的な対空防衛の組織が可能となる。

対談者は、遠距離高射誘導ミサイルは、同プロジェクトフリゲートへ設置される汎用艦載射撃複合体(UKSK)3S14のセルから発射される事を指摘した。
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プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」には、16基のミサイル用の2組のUKSKが配置されている。
「アドミラル・アメリコ」(プロジェクト22350の5番艦)からは、各々が8基のミサイル収納を考慮した複合体が初めて4基設置される。
近代化プロジェクト22350Mフリゲートは6組~48基のミサイルが搭載される。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前、防衛産業企業体の情報筋は『タス通信』へ、プロジェクト22350Mフリゲートのトップの起工は、2023年に新たな造船台が稼働へ入る『北方造船所』で計画されていると伝えた。
合計12隻の近代化プロジェクト22350Mの建造が計画されている。
更に『タス通信』は、フォーラム『アルミヤ-2023』で6隻のプロジェクト22350及び22350Mフリゲートシリーズの建造契約への軍当局との署名が計画されていると伝えた。



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1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で8隻が起工されており、この内2隻がロシア海軍へ引き渡され、もう1隻が艤装中です。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
«Адмирал флота Советского Союза Горшков»(工場番号921)
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2006年2月1日起工/2010年10月29日進水/2018年7月28日就役
北方艦隊へ配備(舷側番号454)

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」«Адмирал флота Касатонов»(工場番号922)
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2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2020年7月21日就役
北方艦隊へ配備(舷側番号461)

「アドミラル・ゴロフコ」«Адмирал Головко»(工場番号923)
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2012年2月1日起工/2020年5月22日進水/2023年就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」
«Адмирал флота Советского Союза Исаков»(工場番号924)
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2013年11月14日起工/2023年以降就役予定

「アドミラル・アメリコ」«Адмирал Амелько»(工場番号925)
2019年4月23日起工/2024年就役予定

「アドミラル・チチャーゴフ」«Адмирал Чичагов»(工場番号926)
2019年4月23日起工/2025年就役予定

「アドミラル・ユマシェフ」«Адмирал Юмашев»(工場番号927)
2020年7月20日起工/2025年就役予定

「アドミラル・スピリドノフ」«Адмирал Спиридонов»(工場番号928)
2020年7月20日起工/2026年就役予定


5番艦(「アドミラル・アメリコ」)以降は巡航ミサイルの搭載数を増加した改正型となります。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの後期建造艦(5番艦以降)は32基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]

9番艦と10番艦の起工も予定されています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート10番艦は「アドミラル・ヴィソツキー」と命名される]


その後は拡大発展型のプロジェクト22350Mフリゲートの建造へと移行します。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの大まかな概要を決める草案設計の契約へ署名し、作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した]

当初、プロジェクト22350Mの排水量は6500トン~約8000トン程度になる筈でした。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

しかし、その後に設計変更され、プロジェクト22350Mの設計をサポートする『クルイロフ研究センター』での水槽実験の結果、9000トン~10000トン級に拡大される事になりました。
これはロシア海軍将来駆逐艦(リデル)の初期設計案に相当します。
1隻辺りの建造費も350億~450億ルーブルに増加するようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の排水量は9000~10000トンに増加する]


プロジェクト22350M巡航ミサイル(対地/対艦ミサイル)の搭載数は少なくとも48基になり、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]

高射ミサイル(艦対空ミサイル)22350と基本的には同じ「ポリメント-リドゥート」となりますが、射程400キロメートルの超遠距離対空ミサイル(40N6?)が追加されます。
ただし、このミサイルは大型になる為、「ポリメント-リドゥート」垂直発射機ではなく、汎用巡航ミサイル垂直発射機3S14(カリブル/オーニクス/ツィルコン/オトヴェート共用)を使う事になるようです。


2023年8月14日~20日にモスクワ州クビンカ『愛国者公園』での開催が予定されている軍事技術フォーラム『アルミヤ-2023』で、6隻のプロジェクト22350及び22350Mフリゲートの建造契約への署名が予定されています。
[2023年8月の軍事技術フォーラム『アルミヤ-2023』でロシア海軍のプロジェクト22350/22350Mフリゲート6隻の建造契約が締結される]

ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の排水量は9000~10000トンに増加する

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『MASHNEWS』より
2022年11月10日16時25分配信
【新たなフリゲート「スーパー・ゴルシコフ」は「巡洋艦」のサイズに成長する。価格も同様に】

『クルイロフセンター』の実験水槽では、将来フリゲート・プロジェクト22350Mの更新された船体模型の試験が成功裏に完了した。
プロジェクト改正の結果、艦の排水量は当初の7000~8000トンから9000~10000トンへ増加した。
フリゲートの価格も上昇する。


[プロジェクト22350Mフリゲートは小型巡洋艦レベルの排水量と武装を得る]
プロジェクト22350
(シリーズのトップ艦は「アドミラル・ゴルシコフ」)をベースに作成された新たなフリゲートは、造船業界から「スーパー・ゴルシコフ」というニックネームを受けた。
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その排水量は、ベースとなったプロジェクト22350と比較するとほぼ倍増して駆逐艦あるいは小型巡洋艦レベルとなり、弾薬量も著しく増加する。

大まかな見積もりによると、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの250億~350億ルーブルに比べ、プロジェクト22350Mフリゲートは350億~450億ルーブルの費用が掛かる。

