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ロシア海軍北方艦隊の小型ロケット艦ラッスヴェートはバレンツ海で戦闘訓練を開始した

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『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2023年6月15日22時22分配信
【北方艦隊の小型ロケット艦「ラッスヴェート」は戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した】

北方艦隊コラ多種戦力小艦隊小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、バレンツ海で行なわれる計画戦闘訓練任務へ取り組む。
6月15日に艦隊広報サービスはロシア国防省の公式インターネットポータルで発表した。

数日前、小型ロケット艦「ラッスヴェート」の乗組員は艦の海上へ出航準備に従事した。
6月15日、艦はバレンツ海へ出航した。

錬成任務K-2の枠組みで、幾つかの艦内演習が行なわれる。
実施される演習には、意図された単艦行動での演習が含まれる。
これに加え、艦載砲による様々な戦闘訓練が計画されている。

プロジェクト 1234.1小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、近海ゾーンで潜在敵の戦闘艦と戦う為に意図されている事が想い起こされる。
艦は武装として6基の有翼対艦ミサイル、高射ミサイル複合体「オサー-MA」、そして砲塔AK-176及びAK-630、電波電子兵装を有する。



プロジェクト1234.1小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の沿海造船工場(現アルマーズ造船所)で1987年6月1日に起工され、1988年8月2日に進水し、1988年12月31日にソヴィエト連邦海軍へ納入され、1989年3月1日に就役し、北方艦隊へ編入されました。
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1989年6月にロシア内陸水路経由でバルト海から白海へ回航され、当初はグラニトヌイ(ドルガヤ・ザーパドナヤ湾)に駐留する第55ロケット艦旅団第292小型ロケット艦大隊へ編入されました。
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後にリーナハマリ(ペチェンガ湾)第294小型ロケット艦大隊へ転属しました。
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1994年に第55ロケット艦旅団は解隊され、第7水域保護艦旅団第108独立小型ロケット艦大隊へ編入され、ポリャールヌイへ移転しました。
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1995年4月4日には初めて対艦ミサイル「マラヒート」6基を一斉発射しました。

1995年4月30日にはマーリ・オレニ島南方(マーリ・オレニ海峡)から同島を横切って対艦ミサイルを発射しました。
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1999年6月にロシア西部(バルト海)で実施された戦略演習『ザーパド-99』小型ロケット艦「アイスベルク」と共に参加しました。

2005年2月14日以降は有限会社『科学生産合同プロマトヴトマチカ』(クラスノダール市)の後援を受けています。

なお、所属部隊の第7水域保護艦旅団は2013年2月23日付で親衛称号を授与され「ペチェンガ赤旗・第7親衛水域保護艦旅団」となっています。

現在、北方艦隊で現役に留まっているプロジェクト1234.1小型ロケット艦は、「ラッスヴェート」1隻のみとなっています。
[ロシア海軍北方艦隊の小型ロケット艦ラッスヴェートはバレンツ海で砲撃訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の小型ロケット艦ラッスヴェートはバレンツ海で演習を行なう]http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-8000.html


プロジェクト12341小型ロケット艦は1977年~1992年に合計20隻が就役しましたが、現在、ロシア海軍で稼働状態に在るのは7隻です。
(他に2隻が予備役)

北方艦隊「ラッスヴェート」(1989年就役)
バルト艦隊「ズイビ」(1989年就役)、「ゲイゼル」(1990年就役)、「パッサート」(1991年就役)、「リヴェン」(1992年就役)
太平洋艦隊「スメルチ」(1985年就役)、「イネイ」(1988年就役)
「モローズ」(1990年就役)と「ラズリーフ」(1992年就役)は2021年末までに予備役編入
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ロシア海軍北方艦隊の小型ロケット艦ラッスヴェートはバレンツ海で演習を行なう

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年4月4日8時31分配信
【小型ロケット艦「ラッスヴェート」はバレンツ海で射撃を実施した】

北方艦隊のコラ多種戦力小艦隊の小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、計画戦闘訓練任務へ取り組む為、バレンツ海へ出航した。

