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ロシア海軍向けに建造中のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ポジャールスキーは艦内の電気設備工事を開始した

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『タス通信』より
2023年6月21日16時17分配信
【『セヴマシュ』は巡洋艦「クニャージ・ポジャールスキー」の電気設備工事へ着手した】
クロンシュタット、6月21日/タス通信

『北方機械製造事業』(『セヴマシュ』、『統合造船業営団』へ加入)は、近代化プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)の下で建造されている最新の原子力水中ロケット巡洋艦「クニャージ・ポジャールスキー」の電気設備工事へ着手した。
『タス通信』は造船所のトップ、ミハイル・ブドニチェンコより伝えられた。

「船台での期間に在る原子力水中巡洋艦クニャージ・ポジャールスキーは、電気設備工事へ着手しました」
彼は国際海軍サロン(IMDS-2023)の最中に話した。

彼によると、船台での建造工事完了後、巡洋艦は造船台から出渠し、艤装と試験の為に進水する。

「クニャージ・ポジャールスキー」は、プロジェクト955の8番艦艦であり、改善プロジェクト955Aの下で建造された5隻目である。
艦の起工は2016年12月23日に行なわれた。

現在、ロシア海軍には、3隻の基礎プロジェクト955「ボレイ」潜水艦「ユーリ・ドルゴルーキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」、「アレクサンドル・ネフスキー」と、更に3隻の近代化プロジェクト955A「ボレイ」「クニャージ・ウラジーミル」、「クニャージ・オレグ」、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」が在籍している。
更に4隻の「ボレイ-A」シリーズ~「インペラートル・アレクサンドルIII」、「クニャージ・ポジャールスキー」、「ドミトリー・ドンスコイ」、「クニャージ・ポチョムキン」が様々な建造段階に在る。

『IMDS-2023』は6月21日から25日までクロンシュタットで開催される。
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行事はロシア連邦産業・貿易省が主催する。
初めて、観光・レクリエーションクラスタ『フォルトフ島』の領域に在る『海軍栄光博物館』及び『会議・展示センター』が開催場所となった。
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造船所及び造船産業企業の展示会では、250を超えるロシア及び外国の参加者がプレゼンテーションを行なう。
『タス通信』は、『IMDS-2023』の戦略メディアパートナーである。






プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計10隻が起工され、この内の6隻が就役しています。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。

[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは就役10周年を迎えた]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーは長期洋上任務を終えてヴィリュチンスクへ帰投した]

3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは長期航海を終えてカムチャツカ半島の基地へ帰投した]


4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2017年11月17日に進水、2020年6月12日に就役し、、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地ガジエヴォへ到着した]

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工され、2020年7月17日に進水、2021年12月21日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはカムチャツカ半島の原潜基地ヴィリュチンスクへ到着した]

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工され、2022年1月11日に進水し、2022年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはカムチャツカ半島への移動準備を進めている]

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工され、2022年12月29日に進水しました。
[最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍へ就役する]
就役は2023年に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]

2023年6月に電気設備工事を開始しているので、船体はほぼ完成しているようです。

「クニャージ・ポジャールスキー」の就役は2024年に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

955「ボレイ」955A「ボレイ-A」は、セイルや艦尾の形状が異なっています。
(上が「ボレイ」、下が「ボレイ-A」)
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当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了する筈でしたが、その後に追加建造が決まり、「ボレイ-A」2隻の建造契約が2020年8月にモスクワ州愛国者公園で開催される軍事機器展示会『アルミヤ-2020』の会場で締結されました。
[ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の建造契約は2020年8月に締結される]

9番艦「ドミトリー・ドンスコイ」と10番艦「クニャージ・ポチョムキン」は2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

9番艦の艦名は、プロジェクト941重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(2023年2月に退役)から引き継がれました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は原子炉の炉心の寿命の為に退役した]

「ドミトリー・ドンスコイ」は2025年に進水し、2026年の就役が予定されています。
[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは2025年に進水し、2026年にロシア海軍へ就役する]

なお、9番艦以降(つまり「ドミトリー・ドンスコイ」「クニャージ・ポチョムキン」)は原子力蒸気タービンエンジンが改良され、静粛性が向上します。
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ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは2025年に進水し、2026年にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2023年6月21日15時16分配信
【情報筋:新たなプロジェクト955A水中原子力艦「ドミトリー・ドンスコイ」は更に低騒音となる】
クロンシュタット、6月21日/タス通信

