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ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した

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『タス通信』より
2022年11月7日21時17分配信
【水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は白海で全ての試験を完了した】
モスクワ、11月7日/タス通信

原子力水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」白海エリアで試験の全段階を完了した。
株式会社・生産合同『セヴマシュ』ミハイル・ブドニチェンコは月曜日に報道機関へ伝えた。

「弊社の試運転チームと艦の乗組員は、完全に課題へ取り組みました。
ゲネラリーシムス・スヴォーロフは何度かの海上へ出航し、試験の全段階を完了しました。
艦のシステムは様々なモードで点検されました」
ブドニチェンコ
は話した。

彼は更に、原子力水中巡洋艦海軍への引き渡しの為の準備を整えている事を明らかにした。

戦略原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」造船工場『セヴマシュ』で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画によると、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されています。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

太平洋艦隊には、既にプロジェクト955戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして955A「クニャージ・オレグ」が配備されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した


『タス通信』より
2022年11月4日1時31分配信
【水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」はミサイル「ブラヴァー」の射撃を成功裏に実行した】
モスクワ、11月3日/タス通信

原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、国家試験の最終段階の枠組みにおいて弾道ミサイル「ブラヴァー」の射撃を成功裏に実行した。
木曜日にロシア国防省は報道機関へ伝えた。

「最新のプロジェクト"ボレイ-A"戦略用途ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフの乗組員は、国家試験の最終段階の枠組みにおいて弾道ミサイル"ブラヴァー"の射撃を成功裏に実行しました」
軍当局は言った。

ロシア国防省が明らかにしたように、射撃は白海の水中位置からカムチャツカクラ射爆場へ行なわれた。
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「弾道ミサイル"ブラヴァー"の飛行は通常モードで行われました。
客観的観測データにより、ミサイルの戦闘ブロック(弾頭)はクラ戦闘訓練場の指定地域へ成功裏に着弾した事が確認されました」

彼らは強調した。
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以前、『北方機械製造事業』(『セヴマシュ』『統合造船業営団』へ加入)総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」海軍への引き渡しを準備していると『タス通信』へ伝えた。

戦略原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」造船工場『セヴマシュ』で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画によると、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験を行なっており、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていますが、2023年にずれ込む可能性も有ります。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

太平洋艦隊には、既にプロジェクト955戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして955A「クニャージ・オレグ」が配備されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年10月30日12時0分配信
【ロシア連邦海軍総司令官は新たな戦略潜水艦の試験について述べた】
モスクワ、10月30日、インテルファクス

ロシアは新たな戦略原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の試験を行なっている。
ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは伝えた。

「セヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』社で建造された最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフの試験が行なわれています」
エフメノフ
は、ロシア正規艦隊創設326周年記念日及び水上艦船員の日に関する祝辞で述べた。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、プロジェクト「ボレイ-A」ロケット艦の第2の生産艦である。
同プロジェクト潜水艦大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備する。

「現在、太平洋艦隊の潜水艦部隊へ補充する為に意図されているディーゼルエレクトリック潜水艦ウファは国家試験を成功裏に完了しています」
日曜日にロシア連邦国防省情報部はエフメノフの談話を引用して伝えた。

「ウファ」は、太平洋艦隊の為に建造されたプロジェクト636.3潜水艦シリーズの4隻目である。
潜水艦有翼ミサイル「カリブル」(試作設計局『ノヴァトール』、株式会社・航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』が開発)を装備する。

エフメノフは、ロシア海軍の艦は世界の大洋の様々な海域で常時任務を遂行していると述べた。
毎日、海上にはロシア海軍の艦船100隻以上が居ます。
現在、地中海ではバルト艦隊艦支隊が海軍のプレゼンス任務を遂行し、インド洋では太平洋艦隊の艦・支援船支隊が行動しています」

総司令官は述べた。

エフメノフの祝電は北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊、カスピ小艦隊、遠海ゾーンで任務を遂行している艦が受け取ったとロシア連邦国防省は伝えた。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]

その後も洋上試験は続けられています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を続けている]

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていますが、2023年にずれ込む可能性も有ります。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
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記事中で触れられていますが、10月30日は『ロシア正規艦隊創設記念日』並びに『水上艦船員の日』です。