状況に精通する造船業界の情報筋が『MASHNEWS』へ話したように、設計の過程で将来艦の排水量は当初の当初の7000~8000トンから9000~10000トンへ増加した。
これは、アメリカ合衆国海軍ミサイル駆逐艦「アーレイ・バーク」型或いはプロジェクト1164「モスクワ」型巡洋艦にほぼ相当する。
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2017年、当時の軍備担当海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスク中将は、この記事の著者へプロジェクト22350Mフリゲートは約8000トンの排水量を得て、48基の有翼ミサイル「カリブル」を搭載できると話した。
その兵器には、更に極超音速ミサイル「ツィルコン」も含まれる。
動力は完全にロシア製となり、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートよりも強力となる。

寸法の増加により、様々な兵器の為の多数の垂直発射装置フリゲートへの装備が可能となる:打撃ミサイルや自衛兵器(高射ミサイル)
プロジェクト22350フリゲートの第1シリーズには、16セル(16基の「カリブル」「オーニクス」或いは「ツィルコン」)の汎用艦載射撃複合体UKSKが有る。
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プロジェクト22350フリゲート第2シリーズは32セルの汎用艦載射撃複合体を、そしてプロジェクト22350Mフリゲートは少なくとも48セルを得る。

[プロジェクト22350M艦はどのように設計されたのか]
他の対談者は、設計者は全ての必要な流体力学的計算を実行し、それに基づいて船体模型が作成され、『クルイロフ国立科学センター』の水槽で成功裏に試験が行なわれたと述べた。
『クルイロフ国立科学センター』科学部長ワレリー・ポロヴィンキン『MASHNEWS』に対し、この情報を認めなかったが、反論もしなかった。
彼によると、ロシア海軍の為に作成される全ての最新プロジェクト艦の為、模型試験が実施される。

プロジェクト22350Mフリゲートの設計局である『北方計画設計局』は、2018年12月25日に艦の草案設計の開発契約を締結した。
一般には、草案設計に先行する概念設計及び予備設計の開発時期は伝えられていない。
2010年以来、設計者は自主的に、そして海軍の希望に沿って設計前の作業を行なっていたと考えられる。
プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計の準備が整っている事は2019年11月に知られるようになった:従って、その開発には1年弱が費やされた。
新たなシリーズのトップ艦の起工は2021年に計画されていたが、期限は先延ばしされた。

2019年、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、新たな艦の設計は2022年に完了すると発表した。
この時、起工は2023年に計画されていた。
2021年、『統合造船業営団』の軍事造船担当副総取締役ウラジーミル・コロリョーフは、艦の技術設計は2023年に完了し、起工はその1年後になると述べた。

従って、プロジェクト22350Mのトップ艦の引き渡し時期は、最初に発表された2026~2027年になる事は有り得ず、新たなシリーズの1番艦の建造は、次の国家軍備プログラムへ移行する事になるだろう。
現行の国家軍備プログラムは2018年に採用され、2027年まで計上されている。

[プロジェクト22350Mフリゲートの起工時期は何に依るのか]
プロジェクト22350Mフリゲート
は、サンクトペテルブルク『北方造船所』での建造が計画されている:これはベースのプロジェクト22350フリゲートを建造しているロシア唯一の工場である。
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プロジェクト22350Mのトップ艦の起工は、『北方造船所』の新たな船台の建設完了後に計画されている。
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造船所の大規模な近代化プログラムに含まれる船台建設の完了時期は、請負業者の問題により何度も延期された。
10月26日、工場の総取締役イーゴリ・オルロフは、新たな請負業者を選択する為の入札手続きが完了したと『MASHNEWS』へ言った。

彼によると、以前の請負業者は必要量の作業を完了せずに倒産した。
「今年は建設を続けます」
『北方造船所』
総取締役は締め括った。
2017年、造船所の近代化には260億ルーブル掛かると見積もられていた。
おそらく今は、この金額は増加している。

『北方造船所』広報サービスは、プロジェクト22350Mのトップ艦の起工時期に関する『MASHNEWS』記者の質問を国防省へ転嫁した。
ロシア海軍総司令官補佐官イーゴリ・ディガロ1等海佐は、新たなタイプのフリゲートの建造に関する情報へ直ちにコメントできなかった。

新たな艦の費用は明らかにされていないが、プロジェクト22350の建造時に見積もられた推定金額250~350億ルーブルを超える。
ロシア国際問題評議会の専門家でありロシア海軍の専門家のイリヤ・クラムニクによると、将来フリゲートの費用は、プロジェクト22350艦の第1及び第2シリーズと比べて遥かに高くなる。
一部メディアによると、プロジェクト22350Mフリゲートの大まかな費用は340~450 億ルーブルと見積もられる。
同時に「船体から船体まで」の大量生産を確立する過程で艦は安価になると元『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフは話した。

[MASHNEWS参照]
プロジェクト22350フリゲート
の開発は、20世紀~21世紀の境目に始まった。
プロジェクトは『北方計画設計局』で作成され、設計主任はイーゴリ・シラムコである。
トップ艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は2006年に起工された。
数々の困難が故に、就役は2018年になった。

現在、同プロジェクトの2隻の艦が就役し、更なる6隻は様々な準備段階に在る。

プロジェクト22350Mフリゲートのトップの就役後、ロシア海軍「フリゲート」クラスの多目的戦闘水上艦の4つのシリーズを有する:これはプロジェクト11356艦、プロジェクト22350フリゲートの第1及び第2シリーズ、そして22350Mである。
海軍におけるこのような艦の必要な総数は、少なくとも20~24隻のフリゲートと見積もられている。
11月9日現在、海軍にはこのクラスの艦は6隻だけである:3隻のプロジェクト11356フリゲート、2隻のプロジェクト22350フリゲート第1シリーズ、当初はプロジェクト1155大型対潜艦として建造され、「フリゲート」レベルに近代化されたプロジェクト1155Mフリゲート



