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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部から母港セヴァストーポリへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年12月27日9時39分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」は地中海での任務遂行後にセヴァストーポリへ到着した】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、ロシア海軍常設グループの一員として地中海で任務を遂行した後、艦隊主要基地-セヴァストーポリ英雄市へ到着した。

遠距離航海からの艦の歓迎式典は、黒海艦隊水上艦連合部隊司令官オレグ・クリヴォログ少将主催下で開催された。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」の出迎えには、連合部隊の退役将兵、船員の家族及び近親者が参加した。

海軍グループの一員だった時、フリゲートの乗組員は、地中海諸国の海軍との一連の演習へ参加した。

特に、今年11月にアルジェリア海軍と実施した演習で「アドミラル・マカロフ」は、合同での海上安全保障活動へ取り組み、海賊及び経済活動違反の容疑がある船の臨検活動実施を伴う民間船舶航行の監視の訓練を行なった。

12月、フリゲートの乗組員は、艦船グループの一員として地中海でのシリア・アラブ共和国海軍との初めての演習を実施し、その中で砲射撃を行ない、海上での合同操艦の要素へ取り組んだ。

更に今年9月、国際軍事協力計画に沿って、黒海艦隊司令官セルゲイ・オシポフ中将の指揮の下、ギリシャコルフ島ケルキラ港で艦の乗組員は第17回公共フォーラム行事『イオニア諸島のロシア週間』へ参加した。
行事の枠組みで、1799年に島を外国による占領から解放したロシア船員の指揮官である高名なフョードル・ウシャコーフ提督の記念式典が開催された。

遠海ゾーンにおける黒海艦隊戦力の計画ローテーションにより、フリゲート「アドミラル・マカロフ」乗組員はフリゲート「アドミラル・エッセン」と交代した。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(2017年12月27日就役)は、2019年9月23日にセヴァストーポリを出航し、ギリシャへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャへ向かった]

翌9月24日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過し、9月27日にギリシャコルフ島(ケルキラ島)へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャのコルフ島(ケルキラ島)を訪れた]
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ギリシャコルフ島(ケルキラ島)は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。
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これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
今年(2019年)は9月末に開催されました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"乗組員は第17回『イオニア諸島のロシア週間』へ参加した]

10月2日、「アドミラル・マカロフ」コルフ島(ケルキラ)を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャのコルフ島(ケルキラ島)を去り、シリアへ向かった]

10月3日、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった]

10月14日までにシリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はシリアのタルトゥースへ入港した]

2019年11月初頭に地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]

11月7日にはヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部でヘリコプターの発着訓練を行なった]

その後、プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」(2018年12月20日就役)及びプロジェクト22870救助曳船SB-739(2017年3月7日就役)と共にアルジェリアへ向かい、11月下旬にアルジェリア海軍と合同演習を行ないました。

[ロシア海軍黒海艦隊は地中海西部でアルジェリア海軍と合同演習を行なった]

合同演習が終わった後、再び地中海東部へ向かい、11月28日にはキプロスリマソールへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソールを訪れた]

2019年12月16日から19日まで地中海東部(タルトゥース沖)で実施されたシリア海軍との合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊はシリア海軍と地中海東部(シリア沖)で合同演習を開始した]
[シリア沖でのロシア海軍地中海作戦連合部隊とシリア海軍の合同演習は完了した]

「アドミラル・マカロフ」は12月23日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部を去り、セヴァストーポリへの帰路に就いた]

12月26日には同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「コルピノ」黒海で対潜戦闘演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年12月26日12時34分配信
【黒海艦隊は対潜演習を実施した】

12月27日にセヴァストーポリへ帰投しました。


既に地中海東部には、「アドミラル・マカロフ」と交代する同型艦「アドミラル・エッセン」が派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部へ派遣される]
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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部を去り、セヴァストーポリへの帰路に就いた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年12月23日12時35分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はセヴァストーポリへ戻る】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」乗組員は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を行なっている。

