ロシア海軍のプロジェクト20380/20385コルベットの歴史
- カテゴリ:ロシア海軍現況
『タス通信』より
2023年5月13日17時52分配信
【プロジェクト20380/20385コルベットの歴史と特徴】
2023年5月13日、バルチースクで新たなプロジェクト20380コルベット「水星」(メルクーリイ)のロシア海軍への受け入れ式典が開催された。
艦は造船工場『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)が黒海艦隊の為に建造した。
『タス通信』は、このタイプの戦闘艦に関する資料を用意した。
[基本情報と歴史]
プロジェクト20380/20385艦は、ロシア海軍のために作成された近海ゾーン多目的コルベット(警備艦)シリーズである。
1990年代に大部分の造船計画が凍結された結果、艦隊はロケット巡洋艦、駆逐艦、水中戦略ロケット艦のみならず、2等艦及び3等艦~警備艦、小型対潜艦、掃海艦などの受け入れを停止した。
新世代のプロジェクト12441警備艦シリーズの建造の試みは失敗し、1997年に起工されたシリーズのトップ艦「ノヴィーク」は完成しなかった。
海洋戦略核戦力の維持及び開発が公式に海軍の優先事項と考えられており、資金調達の優先権を持っていた事実により、状況は更に悪化した。
その結果、2008年初めまでに海軍の警備艦は6隻のみとなり、これはロケット巡洋艦と同数で戦略用途水中ロケット艦の2.5分の1であった。
太平洋艦隊と北方艦隊は警備艦を全く持っていなかったが、沿岸海域で水中ロケット艦の展開と戦闘安定性を保障するのは警備艦でなければならない。
同時に、使用可能な6隻の警備艦は、5つの様々なモデルに属しており、その平均艦齢は28年であった。
艦隊は、近海ゾーンでの護衛及び打撃任務、沿岸水域の哨戒と巡視勤務を遂行する為の新たな艦シリーズを必要としていた。
このような状況の中、1990年代末、ロシア連邦国防省は新たな警備艦の設計の為の入札を公表し、中央海洋設計局『アルマーズ』(サンクトペテルブルク)が落札した。
それまでに中央海洋設計局『アルマーズ』は、ロケット艇、小型ロケット艦、エアクッション揚陸艦などを専門としていた。
同社が設計したプロジェクト12441「グロム」警備艦は完成せず、1990年代半ばに用意された「輸出用」コルベットシリーズも実現しなかった。
にも関わらず、既に2000年には設計局『アルマーズ』は20380警備艦プロジェクト(設計コード名-「コルベット-1」)の設計草案の8つのヴァージョンを提示し、その内の1つが発注者へ受け入れられた。
同年に技術プロジェクトが承認され、同時に設計文書が作成され、2001年末には警備艦のトップの起工が可能になった。
艦の総合設計はアレクサンドル・シリャフテンコ、設計主任はイーゴリ・イワノフであった。
設計者は設計に「モジュール原理」を使用し、これにより製造コストが削減されたのみならず、艦のライフサイクル全体(30年)を通した高い近代化の余地が確保された。
更に電波位置測定(レーダー)視認性の低減、複合材料の使用、新たな要素の基礎などにも特別な注意が払われた。
これに加え、国内造船史上において、初めてこのような小さな排水量の艦へヘリコプターの為の格納庫を設置出来た。
コルベットを生産する権利の為の国防省の競争入札には、造船企業『ヤンターリ』(カリーニングラード)、『バルト工場』(サンクトペテルブルク)、『ゼレノドリスク工場』(ゼレノドリスク、タタールスタン)、そして勝者となったサンクトペテルブルクの『北方造船所』が参加した。
契約金額は明らかにされていない。
プロジェクト20380コルベットの作成と開発により、エンジニア、設計者、造船所のグループが2011年に科学技術分野でロシア連邦政府賞を受賞した。
受賞者には、『アルマーズ』総取締役アレクサンドル・シリャフテンコ、同局主任技師コンスタンチン・ゴルベフ、艦の設計主任イーゴリ・イワノフ、『北方造船所』総取締役アンドレイ・フォミチェフ、同工場副建造主任アレクサンドル・ウリヤシェフ、その他の専門家が含まれていた。
[特徴、武器]
コルベットの全長は100メートルを超え、満載排水量は2000トンを超える。
主動力装置は2軸ディーゼルエンジンである。
