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ロシア海軍北方艦隊は北大西洋及びノルウェー海でNATO海軍演習『ダイナミック・マングース-2020』を監視する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年7月1日17時20分配信
【北方艦隊の部隊はノルウェー海でNATOの演習を監視下に置いている】

ロシア軍は、北大西洋及びノルウェー海のNATO(北大西洋条約機構)海軍演習の監視を行なっている。
7月1日・水曜日、『インタファクス』はロシア連邦国家防衛管理センター広報サービスを引用して報じた。


「北方艦隊の戦力及び手段は、NATO統合海軍部隊の演習『ダイナミック・マングース-2020』を監視する複合活動を実施しています」
『インタファクス』
が受け取った声明では、こう述べられた。

NATOの演習は6月29日・月曜日にアイスランド沿岸でスタートした。
それは7月10日まで続く。
それには、5隻の潜水艦、5隻の戦闘艦、更には5機の哨戒対潜航空機が参加する。
NATO加盟国の内の6ヶ国の部隊が関わる:アメリカ合衆国、グレートブリテン、フランス、カナダ、ドイツ、ノルウェー、アイスランド。

演習でアメリカ合衆国海軍を代表するのは、駆逐艦「ルーズベルト」、多目的原子力潜水艦「インディアナ」、2機の哨戒航空機P-8A「ポセイドン」である。

演習の目的は、潜水艦の戦闘任務及び水上艦の対潜戦闘への取り組みに在る。
哨戒航空機は、海域監視、集団防衛及び危機的状況への対応の準備の為に海軍の活動を阻止するの技量を向上させる為の訓練飛行を行なう。
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ロシア海軍北方艦隊の原子力潜水艦は水中で『決闘』を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年6月6日23時40分配信
【北方艦隊の潜水艦はバレンツ海で『決闘』を行なった】

北方艦隊潜水部隊の数隻の原子力潜水艦及びコラ小艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦は、バレンツ海の戦闘訓練射爆場で対潜演習任務を遂行した。

潜水艦は、様々な深度での航行及び操艦、互いの追尾、追跡からの回避、敵の仮想破壊へ取り組んだ。

水中目標への魚雷射撃は、決闘方式で行なわれた。
多目的原子力潜水艦の乗組員は、互いへの攻撃へ取り組んだ。
各々は敵へ2基の実弾魚雷を発射し、その後、魚雷回収艇がそれを発見し、水面から引き揚げた。

戦闘演習任務の遂行後、全ての潜水艦の乗組員は、コラ半島の駐留所へ戻った。



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現在、ロシア北方艦隊に配備されている戦闘任務用の原子力潜水艦は、以下の通りです。
(ただし、これは書類上のものであり、一部の艦はオーバーホールや近代化改装などで長期に渡り基地を離れている)

北方艦隊潜水部隊(司令部ガジエヴォ)
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[第24潜水艦師団](ガジエヴォ)
プロジェクト971原子力巡洋潜水艦:K-317「パンテーラ」、K-461「ヴォルク」K-328「レオパルド」K-154「チグル」K-157「ヴェプリ」K-335「ゲパルド」

[第31潜水艦師団](ガジエヴォ)
プロジェクト955原子力戦略用途水中巡洋艦:K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」
プロジェクト667BDRM原子力戦略用途水中巡洋艦:K-51「ヴェルホトゥリエ」K-84「エカテリンブルク」K-114「トゥーラ」K-117「ブリャンスク」K-18「カレリア」K-407「ノヴォモスコフスク」

[第11潜水艦師団](ザオゼルスク)
プロジェクト885原子力水中巡洋艦:K-560「セヴェロドヴィンスク」
プロジェクト949A原子力水中巡洋艦:K-119「ヴォロネジ」K-266「オリョール」K-410「スモレンスク」
プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦:B-138「オブニンスク」
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[第7潜水艦師団](アラグバ)
プロジェクト945A原子力大型潜水艦:B-336「プスコフ」、B-534「ニジニ・ノヴゴロド」
プロジェクト945原子力大型潜水艦:B-276「コストロマ」

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北方艦隊通常動力潜水艦は、コラ多種戦力小艦隊の指揮下に有り、上記の原子力潜水艦とは別系統になります。

[第161潜水艦旅団](ポリャールヌイ)
プロジェクト877大型潜水艦:B-808「ヤロスラヴリ」、B-800「カルーガ」B-459「ウラジカフカス」、B-471「マグニトゴルスク」、B-177「リぺツク」
プロジェクト677大型潜水艦:B-585「サンクトペテルブルク」