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で8隻が起工されており、この内2隻がロシア海軍へ引き渡され、もう1隻が艤装中です。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
«Адмирал флота Советского Союза Горшков»(工場番号921)
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2006年2月1日起工/2010年10月29日進水/2018年7月28日就役
北方艦隊へ配備(舷側番号454)

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」«Адмирал флота Касатонов»(工場番号922)
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2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2020年7月21日就役
北方艦隊へ配備(舷側番号461)

「アドミラル・ゴロフコ」«Адмирал Головко»(工場番号923)
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2012年2月1日起工/2020年5月22日進水/2023年末就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」
«Адмирал флота Советского Союза Исаков»(工場番号924)
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2013年11月14日起工/2023年以降就役予定

「アドミラル・アメリコ」«Адмирал Амелько»(工場番号925)
2019年4月23日起工/2024年就役予定

「アドミラル・チチャーゴフ」«Адмирал Чичагов»(工場番号926)
2019年4月23日起工/2025年就役予定

「アドミラル・ユマシェフ」«Адмирал Юмашев»(工場番号927)
2020年7月20日起工/2025年就役予定

「アドミラル・スピリドノフ」«Адмирал Спиридонов»(工場番号928)
2020年7月20日起工/2026年就役予定


5番艦(「アドミラル・アメリコ」)以降は巡航ミサイルの搭載数を増加した改正型となります。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの後期建造艦(5番艦以降)は32基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]

9番艦と10番艦の起工も予定されています。
[ロシア海軍黒海艦隊向けのプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2隻(9番艦と10番艦)は2022年に起工される]


その後は拡大発展型のプロジェクト22350Mフリゲートの建造へと移行します。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの大まかな概要を決める草案設計の契約へ署名し、作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した]

当初、プロジェクト22350Mの排水量は6500トン~約8000トン程度になる筈でした。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

しかし、その後に設計変更され、プロジェクト22350Mの設計をサポートする『クルイロフ研究センター』での水槽実験の結果、9000トン~10000トン級に拡大される事になりました。
これはロシア海軍将来駆逐艦(リデル)の初期設計案に相当します。
1隻辺りの建造費も350億~450億ルーブルに増加するようです。

プロジェクト22350Mの設計作業は2022年の完了が予定されていましたが、サイズが増加した為、おそらく今年中に完了する事は出来ないでしょう。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の設計作業は2022年に完了する]

プロジェクト22350Mの1番艦が起工されるのは、設計作業が完了し、尚且つ現在建設中の『北方造船所』の新たな乾ドックが完成し、稼働を開始した後になります。
ただし、新たな乾ドックの建設は請負業者の倒産により遅れており、現時点では未だ具体的な起工時期は決まっていません。
[ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の1番艦の具体的な起工時期は未だ決まっていない]


プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は少なくとも48基になり、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]
ただし、サイズが当初より大型化した事に伴い、更に増加(計64基)する可能性も有ります。

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。
高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
130mm単装砲A-192M「プーマ」
高射ミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」
対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
視覚-光学妨害ステーション「フィリン」


プロジェクト22350は、航行用のディーゼルエンジン10D49(出力5200馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたディーゼル-ガスタービンユニットを2組搭載したCODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)方式ですが、22350Mは、航行用のガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたガスタービンユニットを2組搭載したCOGAG(COmbined Gas turbine And Gas turbine)方式になるようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の為のガスタービンユニットが開発される]

ガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)
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ガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)
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[ルイビンスクのサトゥルン社はロシア海軍の為のガスタービンエンジンの生産を開始する]

ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の1番艦の具体的な起工時期は未だ決まっていない

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『タス通信』より
2022年8月17日13時11分配信
【超フリゲート・プロジェクト22350Mのトップ艦の起工時期は国防省が決める】
愛国者公園/モスクワ州、8月17日/タス通信

プロジェクト22350Mフリゲートのトップ艦起工日の決定はロシア連邦国防省の管轄に在る。
『タス通信』フォーラム『アルミヤ-2022』『北方造船所』総取締役イーゴリ・オルロフより伝えられた。

「艦の起工プログラムについて話す権限が有るのは発注者であるロシア連邦国防省です」
プロジェクト22350Mフリゲート
のトップ艦が2023年に新たな造船台で起工されるのかという質問に答え、彼は話した。

以前、『北方造船所』のトップは、フォーラムの最中に同社は新たな契約へ署名する予定は無い事を指摘した。
何故ならば「我々には、現在、大量の受注が有り、工場の全生産設備が関わっており、生産スケジュールの実行は現行の契約に集中していますので」
彼によると、今年初め、造船所には24の造船受注品が有った。
特に、6隻のプロジェクト22350フリゲートと4隻のコルベットが様々な建造段階に在る。

以前、『タス通信』は、防衛産業企業体の情報筋から超フリゲート・プロジェクト22350Mのトップはサンクトペテルブルク『北方造船所』で2023年に起工されるかもしれないと伝えた。

複数のメディアは、の要求により将来フリゲート・プロジェクト22350M汎用艦載射撃複合体の数は8組に増加すると報じた。
各々の汎用艦載射撃複合体は8基のミサイル「オーニクス」或いは「カリブル-NK」の使用が考慮されている。

国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』は、8月15日から21日までモスクワ郊外の『愛国者』展示センターで開催される。
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行事はロシア国防省が主催する。