コルベットは、「ウラン」或いは「カリブル-NK」対艦ミサイル発射装置 (艦のモデルによる)、高射ミサイル複合体、砲塔、機関砲、擲弾発射装置で武装する。
対潜及び対魚雷防護を備えている。
艦にはヘリコプターが駐留できる。

[派生型]
・20380P及び20383-境界線警備艦プロジェクト(未実現)
・20382「チグル」-遠海ゾーンでの任務遂行が可能な輸出バージョン(未実現)
・20385-強化された高射ミサイル及び対艦兵器による基礎プロジェクトの近代化。
対艦ミサイル複合体「ウラン」の4連装コンテナ発射装置2基は、ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為の8セルの汎用艦載射撃複合体(UKSK)と置き換えられた。
高射ミサイル複合体「リドゥート」の弾数は増加した。
2011年に国防省は、9隻のプロジェクト20385を建造する契約を公開株式会社・造船工場『北方造船所』と締結した。
当初、同プロジェクト艦にはドイツの企業MTUフリードリヒスハーフェンのディーゼルユニットの設置が計画されていたが、2014年のロシア連邦に対する制裁に関連し、同社がエンジンの供給を拒否した為、ロシア製ユニットの使用が決定された。
2015年5月、工場の代表は、プロジェクト20385は輸入コンポーネントの問題が故に建造されるのは2隻のみ(「グレミャーシチー」と「プロヴォールヌイ」、外国製コンポーネントを国産に置き換える)で、残りは近代化されたプロジェクト20380として建造すると発表した。
にも関わらず、2017年6月30日、ロシア連邦海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、20385シリーズは4隻のコルベットで構成されると報道陣へ伝えた。
・20386-モジュール兵装、複合材料製の上部構造物、前任者と比較した電波位置測定視認性の低減、排水量(3400トン)と航続距離(9260キロメートル)の増加、乗組員の削減(80名)による新世代コルベットプロジェクト。
[艦シリーズ]
2023年5月の時点で、8隻のプロジェクト20380コルベット(「メルクーリイ」を含む)がロシア海軍で勤務に就いており、更に4隻の建造が進められている。
プロジェクト20380のトップ艦「ステレグーシチー」(舷側番号530、工場番号-1001)は、2001年12月21日に『北方造船所』で起工され、2006年5月16日に進水し、2008年2月28日からバルト艦隊の一員である。
最初の生産コルベット「ソーブラジテルヌイ」(舷側番号531、工場番号1002)は、2003年5月20日に『北方造船所』で起工され、2010年3月31日に進水し、2011年10月14日からバルト艦隊の一員である。
「ボイキー」(舷側番号532、工場番号1003)は2005年5月27日に『北方造船所』で起工され、2011年4月15日に進水し、2013年5月16日からバルト艦隊の一員である。
「ソヴェルシェーンヌイ」(工場番号2101)は2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレの『アムール造船工場』で起工され、2015年5月22日に進水し、2017年7月20日から太平洋艦隊の一員である。
「ストイーキー」(舷側番号545、工場番号1004)は2006年11月10日に『北方造船所』で起工され、2012年5月30日に進水し、2014年7月18日からバルト艦隊の一員である。
「グロームキー」(工場番号2102)は2012年4月20日に『アムール造船工場』で起工され、2017年7月28日に進水し、2018年12月19日に海軍へ納入された。聖アンドレイ旗は同年12月25日に艦へ掲揚され、太平洋艦隊の一員となった。
「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(工場番号2103)は2015年7月22日に『アムール造船工場』で起工され、2019年9月12日に船台を出て艤装ドックへ置かれた。
コルベットは、駆逐艦「ブイストルイ」の水兵アルダル・ツィジェンジャポフに敬意を表して命名された。
