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ロシア海軍黒海艦隊のサルベージ船KIL-158は地中海東部からセヴァストーポリへ戻る

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2021年7月31日13時40分配信
【黒海艦隊のサルベージ船KIL-158は地中海からセヴァストーポリへ戻ってくる】

黒海艦隊サルベージ船KIL-158は、艦隊の基礎駐留所~セヴァストーポリ市へ戻ってくる。

現在、支援船地中海から黒海への移動を行なっており、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を開始している。

遠方作戦ゾーンの海軍常設連合部隊の一員として在った時、船の乗組員は地中海で任務を遂行する艦の行動を保障した。



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『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【サルベージ船KIL-158】

プロジェクト141サルベージ船KIL-158は、旧東ドイツ『ネプチューン』造船所で建造され、1989年9月1日にソ連海軍へ就役し、同年11月8日にセヴァストーポリへ到着し、黒海艦隊へ編入されました。

1993年9月7日から11月13日までアルジェリアへの機材輸送に従事しました。

1998年3月31日から4月3日までウクライナ海軍との合同演習『ブリズ-98』へ参加しました。

1999年8月にはノヴォロシースク港内で沈没した船を引き揚げました。

1998年、2001~2002年、2002~2003年にはシリアタルトゥース港へ派遣されました。

2011年夏にはスペイン沖国際演習『ボールド・モナーク-2011』へ参加しました。

2013年10月前半にギリシャを訪問し、『イオニアのロシア週間』へ参加しました。

2014年4月にはクリミア半島ドヌズラフ湖出口に沈められたロシア海軍除籍艦船の引き揚げに参加しました。
[ドヌズラフ湖出口に沈められたロシア海軍除籍艦船は引き揚げられる]

2014年10月に地中海東部へ派遣されました。

2015年9月に地中海東部へ派遣されました。
この時にタルトゥース港の浚渫作業を行ないました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥース港の浚渫作業を行なった]

2016年11月に地中海東部へ派遣されました。

2017年末から2018年1月初頭まで地中海東部へ派遣されました。

2018年7月中旬から8月初頭まで地中海東部へ派遣され、この間、2018年7月29日にタルトゥース港で行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式へ参加しました。
[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]
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2018年8月下旬に地中海東部へ派遣され、同年11月初頭にセヴァストーポリへ戻りました。

2019年4月28日夜、KIL-158ボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のサルベージ船KIL-158は地中海東部へ向かった]

2019年5月28日にボスポラス海峡を北上し、その後セヴァストーポリへ帰投しました。

2019年7月15日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、8月5日に同海峡を北上、その後セヴァストーポリへ帰投しました。

2020年7月17日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、8月6日に同海峡を北上、その後セヴァストーポリへ帰投しました。


2021年7月14日、ほぼ1年ぶりにボスポラス海峡を南下、地中海へ派遣される事になりました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のサルベージ船KIL-158は地中海東部へ派遣された]

7月25日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港で行なわれた観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で5回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

7月31日にダーダネルス海峡へ入りました。

今後、KIL-158ボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、セヴァストーポリへ帰投します。

シリアのタルトゥース港で5回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた


『タス通信』より
2021年7月25日18時5分配信
【ロシア海軍の艦が参加する海軍パレードがタルトゥースで行なわれた】
タルトゥース/シリア、7月24日

『ロシア海軍の日』に敬意を表した海軍パレードシリアタルトゥースで行なわれた。
それには、ロシアの艦及び戦闘航空機が参加した。

「合計して祭日の行事には9隻の戦闘艦、9艇、支援船、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍海上航空隊の13機の飛行装置、そして更にシリア海軍の2隻のロケット艇が参加しました」
ロシア国防省
は記者へ伝えた。

