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ロシア海軍北方艦隊航空隊は北極圏で演習を続けている


国営テレビ・ラジオ放送社『ムルマン』より
2023年4月12日21時25分配信
【ムルマンスク州上空で北方艦隊航空隊の演習が行なわれている】

北方艦隊司令官の指揮下で航空隊及び対空防衛部隊を統制する計画指揮参謀演習の任務は、この数日間、ムルマンスク州上空で取り組まれている。

離陸する一方、完全な準備態勢で順番を待つ者もいる。
早朝から深夜まで、次々と新たな地域及び座標へ飛び立っていく。

「Su-24Mは我が国の主要な戦術爆撃機です。
その特徴の1つは、非常に低い高度で最大速度で動作できる事であり、それはシリアとウクライナで現在も行なわれています。
これは指揮参謀演習の主要な機体の1つです」

特派員アンドレイ・ザイツェフは話した。

そこは、いい加減な職業意識を持つ者が居る事は出来ない場所であり、軍用機のキャビンに在る。
各々は、殆どが子供の頃から空に憧れていた。

「私は航空駐屯地で生まれ、そこに住んでいました。
常に飛行場近くに居ました。
全ての飛行機の離陸、着陸、そして飛行がどのように行われるのかを見てきました。
その過程で、私は空へ手を伸ばし、軍の飛行士となったのです」
MiG-31
の機長ドミトリーは述べた。

飛行戦術演習: Su-24MR、Su-24M、MiG-31
他の種類の航空隊航空機の援護、地上及び海上の目標への爆撃と襲撃、国境沿いの偵察、遠距離航空隊航空機の護衛、空中での燃料給油、空中攻撃の撃退、攻撃してくる航空グループの排除、空中の敵の捜索。
これは演習任務の完全なリストでは無い。
人と強力な機体は、一体である。
これは飛行士にとっては比喩的表現では無い。
到着すれば冗談を言う~「素晴らしい」、何時ものように。
空では他に方法は無い。

「任務へ上手く対処し、任務は完全に遂行し、また同様に作業を続けます」
MiG-31
航法士イワンは言った。

「私の頭の中にただ1つある事は、飛行任務の遂行です。
残りの全ての考えは、航空機の外へ出て地上に留まります。
飛行任務の遂行だけです。
これが最も重要なことです、
これが成功です」

飛行隊の航法士アンドレイは強調した。

世界状況は、訓練の密度に影響を与えなかった。
北極圏の軍事飛行士の平日と祭日は、伝統的に最も負担が高くなる。
その前には、夜間飛行が有る。



第45航空・防空軍は、北方艦隊の指揮下で北極圏の防空を担当する為、元々の北方艦隊海軍航空隊に、ロシア航空宇宙軍(空軍)から移管した航空部隊及び防空部隊を加えて2015年12月に編成されました。

[第1対空防衛師団]
ネヴェリスク-ベルリン・レーニン勲章・赤旗スヴォーロフ勲章・クトゥーゾフ・ヴォルダン・フメリニツキー第531親衛高射ミサイル連隊(ポリャールヌイ)
 高射ミサイル複合体S-400トリウムフ×12、高射ミサイル機関砲複合体パーンツィリ-S1×12

赤旗第583高射ミサイル連隊(オレネゴルスク)
 高射ミサイル複合体S-300PM×12、S-300PS×12

赤星勲章・第1528高射ミサイル連隊(セヴェロドヴィンスク)
 高射ミサイル複合体S-300PS×12

第331電波機材連隊(セヴェロモルスク)
第332電波機材連隊(アルハンゲリスク)
第223通信隊(セヴェロモルスク)
第877航空誘導所(ザポリャルヌイ)
第1539独立無線中継大隊(セヴェロモルスク)

[第3対空防衛師団]
第33高射ミサイル連隊(ノヴァヤ・ゼムリャ)
 高射ミサイル複合体S-400トリウムフ×12、S-300PM×12
ブレスト赤旗・第414親衛高射ミサイル連隊(チクシ)
 高射ミサイル複合体S-300PS×12

[航空部隊]
ヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊(モンチェゴルスク飛行場)
 高空迎撃戦闘機MiG-31×20、前線爆撃機Su-24M×12、戦術偵察機Su-24MR×12