工場『セヴマシュ』で建造されている新たなプロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)原子力水中ロケット巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は改善された蒸気タービン装置を受け取り、更に低騒音となる。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

「新たな潜水艦ドミトリー・ドンスコイは、プロジェクト955Aの開発者・海洋工学中央設計局『ルビーン』により導入された一連の技術的改善により、以前のボレイとは異なります。
特に、蒸気タービン装置へ改良が加えられ、その結果、潜水艦の動力は更に低騒音となります」
国際海軍サロン(IMDS-2023)
のロビーで対談者は話した。

彼は更に、潜水艦の音響特性は、近代化プロジェクト885M(コード名「ヤーセン-M」)多目的潜水艦に近付く事を明らかにした。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

新たな近代化プロジェクト955A「ボレイ-A」原子力巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、2021年8月23日に『セヴマシュ』社で起工された。
その建造契約は2020年に署名された。
北方艦隊で勤務する事になる巡洋艦の引き渡しは、2026年末に計画されている。
以前に『タス通信』は、ロケット艦は2025年に進水すると報じた。

サロンについて
『IMDS-2023』
は6月21日から25日までクロンシュタットで開催される。
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行事はロシア連邦産業・貿易省が主催する。
初めて、観光・レクリエーションクラスタ『フォルトフ島』の領域に在る『海軍栄光博物館』及び『会議・展示センター』が開催場所となった。
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造船所及び造船産業企業の展示会では、250を超えるロシア及び外国の参加者がプレゼンテーションを行なう。
『タス通信』は、『IMDS-2023』の戦略メディアパートナーである。



プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計10隻が起工され、この内の6隻が就役しています。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。

[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは就役10周年を迎えた]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーは長期洋上任務を終えてヴィリュチンスクへ帰投した]

3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは長期航海を終えてカムチャツカ半島の基地へ帰投した]


4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2017年11月17日に進水、2020年6月12日に就役し、、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地ガジエヴォへ到着した]

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工され、2020年7月17日に進水、2021年12月21日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはカムチャツカ半島の原潜基地ヴィリュチンスクへ到着した]

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工され、2022年1月11日に進水し、2022年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはカムチャツカ半島への移動準備を進めている]

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工され、2022年12月29日に進水しました。
[最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍へ就役する]
就役は2023年に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2024年に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

955「ボレイ」955A「ボレイ-A」は、セイルや艦尾の形状が異なっています。
(上が「ボレイ」、下が「ボレイ-A」)
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当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了する筈でしたが、その後に追加建造が決まり、「ボレイ-A」2隻の建造契約が2020年8月にモスクワ州愛国者公園で開催される軍事機器展示会『アルミヤ-2020』の会場で締結されました。
[ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の建造契約は2020年8月に締結される]

9番艦「ドミトリー・ドンスコイ」と10番艦「クニャージ・ポチョムキン」は2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

9番艦の艦名は、プロジェクト941重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(2023年2月に退役)から引き継がれました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は原子炉の炉心の寿命の為に退役した]

「ドミトリー・ドンスコイ」は2025年に進水し、2026年の就役が予定されています。
[ロシア海軍のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは船体の形成を進めている]

なお、9番艦以降(つまり「ドミトリー・ドンスコイ」「クニャージ・ポチョムキン」)は原子力蒸気タービンエンジンが改良され、静粛性が向上します。

ロシア海軍のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは船体の形成を進めている

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『タス通信』より
2023年6月2日1時22分配信
【プロジェクト955A原子力潜水艦「ドミトリー・ドンスコイ」はもうすぐ進水する】
モスクワ、6月1日/タス通信

近代化プロジェクト955A「ボレイ-A」戦略原子力水中ロケット巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」の建造は計画通りに進んでおり、艦はもうすぐ進水する。
重原子力水中ロケット巡洋艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」艦長オレグ・ツィビン1等海佐は述べた。
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「計画によると、巡洋艦はもうすぐ進水し、試験が始まります。
我々の艦はその役目を果たしましたが、ドミトリー・ドンスコイという輝かしい名前は残ります。
誇り高いドミトリー・ドンスコイの名の下で艦は海上へ出て海軍旗を掲げます」