パレードには、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、プロジェクト636.3潜水艦「スタールイ・オスコル」、小型ロケット艦「イングシェチア」、海洋掃海艦「コヴロヴェツ」、補助船KIL-158、海洋曳船「セルゲイ・バルク」が参加した。
パレードへ参加した艦は、地中海ロシア海軍常設艦船作戦連合部隊の一員として加わっている。
パレードは、シリアロシア軍グループ司令官エフゲニー・ニキフォロフ中将が主催し、パレードは対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」からドミトリー・ドブリニン1等海佐が指揮した。
「アドミラル・マカロフ」艦上では、戦闘勤務と模範的な軍の義務遂行で顕著な働きを見せた船員への表彰式典が開催された。

パレードが行なわれた後、タルトゥース住民とゲストには、軍事スポーツ祭典とコンサートが待っていた。
ロシア海軍歩兵隊員は、「ラプトル」艇打撃ヘリコプターの支援下で無防備の海岸への上陸と占領を実演した。
「アドミラル・マカロフ」乗組員は、潜水艦の捜索と噴射推進複合体RBU-6000による仮想破壊を行なった。

軍事スポーツ祭典プログラムは、「ラプトル」艇の通過とロシア、シリア、ロシア海軍の旗を付けたKa-27ヘリコプターの飛行で完了した。
更に沿岸の住民の為、軍事装備の展示が用意された。

シリアタルトゥースでの『海軍の日』海軍パレードは5回目となる。
今年は7月25日に行なわれた。
更に『海軍の日』に敬意を表するパレードは、ロシアの都市セヴェロモルスク、バルチースク、セヴァストーポリ、カスピースク、ウラジオストクでも行なわれた。
サンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードには、インド、イラン、パキスタンの艦を含む50隻以上の艦、そして更には4000名以上の将兵が参加した。
2021年にロシア海軍は325周年を迎える。




『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2021年)は7月25日です。

『海軍の日』ソヴィエト連邦時代の1939年に初めて制定され、当時は7月24日に固定されていました。
その後、1980年10月1日付でソヴィエト連邦最高会議『海軍の日』を毎年7月の最終日曜日と決定し、これがソヴィエト連邦解体後も現在に至るまで受け継がれています。

『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれます。

ロシア海軍物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港でも、2017年から『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれるようになりました。

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。


2018年7月29日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「コルピノ」、偵察艦「キルディン」、海洋掃海艦「トゥルビニスト」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「グラード・スヴィヤージスク」、サルベージ船KIL-158が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「スタールイ・オスコル」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、警備艦「プイトリーヴイ」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「ウグリーチ」、工作船PM-138、救助曳船「シャフテル」、対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「ノヴォロシースク」、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」、サルベージ船KIL-158、救助曳船SB-36、対水中工作艇「キネリ」が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「イングシェチア」2021年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
サルベージ船LKIL-1582021年7月下旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
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対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在

これらの艦船の内の何隻かがタルトゥース観艦式に参加しました。

シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式のリハーサルが行なわれた


『タス通信』より
2021年7月24日11時14分配信
【艦及び航空隊はタルトゥースの海軍パレードの本稽古へ参加した】
タルトゥース/シリア、7月24日/タス通信

ロシア戦闘艦及び航空隊は、シリアタルトゥース海軍パレードの本稽古へ参加した。
『タス通信』特派員は現地より伝えた。

ロシア国防省は、本稽古にはロシア海軍の9隻の戦闘艦、艇、支援船、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍海上航空隊の14機の飛行装置、そして更にシリア海軍の2隻のロケット艇が参加したと通知した。

「フリゲート"アドミラル・マカロフ"は、シリア領海のタルトゥース港水域泊地で海軍パレードの本稽古へ参加しました。
我々は艦グループを構成してパレード隊列を作り、ゲスト及び市民へ戦闘訓練を見せました。
乗組員は、故国の沿岸から遠く離れ、ロシア海軍325周年の日に海軍の聖アンドレイ旗を示す事を誇りに思っています」
フリゲート
副長ローマン・ルキチュクは記者へ話した。

「アドミラル・マカロフ」に加え、本稽古にはプロジェクト636.3潜水艦「スタールイ・オスコル」、小型ロケット艦「イングシェチア」、海洋掃海艦「コヴロヴェツ」、補助船KIL-158、海洋曳船「セルゲイ・バルク」が参加した。
パレードのリハーサルへ参加している艦は、地中海ロシア海軍常設艦船作戦連合部隊の一員として加わっている。