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1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で8隻が起工されており、この内2隻がロシア海軍へ引き渡され、もう1隻が艤装中です。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
«Адмирал флота Советского Союза Горшков»(工場番号921)
2006年2月1日起工/2010年10月29日進水/2018年7月28日就役
北方艦隊へ配備(舷側番号454)

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」«Адмирал флота Касатонов»(工場番号922)
2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2020年7月21日就役
北方艦隊へ配備(舷側番号461)

「アドミラル・ゴロフコ」«Адмирал Головко»(工場番号923)
2012年2月1日起工/2020年5月22日進水/2022年末就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」
«Адмирал флота Советского Союза Исаков»(工場番号924)
2013年11月14日起工/2023年就役予定

「アドミラル・アメリコ」«Адмирал Амелько»(工場番号925)
2019年4月23日起工/2024年就役予定

「アドミラル・チチャーゴフ」«Адмирал Чичагов»(工場番号926)
2019年4月23日起工/2025年就役予定

「アドミラル・ユマシェフ」«Адмирал Юмашев»(工場番号927)
2020年7月20日起工/2025年就役予定

「アドミラル・スピリドノフ」«Адмирал Спиридонов»(工場番号928)
2020年7月20日起工/2026年就役予定



その後は拡大発展型のプロジェクト22350Mフリゲートの建造へと移行します。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計作業の契約へ署名し、艦の大まかな概要を決める草案設計作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した]

今後は実際に建造される艦の詳細な設計作業が行なわれ、2022年の完了が予定されています。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の設計作業は2022年に完了する]

プロジェクト22350Mの1番艦が起工されるのは、『北方造船所』の新たな乾ドックが完成し、稼働を開始した後の2023年以降になります。
現時点では未だ具体的な時期は決まっていませんが。
[ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の1番艦は2023年に起工される]

プロジェクト22350Mの排水量は、以前には6500トン~約8000トンになると言われていましたが、現在では7000トン程度に落ち着いているようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は48基と、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]
更に増加(計64基)する可能性も有るようです。

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した]

130mm単装砲A-192M「プーマ」
[ロシア海軍の新型130mm砲A-192Mの量産が始まった]

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される]

視覚-光学妨害ステーション「フィリン」
[ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する]


プロジェクト22350は、航行用のディーゼルエンジン10D49(出力5200馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたディーゼル-ガスタービンユニットを2組搭載したCODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)方式ですが、22350Mは、航行用のガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたガスタービンユニットを2組搭載したCOGAG(COmbined Gas turbine And Gas turbine)方式になるようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の為のガスタービンユニットが開発される]

ガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)
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ガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)
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[ルイビンスクのサトゥルン社はロシア海軍の為のガスタービンエンジンの生産を開始する]

ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の1番艦は2023年に起工される

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『タス通信』より
2021年7月31日9時1分配信
【最初のプロジェクト22350Mフリゲートは2023年に起工される】
モスクワ、7月31日/タス通信

打撃力が増加したプロジェクト22350M大洋ゾーンフリゲートのトップは、サンクトペテルブルク造船工場『北方造船所』で2023年に起工される。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「『北方造船所』におけるプロジェクト22350Mフリゲートのトップの起工は、新たな船台の操業開始後と同時の2023年に計画されております」
彼は話した。

『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)は、情報提供者からのこの情報について『タス通信』へコメントしなかった。

現在、工場『北方造船所』では、プロジェクト22350フリゲートシリーズの建造が進められている。
この内の2隻~「アドミラル・ゴルシコフ」「アドミラル・カサトノフ」は、ロシア海軍へ引き渡されている。
近代化されたものを含め、更なる6隻の船体が様々な建造段階に在る。

プロジェクト22350は、国内造船業の最も先進的で技術的に進んだ開発である。
まさしく、これらの多目的フリゲート(警備艦)は、将来の沿海ゾーンのロシア艦隊の基礎となる。
その主な打撃兵装は、各々が8基のミサイル「カリブル-NK」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体(UKSK)2基~4基である。
その後、将来フリゲート・プロジェクト22350Mの建造が予定されている。
メディアは、軍の要請により、プロジェクト22350MフリゲートUKSKの数が8基に増加すると伝えた。



ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で8隻が起工され、この内の2隻が就役しています。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号461)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2020年7月21日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月22日に進水しました。
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[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは係留試験の準備を進めている]
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2022年にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備される]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート4番艦アドミラル・イサコフの1基目のディーゼル・ガスタービンユニットが納入された]
ロシア海軍への引き渡しは2022年以降に予定されています。

1番艦~4番艦はプロジェクト22350フリゲートの第1シリーズ(原型)となります。


4隻で建造が打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。

2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの第2シリーズとなる5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板
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「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。

2020年7月20日、プロジェクト22350フリゲートの7番艦「アドミラル・ユマシェフ」と8番艦「アドミラル・スピリドノフ」『北方造船所』で一斉に起工されました。
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[ロシア海軍の新世代フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

現在の所、この2隻のロシア海軍への引き渡しは、2025~2026年に予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"は2025-2026年にロシア海軍へ就役する]

5番艦~8番艦は、打撃巡航ミサイル(対艦/対地ミサイル)の搭載数が増加します。
(1~4番艦は16基)
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの後期建造艦(5番艦以降)は32基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]

計8隻の建造が計画されているプロジェクト22350フリゲートは、北方艦隊に3隻、太平洋艦隊に3隻、黒海艦隊に2隻が配備されます。


その後は、第3シリーズとなる拡大発展型のプロジェクト22350Mフリゲートの建造へと移行します。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計作業の契約へ署名し、艦の大まかな概要を決める草案設計作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した]