木曜日に『ロシースカヤ・ガゼータ』メディアセンターで行われたドキュメンタリー映画『ドミトリー・ドンスコイ、夢をありがとう』の先行上映会でツィビンは話した。

次に、『セヴマシュ』社の軍事造船管理部副部長エフゲニー・スロボディアンも、プロジェクト955A「ボレイ-A」原子力艦「ドミトリー・ドンスコイ」の建造はスケジュール通りに進んでいる事を指摘した。
「今日においては良い状況であり、ドミトリー・ドンスコイは新たな姿で船台に在ります。
既に主船体は形成されており、大型設備はほぼ準備が整っております。
近い将来には御引き渡しし、我々の祖国を護ります。
これは良い事であり、この艦の名前は、我々と共に永遠に残るでしょう」
スロボディアン
は話した。

近代化プロジェクト955A「ボレイ-A」原子力巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、2021年8月23日に『セヴマシュ』社で起工された。
その建造契約は2020年に署名された。
北方艦隊で勤務する事になる巡洋艦の引き渡しは、2026年末に予定されている。



プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計10隻が起工され、この内の5隻が就役しています。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。

[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは就役10周年を迎えた]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーは長期洋上任務を終えてヴィリュチンスクへ帰投した]

3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは長期航海を終えてカムチャツカ半島の基地へ帰投した]


4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2017年11月17日に進水、2020年6月12日に就役し、、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地ガジエヴォへ到着した]

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工され、2020年7月17日に進水、2021年12月21日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはカムチャツカ半島の原潜基地ヴィリュチンスクへ到着した]

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工され、2022年1月11日に進水し、2022年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはカムチャツカ半島への移動準備を進めている]

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工され、2022年12月29日に進水しました。
[最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍へ就役する]
就役は2023年に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2024年に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

955「ボレイ」955A「ボレイ-A」は、セイルや艦尾の形状が異なっています。
(上が「ボレイ」、下が「ボレイ-A」)
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当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了する筈でしたが、その後に追加建造が決まり、「ボレイ-A」2隻の建造契約が2020年8月にモスクワ州愛国者公園で開催される軍事機器展示会『アルミヤ-2020』の会場で締結されました。
[ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の建造契約は2020年8月に締結される]

9番艦「ドミトリー・ドンスコイ」と10番艦「クニャージ・ポチョムキン」は2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

9番艦の艦名は、プロジェクト941重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(2023年2月に退役)から引き継がれました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は原子炉の炉心の寿命の為に退役した]

「ドミトリー・ドンスコイ」は2026年、「クニャージ・ポチョムキン」は2027年の就役が予定されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはカムチャツカ半島への移動準備を進めている

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『インテルファクス』より
2023年6月1日0時12分配信
【新たなロシアの原子力潜水艦は太平洋艦隊への移動の準備を整える】
モスクワ、6月1日、インテルファクス

ロシア軍は、新たな戦略原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の北方艦隊から太平洋艦隊への移動の準備を完了すると伝えた。

「現在、プロジェクト"ボレイ-A"RPKSN(戦略用途ロケット水中巡洋艦)ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、太平洋艦隊への移動準備の最終段階に在ります」
ロシア北方艦隊
広報サービスは木曜日に発表した。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、2022年12月にロシア連邦海軍の一員へ加わった。
(2023年)1月19日、ロシア連邦国防省は、潜水艦北方艦隊への移動を行なったと発表した。

「北方艦隊で水中巡洋艦の乗組員はサイクル戦闘訓練を行ない、必要な錬成任務を完了します。
訓練コースの完了後、艦は太平洋艦隊の恒久駐留場所へ向かいます」
ロシア連邦国防省
は1月19日に発表した。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、近代化プロジェクト「ボレイ-A」の下で『セヴマシュ』(セヴェロドヴィンスク)で建造された。
艦は第4世代原子力潜水艦に属する。
ロシア連邦国防省サイトによると、潜水艦の主要兵器は大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」である。

ロシア連邦国防省サイトによると、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は最新のミサイル及び魚雷兵器、電波技術複合体、水中音響兵装、航法複合体を装備する。
潜水艦は、低騒音と低い音響可視性に優れている。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回のK-553「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]

2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]

2022年12月29日にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]
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就役後もセヴェロドヴィンスクに留まっていましたが、2023年1月17日に出航し、北方艦隊の基地へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはセヴェロドヴィンスクを出航し、北方艦隊基地へ向かった]

1月19日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊基地に暫く「仮住まい」して乗組員の慣熟訓練を行なった後、2023年8月以降にカムチャツカ半島太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2023年8月以降にカムチャツカ半島の基地へ向かう]

ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2023年8月以降にカムチャツカ半島の基地へ向かう

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『タス通信』より
2023年5月24日9時37分配信
【「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は8月に太平洋艦隊への移動を行なうだろう】
モスクワ、5月24日/タス通信