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2020年6月6日、上記の多目的原子力潜水艦通常動力潜水艦の何隻か(艦名は公表されず)がバレンツ海へ出航して『対決』方式の戦闘訓練を行ない、魚雷を発射しました。

ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海へ進入したフランス海軍のフリゲート"アキテーヌ"を監視する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月5日17時42分配信
【北方艦隊はバレンツ海へ進入したフランス海軍のフリゲート「アキテーヌ」を追跡する-ロシア連邦国防省】
モスクワ、6月5日、インタファクス

北方艦隊は、バレンツ海へ進入したフランス海軍フリゲート「アキテーヌ」の追跡を開始した。
ロシア連邦国家防衛管理センターは発表した。

「北方艦隊の戦力及び手段は、2020年6月5日にバレンツ海エリアへ進入したフランス海軍の誘導ロケット兵器フリゲート"アキテーヌ"の行動の追跡へ着手しました」
ロシア連邦国家防衛管理センター
は表明した。

『インタファクス』が報じたように、5月初頭にバレンツ海北大西洋条約機構(NATO)打撃艦グループが進入し、その行動は、更にロシア北方艦隊により追跡された。

5月4日、ロシア連邦国家防衛管理センターは、バレンツ海エリアへアメリカ合衆国海軍誘導ロケット兵器駆逐艦「ポーター」、「ドナルド・クック」、「フランクリン・ローズヴェルト」グレートブリテン海軍誘導ロケット兵器フリゲート「ケント」が進入したと発表した。

「北方艦隊の戦力及び手段は、NATO連合海軍部隊の打撃艦グループの行動の追跡へ着手しました」
この時もロシア連邦国家防衛管理センターは、こう話した。



2020年5月4日、アメリカ海軍駆逐艦3隻とグレートブリテン海軍フリゲート1隻がバレンツ海へ進入し、この海域では30年ぶりとなる演習を実施しました。
『AFPBB News』より
2020年5月5日13時31分配信
【米海軍、ロシア沖バレンツ海で軍事演習 30年以上ぶり】

北方艦隊の艦艇や航空機などが、これの監視に当たりました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海へ進入したアメリカ海軍とイギリス海軍の艦を監視している]

5月5日に演習の為にバレンツ海へ出航したロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」も、米英海軍を監視していたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは射撃演習の為にバレンツ海へ出航した]

それから1ヶ月後の6月5日、今度はフランス海軍フリゲートD650「アキテーヌ」(2012年11月23日就役)がバレンツ海へ進入しました。


前回同様、北方艦隊の艦艇や航空機などが監視に当たるようです。

ロシア海軍北方艦隊は2021年1月1日から正式に独立軍事管理単位となる

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月5日23時34分配信
【北方艦隊は2021年から独立軍事管理単位となる】
モスクワ、6月5日、インタファクス

北方艦隊が独立単位となり、どの軍管区にも含まれないロシア連邦の新たな軍事管理区分となる法令にロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは署名した。

文書は、法的情報の公式インターネットポータルサイトで公開され、2010年の同様の法令を廃止する。
軍管区に関する新たなロシア連邦軍事管理区分は2021年1月1日から効力を開始し、実質的には現行のシステムを完全に再現するものであるが、西方軍管区からコミ共和国、アルハンゲリスク州及びムルマンスク州、更にはネネツ自治管区が除かれ、これらは、新たな軍事管理単位となり、どの軍管区にも含まれない北方艦隊の境界へ含まれる。
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この他、南方軍管区へ来年から公式にクリミアセヴァストーポリが含まれる。
中央軍管区東方軍管区の境界は変更されないままである。

法令は、署名後に効力を発揮する。

北方艦隊は、2014年12月1日に西方軍管区から除かれ、それに基づいて北極統合戦略司令部が創設され、更には北極圏に駐屯する西方軍管区、中央軍管区、東方軍管区の戦力及び手段により強化された。
現在、それはロシア連邦軍兵種間戦略統合であり、北極と、世界の大洋の他の海域におけるロシアの国益を保護している。
北方艦隊の軍備には、特に、原子力潜水艦重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が有る。



現在、ロシア連邦軍は、4つの軍管区で構成されています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
【西方軍管区】
【南方軍管区】
【中央軍管区】
【東方軍管区】

