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ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船SB-742は地中海からノヴォロシースクへ帰投した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年12月21日8時39分配信
【救助曳船SB-742は地中海からノヴォロシースクへ戻った】

黒海艦隊の救助曳船SB-742の乗組員は、地中海で任務を遂行した後にノヴォロシースクへ戻ってきた。
ロシア連邦国防省が伝えたように、海軍基地の埠頭では曳船の歓迎式典が開催され、この時に乗組員は軍当局から表彰を受け、感謝の意を表明された。


地中海ロシア海軍作戦連合部隊の一員としての6ヶ月間の滞在中、SB-742乗組員は2つの国際演習へ参加した:アルジェリア海軍との『合同海軍演習-2021』及びエジプト海軍の艦との『友情の橋-2021』

国防省によると、近い内にSB-742乗組員は、曳船の主要メカニズムの航海後の複合定期作業を行ない、黒海艦隊の戦闘訓練計画に沿った活動の実施を継続する。

プロジェクト22870救助曳船SB-742は、2016年10月27日にアストラハン造船工場(艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』支所)で起工され、2019年5月に進水し、同年12月に就役した。
プロジェクト22870シリーズで、同船はアストラハン造船所にとって6隻目の受注となった。
同プロジェクトのトップ船SB-45は2014年に海軍へ引き渡された。

プロジェクト22870救助曳船ニジニ・ノヴゴロド設計局『ヴィンペル』により開発された。
これらは、遭難した艦船へ援助を与え、人員を救助し、曳航、火災の鎮火、更には被害を受けた艦の浮上を支援し、深度60メートルで複雑な水中作業を行なう為に意図されている。
加えてプロジェクト22870船は、海面から石油製品を回収し、捜索作業の実施が可能である。

プロジェクト22870船の全長は57メートル、幅14メートル、排水量1200トン、速力14ノット。



プロジェクト22870救助曳船の6番船SB-742は、『アストラハン造船工場』で2016年10月27日に起工され、2019年5月22日に進水しました。
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2019年秋に内陸水路経由で黒海へ移動し、10月28日にノヴォロシースクへ到着しました。
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2019年12月20日にロシア海軍へ就役し、ノヴォロシースクに駐留する黒海艦隊第314緊急救助船支隊へ編入されました。
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2021年に地中海へ進出し、11月にはフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ及び哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」と合流し、アルジェリア海軍との合同演習へ参加する為にアルジェリアへ向かいました。

3隻は11月13日にアルジェ港へ到着しました。


合同演習は11月16日~17日に実施されました。
[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]

その後、3隻はエジプト海軍との合同演習『友情の橋-2021』へ参加する為、エジプトへ向かいました。

12月3日にエジプトアレクサンドリア港へ到着し、4日と5日は基地フェーズとして港内に停泊したロシア海軍エジプト海軍の艦の通信訓練、海上行動の最終打ち合わせなどが行なわれました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される]

そして12月6日に実際に海上で各種訓練を行なう海上フェーズが行なわれ、合同演習は12月10日に終了しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』が地中海で始まった]

SB-742は12月18日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
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12月21日にノヴォロシースクへ帰投しました。
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ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート アドミラル・グリゴロヴィチと哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年12月18日9時45分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」と哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」の艦上飛行隊は地中海で飛行を実施した】

地中海ロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」の乗組員は、艦隊海上航空隊の一連の合同訓練を実施した。

戦闘訓練計画に沿って、艦に駐留するヘリコプターKa-27PSの飛行士は、海上で潜水艦を捜索し、追尾する一連の計画訓練を実施し、更には艦の外で遭難した人を捜索し、援助した。

これに加え、飛行士は乗組員と協同で、海上での艦の甲板からの発艦及び着艦の課題へ取り組み、ヘリコプターの飛行を支援する艦内班の訓練を行ない、更には全ての航空複合体システムの点検を行なった。



ロシア黒海艦隊哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」(3752019年6月11日就役)は10月26日にボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(4942016年3月11日就役)は10月28日にボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

その後、救助曳船SB-742(プロジェクト22870、2019年12月20日就役)が合流し、アルジェリアへ向かいました。

3隻は11月13日にアルジェ港へ到着しました。


アルジェリア海軍との合同演習は11月16日~17日に実施されました。
[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]

その後、この3隻はエジプト海軍との合同演習『友情の橋-2021』へ参加する為に地中海東部へ向かいました。

この3隻は12月3日にエジプトアレクサンドリア港へ到着し、4日と5日は基地フェーズとして港内に停泊したロシア海軍エジプト海軍の艦の通信訓練、海上行動の最終打ち合わせなどが行なわれました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される]

