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近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2023年に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2023年3月3日18時14分配信
【ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年に試験へ入る】
モスクワ、3月3日/タス通信

プロジェクト11442M原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)での修理と近代化の後、2023年に試験へ入る。
同社のトップ、ミハイル・ブドニチェンコは述べた。

「来たる年(2023年)は、巡洋艦の生涯で重要なものとなります。
私達は乗組員が居住し、新たな段階~艦の試験~へ入る為、居住区と船室を形成し、仕上げなければなりません」

彼は同社の年次刊行物(『タス通信』が入手可能な)で話した。

彼は指摘した。
「プロジェクト11442M水上艦の修理と近代化にも明らかな進歩が有ります」
彼によると、巡洋艦は艤装岸壁に居る。
「今年(2022年)にはシステム、機器、複合体が艦へ据え付けられました。
プロジェクトの実行には、150を超える供給社などの大規模な企業協力が関わっています。
物流、パートナー企業の地理条件は複雑です。
ですが、艦上での作業に注目いたしますと、全ては海軍と合意したスケジュールにより実行されています」
ブドニチェンコ
は話した。

1月18日、同社広報サービスは、『セヴマシュ』巡洋艦への電力と燃料の供給に着手したと発表した。

当初の契約によると、艦は2022年に海軍へ引き渡されなければならなかった。
2021年にそれは試験へ入らなければならなかった。

巡洋艦は1999年から修理中である。
実際の作業は2013年春から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の著しい増加に在る。
特に、各々が8基の有翼ミサイル「カリブル-NK」/「オーニクス」汎用艦載射撃複合体10基を搭載する。
将来的には極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]


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兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]
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ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2024年に完了する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年2月27日10時8分配信
【原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2024年に艦隊へ復帰する】
モスクワ、2月27日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ

近代化された原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(プロジェクト11442M)は、2024年にロシア連邦海軍の戦闘編制へ復帰する。
『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューで『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは述べた。

「私達は、アドミラル・ナヒーモフを2024年に出荷する予定です。
それは既に沿岸から電力が供給されており、半年後には乗組員の居住の準備が整います」
ラフマノフ
は話した。

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「アドミラル・ナヒーモフ」セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で修理と近代化が行なわれている。
造船所は1月に、艦は全てのケーブル網、艦上電波電子複合体を交換し、「カリブル」及び「オーニクス」型の新たな打撃ミサイルが設置されたと発表した。
昨年には全てのシステム、機器、複合体が艦へ据え付けられた。

「アドミラル・ナヒーモフ」(プロジェクト11442M「オルラン」)は世界最大の戦闘艦の内の1隻であり、その満載排水量は25860トンである。
1980年代末に建造され、北方艦隊の一員として勤務を行ない、1990年代末には修理へ向かった。
「ナヒーモフ」ロシア連邦海軍への復帰の作業は2013年に始まった。
近代化の後、巡洋艦ロシア海軍で最も強力な艦となり、将来的には極超音速ミサイル「ツィルコン」で武装する。

巡洋艦の防衛は、ゾーン対空防衛複合体「フォルト-M」「パーンツィリ-M」により行なわれる。
今日においてこれらは艦隊の艦の為の最も現代的な対空・対ミサイル防衛システムの1つとなっている。
対潜防衛は、ミサイル複合体「オトヴェート」と、艦及び潜水艦や、巡洋艦を攻撃する敵魚雷を攻撃できる多目的魚雷「パケート」により保障される。



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プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦の3番艦「カリーニン」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『バルト工場』で1983年5月17日に起工され、1986年4月25日に進水し、1988年12月30日にソヴィエト連邦海軍へ納入されました。
1989年4月25日に赤旗北方艦隊へ編入されました。

1989年と1991年に地中海へ派遣されました。
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1992年4月22日付で「アドミラル・ナヒーモフ」と改名されました。
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1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]


兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年、2023年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

そして現在、「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍への復帰は2024年に予定されています。

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する

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『MASHNEWS』より
2023年1月18日13時8分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は燃料を積載する】