ロシア連邦国防省が伝えたように、数日前に小型ロケット艦の乗組員は、基地での艦の準備に関連する問題へ取り組み、海上への出航の許可を得た。

軍当局は、艦の乗組員には、戦闘及び日常活動の組織化、錬成任務K-2(海上での艦の意図された単独行動)の要素の枠組みにおける一連の艦内演習が待ち受けていると通知した。

今回の海上への出航中、艦載砲を使用する様々な戦闘訓練の実行が計画されていると国防省は付け加えた。

プロジェクト12341小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、1991年3月から勤務に就いている。
このタイプの小型ロケット艦は、閉海及び近隣海洋ゾーンで潜在敵の戦闘艦と戦う為に意図されている。

小型ロケット艦の全長-59.3メートル、幅-11.8 メートル、満載排水量-730 トン。
最大速力-34ノット。乗組員-64名、自立航行期間-10日間。
艦は76mm砲及び30mm砲に加え、2基の発射装置KT-120型の6隻の有翼対艦ミサイルP-120「マラヒート」自衛高射ミサイル複合体「オサー-M」で武装する。



プロジェクト1234.1小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の沿海造船工場(現アルマーズ造船所)で1987年6月1日に起工され、1988年8月2日に進水し、1988年12月31日にソヴィエト連邦海軍へ納入され、1989年3月1日に就役し、北方艦隊へ編入されました。
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1989年6月にロシア内陸水路経由でバルト海から白海へ回航され、当初はグラニトヌイ(ドルガヤ・ザーパドナヤ湾)に駐留する第55ロケット艦旅団第292小型ロケット艦大隊へ編入されました。
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後にリーナハマリ(ペチェンガ湾)第294小型ロケット艦大隊へ転属しました。
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1994年に第55ロケット艦旅団は解隊され、第7水域保護艦旅団第108独立小型ロケット艦大隊へ編入され、ポリャールヌイへ移転しました。
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1995年4月4日には初めて対艦ミサイル「マラヒート」6基を一斉発射しました。

1995年4月30日にはマーリ・オレニ島南方(マーリ・オレニ海峡)から同島を横切って対艦ミサイルを発射しました。
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1999年6月にロシア西部(バルト海)で実施された戦略演習『ザーパド-99』小型ロケット艦「アイスベルク」と共に参加しました。

2005年2月14日以降は有限会社『科学生産合同プロマトヴトマチカ』(クラスノダール市)の後援を受けています。

なお、所属部隊の第7水域保護艦旅団は2013年2月23日付で親衛称号を授与され「ペチェンガ赤旗・第7親衛水域保護艦旅団」となっています。

現在、北方艦隊で現役に留まっているプロジェクト1234.1小型ロケット艦は、「ラッスヴェート」1隻のみとなっています。
[ロシア海軍北方艦隊の小型ロケット艦ラッスヴェートはバレンツ海で砲撃訓練を実施した]


プロジェクト12341小型ロケット艦は1977年~1992年に合計20隻が就役しましたが、現在、ロシア海軍で稼働状態に在るのは7隻です。
(他に2隻が予備役)

北方艦隊「ラッスヴェート」(1989年就役)
バルト艦隊「ズイビ」(1989年就役)、「ゲイゼル」(1990年就役)、「パッサート」(1991年就役)、「リヴェン」(1992年就役)
太平洋艦隊「スメルチ」(1985年就役)、「イネイ」(1988年就役)
「モローズ」(1990年就役)と「ラズリーフ」(1992年就役)は2021年末までに予備役編入

ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦パッサートはバルト海で実弾射撃演習を実施した

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『KORABEL.RU』より
2023年3月2日18時47分配信
【小型ロケット艦「パッサート」はバルト海で練習射撃を実施した】