パレードの空中部門には、海上航空隊ヘリコプター航空軍団ヘリコプター、爆撃機、戦闘機、そして更には遠距離電波位置測定探知航空機が参加した。
パレードの本稽古は、遠方作戦ゾーンの作戦司令部の司令官ドミトリー・ドブルイニンが監督した。

シリアタルトゥースでの『海軍の日』海軍パレードは5回目となる。
今年は7月25日に行なわれる。
更に『海軍の日』に敬意を表するパレードは、ロシアの都市セヴェロモルスク、バルチースク、セヴァストーポリ、カスピースク、ウラジオストクでも行なわれる。
サンクトペテルブルクで行なわれる主要海軍パレードには、インド、イラン、パキスタンの艦を含む50隻以上の艦、そして更には4000名以上の将兵が参加する。



『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2021年)は7月25日になります。

『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれます。

ロシア海軍物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港でも、2017年から『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれるようになりました。

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。


2018年7月29日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「コルピノ」、偵察艦「キルディン」、海洋掃海艦「トゥルビニスト」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「グラード・スヴィヤージスク」、サルベージ船KIL-158が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「スタールイ・オスコル」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、警備艦「プイトリーヴイ」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「ウグリーチ」、工作船PM-138、救助曳船「シャフテル」、対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「ノヴォロシースク」、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」、サルベージ船KIL-158、救助曳船SB-36、対水中工作艇「キネリ」が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「イングシェチア」2021年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
サルベージ船LKIL-1582021年7月下旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
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対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在

これらの艦船の内の何隻かがタルトゥース観艦式に参加します。

ロシア海軍黒海艦隊のサルベージ船KIL-158は地中海東部へ派遣された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2021年7月14日21時33分配信
【黒海艦隊のサルベージ船KIL-158は地中海への移動を行なう】

計画ローテーションに沿って、黒海艦隊サルベージ船KIL-158は、この地域の海軍常設連合部隊の一員として任務を遂行する為、セヴァストーポリから地中海への移動を行なう。

現在、支援船黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通過を行なっている。

補助船グループの一員となる期間中、乗組員は地中海で任務を遂行する海軍部隊の活動を保障する。



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『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【サルベージ船KIL-158】

プロジェクト141サルベージ船KIL-158は、旧東ドイツ『ネプチューン』造船所で建造され、1989年9月1日にソ連海軍へ就役し、同年11月8日にセヴァストーポリへ到着し、黒海艦隊へ編入されました。

1993年9月7日から11月13日までアルジェリアへの機材輸送に従事しました。

1998年3月31日から4月3日までウクライナ海軍との合同演習『ブリズ-98』へ参加しました。

1999年8月にはノヴォロシースク港内で沈没した船を引き揚げました。

1998年、2001~2002年、2002~2003年にはシリアタルトゥース港へ派遣されました。

2011年夏にはスペイン沖国際演習『ボールド・モナーク-2011』へ参加しました。

2013年10月前半にギリシャを訪問し、『イオニアのロシア週間』へ参加しました。

2014年4月にはクリミア半島ドヌズラフ湖出口に沈められたロシア海軍除籍艦船の引き揚げに参加しました。
[ドヌズラフ湖出口に沈められたロシア海軍除籍艦船は引き揚げられる]

2014年10月に地中海東部へ派遣されました。

2015年9月に地中海東部へ派遣されました。
この時にタルトゥース港の浚渫作業を行ないました。
[ロシア海軍はシリアのタルトゥース港の浚渫作業を行なった]

2016年11月に地中海東部へ派遣されました。

2017年末から2018年1月初頭まで地中海東部へ派遣されました。

2018年7月中旬から8月初頭まで地中海東部へ派遣され、この間、2018年7月29日にタルトゥース港で行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式へ参加しました。
[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]
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2018年8月下旬に地中海東部へ派遣され、同年11月初頭にセヴァストーポリへ戻りました。