プロジェクト11442M(「オルラン」)ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は電力の受け入れ、そして更に燃料の積載を行なっている。
『統合造船業営団』広報サービスは発表した。


2022年に艦へシステム、機器、複合体が取り付けられた事が指摘された。
2023年に造船所は乗組員の居住の為の船室居住区を形成し、仕上げる。

「プロジェクトの実行には、多くの協力企業が関わっています~150社以上の供給社、複雑な物流、幅広い地域のパートナー組織」
営団広報サービスは話した。

作業は、ロシア連邦海軍司令部と合意されたスケジュールに沿って行なわれている事が強調された。

巡洋艦工場『セヴマシュ』で修理されている。
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以前、「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年に最初の試験へ入ると伝えられた。
その後の艦の試験は、6ヶ月から最大2年は掛かるかもしれない。
ロシア連邦国防省は、艦内作業実行のスケジュールと試験の準備段階について既に合意している。

[『MASHNEWS』参照]
重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」
は1986年4月25日に進水し、1988年末に就役した。

更新された「ナヒーモフ」は、20基の「グラニート」に代わり、幾つかのタイプの対艦有翼ミサイル、具体的には「カリブル」「オーニクス」「ツィルコン」を発射できる3S14汎用艦載射撃複合体80基を受け取る。
更に巡洋艦は、対空防衛ミサイル複合体「フォルト-M」の為の96基の汎用セルと「パーンツィリ-M」、対潜用の「パケート」「オトヴェート」を受け取る。

更新及び海軍へ引き渡された後、巡洋艦は国内海軍で最も強力な水上艦になると見られている。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

2023年1月には「アドミラル・ナヒーモフ」への燃料(核燃料)の積載と艦内への電力供給が始まりました。

「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年から洋上試験を開始します。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する]


兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年以降に延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]
「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア海軍へ復帰するのは、早くても2024年でしょう。

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験を準備する

『イズベスチヤ』より
2023年1月15日0時0分配信
【アドミラル」は艦隊へ:ロシアは近い将来に原子力超巡洋艦を受け取る】

長期に渡る近代化の後、海軍の最も強力な艦はどのような能力を得るのか
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国防省「アドミラル・ナヒーモフ」の為の試験の準備段階の作業スケジュールについて合意した。
プロジェクト11442M巡洋艦は、世界最大の戦闘艦の内の1隻である。
1980年代末に建造され、北方艦隊の一員として勤務を行なっていた。
しかし、1990年代末には修理に出された。
「ナヒーモフ」ロシア連邦海軍への復帰の為の作業は2013年に始まった。
近代化の後、更新された巡洋艦ロシア海軍で最も強力な艦となり、まさしく旗艦となる。
それはどのような巡洋艦か、そして更新後にどのような能力を得るのか『イズベスチヤ』は纏めてみた。

[原子力の「オルラン」]
軍当局
の情報筋が『イズベスチヤ』へ話したように、原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の艦上での作業、そして更にはその試験の準備段階のスケジュールは既に合意されている。
その完了後、国家委員会は、巡洋艦が試験の為に海上へ出る準備を整えているのかどうかを判断する。

プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦の歴史は、遠く1960年代にまで遡る。
この当時、ソヴィエト社会主義共和国連邦は核動力装置を搭載する大型対潜水上艦の構想の研究を開始した。
当時、それにとっての主な任務は、戦闘当直海域で敵の原子力水中ロケット艦の破壊と考えられていた。
研究の結果、設計局は排水量8000トンで核動力装置を持つ大型対潜艦「オルラン」プロジェクトを開発する為の技術課題を作成した。
開発はレニングラード北方計画設計局へ委託された。
プロジェクトは当初から優先度が高いと見なされており、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍総司令官S.G.ゴルシコフが直接監督していた。