今後は実際に建造される艦の詳細な設計作業が行なわれ、2022年の完了が予定されています。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の設計作業は2022年に完了する]

プロジェクト22350Mの1番艦は、『北方造船所』の新たな乾ドックが完成し、稼働を開始した後の2023年に予定されています。
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[サンクトペテルブルクの北方造船所の新たな乾ドックは2022年以降に稼働する]

プロジェクト22350Mの排水量は、以前には6500トン~約8000トンになると言われていましたが、現在では7000トン程度に落ち着いているようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は48基と、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した]

130mm単装砲A-192M「プーマ」
[ロシア海軍の新型130mm砲A-192Mの量産が始まった]

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される]

視覚-光学妨害ステーション「フィリン」
[ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する]


プロジェクト22350は、航行用のディーゼルエンジン10D49(出力5200馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたディーゼル-ガスタービンユニットを2組搭載したCODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)方式ですが、22350Mは、航行用のガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたガスタービンユニットを2組搭載したCOGAG(COmbined Gas turbine And Gas turbine)方式になるようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の為のガスタービンユニットが開発される]

ガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)
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ガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)
M70FRU.jpg
[ルイビンスクのサトゥルン社はロシア海軍の為のガスタービンエンジンの生産を開始する]


なお、2020年4月、プロジェクト22350Mの開発作業が一時中断されていると報じられ、これが「22350Mは中止された」と一部で誤解されましたが、無論、中止などされていません。
[ロシア海軍の次世代水上戦闘艦・原子力駆逐艦リデルとプロジェクト22350Mフリゲートの設計作業は一時中断されている]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ)の開発作業は中止されていない]

ロシア海軍の将来フリゲート(プロジェクト22350M「超ゴルシコフ」型)の為のガスタービンユニットが開発される

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『タス通信』より
2021年6月23日17時23分配信
【『ロステック』は将来のロシアのフリゲートの為のエンジンを開発している】
サンクトペテルブルク、6月23日/タス通信

『ロステック』『統合エンジン製造営団』は、将来のロシアフリゲートの為の動力装置の開発を進めている。
『タス通信』は、国際海軍サロン(IMDS-2021)の最中に海洋ガスタービンエンジンの設計主任アレクサンドル・ポネジェーリンより伝えられた。

「最新の動力装置を作成する為の作業は進行中です。
特に、将来フリゲートの為のガスタービンユニットを開発するプロジェクトは、実現段階に在ります」

広報サービスは通知した。

営団が指摘したように、動力装置の構成には、『統合エンジン製造営団』が開発する最新のユニットが含まれる。
「航行用エンジンとしてM70FRUを、そして増速用にはM90FRを使用します」
ポネジェーリン
は付け加えた。

現在、最も現代的なロシア「フリゲート」クラスの艦~プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」級は、M90FRガスタービンエンジンをベースにした動力装置を装備している。



ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で8隻が起工され、この内の2隻が就役しています。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号461)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2020年7月21日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月22日に進水しました。
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[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは係留試験の準備を進めている]
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2022年にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備される]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
ロシア海軍への引き渡しは2022年以降に予定されています。

1番艦~4番艦はプロジェクト22350フリゲートの第1シリーズ(原型)となります。


4隻で建造が打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。

2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの第2シリーズとなる5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板
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「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。

2020年7月20日、プロジェクト22350フリゲートの7番艦「アドミラル・ユマシェフ」と8番艦「アドミラル・スピリドノフ」『北方造船所』で一斉に起工されました。
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[ロシア海軍の新世代フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

現在の所、この2隻のロシア海軍への引き渡しは、2025~2026年に予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート"アドミラル・ユマシェフ"と"アドミラル・スピリドノフ"は2025-2026年にロシア海軍へ就役する]

5番艦~8番艦は、打撃巡航ミサイル(対艦/対地ミサイル)の搭載数が増加します。
(1~4番艦は16基)
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの後期建造艦(5番艦以降)は32基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]

計8隻の建造が計画されているプロジェクト22350フリゲートは、北方艦隊に3隻、太平洋艦隊に3隻、黒海艦隊に2隻が配備されます。


その後は、第3シリーズとなる拡大発展型のプロジェクト22350Mフリゲートの建造へと移行します。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計作業の契約へ署名し、艦の大まかな概要を決める草案設計作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した]

今後は実際に建造される艦の詳細な設計作業が行なわれ、2022年の完了が予定されています。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の設計作業は2022年に完了する]
その後、プロジェクト22350Mの建造が開始されます。

プロジェクト22350Mの排水量は、以前には6500トン~約8000トンになると言われていましたが、現在では7000トン程度に落ち着いているようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は48基と、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した]

130mm単装砲A-192M「プーマ」
[ロシア海軍の新型130mm砲A-192Mの量産が始まった]

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される]

視覚-光学妨害ステーション「フィリン」
[ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する]


プロジェクト22350は、航行用のディーゼルエンジン10D49(出力5200馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたディーゼル-ガスタービンユニットを2組搭載したCODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)方式ですが、22350Mは、航行用のガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)1基と増速用のガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)1基を組み合わせたガスタービンユニットを2組搭載したCOGAG(COmbined Gas turbine And Gas turbine)方式になるようです。

ガスタービンエンジン「M90FR」(出力27500馬力)
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ガスタービンエンジン「M70FRU-R」(出力14000馬力)
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[ルイビンスクのサトゥルン社はロシア海軍の為のガスタービンエンジンの生産を開始する]