艦は、海軍常設グループの一員として地中海で任務を遂行した後に黒海艦隊主要基地セヴァストーポリへ戻ってくる。

海軍グループに居た時、艦の乗組員は、地中海諸国の海軍との一連の演習へ参加した。

特に、今年11月にアルジェリア海軍と実施した演習で「アドミラル・マカロフ」は、合同での海上安全保障活動へ取り組み、海賊及び経済活動違反の容疑がある船の臨検活動実施を伴う民間船舶航行の監視の訓練を行なった。

12月、フリゲートの乗組員は、艦船グループの一員として地中海でのシリア・アラブ共和国海軍との初めての演習を実施し、その中で砲射撃を行ない、海上での合同操艦の要素へ取り組んだ。

更に今年9月、国際軍事協力計画に沿って、黒海艦隊司令官セルゲイ・オシポフ中将の指揮の下、ギリシャコルフ島ケルキラ港で艦の乗組員は第17回公共フォーラム行事『イオニア諸島のロシア週間』へ参加した。
行事の枠組みで、1799年に島を外国による占領から解放したロシア船員の指揮官である高名なフョードル・ウシャコーフ提督の記念式典が開催された。

セヴァストーポリへ戻るまで、艦の乗組員は、対空防衛、無防備の泊地における艦の防護及び防衛、艦上航空機との連携の課題への取り組みを含む様々な複合艦上演習を行なう。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」セヴァストーポリ到着は、12月30日に予定されている。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(2017年12月27日就役)は、2019年9月23日にセヴァストーポリを出航し、ギリシャへ向かいました。


[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャへ向かった]

翌9月24日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過し、9月27日にギリシャコルフ島(ケルキラ島)へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャのコルフ島(ケルキラ島)を訪れた]
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ギリシャコルフ島(ケルキラ島)は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。
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これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
今年(2019年)は9月末に開催されました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"乗組員は第17回『イオニア諸島のロシア週間』へ参加した]

10月2日、「アドミラル・マカロフ」コルフ島(ケルキラ)を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャのコルフ島(ケルキラ島)を去り、シリアへ向かった]

10月3日、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった]

10月14日までにシリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はシリアのタルトゥースへ入港した]

2019年11月初頭に地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]

11月7日にはヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部でヘリコプターの発着訓練を行なった]

その後、プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」(2018年12月20日就役)及びプロジェクト22870救助曳船SB-739(2017年3月7日就役)と共にアルジェリアへ向かい、11月下旬にアルジェリア海軍と合同演習を行ないました。

[ロシア海軍黒海艦隊は地中海西部でアルジェリア海軍と合同演習を行なった]

合同演習が終わった後、再び地中海東部へ向かい、11月28日にはキプロスリマソールへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソールを訪れた]

2019年12月16日から19日まで地中海東部(タルトゥース沖)で実施されたシリア海軍との合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊はシリア海軍と地中海東部(シリア沖)で合同演習を開始した]
[シリア沖でのロシア海軍地中海作戦連合部隊とシリア海軍の合同演習は完了した]

「アドミラル・マカロフ」は12月23日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。

既に地中海東部には、「アドミラル・マカロフ」と交代する同型艦「アドミラル・エッセン」が派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部へ派遣される]

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部へ派遣される

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2019年12月21日12時57分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」は新年を地中海で迎える】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」は、セヴァストーポリから地中海への計画移動を行なっている。

現在、艦の乗組員は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を行なっている。

海上移動を行なっている艦は、黒海の艦隊戦闘訓練射爆場で複合艦上戦闘演習を実施した。

計画によると、本日(12月21日)が終わる頃には、フリゲートは遠海ゾーンの海軍常設連合部隊へ加わる。



プロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工され、2014年11月7日に進水し、2016年6月7日に就役しました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]

2016年10月下旬に黒海へ回航される予定でしたが、バルチースク基地でスクリューと推進軸を損傷してしまった為、修理が必要となり、回航は延期されることになりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器を修理する]

「アドミラル・エッセン」は建造元の『ヤンターリ』へ回航され、浮きドックで修理が行なわれました。
修理は2016年12月23日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器の修理を終えた]

その後はバルト海で修理後の航行試験が行われていたようですが、2017年3月7日には、バルト艦隊親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」と共に砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2017年4月末、「アドミラル・エッセン」は、本来の配備場所である黒海艦隊基地へ向かいました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは黒海艦隊基地へ向かった]