小型ロケット艦「パッサート」バルト海エリアで複合砲撃を実施した。
戦闘訓練実行中の安全要件の保障は、バルト艦隊水上艦及び支援船により行なわれた。

錬成任務遂行の枠組みでバルチースク海軍基地小型ロケット艦「パッサート」は、バルト海で仮想敵空中攻撃手段の攻撃の撃退及び海上目標への砲打撃の任務へ取り組んだ。

艦の乗組員は、空中目標及びカリーニングラード州タラン岬152mm師団自走砲「アカーツィヤ」から射出された特殊照明弾に対し、艦載砲複合体AK-630及びAK-176からの実弾射撃を行なった。
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更に艦の乗組員は、仮想敵戦闘艦を模した海上盾船への砲射撃を実施した。
これに加え艦の乗組員は、仮想敵揚陸艦支隊を模した標的へのミサイル複合体「マラヒート」の電子ミサイル発射を行なったと国防省広報サービスは伝えた。



プロジェクト12341小型ロケット艦「パッサート」(570)は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の沿海造船工場(現・造船商会『アルマーズ』)で1988年5月25日に起工され、1990年6月13日に進水、1990年12月6日に海軍へ納入されました。
1991年3月14日にバルト艦隊へ編入されました。

1999年5月にスウェーデンカールスクルーナ、2006年7月末~8月初頭にドイツブレーメンヴァーネミュンデ、2007年7月にネーデルラントフリシンゲンを訪問しました。

2008年6月末には同型艦「ズイビ」(560)と共にベルギーブルージュ(ゼーブルッヘ)を訪問しました。
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2013年にはオーバーホールが行なわれ、2015年には寿命延長工事が行なわれました。

2022年1月下旬にバルト海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の20隻の艦艇はバルト海で演習を行なう]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦3隻はカリーニングラード州沖で対空射撃訓練を実施した]

2022年6月末と12月下旬には同型艦「リヴェン」と共に砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦パッサートとリヴェンはバルト海で砲撃訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で実弾射撃訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の5隻の小型ロケット艦及びロケット艇はバルト海で対空実弾射撃訓練を実施した]

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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2022年9月下旬にバルト海で実施された大規模演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の15隻以上の艦船はバルト海で演習を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で演習を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で砲撃訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で対空射撃訓練を実施した]

11月中旬と11月末にもバルト海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で対空実弾射撃訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で海上砲撃戦闘訓練を実施した]

12月5日にバルト海へ出航し、戦闘演習を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の巡航ミサイル「カリブル」搭載小型ロケット艦5隻はバルト海で戦闘演習を実施する]

12月6日には対空射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の10隻の小型ロケット艦及びロケット艇はバルト海で実弾射撃訓練を実施した]

2023年2月16日には対水上砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとパッサートはバルト海で海上砲撃戦闘訓練を実施した]

3月2日にバルト海で実弾射撃演習を行ないました。


プロジェクト12341小型ロケット艦は1977年~1992年に合計20隻が就役しましたが、現在、ロシア海軍で稼働状態に在るのは7隻です。
(他に2隻が予備役)

北方艦隊「ラッスヴェート」(1989年就役)
バルト艦隊「ズイビ」(1989年就役)、「ゲイゼル」(1990年就役)、「パッサート」(1991年就役)、「リヴェン」(1992年就役)
太平洋艦隊「スメルチ」(1985年就役)、「イネイ」(1988年就役)
「モローズ」(1990年就役)と「ラズリーフ」(1992年就役)は2021年末までに予備役編入

ロシア海軍北方艦隊の小型ロケット艦ラッスヴェートはバレンツ海で砲撃訓練を実施した

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2023年2月4日15時12分配信
【北方艦隊のロケット艦はバレンツ海で砲射撃を実行した】
モスクワ、2月4日、インテルファクス

小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、バレンツ海での演習中に砲複合体から海上及び空中の目標を「破壊」した。
北方艦隊広報サービスは発表した。