1696年10月30日、ピョートル1世(ピョートル大帝)の命令により貴族院ロシア海軍の創設を決定し、この日は海軍創設記念日となりました。
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1714年7月27日(新暦では8月7日)にロシア海軍ガングートの戦闘で勝利した後、これを記念して7月27日が『海軍の日』となりました。
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ロシア革命後、『海軍の日』は自然消滅しましたが、1939年に海軍人民委員ニコライ・クズネツォフ提督の提案で復活し、今度は7月24日が『海軍の日』となりました。
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1980年10月1日付で7月の最終日曜日が『海軍の日』と定められ、ロシア連邦になってからも受け継がれています(2006年5月31日付のロシア連邦大統領令で改めて制定)。

その一方、本来の海軍創設記念日である10月30日は『水上艦船員の日』、つまり水上艦限定の記念日となりました。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を続けている

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『タス通信』より
2022年9月5日9時3分配信
【水中戦略艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」はバレンツ海で試験を行なっている】
モスクワ、9月5日/タス通信

プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」バレンツ海で試験を行なっている。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報筋から伝えられた。

「戦略艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、現在、バレンツ海で試験を行なっています。
その結果により、楽観的なシナリオでは海軍への御引き渡しは『ヨールカの下で』、即ち今年末までになるでしょうし、悲観的なものだと2023年になります」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

7月20日、『タス通信』の情報筋は、潜水艦白海での工場航行試験の為、造船所『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)から初めて出航したと伝えた。

[潜水艦について]
ロケット艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画によると、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。
その到着により、太平洋艦隊の戦闘編制は4隻のプロジェクト955/955A潜水艦となる。

現在までに造船所『セヴマシュ』は、ロシア連邦海軍へ計5隻のプロジェクト「ボレイ」(3隻)/「ボレイ-A」(2隻)潜水艦を引き渡した。
更なる5隻のプロジェクト「ボレイ-A」ロケット巡洋艦は様々な建造段階及び試験段階に在る。
このクラスの潜水艦は更に2隻が契約されるかもしれない。

プロジェクト「ボレイ」/「ボレイ-A」戦略ロケット艦の主要兵器は、16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」である。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]

その後も洋上試験は続けられています。

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていますが、2023年にずれ込む可能性も有ります。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した

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『タス通信』より
2022年7月20日7時33分配信
【水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は初めて海上での試験へ出航した】
モスクワ、7月20日/タス通信

プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)水中ロケット艦の第2の生産艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、工場試験の為に初めて白海へ出航した。
『タス通信』は造船分野の情報筋より伝えられた。

「原子力潜水艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、白海の工場航行試験の為に初めて造船所『セヴマシュ』から出航しました。
その中で潜水艦の航行性能と操作性が設計特性に沿っているかどうかが特定されます」

対談者は話したが、この試験が何時まで行なわれるのかは明らかにしなかった。

彼は、多くの様々な工場試験の後、原子力潜水艦には全ての兵器システムを実際に点検する国家試験が控えてる事を指摘した。
「現行の計画下でゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年末までにロシア海軍の戦闘編制へ加入しなければなりません」
対談者は付け加えた。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

6月末、『タス通信』は情報筋より、他の潜水艦プロジェクト885M原子力潜水艦「クラスノヤルスク」『セヴマシュ』から海上での試験の為に初めて出航したと伝えられた。

[潜水艦について]
ロケット艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画によると、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。

プロジェクト955A「ボレイ-A」艦のトップ~「クニャージ・ウラジーミル」は2020年6月12日にロシア連邦海軍へ引き渡された。
ロケット艦の最初の生産艦「クニャージ・オレグ」は2021年12月21日に海軍へ引き渡された。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されています。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2022年3月21日9時15分配信
【『統合造船業営団』はロケット艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の海軍への引き渡し時期を予告した】
モスクワ、3月21日/タス通信

プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)原子力水中ロケット艦の第2の生産艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、2022年末までにロシア連邦海軍へ引き渡す。
『タス通信』は、ホールディングスの創立15周年を迎えた『統合造船業営団』より伝えられた。

『統合造船業営団』は、ロシア連邦大統領令に沿って2007年3月21日に設立された。

「原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフの海軍への御引き渡しは、今年12月に計画しております」
ホールディングス
は話した。

以前、『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者は、巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2022年秋に海上での複合係留及び工場航行試験、そしてその後の国家試験の完全なサイクルの実行への着手を控えていると述べた。

[ロケット艦について]
ロケット艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。
巡洋艦は造船所で2014年12月26日に起工され、2022年1月11日に進水した。

現在、ロシア海軍には3隻の基礎プロジェクト955「ボレイ」「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして更に2隻の近代化されたプロジェクト955A「ボレイ-A」艦「クニャージ・ウラジーミル」「クニャージ・オレグ」が在る。
更なる5隻の「ボレイ-A」潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、「インペラートル・アレクサンドルIII」「クニャージ・ポジャールスキー」「ドミトリー・ドンスコイ」、「クニャージ・ポチョムキン」が様々な建造段階に在る。

