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ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦ゲオルギー・クルバトフ、イワン・ゴルベツ、コヴロヴェツは黒海で実弾射撃演習を実施した

『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2023年6月30日13時31分配信
【ロシアの掃海艦は黒海で砲射撃演習を実施した】
モスクワ、6月30日、インテルファクス

黒海艦隊掃海艦黒海機雷源の破壊へ取り組み、砲射撃を実施した。
金曜日に南方軍管区広報サービスは発表した。

「演習計画に沿って、海洋掃海艦ゲオルギー・クルバトフ、イワン・ゴルベツ、コヴロヴェツの乗組員は、偵察捜索と接触掃海具による機雷原部分の破壊を実施しました」
広報サービスは伝えた。

掃海艦機雷原を突破するという割り当てられた任務を遂行し、支援船の安全な航行を保障した事が指摘された。

「対機雷行動演習の次の段階で、艦の乗組員は浮遊機雷を模した標的位置への砲射撃を実行しました」
広報サービスは話した。

南方軍管区司令部は、演習は黒海艦隊の戦闘訓練計画に沿って実施されたと述べた。



プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2020年9月30日に進水し、2021年8月20日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

2022年1月9日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の新世代対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはセヴァストーポリへ到着した]

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」レニングラード(現サンクトペテルブルク)『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。

2022年10月29日にセヴァストーポリへのウクライナ軍の大規模な無人機攻撃が行なわれた際、損傷を受けました。
[セヴァストーポリ湾でロシア海軍黒海艦隊の掃海艦及び民間船がウクライナ軍無人機の攻撃を受けた]
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その後、修理を終えて復帰し、2023年4月18日から乗組員の錬成訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは黒海で乗組員の錬成訓練を実施した]


プロジェクト266M海洋掃海艦「ナヴォードチク」中部ネヴァ川造船工場で建造され、1974年11月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1999年7月25日に「コヴロヴェツ」と改名されました。

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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2023年3月18日に黒海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦と掃海艦は黒海で対機雷演習を実施した]


3隻の掃海艦は、2023年4月25日には黒海艦隊の3隻の大型揚陸艦と共にクリミア半島沖で演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマル、ツェーザリ・クニコフ、オルスクはクリミア半島沖で機雷源敷設演習を実施した]

6月30日には黒海で実弾射撃演習を行ないました。
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ロシア海軍はアゾフ海小艦隊を創設する?

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『軍事評論』より
2023年6月27日18時41分配信
【キエフは、ロシアがマリウポリを駐留所とする新たな小艦隊をアゾフ海に創設すると主張している】

ロシア国防省は、マリウポリを駐屯場所とする独立アゾフ小艦隊の形成を開始した。
この声明は、ウクライナ軍特殊作戦部隊の管理下で活動する、いわゆるウクライナ国立抵抗センターから出された。
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キエフで発表されたデータによると、ロシアは、マリウポリに駐留する特別小艦隊アゾフ海に作成するが、これは黒海艦隊の一員となる。
小艦隊の編成には、黒海艦隊カスピ小艦隊の艦が加わる。
その上、新たな部隊の形成は最終段階に在り、2023年7月1日には完了しなければならないと主張している。

新たな艦グループはアゾフ海を管理し、その編制には8隻の戦闘艦及び戦闘艇、そして更に16隻の様々な支援船が在る。
基礎を構成するのは、黒海艦隊の為に建造されたプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦「ツィクロン」「アスコリド」、そして更に今建造中の「アムール」である。
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小艦隊の本部は、先に述べたように、マリウポリに置かれる。

この情報を私達は確認する事が出来ない。
何故ならば、この件に関するロシア国防省の公式発表は出ていないので。
一方で、戦闘行動条件下でアゾフ海を制御する艦隊グループの作成は示唆されている。

小型ロケット艦「ツィクロン」は、黒海艦隊第41親衛ロケット艦旅団の一員として勤務に就いており、「アスコリド」も、今年に艦隊へ受け入れられた後、そこへ加わらなければならない。

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマル、ツェーザリ・クニコフ、オルスクは黒海で戦闘演習を実施した

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年6月16日8時53分配信
【修理後に復帰した大型揚陸艦「ヤーマル」は黒海艦隊の演習へ参加した】

