ロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しているバルト艦隊の水上艦は北海で対艦ミサイルの模擬発射訓練を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦軍バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2019年8月8日20時21分配信
【バルト艦隊の艦はロシア海軍演習『大洋の盾-2019』の枠組みで北海の海上目標へのミサイルの電子発射を実施した】
北海エリアにおいて、小型ロケット艦「ムィティシ」、「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」、コルベット「ステレグーシチー」、「ボイキー」、「ストイーキー」、「ソーブラジテルヌイ」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」から成る戦術グループは、仮想敵戦闘艦支隊を模した標的へのミサイル複合体「カリブル」、「マラヒート」、「モスキート」、「ウラン」からの電子ミサイル発射を成功裏に実施した。
ミサイル射撃は、複数の艦が同時に対艦ミサイル複合体を使用して行なわれた。
電子発射の結果、全ての指定目標は成功裏に撃破された。
機動演習中、艦は更に、電波電子妨害を設置する訓練へ取り組んだ。
火力任務を遂行した後、乗組員はダメージコントロール、対水中工作防衛、艦の間の組織的な連携及び通信の一連の艦上演習を実施し、合同航行の要素へ取り組んだ。
ロシア海軍の大規模演習『大洋の盾-2019』は、2019年8月1日~9日に実施される。
合計で49隻の戦闘艦艇、20隻の支援船、海軍及び航空宇宙軍の58機の飛行装置、ロシア連邦軍の10600名の将兵が参加する。
ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の演習『大洋の盾-2019』は、2019年8月1日から9日までバルト海で実施されます。
『タス通信』より
2019年8月1日17時4分配信
【約70隻の艦船がバルト海の演習『大洋の盾-2019』へ参加する】
演習『大洋の盾-2019』には、49隻の戦闘艦艇、20隻の支援船、58機の航空機、10634名が参加します。
演習統制官は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将です。
演習参加艦船の大半は、7月28日の『ロシア海軍の日』の主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクのネヴァ川の観艦式)へ参加したバルト艦隊と北方艦隊の艦船です。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】
8月2日、バルト艦隊のコルベット3隻は対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加するバルト艦隊の3隻のコルベットは対潜戦闘訓練を行なった]
8月2日にはバルト艦隊のロケット艦及びロケット艇による海上戦闘訓練が行なわれました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加するバルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇は海上戦闘訓練を行なった]
その後も演習は続けられました。
[ロシア海軍の演習『大洋の盾-2019』はバルト海で続けられている]
[バルト艦隊の20隻以上の艦船がロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加している]
8月5日には、バルト艦隊航空隊の前線爆撃機Su-24Mと多用途複座戦闘機Su-30SMによる対艦攻撃訓練が行なわれました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加するバルト艦隊航空隊は対艦攻撃訓練を行なった]
8月6日、バルト艦隊の小型ロケット艦「パッサート」は対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しているバルト艦隊の小型ロケット艦パッサートは対空戦闘訓練を行なった]
8月7日にはバルト艦隊の大型揚陸艦「コロリョーフ」、「アレクサンドル・シャバリン」、「ミンスク」が対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しているバルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフ、アレクサンドル・シャバリン、ミンスクは対空戦闘訓練を行なった]
その後、バルト艦隊の演習参加部隊は北海へ移動し、対艦ミサイルの模擬発射訓練を行ないました。
今回のバルト艦隊広報部発表では、巡航ミサイル「カリブル」を装備する新世代小型ロケット艦2タイプ~「ブヤン-M」及び「カラクルト」と、対艦ミサイル「ウラン」を装備する新型コルベット及び警備艦の艦名しか出ていませんが、対艦ミサイル「マラヒート」と「モスキート」の発射訓練も行われたとの事ですから、これらのミサイルを装備する小型ロケット艦及びロケット艇(8月2日の海上戦闘訓練に参加した4隻)も、今回の模擬発射訓練に参加したようです。
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