「北方艦隊のコラ多種戦力小艦隊の小型ロケット艦"ラッスヴェート"は、海上及び空中の目標への砲複合体による複合砲射撃を実行しました」
声明では、こう述べられた。

軍によると、艦載砲複合体AK-176及びAK-630の要員は、低高度からの敵の空中攻撃手段の攻撃の撃退へ取り組んだ。

「小型ロケット艦の乗組員は、接近する仮想敵水上艦を模した海上目標への一連の射撃を実施しました」
艦隊は伝えた。

プロジェクト1234.1小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、内海及び近海ゾーンでの戦闘の為に意図されている。
兵装として6基の有翼対艦ミサイル「マラヒート」、砲装置AK-176及びAK-630、高射ミサイル複合体「オサー-MA」、更には電波電子兵装を持つ。



プロジェクト1234.1小型ロケット艦「ラッスヴェート」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の沿海造船工場(現アルマーズ造船所)で1987年6月1日に起工され、1988年8月2日に進水し、1988年12月31日にソヴィエト連邦海軍へ納入され、1989年3月1日に就役し、北方艦隊へ編入されました。
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1989年6月にロシア内陸水路経由でバルト海から白海へ回航され、当初はグラニトヌイ(ドルガヤ・ザーパドナヤ湾)に駐留する第55ロケット艦旅団第292小型ロケット艦大隊へ編入されました。
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後にリーナハマリ(ペチェンガ湾)第294小型ロケット艦大隊へ転属しました。
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1994年に第55ロケット艦旅団は解隊され、第7水域保護艦旅団第108独立小型ロケット艦大隊へ編入され、ポリャールヌイへ移転しました。
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1995年4月4日には初めて対艦ミサイル「マラヒート」6基を一斉発射しました。

1995年4月30日にはマーリ・オレニ島南方(マーリ・オレニ海峡)から同島を横切って対艦ミサイルを発射しました。
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1999年6月にロシア西部(バルト海)で実施された戦略演習『ザーパド-99』小型ロケット艦「アイスベルク」と共に参加しました。

2005年2月14日以降は有限会社『科学生産合同プロマトヴトマチカ』(クラスノダール市)の後援を受けています。

なお、所属部隊の第7水域保護艦旅団は2013年2月23日付で親衛称号を授与され「ペチェンガ赤旗・第7親衛水域保護艦旅団」となっています。

現在、北方艦隊で現役に留まっているプロジェクト1234.1小型ロケット艦は、「ラッスヴェート」1隻のみとなっています。

ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦パッサートとリヴェンはバルト海で砲撃訓練を実施した

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『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年6月30日16時41分配信
【ロシア艦はバルト海で実地射撃を伴う演習を実施した】
モスクワ、6月30日、インテルファクス

ロシア艦は実地砲射撃を伴うバルト海の演習へ取り組み、仮想敵空中攻撃手段の攻撃を撃退した。
ロシア連邦バルト艦隊は木曜日に発表した。

「砲撃の実行中、全ての安全の基準と必要条件は厳密に守られました。
その戦闘訓練中の保障は、バルト艦隊の水上艦と支援船により行なわれました」

艦隊広報サービスは述べた。

艦隊によると、バルト艦隊海上射爆場小型ロケット艦「パッサート」「リヴェン」は仮想敵空中攻撃手段を撃退する為の複合訓練活動を実施した。
「艦の乗組員は、カリーニングラード州のタラン岬の152mm師団自走榴弾砲アカツィヤから発射された模擬空中目標と特殊照明砲弾へ、艦載砲複合体AK-630及びAK-176から実地射撃を行ないました」
バルト艦隊
は伝えた。

「更に海上で艦の乗組員は、仮想敵戦闘艦を模した海上盾への砲射撃を実行しました」
広報サービスの声明では、こう述べられた。

バルト艦隊は、バルト海におけるロシア海軍の作戦-戦略統合部隊である。
主要駐留所はバルチースク(カリーニングラード州)クロンシュタット(レニングラード州)である。

2016年、バルト艦隊の一員としてカリーニングラード州第11軍団が形成された事が公式に発表された。
新たな自動車化射撃師団による軍団の強化が最近に公式発表された。
ロシア軍は、新たな師団は、ロシア境界線におけるNATOの積極的な活動の増加への回答であると言った。