大型揚陸艦「ヤーマル」「ツェーザリ・クニコフ」、「オルスク」の乗組員は、黒海で揚陸艦連合部隊のテスト戦術演習へ参加した。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、大型揚陸艦の乗組員は、単独及びグループで海上、空中、沿岸の目標への砲射撃を実施し、そして更に仮想敵の揚陸部隊の予想行動ルート上への訓練用機雷源の敷設も行なった。


これに加え、黒海の船員は浮遊機雷を破壊する実地行動へ取り組み、水上目標を含め、擲弾筒、水中ピストル及び小銃からの射撃といった水中破壊工作部隊及び手段へ対抗する為の複合活動を行なった。

軍当局は、今回の演習は夏期訓練期間中の黒海艦隊の戦闘訓練計画に沿って実施されたと説明した。

大型揚陸艦「ヤーマル」は、2017年末に乾燥貨物船「オルカ2」と衝突し、長期に渡り修理中だった事は注目される。
黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(2022年4月に沈没)を含む他の艦の修理資金の再配分により、「ヤーマル」の技術的準備状態の回復の完了は2020年末に延期された。
しかし、艦が復帰したという公式発表は無かった。
ソーシャルメディアの報道によると、大型揚陸艦は2023年春にセヴァストーポリ湾へ戻った。



プロジェクト775大型揚陸艦第2グループの13番艦(775シリーズ通算で25番艦)BDK-67ポーランドグダニスク造船所で1987年4月6日に起工され、1988年初頭に進水、1988年4月30日にソ連海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ編入されました。
2022年1月3日に「ヤーマル」と命名されました。

2015年からは黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる『シリア・エクスプレス』に度々従事していましたが、2017年12月30日にエーゲ海シエラレオネ貨物船「オルカ2」と衝突した為、セヴァストーポリへ戻って修理が行なわれました。
[エーゲ海でシエラレオネの貨物船と衝突したロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマルは船体の修理を終えた]
修理を終えて復帰したのは2023年春頃になりました。
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プロジェクト775大型揚陸艦第2グループの11番艦(775シリーズ通算で23番艦)BDK-64グダニスク造船所で建造され、1986年9月30日にソ連海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ編入されました。

1989年5月10日付で「ツェーザリ・クニコフ」と命名されました。

2015年からは『シリア・エクスプレス』に度々従事し、2021年12月8日にボスポラス海峡を南下し、シリアタルトゥース港へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは貨物輸送の為にシリアへ向かった]

2021年12月17日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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プロジェクト1171大型揚陸艦の6番艦BDK-69は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1967年3月7日に起工され、1968年2月29日に進水、1968年12月5日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

2002年10月20日に「オルスク」と命名されました。

2018年から『シリア・エクスプレス』に度々従事し、2022年1月13日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはシリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)に従事する]
2022年1月末に黒海へ戻りました。

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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2022年3月下旬からベルジャンシク港への輸送任務に従事しています。
[『アゾフ・エクスプレス』へ従事するロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはベルジャンシク港へ入港した]


2023年4月25日、3隻の大型揚陸艦クリミア半島沖で機雷敷設演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマル、ツェーザリ・クニコフ、オルスクはクリミア半島沖で機雷源敷設演習を実施した]

6月16日に黒海で戦闘演習を行ないました。

ロシア海軍黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフは大将に昇進した

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『タス通信』より
2023年6月6日23時39分配信
【プーチンは黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフに大将の階級を授与した】
モスクワ、6月6日/タス通信

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア連邦黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフへ大将の軍事階級を授与する法令へ署名した。
対応する法令は火曜日に法的情報公式ポータルサイトで公表された。

更に、海軍副総司令官ウラジーミル・カサトノフへ大将の階級が授与された。

ソコロフは2020年からクズネツォフ記念海軍大学校を率いており、2022年8月19日に黒海艦隊司令官代理に任命され、このポストに在ったイーゴリ・オシポフ大将と交代した。