そして12月6日から実際に海上で各種訓練を行なう海上フェーズが始まり、12月10日に終了しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』が地中海で始まった]

エジプト海軍との合同演習が終わった後も3隻は地中海東部に滞在しており、12月18日には「アドミラル・グリゴロヴィチ」「ドミトリー・ロガチョフ」艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」
2021年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年10月末から地中海東部に滞在

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日8時55分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は地中海へ進路を取った】

海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月8日9時38分配信
【掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海へ向かった】

大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」2021年12月上旬から地中海東部に滞在
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大型揚陸艦「オルスク」2021年12月中旬から地中海東部に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月2日14時0分配信
【黒海艦隊の小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は海峡を地中海へ向けて通行する】

海洋曳船MB-304:2021年12月上旬から地中海東部に滞在
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対水中工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-742:2021年10月末から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクは『シリア・エクスプレス』に従事する

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『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年12月17日23時48分配信
【地中海へロシア連邦海軍の大型揚陸艦「オルスク」が入った】
イスタンブール、12月17日、インテルファクス

ロシア連邦海軍大型揚陸艦「オルスク」は、金曜日にボスポラス海峡を通過して地中海エリアへ入った。
イスタンブールの観察者はソーシャルネットワークで伝え、海峡を通行する写真を公表した。

彼は、大型揚陸艦「オルスク」は、地中海ロシア海軍物資-技術サービス基地が置かれているシリアタルトゥース港へ向かっていると確信している。

12月8日には、黒海艦隊大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」ボスポラスを通過して地中海へ向かっている。
艦の吃水線から判断し、同艦は大量の荷物を積んでいる。
海峡を通行する際、それにはトルコ沿岸警備隊の艇が同行した。

現在、地中海では、10隻以上の戦闘艦及び補助船で構成されるロシア戦隊が恒常的に活動している。

海外メディアによれば、ロシア海軍大型揚陸艦及び補助船隊、更にチャーター船は、ラタキアフマイミーン飛行場ロシア航空群、タルトゥース海軍物資-技術サービス供給基地、そしてシリア政府軍の為に貨物を送り届ける『シリア・エクスプレス』と呼ばれる作戦へ参加している。



プロジェクト1171大型揚陸艦の6番艦BDK-69は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1967年3月7日に起工され、1968年2月29日に進水、1968年12月5日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

ソ連海軍時代には、地中海、大西洋、インド洋へ進出し、活発に行動していました。
1972年6月~7月にはエジプトへ駐留しました。

ソ連邦解体後も2000年代初頭までは稼働状態に在りました。

上陸演習を行なうBDK-69(1997年撮影)
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複合補給艦「べレジナ」と共に(2000年撮影)
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2002年10月20日に「オルスク」と命名されました。

2004年からオーバーホールが始まりましたが、資金の割り当てが不十分だった為に作業は殆ど進まず、事実上予備役となっていました。

2014年8月から本格的な修理工事が始まりました。
[ロシア黒海艦隊のアリゲーター級揚陸艦2隻はセヴァストーポリで修理される]

オーバーホールは2017年10月下旬に完了し、10月27日には艦の点検の為に出航しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年10月27日14時3分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「オルスク」は計画修理後に出航した】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2017年11月12日8時0分配信
【大型揚陸艦「オルスク」乗組員は艦の修理後の工場点検を完了した】

オーバーホール後の点検を終え、2017年12月中旬に艦隊へ復帰しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2017年12月12日13時6分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「オルスク」は修理後に戦闘任務遂行へ着手する】

2018年には計9回の「シリア・エクスプレス」(黒海沿岸のロシア領からシリアへの貨物輸送任務)に従事しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはシリアへ行く]

2019年には計4回の「シリア・エクスプレス」に従事しました。

2020年春までに計2回の「シリア・エクスプレス」に従事した後、セヴァストーポリ『第13艦船修理工場』でオーバーホールが行なわれました。

2021年7月初頭には同型艦「サラトフ」と共に黒海艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクとサラトフは黒海で砲撃訓練を実施した]
l[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は黒海上空で対艦攻撃訓練を実施した]

以後、3回の「シリア・エクスプレス」に従事しました。
・9月6日にボスポラス海峡を南下、9月24日に同海峡を北上
・10月13日にボスポラス海峡を南下、10月26日に同海峡を北上
・11月20日にボスポラス海峡を南下、12月8日に同海峡を北上