既に設計過程で艦へ多層対空防衛手段の追加装備が、その後、潜在敵航空母艦グループに対する使用へ指向される打撃対艦ミサイル複合体が提案された。
排水量の増加と艦の可能な用途の汎用化により、それは「重原子力ロケット巡洋艦」として分類され、数隻のシリーズの建造が決定した。
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プロジェクトのトップ艦の起工は、1974年3月26日にレニングラードバルト造船工場で行なわれた。
「キーロフ」と命名された最初の重原子力ロケット巡洋艦は1980年に海軍へ引き渡された。
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トップの「キーロフ」に続き、改正プロジェクト11442の下で更なる2隻の巡洋艦が建造された:ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍がそれぞれ1984年と1988年に受け入れた「フルンゼ」「カリーニン」
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第3の「ユーリー・アンドロポフ」は1989年に進水した。
1991年にソヴィエト連邦がその存在を消した時、それは未だ完成していなかった。
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新たなロシアで、それは「ピョートル・ヴェリキー」の名で完成し、運用へ入った。
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1998年、試験の後にロシア艦隊の新たな旗艦が受け入れられた。

[修理に関する問題]
ソヴィエト
時代に建造された他の重ロケット巡洋艦も1990年代初頭に改名された。
トップの「キーロフ」「アドミラル・ウシャコーフ」「フルンゼ」「アドミラル・ラーザレフ」「カリーニン」「アドミラル・ナヒーモフ」と呼ばれるようになった。
これら全ての運命は劇的である事が判明した~このような大型艦は、1990年代には提供できなかった高価な整備と修理を必要としていた。
その結果、前世紀の1990年代末には、3隻の原子力の巨人全てが埠頭で凍結された。
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2008年になって初めて、生産合同『セヴマシュ』重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の修理の準備を始めた。
同時に、11442Mの指定番号を受けた艦の大規模な近代化プロジェクトの開発が進められた。
2013年6月、国防省生産合同『セヴマシュ』の間で費用500億ルーブル、海軍への引き渡し期限2018年の契約へ署名された。
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2014年10月24日、巡洋艦『セヴマシュ』の貯水池へ運ばれ、その後、艦の近代化作業が始まり、それは現在も続いている。
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古い機器の交換、動力装置の修理の配線の量は計画を上回り、修理はスケジュールから逸脱した。
予算は、当初のプロジェクトを更に超過する事が判明した。
多くの面で『セヴマシュ』は数百の企業の全ての協力をゼロから再構築し、ロシア国外の独立国家共同体(CIS)諸国に残されていた工場のコンポーネントとユニットの代替を探す必要が有った。
しかし、今日において『セヴマシュ』は最終的な据え付け作業へ入る。
兵装システムの設置が進められ、機器の作業が完了する。

艦は最初の係留試験と、その後の航行試験の準備を進める。
同社が発表した計画によると、これは2023年末までに実行されなければならない。
このクラスの艦のその後の試験は、長時間~半年から1年半、或いは2年ほど掛かるかもしれない。

[新たなスタート]
更新された「ナヒーモフ」はどのように変わるのか?
ここでは、重原子力巡洋艦の初期の特性について話さねばなるまい。
艦の満載排水量は約26400トン、船体の長さは250メートル、幅28.5メートル。最大速力31ノット、時速57キロメートル~これは、重量20000トンを超える建造物にとっては驚異的な指標である。
艦は、全ての兵装、電子機器、レーダー、通信手段、動力装置、戦闘監視システムを完全に更新する。

行進された巡洋艦の主要打撃力は、長距離有翼ミサイルとなる。
20基の重量級超音速ミサイル「グラニート」に代わり、艦は幾つかの推測によると、「カリブル」及び「オーニクス」を持つ10組の汎用発射装置複合体「カリブル-NK」を装備する。
推測が正しければ、これは80基のミサイルとなり、我々の水上艦隊にとって記録的な数である。
同じ装置で極超音速の「ツィルコン」も使用できる。
この兵器の水上艦の為のヴァージョンは、2022年には既に海軍へ軍備採用されている事を想い起こして欲しい。
「ツィルコン」は最新のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」へ配置され、試験が行なわれた。