『統合造船業営団』は、ロシア最大の造船ホールディングスであり、国内造船の80パーセントを確保している。
『営団』のサイトによると、計画設計局、科学研究センター、造船所、艦船修理企業および機械製造企業を含む45の組織が加入している。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、現在は造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められています。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

非公式筋の情報によると、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2022年秋から洋上試験を行ない、2023年前半にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は、太平洋艦隊へ配備されます。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2023年前半にロシア海軍へ引き渡される]

しかし今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていると言いました。

ロシア海軍北方艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは臨戦態勢に在る


テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年3月1日8時50分配信
【「超ボレイ」:潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」乗組員は対ミサイル攻撃へ取り組んだ】

戦闘警報信号が鳴った時から、カウントダウンが始まる~弾道ミサイル発射までは3分残っている。
潜水艦は、一斉発射を行なう為、指定ポイントへの浮上へ着手する~水中原子力艦「クニャージ・ウラジーミル」艦内には16基の「ブラヴァー」が在る。

乗組員の集中は、この瞬間最大となり、誰もが限界に在る~それほどに不安と演習は、全てが現実である。
誰もが一見すると落ち着いており、後で彼らは、何時も不安である事を認める。
しかしながら、そうでなければ、疑わしい状況での行動を学習する事は出来ない。

ダメージコントロールは、戦闘訓練の義務的要素の1つである。
訓練は、桟橋のみならず、海上でも週に数回は行なわれる。
アレクサンドル・マニン艦長は、巡洋艦「ブリャンスク」、「ノヴォモスコフスク」で勤務した。
「クニャージ・ウラジーミル」を、彼は最も完璧であると言った。

「以前の勤務を考慮すれば、これは既に数桁高いものです。
そして、情報、運用、信頼性を得ているという観点において」

彼は話した。

これは、「超ボレイ」であり、主な特性はアメリカ原子力潜水艦「オハイオ」を超えており、400メートルの作業潜航深度を持つ。
「クニャージ・ウラジーミル」の水中での速力は30ノットである。
巡洋艦の全長は170メートル、高さは5階建ての家である。

「クニャージ・ウラジーミル」プロジェクト955の第4の原子力艦であり、最初の「A」の文字、即ち近代化されている。
より隠密で、より危険であり、機動性、生存性、兵器管制手段及び通信手段は向上している。

主なものは、この兵装である。
特に弾道ミサイルは、距離10000キロメートルの目標を誤差半径350メートルで撃破できる。
潜在敵にとって、このようなミサイル攻撃は、完全な驚きとなるだろう。



[プロジェクト955Aボレイ-A戦略用途原子力水中巡洋艦]
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プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦シリーズの4番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2013年10月、船体の水圧試験が実施されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは水圧試験を行なう]

2014年2月中旬、船体が完成しました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]


「クニャージ・ウラジーミル」北方艦隊への配備が予定されております。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「クニャージ・ウラジーミル」は、2018年11月28日から12月24日まで洋上試験(工場航行試験)の第1段階を実施しました。
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「クニャージ・ウラジーミル」は、初の試みとして、艦の洋上試験と並行して乗組員の慣熟訓練も行なっています。
[2019年末までにロシア海軍へ就役するボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは洋上試験と乗組員の慣熟訓練を同時並行で行なう]
これまでは、海軍へ引き渡された後に乗組員の慣熟訓練を開始し、それが終わった後でパトロールなどの洋上任務に就いていたのですが、引き渡される前に乗組員の慣熟訓練も済ませ、就役後、すぐに洋上任務へ就けるようにするのが狙いです。
これが上手く行けば、今後就役する他の新造艦でも実施される事になるでしょう。

「クニャージ・ウラジーミル」は、本格的な航行試験に先立ち、2019年6月10日にセヴェロドヴィンスクを出航しています。


「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年6月末から本格的に航行試験を再開しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年6月末に航行試験を再開する]

2019年10月30日未明、「クニャージ・ウラジーミル」は、弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海からカムチャツカ半島へ弾道ミサイル"ブラヴァー"を発射した]

その後、白海で水上目標への魚雷発射試験を実施しました。

11月8日には白海で水中目標への魚雷発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海で魚雷発射試験を行なった]

洋上試験を全て終えた「クニャージ・ウラジーミル」は、11月21日に白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは洋上試験を完了した]


「クニャージ・ウラジーミル」は、2019年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈でした。
[第4のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、最終洋上試験中に不具合が発覚した為、ロシア海軍への引き渡しは2020年に延期される事になりました。
[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルのロシア海軍への引き渡しは2020年前半に延期される?]

