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ロシア太平洋艦隊主隊はフォーキノへ帰港した

5月1日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")に参加したロシア海軍艦艇部隊の主隊は、沿海地方フォーキノ(ストレロク湾)へ帰港しました。
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[ロシア太平洋艦隊艦艇部隊は二手に分かれて帰港する]


『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区ニュース』より。
【太平洋艦隊艦艇支隊の一部は、黄海の演習後に沿海地方へ戻った】
ウラジオストク、5月1日- ロシア通信社ノーボスチ

火曜日の午後、黄海ロシア-中国海軍演習に参加した太平洋艦隊艦艇支隊の一部は、沿海地方ストレロク湾に到着した。
太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

演習は、中国チンタオ港エリアで4月23日から27日まで実施された。
ロシアからは、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・トリブツ」、支援船SB-522、MB-37、「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦艇支隊が参加した。
中国海軍からは、10隻以上の水上戦闘艦艇、2隻の潜水艦、ミサイル艇及び支援船が参加した。

「セルゲイ・ジューガ1等海佐に率いられ、親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ、マルシャル・シャーポシニコフ、救助曳船SB-522で構成される艦艇支隊は、火曜日に沿海地方のストレロク湾に到着しました。
艦艇は、軍楽隊の演奏で迎えられ、沿岸では沿海地方異種兵力連合部隊司令官ヴィクトル・ソコロフ少将、太平洋艦隊司令部要員、乗組員の友人や親類が出迎えました」

代理人は述べた。

彼は、(艦艇が)係留された後に歓迎式典が開かれ、遠距離航海や国際演習を終えた証として、伝統的な子豚の丸焼きを贈られたと付け加えた。

「同隊の祖国の沿岸への航海は、通常モードで行なわれ、伝統的な艦艇演習と戦闘計算を仕上げました。
乗組員の健康状態は良好であり、全てのシステムと機器は正常モードで動作しています」

代理人は述べた

以前、演習の為に形成された艦艇支隊は、祖国の沿岸へ向かう途中で2つの支隊に分かれると報じられた。
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、支援船MB-37、「ペチェンガ」で構成され、イリダル・アフメロフ1等海佐が指揮する2番目の支隊は、5月3日にウラジオストクへ到着する。
ロシア-中国演習の実施前、同支隊は、アデン湾で海賊と戦う戦闘勤務を遂行した。
(2012年5月1日14時37分配信)


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより。
2012年5月1日13時26分配信
【太平洋艦隊戦闘艦艇支隊は、黄海演習を終えて戻ってきた】

ストレロク基地へ入港する太平洋艦隊艦艇です。

0:22から駆逐艦「ブイストルイ」(715)と、駆逐艦「ボエヴォイ」(720)が写っています。
0:49から重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」の煙突が画面右端に見えます。
1:35から駆逐艦「ブイストルイ」の対艦ミサイル発射筒が写っています。


[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」には、7隻のロシア海軍艦艇が参加しました。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(564)
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572)
給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37
海洋曳航船SB-522


この内、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、海洋曳航船SB-522の4隻は、2012年4月15日にストレロク(フォーキノ)を出港しました。
[太平洋艦隊艦艇は黄海へ向かった]

そして今日(5月1日)、この4隻は、半月前に出港したストレロクへ帰ってきました。

閉鎖行政地域フォーキノ市にあるストレロク湾は、ロシア太平洋艦隊の水上艦艇基地です。
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ストレロク基地(フォーキノ)には、太平洋艦隊所属の以下の部隊が駐留しています。

・沿海地方異種兵力連合小艦隊司令部
・第36ロケット艦師団
 重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフ(保管中)
 親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ
 大型対潜艦アドミラル・トリブツ、マルシャル・シャーポシニコフ、アドミラル・ヴィノグラードフ、アドミラル・パンテレーエフ
 駆逐艦ブイストルイ、ブールヌイ(修理中)、ベスボヤズネンヌイ(予備役)、ボエヴォイ(保管中)
・第100揚陸艦旅団
 大型揚陸艦アレクサンドル・ニコラエフ(保管中)、ペレスウェート、オスリャブラ、BDK-98、ニコライ・ヴィルコフ