彼は2010年9月24日に艦の機関室の火災を防ぎ、数日後、火傷により死亡した。船員の行動により、艦と他の乗組員の生命を救う事が出来た。
2010年11月16日、アルダル・ツィジェンジャポフは死後にロシア連邦英雄の称号を授与された。
2020年12月25日、艦は太平洋艦隊へ加わった。
「リェーズキー」(工場番号2104)は2016年7月1日に『アムール造船工場』で起工され、2021年7月1日に工場の船台から出渠し、輸送-進水ドックへ置かれた。
「メルクーリイ」(工場番号1007)は2015年2月20日に『北方造船所』で「リェチーヴイ」の名で起工され、2020年3月12日に進水し、2021年10月に改名され、2023年5月13日に海軍へ受け入れられた。
「ストローギー」(工場番号1008)は2015年2月20日に『北方造船所』で起工された。
「グローズヌイ」(工場番号2105)は2021年8月23日に『アムール造船工場』で起工された。
「ブラーヴイ」は2021年9月29日に『アムール造船工場』で起工された。
改訂プロジェクト20385による1隻が完成し、更に4隻が建造されている。
「グレミャーシチー」(工場番号1005)は2012年2月1日に『北方造船所』で起工され、2017年6月30日に進水した。2020年12月29日に太平洋艦隊へ引き渡された。
「プロヴォールヌイ」(工場番号1006)は2013年7月25日に『北方造船所』で起工され、2019年9月に造船台から出た。
2021年12月17日、建造中のコルベットで火災が発生した。艦の上部構造物は損傷したが、船体に損傷は無かった。
「ブーイヌイ」(工場番号2107)は2021年8月23日に『アムール造船工場』で起工された。
「ラズムヌイ」は2022年6月12日に『アムール造船工場』で起工された。
「ブイストルイ」は2022年7月1日に『アムール造船工場』で起工された。
もう1隻のコルベットはプロジェクト20386により『北方造船所』で建造されている。
・工場番号の艦は、2016年10月28日に「ジェルズキー」として起工され、後に「メルクーリイ」と改名されたが、その後、起工時の艦名へ戻された。
2023年5月13日17時52分配信
【プロジェクト20380/20385コルベットの歴史と特徴】
2023年5月13日、バルチースクで新たなプロジェクト20380コルベット「水星」(メルクーリイ)のロシア海軍への受け入れ式典が開催された。
艦は造船工場『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)が黒海艦隊の為に建造した。
『タス通信』は、このタイプの戦闘艦に関する資料を用意した。
[基本情報と歴史]
プロジェクト20380/20385艦は、ロシア海軍のために作成された近海ゾーン多目的コルベット(警備艦)シリーズである。
1990年代に大部分の造船計画が凍結された結果、艦隊はロケット巡洋艦、駆逐艦、水中戦略ロケット艦のみならず、2等艦及び3等艦~警備艦、小型対潜艦、掃海艦などの受け入れを停止した。
新世代のプロジェクト12441警備艦シリーズの建造の試みは失敗し、1997年に起工されたシリーズのトップ艦「ノヴィーク」は完成しなかった。
海洋戦略核戦力の維持及び開発が公式に海軍の優先事項と考えられており、資金調達の優先権を持っていた事実により、状況は更に悪化した。
その結果、2008年初めまでに海軍の警備艦は6隻のみとなり、これはロケット巡洋艦と同数で戦略用途水中ロケット艦の2.5分の1であった。
太平洋艦隊と北方艦隊は警備艦を全く持っていなかったが、沿岸海域で水中ロケット艦の展開と戦闘安定性を保障するのは警備艦でなければならない。
同時に、使用可能な6隻の警備艦は、5つの様々なモデルに属しており、その平均艦齢は28年であった。
艦隊は、近海ゾーンでの護衛及び打撃任務、沿岸水域の哨戒と巡視勤務を遂行する為の新たな艦シリーズを必要としていた。
このような状況の中、1990年代末、ロシア連邦国防省は新たな警備艦の設計の為の入札を公表し、中央海洋設計局『アルマーズ』(サンクトペテルブルク)が落札した。
それまでに中央海洋設計局『アルマーズ』は、ロケット艇、小型ロケット艦、エアクッション揚陸艦などを専門としていた。