2017年5月5日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を東へ進み、2017年5月15日には地中海東部に位置するキプロス島南部のリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはキプロスのリマソールへ寄港した]

2017年5月23日から27日までリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

2017年5月31日、潜水艦「クラスノダール」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も、同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部へ留まりました。
[巡航ミサイル"カリブル"を搭載するロシア海軍黒海艦隊の2隻のフリゲートと1隻の潜水艦は地中海東部に留まる]

2017年6月23日には同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

「アドミラル・エッセン」は、2017年7月5日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ到着した]

それから4日後の2017年7月9日にセヴァストーポリを抜錨し、再び地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新フリゲート"アドミラル・エッセン"は再びシリア沖へ向かった]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


その後も地中海東部へ留まり、2017年9月4日にシリアデリゾールISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

「アドミラル・エッセン」は2017年9月22日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリア沖からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海に留まり、2018年2月下旬には警備艦「プイトリーヴイ」(プロジェクト1135M)、「スメトリーヴイ」(プロジェクト61)と共に演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年2月19日14時41分配信
フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は演習を実施する為に黒海へ出た】

「アドミラル・エッセン」は2018年3月13日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

2018年3月21日に艦載ヘリコプターの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、地中海東部アメリカイギリスなどの艦船を監視していました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]

2018年4月下旬には、地中海東部で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

その後も地中海東部へ留まり、2018年5月末には艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

2018年6月28日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った]

2018年6月30日に母港へ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

2018年8月25日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

2018年11月16日には、プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(「499」2017年12月27日就役)と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

2018年11月20日には対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]

その後も地中海東部に滞在していましたが、2018年12月25日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った]

2018年12月26日、「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はセヴァストーポリへ帰投した]

2019年2月28日、「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリを抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はセヴァストーポリを抜錨し、地中海へ向かった]

翌2019年3月1日、「アドミラル・エッセン」は、黒海地中海を結ぶボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海へ入る]

2019年4月23日には、地中海東部フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」と共に夜間通信訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の軍艦は地中海東部で夜間の通信訓練を行なった]

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を去り、4月30日にはトルコイスタンブールへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は防衛展示会『IDEF'19』へ参加する為にトルコのイスタンブールへ到着した]
無論、同艦がトルコを訪れるのは、今回が初めてです。
(イスタンブール沖を通過した事は何度も有りましたが)

「アドミラル・エッセン」は、2019年4月30日から5月3日までトルコで開催された防衛展示会IDEF(International Defense Industry Fair)'19に「出展」されました。
【『IDEF』公式サイト】


『IDEF'19』が終わった5月3日にイスタンブールを出航し、黒海へ入りました。
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そして翌5月4日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海内で行動し、黒海艦隊の演習へ何度も参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは緊急出航訓練を行なった]

最近では、12月10日に黒海で砲撃訓練を行なっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年12月10日9時15分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」乗組員は黒海で海上および空中目標への砲射撃を実施した】

12月11日には黒海沿岸の目標へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。


[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は黒海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

12月20日頃にセヴァストーポリを出航し、翌12月21日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。

「アドミラル・エッセン」は、現在地中海東部に居る同型艦「アドミラル・マカロフ」と交代するようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソールを訪れた]

シリア沖でのロシア海軍地中海作戦連合部隊とシリア海軍の合同演習は完了した


『タス通信』より
2019年12月19日12時29分配信
【ロシア海軍とシリア海軍は地中海での初の合同演習を成功裏に完了した】
タルトゥース/シリア、12月19日/タス通信

ロシア海軍シリア海軍は、地中海での初の合同演習を成功裏に実施した。

報道陣へ演習統制官アレクサンドル・ユルダシェフ少将が話したように、演習の目的は全て達成された。
ロシア連邦軍シリア・アラブ共和国軍は、戦闘行動実施準備の為の合同司令部を構成して運用する実地技量を仕上げ、状況変化への即座の反応及び計画の洗練、戦術グループの合同管理及び組織的連携へ取り組んだ。
更に、敵を欺瞞する施策を含む戦闘行動実施準備の為の行動部隊の標準外の方法及び戦術動作が使用された。

