ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はノルウェー海と北海で長時間飛行を行なった
- カテゴリ:遠距離対潜哨戒機Tu-142

『タス通信』より
2021年3月30日3時5分配信
【ノルウェーとブリテンの戦闘機は北海上空でロシアのTu-142へ同行した】
モスクワ、3月29日/タス通信
2機のノルウェー空軍の戦闘機F-16と王立空軍の2機の戦闘機タイフーンは、ノルウェー海及び北海上空で2機のロシアの航空機Tu-142の飛行に同行した。
月曜日に北方艦隊広報サービスは報道機関へ伝えた。
広報サービスが話したように、北方艦隊の2機の遠距離対潜航空機Tu-142乗員は、北海及び北東大西洋エリア上空で計画飛行を実施した。
「航空機Tu-142の飛行は、バレンツ海、ノルウェー海、北海の中立水域上空で行なわれました。
バレンツ海上空の飛行の初期部分においては、戦闘機Su-33乗員が同行しました。
飛行は約11時間続きました」
広報サービスは話した。
「北方艦隊の対潜航空機Tu-142のノルウェー海エリア上空の飛行中、それに同行する為、ノルウェー海軍の戦闘機F-16のペアが2回空中へ上がりました。
これに加え、王立空軍の2機の戦闘機タイフーンは北海エリア上空の空域で航空機Tu-142へ同行しました」
広報サービスによると、飛行任務を完遂した後、飛行士はヴォログダ州のキペロヴォ飛行場への着陸を行なった。
「北方艦隊海上航空隊の航空機の飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施されました」
艦隊広報サービスは伝えた。
ソ連/ロシア海軍の遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。
現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊と太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ飛行場に配備されています。
キぺロヴォ飛行場



ロシア海軍航空隊のTu-142は、度々遠方海域へ進出しています。
北方艦隊のTu-142は、2016年6月初頭と2018年3月末に地中海東部へ進出しています。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Tu-142M3はシリア上空で目撃された]
[シリア上空で目撃されたロシア海軍航空隊の長距離哨戒機Tu-142M3は、地中海で警備艦アドミラル・グリゴロヴィチと合同演習を行なっていた]
[ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は地中海南東部で潜水艦探知演習を行なった]
2020年3月4日、北方艦隊の2機のTu-142がクリミア半島まで進出し、黒海艦隊航空隊と共に演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクリミア半島上空で空中給油訓練を行なった]
2020年3月8日、北方艦隊の2機のTu-142が大西洋まで進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は大西洋上空の長距離飛行を行なった]
2020年3月11日、北方艦隊の2機のTu-142は再び大西洋まで進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は再び大西洋上空の長距離飛行を行なった]
4月29日、北方艦隊の2機のTu-142は、バレンツ海、ノルウェー海、そして北海へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はバレンツ海、ノルウェー海、北海の上空を飛行した]
6月27日には、初めて北方艦隊と太平洋艦隊の合計7機のTu-142が同じ日に長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142MKは、バレンツ海及びノルウェー海、北太平洋の上空で長時間飛行を行なった]
7月3日、北方艦隊の3機のTu-142は、バレンツ海、ノルウェー海、北東大西洋で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はバレンツ海、ノルウェー海、北東大西洋で長時間飛行を行なった]
8月28日には、北方艦隊の4機のTu-142と太平洋艦隊の4機のTu-142が長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の4艦隊の航空隊は同時飛行訓練を行なった]
9月12日、北方艦隊の2機のTu-142は、バレンツ海、ノルウェー海、北海で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はバレンツ海、ノルウェー海、北海で長時間飛行を行なった]
9月17日、北方艦隊の2機のTu-142は、バレンツ海、ノルウェー海、北海、大西洋で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はバレンツ海、ノルウェー海、北海、大西洋で長時間飛行を行なった]
11月21日、北方艦隊の2機のTu-142は、北極で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北極海で長時間飛行を行なった]
11月28日~29日に掛けて北方艦隊の2機のTu-142が北極及び北東大西洋で約12時間に渡る長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北極海と北東大西洋で長時間飛行を行なった]
そして2021年3月29日、北方艦隊の2機のTu-142はノルウェー海と北海で約11時間にわたる長時間飛行を行ない、ノルウェー空軍とイギリス空軍の戦闘機が緊急発進しました。