同社が設計したプロジェクト12441「グロム」警備艦は完成せず、1990年代半ばに用意された「輸出用」コルベットシリーズも実現しなかった。
にも関わらず、既に2000年には設計局『アルマーズ』は20380警備艦プロジェクト(設計コード名-「コルベット-1」)の設計草案の8つのヴァージョンを提示し、その内の1つが発注者へ受け入れられた。
同年に技術プロジェクトが承認され、同時に設計文書が作成され、2001年末には警備艦のトップの起工が可能になった。
艦の総合設計はアレクサンドル・シリャフテンコ、設計主任はイーゴリ・イワノフであった。
設計者は設計に「モジュール原理」を使用し、これにより製造コストが削減されたのみならず、艦のライフサイクル全体(30年)を通した高い近代化の余地が確保された。
更に電波位置測定(レーダー)視認性の低減、複合材料の使用、新たな要素の基礎などにも特別な注意が払われた。
これに加え、国内造船史上において、初めてこのような小さな排水量の艦へヘリコプターの為の格納庫を設置出来た。
コルベットを生産する権利の為の国防省の競争入札には、造船企業『ヤンターリ』(カリーニングラード)、『バルト工場』(サンクトペテルブルク)、『ゼレノドリスク工場』(ゼレノドリスク、タタールスタン)、そして勝者となったサンクトペテルブルクの『北方造船所』が参加した。
契約金額は明らかにされていない。
プロジェクト20380コルベットの作成と開発により、エンジニア、設計者、造船所のグループが2011年に科学技術分野でロシア連邦政府賞を受賞した。
受賞者には、『アルマーズ』総取締役アレクサンドル・シリャフテンコ、同局主任技師コンスタンチン・ゴルベフ、艦の設計主任イーゴリ・イワノフ、『北方造船所』総取締役アンドレイ・フォミチェフ、同工場副建造主任アレクサンドル・ウリヤシェフ、その他の専門家が含まれていた。
[特徴、武器]
コルベットの全長は100メートルを超え、満載排水量は2000トンを超える。
主動力装置は2軸ディーゼルエンジンである。
コルベットは、「ウラン」或いは「カリブル-NK」対艦ミサイル発射装置 (艦のモデルによる)、高射ミサイル複合体、砲塔、機関砲、擲弾発射装置で武装する。
対潜及び対魚雷防護を備えている。
艦にはヘリコプターが駐留できる。

[派生型]
・20380P及び20383-境界線警備艦プロジェクト(未実現)
・20382「チグル」-遠海ゾーンでの任務遂行が可能な輸出バージョン(未実現)
・20385-強化された高射ミサイル及び対艦兵器による基礎プロジェクトの近代化。
対艦ミサイル複合体「ウラン」の4連装コンテナ発射装置2基は、ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為の8セルの汎用艦載射撃複合体(UKSK)と置き換えられた。
高射ミサイル複合体「リドゥート」の弾数は増加した。
2011年に国防省は、9隻のプロジェクト20385を建造する契約を公開株式会社・造船工場『北方造船所』と締結した。
当初、同プロジェクト艦にはドイツの企業MTUフリードリヒスハーフェンのディーゼルユニットの設置が計画されていたが、2014年のロシア連邦に対する制裁に関連し、同社がエンジンの供給を拒否した為、ロシア製ユニットの使用が決定された。
2015年5月、工場の代表は、プロジェクト20385は輸入コンポーネントの問題が故に建造されるのは2隻のみ(「グレミャーシチー」と「プロヴォールヌイ」、外国製コンポーネントを国産に置き換える)で、残りは近代化されたプロジェクト20380として建造すると発表した。
にも関わらず、2017年6月30日、ロシア連邦海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、20385シリーズは4隻のコルベットで構成されると報道陣へ伝えた。
・20386-モジュール兵装、複合材料製の上部構造物、前任者と比較した電波位置測定視認性の低減、排水量(3400トン)と航続距離(9260キロメートル)の増加、乗組員の削減(80名)による新世代コルベットプロジェクト。
[艦シリーズ]
2023年5月の時点で、8隻のプロジェクト20380コルベット(「メルクーリイ」を含む)がロシア海軍で勤務に就いており、更に4隻の建造が進められている。
