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ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した

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『タス通信』より
2023年1月19日23時10分配信
【水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は白海からバレンツ海への移動を完了した】
モスクワ、1月19日/タス通信

『セヴマシュ』社で建造されたプロジェクト955A(コード名「ボレイA」)水中ロケット巡洋艦の第2の生産艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、白海からバレンツ海への移動を完了した。
木曜日に『統合造船業営団』は報道機関へ伝えた。

「設計局『ルビーン』のプロジェクト"ボレイ-A"により『セヴマシュ』社で建造された最新の原子力水中ロケット巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、白海からバレンツ海への移動を完了しました」
テレグラムチャンネルで公表された『統合造船業営団』の声明では、こう述べられた。

艦は北方艦隊主要基地~セヴェロモルスク市へ到着した事が指摘された。
錬成訓練の完了後、艦は太平洋艦隊の恒久駐留場所へ向かう。

[ゲネラリーシムス・スヴォーロフ]
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクト955A水中ロケット艦の第2の生産艦である。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

潜水艦造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
2022年12月29日、艦はロシア海軍へ加わった。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回のK-553「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]

2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]

2022年12月29日にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]
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就役後もセヴェロドヴィンスクに留まっていましたが、2023年1月17日に出航し、北方艦隊の基地へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはセヴェロドヴィンスクを出航し、北方艦隊基地へ向かった]

1月19日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊基地に暫く「仮住まい」して乗組員の慣熟訓練を行なった後、2023年夏以降にカムチャツカ半島太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ回航されます。
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ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはセヴェロドヴィンスクを出航し、北方艦隊基地へ向かった

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『タス通信』より
2023年1月18日6時40分配信
【「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は一時的な駐留場所への移動へ着手した】
モスクワ、1月18日/タス通信

プロジェクト955A(「ボレイA」)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊の一時的な駐留場所への移動を行なう。
『タス通信』軍当局に近い情報筋より伝えられた。

「日中に水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、造船工場『セヴマシュ』の在るセヴェロドヴィンスクからの移動へ着手しました」
対談者の1人は明らかにした。

潜水艦太平洋艦隊の一員として勤務に就き、将来には、もう一度の移動~恒久駐留場所への~を行なう。
「通常は、カムチャツカの駐留所への移動は夏に北方海上航路経由で行なわれます。
既存の慣行によると、それは北方艦隊及び太平洋艦隊の担当ゾーンで艦船グループを同行して行なわれます」

対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

[潜水艦について]
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクト955A水中ロケット艦の第2の生産艦である。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

潜水艦造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
2022年12月29日、艦はロシア海軍へ加わった。

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現在までに造船所『セヴマシュ』は、プロジェクト「ボレイ」3隻及び「ボレイ-A」3隻の6隻の「戦略艦」海軍へ引き渡している。
このプロジェクトの戦略ロケット艦の主要兵器は、それぞれ16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」である。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回のK-553「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]

2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]

2022年12月29日にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]
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就役後もセヴェロドヴィンスクに留まっていましたが、2023年1月17日に出航し、北方艦隊の基地へ向かいました。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、北方艦隊の基地に暫く「仮住まい」した後、2023年夏以降にカムチャツカ半島太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ回航されます。

最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2022年12月30日22時58分配信
【海軍は2023年に原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」を受け取る】
モスクワ、12月30日/タス通信

ロシア海軍は2023年に、プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略原子力水中ロケット巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」、4隻の潜水艦と12隻の水上艦を受け入れる課題を遂行する。
金曜日に海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は述べた。

「2023年に海軍は大量の重要な課題へ直面しており、その最優先事項は、弾道ミサイルを持つロケット戦略巡洋艦インペラートル・アレクサンドルIII、4隻の潜水艦、12隻の水上艦と支援船の海軍への受入です」
エフメノフ大将
は、海軍将兵への新年の挨拶で話した。

総司令官は更に、海軍が他の種類の高精度兵器ミサイル複合体の為の作業を続けている事を想い起こした。
来年には、海軍歩兵師団の形成が控えている。

12月21日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ軍当局の最終会議で、ロシアは既存の旅団を基にして海軍沿岸部隊に5個海軍歩兵師団を形成する必要が有ると言った。