第100独立艦上戦闘機航空連隊(セヴェロモルスク-3飛行場)
 艦上戦闘機MiG-29K、MiG-29KUB

スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊(セヴェロモルスク-3飛行場)
 艦上戦闘機Su-33多用途戦闘機Su-30SM、艦上練習機Su-25UTG

第403独立混成航空連隊(セヴェロモルスク-1飛行場)
 対潜哨戒機Il-38、Il-20RT、Il-22M、An-12、Tu-134
遠距離対潜航空機飛行隊(キペロヴォ飛行場)
 遠距離対潜哨戒機Tu-142

第830道立艦上対潜ヘリコプター連隊(セヴェロモルスク-1飛行場)
 Ka-27、Ka-29、Ka-31

第215無人飛行装置連隊(セヴェロモルスク-1飛行場)

第89独立航空編隊(タパギ飛行場)
 An-26、Mi-8MTV-5




北方艦隊の航空部隊は、2023年4月10日に北極圏で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊は北極圏で航空部隊の演習を開始した]

ロシア海軍北方艦隊の小型対潜艦スネシュノゴルスクとブレストはバレンツ海で対潜演習を開始した

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『タス通信』より
2023年4月11日19時45分配信
【北方艦隊の艦はバレンツ海の演習で「敵」潜水艦の捜索へ取り組む】
モスクワ、4月11日/タス通信

北方艦隊捜索打撃艦グループは演習へ入り、その最中にバレンツ海で仮想敵潜水艦を探す。
『タス通信』は火曜日に艦隊広報サービスより伝えられた。

「戦闘訓練計画活動の枠組みで、バレンツ海へ北方艦隊のコラ多種戦力小艦隊の捜索打撃艦グループが入りました。
グループを構成して小型対潜艦スネシュノゴルスクとブレストが行動します」

声明では、こう述べられた。
広報サービスは、捜索打撃艦グループの恒久駐留所からバレンツ海への出航の際の機雷対策は、2隻の基地掃海艦「ヤドリン」「ソロヴェツキー・ユンガ」で構成される北方艦隊コラ多種戦力小艦隊機雷掃海グループにより保障された事を指摘した。

この数日間、小型対潜艦の乗組員は、捜索打撃艦グループを構成して整然とした行動へ取り組み、そして更に、艦の全ての水中音響兵装を使用した仮想敵潜水艦の捜索と追跡の任務を遂行する。

演習は双務形式で行なわれる。
捜索打撃艦グループに対抗して行動するのは北方艦隊潜水艦の乗組員である。
演習の各段階で対潜船員は北方艦隊航空・防空軍対潜航空機及びヘリコプターの乗員と連携する。



プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-59は、ロシア内陸部の『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で1990年11月20日に起工され、1993年5月22日に進水し、1994年11月17日にロシア海軍へ就役しました。

1999年8月17日付で「スネシュノゴルスク」と命名されました。

2003年には白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)へ移転しました。

その後、ポリャールヌイ第7水域保護艦旅団第270親衛小型対潜艦大隊へ転属し、現在に至っています。
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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-194は、『ゼレノドリスク造船工場』で1987年5月11日に起工され、1988年7月30日に進水し、1988年9月27日に海軍へ納入、1988年11月9日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役し、北方艦隊へ編入されました。
1988年7月22日に「ブレストスキー・コムソモーレツ」と命名されましたが、1992年2月15日にはMPK-194へ戻され、2000年7月に「ブレスト」と命名されました。

就役後はコラ半島原潜基地グレミハに駐留していましたが、同基地の廃止後はポリャールヌイ基地へ移転しました。

2016年にはムルマンスク『第35艦船修理工場』でオーバーホールが行なわれました。


2023年4月10日に北方艦隊の航空部隊の演習が始まり、「スネシュノゴルスク」(196)と「ブレスト」(199)も参加します。
[ロシア海軍北方艦隊は北極圏で航空部隊の演習を開始した]