ロシア海軍の各艦隊も、これらの軍管区に含まれています。
太平洋艦隊:東方軍管区
バルト艦隊:西方軍管区
黒海艦隊:南方軍管区
カスピ小艦隊:南方軍管区


北方艦隊は、以前には西方軍管区に含まれていたのですが、2014年12月1日に北極圏統合戦略司令部として独立しました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]

『ロシア連邦国防省公式サイト』でも、事実上、第5の軍管区扱いとなっています。
【北方艦隊】

2021年1月1日からは、完全に軍管区と同等の扱いとなります。

ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年5月26日11時35分配信
【北方艦隊の艦はバレンツ海での対潜演習を完了する】

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」コラ多種戦力小艦隊水域防護旅団小型対潜艦は、バレンツ海での対潜演習を完了する。

艦の演習は数日間続いた。
近海ゾーンでの仮想敵潜水艦の為、軍事船員は対潜航空隊との連携へ取り組んだ。
バレンツ海の演習の様々な段階で、沿岸飛行場から行動する対潜航空機Tu-142、Il-38、そしてヘリコプターKa-27PLの乗員が任務を遂行した。

捜索打撃艦グループに対抗したのは、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊潜水艦連合部隊の数隻の潜水艦であった。
実施された演習の結果は、北方艦隊司令部で討議、分析される。

本日(5月26日)、対潜部隊は演習の終了段階へ取り組み、コラ半島の恒久駐留所へ戻る。



ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「セヴェロモルスク」が参加する北方艦隊の対潜演習は、2020年5月22日からバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]

この他、第270親衛小型対潜艦大隊所属の小型ロケット艦「スネシュノゴルスク」「ユンガ」も演習へ参加しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年5月22日19時37分配信
【北方艦隊の捜索打撃艦グループはバレンツ海で潜水艦の捜索演習を開始した】
「マルシャル・ウスチーノフ」「セヴェロモルスク」「スネシュノゴルスク」「ユンガ」がペアになり、それぞれ捜索打撃艦グループとして行動します。

「敵役」を務めたのは、ポリャールヌイ基地に駐留する第161赤旗ウシャコーフ勲章授与潜水艦旅団通常動力潜水艦です。
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セヴェロモルスク-1飛行場に駐留する対潜哨戒機Il-38キぺロヴォ飛行場に駐留する遠距離対潜哨戒機Tu-142も演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の対潜演習はバレンツ海で続く]

対潜演習は5月26日に終了し、参加艦は基地へ戻りました。

ロシア海軍北方艦隊の対潜演習はバレンツ海で続く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年5月24日19時43分配信
【北方艦隊の航空機Il-38乗員は、バレンツ海において艦と協同で潜水艦の捜索へ取り組んだ】

対潜航空機Il-38乗員は、バレンツ海で実施されている対潜演習において、北方艦隊捜索打撃艦グループとの連携へ取り組んだ。

飛行士と軍事船員は、仮想敵潜水艦捜索の枠組みで情報交換を行なった。
更に彼らは、水上艦部隊による海域での敵潜水艦の捜索及び探知の戦術へ取り組んだ。

この3日間、バレンツ海では、コラ多種戦力小艦隊水域防護旅団小型対潜艦と、大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」で構成される2個捜索打撃艦グループが戦闘演習任務を遂行している。
艦の乗組員は、仮想敵潜水艦を捜索する技量を向上させる。
北方艦隊潜水艦部隊コラ小艦隊の乗組員が、彼らに対抗する。

演習の各段階で、艦は更に、艦隊航空・防空軍遠距離対潜航空隊ヴォログダ州飛行場で活動する航空機Tu-142対潜飛行中隊~との連携へ取り組む。



ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「セヴェロモルスク」が参加する北方艦隊の対潜演習は、2020年5月22日からバレンツ海で始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]

この他、小型ロケット艦「スネシュノゴルスク」「ユンガ」も演習へ参加します。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年5月22日19時37分配信
【北方艦隊の捜索打撃艦グループはバレンツ海で潜水艦の捜索演習を開始した】
「マルシャル・ウスチーノフ」「セヴェロモルスク」「スネシュノゴルスク」「ユンガ」がペアになり、それぞれ捜索打撃艦グループとして行動します。

「敵役」を務めるのは、北方艦隊通常動力潜水艦のようです。

セヴェロモルスク-1飛行場に駐留する対潜哨戒機Il-38も演習へ参加します。
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今後は、キぺロヴォ飛行場に駐留する遠距離対潜哨戒機Tu-142も演習へ参加します。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年5月22日19時43分配信
【巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「セヴェロモルスク」はバレンツ海で対潜演習を行なう】

