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近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年12月に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2023年6月21日16時58分配信
【「アドミラル・ナヒーモフ」は(2023年)12月或いは(2024年)5月に試験へ入る】
クロンシュタット、6月21日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、『セヴマシュ』での修理及び近代化の後、2023年12発或いは2024年5月には航行試験へ入る事が出来るだろう。
『タス通信』は、国際海軍サロン(IMDS-2023)の最中に『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコより伝えられた。

「上手く行った場合、巡洋艦は今年12月には航行試験へ向かいます。
そうではない場合、それは来年5月の航行開始となるでしょう」

彼は話した。

ブドニチェンコによると、巡洋艦は修理及び近代化の最終段階に在る。
船室の仕上げが進み、艦の機器とシステムが調整されている。
作業には3000名以上が参加している。
同時に艦の係留試験が進められている。
そこへ乗組員が居住する準備が進んでいる。

巡洋艦は1999年から修理中である。
実際の作業は2013年春から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の著しい増加に在り、極超音速ミサイル「ツィルコン」を含む最新の高精度長距離兵器が装備される。
それは特に、各々が8基の有翼ミサイル「カリブル-NK」/「オーニクス」汎用艦載射撃複合体10基を搭載する。

『IMDS-2023』は6月21日から25日までクロンシュタットで開催される。
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行事はロシア連邦産業・貿易省が主催する。
初めて、観光・レクリエーションクラスタ『フォルトフ島』の領域に在る『海軍栄光博物館』及び『会議・展示センター』が開催場所となった。
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造船所及び造船産業企業の展示会では、250を超えるロシア及び外国の参加者がプレゼンテーションを行なう。
『タス通信』は、『IMDS-2023』の戦略メディアパートナーである。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の洋上試験は、早ければ2023年12月に始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年に洋上試験を開始する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の乗組員は、同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の乗組員を中核として編成されるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員は同型艦ピョートル・ヴェリキーの乗組員を中核として編成される]


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兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年末に洋上試験を開始し、2024年末に再就役する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]
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近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年9月に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2023年6月13日9時9分配信
【近代化された巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は9月に試験へ入る事が出来るだろう】
モスクワ、6月13日/タス通信

プロジェクト11442M重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、『セヴマシュ』での修理と近代化の後、2023年9月に試験へ入る。
『タス通信』ロシア海軍に近い情報筋より伝えられた。

「巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは、工場での修理と近代化の後、9月に航行試験へ入ります」
彼は話した。

彼によると、巡洋艦ロシア海軍の戦闘編制への復帰は2024年の終わりに予定されている。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

今年の初めに『セヴマシュ』のトップ、ミハイル・ブドニチェンコは、「アドミラル・ナヒーモフ」は修理と近代化の後、2023年に試験へ入ると述べた。
この時に彼は、今年(2022年)にはシステム、機器、複合体が艦へ据え付けられたと話した。
彼によると「プロジェクトの実行には、150を超える供給社などの大規模な企業協力が関わっています。
全ての作業は海軍と合意したスケジュールの下で侵攻しております」


5月30日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、巡洋艦の航行試験は年末に始まると述べた。

[艦について]
巡洋艦
は1999年から修理中である。
実際の作業は2013年春から行なわれている。
当初の契約に沿って、艦は2022年に海軍へ引き渡されなければならなかった。
2021年には試験へ入らなければならなかった。

近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の著しい増加に在り、極超音速ミサイル「ツィルコン」を含む最新の高精度長距離兵器が装備される。
それは特に、各々が8基の有翼ミサイル「カリブル-NK」/「オーニクス」汎用艦載射撃複合体10基を搭載する。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年9月以降に洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年に洋上試験を開始する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の乗組員は、同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の乗組員を中核として編成されるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員は同型艦ピョートル・ヴェリキーの乗組員を中核として編成される]


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兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年末に洋上試験を開始し、2024年末に再就役する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年末に洋上試験を開始し、2024年末に再就役する

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『タス通信』より
2023年5月30日19時22分配信
【ショイグは巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の航行試験を2023年末に予定していると言った】
モスクワ、5月30日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の航行試験は2023年末に予定されている。
火曜日にロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは言った。

「艦の航行試験は2023年末に予定されています。
運用へ移行した後も、巡洋艦は北方艦隊の一員として任務の遂行を続けます。
今日において、2024年末に巡洋艦の近代化の完了を可能にする措置を予定しております」
ショイグ
軍当局の電話会議で話した。