ロシア海軍北方艦隊は北極圏で航空部隊の演習を開始した


『タス通信』より
2023年4月11日2時9分配信
【北方艦隊は北極の危機を解決し、北方海上航路の安全を保障する演習を開始した】
モスクワ、4月10日/タス通信

艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将指揮下で約2000名が参加する航空隊及び対空防衛部隊を統制する北方艦隊の指揮参謀演習が始まった。
月曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。
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「北方艦隊の軍事指揮組織は、北極海域の危機的状況を解決する為、航空隊及び対空防衛部隊を統制する行動へ取り組みます。
演習中、北方海上航路におけるロシア連邦の海洋経済活動と海上交通線の安全保障に特別な注意が払われます」

声明では、こう述べられた。

演習は、北方艦隊の軍事指揮組織、軍部隊の年間サイクル訓練の必須部分である。
危機的状況の解決及び戦闘行動の実行における航空隊及び対空防衛部隊の使用と統制を策定する際の様々なレベルの司令部と幕僚の準備態勢の評価が計画されている。
更に、北極での合同戦闘演習任務遂行中の戦術航空グループ、対空防衛部隊の行動の正確さも点検される。

演習の様々な段階で、艦隊の艦船部隊、そして更にロシア航空宇宙軍遠距離航空隊司令部航空機との連携へ取り組む。
1800名の将兵、約85両の軍用及び特殊車両、40機の飛行装置(航空機とヘリコプター)、15隻の艦及び支援船が参加する。



第45航空・防空軍は、北方艦隊の指揮下で北極圏の防空を担当する為、元々の北方艦隊海軍航空隊に、ロシア航空宇宙軍(空軍)から移管した航空部隊及び防空部隊を加えて2015年12月に編成されました。

[第1対空防衛師団]
ネヴェリスク-ベルリン・レーニン勲章・赤旗スヴォーロフ勲章・クトゥーゾフ・ヴォルダン・フメリニツキー第531親衛高射ミサイル連隊(ポリャールヌイ)
 高射ミサイル複合体S-400トリウムフ×12、高射ミサイル機関砲複合体パーンツィリ-S1×12

赤旗第583高射ミサイル連隊(オレネゴルスク)
 高射ミサイル複合体S-300PM×12、S-300PS×12

赤星勲章・第1528高射ミサイル連隊(セヴェロドヴィンスク)
 高射ミサイル複合体S-300PS×12

第331電波機材連隊(セヴェロモルスク)
第332電波機材連隊(アルハンゲリスク)
第223通信隊(セヴェロモルスク)
第877航空誘導所(ザポリャルヌイ)
第1539独立無線中継大隊(セヴェロモルスク)

[第3対空防衛師団]
第33高射ミサイル連隊(ノヴァヤ・ゼムリャ)
 高射ミサイル複合体S-400トリウムフ×12、S-300PM×12
ブレスト赤旗・第414親衛高射ミサイル連隊(チクシ)
 高射ミサイル複合体S-300PS×12

[航空部隊]
ヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊(モンチェゴルスク飛行場)
 高空迎撃戦闘機MiG-31×20、前線爆撃機Su-24M×12、戦術偵察機Su-24MR×12

第100独立艦上戦闘機航空連隊(セヴェロモルスク-3飛行場)
 艦上戦闘機MiG-29K、MiG-29KUB

スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊(セヴェロモルスク-3飛行場)
 艦上戦闘機Su-33多用途戦闘機Su-30SM、艦上練習機Su-25UTG

第403独立混成航空連隊(セヴェロモルスク-1飛行場)
 対潜哨戒機Il-38、Il-20RT、Il-22M、An-12、Tu-134
遠距離対潜航空機飛行隊(キペロヴォ飛行場)
 遠距離対潜哨戒機Tu-142

第830道立艦上対潜ヘリコプター連隊(セヴェロモルスク-1飛行場)
 Ka-27、Ka-29、Ka-31

第215無人飛行装置連隊(セヴェロモルスク-1飛行場)

第89独立航空編隊(タパギ飛行場)
 An-26、Mi-8MTV-5

20隻の艦船が参加したロシア海軍北方艦隊の演習は完了した

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『タス通信』より
2023年3月18日22時42分配信
【北方艦隊は20隻の艦が参加した指揮参謀訓練を完了した】
タス通信、3月18日

艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフの指揮下で行なわれた指揮参謀訓練へ参加した北方艦隊の部隊は、実地行動への取り組みを完了し、恒久駐留所へ戻った。
土曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「訓練中、北方艦隊の軍事指揮組織は、海上方向からの脅威からロシア連邦の北極境界線を防護する課題を解決する枠組みにおいて、軍部隊を統制する為の行動へ取り組みました」
声明では、こう述べられた。