本日(5月22日)、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、計画戦闘訓練任務へ取り組む為にバレンツ海へ出航した。

北方艦隊海上射爆場で、巡洋艦大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共に、仮想敵潜水艦を捜索、追尾、破壊する演習を行なう。

演習の様々な段階で、水中音響ブイを設置して空中から潜水艦の捜索を行なう対潜航空隊ヘリコプターKa-27PL、航空機Il-38及びTu-142と連携する。

対潜演習は、双務形式で行なわれる。
敵役を北方艦隊多目的潜水艦が演じる。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」が有している現代的な対潜兵器(ロケット魚雷、深海爆弾)水中音響兵装(艦首水面下の水中音響複合体曳航式水中音響ステーション)は、自立して、そして捜索打撃艦グループの一員として潜水艦の捜索及び追尾を行なう事を可能にする。

対潜任務の最も効果的な解決策は、水上グループ対潜航空隊が連携して水中状況に関する情報の交換を行なう事により得られ、敵潜水艦の捜索海域の大幅な増大を可能にする。



プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」級)ロケット巡洋艦の2番艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月にセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されて近代化改装が始まり、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]

2017年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

2018年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに30年ぶりの遠距離航海へ出発し、地中海で行動した後、2018年11月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2019年4月には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)と共にバレンツ海ノルウェー海で演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

2019年7月末に『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに遠距離航海へ出発し、地中海、大西洋、黒海で行動した後、2020年2月8日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ遠距離航海(2019年8月-2020年2月)]

2020年5月5日から数日間バレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは射撃演習の為にバレンツ海へ出航した]


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プロジェクト1155「フレガート」(ウダロイ型)大型対潜艦の9番艦「セヴェロモルスク」(1988年1月24日就役)は、2016年春から夏に掛けてムルマンスク第35艦船修理工場のドックへ入渠し、オーバーホールとソナーのアップグレードが行なわれました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年10月15日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空打撃艦グループの一員としてセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

航空打撃艦グループは2017年1月6日以降にシリア沖を離れて母港への帰路に就きましたが、「セヴェロモルスク」は同行せず、そのままインド洋への遠距離航海へと向かいました。
[大型対潜艦「セヴェロモルスク」インド洋遠征(2016年10月-2017年6月)]

2017年8月上旬から10月初頭まで北極海遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊の第6次北極海遠征(2017年8月-10月)]

2018年7月初頭にセヴェロモルスクを出航し、7月29日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]

主要海軍パレードが終わった後、そのまま遠距離航海へ出発し、地中海、アデン湾、アラビア海まで進出し、2019年5月に帰投しました。
途中までは「マルシャル・ウスチーノフ」も同行していました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクの遠距離航海(2018年7月-2019年5月)]

この遠距離航海中の2018年11月10日には、アデン湾日本海上自衛隊護衛艦「いかづち」と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはアデン湾で日本海上自衛隊の護衛艦と合同演習を行なった]

2019年6月23日には「マルシャル・ウスチーノフ」と共にバレンツ海へ出航し、対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対空戦闘訓練を行なった]

2019年7月3日、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」、救助曳船SB-406と共にセヴェロモルスクを出航し、7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、7月中旬にクロンシュタットへ到着しました。
[2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』主要海軍パレード(クロンシュタット及びサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式)へ参加しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月28日14時37分配信
【ロシアは『海軍の日』を迎えた】



主要海軍パレードが終わった後、これらの艦船はクロンシュタットを去り、バルト海で対潜演習を行ないました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海で演習を行なった]

2019年8月1日からバルト海で始まったロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]

8月5日までに北海へ入りました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊艦船はバルト海を去り、北海へ入った]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦スモレンスクと支援船2隻はバルト海を去った]

その後、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共にノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"と大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海で演習を実施した]

8月19日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式及びバルト海演習『大洋の盾-2019』へ参加した北方艦隊の艦船は母港へ帰投した]

その後はムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールが行なわれていたようです。
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2020年5月16日、対潜演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはバレンツ海で対潜演習を行なう]


5月22日、「マルシャル・ウスチーノフ」「セヴェロモルスク」バレンツ海で対潜演習を開始しました。

北方艦隊原子力潜水艦「敵役」を務め、艦載ヘリコプターKa-27PLは無論の事、海軍航空隊対潜哨戒機Il-38Tu-142も演習へ参加します。

ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海へ進入したアメリカ海軍とイギリス海軍の艦を監視している