巡洋艦の防衛は、ゾーン対空防衛複合体「フォルト-M」及び「パーンツィリ-M」により実行される。
今日において、これは艦隊の艦の為の最も現代的な対空及び対ミサイル防衛システムの1つである。
対潜防衛は、ミサイル複合体「オトヴェート」多目的魚雷システム「パケート」により提供される。
後者の魚雷は、巡洋艦を攻撃する敵魚雷や、艦及び潜水艦を攻撃できる。

「ナヒーモフ」の受け入れにより、ロシア海軍は強力な防衛システムと独自の打撃極超音速ミサイル及び超音速ミサイルを装備する世界で最も重武装の艦を受け取る。
このような戦闘ユニットが、特に支援を受けて解決できなかった戦闘任務は1つとして無い。
艦隊の有効性は、航空機潜水艦に支援される艦の戦隊のグループ行動に在る。
従って、「アドミラル・ナヒーモフ」グループは、現在建造中のプロジェクト22350大洋フリゲート多機能打撃原子力潜水艦「ヤーセン-M」型で構成されなければならない。
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まさしく、このような組み合わせが、近代化された巡洋艦へ汎用能力を与える。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年以降に延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵器及び各種機器を得る

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『タス通信』より
2022年8月17日14時19分配信
【『統合造船業営団』副総取締役:「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化の後に将来艦の概観を得る】
モスクワ、8月17日/タス通信

プロジェクト1144.2M重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」北方機械製造事業(『セヴマシュ』、『統合造船業営団』へ加入)で近代化された後、その特性が将来艦の概観に沿った兵器のモデルを得る。
『統合造船業営団』副総取締役(軍事造船担当)ウラジーミル・コロリョーフ『タス通信』のインタビューで述べた。
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「技術設計に沿って、艦の時代遅れのシステムと複合体は、その特性が将来艦の概観に沿った兵器及び軍用機器と交換されます」
彼は国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』の枠組みにおいて話した。

コロリョーフは、試験実施の手順と時期が巡洋艦の総合修理スケジュールにより決定される事を指摘した。
試験の為の最初の海上への出航は、全ての複合係留試験の完了後に計画されている。
「私共は、総合スケジュールの時期を遵守しております」
営団の副総取締役は強調した。

以前、コロリョーフ『タス通信』重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2023年に試験へ入ると伝えた。
「アドミラル・ナヒーモフ」は1999年から修理に在る。
実際の作業は2013年から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の顕著な強化である。
それは特に、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体を10基搭載する。
将来的には、艦は極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。
つまり、搭載兵器はロシア海軍の新世代水上艦と同等になります。
[近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る]

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期されてきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年以降に延期されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはロシア海軍の新世代水上艦と同じ兵装を得る

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『タス通信』より
2022年3月21日16時25分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化中に第4世代の兵器を得る】
モスクワ、3月21日/タス通信

プロジェクト11442M(コード名「オルラン」)重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、『セヴマシュ』社(『統合造船業営団』へ加入)における近代化及び修理の枠組みで、時代遅れのシステムの代わりに第4世代モデルの兵装を得る。
『タス通信』は、営団の創立15周年を迎えた『統合造船業営団』より伝えられた。

「この艦の将来の勤務の見通しについて、時代遅れのシステムと複合体は現代的なモデルの兵装と軍用機器と交換され、その特性は艦隊のフラッグシップ的存在の第4世代モデルの艦に沿ったものとなります」
ホールディングスは話した。

『統合造船業営団』は、現在、艦の作業は総合スケジュールの時期を遵守して実行されている事を指摘した。
試験の為の海上への最初の出航は、全ての複合係留試験の完了後に計画されている。

「修理の完了後、ロシア海軍は、世界の大洋の全ての作戦上重要な海域で誇りを持って(聖アンドレイ)旗のデモンストレーションが可能な新しく現代的な艦を得ます」
営団は強調した。

「アドミラル・ナヒーモフ」は1999年から修理に在る。
実際の作業は2013年から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の顕著な強化である。
それは特に、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体を10基搭載する。
将来的には、艦は極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。