2018年5月、カリーニングラード州ロケット旅団「トーチカ-U」は、作戦-戦術複合体「イスカンデル-M」へ再武装されたと公式に発表された。

カリーニングラード州ロシア軍は、最新の沿岸ミサイル複合体「バル」「バスチオン」、そして更には遠距離動作対空防衛システムS-400「トリウムフ」(コンツェルン『アルマーズ^アンテイ』)を有している。

2021年5月、ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、ロシアバルト艦隊が新たなディーゼル潜水艦を受け取ると述べた。



プロジェクト12341小型ロケット艦「パッサート」(570)は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の沿海造船工場(現・造船商会『アルマーズ』)で1988年5月25日に起工され、1990年6月13日に進水、1990年12月6日に海軍へ納入されました。
1991年3月14日にバルト艦隊へ編入されました。

1999年5月にスウェーデンカールスクルーナ、2006年7月末~8月初頭にドイツブレーメンヴァーネミュンデ、2007年7月にネーデルラントフリシンゲンを訪問しました。

2008年6月末には同型艦「ズイビ」(560)と共にベルギーブルージュ(ゼーブルッヘ)を訪問しました。
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2013年にはオーバーホールが行なわれ、2015年には寿命延長工事が行なわれました。


プロジェクト12341小型ロケット艦最終艦「リヴェン」(551)は、レニングラード沿海造船工場で1988年9月28日に起工され、1991年5月8日に進水し、1991年10月25日に海軍へ納入されました。
1992年2月11日にバルト艦隊へ編入されました。

1999年5月には「パッサート」と共にスウェーデンカールスクルーナを訪問しました。

2015年には寿命延長工事が行なわれました。

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現在は2隻ともバルチースクに駐留する第36ロケット艇旅団第106小型ロケット艦大隊に所属しています。


プロジェクト12341小型ロケット艦は1977年~1992年に合計20隻が就役しましたが、現在、ロシア海軍で稼働状態に在るのは7隻です。
(他に2隻が予備役)

北方艦隊「ラッスヴェート」(1989年就役)
バルト艦隊「ズイビ」(1989年就役)、「ゲイゼル」(1990年就役)、「パッサート」(1991年就役)、「リヴェン」(1992年就役)
太平洋艦隊「スメルチ」(1985年就役)、「イネイ」(1988年就役)
「モローズ」(1990年就役)と「ラズリーフ」(1992年就役)は2021年末までに予備役編入

ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチとラズリーフは1ヶ月以上の洋上行動を終えてペトロパブロフスク・カムチャツキーへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2021年8月5日6時30分配信
【太平洋艦隊打撃艦グループは太平洋での戦闘勤務の後に駐留所へ戻った】

ロシア北東軍集団水域保護艦連合部隊からの打撃艦グループは、太平洋で戦闘任務を遂行した後に駐留所へ戻った。

小型ロケット艦「スメルチ」「ラズリーフ」は、艦の間の連携の為の計画航海任務を遂行し、仮想空中敵の攻撃を撃退し、砲撃戦を行ない、そして更に太平洋の指定海域の哨戒中にミサイル攻撃から離脱する演習へ取り組んだ。

戦闘勤務中に打撃艦グループは、太平洋艦隊海上航空隊航空機と様々な演習を行ない、航海戦闘班の専門家は、駐留所から遠く離れた大洋ゾーンの航行海域を調査した。

艦は1ヶ月以上航海に在り、この間に乗組員は海上技量の水準を上げ、長期航海中の艦のユニットおよび機構を操作する経験を得た。

補給物資と食料を補充した後、小型ロケット艦「スメルチ」「ラズリーフ」の乗組員は、戦闘訓練計画に沿って任務の遂行を続ける。



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プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」(423)は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1985年3月4日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。

2017年からペトロパヴロフスク・カムチャツキー『北東修理センター』で近代化改装工事を行ない、対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
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2019年10月3日に復帰しました。
[近代化改装された小型ロケット艦スメルチはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