2019年4月28日夜、KIL-158ボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のサルベージ船KIL-158は地中海東部へ向かった]

2019年5月28日にボスポラス海峡を北上し、その後セヴァストーポリへ帰投しました。

2019年7月15日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、8月5日に同海峡を北上、その後セヴァストーポリへ帰投しました。

2020年7月17日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、8月6日に同海峡を北上、その後セヴァストーポリへ帰投しました。

そして2021年7月14日、ほぼ1年ぶりにボスポラス海峡を南下、地中海へ派遣される事になりました。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「イングシェチア」2021年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
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対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
大型揚陸艦「コンドポガ」
:2021年7月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」:2021年7月初頭から地中海東部に滞在


[バルト艦隊]
大型揚陸艦「カリーニングラード」
:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
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大型揚陸艦「コロリョーフ」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
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なお、2021年3月初頭から地中海東部に滞在していた小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」は、7月10日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
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また、2021年5月上旬から地中海東部に滞在していた救助曳船「シャフテル」は、7月15日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
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ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦イングシェチアは地中海東部へ向かった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2021年7月8日19時30分配信
【黒海艦隊の小型ロケット艦「イングシェチア」はボスポラス及びダーダネルス海峡を地中海へ向けて通行する】

黒海艦隊小型ロケット艦「イングシェチア」は、地中海へ向かってボスポラス及びダーダネルス海峡の通行を開始した。

小型ロケット艦の乗組員は、黒海から遠海ゾーンへの計画移動を行なう。

地中海小型ロケット艦「イングシェチア」は、海軍常設連合部隊の一員として加わる。

遠海ゾーンで艦は、2021年2月から特殊任務を遂行している小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」乗組員と交代する。



プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の8番艦「イングシェチア」は、ゼレノドリスク『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2014年8月29日に起工されました。
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それから約5年経った2019年6月11日に進水しました。

[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦8番艦イングシェチアは進水した]

2019年8月中旬、ロシア内陸水路経由でゼレノドリスクから黒海沿岸へ回航されました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦8番艦イングシェチアは黒海へ回航された]
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9月30日、「イングシェチア」ノヴォロシースク海軍基地から出航し、黒海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦8番艦イングシェチアは黒海で洋上試験を開始した]

10月25日にはセヴァストーポリへ到着しました。
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その後、同港を出港し、10月28日には黒海艦隊多用途複座戦闘機Su-30SMを「敵役」に見立てた対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは黒海艦隊の戦闘機Su-30SMと対空戦闘訓練を実施した]

11月12日には有翼ミサイル「カリブル」及び100mm砲の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは黒海で巡航ミサイル及び砲の発射試験を行なった]

12月3日にも砲撃試験を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは黒海で砲撃試験を行なった]

「イングシェチア」の洋上試験は12月23日までに完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは黒海での洋上試験を完了した]

2019年12月28日に聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。

[最新鋭小型ロケット艦イングシェチアはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

就役後、黒海で乗組員の慣熟訓練を行ないました。


2020年4月28日には、黒海艦隊ロケット艇2隻と共に対艦ミサイルの仮想発射訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2020年4月28日9時38分配信
【黒海艦隊は仮想敵への組み合わせミサイル攻撃演習を実施した】

2020年05月9日の大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)勝利75周年記念日には、黒海沿岸のヤルタで記念行事へ参加しました。


2020年5月26日には黒海で防空演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは黒海で多用途複座戦闘機Su-30SMと『対決』した]

2020年10月中旬にセヴァストーポリを出航し、10月14日までにボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは地中海東部へ派遣される]

その後も地中海東部に滞在していましたが、12月1日にダーダネルス海峡へ入り、黒海へ向かい、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦イングシェチアは地中海東部を去った]