タルトゥース駐留所の放射線・化学防護局長マクシム・ザボロツキーは、両国の軍人の高度な調整作業により、指示された任務へ成功裏に対処した事を指摘した。
「ロシア連邦及びシリア・アラブ共和国の軍人の任務遂行条件は、複雑かつ緊迫したものでした。
ですが、合同での巧みに調整された行動により、我々は任務へ対処しました」

彼は話した。

ザボロツキーによると、演習中に仮想テロリストは駐留所領域へ有毒物質を使用した。
軍の放射線・化学防護部門は、有毒物質の表示を行ない、化学物質汚染について軍へ警告し、汚染地域の境界場所を示し、化学物質の製造場所を特定する為、研究所へ送る物質を収集した。
シリア・アラブ共和国軍部隊は場所の除染を行なった。

12月16日に始まった演習には、フマイミーン航空基地航空機、ロシア連邦水上艦、シリア・アラブ共和国海軍ロケット艇及び掃海艇が関わった。



現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2019年10月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「イワン・フルス」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」:2019年12月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「オルスク」:2019年12月中旬から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィニツァ-50」2019年11月末から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在


2019年12月16日、ロシア海軍地中海作戦連合部隊は、地中海東部(タルトゥース沖)シリア海軍との合同演習を開始しました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊はシリア海軍と地中海東部(シリア沖)で合同演習を開始した]

シリア海軍からは、ロケット艇掃海艇が参加したとの事ですから、おそらくはオーサ級ミサイル艇(プロジェクト205)エフゲーニャ級泊地掃海艇(プロジェクト1258)でしょう。
『Oryx Blog - ジャパン』より
2017年1月13日配信
【フォトレポート:シリア・アラブ海軍】

合同演習は12月19日に完了しました。

ロシア海軍地中海作戦連合部隊はシリア海軍と地中海東部(シリア沖)で合同演習を開始した


『タス通信』より
2019年12月17日配信
【ロシア海軍とシリア海軍は地中海で合同演習を行なう】
タルトゥース/シリア、12月17日/タス通信

ロシア海軍シリア海軍は、地中海で合同演習を開始した。

演習には、フマイミーン航空基地航空機、ロシア連邦水上艦、シリア・アラブ共和国海軍ロケット艇及び掃海艇が関わる。
演習は、単一作戦環境で実施され、参加者は様々な戦術エピソードへ取り組むと演習統制官アレクサンドル・ユルダシェフ少将は言った。

彼によると、戦術艦グループは砲射撃を行ない、海上で合同操艦を行ない、沿岸で非合法武装集団の無人飛行装置との戦闘の問題へ取り組み、更にはタルトゥースの施設への武器使用の結果を局限化及び排除する。

ユルダシェフは、演習は、国際テロリズム、非合法武装集団との闘いを成功させる為のロシア連邦軍及びシリア・アラブ共和国軍の間の連携の増加と、2ヶ国間の連携の強化へ指向されていると述べた。

タルトゥースロシア海軍駐留所で説明されたように、演習実施海域が選ばれたのは偶然ではない。
ロシア戦闘艦シリア沿岸で国際テロリズムとの戦いへ著しく貢献している。
ロシア海上配置有翼ミサイル「カリブル」は、既に一度ならず共和国の領域のテロリストの施設を破壊している。
そしてロシアタルトゥース基地は、シリア軍グループへ必要なものを供給する基礎ルートであるが故に、艦の乗組員と沿岸部隊の技量は、常に向上させる必要が有る。



現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2019年10月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「イワン・フルス」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」:2019年12月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「オルスク」:2019年12月中旬から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィニツァ-50」2019年11月末から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在


2019年12月16日、ロシア海軍地中海作戦連合部隊は、地中海東部(タルトゥース沖)シリア海軍との合同演習を開始しました。

シリア海軍からは、ロケット艇掃海艇が参加したとの事ですから、おそらくはオーサ級ミサイル艇(プロジェクト205)エフゲーニャ級泊地掃海艇(プロジェクト1258)でしょう。
『Oryx Blog - ジャパン』より
2017年1月13日配信
【フォトレポート:シリア・アラブ海軍】

ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はキプロスのリマソール港へ寄港した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2019年12月7日14時21分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)はキプロスで物資を補充する】