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プロジェクト12341小型ロケット艦「ラズリーフ」(450)は、1986年11月1日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1991年8月24日に進水し、1992年2月11日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。


2021年6月4日、この2隻は小型対潜艦2隻と共にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、カムチャツカ半島沖で演習を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で演習を行なった]

6月9日には対空・対水上戦闘訓練を実施しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で対空・対水上戦闘訓練を実施した]


その後、「スメルチ」「ラズリーフ」は6月末頃にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、太平洋上で1ヶ月間以上に渡り洋上行動を行ないました。

8月5日にペトロパブロフスク・カムチャツキーへ帰投しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦イネイはピョートル大帝湾で戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年3月15日8時47分配信
【太平洋艦隊の小型ロケット艦「イネイ」は日本海でミサイル及び砲の射撃を実施した】

太平洋艦隊の艦は、海上で計画戦闘演習任務への取り組みを継続している。

本日(3月15日)、ピョートル大帝湾で、小型ロケット艦「イネイ」は仮想敵水上及び空中目標との戦闘演習を行なった。

戦闘訓練射爆場で小型ロケット艦は、水上艦を模した海上曳航盾への砲射撃を実施した。
更に艦載砲は、空中標的の撃破及び海上浮遊機雷模型の破壊の為に関わった。

次に、模擬空中目標への攻撃の為、艦は自衛高射ミサイル複合体「オサー」を使用した。
小型ロケット艦は、演習の最初の部分で空中の仮想敵へのミサイル発射を実施し、その後、海上目標への高射ミサイル発射を実施した。
更に艦は、電波電子妨害の設定を行なった。

小型ロケット艦の行動は、海上曳船MB-99により保障された。
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太平洋艦隊向けのプロジェクト12341小型ロケット艦の2隻目となる「イネイ」は、『ウラジオストク造船工場』で1983年7月6日に起工され、1986年10月5日に進水し、1988年2月19日に就役しました。

就役後、カムチャッカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に配備されました。
現在は北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊に所属しています。
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普段はペトロパヴロフスク・カムチャツキーに駐留している「イネイ」ですが、時々日本海(沿海地方)へ派遣されています。
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2012年7月初頭には宗谷海峡を東進し、日本海へ入っています。
[ロシア太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡を東進(2012年7月1日)]

2012年11月初頭にはオホーツク海対艦ミサイルを発射しました。
[オホーツク海で対艦ミサイル発射訓練が行なわれた]

2013年8月中旬にカムチャツカ沖で演習を行ないました。
[カムチャツカ駐留部隊は戦闘演習を行なう]

2015年7月にはオホーツク海太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」を含む大型水上艦との「対戦」方式の戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の『決闘』演習がオホーツク海で行なわれた]

2018年6月上旬に日本海へ進出し、太平洋艦隊の大演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻とロケット艇2隻は日本海で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船は引き続き日本海で砲撃訓練を行なった]

2019年3月上旬にカムチャツカ沖で対艦ミサイルを発射しました。
『Korabel.Ru』より
2019年3月6日12時54分配信
【小型ロケット艦「イネイ」は有翼ミサイル打撃へ取り組んだ】

2019年9月下旬にはカムチャツカ沖で一連の洋上訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年9月25日4時5分配信
【小型ロケット艦「イネイ」は太平洋で実地戦闘訓練を行なった】

2020年3月末~4月上旬のオホーツク海での太平洋艦隊の大演習へ参加する為、3月28日に第114水域保護艦旅団の他の艦と共にペトロパヴロフスク・カムチャツキー港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の小型対潜艦4隻と小型ロケット艦4隻は演習を開始した]

2020年3月31日、演習部隊に随伴する中型海洋給油船「イリム」(1972年11月17日就役)と「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はオホーツク海で洋上補給を行なった]

2020年4月2日~8日、クリル諸島南部を含むオホーツク海南部で本格的な実弾射撃演習が行なわれました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊は2020年4月2日~8日にオホーツク海南部(クリル諸島南部)で実弾射撃演習を行なう]