『統合造船業営団』は、ロシア最大の造船ホールディングスであり、国内造船の80パーセントを確保している。
『統合造船業営団』は、ロシア連邦大統領令に沿って2007年3月21日に設立された。
『営団』のサイトによると、計画設計局、科学研究センター、造船所、艦船修理企業および機械製造企業を含む45の組織が加入している。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

しかし結局、機器の納入業者の問題などにより、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年になるようです。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

今回の記事では、近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」「第4世代モデルの艦」と同じ兵装を得ると述べられていますが、この「第4世代モデルの艦」というのは、具体的にはロシア海軍の新型水上艦、特にプロジェクト22350(「アドミラル・ゴルシコフ」型)フリゲートを指しています。
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近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの乗組員の形成が始まる

『イズベスチヤ』より
2022年2月8日0時0分配信
【巡洋艦の進化:「アドミラル・ナヒーモフ」は復帰を準備する】

世界で最も強力な打撃艦の内の1隻の為に乗組員の準備が始まる
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近い内に重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の為の乗組員の形成が始まる。
そこには、全ての艦隊の専門家~およそ1000名が加わる。
年末までに乗組員は専門センターで研修を開始する。
「アドミラル・ナヒーモフ」は、プロジェクト1144「オルラン」原子力ロケット巡洋艦シリーズの3隻目である。
それは1987年に建造されたが、10年後には巡洋艦は海上へ出る事を止めてしまった。
2013年、この艦を完全に近代化し、復帰させる決定が下された。
作業完了後、「ナヒーモフ」は世界で最も強力な打撃艦の内の1隻となる。
それは艦上に「ツィルコン」を含む最新のミサイル複合体、高射システム及び対潜システムすら設置される。
専門家は、近代化された後の巡洋艦ロシア艦隊を高い水準へ引き上げ、それは数十年間続く事を指摘した。

[「ツィルコン」の弾薬庫]
『イズベスチヤ』
軍当局の情報提供者が話したように、プロジェクト1144「オルラン」原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の為の組織構造と標準乗組員の配置は既に承認されており、専門家の役職と資格技能要件が明確にされている。
艦の乗組員の形成は近い内に始まる。
承認された計画の下で年末までに「ナヒーモフ」の要員が準備され、複数の海軍センターの基盤で行なわれる研修を開始しなければならない。
およそ1000名の乗組員は、海軍の全ての艦隊北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊の士官と水兵で形成される。
特に、その構成には、特殊な極超音速複合体「ツィルコン」の戦闘使用を保障する専門家が加わる。

事実、これは海軍に就役している艦の乗組員の水兵及び士官の数では2番目である。
これより多いのは、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」のみである。

今、北方艦隊の艦はセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』社での修理と近代化を完了する。
今後は、受領-納入に先立つ試験が有る。

ロシア国防相セルゲイ・ショイグは、昨年8月、全ての作業の終了後、ロシア海軍は強力な打撃兵装、最も現代的な高射ミサイル及び対潜複合体を装備する艦を得ると言った。
それまでに『統合造船業営団』総取締役アレクセイ・ラフマノフは、「アドミラル・ナヒーモフ」の全ての作業は2022年の完了が計画されていると述べた。

このような巡洋艦の出現は、ロシア艦隊を新たな水準へ引き上げ、「アドミラル・ナヒーモフ」は今日においては航空艦ではない水上艦の中で最も強力かつ最大になると軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフ『イズベスチヤ』へ話した。
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「これは、ある種の21世紀のドレードノットであり、多様な兵装が詰め込まれていると言えるでしょう」
彼は説明した。
「近代化の後、ナヒーモフは、同プロジェクトの巡洋艦ピョートル・ヴェリキーより何倍も強力になります。
艦での作業は長期に渡って行なわれており、実際に全てのシステム、機器、兵装は交換されます。
更新された巡洋艦は、現代的な対空防衛システムを備え、大きなミサイルの弾薬庫を持ちます。
このような艦は、あらゆる目標~水上、水中、沿岸、空中~を破壊出来ます。
核動力装置のお陰により、それは航行距離に制限は無く、世界の大洋のあらゆる海域で任務を遂行できます。
近代化の後、それは更に20年間勤務できるようになります」