そして12月17日、「オルスク」は今年4度目となるシリアへの貨物輸送へ向かいました。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」
2021年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日8時55分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は地中海へ進路を取った】


海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月8日9時38分配信
【掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海へ向かった】

大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:2021年12月上旬から地中海東部に滞在
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大型揚陸艦「オルスク」:2021年12月中旬から地中海東部に滞在

中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月2日14時0分配信
【黒海艦隊の小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は海峡を地中海へ向けて通行する】

海洋曳船MB-304:2021年12月上旬から地中海東部に滞在
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対水中工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-742:2021年10月末から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは貨物輸送の為にシリアへ向かった

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『イズベスチヤ』より
2021年12月8日19時24分配信
【ロシア連邦海軍の揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」は地中海へ入った】

ロシア連邦海軍大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」は水曜日にボスポラス海峡を通行して地中海エリアへ入った。
イスタンブールの観察者は12月8日に艦が海峡を通過する写真を公開した。

大型揚陸艦は、地中海ロシア海軍物資-技術サービス基地が配置されているシリアタルトゥース港へ行くとレポートは述べた。
吃水線から判断して艦は重要な貨物を積んでシリアへ行く。

「ツェーザリ・クニコフ」ボスポラス海峡通過の際、トルコ沿岸警備隊の艇が同行した。

地中海では現在、10隻以上の戦闘艦及び補助船で構成されるロシア戦隊が行動している。

11月には機雷掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」、対破壊工作艇P-191「カデート」、海洋曳船MB-304ボスポラス海峡通行が観察された。
トルコの情報筋によると、艦はシリアタルトゥース港へ行った。

更に秋には地中海エリアでロシア海軍大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」が観察された。



プロジェクト775大型揚陸艦第2グループの11番艦(775シリーズ通算で23番艦)BDK-64ポーランドグダニスク造船所で建造され、1986年9月30日にソ連海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ編入されました。

1989年5月10日付で「ツェーザリ・クニコフ」と命名されました。

2003年5月下旬にインド洋へ派遣され、インド海軍との合同演習『インドラ-2003』へ参加しました。
[ロシア海軍、インド洋遠征(2003年4~5月):その2・黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワ]
[ロシア海軍、インド洋遠征(2003年4~5月):その3・黒海艦隊の警備艦]

2004年、2005年には黒海沿岸諸国の合同海軍演習『BLACKSEAFOR』へ参加しました。

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2008年8月上旬の南オセチア紛争の際にはアブハジア方面へ派遣され、同年8月10日にアブハジア沖グルジア海軍部隊と交戦したロシア海軍部隊の旗艦を務めました。
[アブハジア沖の海上戦闘(2008年8月9~10日)とセルゲイ・メニャイロ中将]


2009年8月にブルガリアを訪れ、黒海沿岸諸国合同海軍演習『BLACKSEAFOR』へ参加しました。
[ロシア海軍揚陸艦、ブルガリア訪問]

2010年4月に黒海沿岸諸国合同海軍演習『BLACKSEAFOR』へ参加しました。
[黒海艦隊の揚陸艦ツェザーリ・クニコフは、黒海の国際海軍演習に参加する]

2011年8月に黒海沿岸諸国合同海軍演習『BLACKSEAFOR』へ参加しました。

2012年4月にも合同海軍演習『BLACKSEAFOR』へ参加しました。
[ロシア黒海艦隊は国際海軍演習BLACKSEAFORに参加する]

2012年6月には海外メディアからシリアへ行くと報じられましたが、この時には行く事は有りませんでした。
[大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフ及びカリーニングラードはシリアへ向かっていない]

2013年7月から2014年11月までブルガリアでオーバーホールを行ないました。
これは、ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として行なわれたものです。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフはブルガリアでの修理を完了した]

復帰後は、黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる『シリア・エクスプレス』に度々従事しました。
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この件に関してはロシア海軍当局からの公式発表は有りませんが、黒海からシリアへ行くとなると必ずボスポラス海峡(イスタンブール沖)を通過しなければならないので、同海峡の南下が目撃されればシリアへ行き、北上が目撃されればシリアから黒海へ戻るというわけです。