「イネイ」を含むペトロパヴロフスク・カムチャツキー駐留艦は4月上旬に母港へ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊は演習を終えて基地へ戻る]

2020年12月に日本海へ進出し、最新鋭コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」の洋上試験の支援任務に従事しました。

[最新鋭コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"の洋上試験は完了し、2020年12月25日にロシア海軍へ就役する]

2021年3月5日にピョートル大帝湾で沿岸目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年3月5日8時47分配信
【小型ロケット艦「イネイ」はピョートル大帝湾で砲射撃を実施した】

3月13日からピョートル大帝湾で演習を開始しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年3月13日3時0分配信
【太平洋艦隊の艦は日本海で砲射撃を実施した】

3月15日には176mm砲30mmガトリング砲による砲撃訓練と、高射ミサイル「オサー-MA」の発射訓練を行ない、空中目標のみならず、海上目標に対しても高射ミサイルを発射しました。


太平洋艦隊所属の12341小型ロケット艦は、対艦ミサイルを換装するなどの近代化改装を行ないます。
既に1隻目の「スメルチ」は近代化改装を終えて2019年10月に復帰しています。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の3隻の小型ロケット艦は近代化改装される]

ロシア海軍北方艦隊の小型ロケット艦アイスベルクは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年1月11日18時13分配信
【北方艦隊の小型ロケット艦「アイスベルク」は戦闘演習任務へ取り組む為にバレンツ海へ出航した】

本日(1月11日)、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊小型ロケット艦「アイスベルク」は、戦闘訓練活動の枠組みにおける海上、空中、沿岸目標への砲射撃の為、バレンツ海へ出航した。

海上で艦の砲複合体AK-176及びAK-630班は、低高度の仮想敵空中攻撃手段の攻撃の撃退へ取り組む。
更に小型ロケット艦の乗組員は、海上目標への一連の射撃を行ない、仮想敵水上艦へ接近する際の砲撃船をシミュレートする。

海上目標と空中目標の破壊に加え、ミサイル-砲戦闘班は、沿岸の開かれた位置の標的への砲撃、更には海上機雷と小サイズの水上目標の破壊へ取り組む。

基地へ戻るまでに小型ロケット艦「アイスベルク」の乗組員には、艦の対水中工作防衛の一連の要素への取り組みが待ち受けており、視界が制限され、船舶航行が集中している条件下での操艦の訓練を行なう。

[参照]
プロジェクト1234.1小型ロケット艦「アイスベルク」
は、水上艦との戦闘の為に意図されている。
兵装として6基の有翼対艦ミサイル「マラヒート」、砲装置AK-176及びAK-630、高射ミサイル複合体「オサー-MA」、更には電波電子兵装複合体を持つ。



プロジェクト1234.1小型ロケット艦「アイスベルク」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の沿海造船工場(現アルマーズ造船所)で1976年11月11日に起工され、1979年4月20日に進水し、1979年9月30日に海軍へ納入され、同年12月1日に就役し、北方艦隊へ編入されました。
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1989年9月20日から1990年11月14日までロスリャコヴォ第82艦船修理工場でオーバーホールを行ないました。
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その後も北方艦隊の演習へ度々参加しており、2019年には就役40周年、2020年には就役41周年を迎えました。

現在はポリャールヌイ基地に駐留しています。
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ロシア海軍に在籍するプロジェクト1234.1小型ロケット艦の中で最古参の「アイスベルク」ですが、当面の間は現役に留まるようです。
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黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュ、ロシア海軍旗を降納して退役(2020年10月23日)