バルト艦隊水上修理所(工作船)PM-82は、業務寄港の為にリマソール港(キプロス)へ入った。

地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の艦を保障している船の外国港への停泊中、燃料を給油し、真水と食料の在庫を補充し、その乗組員は沿岸での休養の機会を得る。
水上修理所は外国港へ週末まで滞在する。

PM-82は、5隻から成るプロジェクト304水上修理所シリーズの3番船である。
水上修理所は、基礎駐留地点から遠く離れた海域で艦船の兵装及び機器を修理する為に意図されている。
満載排水量は5660トン、船の全長は120メートル以上。
最大速力13.5ノット。
航続距離9000海里。
自立行動期間40日。

バルト艦隊水上修理所(工作船)PM-82は10月23日にバルチースクから出航し、意図された任務を遂行する為に地中海へ向かった。



この数年間、黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-56PM-138は交代で地中海東部へ派遣され、半年程度のローテーションでシリアタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっていました。
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工作船PM-56
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工作船PM-138
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タルトゥースロシア海軍物資・技術サービス供給所
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プロジェクト304水上修理所(工作船)PM-82は、1977年12月22日にポーランド『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。

2014年からバルチースク「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。
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PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]

その後、2017年10月下旬には黒海艦隊工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


2018年7月、PM-82は再びシリアへ派遣される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部へ向かっている]

8月11日にシリアタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

その後、PM-82地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。


2019年1月21日、PM-82と交代する黒海艦隊工作船PM-56ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。

2019年2月初頭、PM-82地中海東部を離れ、母港バルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は母港バルチースクへの帰路に就いた]

2月18日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアから母港バルチースクへ帰投した]


2019年10月23日、PM-82は3度目の地中海遠征へ出発しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
10月23日9時53分配信
【バルト艦隊の水上修理所は地中海へ向かう】

11月8日までに地中海東部シリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

そして12月7日、PM-82は、物資補充の為にキプロスリマソール港を訪れました。

地中海東部で行動するロシア海軍の艦船がリマソールへ寄港する事は珍しくありませんが、工作船の寄港は初めてです。

既にタルトゥース港では艦船修理施設が稼働しているので、工作船は専ら海上へ出てロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっているようです。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍艦船修理所は2019年10月15日に操業を開始する]


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2019年10月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2019年11月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「イワン・フルス」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」2019年11月末から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィニツァ-50」2019年11月末から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭偵察艦イワン・フルスは地中海へ入った

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年11月30日0時24分配信
【地中海へロシアの偵察艦「イワン・フルス」が入った】
イスタンブール、11月30日、インタファクス

ロシア海軍の新たな偵察艦「イワン・フルス」黒海海峡を通過して地中海エリアへ出た。
イスタンブールの情報ポータルサイトは発表し、ボスポラス海峡を通過する写真を公表した。

NATOによると、艦は通信保障、ロシア海軍作戦連合部隊の戦闘指揮、電波電子戦闘及び偵察実施の為に意図されている。
艦の重要な任務の1つは、西側の情報筋によると、現在、ヨーロッパでは4隻のアメリカ合衆国海軍対ミサイル防衛駆逐艦により保障されているアメリカ海洋配置対ミサイル防衛システム「イージス」の追跡と、電波電子対抗である。

「イワン・フルス」は、地中海に常駐して活動しているロシア連邦海軍作戦連合部隊へ補充されるものと予想される。

ソヴィエト社会主義共和国海軍総参謀部偵察管理部長イワン・クジミチ・フルス中将に敬意を表して命名された艦は2013年11月に起工された。
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2018年6月25日、同艦は公式に海軍へ加入した。
これは、北方艦隊の為のシリーズ艦のトップ「ユーリー・イワノフ」に続いて海軍へ加入したこのタイプの第2の偵察艦である。
このような艦は、合計で少なくとも4隻の建造が計画されている。

以前に伝えられたように、金曜日(11月29日)、ロシア連邦国防省の管轄下にある会社『オボロンロギスティカ』巨大コンテナ船「スパルタ」黒海海峡を通過して地中海へ出た。
同船はノヴォロシースクからロシア海軍の物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港へ行く。