2015年
6月7日にボスポラス海峡を南下、6月18日に同海峡を北上
・6月24日にボスポラス海峡を南下、7月31日に同海峡を北上
・8月8日にボスポラス海峡を南下、8月19日に同海峡を北上
・8月26日にボスポラス海峡を南下、9月初頭に同海峡を北上
・9月14日にボスポラス海峡を南下、9月22日に同海峡を北上
・10月3日にボスポラス海峡を南下、10月14日に同海峡を北上
・10月27日にボスポラス海峡を南下、11月4日に同海峡を北上
・11月15日にボスポラス海峡を南下、11月25日に同海峡を北上
・12月4日にボスポラス海峡を南下、12月14日に同海峡を北上
・12月21日にボスポラス海峡を南下、12月28日に同海峡を北上

2016年
(2月にクリミア半島で上陸演習に参加)
・3月4日にボスポラス海峡を南下、3月12日に同海峡を北上
・3月21日にボスポラス海峡を南下、4月2日に同海峡を北上
・4月9日にボスポラス海峡を南下、4月19日に同海峡を北上
・4月26日にボスポラス海峡を南下、5月6日に同海峡を北上
・5月19日にボスポラス海峡を南下、5月29日に同海峡を北上
・9月27日にボスポラス海峡を南下、10月7日に同海峡を北上
・10月16日にボスポラス海峡を南下、10月25日に同海峡を北上
・11月初頭にボスポラス海峡を南下、11月15日に同海峡を北上
・11月23日にボスポラス海峡を南下、12月7日に北上
・12月15日にボスポラス海峡を南下、12月25日に同海峡を北上
・12月30日にボスポラス海峡を南下、2017年1月17日に同海峡を北上

2017年
・1月26日にボスポラス海峡を南下、2月3日に同海峡を北上
・2月18日にボスポラス海峡を南下、2月27日に同海峡を北上
・4月16日にボスポラス海峡を南下、4月28日に同海峡を北上
・5月6日にボスポラス海峡を南下、5月15日に同海峡を北上
・5月22日にボスポラス海峡を南下、6月2日に同海峡を北上
(5月末に地中海の演習へ参加)
7月10日にボスポラス海峡を南下、7月22日に同海峡を北上
・9月20日にボスポラス海峡を南下、9月29日に同海峡を北上
・10月14日にボスポラス海峡を南下、10月29日に同海峡を北上
・12月27日にボスポラス海峡を南下、2018年1月9日に同海峡を北上

2018年
2月1日にボスポラス海峡を南下、2月11日に同海峡を北上
・12月中旬にボスポラス海峡を南下、12月20日に同海峡を北上

2019年
・2月6日にボスポラス海峡を南下、2月20日に同海峡を北上
6月13日にボスポラス海峡を南下、6月23日に同海峡を北上
・8月3日にボスポラス海峡を南下、8月16日に同海峡を北上
・8月22日にボスポラス海峡を南下、9月2日に同海峡を北上

2020年:3回
・1月20日にボスポラス海峡を南下、1月31日に同海峡を北上
・2月12日にボスポラス海峡を南下、2月26日に同海峡を北上
3月5日にボスポラス海峡を南下、3月15日に同海峡を北上


2020年9月21日から26日までロシア南部で実施されたロシア南方軍管区戦略演習『カフカス-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は戦略指揮参謀演習『カフカス-2020』へ参加する]

2021年は、9月までは黒海で行動し、9月下旬から『シリア・エクスプレス』に従事しています。
・9月21日にボスポラス海峡を南下、10月5日に同海峡を北上
・11月初頭にボスポラス海峡を南下、11月14日に同海峡を北上


そして12月8日にもボスポラス海峡を南下し、シリアタルトゥース港へ向かいました。

なお、同日には、以前から地中海に居た大型揚陸艦「オルスク」(11月20日にボスポラス海峡を南下して地中海入り)がボスポラス海峡を北上して黒海へ入っています。
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現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」
2021年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日8時55分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は地中海へ進路を取った】


海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月8日9時38分配信
【掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海へ向かった】

大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:2021年12月上旬から地中海東部に滞在

中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月2日14時0分配信
【黒海艦隊の小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は海峡を地中海へ向けて通行する】

海洋曳船MB-304:2021年12月上旬から地中海東部に滞在
MB304-1209.jpg

対水中工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-742:2021年10月末から地中海東部に滞在

ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』が地中海で始まった


『タス通信』より
2021年12月6日18時43分配信
【ロシア海軍とエジプト海軍の艦は地中海での合同演習へ着手した】
セヴァストーポリ、12月6日/タス通信

ロシア海軍黒海艦隊エジプト海軍の艦の乗組員は、地中海エリアで合同演習『友情の橋-2021』の3日間の海上フェーズの実施に着手した。
黒海艦隊の月曜日に声明では、こう述べられた。