なお、2020年4月、プロジェクト22350Mの開発作業が一時中断されていると報じられ、これが「22350Mは中止された」と一部で誤解されましたが、動力となるガスタービンユニットの開発が進められているくらいですから、中止されてなどいません。。
[ロシア海軍の次世代水上戦闘艦・原子力駆逐艦リデルとプロジェクト22350Mフリゲートの設計作業は一時中断されている]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ)の開発作業は中止されていない]

ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ)の開発作業は中止されていない

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年4月30日17時23分配信
【情報筋:「超ゴルシコフ」の作業は継続されている】

『北方計画設計局』はプロジェクト22350Mフリゲートの開発作業を中止していない。
幾つかのメディアにより拡大されている艦の作成計画の中止という情報は、現実に対応していない。
海軍の高位の情報提供者は『Mil.Press FlotProm』へ話した。


「現在は、技術設計(プロジェクト22350M艦の)の開発時期に関する発注者の決定についての話です:全ての文書の調整と資金の割り当てには、幾ばくかの時間が掛かります。
状況は、作業指示書で解決されます」

彼は付け加えた。

2019年の『北方計画設計局』の最終報告書には、次のような文面がある。
「22350M(フリゲート)の概略設計に基づいて計画された作業の開始について、発注者のその後の決定が不在である」
これを幾つかのメディアは、プロジェクトの閉鎖と誤解しているが、これは間違っていると『Mil.Press FlotProm』の対談者は結論付けた。

2019年12月、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、プロジェクト22350Mフリゲートの作業は2022年に完了すると語った。
その後、トップ艦の起工が待ち受けている。

[問題の歴史]
プロジェクト22350Mフリゲート
は、2014年12月、当時のロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将により公表された。
彼の発言によると、海軍は、少なくとも15隻の基本型及び近代化ヴァージョンのフリゲートの取得を考慮している。
プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」海軍へ補充された2018年7月、『北方計画設計局』による近代化されたプロジェクト22350Mフリゲートの設計の開始がロシア海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクにより公表された。

『北方計画設計局』は、2018年12月28日に「超ゴルシコフ」の草案設計を公式に開始した。
この時、設計局は然るべき契約へ署名した。
海軍の依頼に沿って、主導の順序を含め、既に確定した事前設計作業を行なっている。

2019年12月末、『Mil.Press FlotProm』は、『北方計画設計局』の設計者がプロジェクト22350Mフリゲートの概略設計を完了したと分野の情報筋より伝えられた。
新たなシリーズのトップ艦の建造には4~5年掛かる。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト22350Mフリゲート
は約8000トンの排水量を有し、48基の有翼ミサイル「カリブル」を搭載する。
その弾薬には、更に極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」が含まれる。
動力はロシア製となる。



ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
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[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末から7月末まで世界を一周する遠距離航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2018年12月下旬から洋上試験が始まり、現在も続いています。
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[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2020年5月末~6月初頭にロシア海軍へ就役する]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月までに進水します。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2020年4月末~5月初頭に進水する]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]

1番艦~4番艦はプロジェクト22350フリゲートの第1シリーズ(原型)となります。


建造は4隻で打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。

2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの第2シリーズとなる5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板
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プロジェクト22350フリゲートの5番艦~8番艦は、有翼ミサイルの発射機が24基に増加します。
1番艦~4番艦は16基ですから、もう8基増やす事になります。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は24基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]
「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。

2020年にも2隻のプロジェクト22350フリゲート(7番艦と8番艦)が起工されます。
[ロシア海軍は改アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを追加発注する]


その後は、第3シリーズとなる拡大発展型のプロジェクト22350Mフリゲートの建造へと移行します。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計作業の契約へ署名し、艦の大まかな概要を決める草案設計作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した]

今後は実際に建造される艦の詳細な設計作業が行なわれ、2022年の完了が予定されています。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の設計作業は2022年に完了する]
その後、プロジェクト22350Mの建造が開始されます。

プロジェクト22350Mの排水量は、以前には6500トン~約8000トンになると言われていましたが、現在では7000トン程度に落ち着いているようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は48基と、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した]

130mm単装砲A-192M「プーマ」
[A-192-5P-10 130mm砲]

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート]

視覚-光学妨害ステーション「フィリン」
[ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する]


なお、2020年4月、プロジェクト22350Mの開発作業が一時中断されていると報じられ、これが「22350Mは中止された」と一部で誤解されましたが、無論、完全に中止されたわけでは有りません。
[ロシア海軍の次世代水上戦闘艦・原子力駆逐艦リデルとプロジェクト22350Mフリゲートの設計作業は一時中断されている]

ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の設計作業は2022年に完了する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年12月9日16時33分配信
【プロジェクト22350Mフリゲートの設計は2022年に完了する】

プロジェクト22350Mフリゲート~「アドミラル・ゴルシコフ」型艦の拡大ヴァージョンの設計作業は2022年に完了する。
12月9日・月曜日、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは、2019年の結果を知らせるプレス代表者会議において『Mil.Press FlotProm』へ伝えた。


彼は、その後にフリゲートの発注が待ち受けているだろうと付け加えた。

「私共は、以前、この艦を全て『北方造船所』で建造する事を望んでおりました」
アレクセイ・ラフマノフ
は指摘した。
「ですが、この課題は、『アドミラルティ造船所』や『バルト工場』でも処理できるでしょう」

11月末、(造船)分野の情報提供者は、『北方計画設計局』の設計者がプロジェクト22350Mフリゲートの草案設計を完了したと『Mil.Press FlotProm』へ伝えた。
新たなシリーズのトップ艦の建造には4~5年掛かる。