木曜日(11月28日)にはロシア連邦海軍補助部隊の一員である貨物船「ドヴィニツァ-50」黒海海峡を通過してシリアへ向かった。

この他、これ以前の土曜日(11月23日)、黒海海峡をシリアへ向けて黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」が通過した。
これは、大型揚陸艦「アゾフ」にとっては、この2ヶ月間で3回目のシリアへの航海であり、今年初めからは少なくとも5回目となる。

海外メディアによれば、ロシア海軍大型揚陸艦及び補助船隊、更にチャーター船は、ラタキアフマイミーン飛行場ロシア航空群、タルトゥース海軍物資-技術サービス供給基地、そしてシリア政府軍の為に貨物を送り届ける「シリア・エクスプレス」と呼ばれる作戦へ参加している。



ロシア海軍プロジェクト18280中型偵察艦の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まり、6月18日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは全ての試験を完了した]

そして6月25日、「イワン・フルス」は、『北方造船所』で正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト18280偵察艦の2番艦イワン・フルスはロシア海軍へ就役した]

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]

「イワン・フルス」は就役後も暫くはバルト海に留まっていましたが、2018年12月末に黒海艦隊基地セヴァストーポリへ回航されました。
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2019年初頭からは、黒海へ進入するアメリカ海軍の軍艦の監視任務に就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦イワン・フルスと哨戒艦ワシーリー・ブイコフは黒海へ進入したNATOのフリゲートを監視する]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦オレホヴォ・ズエヴォと偵察艦イワン・フルスは黒海へ進入したアメリカ海軍のミサイル駆逐艦ドナルド・クックを監視する]


以後も黒海でのみ活動していた「イワン・フルス」でしたが、2019年11月30日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海へ入りました。

「イワン・フルス」は、2019年6月初頭から地中海で行動している中型偵察艦「キルディン」(1970年5月23日就役)と交代するようです。
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現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2019年10月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2019年11月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」2019年11月末から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィニツァ-50」2019年11月末から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の輸送船ドヴィニツァ-50は『シリア・エクスプレス』に従事する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年11月28日22時30分配信
【黒海艦隊の補助船「ドヴィニツァ-50」は貨物を載せてシリアへ行く】
イスタンブール、11月28日、インタファクス

ロシア連邦海軍補助部隊の一員である貨物船「ドヴィニツァ-50」は、木曜日に黒海海峡を通過して地中海エリアへ向かった。
現地のインターネットポータルサイトは伝え、ボスポラス海峡を通過する写真を公表した。

イスタンブールのサイトは、黒海艦隊補助船ノヴォロシースクから出航し、地中海ロシア海軍物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港へ向かっていると確信している。

今年には既にシリアへ3度貨物を運んでいる船の吃水から判断し、大量の荷物を積んでいる事が指摘された。

この前の土曜日、黒海海峡をシリアへ向けて黒海艦隊大型揚陸艦「アゾフ」が通過した。
これは、大型揚陸艦「アゾフ」にとっては、この2ヶ月間で3回目のシリアへの航海であり、今年初めからは少なくとも5回目となる。

海外メディアによれば、ロシア海軍大型揚陸艦及び補助船隊、更にチャーター船は、ラタキアフマイミーン飛行場ロシア航空群、タルトゥース海軍物資-技術サービス供給基地、そしてシリア政府軍の為に貨物を送り届ける「シリア・エクスプレス」と呼ばれる作戦へ参加している。



輸送船「ケマー」(IMO 7500578、MMSI 271000812)は、1985年にトルコイスタンブール造船所で建造されました。
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2003年3月には「TKアントワープ」、2015年4月18日には「アリカン・デヴァル」と改名され、トルコ『デヴァル シッピング&トレーディング』社により運航されました。
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2015年にロシア海軍が購入し、「ドヴィニツァ-50」と改名され、同年秋に黒海艦隊へ編入されました。
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以後、黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる「シリア・エクスプレス」に従事しています。
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「ドヴィニツァ-50」は、2019年には3回の「シリア・エクスプレス」へ従事しています。
・1月23日にボスポラス海峡を南下、2月7日に北上
・3月11日にボスポラス海峡を南下、3月26日に北上
・5月2日にボスポラス海峡を南下、8月10日に北上