原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」は12月29日に進水した。

これは、ロシア戦略原子力潜水艦「ボレイ」ファミリーの第7のロケット艦である。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが式典へ参加した。

原子力水中ロケット巡洋艦は、16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載できる。
水中ロケット艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の航行試験の開始は来年6月に計画されている。
現行の国家軍備プログラムの枠組みにおいて、更に4隻のプロジェクト「ボレイ-A」潜水艦の建造が計画されている。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの7番艦「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては4番艦)
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[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]


ロシア帝国海軍最後の戦列艦であり、ロシア革命後にチュニジアへ脱出した先代「インペラートル・アレクサンドルIII」に因んで命名されました。
同名の艦としては3代目となります。
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[ロシア海軍の新造艦に皇帝アレクサンドル3世の名が付けられる]
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦インペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は発注された]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名された]

3代目「インペラートル・アレクサンドルIII」の建造工事は『セヴマシュ』で進められ、2022年12月29日に進水式典が開催されました。

[ロシア海軍の最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)はセヴェロドヴィンスクで進水した]

同日、同型艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)も開催されました。
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[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]

「インペラートル・アレクサンドルIII」は2023年に6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[新世代戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年末にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ配備される]

ロシア海軍の最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)はセヴェロドヴィンスクで進水した


『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月29日13時33分配信
【プーチンは原子力潜水艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典を執り行なった】

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、原子力潜水艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典を執り行なった。

原子力潜水艦の進水は、海軍副総司令官(軍備担当)イーゴリ・ムハメドシン中将が主導した。

セルゲイ・ショイグ国防相は、最高司令官に「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水の準備が整った事を報告し、その移動を始める許可を求めた。

「許可します」
プーチン
は答えた。

その後、滑走台が動き出し、プロジェクト「ボレイ」7番艦は水上へ向かってスムーズに移動した。
ロケット艦の舷側で、伝統によりシャンパンのボトルが割られた。

これより前にプーチンは、原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」への(海軍)旗掲揚式典を執り行なった。




ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの7番艦「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては4番艦)
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[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]

ロシア帝国海軍最後の戦列艦であり、ロシア革命後にチュニジアへ脱出した先代「インペラートル・アレクサンドルIII」に因んで命名されました。
同名の艦としては3代目となります。
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[ロシア海軍の新造艦に皇帝アレクサンドル3世の名が付けられる]
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦インペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は発注された]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名された]

3代目「インペラートル・アレクサンドルIII」の建造工事は『セヴマシュ』で進められ、2022年12月29日に進水式典が開催されました。

同時に、同型艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)も開催されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]

「インペラートル・アレクサンドルIII」は2023年に洋上試験を行ない、同年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[新世代戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年末にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ配備される]

最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月29日にロシア海軍へ就役する?

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『MASHNEWS』より
2022年12月28日19時17分配信
【原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は12月29日に海軍旗を掲揚する】

プロジェクト955A(「ボレイ-A」)原子力水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の(海軍)旗掲揚式典は12月29日に開催される。
『MASHNEWS』は造船業界の情報筋より伝えられた。


情報筋は、式典は生産合同『セヴマシュ』の敷地で開催されると通知した。
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以前、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」白海で試験を行なった。
原子力潜水艦『セヴマシュ』で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に造船台から出渠した。

[『MASHNEWS』参照]
プロジェクト955A(「ボレイ-A」)戦略用途ロケット水中巡洋艦
は、サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』により設計された。
このタイプの潜水艦の主要兵装は、新たなミサイル複合体「ブラヴァー」である。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]

2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]

ロシア海軍新造艦の就役は
1:造船所から海軍への納入(受領-納入証書)
2:聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典の開催(正式な就役式典)

の2段階に分かれていますが、12月21日に行なわれたのは「1」です。

そして「2」~正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典は、非公式筋の情報ですが、12月29日になるようです。

ただ、以前には12月30日という情報も有りましたので、確定では有りませんが・・・
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年12月30日にロシア海軍へ就役し、2023年夏以降に太平洋艦隊の原子力潜水艦基地へ到着する]

最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された

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『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月21日15時37分配信
【ショイグ:最新鋭潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」はロシア海軍へ受け入れられた】

最新鋭潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ受け入れられた。
ロシア国防省参与会の拡大会議においてロシア防衛当局のトップ、セルゲイ・ショイグは言った。