実際の行動中、コラ多種戦力小艦隊掃海艦グループは、捜索打撃艦グループ、潜水艦の展開を保障した。
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチノフ」コラ小艦隊対潜艦は、バレンツ海へ進入制限海域を作成する任務を遂行し、対空及び対潜防衛演習を実施し、ミサイル、砲、対潜複合体の射撃を行なった。

指揮参謀訓練の最中に艦隊の部隊は、更に、水上部隊、航空隊、沿岸ミサイル複合体「バル」及び「バスチオン」が近海ゾーンで仮想敵艦グループへ対抗する為の偵察-打撃複合体の使用へ取り組んだ。

北方艦隊の部隊統制の指揮参謀訓練の実地部門には、20隻の艦及び支援船、50両以上の戦闘及び特殊車両、5機の航空機が関わった。

20隻の艦船が参加するロシア海軍北方艦隊の演習が始まった

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2023年3月14日14時58分配信
【北方艦隊は20隻の艦船が参加する指揮参謀訓練を開始した】
モスクワ、3月14日、インテルファクス-AVN

約20隻の艦船が北方艦隊で開始された指揮参謀訓練へ参加しており、実際の射撃演習が計画されている。
艦隊広報サービスは火曜日に発表した。


「指揮参謀演習には、艦船及び潜水艦編制、航空・防空軍、沿岸部隊からの指定部隊が参加します。
合計で約50両の戦闘及び特殊車両、5機の航空機、20隻の艦及び支援船になります」

艦隊の声明では、こう述べられた。

訓練の実地部門は数日間続く。
活動は計画性を帯びている。
訓練は北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフが主導していると軍は述べた。

「多種戦力グループを構成して一連の基準行動及び戦闘訓練へ取り組み、実際の砲及びミサイル射撃の実行が計画されています」
北方艦隊
は伝えた。

「訓練中、北方艦隊の軍事指揮組織は、ロシア連邦の北極国境を護る為の戦闘演習任務を解決する際、部隊を統制する行動へ取り組みます」
声明では、こう述べられた。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で対水上砲撃戦訓練を実施した

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『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2023年2月23日0時0分配信
【北方艦隊の対潜艦は海上戦闘へ取り組んだ】

2月22日、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊大型対潜艦は戦闘訓練活動計画の枠組みにおいて、バレンツ海で複合砲射撃及び対空射撃を実施した。
ロシア国防省公式インターネットポータルで艦隊広報サービスは発表した。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」「アドミラル・レフチェンコ」の戦闘部門の要員は、仮想敵水上艦との海上戦闘実施の要素へ取り組んだ。
艦載砲複合体が使用された。
砲塔AK-100の要員は曳航海上標的で戦闘訓練を行なった。

前日の2月21日に行なわれた演習中、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員は艦載高射兵器を使用し、仮想敵有翼ミサイルを模した空中からの攻撃の撃退へ取り組んだ。
空中目標は、小型対潜艦「スネシュノゴルスク」により射出された。
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バレンツ海の戦闘訓練実施海域は、民間の船舶航行及び航空機の飛行の為に閉鎖された事が指摘された。
海上で割り当てられた任務を遂行した後、大型対潜艦は主要駐留所へ戻る。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(626、1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2022年1月26日から9月15日まで大西洋、地中海への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海遠征を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

帰投後、2022年10月末にはコラ湾艦上ヘリコプターKa-27の発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはコラ湾で艦載ヘリコプターの発着訓練を実施した]


大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(605、1988年9月30日就役)は、2015年春以降は事実上予備役になっていましたが、2021年初頭からオーバーホールを行なって2022年5月下旬に現役復帰し、2022年8月10日から10月10日まで北極海への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はセヴェロモルスクへ帰投した]

帰投後の11月16日にはコラ湾艦載ヘリコプターKa-27の発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはコラ湾とバレンツ海で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]

その後、バレンツ海Ka-27の発着艦訓練や潜水艦捜索訓練などの演習を行なった後、11月19日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはバレンツ海で戦闘演習を実施した後にセヴェロモルスク基地へ帰投した]