「アレクサンドリア湾海域で行なわれる演習の海上フェーズ中、2ヶ国の艦の乗組員は、遭難した艦へ援助を与え、掃海による艦の先導、水上手段の攻撃の撃退、海上での組織的な備蓄の補充、容疑船に関する臨検作戦の実施といった複合共同行動を行ないます。
加えて、全面的な防護と、海上移動中の艦の防衛の為の行動へ取り組み、乗組員は水上目標と空中目標、更には浮遊機雷を模した標的への合同砲射撃を行ないます」

艦隊は伝えた。

ロシア海軍艦支隊には、艦上にヘリコプターKa-27PSを持つフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船SB-742が加わっていると説明された。
エジプト海軍艦支隊としてフリゲート、コルベット2隻、支援船が呈示される。

「ロシア及びエジプトの戦闘艦支隊は、統合演習本部の総指揮の下、単一計画で行動します。
ロシア海軍から国際本部を率いるのは、黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地司令官ヴィクトール・コチェマゾフ少将です」

艦隊は指摘した。

演習参加者は、以前既に2日間の基地フェーズを行なっている事が説明された~この間、参加艦の間の通信訓練と、艦の一員である艦長と士官が参加する航海前の代表者会議が行なわれた。

12月3日から10日まで実施される演習『友情の橋-2021』の目的は、地域の安全と安定の為のロシア海軍エジプト海軍の間の軍事協力の強化と発展である。
ロシア-エジプト演習『友情の橋』は2015年から実施されている。
2020年、それはノヴォロシースク港へ寄港した参加艦により黒海で実施され、今年は地中海で実施される。



ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』は、2015年6月中旬に地中海東部で実施されました。

2015年6月6日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船「MB-31」の4隻は、エジプトアレクサンドリアを訪れました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はエジプトを訪れた]

この4隻+バルト艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」が、ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は地中海で実施される]
[ロシア海軍とエジプト海軍は合同演習『友情の橋-2015』の打ち合わせを行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊艦船はエジプトのアレクサンドリアに居る]

エジプト海軍からはフリゲート「タバ」、「シャルム・エル・シェイク」、ミサイル艇「4月25日」、「6月18日」、給油船「シャラティン」の他に、エジプト空軍からF-16戦闘機2機も参加しました。

6月10日、ロシア海軍エジプト海軍の演習参加艦はアレクサンドリアを抜錨し、地中海東部の演習実施海域へ向かいました。
[合同演習『友情の橋-2015』に参加するロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアを抜錨した]


ロシア海軍エジプト海軍は、地中海東部で様々な想定下の演習を行ないました。
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で合同演習を行なっている]
[戦闘機F-16はロシア海軍とエジプト海軍の合同演習へ参加した]
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった]

6月12日に演習は完了しました。
[地中海東部でのロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は終了した]

翌6月13日、ロシア海軍エジプト海軍の演習参加艦船はアレクサンドリア港へ戻りました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]



それから5年後の2020年、今度は黒海ロシア海軍エジプト海軍合同演習『友情の橋-2020』が行なわれる事になりました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』はノヴォロシースクで始まる]

エジプト海軍の演習参加艦艇(フリゲート「アレクサンドリア」、コルベット「アル・ファテフ」、ミサイル艇「ファハミ」)は、2020年11月15日にボスポラス海峡を通過し、11月17日にノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。


ロシア海軍からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」が参加しました。

11月17日に始まった『友情の橋-2020』では、先ず始めに両国の海軍歩兵部隊による陸上での演習が行なわれました。

[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』で狙撃兵の合同訓練が行なわれた]

11月21日に両国の演習参加艦はノヴォロシースクを出航し、海上での演習を開始しました。

[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』参加艦はノヴォロシースクを出航した]


海上演習は11月23日までに完了し、両国の演習参加艦はノヴォロシースクへ戻りました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』は完了した]
エジプト海軍の演習参加艦艇は翌11月24日にノヴォロシースクを出航し、母国への帰路に就きました。


そして2021年12月上旬、『友情の橋-2021』地中海東部エジプト(アレクサンドリア)沖で実施される事になりました。

ロシア側から参加するのは、さる11月中旬に地中海西部アルジェリア海軍との合同演習に参加した黒海艦隊「アドミラル・グリゴロヴィチ」哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」救助曳船SB-742の3隻です。

[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]

この3隻は12月3日にエジプトアレクサンドリ港へ到着し、4日と5日は基地フェーズとして港内に停泊したロシア海軍エジプト海軍の艦の通信訓練、海上行動の最終打ち合わせなどが行なわれました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される]