「ロケット水中原子力巡洋艦は、世界の大洋の指定海域で計画戦闘勤務へ就きます。
弾道ミサイル"ブラヴァー"で武装する次のプロジェクト"ボレイ-A"原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは海軍へ受け入れられました」

彼は話した。

先月、『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、原子力潜水艦が試験の全段階を完了したと言った。
11月3日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は国家試験の枠組みで弾道ミサイR-30「ブラヴァー」の射撃を実行した。
射撃は白海エリアからカムチャツカクラ射爆場へ行なわれ、ロケット艦は水中位置に居た。

戦略水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、プロジェクト955A「ボレイ-A」により建造された第2の生産ロケット艦である。

プロジェクト955及び955A(コード名「ボレイ」)潜水艦第4世代に属する。
主要兵装は、固体燃料弾道ミサイル複合体D-30「ブラヴァー」である。
このクラスの潜水艦『セヴマシュ』で建造されている。
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ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]


2022年12月21日、ロシア国防相セルゲイ・ショイグは、国防省の会議において「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍へ受け入れられたと発言しました。

ショイグ国防相は、それ以上詳しい事は言っておりませんが、おそらくは造船所から海軍への受領-納入証書への署名が行なわれたのでしょう。

ロシア海軍新造艦の就役は
1:造船所から海軍への納入(受領-納入証書)
2:聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典の開催(正式な就役式典)

の2段階に分かれていますが、今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、おそらくは「1」だけでしょう。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の正式な就役式典~聖アンドレイ旗初掲揚式典は、12月30日の開催が予定されています。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年12月30日にロシア海軍へ就役し、2023年夏以降に太平洋艦隊の原子力潜水艦基地へ到着する]

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した

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『タス通信』より
2022年11月7日21時17分配信
【水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は白海で全ての試験を完了した】
モスクワ、11月7日/タス通信

原子力水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」白海エリアで試験の全段階を完了した。
株式会社・生産合同『セヴマシュ』ミハイル・ブドニチェンコは月曜日に報道機関へ伝えた。

「弊社の試運転チームと艦の乗組員は、完全に課題へ取り組みました。
ゲネラリーシムス・スヴォーロフは何度かの海上へ出航し、試験の全段階を完了しました。
艦のシステムは様々なモードで点検されました」
ブドニチェンコ
は話した。

彼は更に、原子力水中巡洋艦海軍への引き渡しの為の準備を整えている事を明らかにした。

戦略原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」造船工場『セヴマシュ』で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画によると、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]

これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されています。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

太平洋艦隊には、既にプロジェクト955戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして955A「クニャージ・オレグ」が配備されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した


『タス通信』より
2022年11月4日1時31分配信
【水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」はミサイル「ブラヴァー」の射撃を成功裏に実行した】
モスクワ、11月3日/タス通信

原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、国家試験の最終段階の枠組みにおいて弾道ミサイル「ブラヴァー」の射撃を成功裏に実行した。
木曜日にロシア国防省は報道機関へ伝えた。

「最新のプロジェクト"ボレイ-A"戦略用途ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフの乗組員は、国家試験の最終段階の枠組みにおいて弾道ミサイル"ブラヴァー"の射撃を成功裏に実行しました」
軍当局は言った。

ロシア国防省が明らかにしたように、射撃は白海の水中位置からカムチャツカクラ射爆場へ行なわれた。
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「弾道ミサイル"ブラヴァー"の飛行は通常モードで行われました。
客観的観測データにより、ミサイルの戦闘ブロック(弾頭)はクラ戦闘訓練場の指定地域へ成功裏に着弾した事が確認されました」

彼らは強調した。
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以前、『北方機械製造事業』(『セヴマシュ』『統合造船業営団』へ加入)総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」海軍への引き渡しを準備していると『タス通信』へ伝えた。

戦略原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」造船工場『セヴマシュ』で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画によると、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

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その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]

2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験を行なっており、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島クラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていますが、2023年にずれ込む可能性も有ります。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

太平洋艦隊には、既にプロジェクト955戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、そして955A「クニャージ・オレグ」が配備されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年10月30日12時0分配信
【ロシア連邦海軍総司令官は新たな戦略潜水艦の試験について述べた】
モスクワ、10月30日、インテルファクス