2023年1月27日にバレンツ海へ出航して戦闘訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはバレンツ海で戦闘訓練を実施する]

2月8日にもバレンツ海で対水上・対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはバレンツ海で対水上・対空戦闘訓練を実施した]

2月21日にバレンツ海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはバレンツ海で対潜戦闘演習を実施した]

2月22日には「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」も加わり、バレンツ海で対水上砲戦訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の第43ロケット艦師団はウシャコーフ勲章を授与された


『タス通信』より
2023年2月19日17時33分配信
【海軍総司令官は北方艦隊のロケット艦師団へウシャコーフ勲章を授与した】
ムルマンスク、2月18日/タス通信

ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは、ロシア海軍の最大の水上艦部隊である北方艦隊第43ロケット艦師団ウシャコーフ勲章を授与し、この勲章を授けられたロシア海軍最初の部隊となった。
式典は土曜日に北方艦隊主要基地~ムルマンスク州セヴェロモルスクで開催された。
国防省の情報・マスコミュニケーション部は発表した。
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「軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、ロシア海軍の最大の水上艦部隊である北方艦隊の赤旗第43ロケット艦師団へウシャコーフ勲章を授与しました。
ニコライ・エフメノフ大将は、自らウシャコーフ勲章とリボンを師団の旗へ付けました」

声明では、こう述べられた。

将兵を前にして海軍総司令官は、ロシアの防衛力強化への連合部隊の貢献を指摘し、そして更には様々なクラスの打撃艦重航空巡洋艦及び原子力ロケット巡洋艦、最新フリゲート高精度兵器極超音速兵器の搭載艦~に習熟する船員の優位性を強調したと国防省は付け加えた。
式典には北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフも出席した。

北方艦隊第43ロケット艦師団は、ウシャコーフ勲章を授与された海軍の最初の連合部隊となった。
その構成には、勲章を授与された艦が2隻居る~地中海での戦闘勤務の結果によりウシャコーフ勲章を授与された重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」と、ロシア海軍の現代史において初めてナヒーモフ勲章を授与された最初の艦である重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」

現在、同部隊の2隻のフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、世界の大洋で遠距離航海任務を遂行している。



ロシア北方艦隊の水上艦部隊である第43ロケット艦師団セヴェロモルスクに駐留しており、ロシア海軍で唯一「航空母艦」(重航空巡洋艦)が在籍している「航空戦隊」です。
(「アドミラル・クズネツォフ」は2018年春からムルマンスクで近代化改装中)
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現在の司令官はオレグ・グラドコ1等海佐が務めています。
(現在はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に座乗して遠距離航海中)

第43ロケット艦師団には、現在6隻の水上艦が所属しています。
ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)
ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)
戦隊水雷艦「アドミラル・ウシャコーフ」(1994年4月17日就役)
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)
フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(2020年7月21日就役)

この他、1990年代末から予備役となり、2013年夏以降に近代化改装を行なっている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」も、現役復帰後は同師団へ編入されます。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]

ロシア海軍北方艦隊の潜水艦と水上艦は戦術核兵器を搭載する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年2月14日8時42分配信
【ノルウェー情報部は北方艦隊の艦が戦術核兵器を搭載していると発表した】

ロシア北方艦隊の艦は、30年ぶりに戦術核兵器を搭載して海上へ出始めた。
2月14日・火曜日、『タス通信』は、ノルウェー情報部(NIS)の年次報告書を引用して報じた。

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文書によると、ソヴィエト時代には北方艦隊の艦は定期的に戦術核兵器を搭載して海上へ出ていたが、冷戦時代以降、このようなケースは知られていない。
情報局によると、ウクライナ特殊作戦開始以降「ロシアにとって核兵器の重要性は著しく高まった」

「核戦力の大部分は、北方艦隊の潜水艦と何隻かの水上艦に搭載されている。
核兵器は、NATO諸国が参加する可能性のある作戦の選択肢において、特に深刻な脅威をもたらすだろう」
ノルウェー情報部
の報告書は述べた。

核兵器の使用の可能性についての議論は、ウクライナ紛争の開始後に再開された。
同時にクレムリンは、核兵器の使用の可能性に関する問題の提起すら容認できないと考えている事を繰り返し強調してきた。