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『タス通信』より
2020年5月4日18時42分配信
【北方艦隊はバレンツ海でNATOの艦へ同行している】
モスクワ、5月4日/タス通信

北方艦隊部隊は、月曜日朝にバレンツ海へ進入した4隻の誘導ロケット兵器搭載フリゲートから成るNATO諸国連合海軍部隊へ同行している。
月曜日、ロシア連邦国家防衛管理センター(国防省に含まれる)は発表した。

「北方艦隊の戦力及び手段は、モスクワ時間5月4日7時0分にバレンツ海エリアへ進入したアメリカ合衆国海軍の誘導ロケット兵器搭載駆逐艦ポーター、ドナルド・クック、フランクリン・D・ルーズベルトとグレートブリテン海軍の誘導ロケット兵器搭載フリゲート"ケント"で構成されるNATO連合海軍部隊の打撃艦グループの行動の追跡へ着手しました」
国家防衛管理
センターは話した。

アメリカ合衆国海軍駆逐艦「ドナルド・クック」(舷側番号75)、「ポーター」(舷側番号78)、「ルーズベルト」(舷側番号80)は「アーレイ・バーク」級に属し、対ミサイル兵器システム「イージス」と、高射ミサイル及び有翼ミサイル「トマホーク」を発射できる汎用発射装置Mk-41を装備している。
ブリテンフリゲート「ケント」は、8基の対艦有翼ミサイル「ハープーン」を搭載できる。

ロシア連邦海軍の戦力及び手段は、黒海エリアを含め、定期的にNATOの艦へ同行している。
4月13日にロシア国家防衛管理センターは、黒海エリアへ進入したアメリカ合衆国海軍駆逐艦「ポーター」黒海艦隊が同行していると発表した。


『AFPBB News』より
2020年5月5日13時31分配信
【米海軍、ロシア沖バレンツ海で軍事演習 30年以上ぶり】

ロシア海軍北方艦隊の原潜基地のインフラ更新は進められている

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年3月16日16時0分配信
【ロシアは新たな潜水艦の為の北極の基地を近代化する】
モスクワ、3月16日、インタファクス

北方艦隊は、ザオゼルスク原子力潜水艦基地の近代化、ガジエヴォ基地のインフラストラクチュアの更新を進めている。
北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフは述べた。
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「新たな原子力潜水艦及びロシア原子力水中艦隊の揺り籠~ザオゼルスクの駐留システムの再構築は進められております。
プロジェクト"ヤーセン"水中巡洋艦及び既に駐留しているセヴェロドヴィンスクの為のインフラストラクチュアは準備されています」
モイセーエフ
は潜水艦船員の日の会合において話した。
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「ガジエヴォでは、現代及び将来プロジェクトの艦の駐留を保障する為の新たな埠頭と沿岸インフラストラクチュアの建設が完了しました」
提督は話した。
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司令官によると、艦隊は、駐留システムの開発と並行して新たな潜水艦へ習熟している。
「私共は、これらを成功裏に引き続き使用し、近代化します。
新たな埠頭と貯蔵所、根本的に新たな海洋兵器を受け入れ、再装填し、整備する為のシステムを建設しています」
モイセーエフ
は話した。

北方艦隊潜水部隊は、ロシア海軍で最も強力な原子力潜水艦統合部隊と見られている。
それは、ロシア軍の最適化実施の枠組みで10年前に形成された。
そこには、軍事的な伝統と60年の原子力潜水艦運用の歴史を持つ連合部隊が加わっている。



現在、ロシア北方艦隊原潜基地ガジエヴォザオゼルスクには、以下の艦が駐留しています。
(ただし、これは書類上のものであり、一部の艦はオーバーホールや近代化改装などで長期に渡り基地を離れている)

[第24潜水艦師団](ガジエヴォ)
プロジェクト971原子力巡洋潜水艦:K-317「パンテーラ」、K-461「ヴォルク」K-328「レオパルド」K-154「チグル」K-157「ヴェプリ」K-335「ゲパルド」

[第31潜水艦師団](ガジエヴォ)
プロジェクト955原子力戦略用途水中巡洋艦:K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」
プロジェクト667BDRM原子力戦略用途水中巡洋艦:K-51「ヴェルホトゥリエ」K-84「エカテリンブルク」K-114「トゥーラ」K-117「ブリャンスク」K-18「カレリア」K-407「ノヴォモスコフスク」