『統合幕僚監部公式サイト』より
【ロシア海軍艦艇の動向について】
2012年5月1日発表

<4月29日午後10~11時>
下対馬スラバ級ミサイル巡洋艦1隻、ウダロイI級ミサイル駆逐艦2隻が通過。
この部隊が、ストレロクへ帰港した艦艇です。

<4月30日午前9~午後1時>
下対馬ウダロイI級ミサイル駆逐艦1隻、ドゥブナ級補給艦1隻、ソルム級航洋曳船1隻、ゴーリン級航洋曳船1隻が通過。
こちらは、5月3日にウラジオストクへ到着予定の艦艇です。
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ロシア太平洋艦隊艦艇部隊は二手に分かれて帰港する

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")に参加したロシア海軍艦艇部隊は、二手に分かれ、ウラジオストク(金角湾)フォーキノ(ストレロク湾)へ帰港します。
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『ヴェスチレギオン』より。
2012年4月29日9時33分配信
【1つの太平洋艦隊支隊は、ストレロク湾と金角湾へ向かっている】

ロシア海軍艦艇支隊の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・トリブツ」、支援船SB-522、MB-37、「ペチェンガ」は、黄海エリアにおけるロシア-中国演習「海洋協同-2012」の任務を完璧に遂行し、ウラジオストクへ向かう。

演習のために形成され、祖国の沿岸へ向かう艦艇支隊は、海洋で物資を補充後、再び2つのグループに分かれる。

セルゲイ・ジューガ1等海佐が指揮する親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「マルシャル・シャーポシニコフ」、救助曳船SB-522は、5月1日にストレロク湾(フォーキノ)へ到着し、艦艇乗員の歓迎式典が開催される。

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、支援船MB-37と「ペチェンガ」で構成され、イリダル・アフメロフ1等海佐の指揮下でアデン湾において海賊対処の戦闘当直任務を遂行した太平洋艦隊艦艇支隊は、5月3日に金角湾(ウラジオストク)へ到着する。

東方軍管区太平洋艦隊情報供給・広報サービス部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。


[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」には、7隻のロシア海軍艦艇が参加しました。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(564)
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572)
給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37
海洋曳航船SB-522


この内、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、給油船「ペチェンガ」、海洋曳航船MB-37アデン湾海賊対処任務を終えて戻ってくる途中での参加でした。
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加する]
この3隻(ロシア太平洋艦隊第7次アデン湾海賊対処任務部隊)がウラジオストク(金角湾)を出港したのは、2011年12月10日でした。
[「アドミラル・トリブツ」はソマリア沖へ向け出港した]
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親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、海洋曳航船SB-522の4隻は、2012年4月15日にストレロク(フォーキノ)を出港しました。
[太平洋艦隊艦艇は黄海へ向かった]
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両隊は、4月19日に黄海で合流し、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加する為、チンタオ港へ向かいました。
[ロシア太平洋艦隊艦艇は「朝鮮海峡」を通過する]

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」は終了した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2012年4月26日16時18分配信
【太平洋艦隊艦艇はチンタオ岸壁に係留された】

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・トリブツ」、更には支援船SB-522、MB-37、「ペチェンガ」で構成されるロシア戦闘艦艇支隊は、黄海エリアにおいて、ロシア-中国演習「海洋協同-2012」の任務を完全に遂行した。

今日(4月26日)、艦艇は中国のチンタオ港の岸壁に係留された。
4月27日、太平洋艦隊将兵はウラジオストクへ進路を取る。

ロシア側の演習指揮官であるロシア海軍総参謀長代理レオニード・スーハノフ少将は、この演習の重要局面において、ロシアと中国海軍将兵間の協同行動は高水準を示したと述べた。
彼によると、ロシア海軍および中国海軍艦艇乗組員は、完全に演習プランを実施し、巧妙かつ円滑に行動した。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより。

2012年4月26日09時37分配信
【黄海の大規模演習「海洋協同-2012」の活動段階が始まった】

2012年4月26日18時40分配信
【黄海の大規模演習「海洋協同-2012」は終了に近づいた】



4月26日には、ロシア海軍及び中国海軍艦艇による観艦式が行なわれました。
【中露連合演習「海上連合-2012」海上閲兵式】

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[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」には、7隻のロシア海軍艦艇が参加しました。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(564)
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572)
給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37
海洋曳航船SB-522


【中露軍事演習中国側参加兵力一覧】
中国海軍からは水上艦艇16隻、潜水艦2隻、航空機13機、ヘリコプター5機が参加しました。

ロシア・中国海軍艦艇は黄海で演習を実施する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
2012年4月25日10時12分配信
ロシア連邦軍東方軍管区(太平洋艦隊)発表。
【ロシア-中国合同演習「海洋協同-2012」の活動段階は黄海で開始された】