彼によると、『統合造船業営団』ロシア連邦海軍の為の62隻の艦船の建造及び修理を進めている。
5隻の潜水艦及び6隻の水上艦の作業は最終段階に在る事をショイグは明らかにした。

ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒモフ」の近代化では、極超音速ミサイル「ツィルコン」を含む最新の機器、高精度長距離兵器の装備が提供される。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年末から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年に洋上試験を開始する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の乗組員は、同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の乗組員を中核として編成されるようです。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員は同型艦ピョートル・ヴェリキーの乗組員を中核として編成される]


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兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員は同型艦ピョートル・ヴェリキーの乗組員を中核として編成される

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『タス通信』より
2023年4月20日9時42分配信
【情報筋:巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の乗組員の基礎は「ピョートル・ヴェリキー」の船員で構成される】
モスクワ、4月20日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の要員の一部は、近代化が行なわれているプロジェクト1144.2M重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員を形成する為、同艦へ転属した。
『タス通信』は海軍分野の情報筋から伝えられた。

「ピョートル・ヴェリキーの船員の一部は、既にアドミラル・ナヒーモフへ転属し、工場『セヴマシュ』試運転チームと合同で作業を行なっています。
彼らは既に、近代化される艦の新たな兵器と機器の研修と受け入れ、整備に着手しています。
要員の大部分は(海軍)旗掲揚まで巡洋艦に居ます。
ピョートル・ヴェリキーの生存性を保障する小規模のチームが残り、艦隊から退役した後でのみ、艦上を去ります」

対談者は話した。

彼によると、新たな自動化システムとユニットの設置により、近代化された巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の乗組員は幾らか少なくなる。
以前には744名(士官101名、下士官130名、水兵513名を含む)と航空要員18名で構成されていた。

「アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成は、同型のピョートル・ヴェリキーにより、この特殊な艦の要員を調整する問題を回避し、短時間で戦闘の準備を可能にします」
対談者は説明した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。
先だって『タス通信』は、ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」ロシア海軍の戦闘編制から除外されるかもしれないと報じた。

巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は1999年から修理中である。
実際の作業は2013年春から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の著しい増加に在る。
特に、各々が8基の有翼ミサイル「カリブル-NK」/「オーニクス」汎用艦載射撃複合体10基を搭載する。
将来的には極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年に洋上試験を開始する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の乗組員は、同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の乗組員を中核として編成されるようです。


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兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2023年3月3日18時14分配信
【ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年に試験へ入る】
モスクワ、3月3日/タス通信

プロジェクト11442M原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)での修理と近代化の後、2023年に試験へ入る。
同社のトップ、ミハイル・ブドニチェンコは述べた。

「来たる年(2023年)は、巡洋艦の生涯で重要なものとなります。
私達は乗組員が居住し、新たな段階~艦の試験~へ入る為、居住区と船室を形成し、仕上げなければなりません」

彼は同社の年次刊行物(『タス通信』が入手可能な)で話した。

彼は指摘した。
「プロジェクト11442M水上艦の修理と近代化にも明らかな進歩が有ります」
彼によると、巡洋艦は艤装岸壁に居る。
「今年(2022年)にはシステム、機器、複合体が艦へ据え付けられました。
プロジェクトの実行には、150を超える供給社などの大規模な企業協力が関わっています。
物流、パートナー企業の地理条件は複雑です。
ですが、艦上での作業に注目いたしますと、全ては海軍と合意したスケジュールにより実行されています」
ブドニチェンコ
は話した。

1月18日、同社広報サービスは、『セヴマシュ』巡洋艦への電力と燃料の供給に着手したと発表した。

当初の契約によると、艦は2022年に海軍へ引き渡されなければならなかった。
2021年にそれは試験へ入らなければならなかった。

巡洋艦は1999年から修理中である。
実際の作業は2013年春から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の著しい増加に在る。
特に、各々が8基の有翼ミサイル「カリブル-NK」/「オーニクス」汎用艦載射撃複合体10基を搭載する。
将来的には極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]


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兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年2月27日10時8分配信
【原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2024年に艦隊へ復帰する】
モスクワ、2月27日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ

近代化された原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(プロジェクト11442M)は、2024年にロシア連邦海軍の戦闘編制へ復帰する。
『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューで『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは述べた。

「私達は、アドミラル・ナヒーモフを2024年に出荷する予定です。
それは既に沿岸から電力が供給されており、半年後には乗組員の居住の準備が整います」
ラフマノフ
は話した。

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「アドミラル・ナヒーモフ」セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で修理と近代化が行なわれている。
造船所は1月に、艦は全てのケーブル網、艦上電波電子複合体を交換し、「カリブル」及び「オーニクス」型の新たな打撃ミサイルが設置されたと発表した。
昨年には全てのシステム、機器、複合体が艦へ据え付けられた。