プロジェクト22350Mフリゲートは、2014年12月、当時のロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将により公表された。
彼の発言によると、海軍は、少なくとも15隻の基本型及び近代化ヴァージョンのフリゲートの取得を考慮している。
『北方計画設計局』による近代化されたプロジェクト22350Mフリゲートの設計の開始は、2018年7月28日、ロシア海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクにより公表された。

『北方計画設計局』は、2018年12月28日に「超ゴルシコフ」の草案設計を公式に開始した。
この時、設計局は然るべき契約へ署名した。
ロシア海軍の依頼に沿って、主導の順序を含め、既に確定した事前設計作業を行なっている。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト22350Mフリゲート
は約8000トンの排水量を有し、48基の有翼ミサイル「カリブル」を搭載する。
その弾薬には、更に極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」が含まれる。
動力はロシア製となる。



ロシア海軍の新世代水上戦闘艦であるプロジェクト22350フリゲートは、現在までに6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

[プロジェクト22350フリゲート]
サンクトペテルブルクの『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で建造。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
Адмирал флота Советского Союза Горшков(工場番号921)
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2018年7月28日就役
北方艦隊へ配備

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」Адмирал флота Касатонов(工場番号922)
2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2019年末就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・ゴロフコ」Адмирал Головко(工場番号923)
2012年2月1日起工/2021年末就役予定

「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフ」Адмирал флота Советского Союза Исаков(工場番号924)
2013年11月14日起工/2022年末就役予定

「アドミラル・アメリコ」Адмирал Амелько(工場番号925)
2019年4月23日起工/2024年就役予定

「アドミラル・チチャーゴフ」Адмирал Чичагов(工場番号926)
2019年4月23日起工/2025年就役予定


2019年4月23日に起工された2隻は、有翼ミサイル搭載数が24基に増加した「セカンド・シリーズ」であり、今後、更に数隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍は改アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを追加発注する]


その後は拡大発展型であるプロジェクト22350Mフリゲートの建造へ移行する事になります。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計作業の契約へ署名し、艦の大まかな概要を決める草案設計作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。
プロジェクト22350Mは、1番艦のみが現行の『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで調達され、2番艦以降は、次の国家軍備プログラムで調達される事になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した]

今後は実際に建造される艦の詳細な設計作業が行なわれ、2022年の完了が予定されています。
その後、プロジェクト22350Mの建造が開始されます。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は12隻が建造され、1番艦は2027年に就役する]

プロジェクト22350Mの排水量は、以前には6500トン~約8000トンになると言われていましたが、現在では7000トン程度に落ち着いているようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は48基と、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した]

130mm単装砲A-192M「プーマ」
[A-192-5P-10 130mm砲]

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート]

視覚-光学妨害ステーション「フィリン」
[ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する]

ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の草案設計は完了した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年11月29日18時36分配信
【「超ゴルシコフ」の草案設計は完了した】

『北方計画設計局』の設計者は、プロジェクト22350M艦~「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの拡大ヴァージョンの草案設計を完了した。
『Mil.Press FlotProm』は、(造船)分野の情報提供者より伝えられた。
作業は期限内に遂行され、草案設計は晩秋には用意されたと彼は付け加えた。


『Mil.Press FlotProm』は、この情報について未だ公式に確認していない。

「超ゴルシコフ」のニックネームを受けたプロジェクト22350Mフリゲートの設計完了の為には、12~18ヶ月を必要とする。
新たなシリーズのトップ艦の建造には4~5年掛かる。

設計文書の開発の時期を考慮すれば、2020年よりも早く建造を開始する事は出来ない。

海軍の高位の情報提供者によると、11月19日に参謀本部アカデミーで、当面の大洋ゾーン艦の供給数の減少問題を批判する海軍の科学-実地会議が開催された。
「これは、遠海ゾーン、とりわけ大洋ゾーンにおけるロシア海軍の存在の保持の為、切実に重要なアドミラル・ゴルシコフ型フリゲートや、より大きなプロジェクト22350M艦の建造の継続を意味するものです」
対談者は『Mil.Press FlotProm』へ話した。

[問題の歴史]
プロジェクト22350Mフリゲート
は、2014年12月、当時のロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将により公表された。
彼の発言によると、海軍は、少なくとも15隻の基本型及び近代化ヴァージョンのフリゲートの取得を考慮している。
『北方計画設計局』による近代化されたプロジェクト22350Mフリゲートの設計の開始は、2018年7月28日、ロシア海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクにより公表された。

『北方計画設計局』は、2018年12月28日に「超ゴルシコフ」の草案設計を公式に開始した。
この時、設計局は然るべき契約へ署名した。
ロシア海軍の依頼に沿って、主導の順序を含め、既に確定した事前設計作業を行なっている。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト22350Mフリゲート
は約8000トンの排水量を有し、48基の有翼ミサイル「カリブル」を搭載する。
その弾薬には、更に極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」が含まれる。
動力はロシア製となる。
新たなタイプの1番艦は『北方造船所』での起工が計画されている。



ロシア海軍の新世代水上戦闘艦であるプロジェクト22350フリゲートは、現在までに6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

[プロジェクト22350フリゲート]
サンクトペテルブルクの『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で建造。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
Адмирал флота Советского Союза Горшков(工場番号921)
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2018年7月28日就役
北方艦隊へ配備

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」Адмирал флота Касатонов(工場番号922)
2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2019年末就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・ゴロフコ」Адмирал Головко(工場番号923)
2012年2月1日起工/2021年末就役予定

「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフ」Адмирал флота Советского Союза Исаков(工場番号924)
2013年11月14日起工/2022年末就役予定