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンにより承認された核ドクトリンは、このような兵器の使用の為の条件を列挙している:
・ロシア及び/或いはその同盟国の領土を攻撃する弾道ミサイルの発射に関する信頼できる情報の受信。
・ロシア領土において敵が核兵器や、他の種類の大量破壊兵器を使用した場合。
・その消失が核部隊の報復行動の混乱に繋がるロシアの重要な国家または軍事施設に対する敵の影響。
・通常兵器を使用したロシアに対する攻勢で、国家の存在そのものが脅かされる場合。


同時に、(2022年)9月末にウラジミール・プーチンは、ロシアの防護の為にあらゆる手段を尽くす事を約束し、核兵器使用の脅威は西側から来ている事を指摘した.。
「我々の国民を護る為、あらゆる手段を講じます。これはブラフではありません。
我々の独立と自由は、あらゆる既存の手段で保障します」

大統領は強調した。

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(2023年)1月末、いわゆる終末時計(『原子力科学者会報』の象徴的な文字盤)が「核の真夜中」へ更に10秒近づき、今は1分半のままである。
これは災害に最も近い事を意味する。
プロジェクト作成者は、主にウクライナでのロシアの軍事作戦により決められたと説明した。

ロシア海軍北方艦隊の救助曳船アルタイは大西洋と地中海への120日以上の航海を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した

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『タス通信』より
2022年12月13日1時27分配信
【北方艦隊の曳船は地中海及び大西洋での120日間の航海の後に北極圏へ戻ってきた】
ムルマンスク、12月12日/タス通信

北方艦隊救助曳船「アルタイ」は、地中海、大西洋、そして北氷洋への4ヶ月間の航海の後、ムルマンスク州セヴェロモルスクへ戻ってきた。
航海中に船員は10000海里以上を走破した。
月曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「救助曳船アルタイは、遠距離航海任務を遂行した後、北方艦隊主要基地セヴェロモルスクへ到着しました。
船は10000海里以上を走破し、地中海、大西洋、北氷洋海域の様々な地域で行動しました」

声明は述べた。

「アルタイ」の乗組員は、120日以上の航海の後にセヴェロモルスクへ戻ってきた。
桟橋で船員は軍司令部の代表と家族に出迎えられた。
何名かの軍人は当局表彰を授与された。
大祖国戦争時代の北方艦隊で始まった伝統により、救助曳船「アルタイ」船長は、割り当てられた長期航海任務を成功裏に遂行した事に対し、子豚の丸焼きを贈られた。
短い集会の後、乗組員は家へ帰った。



プロジェクト1452「バルス」救助曳船の4番船「カラバフ」は、レニングラード『アドミラルティ造船所』で1985年2月14日に起工され、1987年4月18日に進水し、同年10月21日に就役し、北方艦隊へ編入されました。
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1992年に「アルタイ」と改名されました。

北方艦隊の艦船の遠距離航海へ何度も同行しており、2012年9月には北方艦隊北極遠征へ参加しました。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

2012年12月~2013年6月の大型対潜艦「セヴェロモルスク」の遠距離航海へ同行しました。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスク支隊は帰路に就く]

2013年10月18日にセヴェロモルスクを出航し、その後、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征(2013年12月~2014年5月)へ同行し、2014年5月18日に帰投しました。
この時の「アルタイ」の航海日数は212日間に及びました。
[長期航海を終えたロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは母国に迎え入れられた]
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2015年5月末から1ヶ月半以上に渡りムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールが行なわれました。

2016年6月には黒海へ回航される潜水艦「スタールイ・オスコル」へ同行しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは2016年7月初頭に黒海艦隊基地へ到着する]

2017年初頭には大型対潜艦「セヴェロモルスク」の遠距離航海へ同行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の救助曳船アルタイと給油船ドゥブナは母港へ戻った]

2019年8月下旬から9月末まで北極フランツ・ヨシフ諸島の調査を行ないました。



2020年10月中旬まで紅海で行動し、10月16日に地中海東部へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の救助曳船アルタイは地中海東部へ入った]

その後、地中海への遠距離航海を行なっていた大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と合流し、2020年12月上旬にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2020年8月-12月)]