合同演習初日、(ロシア-中国)2ヶ国海軍将兵は、襲撃から無防備な船舶の安全を保障する戦術業務を行なった。
この他に通常発射兵器が使用され、実際に反応爆雷が使用された。

本日、戦闘艦艇の通信及び機動訓練を終えた後、両国による合同司令部が形成され、演習の活動段階は開始される。

演習のシナリオは、ロシアと中国の戦闘艦艇による空中仮想標的への攻撃、潜水艦が存在する強度に危険な海域での海上物資補充である。

今回の段階には、ロシア艦上航空隊が関わる。
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」搭載のヘリコプターKa-27は、仮想敵潜水艦を探知し、同艦へ目標を指示する。

明日、2ヶ国連合海軍将兵は、海賊に乗っ取られた船の解放の課題を仕上げる。
3グループから成る2ヶ国海軍の特殊作戦部隊は、一つの司令部の指揮下で行動する。
艦艇間の連携行動中にはロシア語が使用される。

大規模演習「海洋協同-2012」は、4月22日から29日まで黄海で実施される。
ロシア太平洋艦隊と中国海軍から20隻以上の艦艇及び支援船が参加する。


『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年4月25日10時45分配信
【黄海演習においてロシア連邦及び中国海軍将兵は船舶を襲撃から保護する】

内容は『ロシア連邦国防省公式サイト』とほぼ同一です。
発表者は、ロシア太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフです。



[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加するロシア海軍艦艇は、この7隻です。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(564)
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572)
給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37
海洋曳航船SB-522


【中露軍事演習中国側参加兵力一覧】
中国海軍からは水上艦艇16隻、潜水艦2隻、航空機13機、ヘリコプター5機が参加します。

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」の活動段階が始まった

4月22日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")が正式にスタートしました。

[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」が始まった]

そして4月24日、ロシア海軍および中国海軍の艦艇はチンタオ(青島)港を出港し、黄海の演習海域へ向かいました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。

2012年4月23日19時23分配信
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
【ロシア-中国合同演習「海洋協同-2012」の活動段階が始まる】

モスクワ時間4月24日10時、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・トリブツ」、更には支援船SB-522、MB-37、「ペチェンガ」で構成されるロシア海軍戦闘艦艇支隊は、チンタオ港を去り、黄海「海洋協同-2012」演習実施海域へ向かう。

演習の活動段階期間中の4月24~26日、ロシア艦には中国人民解放軍海軍のオブザーバーが乗艦し、中国の戦闘艦艇には、それぞれロシア側のオブザーバーが乗艦する。

海洋においてロシア及び中国の戦闘艦艇は、航空攻撃への対処、洋上補給、強度に危険な海域での潜水艦への対潜反応深海爆弾の使用、水上目標への攻撃、共同での遭難船の捜索-救助行動の実施、船舶護衛活動、乗っ取られた船の解放を含む一連の実地段階を遂行する。

合同司令部は演習の問題点に習熟し、チンタオ港において機能している。


2012年4月24日11時41分配信
ロシア連邦軍東方軍管区発表
【ロシア及び中国の戦闘艦艇は黄海へと去った】

中国人民解放軍海軍創設63周年の祝賀行事を終えたロシアと中国の戦闘艦艇は係留を解き、合同演習「海洋協同-2012」実施海域へ向かった。

演習の活動段階の最初に、ロシア海軍将兵は、襲撃から無防備な船舶の安全を保障する戦術業務を行なう。
海軍歩兵は合同戦闘グループを「敵」の破壊活動から保護する課題を仕上げ、戦闘部隊指揮官は異なる艦艇部隊の協調の実施を点検する。
10回以上の艦艇の訓練が実施される予定である。


[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加するロシア海軍艦艇は、この7隻です。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37
海洋曳航船SB-522



【中露軍事演習中国側参加兵力一覧】
中国海軍からは水上艦艇16隻、潜水艦2隻、航空機13機、ヘリコプター5機が参加します。

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」が始まった

4月22日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")が正式にスタートしました。


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【ロシアと中国は合同海軍演習を開始した】
2012年4月23日

ロシアと中国は、4月22日に合同海軍演習「海洋協同-2012」を開始する。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。

演習の目的は、合同防衛組織の課題を仕上げ、協同でアジア太平洋地域の安全保障を提供する事にある。
山東省沿岸沖の黄海で演習は実施される。

演習は2段階に分けて行われ、4月27日に完了する。
ロシア海軍と中国人民解放軍海軍は、第1段階で司令部及び艦艇部隊の基礎訓練の課題を仕上げる。
第2段階で演習参加部隊は、特別指定海域において一連の機動演習~共同対空防衛演習や捜索救助作業を実施する。