プロジェクト955A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、8月に太平洋艦隊の恒久駐留場所への移動を行なう。
『タス通信』軍当局に近い情報筋より伝えられた。

「潜水艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、8月に北方艦隊から太平洋艦隊への艦隊間移動を行ないます。
移動は水中位置を含め、北方海上航路(北極海)経由で行なわれます」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

1月に「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、セヴェロドヴィンスクから北方艦隊の一時駐留場所へ移動したと伝えられた。
通常、新たな潜水艦太平洋艦隊への移動は、夏に北方海上航路(北極海)経由で行なわれる。
既存の慣行によると、それは北方艦隊及び太平洋艦隊の担当ゾーンで艦船グループを同行して行なわれる。

[潜水艦について]
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクト955A水中ロケット艦の第2の生産艦である。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

潜水艦造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画では、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。

現在までに造船所『セヴマシュ』は、プロジェクト「ボレイ」3隻及び「ボレイ-A」3隻の6隻の「戦略艦」海軍へ引き渡している。
プロジェクト「ボレイ-A」のトップ艦「クニャージ・ウラジーミル」は2020年6月12日にロシア連邦海軍へ引き渡された。
最初の生産ロケット艦「クニャージ・オレグ」は2021年12月21日に海軍へ引き渡された。

プロジェクト「ボレイ」/「ボレイ-A」戦略ロケット艦の主要兵器は、それぞれ16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」である。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回のK-553「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

22-1030c.jpg
その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]

2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]

2022年12月29日にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]
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就役後もセヴェロドヴィンスクに留まっていましたが、2023年1月17日に出航し、北方艦隊の基地へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはセヴェロドヴィンスクを出航し、北方艦隊基地へ向かった]

1月19日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊基地に暫く「仮住まい」して乗組員の慣熟訓練を行なった後、2023年8月以降にカムチャツカ半島太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ回航されます。

2024年に起工されるロシア海軍のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦は「ピョートル・ヴェリキー」と命名されるかもしれない

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『タス通信』より
2023年4月20日12時2分配信
【情報筋:巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の名前は水中原子力ロケット艦へ付けられる】
モスクワ、4月20日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」ロシア連邦海軍から退役した後、その名前はプロジェクト955A「ボレイA」戦略用途原子力水中ロケット艦へ与えられる。
『タス通信』は海軍分野の情報筋から伝えられた。

「巡洋艦ピョートル・ヴェリキーが戦闘編制から除かれた後、この名前はボレイ-A戦略用途原子力水中ロケット艦へ与えられます」
対談者は話した。

彼によると、「ピョートル・ヴェリキー」の名を持つ原子力艦は2024年に『セヴマシュ』で起工され、最終的には北方艦隊原子力艦師団の「皇帝」シリーズの旗艦となる。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前に『タス通信』が情報筋より伝えられたように、2023年以降、『セヴマシュ』プロジェクト955A原子力潜水艦の新たなシリーズの建造を開始する。

合計で6隻の「ボレイ-A」の建造が計画されており、北方艦隊太平洋艦隊で勤務に就く。
このシリーズの完成により、海軍は14隻の新たな戦略原子力潜水艦を持つ~「ボレイ-A」級11隻と「ボレイ」級3隻。

以前に『タス通信』は、ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」ロシア海軍の戦闘編制から除外されるかもしれないと情報筋より伝えられた。



プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、計10隻が起工され、この内の5隻が就役しています。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。

[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは就役10周年を迎えた]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーは長期洋上任務を終えてヴィリュチンスクへ帰投した]

3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは長期航海を終えてカムチャツカ半島の基地へ帰投した]


4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2017年11月17日に進水、2020年6月12日に就役し、、北方艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは常駐基地ガジエヴォへ到着した]

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工され、2020年7月17日に進水、2021年12月21日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはカムチャツカ半島の原潜基地ヴィリュチンスクへ到着した]

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工され、2022年1月11日に進水し、2022年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工され、2022年12月29日に進水しました。
[最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍へ就役する]
就役は2023年に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2024年に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

955「ボレイ」955A「ボレイ-A」は、セイルや艦尾の形状が異なっています。
(上が「ボレイ」、下が「ボレイ-A」)
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当初は「クニャージ・ポジャールスキー」を以ってプロジェクト955A「ボレイ-A」の建造は終了し、その後は、更なる改良型であるプロジェクト955B「ボレイ-B」が少なくとも4隻建造される計画でした。
[新型戦略原潜ボレイ-Bの1番艦は2026年にロシア海軍へ引き渡される]