ヴィクトール・ニコラエヴィチ・ソコロフは、1962年4月4日にモルダヴィア・ソヴィエト社会主義共和国ベンデルィで生まれ、1982年8月1日にM.V.フルンゼ記念海軍高等学校へ入学し、1985年6月30日に卒業しました。
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1985年8月~1987年8月に太平洋艦隊警備艦SKR-61の水雷戦闘班長、1987年8月~1989年10月に海洋掃海艦「ヤコリ」水雷戦闘班長、1989年10月~1990年12月に基地掃海艦BT-51水雷戦闘班長、1990年12月~1991年12月に海洋掃海艦「ヤコリ」副長、1992年9月~1993年9月に海洋掃海艦「ザリャド」艦長を務めました。
1993年9月~1994年9月に太平洋艦隊第187掃海艦大隊参謀長、1994年9月~1995年8月に第81掃海艦大隊司令を務めました。

1995年9月1日にN.G.クズネツォフ記念海軍大学校へ入学し、1998年7月30日に卒業しました。

1998年8月~2000年6月に太平洋艦隊作戦管理部長、2000年6月~2002年9月に第165水上艦旅団参謀長、2002年9月~2004年9月に第165水上艦旅団司令を務めました。

2004年9月にロシア連邦軍参謀本部アカデミーへ入学し、2006年7月に卒業しました。

2006年8月~2010年8月に沿海地方多種戦力小艦隊副司令官、2010年8月~2012年9月に沿海地方多種戦力小艦隊司令官を務めました。

この間、2009年1月~4月には太平洋艦隊第1次アデン湾派遣海賊対処部隊指揮官を務めました。
[ロシア海軍第2次ソマリア遠征]

2011年に少将へ昇進しました。

2012年9月~2013年8月には北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官を務めました。

2013年8月~2019年12月に北方艦隊副司令官を務め、2014年には中将に昇進しました。

2016年10月~2017年2月には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする「空母機動部隊」の指揮官として地中海遠征を行ない、シリア空爆作戦の指揮を取りました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2020年1月~2022年8月初頭までN.G.クズネツォフ記念海軍大学校校長を務めました。

2022年8月10日付でイーゴリ・オシポフ大将に代わり黒海艦隊司令官代行に任命されました。
[ヴィクトール・ソコロフ中将はロシア海軍黒海艦隊司令官代行に任命された]

2022年9月には正式に黒海艦隊司令官に任命され、10月7日にはセヴァストーポリの艦隊司令部で司令官旗の授与式典が開催されました。
[ヴィクトール・ソコロフ中将は正式にロシア海軍黒海艦隊司令官に就任した]

2023年6月6日付で大将に昇進しました。


ソコロフ提督以外にも、同日付でロシア海軍副総司令官(2019年12月13日から)ウラジーミル・リヴォヴィチ・カサトノフ中将(1962年6月17日生まれ)も大将に昇進しました。
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ロシア海軍黒海艦隊の能力は2014年以降に増大した

『タス通信』より
2023年5月12日17時35分配信
【黒海艦隊は2014年以降の現代の課題を解決する新たな能力について語った】
モスクワ、5月12日/タス通信

2014年春のクリミア以降、広範囲な現代の課題全てを解決する黒海艦隊の能力は拡大した。
黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフ中将は述べた。
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「クリミアの春以降の9年間、艦隊の質的構成は変化し、広範囲な現代の課題全てを解決する能力は拡大しました」
彼は金曜日に公表された新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューで語った。

「2014年以降、我々は国際海軍演習のパートナー構成を変更しました。
我々は中国、エジプト、アルジェリア、イラン、パキスタン、そして無論シリアの海軍との任務へ合同で取り組んでおります。
これに加え、我々の艦はインド海軍との演習へ参加する為、インド洋にも行っております」

中将は指摘した。

彼は、現在に至るまで地中海黒海は、依然として領域の政治的混乱、社会的問題、対立地帯になっている事を強調した。
同時に、黒海は戦闘行動及びテロの脅威の地帯となっている。



今回、黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフ中将ロシア連邦軍機関紙『クラースナヤ・ズヴェズダー』で、2014年春以降に黒海艦隊の能力が拡大したと言っていますが、これは主として2014年以降に黒海艦隊向けの新型艦が次々と就役し、質的に向上した事を指しています。
特に、06363潜水艦6隻、11356フリゲート3隻、21631小型ロケット艦4隻は巡航ミサイル「カリブル」を搭載しており、シリア及びウクライナで実戦使用されています。

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プロジェクト06363潜水艦
(2014年~2016年に6隻就役)

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プロジェクト11356フリゲート
(2016年~2017年に3隻就役)