このような巡洋艦は、当初は航空母艦連合部隊へ対処する為に作成された。
近代化の後、「ナヒーモフ」は、それに効果的に対抗できるようになると元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフ提督は『イズベスチヤ』へ話した。
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「アドミラル・ナヒーモフは優れたミサイルを持っています」
専門家は想い起こした。
「そして今、ツィルコンを含むより強力なシステムが設置されます。
原子力航行の大洋ゾーン艦は、何処にでも向かわせる事が出来ます~メキシコ湾、台湾、インド洋へさえも。
これは強力な巡洋艦であり、我々の部隊を大洋で支援する為には申し分ないものです。
ナヒーモフは必要ならば、フリゲート、例えばアドミラル・ゴルシコフアドミラル・カサトノフ、他の艦により保護される艦グループの一員とし任務を遂行できます。
このような連合部隊は、あらゆる目標を破壊する最も広範囲の能力を有します」


[「オルラン」の第2の生涯]
各々が全長約250メートルの重「オルラン」シリーズは、1973年からレニングラードバルト工場で起工された。
「ナヒーモフ」は1988年に海軍へ加入し、最後の重要な移動は1997年に行なわれ、1999年から修理中である。
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ソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシア海軍の為、合計4隻の「オルラン」が建造された:「アドミラル・ウシャコーフ」(最初は「キーロフ」)、「アドミラル・ラーザレフ」「アドミラル・ナヒーモフ」(最初は「カリーニン」)、「ピョートル・ヴェリキー」
今は、同プロジェクト艦1隻のみが就役している~「ピョートル・ヴェリキー」
それは北方艦隊へ加わっている。

以前に『イズベスチヤ』は、変更は先ず初めに「ナヒーモフ」のミサイル甲板と上部構造に及ぶと記した。
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更新される「オルラン」は、遂行する任務に依り、様々なタイプのミサイル~「ツィルコン」「オーニクス」「カリブル」を収納できる汎用艦載射撃複合体(UKSK)を得る。
最後のものは地上目標を撃破する為に必要である。
「ナヒーモフ」には更に、射撃距離150キロメートルの現代的な対空防衛複合体「ポリメント-リドゥート」が設置される。

巡洋艦には新たな電子機器、特に現代的なレーダー、デジタル通信システムが据え付けられ、アンテナ設備の交換が予定されている。
この艦は強力な艦内コンピューターを得る。
それは状況を評価し、戦闘の進展を予想できる。

「ナヒーモフ」は、発射速度が毎分20~86発の汎用砲複合体AK-130で武装していた。
その130mm連装砲は距離25キロメートルまでの海上および沿岸目標を撃つことが出来る。
艦には3機のヘリコプターKa-27、Ka-29、Ka-31を搭載できる。
機雷-魚雷及び対潜兵装、更には一斉射撃火力システムを持つ。

海軍は現在、新たな艦を受け入れるのみならず、積極的に地上インフラを近代化している。
『イズベスチヤ』は、昨年末にノヴォロシースク海軍基地の建設の起訴段階が終了したと記した。
ツェメス湾には新たな桟橋と港湾保護施設が造られた。
基地は黒海艦隊潜水艦の基礎停泊場所となる。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」は、2021年中に係留試験を行ない、更には航行試験を開始する予定です。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験の準備を進めている]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2022年末に予定されていました。

[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に近代化改装を終えてロシア海軍北方艦隊へ復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に復帰する]

しかし、機器の納入業者の問題により、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年になるようです。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される]

「アドミラル・ナヒーモフ」の新たな乗組員チームは、北方艦隊のみならず他の艦隊(バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊)からも集められ、2022年末までには訓練が始まります。

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる]

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の完了は2023年に延期される

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『タス通信』より
2021年4月7日9時5分配信
【ロシア海軍への原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の引き渡しは2023年に延期される】
モスクワ、4月7日/タス通信