2021年7月初頭にセヴァストーポリを出航し、7月8日にボスポラス海峡へ入りました。
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今後、「イングシェチア」は地中海東部(シリア沖)へ向かいます。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2021年3月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
大型揚陸艦「コンドポガ」
:2021年7月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」:2021年7月初頭から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年7月5日10時0分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」とフリゲート「アドミラル・エッセン」は地中海から戻ってくる】

現在、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」フリゲート「アドミラル・エッセン」は、黒海海峡・ダーダネルス及びボスポラスの通行を行なっている。

艦支隊は遠海ゾーンのロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行した後、地中海から恒久駐留所セヴァストーポリ英雄市への計画移動を行なう。

到着後、乗組員は物資の備蓄を補充し、計画技術検査を行ない、艦隊の戦闘訓練計画に沿って用途上の任務の遂行を続ける。



ロシア黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」フリゲート「アドミラル・エッセン」は、2021年6月中旬にセヴァストーポリを出航し、6月18日にはボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海東部へ向かった]

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2021年6月25日、「モスクワ」「アドミラル・エッセン」に加え、以前から地中海東部で行動中の水上艦及び潜水艦と、シリアフマイミーン航空基地へ進出した北方艦隊航空隊対潜哨戒機Tu-142MK及びIl-38、そしてロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3極超音速ミサイル「キンジャール」を搭載する戦闘機MiG-31K戦闘爆撃機Su-34戦闘機Su-35Sが参加するロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習が地中海東部で始まりました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]

なお、演習実施海域となるキプロス島南方海域では、イギリス海軍航空母艦「クイーン・エリザベス」を中核とする機動部隊が行動中でした。

[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう]

6月28日には対空防衛演習などが実施されました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で対空防衛演習を実施した]

翌6月29日にも対空防衛演習が実施されましたが、こちらは敵の無人機の攻撃を想定したものだったようです。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同防空演習が実施された]

演習完了後の7月5日、「モスクワ」「アドミラル・エッセン」地中海を去り、ダーダネルス海峡へ入りました。

地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同防空演習が実施された




『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年6月29日16時28分配信
【(ロシア)国防省は地中海演習について話した】
モスクワ、6月29日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海の軍事演習中、水上及び水中状況を偵察する動作へ取り組み、敵の空中攻撃を「撃退」した。
ロシア国防省は発表した。

演習には、ロシア海軍及び航空宇宙軍が参加している。

「戦闘訓練活動の枠組みにおいて、水上及び水中状況を偵察する戦術動作へ取り組みました。
艦の演習は、対潜航空機Il-38と協同で行なわれました。
艦隊の部隊の行動の航空援護は、戦闘機Su-35及び戦闘爆撃機Su-34により保障されました」

声明では、こう述べられた。

敵を捜索する取り組みには、フリゲート「アドミラル・マカロフ」艦上に駐留する対潜ヘリコプターKa-27が参加した。
戦闘演習は成功裏に実施され、全ての航空機は無事にフマイミーン航空基地へ戻った。

「更に海軍部隊は、空中攻撃を撃退する訓練を実施しました。
空中目標へ対処する対空防衛班及び対空防衛手段の実地行動の問題へ取り組みました。
無人飛行装置への対処に特別な注意が払われました」
ロシア連邦国防省
は指摘した。

これに加え、地中海エリアで最新ミサイル複合体「キンジャール」を構成する航空機MiG-31K、遠距離爆撃機Tu-22M3が練習飛行を行なった。

演習は6月25日に始まり、その中でロシアの飛行場からフマイミーン航空機MiG-31K及び対潜機Il-38のペアが特別に移転した。

演習中、ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」及び「アドミラル・マカロフ」を含むロシア海軍の5隻の艦、更に潜水艦「スタールイ・オスコル」及び「ロストフ・ナ・ドヌー」は、対潜航空機Tu-142MK、Il-38、遠距離爆撃機Tu-22M3及び航空機MiG-31Kと合同で、フマイミーン航空基地タルトゥースロシア海軍物資-技術サービス供給所の安全を保障する戦闘演習任務を遂行した。



ロシア黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」フリゲート「アドミラル・エッセン」は、2021年6月中旬にセヴァストーポリを出航し、6月18日にはボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海東部へ向かった]

フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、2021年5月初頭にセヴァストーポリを出航し、5月2日にはボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
その後も地中海東部で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート アドミラル・マカロフはシリアのタルトゥース港で演習を実施した]

潜水艦「スタールイ・オスコル」は、2019年4月末から地中海に滞在し、その後、バルト海へ回航され、2020年1月末からクロンシュタットでオーバーホールを行ない、完了後の12月初頭に出航、12月12日頃にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、12月下旬から地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルはバルト海から黒海への移動を準備する]

潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2020年6月下旬にセヴァストーポリを出航し、6月23日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、暫く地中海に滞在した後、2020年10月31日にクロンシュタットへ到着してオーバーホールを行ない、完了後の2021年2月半ば頃に出航、2021年3月初頭にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、3月中旬から地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部に居る]


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2021年6月25日、これらの水上艦及び潜水艦と、シリアフマイミーン航空基地へ進出した北方艦隊航空隊対潜哨戒機Tu-142MK及びIl-38、そしてロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3極超音速ミサイル「キンジャール」を搭載する戦闘機MiG-31K戦闘爆撃機Su-34戦闘機Su-35Sが参加するロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習が地中海東部で始まりました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]

なお、演習実施海域となるキプロス島南方海域では、イギリス海軍航空母艦「クイーン・エリザベス」を中核とする機動部隊が行動中でした。

[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう]

6月28日には対空防衛演習などが実施されました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で対空防衛演習を実施した]

翌6月29日にも対空防衛演習が実施されましたが、こちらは敵の無人機の攻撃を想定したものだったようです。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」:2021年6月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・エッセン」:2021年6月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2021年3月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在

ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で対空防衛演習を実施した


『タス通信』より
2021年6月28日11時1分配信
【ロシア連邦海軍の艦は地中海の演習で仮想敵の攻撃を撃退した】
モスクワ、6月28日/タス通信

ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」及び「アドミラル・マカロフ」を含むロシア海軍の5隻の艦の乗組員は、仮想敵の攻撃を撃退し、地中海の対空防衛部隊の訓練を実施した。
ロシア連邦国防省は報道機関へ伝えた。

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「地中海東部で6月25日に始まった地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊とロシア航空宇宙軍航空隊の合同演習中、艦の乗組員は仮想敵空中攻撃手段を撃退する課題へ取り組み、対空防衛部隊の訓練を実施しました。
対空防衛班は、敵空中攻撃手段を撃退する実用技量を向上させました」
軍当局
は話した。

演習計画の下、艦と合同で潜水艦「スタールイ・オスコル」及び「ロストフ・ナ・ドヌー」、更には対潜航空機Tu-142MK、Il-38、遠距離爆撃機Tu-22M3航空機MiG-31Kは、フマイミーン航空基地タルトゥース(シリア)ロシア海軍物資-技術サービス供給所の安全を保障する戦闘演習任務を遂行した。



[戦闘機MiG-31]
極超音速ミサイル「キンジャール」
で武装する戦闘機MiG-31K遠距離爆撃機Tu-22M3は、地中海東部の演習中、戦闘機Su-35及びSu-34が同行する練習飛行を行なった。

「合同演習の枠組みで、複合体キンジャールを構成する最新の極超音速ミサイルの運用能力を持つ航空機MiG-31Kと遠距離爆撃機Tu-22M3の乗員は、地中海東部で次の練習飛行を行ない、その中で海上ゾーンの空中域に習熟する課題を遂行しました」
軍当局
は話した。

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国防省が話したように「演習中、戦闘機MiG-31Kは、仮想敵へのミサイルの電子発射を実施しました」
同省によると、航空機MiG-31K遠距離爆撃機Tu-22M3の練習飛行には、ロシア戦闘機Su-35戦闘爆撃機Su-34が同行した。