ロシア国防省は、ロシア海軍及び中国海軍艦艇間の連携行動にはロシア語が使用される事を強調した。

ロシア側から演習に参加するのは、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・トリブツ」、支援船SB-522及び他の船である。
同時に、中国のテレビ局は、この演習にロシア側は4隻の戦闘艦が参加すると伝えた。
中国側は、この演習に2隻の潜水艦と16隻の軍用船を参加させる。

ロシアと中国は、定期的に合同海軍演習を実施している。
最初の大規模なロシア-中国海洋演習は、2005年に実施された。


『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【ロシア艦艇は中国海軍との演習の為、黄海へ出る】
モスクワ、4月23日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍艦艇支隊は、中国海軍との合同演習「海洋協同-2012」の為、中国のチンタオ港から黄海へ出発する準備を進める。
月曜日、ロシア国防省の海軍部門の公式代理人は発表した。

「ロシア戦闘艦艇は、4月24日午後にチンタオ港を去り、指定演習海域へ向かいます」
代理人は述べた。

月曜日、演習準備の最終段階の一環として中国海軍総司令官の呉勝利大将は、ロシア側の演習指揮官レオニード・スハーノフ少将と会った。
彼らは、演習時の実地行動における問題を討議する為、ロシア艦~親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」~を訪れる。

更にロシア国防省代理人は、点検の為、日曜日に合同指揮演習が行われ、ロシア艦の兵器と機器は通常モードで動作しており、乗組員は中国艦艇との合同行動の準備が整っている事が示されたと述べた。

演習「海洋協同-2012」は、ロシア-中国の関係強化、戦略的パートナーシップ及び両国軍の連携の発展の為に実施される。
ロシアおよび中国の20隻以上の艦艇及び支援船が参加する。

演習終了後の4月26日、ロシア艦艇は中国海軍と共に海上パレードへ参加するだろう。
(2012年4月23日5時17分配信)


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュース
2012年12月23日13時30分配信
【黄海で中国-ロシア合同演習「海洋協同-2012」は開始される】
1:20から出ている士官はロシア太平洋艦隊艦艇支隊指揮官セルゲイ・ジューガ1等海佐です。

【中露海上軍事演習正式開始】
写真4枚目はロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スーハノフ少将です。

【中国軍将兵はロケット巡洋艦「ワリャーグ」を見学した】

【中露海上連合軍事演習】



[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加するロシア海軍艦艇は、この7隻です。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37
海洋曳航船SB-522



中国海軍の参加艦艇については、ここが詳しいです。
『代表のぼやき』より。
【中ロ共同演習、ソブレメンヌイ級2隻も参加!!】

中国海軍ソブレメンヌイ型駆逐艦2隻も参加するとの事です。

駆逐艦「福州」(旧「アレクサンドル・ネフスキー」、プロジェクト956E)
12-0423a

駆逐艦「泰州」(プロジェクト956EM)
12-0423b

ロシア太平洋艦隊艦艇はチンタオに到着した

4月15日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦艇は、ウラジオストク周辺の閉鎖行政地域フォーキノ市ストレロク湾を出港しました。
[太平洋艦隊艦艇は黄海へ向かった]

4月18日、朝鮮海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊艦艇は「朝鮮海峡」を通過する]

そして4月21日、艦艇部隊は中国チンタオに到着しました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【太平洋艦隊艦艇は、合同海軍演習の為、中国へ到着した】
ウラジオストク、4月21日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア-中国合同演習「海洋協同-2012」に参加する太平洋艦隊艦艇支隊は、土曜日に中国チンタオ港へ到着した。
太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

大規模演習「海洋協同-2012」は、 黄海で4月22日から29日まで実施される。
ロシア連邦および中国の20隻以上の艦艇及び支援船が参加する。

「親衛ロケット巡洋艦ワリャーグに率いられ、大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ 、アドミラル・ヴィノグラードフ、アドミラル・トリブツ、給油船ペチェンガと2隻の曳船で構成される太平洋艦隊艦艇支隊は、土曜日に中国のチンタオ港へ係留されました。
各員は、ホストシップと個別に会合しました。
歓迎式典は、各々の桟橋で開催されました」