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プロジェクト21631小型ロケット艦
(2018年~2021年に4隻就役)

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プロジェクト22160哨戒艦
(2018年以降に4隻就役)

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プロジェクト12700対機雷防衛艦
(2019年~2021年に3隻就役)

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プロジェクト18280中型偵察艦
(2018年に1隻就役)


今後も、22160哨戒艦があと2隻、そして少なくとも3隻のプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦などが黒海艦隊へ配備されます。
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[2023年にロシア海軍黒海艦隊へカラクルト級小型ロケット艦3隻とワシーリー・ブイコフ型哨戒艦1隻が就役する]

2023年にロシア海軍黒海艦隊へカラクルト級小型ロケット艦3隻とワシーリー・ブイコフ型哨戒艦1隻が就役する

『タス通信』より
2023年5月12日16時9分配信
【黒海艦隊は、2023年に艦隊へ3隻のロケット艦と1隻の哨戒コルベットが補充されると言った】
モスクワ、5月12日/タス通信

2023年にロシア連邦黒海艦隊へ、高精度ミサイル兵器で武装する最新のプロジェクト22800「カラクルト」シリーズ小型ロケット艦3隻と、更に新たなプロジェクト22160哨戒艦が補充される。
黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフ中将は述べた。
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「2023年には、高精度ミサイル兵器で武装する最新のカラクルト小型ロケット艦シリーズ3隻と、そして更に新たな哨戒艦の艦隊への受け入れを計画しております」
ヴィクトール・ソコロフ
中将は新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』へ話した。



ロシア黒海艦隊向けのプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の1隻目となる「ツィクロン」は、クリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で2016年7月26日に起工され、2020年7月24日に進水し、2021年12月から黒海で洋上試験を開始し、2022年2月末頃に完了しました。
2022年末にロシア海軍へ正式に就役する予定でしたが、同年中に就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)は開催されませんでした。
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[カラクルト級小型ロケット艦ツィクロンは2022年末にロシア海軍へ正式に就役する]

黒海艦隊向けの2隻目の「カラクルト」小型ロケット艦となる「アスコリド」は2016年11月18日に起工され、2021年9月21日に進水し、2022年秋に洋上試験を開始しました。
全ての洋上試験は2023年夏頃の完了が予定されています。
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[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦アスコリドは2023年前半に洋上試験を完了する]

3隻目の「カラクルト」小型ロケット艦「アムール」は2017年7月30日に起工され、2023年に進水します。

この3隻の「カラクルト」が2023年中にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されるようです。


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プロジェクト22160哨戒艦は、現在までに4隻が就役し、全て黒海艦隊へ配備されています。
4隻目の「セルゲイ・コトフ」は2022年7月30日に就役しました。
[最新哨戒艦セルゲイ・コトフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

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2023年には2016年11月25日に起工された22160哨戒艦の5番艦「ヴィクトール・ヴェリキー」が進水し、同年末までの就役が予定されているようです。

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマル、ツェーザリ・クニコフ、オルスクはクリミア半島沖で機雷源敷設演習を実施した

『インテルファクス』より
2023年4月25日10時39分配信
【【ロシア連邦の3隻の揚陸艦はクリミア沿岸で機雷敷設と砲射撃へ取り組んだ】】
モスクワ、4月25日、インテルファクス-ロシア

大型揚陸艦「ヤーマル」「ツェーザリ・クニコフ」、「オルスク」の乗組員は、黒海エリアの海上射爆場の1つで機雷源敷設の演習を実施した。
黒海艦隊広報サービスは発表した。

「演習の条件下で大型揚陸艦の乗組員は、クリミア沿岸付近の仮想敵部隊の行動予想ルート上への海洋機雷の敷設を行ないました」
火曜日に艦隊広報サービスは伝えた。

大型揚陸艦の乗組員は更に、海上及び空中目標への砲射撃と、そして更に「沿岸の視認目標を破壊する目的で」テスト射撃を行なった事が指摘された。

「次に、海洋掃海艦イワン・ゴルベツ、コヴロヴェツ、ゲオルギー・クルバトフで構成される艦隊の掃海部隊は、掃海具を設置する任務を遂行し、偵察と捜索を行ない、機雷源セクションを破壊しました」
艦隊は伝えた。