[第11潜水艦師団](ザオゼルスク)
プロジェクト885原子力水中巡洋艦:K-560「セヴェロドヴィンスク」
プロジェクト949A原子力水中巡洋艦:K-119「ヴォロネジ」K-266「オリョール」K-410「スモレンスク」
プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦:B-138「オブニンスク」


ロシア北方艦隊には、2タイプの第4世代原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦が配備されています。

「ボレイ」級ガジエヴォ基地に、「ヤーセン」級ザオゼルスク(ザーパドナヤ・リツァ)基地に駐留しています。
この為、基地のインフラの再構築が進められています。

ガジエヴォ基地のインフラ整備は、ほぼ完了しているようです。
[ロシア海軍北方艦隊原潜基地ガジエヴォに最新原潜駐留インフラが建設された]

これに続き、ザオゼルスク基地のインフラ整備も進められています。

なお、今年(2020年)には、北方艦隊へ新たな「ボレイ」級1隻及び「ヤーセン」級1隻が加わります。
[2020年に4隻の原子力潜水艦がロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍北方艦隊は2021年に1隻のプロジェクト06363潜水艦を受け取る?

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年3月16日17時15分配信
【北方艦隊は2021年に「カリブル」を装備するディーゼル潜水艦を受け取る-北方艦隊司令官モイセーエフ】
モスクワ、3月16日、インタファクス

北方艦隊は2021年に、ミサイル複合体「カリブル」で武装するプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦1隻の受領を計画している。
北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフは述べた。
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「2020年に私共は乗組員を形成し、2021年に艦隊は最新のプロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦を受け入れます」
モイセーエフ
は、潜水艦船員の日に捧げられる会合において、こう話した。

司令官は、今年に北方艦隊戦略原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」多目的原子力艦「カザン」が補充される事を想い起こした。

「この軍備プログラム(2027年までの国家軍備プログラム)の枠組みで、4隻の同型のボレイ型水中巡洋艦と、5隻の同型のヤーセン型潜水艦が建造準備の様々な段階に在ります」
モイセーエフ
は指摘した。

プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の特徴は、打撃ミサイル兵器複合体「カリブル-PL」を装備し、更に電波電子機器が更新されている事にある。

現在、『アドミラルティ造船所』には、太平洋艦隊の為の同プロジェクトの6隻から成るシリーズが在る。
2019年11月、海軍へ、潜水艦シリーズの1隻目「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」が引き渡された。
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以前、同社は黒海艦隊の為に6隻から成るプロジェクト636.3潜水艦シリーズを建造した。
黒海艦隊ディーゼル潜水艦シリア軍事作戦へ参加し、地中海エリアから過激派へ「カリブル」による打撃を与えた。

「カリブル」ロシア有翼ミサイルファミリーである。
開発者は試作設計局『ノヴァトール』(株式会社・航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』へ加入)である。



[プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)]
ロシア海軍の為のプロジェクト06363潜水艦は、黒海艦隊向けの6隻が2014年~2016年に就役しました。
全てサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で建造されています。
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プロジェクト06363は、プロジェクト877(キロ級)の輸出型プロジェクト636を更に改良したタイプであり、今後建造される第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の開発設計作業の成果も一部取り入れられています。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]

プロジェクト06363潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」を標準装備しています。
(533mm魚雷発射管から発射する)

黒海艦隊06363は、既にシリア有翼ミサイル「カリブル」を実戦使用しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
そして太平洋艦隊向けにも6隻の06363潜水艦『アドミラルティ造船所』で建造される事になり、建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]

2017年7月28日に最初の2隻~1番艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦「ヴォルホフ」が同時に起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年11月25日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

B-603「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはサンクトペテルブルクで進水した]

2020年3月2日から造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはサンクトペテルブルクで係留試験を開始した]
「ヴォルホフ」は2020年11月末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。

太平洋艦隊向けの06363の3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

5番艦と6番艦は2020年に起工されます。

太平洋艦隊向けの06363潜水艦6隻の建造は、2022年までに完了します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦6隻の建造は2022年に完了する]


そして今回、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将は、2021年に同艦隊が1隻の06363潜水艦を受け取ると発言しました。

しかし現在の所、06363潜水艦太平洋艦隊向けの艦しか建造されていませんし、2021年中に就役できそうな艦は、2019年11月1日に起工された「マガダン」「ウファ」くらいしか有りません。

この「マガダン」「ウファ」のどちらか1隻が北方艦隊へ回されるのでしょうか。