軍当局によると、練習訓練飛行中、航空機材及び機器は、高温下を含む困難な気候条件下でテストされた。
更に、水面上の長時間飛行へ取り組んだ。

演習は、10機のアメリカ機F-35を搭載し、ブリテンの指揮下に有るブリテン航空母艦「クイーン・エリザベス」と艦グループの地中海エリアへの進入を背景に実施されている。




[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう]

ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう

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『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年6月26日14時15分配信
【ロシア艦はブリテン航空母艦の近くでミサイル射撃を実施する-NOTAM】
ロンドン、6月26日、インテルファクス

飛行制限ゾーンに関する国際通達(NOTAM)によれば、土曜日に地中海ロシア海軍常設連合部隊の艦は、予想されるように、航空母艦「クイーン・エリザベス」率いるブリテン王立海軍航空母艦打撃グループの近くでミサイル射撃演習を行なう。

座標によれば、ロシア海軍の艦は、キプロスの南方海域で発射を行なう事になる。
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NOTAMの報告では、この同じ海域では、6月30日までブリテン航空母艦「クイーン・エリザベス」艦上航空隊が行動する。

グレートブリテン国防省が今週に発表したように、航空機シリア及びイラクの過激派へ打撃を与える。


金曜日、ロシア連邦国防省は、地中海東部で艦、潜水艦、航空隊が参加する演習が始まったと発表した。
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ロシア軍によると、演習には、ロシア連邦黒海艦隊の旗艦・ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」及び「アドミラル・マカロフ」を含む5隻の艦、更には2隻の潜水艦「スタールイ・オスコル」及び「ロストフ・ナ・ドヌー」が関わる。

「演習の枠組みで、シリア・アラブ共和国のロシア航空基地フマイミーンへロシア飛行場から、複合体キンジャールを構成する最新の極超音速ミサイルの運用能力を持つ航空機MiG-31Kのペアが移動飛行を行ないました」
ロシア連邦国防省
の声明では、こう指摘された。


対潜航空機Tu-142、Il-38、遠距離爆撃機Tu-22M3航空機MiG-31Kと合同で艦と潜水艦は、シリアの2つのロシア基地フマイミーンタルトゥースの安全を保障する為の戦闘演習任務を遂行する。



[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]

ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した


『タス通信』より
2021年6月25日11時4分配信
【ロシア海軍と航空隊は地中海で合同演習を開始した】
モスクワ、6月25日/タス通信

ロシア連邦海軍航空隊の合同演習は地中海で始まった。
ロシア連邦国防省は報道機関へ伝えた。
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「6月25日、地中海東部で地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊とロシア航空宇宙軍航空隊との合同演習が始まりました」
軍当局
は述べた。

演習へ参加する為、ロシアからシリア航空機が移転した。
「演習の枠組みで、シリア・アラブ共和国のロシア航空基地フマイミーンへロシア飛行場から、複合体キンジャールを構成する最新の極超音速ミサイルの運用能力を持つ航空機MiG-31Kのペアと、対潜航空機Il-38が移動飛行を行ないました」
ロシア連邦国防省
は話した。

当局は、演習には、ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」及び「アドミラル・マカロフ」を含む5隻の艦、更には2隻の潜水艦「スタールイ・オスコル」及び「ロストフ・ナ・ドヌー」が関わる事を明らかにした。
加えて、海軍と合同でフマイミーン航空基地及びタルトゥースロシア海軍物資-技術サービス供給所の安全を保障する為の戦闘演習任務は、対潜航空機Tu-142MKIl-38、遠距離爆撃機Tu-22M3航空機MiG-31Kにより遂行される。

国防省が話したように、演習-訓練飛行中、高温下を含む困難な気候条件下で航空機及び機器がテストされる。
再建後に全長が増加し、コーティングが完全に交換され、新たな照明機器と電波技術機器が設置された第2発着場で、遠距離航空隊の乗員と最新ミサイル兵器搭載機は、地中海上空での任務遂行の際の実用技量を習得する機会を得る。

現在、地中海エリアには、10機のアメリカ機F-35を搭載し、ブリテンの指揮下に有るブリテン航空母艦「クイーン・エリザベス」が居る。