発表によると、掃海艦は更に練習砲射撃を実施した。



プロジェクト775大型揚陸艦第2グループの13番艦(775シリーズ通算で25番艦)BDK-67ポーランドグダニスク造船所で1987年4月6日に起工され、1988年初頭に進水、1988年4月30日にソ連海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ編入されました。
2022年1月3日に「ヤーマル」と命名されました。

2015年からは黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる『シリア・エクスプレス』に度々従事していましたが、2017年12月30日にエーゲ海シエラレオネ貨物船「オルカ2」と衝突した為、セヴァストーポリへ戻って修理が行なわれました。
[エーゲ海でシエラレオネの貨物船と衝突したロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ヤーマルは船体の修理を終えた]
修理を終えて復帰したのは2023年春頃になりました。
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プロジェクト775大型揚陸艦第2グループの11番艦(775シリーズ通算で23番艦)BDK-64グダニスク造船所で建造され、1986年9月30日にソ連海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ編入されました。

1989年5月10日付で「ツェーザリ・クニコフ」と命名されました。

2015年からは『シリア・エクスプレス』に度々従事し、2021年12月8日にボスポラス海峡を南下し、シリアタルトゥース港へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは貨物輸送の為にシリアへ向かった]

2021年12月17日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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プロジェクト1171大型揚陸艦の6番艦BDK-69は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1967年3月7日に起工され、1968年2月29日に進水、1968年12月5日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

2002年10月20日に「オルスク」と命名されました。

2018年から『シリア・エクスプレス』に度々従事し、2022年1月13日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはシリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)に従事する]
2022年1月末に黒海へ戻りました。

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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2022年3月下旬からベルジャンシク港への輸送任務に従事しています。
[『アゾフ・エクスプレス』へ従事するロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはベルジャンシク港へ入港した]


プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」レニングラード(現サンクトペテルブルク)『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。

2022年10月29日にセヴァストーポリへのウクライナ軍の大規模な無人機攻撃が行なわれた際、損傷を受けました。
[セヴァストーポリ湾でロシア海軍黒海艦隊の掃海艦及び民間船がウクライナ軍無人機の攻撃を受けた]
22-1030b.jpg
その後、修理を終えて復帰し、2023年4月18日から乗組員の錬成訓練を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは黒海で乗組員の錬成訓練を実施した]


プロジェクト266M海洋掃海艦「ナヴォードチク」中部ネヴァ川造船工場で建造され、1974年11月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1999年7月25日に「コヴロヴェツ」と改名されました。

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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2023年3月18日に黒海で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦と掃海艦は黒海で対機雷演習を実施した]


プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2020年9月30日に進水し、2021年8月20日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

2022年1月9日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の新世代対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはセヴァストーポリへ到着した]

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦にも参加しています。
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2023年4月25日、黒海艦隊の3隻の大型揚陸艦クリミア半島沖で機雷敷設演習を行ない、3隻の掃海艦は掃海演習を行ないました。

この他、6隻の艦は射撃演習も行ないました。

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」と小型対潜艦エイスクは黒海で対潜戦闘訓練を実施した

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『ユーラシアダイアリー』より
2023年4月20日16時55分配信
【ロシア黒海艦隊の艦は敵潜水艦の捜索の為に出航した】

ロシア連邦黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」と小型対潜艦「エイスク」の乗組員は、敵潜水艦を捜索、探知するための演習を実施した。
本日・4月20日、ロシア南方軍管区広報サービスは発表した。


当局によると、仮想敵の役割はディーゼルエレクトリック潜水艦「スタールイ・オスコル」が演じた。
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演習は艦隊の部隊の戦闘訓練計画に沿って、黒海エリアの海上射爆場の1つで行なわれた。

「演習中に艦の乗組員は、割り当てられた潜水艦の捜索及び追跡の任務を成功裏に遂行し、更に魚雷兵器及び爆雷を使用する複合艦上演習を完了しました」
軍当局は述べた。

船員は黒海艦隊海上航空隊対潜部隊と連携して演習を実施した事が指摘された。

「アドミラル・マカロフ」プロジェクト11356Rの3番艦であり、2018年からロシア黒海艦隊の軍備として在る事が想い起こされる。

「スタールイ・オスコル」は、プロジェクト636.3「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦である。



プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工され、2015年9月2日に進水し、2017年12月27日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2022年2月24日に始まったロシア連邦軍『ウクライナ特殊軍事作戦』にも参加しており、何度もウクライナ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

2022年3月22日未明にはオデッサ沖で行動していたウクライナ海軍潜水夫船「ネティシン」(旧VM-230、1973年就役、満載排水量285トン)を発見し、これを攻撃、「ネティシン」は海岸へ乗り上げました。
「アドミラル・マカロフ」は、対艦ミサイルでは無く、艦対空ミサイル「シチーリ-1」「ネティシン」へ発射したとの事ですが、おそらく、「アドミラル・マカロフ」は8セルの「カリブル」垂直発射機対地攻撃用巡航ミサイルのみを搭載しており(「カリブル」には対艦型と対地型がある)、対艦ミサイルは無かったのでしょう。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はオデッサ沖でウクライナ海軍の軍用船を撃破した]

2022年4月14日、20年以上に渡り黒海艦隊旗艦を務めてきた親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」オデッサ沖で爆沈し、「アドミラル・マカロフ」が後任の黒海艦隊旗艦になりました。
[フリゲート「アドミラル・マカロフ」はロシア海軍黒海艦隊旗艦になる]

ウクライナ側は何度も「アドミラル・マカロフ」の撃沈或いは大破を報じていますが、全て誤報です。
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2023年3月22日には警備艦1隻、小型ロケット艦2隻、ロケット艇2隻と共に黒海で実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の水上戦闘艦は黒海で実弾射撃訓練を実施した]

4月20日には小型対潜艦「エイスク」(プロジェクト1124M、1990年2月28日就役)と共に黒海で対潜戦闘訓練を行ないました。
敵役は黒海艦隊潜水艦「スタールイ・オスコル」が務めました。

ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは黒海で乗組員の錬成訓練を実施した

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『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
2023年4月18日配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」はK-2任務の遂行へ着手した】

黒海艦隊海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」の乗組員は、戦闘訓練計画の枠組みで、黒海エリアの海上射爆場でK-2任務の遂行へ着手した。

任務遂行中に乗組員は指定海域で、様々な接触型及び非接触型掃海具を使用した機雷の捜索を行なった。

船員は意図された任務への取り組みと共に、ダメージコントロール、海上移動及び無防備の泊地へ停泊中の艦の対空防衛及び対破壊工作防衛の艦上演習を行なった。



【海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」】
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プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」レニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

1975年、1979年には地中海へ、1983年には大西洋へ派遣されました。

1990年にはペルシャ湾へ派遣されました。

2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。

2016年8月、20数年ぶりに地中海へ派遣され、2017年1月下旬にセヴァストーポリへ帰投しました。

2017年11月初頭に再び地中海東部へ派遣され、2018年3月8日にセヴァストーポリへ帰投しました。

2018年12月14日、海洋曳船MB-31と共にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ向かった]

2018年12月21日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツはシリア沖へ到着した]

その後も「イワン・ゴルベツ」シリア沖で行動していましたが、2019年4月29日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海を去った]

2019年5月1日に母港セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海からセヴァストーポリへ帰投した]

それから1年以上経った2020年8月中旬、「イワン・ゴルベツ」は再び地中海東部へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツと救助曳船カピタン・グリエフは地中海東部へ向かった]

2020年12月24日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2021年8月初頭にセヴァストーポリを出航し、8月6日にボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ行く]

その後、地中海へ入り、8月9日にシリアタルトゥース港沖で機雷捜索などの各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツはシリアのタルトゥース沖で機雷捜索訓練を実施した]

2021年11月21日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。
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2022年10月29日にセヴァストーポリへのウクライナ軍の大規模な無人機攻撃が行なわれた際、損傷を受けました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦はセヴァストーポリ湾でウクライナ軍の無人機を撃墜した]
[セヴァストーポリ湾でロシア海軍黒海艦隊の掃海艦及び民間船がウクライナ軍無人機の攻撃を受けた]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦ラードヌイはセヴァストーポリへ侵入したウクライナのドローンを破壊した]

2022年11月初頭に浮きドックへ入渠して修理を行ないました。

2022年11月3日
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2022年12月17日
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2022年12月下旬に浮きドックを出渠しました。

2022年12月30日
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その後、修理を終えて復帰し、2023年4月18日から乗組員の錬成訓練を開始しました。