プロジェクト20380のトップ艦「ステレグーシチー」(舷側番号530、工場番号-1001)は、2001年12月21日に『北方造船所』で起工され、2006年5月16日に進水し、2008年2月28日からバルト艦隊の一員である。
最初の生産コルベット「ソーブラジテルヌイ」(舷側番号531、工場番号1002)は、2003年5月20日に『北方造船所』で起工され、2010年3月31日に進水し、2011年10月14日からバルト艦隊の一員である。
「ボイキー」(舷側番号532、工場番号1003)は2005年5月27日に『北方造船所』で起工され、2011年4月15日に進水し、2013年5月16日からバルト艦隊の一員である。
「ソヴェルシェーンヌイ」(工場番号2101)は2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレの『アムール造船工場』で起工され、2015年5月22日に進水し、2017年7月20日から太平洋艦隊の一員である。
「ストイーキー」(舷側番号545、工場番号1004)は2006年11月10日に『北方造船所』で起工され、2012年5月30日に進水し、2014年7月18日からバルト艦隊の一員である。
「グロームキー」(工場番号2102)は2012年4月20日に『アムール造船工場』で起工され、2017年7月28日に進水し、2018年12月19日に海軍へ納入された。聖アンドレイ旗は同年12月25日に艦へ掲揚され、太平洋艦隊の一員となった。
「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(工場番号2103)は2015年7月22日に『アムール造船工場』で起工され、2019年9月12日に船台を出て艤装ドックへ置かれた。
コルベットは、駆逐艦「ブイストルイ」の水兵アルダル・ツィジェンジャポフに敬意を表して命名された。
彼は2010年9月24日に艦の機関室の火災を防ぎ、数日後、火傷により死亡した。船員の行動により、艦と他の乗組員の生命を救う事が出来た。
2010年11月16日、アルダル・ツィジェンジャポフは死後にロシア連邦英雄の称号を授与された。
2020年12月25日、艦は太平洋艦隊へ加わった。
「リェーズキー」(工場番号2104)は2016年7月1日に『アムール造船工場』で起工され、2021年7月1日に工場の船台から出渠し、輸送-進水ドックへ置かれた。
「メルクーリイ」(工場番号1007)は2015年2月20日に『北方造船所』で「リェチーヴイ」の名で起工され、2020年3月12日に進水し、2021年10月に改名され、2023年5月13日に海軍へ受け入れられた。
「ストローギー」(工場番号1008)は2015年2月20日に『北方造船所』で起工された。
「グローズヌイ」(工場番号2105)は2021年8月23日に『アムール造船工場』で起工された。
「ブラーヴイ」は2021年9月29日に『アムール造船工場』で起工された。
改訂プロジェクト20385による1隻が完成し、更に4隻が建造されている。
「グレミャーシチー」(工場番号1005)は2012年2月1日に『北方造船所』で起工され、2017年6月30日に進水した。2020年12月29日に太平洋艦隊へ引き渡された。
「プロヴォールヌイ」(工場番号1006)は2013年7月25日に『北方造船所』で起工され、2019年9月に造船台から出た。
2021年12月17日、建造中のコルベットで火災が発生した。艦の上部構造物は損傷したが、船体に損傷は無かった。
「ブーイヌイ」(工場番号2107)は2021年8月23日に『アムール造船工場』で起工された。
「ラズムヌイ」は2022年6月12日に『アムール造船工場』で起工された。
「ブイストルイ」は2022年7月1日に『アムール造船工場』で起工された。
もう1隻のコルベットはプロジェクト20386により『北方造船所』で建造されている。
・工場番号の艦は、2016年10月28日に「ジェルズキー」として起工され、後に「メルクーリイ」と改名されたが、その後、起工時の艦名へ戻された。
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