2021年6月下旬にバレンツ海で行なわれた北方艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは海軍歩兵部隊の乗船訓練を実施し、バレンツ海へ出航した]
[ロシア海軍北方艦隊の親衛原子力巡洋潜水艦ゲパルトはバレンツ海で水上艦部隊への魚雷攻撃訓練を実施した]

2021年6月末にバルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦はバルト海へ向かった]
7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。
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その後、2021年8月初頭から12月初頭まで行なわれた大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の遠距離航海へ同行し、地中海、大西洋(ギニア湾)へ行きました。
[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2021年8月-12月)]

2022年8月初頭頃にセヴェロモルスクから出航し、大西洋、地中海で行動した後、2022年12月12日に帰投しました。
長期航海の最後には、バルト海から戻って来るフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(「アルタイ」より1日早く帰投)と行動を共にしていました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はバルト海からセヴェロモルスクへ帰投した]

ロシア海軍北方艦隊の艦は大西洋、地中海、黒海で行動している

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年10月30日13時2分配信
【ロシア連邦北方艦隊の艦は黒海及び大西洋で任務を遂行している-艦隊】
モスクワ、10月30日、インテルファクス

ロシア北方艦隊の幾つかの艦は遠距離航海を行なっており、特に揚陸艦支隊黒海に居る。
艦隊広報サービスは日曜日に発表した。

北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフロシア正規艦隊創設326周年記念日及び水上艦船員の日を部下と祝ったと広報サービスは伝えた。
「黒海エリアでは、大型揚陸艦ピョートル・モルグノフ、オレネゴルスキー・ゴルニャク、ゲオルギー・ポベドノーセツで構成される北方艦隊揚陸艦支隊が割り当てられた任務の遂行を続けています」
声明では、こう述べられた。

「今日において、地中海エリアにはフリゲート"アドミラル・カサトノフ"が行動を続けています。
大型対潜艦セヴェロモルスク率いるもう1つの支隊が北大西洋に居ます。
バレンツ海及びカラ海で大型対潜艦セヴェロモルスクは計画戦闘訓練任務を遂行しました」
北方艦隊
は伝えた。

「アレクサンドル・モイセーエフ大将は、遠距離航海任務及び艦隊の日々の戦闘演習活動を遂行する船員の役割を強調しました」
声明では、こう述べられた。

「ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの乗組員は、遠距離航海中に全ての割り当てられた任務を成功裏かつ高品質で果たしました。
重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの船員は、祭日に際して優秀さを示し、北方艦隊の近海ゾーンでの複合戦闘演習任務を常に果たしています。
フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は、新たな風貌の兵器の開発及び使用において高い成果を挙げました」
北方艦隊
広報サービスは伝えた。

北方艦隊は兵種間戦略統合部隊であり、北極及び世界の大洋の他の海域でロシアの国益を保護する。
北方艦隊の構成には、特に戦略原子力潜水艦及び多目的原子力潜水艦、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が含まれる。
北方艦隊潜水部隊は、ロシア海軍で最も強力な原子力潜水艦連合部隊と考えられている。



北方艦隊大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「ゲオルギー・ポベドノーセツ」は2022年2月上旬に黒海へ入り、現在も同海域に滞在しています。
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[黒海でロシア海軍の演習へ参加する北方艦隊とバルト艦隊の6隻の大型揚陸艦はセヴァストーポリへ入港した]

フリゲート「アドミラル・カサトノフ」救助曳船SB-406は2022年2月中旬に地中海へ入り、現在も同海域に滞在しています。
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[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]

この他、中型海洋給油船「アカデミック・パシン」は8月下旬に、原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」は9月初頭に地中海へ入り、同海域で行動しています。
[ロシア海軍の原子力潜水艦が地中海へ派遣された]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2022年7月末頃から洋上で行動しており、現在は北大西洋で行動中です。
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北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は2022年10月末にバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で航空隊と共に演習を実施した]

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2022年5月末まで極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の発射試験に従事し、7月31日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の最初の搭載艦となる]
現在はクロンシュタット海洋工場乾ドックへ入渠しています。
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ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、2022年1月末に母港セヴェロモルスクを出航し、2月初頭から8月末まで地中海に滞在し、9月中旬に帰投しています。
[ロシア北方艦隊の地中海遠征(2022年2月-9月)]