「アドミラル・ナヒーモフ」(プロジェクト11442M「オルラン」)は世界最大の戦闘艦の内の1隻であり、その満載排水量は25860トンである。
1980年代末に建造され、北方艦隊の一員として勤務を行ない、1990年代末には修理へ向かった。
「ナヒーモフ」ロシア連邦海軍への復帰の作業は2013年に始まった。
近代化の後、巡洋艦ロシア海軍で最も強力な艦となり、将来的には極超音速ミサイル「ツィルコン」で武装する。

巡洋艦の防衛は、ゾーン対空防衛複合体「フォルト-M」「パーンツィリ-M」により行なわれる。
今日においてこれらは艦隊の艦の為の最も現代的な対空・対ミサイル防衛システムの1つとなっている。
対潜防衛は、ミサイル複合体「オトヴェート」と、艦及び潜水艦や、巡洋艦を攻撃する敵魚雷を攻撃できる多目的魚雷「パケート」により保障される。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
19-0118a.jpg

近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
19-0627c.jpg


2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]


兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年に予定されています。

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する

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『MASHNEWS』より
2023年1月18日13時8分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は燃料を積載する】

プロジェクト11442M(「オルラン」)ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は電力の受け入れ、そして更に燃料の積載を行なっている。
『統合造船業営団』広報サービスは発表した。


2022年に艦へシステム、機器、複合体が取り付けられた事が指摘された。
2023年に造船所は乗組員の居住の為の船室居住区を形成し、仕上げる。

「プロジェクトの実行には、多くの協力企業が関わっています~150社以上の供給社、複雑な物流、幅広い地域のパートナー組織」
営団広報サービスは話した。

作業は、ロシア連邦海軍司令部と合意されたスケジュールに沿って行なわれている事が強調された。

巡洋艦工場『セヴマシュ』で修理されている。
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以前、「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年に最初の試験へ入ると伝えられた。
その後の艦の試験は、6ヶ月から最大2年は掛かるかもしれない。
ロシア連邦国防省は、艦内作業実行のスケジュールと試験の準備段階について既に合意している。

[『MASHNEWS』参照]
重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」
は1986年4月25日に進水し、1988年末に就役した。

更新された「ナヒーモフ」は、20基の「グラニート」に代わり、幾つかのタイプの対艦有翼ミサイル、具体的には「カリブル」「オーニクス」「ツィルコン」を発射できる3S14汎用艦載射撃複合体80基を受け取る。
更に巡洋艦は、対空防衛ミサイル複合体「フォルト-M」の為の96基の汎用セルと「パーンツィリ-M」、対潜用の「パケート」「オトヴェート」を受け取る。

更新及び海軍へ引き渡された後、巡洋艦は国内海軍で最も強力な水上艦になると見られている。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
19-0118a.jpg

近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
16-0808f.jpg

2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]


兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年以降に延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]
「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍へ復帰するのは、早くても2024年でしょう。

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する

『イズベスチヤ』より
2023年1月15日0時0分配信
【アドミラル」は艦隊へ:ロシアは近い将来に原子力超巡洋艦を受け取る】

長期に渡る近代化の後、海軍の最も強力な艦はどのような能力を得るのか
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国防省「アドミラル・ナヒーモフ」の為の試験の準備段階の作業スケジュールについて合意した。
プロジェクト11442M巡洋艦は、世界最大の戦闘艦の内の1隻である。
1980年代末に建造され、北方艦隊の一員として勤務を行なっていた。
しかし、1990年代末には修理に出された。
「ナヒーモフ」ロシア連邦海軍への復帰の為の作業は2013年に始まった。
近代化の後、更新された巡洋艦ロシア海軍で最も強力な艦となり、まさしく旗艦となる。
それはどのような巡洋艦か、そして更新後にどのような能力を得るのか『イズベスチヤ』は纏めてみた。

[原子力の「オルラン」]
軍当局
の情報筋が『イズベスチヤ』へ話したように、原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の艦上での作業、そして更にはその試験の準備段階のスケジュールは既に合意されている。
その完了後、国家委員会は、巡洋艦が試験の為に海上へ出る準備を整えているのかどうかを判断する。

プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦の歴史は、遠く1960年代にまで遡る。
この当時、ソヴィエト社会主義共和国連邦は核動力装置を搭載する大型対潜水上艦の構想の研究を開始した。
当時、それにとっての主な任務は、戦闘当直海域で敵の原子力水中ロケット艦の破壊と考えられていた。
研究の結果、設計局は排水量8000トンで核動力装置を持つ大型対潜艦「オルラン」プロジェクトを開発する為の技術課題を作成した。
開発はレニングラード北方計画設計局へ委託された。
プロジェクトは当初から優先度が高いと見なされており、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍総司令官S.G.ゴルシコフが直接監督していた。

既に設計過程で艦へ多層対空防衛手段の追加装備が、その後、潜在敵航空母艦グループに対する使用へ指向される打撃対艦ミサイル複合体が提案された。
排水量の増加と艦の可能な用途の汎用化により、それは「重原子力ロケット巡洋艦」として分類され、数隻のシリーズの建造が決定した。
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プロジェクトのトップ艦の起工は、1974年3月26日にレニングラードバルト造船工場で行なわれた。
「キーロフ」と命名された最初の重原子力ロケット巡洋艦は1980年に海軍へ引き渡された。
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トップの「キーロフ」に続き、改正プロジェクト11442の下で更なる2隻の巡洋艦が建造された:ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍がそれぞれ1984年と1988年に受け入れた「フルンゼ」「カリーニン」
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第3の「ユーリー・アンドロポフ」は1989年に進水した。
1991年にソヴィエト連邦がその存在を消した時、それは未だ完成していなかった。
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新たなロシアで、それは「ピョートル・ヴェリキー」の名で完成し、運用へ入った。
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1998年、試験の後にロシア艦隊の新たな旗艦が受け入れられた。

[修理に関する問題]
ソヴィエト
時代に建造された他の重ロケット巡洋艦も1990年代初頭に改名された。
トップの「キーロフ」「アドミラル・ウシャコーフ」「フルンゼ」「アドミラル・ラーザレフ」「カリーニン」「アドミラル・ナヒーモフ」と呼ばれるようになった。
これら全ての運命は劇的である事が判明した~このような大型艦は、1990年代には提供できなかった高価な整備と修理を必要としていた。
その結果、前世紀の1990年代末には、3隻の原子力の巨人全てが埠頭で凍結された。
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2008年になって初めて、生産合同『セヴマシュ』重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の修理の準備を始めた。
同時に、11442Mの指定番号を受けた艦の大規模な近代化プロジェクトの開発が進められた。
2013年6月、国防省生産合同『セヴマシュ』の間で費用500億ルーブル、海軍への引き渡し期限2018年の契約へ署名された。
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2014年10月24日、巡洋艦『セヴマシュ』の貯水池へ運ばれ、その後、艦の近代化作業が始まり、それは現在も続いている。
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古い機器の交換、動力装置の修理の配線の量は計画を上回り、修理はスケジュールから逸脱した。
予算は、当初のプロジェクトを更に超過する事が判明した。
多くの面で『セヴマシュ』は数百の企業の全ての協力をゼロから再構築し、ロシア国外の独立国家共同体(CIS)諸国に残されていた工場のコンポーネントとユニットの代替を探す必要が有った。
しかし、今日において『セヴマシュ』は最終的な据え付け作業へ入る。
兵装システムの設置が進められ、機器の作業が完了する。

艦は最初の係留試験と、その後の航行試験の準備を進める。
同社が発表した計画によると、これは2023年末までに実行されなければならない。
このクラスの艦のその後の試験は、長時間~半年から1年半、或いは2年ほど掛かるかもしれない。

[新たなスタート]
更新された「ナヒーモフ」はどのように変わるのか?
ここでは、重原子力巡洋艦の初期の特性について話さねばなるまい。
艦の満載排水量は約26400トン、船体の長さは250メートル、幅28.5メートル。最大速力31ノット、時速57キロメートル~これは、重量20000トンを超える建造物にとっては驚異的な指標である。
艦は、全ての兵装、電子機器、レーダー、通信手段、動力装置、戦闘監視システムを完全に更新する。

行進された巡洋艦の主要打撃力は、長距離有翼ミサイルとなる。
20基の重量級超音速ミサイル「グラニート」に代わり、艦は幾つかの推測によると、「カリブル」及び「オーニクス」を持つ10組の汎用発射装置複合体「カリブル-NK」を装備する。
推測が正しければ、これは80基のミサイルとなり、我々の水上艦隊にとって記録的な数である。
同じ装置で極超音速の「ツィルコン」も使用できる。
この兵器の水上艦の為のヴァージョンは、2022年には既に海軍へ軍備採用されている事を想い起こして欲しい。
「ツィルコン」は最新のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」へ配置され、試験が行なわれた。