代理人は述べた。

彼は、土曜日に太平洋艦隊将兵が軍当局および外交団を表敬すると付け加えた。
日曜日、ロシア海軍将兵は、中国海軍の祭日行事に参加する。

演習計画においては、両国海軍の異なる種類の部隊の連携、海賊対処及びテロリスト対処というテーマを含む様々なシナリオが提供されると報じられた。
艦艇は洋上補給訓練を行ない、強度に危険な海域における連携、異なる種類の兵器による海洋及び空中目標への攻撃、遭難船の救助を行なう。

更にロシア及び中国海軍将兵は、ソマリア海賊が活動しているアデン湾における船舶保護に関し豊富な経験を有しており、共同での船団の護送および乗っ取られた船舶の解放で、自身の技量を発揮する。

ロシア-中国海軍合同演習には、ロシア側から3隻の大型対潜艦(「アドミラル・トリブツ」、「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」)、給油船「ペチェンガ」、曳船MB-37、SB-522が参加する。
艦の上空は艦上配置ヘリコプターKa-27がカバーし、艦隊海軍歩兵から分離した特殊作戦分隊が乗り組んでいる。
支隊を率いるのは艦隊旗艦-親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」である。
太平洋艦隊の多数の対潜艦の参加は、中国側が潜水艦を集結させているという事実に起因する。

演習「海洋協同-2012」は、ロシア-中国の関係強化、戦略的パートナーシップ及び両国軍の連携の発展の為に実施される。
(2012年4月21日08時22分配信)


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより。
2012年4月20日22時30分配信
【太平洋艦隊艦艇支隊は、中国沿岸に近づいている】


[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]


ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加するロシア海軍艦艇は、この7隻です。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37
海洋曳航船SB-522


この内、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、給油船「ペチェンガ」、海洋曳航船MB-37アデン湾海賊対処任務を終えて戻ってくる途中での参加です。
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加する]

ロシア海軍士官団はチンタオに到着した

4月15日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦艇は、ウラジオストク周辺の閉鎖行政地域フォーキノ市ストレロク湾を出港しました。
[太平洋艦隊艦艇は黄海へ向かった]

[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

この演習を指揮する為、ロシア海軍総司令部から派遣された総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将率いる士官団が中国チンタオに到着しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
2012年4月18日13時33分配信
ロシア連邦国防省・広報サービス・情報管理部発表
【ロシア海軍士官グループは、指導演習「海洋協同-2012」へ参加する為に中国へ到着した】

今日4月18日、中華人民共和国チンタオに、ロシア海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将率いるロシア海軍士官グループが到着した。

レオニード・スハーノフ少将は、黄海エリアで4月22日から27日に掛けて行なわれるロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」のロシア側の指導を担当する。

演習期間中、チンタオ港に置かれるロシア連邦海軍及び中華人民共和国海軍の代表によるロシア-中国司令部及び合同参謀部が海洋戦力を合同指導する。

4月19日から22日の訓練段階において、演習合同指導部は、合同参謀部とロシア海軍及び中国海軍の戦闘艦艇支隊指揮官の任務を割り当てる。
この期間に、ロシア海軍及び中国海軍の戦闘艦艇支隊の合同参謀部及び指揮所は通信訓練を行なう。
演習「海洋協同-2012」の公式言語にはロシア語が認可されている。

現在、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」に率いられ、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、支援船「SB-522」で構成され、演習海域へ向かう太平洋艦隊戦闘艦艇支隊は、日本海の南端に居る。
艦の兵器及び機器設備は正常モードで機能しており、乗組員には航行当直が割り当てられる。

4月19日、艦艇支隊にはアデン湾から戻ってきた大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、給油船「ペチェンガ」、曳船「MB-37」が加わるだろう。
彼らもロシア-中国海軍演習「海洋協同-2012」に参加する。

ロシア太平洋艦隊艦艇は「朝鮮海峡」を通過する

4月15日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦艇は、ウラジオストク周辺の閉鎖行政地域フォーキノ市のストレロク湾を出港しました。
[太平洋艦隊艦艇は黄海へ向かった]

[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

本日4月18日、演習参加部隊は、朝鮮海峡(対馬海峡)を通過します。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
2012年4月18日09時26分配信
ロシア連邦軍・東方軍管区(太平洋艦隊)発表
【太平洋艦隊艦艇支隊は朝鮮海峡を通過する】

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」に率いられ、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、曳船「SB-522」で構成され、セルゲイ・ジューガ1等海佐が指揮する太平洋艦隊艦艇支隊中国へ向かっている。