ロシア海軍黒海艦隊の水上戦闘艦は黒海で実弾射撃訓練を実施した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年3月22日8時35分配信
【黒海で打撃艦グループが参加する演習が実施された】
モスクワ、3月22日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊艦支隊は、黒海の演習で仮想敵艦グループを破壊した。
水曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。

「フリゲート"アドミラル・マカロフ"、警備艦プイトリーヴイ、小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョーク、グライヴォロン、ロケット艇R-60とイワノヴェツで構成される黒海艦隊打撃艦グループは、海上で砲及び高射ミサイル射撃を実施しました。
演習計画の下、敵艦グループは黒海艦隊艦支隊への大規模な有翼ミサイル発射を行ないました」

艦隊は伝えた。

艦の対空防衛要員は応戦し、高射ミサイル及び砲複合体の砲火により「敵」有翼ミサイルを全て破壊した。

「ミサイル攻撃」を撃退した後、乗組員は、海上および沿岸目標として、曳航盾標的及び模擬沿岸目標への射撃を実施した。
これに加え砲術班は、浮遊機雷及び海上航空隊航空機から落下傘投下された発光航空爆弾を撃破した。



プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工され、2015年9月2日に進水し、2017年12月27日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2022年2月24日に始まったロシア連邦軍『ウクライナ特殊軍事作戦』にも参加しており、何度もウクライナ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

2022年3月22日未明にはオデッサ沖で行動していたウクライナ海軍潜水夫船「ネティシン」(旧VM-230、1973年就役、満載排水量285トン)を発見し、これを攻撃、「ネティシン」は海岸へ乗り上げました。
「アドミラル・マカロフ」は、対艦ミサイルでは無く、艦対空ミサイル「シチーリ-1」「ネティシン」へ発射したとの事ですが、おそらく、「アドミラル・マカロフ」は8セルの「カリブル」垂直発射機対地攻撃用巡航ミサイルのみを搭載しており(「カリブル」には対艦型と対地型がある)、対艦ミサイルは無かったのでしょう。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はオデッサ沖でウクライナ海軍の軍用船を撃破した]

2022年4月14日、20年以上に渡り黒海艦隊旗艦を務めてきた親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」オデッサ沖で爆沈し、「アドミラル・マカロフ」が後任の黒海艦隊旗艦になりました。
[フリゲート「アドミラル・マカロフ」はロシア海軍黒海艦隊旗艦になる]

ウクライナ側は何度も「アドミラル・マカロフ」の撃沈或いは大破を報じていますが、全て誤報です。
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プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水し、2018年6月1日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦では、何度もウクライナ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。
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プロジェクト21631小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスク『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工され、2020年4月に進水、2021年1月30日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[ブヤン-M小型ロケット艦グライヴォロンはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2022年2月19日に実施されたロシア連邦軍の戦略抑止力演習へ参加し、黒海巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア連邦軍戦略抑止力演習でロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊は、弾道ミサイルと巡航ミサイル、極超音速ミサイルを発射した]

2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦では、何度もウクライナ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。
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プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。

「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。
就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、既に艦齢は40年以上に達していますが。未だ現役に留まっています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で対艦砲撃訓練を行なった]
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プロジェクト12411「モルニヤ」大型ロケット艇R-60は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『中部ネヴァ川造船工場』で1985年12月10日に起工され、1986年12月30日に進水し、1987年12月12日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
2005年には新開発の高射機関砲複合体「パラシ」の洋上試験艇に改装され、以後は「パラシ」の試験に従事しました。
[新型CIWS「パラシ」試験艇R-60]
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プロジェクト12411「モルニヤ」大型ロケット艇R-334『中部ネヴァ川造船工場』で1988年1月4日に起工され、1989年7月28日に進水し、1989年12月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
1998年10月29日付で「イワノヴェツ」と命名されました。
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2023年3月18日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「グライヴォロン」は、掃海艦2隻と共に黒海で対機雷演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦と掃海艦は黒海で対機雷演習を実施した]

3月21日には黒海で実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦グライヴォロン、イングシェチア、ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で実弾射撃訓練を実施した]

3月22日にはフリゲート1隻、警備艦1隻、小型ロケット艦2隻、ロケット艇2隻が黒海で実弾射撃訓練を行ないました。