そして11月28日、「ドヴィニツァ-50」ボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。

無論、今回の行き先もシリアタルトゥースでしょう。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2019年10月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2019年11月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」2019年11月末から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィニツァ-50」:2019年11月末から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はキプロスのリマソールを訪れた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年11月28日12時35分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はキプロスのリマソール港への業務寄港を行なった】

遠海ゾーンのロシア海軍常設連合部隊の一員として任務を遂行している黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」は、リマソール港(キプロス)への業務寄港を行なった。

停泊中、艦の物品の必要な在庫を補充し、乗組員は休養として市内の歴史的名所へのバス遠足を行なう。

ロシアフリゲートの外国港への寄港は、遠海ゾーンの艦の滞在計画及び在庫補充スケジュールに沿って行なわれる。

在庫を補充した後、艦の乗組員は、地中海海軍常設連合部隊の一員としての任務遂行を継続する。

以前、フリゲートの乗組員は、艦船支隊の一員としてアルジェリア海軍との演習へ参加した。

ロシアアルジェリアの船員は、合同で海上安全保障活動へ取り組み、その枠組みで艦の乗組員は、海賊及び経済活動違反の容疑がある船の臨検活動実施を伴う民間船舶航行の監視の訓練を行なった。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(2017年12月27日就役)は、2019年9月23日にセヴァストーポリを出航し、ギリシャへ向かいました。


[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャへ向かった]

翌9月24日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過し、9月27日にギリシャコルフ島(ケルキラ島)へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャのコルフ島(ケルキラ島)を訪れた]
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ギリシャコルフ島(ケルキラ島)は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。
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これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
今年(2019年)は9月末に開催されました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"乗組員は第17回『イオニア諸島のロシア週間』へ参加した]

10月2日、「アドミラル・マカロフ」コルフ島(ケルキラ)を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はギリシャのコルフ島(ケルキラ島)を去り、シリアへ向かった]

10月3日、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で演習を行なった]

10月14日までにシリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"はシリアのタルトゥースへ入港した]

2019年11月初頭に地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宇宙軍の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]

11月7日にはヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部でヘリコプターの発着訓練を行なった]

その後、プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」(2018年12月20日就役)及びプロジェクト22870救助曳船SB-739(2017年3月7日就役)と共にアルジェリアへ向かい、11月下旬にアルジェリア海軍と合同演習を行ないました。

[ロシア海軍黒海艦隊は地中海西部でアルジェリア海軍と合同演習を行なった]

合同演習が終わった後、再び地中海東部へ向かい、11月28日にはキプロスリマソールへ寄港しました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「スタールイ・オスコル」2019年4月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2019年10月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2019年11月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」2019年11月末から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船SB-739:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊は地中海西部でアルジェリア海軍と合同演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年11月25日12時38分配信
【黒海艦隊艦船支隊はアルジェリア海軍との地中海演習を完了した】

黒海艦隊艦船支隊は、地中海エリアでのアルジェリア海軍との演習を完了した。

アルジェリアの港で物資を補充した後、ロシア艦は、海軍部隊行動計画の下で地中海の常設グループの一員としての任務遂行を続ける。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」、哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」、救助曳船SB-739で構成される艦船支隊は、アルジェリア海軍と合同で海上安全保障活動へ取り組み、その枠組みで乗組員は、海賊及び経済活動違反の容疑がある船の臨検活動実施を伴う民間船舶航行の監視の訓練を行なった。

港への滞在時にロシア船員アルジェリアの歴史的名所へのバス旅行が行なわれ、黒海艦隊の艦はアルジェリアの同僚の訪問の為に開放された。

演習は地中海西部で実施された。



ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(2017年12月27日就役)は、2019年9月下旬に地中海へ入り、ギリシャシリアを訪れ、数回の演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"は地中海東部でヘリコプターの発着訓練を行なった]

プロジェクト22160哨戒艦の1番艦「ワシーリー・ブイコフ」(2018年12月20日就役)は、2019年11月5日に地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の哨戒艦ワシーリー・ブイコフは地中海へ入った]

プロジェクト22870救助曳船SB-739(2017年3月7日就役)も、2019年11月5日に地中海へ入りました。

この3隻は11月下旬にアルジェリアを訪れ、アルジェリア海軍と合同演習を実施しました。