造船所で不具合を修正した「クニャージ・ウラジーミル」は、それを確認、点検する為、2020年5月12日に白海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは検査の為に白海へ出航した]

まず最初に浮上状態で各種試験を行なった後、5月16日から水中での試験を開始しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海で水中試験を開始した]

試験は5月21日に完了し、「クニャージ・ウラジーミル」セヴェロドヴィンスクへ戻りました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは白海での試験を完了し、セヴェロドヴィンスクへ帰投した]

5月28日に受領-引渡証書への署名が行なわれ、ロシア海軍へ納入されました。
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[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の1番艦クニャージ・ウラジーミルはロシア海軍へ納入された]
ただし、これだけでは正式にロシア海軍へ就役したとは見なされません。

正式なロシア海軍への就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は、ロシア連邦の祝日『ロシアの日』の6月12日に開催されました。

[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルはロシア海軍へ就役した]

6月29日、「クニャージ・ウラジーミル」セヴェロドヴィンスクから出航し、母港となるガジエヴォ基地へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地ガジエヴォへ向かった]
[ロシア海軍北方艦隊の原潜基地のインフラ更新は進められている]
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7月3日にガジエヴォ基地へ到着しました。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地ガジエヴォへ到着した]

2021年3月26日、他のプロジェクト667BDRM戦略原潜2隻と同時に北極の氷上へ浮上しました。

[ロシア海軍北方艦隊の原子力潜水艦3隻は同時に北極の氷上へ浮上した]

2021年4月13日にはロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将が視察しました。
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルを視察した]


2021年7月25日の『ロシア海軍の日』には、クロンシュタット泊地で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
[2021年7月25日のクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する北方艦隊の3隻の原子力潜水艦は現地へ到着した]


2022年2月28日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグロシア大統領ウラジーミル・プーチンの指示により、北方艦隊などへ戦闘当直の強化を命じましたが、「クニャージ・ウラジーミル」もこれを受けて臨戦態勢に在るようです。

[ロシア連邦軍の戦略用途ロケット軍、北方艦隊及び太平洋艦隊、遠距離航空隊は戦闘当直を強化する]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月31日13時30分配信
【北方艦隊司令官は原子力水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」乗組員が与えられた任務を遂行する準備態勢を点検した】

最新のプロジェクト955A「ボレイ-A」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」は、北方艦隊主要基地~セヴェロモルスク市へ到着し、与えられた課題を解決する為の計画準備へ着手した。

基地へ到着した潜水艦は、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将と艦隊委員会の査閲を受けた。
艦隊司令官は艦の状態と準備中の乗組員を評価した。
アレクサンドル・モイセーエフ大将は、潜水艦乗員のプロ意識と、より速く巡洋艦へ習熟したいという意欲を指摘した。

北方艦隊戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」乗組員には、複合基礎訓練の実施と、海上での錬成任務への移行が待ち受けている。
乗組員の艦隊間移動の準備が整った事が確認された後、巡洋艦は恒久的に勤務へ就く場所~カムチャツカ半島太平洋艦隊基地ヴィリュチンスクへ向かう。

[参照]
プロジェクト955A「ボレイ-A」戦略用途ロケット水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」
は、原子力艦建造センター『セヴマシュ』で建造され、北方艦隊白海海軍基地部隊の支援を受けて白海海上ミサイル及び魚雷兵器を含む試験を成功裏に実施した。
昨年12月21日に聖アンドレイ旗掲揚式典が開催され、艦はロシア海軍へ加わった。



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ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦K-552「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]

2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

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進水後は『セヴマシュ』の岸壁で艤装工事が行なわれ、2021年5月30日に白海へ出航し、洋上試験を開始しました。
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[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは洋上試験を開始した]

6月17日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]

その後も「クニャージ・オレグ」の洋上試験は続き、2021年10月21日に弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験が行なわれました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、弾道ミサイル"ブラヴァー"発射(2021年10月21日)]

2021年12月16日に受領証書へ署名されました。


2021年12月21日、「ヤーセン-M」原子力水中巡洋艦「ノヴォシビルスク」と共にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ正式に就役しました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

太平洋艦隊へ編入された「クニャージ・オレグ」ですが、先ずは北方艦隊に「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なう事になり、2022年1月28日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは北方艦隊の原潜基地へ向かった]