航海中に艦艇乗組員は機動演習任務を仕上げ、指揮構成を再編成する。
航空グループの空中、水上及び水中環境における探査訓練の為、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」艦上からヘリコプターKa-27は飛び立った。

夜ごと日ごとに太平洋艦隊海軍歩兵部隊戦闘員は水中工作行動に対する警戒を行なう。
しかし、それは演習を実施する艦の努力や戦闘能力へは影響しない。

今日、支隊は朝鮮海峡を通過して東シナ海へ出る。
明日、申し合わせた場所において、アデン湾から戻ってきた大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、給油船「ペチェンガ」、曳船「MB-37」が参加する。
その後、艦艇グループが構成され、青島(チンタオ)へ進路を取る。

4月22日から27日に、太平洋艦隊将兵は、ロシア-中国海軍演習「海洋協同-2012」に参加する事が想い起される。
演習計画においては、両国海軍の異なる種類の部隊の連携、海賊対処及びテロリスト対処というテーマを含む様々なシナリオが提供される。


記事中の「朝鮮海峡」Корейский проливは、日本側名称「対馬海峡」の事です。
12-0418a

今日(4月18日)、「朝鮮海峡」を通過するのは、この4隻です。

<太平洋艦隊演習参加部隊>
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
011a

大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
543a

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
572a

海洋曳航船SB-522


そして明日(4月19日)、アデン湾海賊対処任務を終えて戻って来たこの3隻が合流します。
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加する]

<太平洋艦隊第7次アデン湾海賊対処部隊>
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
564a

給油船「ペチェンガ」
海洋曳航船MB-37


この両隊は東シナ海で合流し、黄海沿岸の青島(チンタオ)へ向かいます。

ロシア海軍の戦闘艦艇朝鮮海峡(ツシマ海峡)を通過すれば、『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』で発表されるのが通例となっております。
【防衛省統合幕僚監部・報道発表資料】

同サイトに掲載されるのは4月19日以降になるでしょう。
この場合は「スラヴァ級ミサイル巡洋艦1隻、ウダロイI級ミサイル駆逐艦2隻、ゴーリン級航洋曳船1隻が対馬海峡を通過」と記されるでしょう。

太平洋艦隊艦艇は黄海へ向かった

4月15日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦艇は、ウラジオストク周辺の閉鎖行政地域フォーキノ市ストレロク湾を出港しました。
[ロシア太平洋艦隊主力部隊は中国へ向かった]
[ロシア太平洋艦隊艦艇はロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加する為に出港する]


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
2012年4月16日12時51分配信
【太平洋艦隊艦艇は黄海へ進路を取った】

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、曳船「SB-522」で構成される太平洋艦隊艦艇支隊は、母基地を去り、黄海へ進路を取った。
アデン湾から戻ってくる大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、給油船「ペチェンガ」、曳船「MB-37」も参加する。

4月22日から27日、黄海では、ロシア-中国合同演習「海洋協同-2012」の活動段階に入る。
太平洋艦隊将兵は、今年の最初で最高の試練~外国の同僚と海洋における特殊な技量の証明~に遭遇する。

ストレロク湾の桟橋で、ロシア海軍将兵は、太平洋艦隊司令部、ロシア正教会、フォーキノ市管理部、退役将兵組織の代表に見送られた。
沿海地方異種兵力小艦隊司令官ヴィクトル・ソコロフ少将は、海軍将兵が与えられた任務を成功裏に果たし、演習においてアンドレイ旗を立派に示す事を希望すると述べた。

太平洋艦隊艦艇は、上海協力機構の後援下で2005年に中国で行なわれたロシア-中国合同演習「平和使命-2005」に参加して以来である事は注目される。

今度の演習では、両国海軍の連携行動による海賊対処およびテロリスト対処をテーマとする異なるシナリオが提供される。
祖国の海岸へのロシア艦艇の帰還は、5月初頭になる。


これまでのロシア通信社ノーボスチの記事と、国防省公式サイトの記事で、演習参加艦艇が一部食い違っています。

具体的に言うと、ロシア通信社ノーボスチの記事では、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を含む4隻の大型対潜艦が演習に参加する事になっていますが、国防省公式サイトの記事では、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を除く3隻の大型対潜艦が演習に参加する事になっています。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
12-0416e

どちらが正しいのかは、この部隊がツシマ海峡を通過する時(おそらくは4月18日頃)に判明するでしょう。
ツシマ海峡を通過すれば、日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトで発表されるでしょうから。