2020年10月23日、ロシア黒海艦隊第41セヴァストーポリ・ナヒーモフ勲章ロケット艇旅団第166ノヴォロシースク赤旗小型ロケット艦大隊所属(セヴァストーポリ駐留)の小型ロケット艦「ミラーシュ」で海軍旗降納式典が開催され、同艦はロシア海軍から除籍されました。
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プロジェクト12341小型ロケット艦「ミラーシュ」は、1983年8月30日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)の造船工場『アルマーズ』で起工され、1986年8月19日に進水し、同年12月30日にソ連海軍へ納入され、翌1987年2月24日に正式に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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1988、1989、1990、1991、1992、1993、1997年には海軍総司令官からミサイル発射訓練で表彰されました。

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2008年8月上旬の南オセチア紛争の際にはアブハジア方面へ派遣され、同年8月10日にはアブハジア沖グルジア海軍部隊と交戦しました。

この戦闘で「ミラーシュ」対艦ミサイル「マラヒート」を発射してグルジア警備艇「ゲオルギー・トレリ」を撃沈、その後も接近してくるグルジア海軍部隊に対し、高射ミサイル「オサー-M」を発射して戦闘艇1隻を撃破し、グルジア海軍部隊を退却させました。
8月22日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]


就役以来、ずっと黒海で行動していた「ミラーシュ」でしたが、2015年6月17日にセヴァストーポリを出航し、初めて地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは初めて地中海へ行く]

地中海東部へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の一員として同海域へ展開しました。

7月下旬にはキプロスリマソール港へ寄港しました。


8月20日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは地中海から帰投した]

2016年10月6日、再び地中海東部へ派遣されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは地中海東部(シリア沖)へ向かった]
2016年11月下旬にセヴァストーポリへ帰投しました。

その後は黒海で行動していましたが、2020年1月中旬の出航を最後に洋上へ出る事も無くなりました。
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そして2020年10月23日に除籍されました。

なお、同じく黒海艦隊に配備されていた同型艦「シチーリ」も2020年2月に除籍されています。
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ロシア海軍太平洋艦隊の3隻の小型ロケット艦は近代化改装される

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年11月7日9時20分配信
【太平洋艦隊の為に3隻の小型ロケット艦が追加で近代化される】

ロシア連邦国防省は、太平洋艦隊の為に3隻のプロジェクト1234小型ロケット艦の勤務期間を8年延長する追加の近代化の発注を計画している。
本日(11月7日)、ロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコ『北東修理センター』(ヴィリュチンスク)の訪問中に報道陣へ話した。

2019年、『北東修理センター』は最初の近代化されたプロジェクト1234.1小型ロケット艦「スメルチ」を引き渡した。

次官は、然るべき決定の採択により、このような作業には5年掛かると説明した。
彼は、近代化されたプロジェクト1234.1は、このような艦の古い兵装であるミサイル複合体「マラヒート」を最新システム「ウラン」へ交換し、発射装置は6基から16基に増加する事を想い起こした。

水上目標探知電波位置測定複合体「チタニート」は、最新のステーションKRC-27「ミネラル」に交換される。
加えて、艦には新世代砲装置AK-176MAが設置される。

「この改造により、艦の戦闘能力及び遠距離目標探知能力は、3倍以上に増加します」
アレクセイ・クリヴォルチコ
は指摘した。



太平洋艦隊の4隻のプロジェクト12341小型ロケット艦は、1980年代に『ウラジオストク造船工場』で建造されました。
「スメルチ」Смерч:1981年11月16日起工/1984年11月16日進水/1985年3月4日就役
「イネイ」Иней:1983年7月6日起工/1986年10月5日進水/1988年2月19日就役
「モローズ」Мороз:1985年2月17日起工/1989年9月23日進水/1990年2月28日就役
「ラズリーフ」Разлив:1986年11月1日起工/1991年8月24日進水/1992年2月11日就役

現在は4隻ともカムチャツカ半島ペトロパブロフスク・カムチャツキーに駐留しており、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊に所属しています。
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「スメルチ」は、対艦ミサイル「マラヒート」から「ウラン」へ換装するなどの近代化改装を行ない、2019年10月初頭に再就役しました。
[近代化改装された小型ロケット艦スメルチはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]

そして他の3隻も「スメルチ」と同様の近代化改装が行なわれる事になりました。