「アドミラル・アメリコ」Адмирал Амелько(工場番号925)
2019年4月23日起工/2024年就役予定

「アドミラル・チチャーゴフ」Адмирал Чичагов(工場番号926)
2019年4月23日起工/2025年就役予定


2019年4月23日に起工された2隻は、有翼ミサイル搭載数が24基に増加した「セカンド・シリーズ」であり、今後、更に数隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍は改アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを追加発注する]


その後は拡大発展型であるプロジェクト22350Mフリゲートの建造へ移行する事になります。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計作業の契約へ署名し、艦の大まかな概要を決める草案設計作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年11月末に完了しました。

プロジェクト22350Mの排水量は、以前には6500トン~約8000トンになると言われていましたが、現在では7000トン程度に落ち着いているようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は48基と、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した]

130mm単装砲A-192M「プーマ」
[A-192-5P-10 130mm砲]

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート]

視覚-光学妨害ステーション「フィリン」
[ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する]

プロジェクト22350Mの建造は2020年代に開始され、1番艦の就役は2027年以降に予定されています。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は12隻が建造され、1番艦は2027年に就役する]
プロジェクト22350Mは、1番艦のみが現行の『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで調達され、2番艦以降は、次の国家軍備プログラムで調達される事になります。

ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は12隻が建造され、1番艦は2027年に就役する

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『タス通信』より
2019年5月9日9時3分配信
【ロシアは近代化されたプロジェクト22350Mフリゲート12隻の建造を計画している】
モスクワ、5月9日/タス通信

ロシアは近代化されたプロジェクト22350Mフリゲート12隻の建造を計画しており、各々は、艦上に48基の有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」、そして「ツィルコン」を搭載する。

「シリーズのトップ艦は、2027年に海軍への御引き渡しを計画しております」
木曜日、『タス通信』は造船分野の情報提供者より伝えられた。

彼によると
「2019年末には、排水量7000トン、48基までの打撃ミサイル"カリブル"、"オーニクス"、そして"ツィルコン"を搭載可能な艦の技術設計が開発されなければなりません」
「このフリゲートは合計で12隻の建造が予定されており、この内の11隻は、新たな国家軍備プログラムの枠組みでの発注へ移行します」

対談者は話した。

彼は、新たなフリゲートは更に、弾数100発の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」対潜兵装及び魚雷兵装を装備すると付け加えた。

『タス通信』は、情報提供者より提示された情報を公式に確認していない。

以前、防衛産業企業体の情報提供者は、『北方計画設計局』が近代化されたプロジェクト22350Mフリゲートの設計文書の作業の仕上げに着手したと『タス通信』へ伝えた。
彼は、フリゲートの排水量は7000トンにまで増加し、艦内への有翼ミサイル「カリブル」の最大装弾数は48基になる事が計画されていると指摘した。
更に、新たなフリゲートは、全種類の艦の攻撃手段の射撃を管理する単一汎用自動システムを得なければならない。

現在、ロシア海軍の戦闘編制には、基礎プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」が加わっており、22350フリゲートの最初の生産艦「アドミラル・カサトノフ」は航行試験を行なっている。
これらの艦の排水量は、計画中のプロジェクト22350Mよりも遥かに少ない4500トンであり、各フリゲートは、16基の有翼ミサイル「カリブル」を搭載できる。



ロシア海軍の新世代水上戦闘艦であるプロジェクト22350フリゲートは、現在までに6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

[プロジェクト22350フリゲート]
サンクトペテルブルクの『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で建造。

「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
Адмирал флота Советского Союза Горшков(工場番号921)
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2018年7月28日就役
北方艦隊へ配備

「アドミラル・フロータ・カサトノフ」Адмирал флота Касатонов(工場番号922)
2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2019年末就役予定
北方艦隊へ配備予定

「アドミラル・ゴロフコ」Адмирал Головко(工場番号923)
2012年2月1日起工/2021年末就役予定

「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフ」Адмирал флота Советского Союза Исаков(工場番号924)
2013年11月14日起工/2022年末就役予定

「アドミラル・アメリコ」Адмирал Амелько(工場番号925)
2019年4月23日起工/2024年就役予定

「アドミラル・チチャーゴフ」Адмирал Чичагов(工場番号926)
2019年4月23日起工/2025年就役予定



その後は、拡大発展型であるプロジェクト22350Mフリゲートの建造へ移行する事になります。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]

2018年12月25日、『北方計画設計局』は、プロジェクト22350Mフリゲートの草案設計作業の契約へ署名し、艦の大まかな概要を決める草案設計作業が始まりました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]

草案設計作業は2019年4月中旬までに完了し、現在は、実際に建造される艦の細部の具体的な構成を決める本格的な設計作業が始まっています。

プロジェクト22350Mの排水量は、以前には6500トン~約8000トンになると言われていましたが、現在では7000トン程度に落ち着いているようです。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]

プロジェクト22350M有翼ミサイルの搭載数は48基と、ベースとなった22350の3倍になります。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)は48基の巡航ミサイルを搭載する]

その他の兵装も、大体プロジェクト22350と同じものになるようです。

高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した]

130mm単装砲A-192M「プーマ」
[A-192-5P-10 130mm砲]

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]

対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート]

視覚-光学妨害ステーション「フィリン」
[ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する]

プロジェクト22350Mの建造は2020年代に開始され、1番艦の就役は2027年に予定されています。

プロジェクト22350Mは、1番艦のみが現行の『2018-2027年の国家軍備プログラム』の枠組みで調達され、2番艦以降は、次の国家軍備プログラムで調達される事になります。