しかし、「ボレイ-B」は、費用対効果の面で満足の行くものとはなりませんでした。
[ロシア海軍の新型戦略原子力水中巡洋艦ボレイ-Bの設計作業は進められている]

その後、「ボレイ-B」の代わりに「ボレイ-A」を追加建造するという話が出てきました。
[ロシア海軍の為にボレイ-A戦略用途原子力水中巡洋艦2隻が追加建造される]
[ロシア海軍の第4世代戦略原子力潜水艦ボレイ級シリーズは10隻に増加する]

その後更に、「ボレイ-A」追加建造に代わる新たな構想として、有翼ミサイル搭載型の「ボレイ-K」が出てきました。
[ロシア海軍の為に2隻の巡航ミサイル原子力潜水艦ボレイ-Kが建造される?]

話は二転三転し、結局、「ボレイ-A」を2隻追加建造する事になりました。
[ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の建造契約は2020年に締結される]

「ボレイ-A」2隻の建造契約は、2020年8月にモスクワ州愛国者公園で開催される軍事機器展示会『アルミヤ-2020』の会場で締結されました。
[ロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻の建造契約は2020年8月に締結される]

9番艦「ドミトリー・ドンスコイ」と10番艦「クニャージ・ポチョムキン」は2021年8月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]
この2隻は2026年と2027年の就役が予定されています。


「ボレイ」シリーズは更に追加建造される事になり、11番艦と12番艦は2024年の起工が予定されています。
[2023年にロシア海軍の為の新たなボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻が起工される]

この内の1隻は、近い内に退役すると言われている重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の名を受け継ぐようです。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの退役が検討されている]

ただ、起工は来年なので、それまでに変更される可能性も有りますが。

因みに、「ボレイ」級の1番艦(ユーリー・ドルゴルーキー)の起工前の予定艦名は「サンクトペテルブルク」、4番艦(クニャージ・ウラジーミル)は「ニコライ・チュドトヴォーレツ(奇蹟者ニコライ)」でした。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した

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『タス通信』より
2023年1月19日23時10分配信
【水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は白海からバレンツ海への移動を完了した】
モスクワ、1月19日/タス通信

『セヴマシュ』社で建造されたプロジェクト955A(コード名「ボレイA」)水中ロケット巡洋艦の第2の生産艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、白海からバレンツ海への移動を完了した。
木曜日に『統合造船業営団』は報道機関へ伝えた。

「設計局『ルビーン』のプロジェクト"ボレイ-A"により『セヴマシュ』社で建造された最新の原子力水中ロケット巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、白海からバレンツ海への移動を完了しました」
テレグラムチャンネルで公表された『統合造船業営団』の声明では、こう述べられた。

艦は北方艦隊主要基地~セヴェロモルスク市へ到着した事が指摘された。
錬成訓練の完了後、艦は太平洋艦隊の恒久駐留場所へ向かう。

[ゲネラリーシムス・スヴォーロフ]
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクト955A水中ロケット艦の第2の生産艦である。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

潜水艦造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
2022年12月29日、艦はロシア海軍へ加わった。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回のK-553「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

22-1030c.jpg
その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]

2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]

2022年12月29日にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]
K553b.jpg
K553c.jpg
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就役後もセヴェロドヴィンスクに留まっていましたが、2023年1月17日に出航し、北方艦隊の基地へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはセヴェロドヴィンスクを出航し、北方艦隊基地へ向かった]

1月19日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊基地に暫く「仮住まい」して乗組員の慣熟訓練を行なった後、2023年夏以降にカムチャツカ半島太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ回航されます。

ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはセヴェロドヴィンスクを出航し、北方艦隊基地へ向かった

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『タス通信』より
2023年1月18日6時40分配信
【「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は一時的な駐留場所への移動へ着手した】
モスクワ、1月18日/タス通信

プロジェクト955A(「ボレイA」)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊の一時的な駐留場所への移動を行なう。
『タス通信』軍当局に近い情報筋より伝えられた。

「日中に水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、造船工場『セヴマシュ』の在るセヴェロドヴィンスクからの移動へ着手しました」
対談者の1人は明らかにした。

潜水艦太平洋艦隊の一員として勤務に就き、将来には、もう一度の移動~恒久駐留場所への~を行なう。
「通常は、カムチャツカの駐留所への移動は夏に北方海上航路経由で行なわれます。
既存の慣行によると、それは北方艦隊及び太平洋艦隊の担当ゾーンで艦船グループを同行して行なわれます」