巡洋艦の防衛は、ゾーン対空防衛複合体「フォルト-M」及び「パーンツィリ-M」により実行される。
今日において、これは艦隊の艦の為の最も現代的な対空及び対ミサイル防衛システムの1つである。
対潜防衛は、ミサイル複合体「オトヴェート」多目的魚雷システム「パケート」により提供される。
後者の魚雷は、巡洋艦を攻撃する敵魚雷や、艦及び潜水艦を攻撃できる。

「ナヒーモフ」の受け入れにより、ロシア海軍は強力な防衛システムと独自の打撃極超音速ミサイル及び超音速ミサイルを装備する世界で最も重武装の艦を受け取る。
このような戦闘ユニットが、特に支援を受けて解決できなかった戦闘任務は1つとして無い。
艦隊の有効性は、航空機潜水艦に支援される艦の戦隊のグループ行動に在る。
従って、「アドミラル・ナヒーモフ」グループは、現在建造中のプロジェクト22350大洋フリゲート多機能打撃原子力潜水艦「ヤーセン-M」型で構成されなければならない。
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まさしく、このような組み合わせが、近代化された巡洋艦へ汎用能力を与える。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年以降に延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵器及び各種機器を得る

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『タス通信』より
2022年8月17日14時19分配信
【『統合造船業営団』副総取締役:「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化の後に将来艦の概観を得る】
モスクワ、8月17日/タス通信

プロジェクト1144.2M重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」北方機械製造事業(『セヴマシュ』、『統合造船業営団』へ加入)で近代化された後、その特性が将来艦の概観に沿った兵器のモデルを得る。
『統合造船業営団』副総取締役(軍事造船担当)ウラジーミル・コロリョーフ『タス通信』のインタビューで述べた。
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「技術設計に沿って、艦の時代遅れのシステムと複合体は、その特性が将来艦の概観に沿った兵器及び軍用機器と交換されます」
彼は国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』の枠組みにおいて話した。

コロリョーフは、試験実施の手順と時期が巡洋艦の総合修理スケジュールにより決定される事を指摘した。
試験の為の最初の海上への出航は、全ての複合係留試験の完了後に計画されている。
「私共は、総合スケジュールの時期を遵守しております」
営団の副総取締役は強調した。

以前、コロリョーフ『タス通信』重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年に試験へ入ると伝えた。
「アドミラル・ナヒーモフ」は1999年から修理に在る。
実際の作業は2013年から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の顕著な強化である。
それは特に、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体を10基搭載する。
将来的には、艦は極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
17-0928a.jpg
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

19-0910e.jpg
近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年以降に延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る

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『タス通信』より
2022年3月21日16時25分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化中に第4世代の兵器を得る】
モスクワ、3月21日/タス通信

プロジェクト11442M(コード名「オルラン」)重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、『セヴマシュ』社(『統合造船業営団』へ加入)における近代化及び修理の枠組みで、時代遅れのシステムの代わりに第4世代モデルの兵装を得る。
『タス通信』は、営団の創立15周年を迎えた『統合造船業営団』より伝えられた。

「この艦の将来の勤務の見通しについて、時代遅れのシステムと複合体は現代的なモデルの兵装と軍用機器と交換され、その特性は艦隊のフラッグシップ的存在の第4世代モデルの艦に沿ったものとなります」
ホールディングスは話した。

『統合造船業営団』は、現在、艦の作業は総合スケジュールの時期を遵守して実行されている事を指摘した。
試験の為の海上への最初の出航は、全ての複合係留試験の完了後に計画されている。

「修理の完了後、ロシア海軍は、世界の大洋の全ての作戦上重要な海域で誇りを持って(聖アンドレイ)旗のデモンストレーションが可能な新しく現代的な艦を得ます」
営団は強調した。

「アドミラル・ナヒーモフ」は1999年から修理に在る。
実際の作業は2013年から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の顕著な強化である。
それは特に、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体を10基搭載する。
将来的には、艦は極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。


『統合造船業営団』は、ロシア最大の造船ホールディングスであり、国内造船の80パーセントを確保している。
『統合造船業営団』は、ロシア連邦大統領令に沿って2007年3月21日に設立された。
『営団』のサイトによると、計画設計局、科学研究センター、造船所、艦船修理企業および機械製造企業を含む45の組織が加入している。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年になるようです。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

今回の記事では、近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」「第4世代モデルの艦」と同じ兵装を得ると述べられていますが、この「第4世代モデルの艦」というのは、具体的にはロシア海軍の新型水上艦、特にプロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)フリゲートを指しています。
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