2022年1月31日に北方艦隊司令部の在るセヴェロモルスク基地へ到着しました。

「クニャージ・オレグ」は、おそらくは2022年夏以降に太平洋艦隊の原潜基地(カムチャツカ半島ヴィリュチンスク)へ移動する事になるでしょう。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは北方艦隊の原潜基地へ向かった

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『タス通信』より
2022年1月28日22時47分配信
【プロジェクト「ボレイ-A」原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」は北方艦隊への移動を開始した】
モスクワ、1月28日/タス通信

プロジェクト「ボレイ-A」原子力水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」北方艦隊への移動を開始した。
金曜日に『セヴマシュ』広報サービスは報道機関へ伝えた。

「『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)が建造したプロジェクト"ボレイ-A"原子力水中巡洋艦クニャージ・オレグは、北方艦隊の一時的な駐留所へ向かいました。
当社の専門家は、艦の移動の準備へ参加しました」

同社は話した。

水中巡洋艦ロシア海軍へ昨年12月21日に引き渡され、太平洋艦隊に配備される。
国家試験中に巡洋艦白海エリアから弾道ミサイル「ブラヴァー」の射撃を成功裏に実施した。

ロケット艦第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

現在、ロシア海軍には3隻の基礎プロジェクト955「ボレイ」「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして更に2隻の近代化されたプロジェクト955A「ボレイ-A」艦「クニャージ・ウラジーミル」「クニャージ・オレグ」が在る。
更なる5隻の「ボレイ-A」潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」「インペラートル・アレクサンドルIII」「クニャージ・ポジャールスキー」「ドミトリー・ドンスコイ」、「クニャージ・ポチョムキン」が様々な建造段階に在る。



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ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦K-552「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]

2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

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進水後は『セヴマシュ』の岸壁で艤装工事が行なわれ、2021年5月30日に白海へ出航し、洋上試験を開始しました。
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[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは洋上試験を開始した]

6月17日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]

その後も「クニャージ・オレグ」の洋上試験は続き、2021年10月21日に弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験が行なわれました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、弾道ミサイル"ブラヴァー"発射(2021年10月21日)]

2021年12月16日に受領証書へ署名されました。


2021年12月21日、「ヤーセン-M」原子力水中巡洋艦「ノヴォシビルスク」と共にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ正式に就役しました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

太平洋艦隊へ編入された「クニャージ・オレグ」ですが、先ずは北方艦隊に「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なう事になり、2022年1月28日にセヴェロドヴィンスクを出航しました。

「クニャージ・オレグ」は、おそらくは2022年夏以降に太平洋艦隊の原潜基地(カムチャツカ半島ヴィリュチンスク)へ移動する事になるでしょう。

最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2023年前半にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2021年12月28日9時8分配信
【情報筋:水中ロケット艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2023年にロシア連邦海軍へ引き渡される】
モスクワ、12月28日/タス通信

12月25日に『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)の船台から出たプロジェクト「ボレイ-A」(コード名「ボレイ-A」)原子力ロケット艦の第2の生産艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、海上での試験プログラム遂行後、2023年前半にロシア連邦海軍へ引き渡される。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年初頭に進水し、埠頭で艤装が進められます。
秋には、艦の複合係留及び工場航行試験実行への着手が待ち受けており、その後に国家試験の完全なサイクルを実行します」

対談者は話した。

彼によると、ロケット艦は発注者へ2023年前半に引き渡される。

『タス通信』は、これについて同社(『セヴマシュ』)から公式なコメントを得られなかった。

[ロケット艦について]
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
『セヴマシュ』の船台からの出渠式典は12月25日に開催された。
艦は造船所で2014年12月26日に起工された。
ロケット艦第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

以前、『タス通信』は、2022年に更なる1組のプロジェクト「ボレイ-A」戦略ロケット艦の建造契約への署名が予定されていると伝えた。
これらの起工は2023年に『セヴマシュ』で行なわれなければならない。

現在、ロシア海軍には3隻の基礎プロジェクト955「ボレイ」「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして更に2隻の近代化されたプロジェクト955A「ボレイ-A」艦「クニャージ・ウラジーミル」「クニャージ・オレグ」が在る。
更なる5隻の「ボレイ-A」潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、「インペラートル・アレクサンドルIII」「クニャージ・ポジャールスキー」「ドミトリー・ドンスコイ」、「クニャージ・ポチョムキン」が様々な建造段階に在る。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。


2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2022年秋から洋上試験を行ない、2023年前半にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は、太平洋艦隊へ配備されます。