対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

[潜水艦について]
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクト955A水中ロケット艦の第2の生産艦である。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

潜水艦造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
2022年12月29日、艦はロシア海軍へ加わった。

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現在までに造船所『セヴマシュ』は、プロジェクト「ボレイ」3隻及び「ボレイ-A」3隻の6隻の「戦略艦」海軍へ引き渡している。
このプロジェクトの戦略ロケット艦の主要兵器は、それぞれ16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」である。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回のK-553「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]

2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]

2022年12月29日にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]
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就役後もセヴェロドヴィンスクに留まっていましたが、2023年1月17日に出航し、北方艦隊の基地へ向かいました。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊の基地に暫く「仮住まい」した後、2023年夏以降にカムチャツカ半島太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ回航されます。

最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2022年12月30日22時58分配信
【海軍は2023年に原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」を受け取る】
モスクワ、12月30日/タス通信

ロシア海軍は2023年に、プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略原子力水中ロケット巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」、4隻の潜水艦と12隻の水上艦を受け入れる課題を遂行する。
金曜日に海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は述べた。

「2023年に海軍は大量の重要な課題へ直面しており、その最優先事項は、弾道ミサイルを持つロケット戦略巡洋艦インペラートル・アレクサンドルIII、4隻の潜水艦、12隻の水上艦と支援船の海軍への受入です」
エフメノフ大将
は、海軍将兵への新年の挨拶で話した。

総司令官は更に、海軍が他の種類の高精度兵器ミサイル複合体の為の作業を続けている事を想い起こした。
来年には、海軍歩兵師団の形成が控えている。

12月21日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ軍当局の最終会議で、ロシアは既存の旅団を基にして海軍沿岸部隊に5個海軍歩兵師団を形成する必要が有ると言った。

原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」は12月29日に進水した。

これは、ロシア戦略原子力潜水艦「ボレイ」ファミリーの第7のロケット艦である。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが式典へ参加した。

原子力水中ロケット巡洋艦は、16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載できる。
水中ロケット艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の航行試験の開始は来年6月に計画されている。
現行の国家軍備プログラムの枠組みにおいて、更に4隻のプロジェクト「ボレイ-A」潜水艦の建造が計画されている。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの7番艦「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては4番艦)
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[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]


ロシア帝国海軍最後の戦列艦であり、ロシア革命後にチュニジアへ脱出した先代「インペラートル・アレクサンドルIII」に因んで命名されました。
同名の艦としては3代目となります。
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[ロシア海軍の新造艦に皇帝アレクサンドル3世の名が付けられる]
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦インペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は発注された]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名された]

3代目「インペラートル・アレクサンドルIII」の建造工事は『セヴマシュ』で進められ、2022年12月29日に進水式典が開催されました。

[ロシア海軍の最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)はセヴェロドヴィンスクで進水した]

同日、同型艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)も開催されました。
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[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]

「インペラートル・アレクサンドルIII」は2023年に6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[新世代戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年末にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ配備される]

ロシア海軍の最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)はセヴェロドヴィンスクで進水した


『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月29日13時33分配信
【プーチンは原子力潜水艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典を執り行なった】

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、原子力潜水艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典を執り行なった。

原子力潜水艦の進水は、海軍副総司令官(軍備担当)イーゴリ・ムハメドシン中将が主導した。

セルゲイ・ショイグ国防相は、最高司令官に「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水の準備が整った事を報告し、その移動を始める許可を求めた。

「許可します」
プーチン
は答えた。

その後、滑走台が動き出し、プロジェクト「ボレイ」7番艦は水上へ向かってスムーズに移動した。
ロケット艦の舷側で、伝統によりシャンパンのボトルが割られた。

これより前にプーチンは、原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」への(海軍)旗掲揚式典を執り行なった。




ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの7番艦「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては4番艦)
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[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]

ロシア帝国海軍最後の戦列艦であり、ロシア革命後にチュニジアへ脱出した先代「インペラートル・アレクサンドルIII」に因んで命名されました。
同名の艦としては3代目となります。
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[ロシア海軍の新造艦に皇帝アレクサンドル3世の名が付けられる]
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦インペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は発注された]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名された]

3代目「インペラートル・アレクサンドルIII」の建造工事は『セヴマシュ』で進められ、2022年12月29日に進水式典が開催されました。

同時に、同型艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)も開催されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]

「インペラートル・アレクサンドルIII」は2023年に洋上試験を行ない、同年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[新世代戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年末にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ配備される]