ロシアは新たな戦略原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の試験を行なっている。
ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは伝えた。

「セヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』社で建造された最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフの試験が行なわれています」
エフメノフ
は、ロシア正規艦隊創設326周年記念日及び水上艦船員の日に関する祝辞で述べた。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、プロジェクト「ボレイ-A」ロケット艦の第2の生産艦である。
同プロジェクト潜水艦大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備する。

「現在、太平洋艦隊の潜水艦部隊へ補充する為に意図されているディーゼルエレクトリック潜水艦ウファは国家試験を成功裏に完了しています」
日曜日にロシア連邦国防省情報部はエフメノフの談話を引用して伝えた。

「ウファ」は、太平洋艦隊の為に建造されたプロジェクト636.3潜水艦シリーズの4隻目である。
潜水艦有翼ミサイル「カリブル」(試作設計局『ノヴァトール』、株式会社・航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』が開発)を装備する。

エフメノフは、ロシア海軍の艦は世界の大洋の様々な海域で常時任務を遂行していると述べた。
毎日、海上にはロシア海軍の艦船100隻以上が居ます。
現在、地中海ではバルト艦隊艦支隊が海軍のプレゼンス任務を遂行し、インド洋では太平洋艦隊の艦・支援船支隊が行動しています」

総司令官は述べた。

エフメノフの祝電は北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊、カスピ小艦隊、遠海ゾーンで任務を遂行している艦が受け取ったとロシア連邦国防省は伝えた。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]

その後も洋上試験は続けられています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を続けている]

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていますが、2023年にずれ込む可能性も有ります。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
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記事中で触れられていますが、10月30日は『ロシア正規艦隊創設記念日』並びに『水上艦船員の日』です。

1696年10月30日、ピョートル1世(ピョートル大帝)の命令により貴族院ロシア海軍の創設を決定し、この日は海軍創設記念日となりました。
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1714年7月27日(新暦では8月7日)にロシア海軍ガングートの戦闘で勝利した後、これを記念して7月27日が『海軍の日』となりました。
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ロシア革命後、『海軍の日』は自然消滅しましたが、1939年に海軍人民委員ニコライ・クズネツォフ提督の提案で復活し、今度は7月24日が『海軍の日』となりました。
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1980年10月1日付で7月の最終日曜日が『海軍の日』と定められ、ロシア連邦になってからも受け継がれています(2006年5月31日付のロシア連邦大統領令で改めて制定)。

その一方、本来の海軍創設記念日である10月30日は『水上艦船員の日』、つまり水上艦限定の記念日となりました。

ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を続けている

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『タス通信』より
2022年9月5日9時3分配信
【水中戦略艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」はバレンツ海で試験を行なっている】
モスクワ、9月5日/タス通信

プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」バレンツ海で試験を行なっている。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報筋から伝えられた。

「戦略艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、現在、バレンツ海で試験を行なっています。
その結果により、楽観的なシナリオでは海軍への御引き渡しは『ヨールカの下で』、即ち今年末までになるでしょうし、悲観的なものだと2023年になります」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

7月20日、『タス通信』の情報筋は、潜水艦白海での工場航行試験の為、造船所『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)から初めて出航したと伝えた。

[潜水艦について]
ロケット艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」
は、第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
プロジェクトは根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行された。

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」造船工場『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で2014年12月26日に起工され、2021年12月25日に船台から出渠した。
計画によると、水中巡洋艦太平洋艦隊原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化する。
その到着により、太平洋艦隊の戦闘編制は4隻のプロジェクト955/955A潜水艦となる。

現在までに造船所『セヴマシュ』は、ロシア連邦海軍へ計5隻のプロジェクト「ボレイ」(3隻)/「ボレイ-A」(2隻)潜水艦を引き渡した。
更なる5隻のプロジェクト「ボレイ-A」ロケット巡洋艦は様々な建造段階及び試験段階に在る。
このクラスの潜水艦は更に2隻が契約されるかもしれない。

プロジェクト「ボレイ」/「ボレイ-A」戦略ロケット艦の主要兵器は、16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」である。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]



艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。

2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]

2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]

2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]

その後も洋上試験は続けられています。

現在の所、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていますが、2023年にずれ込む可能性も有ります。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2022年12月末にロシア海軍へ引き渡される]
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。