工場『セヴマシュ』で修理と近代化が行なわれているプロジェクト11442M(コード名「オルラン」)重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」ロシア連邦海軍への引き渡しは、2023年に可能となる。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「納入業者の問題が故に、海軍への巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの引き渡しは、最良の場合でも2023年に延期されます」
彼は説明した。

『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは、この情報について『タス通信』へコメントしなかった。

2020年8月、フォーラム『アルミヤ-2020』において『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、水上における巡洋艦の作業はスケジュール通りに進んでいると『タス通信』へ伝えた。
彼によると、「アドミラル・ナヒーモフ」は2022年に海軍へ引き渡さなければならない。
試験へ入るのは2021年に想定されている。

更新及び海軍への引き渡し後、巡洋艦は国内海軍で最も強力な水上艦となる事が予測される。
その寸法は、広範囲のリスト上の電波電子機器、攻撃及び防衛手段の配置を可能にする。

「アドミラル・ナヒーモフ」は1999年から修理に在る。
実際の作業は2013年から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の顕著な強化である。
それは特に、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体を10基搭載する。
将来的には、艦は極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」は、2021年中に係留試験を行ない、更には航行試験を開始する予定です。
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験の準備を進めている]

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

現在の所、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2022年末に予定されています。

[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に近代化改装を終えてロシア海軍北方艦隊へ復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に復帰する]

しかし今回、「防衛企業の匿名の情報提供者」は、機器の納入業者の問題により、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2023年に延期されると述べました。
ただ、現時点においては、非公式筋の情報ですが・・・

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは試験の準備を進めている

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『タス通信』より
2021年1月18日16時32分配信
【原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は試験を準備する】
モスクワ、1月18日/タス通信

更新後に国内海軍で最も強力な水上艦となる巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は試験を準備している。
月曜日に造船企業体『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは発表した。

「施設には標準電力が提供され、『セヴマシュ』の労働者と専門技術者には全ての建造文書の閉鎖が控えております。
その後、設計者が開発した方法により、艦は埠頭で係留試験を行ないます」

声明では、こう述べられた。

係留試験の後、巡洋艦は海上で航行試験を行なう。
「それには軍の乗組員と、当社の試運転チームが関わります。
今、専門家は研修と資格審査を受けています」
『セヴマシュ』
は伝えた。

現在、巡洋艦には艦載機器が据え付けられ、標準電力の供給が準備されている。
「『セヴマシュ』の専門家は、昨年に機器と機械の据え付けを行ないました。
今、艦ではケーブルの敷設が進められています」

声明では、こう指摘された。

「今、何を行なうのかは完全に明確です。
無論、このような物体の修理と試験は少なからず困難ですが、それは克服されます。
大事なのは、全員~軍人と建造業者が、絶大な打撃力を持つ巡洋艦を我が国がとても必要としているという事を理解していることです」

広報サービスは、プロジェクト1144M艦の引き渡し責任者ウラジーミル・パヴロフの談話を引用した。

[最も強力な水上艦]
『セヴマシュ』
は、更新され、ロシア海軍へ引き渡された後、「アドミラル・ナヒーモフ」は国内海軍で最も強力な水上艦となる事を想い起こした。
その寸法は、広範囲のリストの電波電子機器、攻撃及び防衛手段の配置を可能にする。

以前、株式会社『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、プロジェクト11442M(コード名「オルラン」)重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の水上での艤装はスケジュール通りに進められており、艦への兵装の据え付けが始まったと述べた。
彼によると、艦は2022年に海軍へ引き渡さなけばならない。
「アドミラル・ナヒーモフ」は2021年に試験へ入る事が計画されている。

巡洋艦は1999年から修理に置かれている。
実際の作業は2013年から行なわれている。
近代化の主な結果は、巡洋艦の打撃力の顕著な強化である。
それは特に、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」の為の汎用艦載射撃複合体を10基搭載する。
将来的には、艦は極超音速ミサイル「ツィルコン」を得る。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」は、2021年中に係留試験を行ない、更には航行試験を開始する予定です。

兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

現在の所、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2022年末に予定されています。

[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に近代化改装を終えてロシア海軍北方艦隊へ復帰する]
[近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に復帰する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる]

近代化改装されるロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に復帰する


『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年12月17日9時24分配信
【「アドミラル・ナヒーモフ」の復帰時期が確認された】

『セヴマシュ』で大規模修理と近代化が行なわれている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、2022年末に復帰する。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、軍当局の次官アレクセイ・クリヴォルチコが同社への訪問中に言った。


「計画しているように、艦は2022年末には受領できるでしょう。
この期限が疑いを引き起こす事は有りません」

彼は、巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」海軍への復帰についての話で、こう言った。

その修理及び近代化の契約は、生産合同『セヴマシュ』により2013年に署名された。
2014年に巡洋艦は同社の貯水池へ移動し、2016年には艦の機器が取り外された。

作業完了時期は、何度も延期された:当初は2020年、その後~2021年。
一方、残された最後の「オルラン」巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の修理及び近代化の開始は2020年に計画されていた。
その後、近代化作業の量は減らされる事が決定されたことが判明した。

2020年8月、巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は貯水池から艤装岸壁へ移された。

「アドミラル・ナヒーモフ」(旧「カリーニン」)は、重原子力ロケット巡洋艦「オルラン」級(プロジェクト114411442)シリーズの3番艦である。
近代化中に艦上には汎用艦載射撃複合体が設置され、有翼ミサイル「カリブル」の全てのファミリーと「オーニクス」、そして将来的には極超音速ミサイル「ツィルコン」の使用が可能となる。



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プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」(1989年4月21日就役、旧名「カリーニン」)は、1999年8月にオーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所へ回航されましたが、実際には殆ど作業は行なわれず(核燃料が撤去された程度)、岸壁に係留されていました。
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近代化改装の為の契約は2013年6月に締結され、以後、近代化改装工事が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の契約が締結された]
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2014年10月24日に『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)へ入渠しました。
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[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]

近代化改装に当たり、「アドミラル・ナヒーモフ」は兵装やレーダー等を含む古い各種機器を撤去、解体しました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの古い各種機器の解体・撤去は2015年中に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの機器の解体・撤去作業は完了した]

タービンエンジンはメーカー(サンクトペテルブルク『キーロフ・エネルゴマシュ』工場)へ送られ、修復されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフのタービンエンジンの修復が開始された]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器(兵装)も発注されました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為、『セヴマシュ』は新たなガントリークレーン「ヴィーチャズィ」を導入しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな大型クレーンが導入された]

「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改装により新たな情報管理システムが装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装により新たな情報管理システムを受け取る]

2017年から大型機器の設置が始まりました。
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[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]

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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、遠距離高射ミサイル複合体「フォルト-M」高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」、そして超音速対艦ミサイル「オーニクス」及び打撃有翼ミサイル「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14対潜/対魚雷複合体「パケート-NK」対潜ミサイル複合体「オトヴェート」などが装備されます。

2020年3月末から、以前にメーカー修理へ出したタービンエンジンの取り付けが始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは修復されたタービンエンジンを設置する]
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2020年8月18日、「アドミラル・ナヒーモフ」『セヴマシュ』の屋外ドック(貯水池)から再進水し、同社の艤装岸壁へ移動しました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは屋外ドックから再進水した]

その後、兵装の取り付け作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフへの兵装の取り付けが始まる]
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兵装や電子機器類の殆ど全てを入れ替える「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は、当初は2018年末~2019年前半頃に完了すると伝えられましたが、その後、2020年末2021年末、2022年と何度も延期され、2023年という話も出てきました。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022~2023年に完了する]

現在の所、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の完了は2022年末に予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年末に完了する]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2022年末に近代化改装を終えてロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、30~40年に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは近代化改装を終えた後、30-40年間に渡り現役に留まる]

「アドミラル・ナヒーモフ」に続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は限定的なものとなる]