そして12月6日から実際に海上で各種訓練を行なう海上フェーズが始まりました。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」
2021年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日8時55分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は地中海へ進路を取った】


海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
21-1202-908.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月8日9時38分配信
【掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海へ向かった】

大型揚陸艦「オルスク」:2021年11月下旬から地中海東部に滞在
21-1202-148.jpg

中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月2日14時0分配信
【黒海艦隊の小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は海峡を地中海へ向けて通行する】

対水中工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-742:2021年10月末から地中海東部に滞在

ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年12月2日11時0分配信
【黒海艦隊艦船支隊はロシア-エジプト海軍演習『友情の橋-2021』へ参加する】

黒海艦隊艦船支隊ロシア-エジプト合同海軍演習『友情の橋-2021』へ参加する為にエジプト・アラブ共和国アレクサンドリア港への移動を完了する。

艦隊の艦の港への公式寄港は12月3日に計画されている。
支隊の構成には、艦上にヘリコプターを持つフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船SB-742が加わっている。

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地司令官ヴィクトール・コチェマゾフ少将指揮下のロシア代表団は、演習の準備段階を完了させる為、既にアレクサンドリアへ到着している。

地中海東部アレクサンドリア湾海域で行なわれる活動中、ロシアエジプト戦闘艦は統合演習本部の指揮による単一計画下で行動し、攻撃の撃退、疑わしい船の臨検、組織的対空防衛、ヘリコプターによる海上での物資補充の演習任務を遂行する。

12月3日から10日まで行なわれる演習の目的は、様々な脅威からの海域での組織的防護の為の計画的合同活動と訓練、捜索救助作戦、疑わしい船の臨検の実施にある。

ロシア-エジプト演習『友情の橋』は2015年から実施されている。
2020年、それはノヴォロシースク港へ寄港した参加艦により黒海で実施された。



ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』は、2015年6月中旬に地中海東部で実施されました。

2015年6月6日、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船「MB-31」の4隻は、エジプトアレクサンドリアを訪れました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はエジプトを訪れた]

この4隻+バルト艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」が、ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は地中海で実施される]
[ロシア海軍とエジプト海軍は合同演習『友情の橋-2015』の打ち合わせを行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊艦船はエジプトのアレクサンドリアに居る]

エジプト海軍からはフリゲート「タバ」、「シャルム・エル・シェイク」、ミサイル艇「4月25日」、「6月18日」、給油船「シャラティン」の他に、エジプト空軍からF-16戦闘機2機も参加しました。

6月10日、ロシア海軍エジプト海軍の演習参加艦はアレクサンドリアを抜錨し、地中海東部の演習実施海域へ向かいました。
[合同演習『友情の橋-2015』に参加するロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアを抜錨した]


ロシア海軍エジプト海軍は、地中海東部で様々な想定下の演習を行ないました。
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で合同演習を行なっている]
[戦闘機F-16はロシア海軍とエジプト海軍の合同演習へ参加した]
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった]

6月12日に演習は完了しました。
[地中海東部でのロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は終了した]

翌6月13日、ロシア海軍エジプト海軍の演習参加艦船はアレクサンドリア港へ戻りました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]



それから5年後の2020年、今度は黒海ロシア海軍エジプト海軍合同演習『友情の橋-2020』が行なわれる事になりました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』はノヴォロシースクで始まる]

エジプト海軍の演習参加艦艇(フリゲート「アレクサンドリア」、コルベット「アル・ファテフ」、ミサイル艇「ファハミ」)は、2020年11月15日にボスポラス海峡を通過し、11月17日にノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。


ロシア海軍からは、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・マカロフ」小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」が参加しました。

11月17日に始まった『友情の橋-2020』では、先ず始めに両国の海軍歩兵部隊による陸上での演習が行なわれました。

[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』で狙撃兵の合同訓練が行なわれた]

11月21日に両国の演習参加艦はノヴォロシースクを出航し、海上での演習を開始しました。

[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』参加艦はノヴォロシースクを出航した]


海上演習は11月23日までに完了し、両国の演習参加艦はノヴォロシースクへ戻りました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』は完了した]
エジプト海軍の演習参加艦艇は翌11月24日にノヴォロシースクを出航し、母国への帰路に就きました。


そして2021年12月上旬、『友情の橋-2021』地中海東部エジプト(アレクサンドリア)沖で実施される事になりました。

ロシア側から参加するのは、さる11月中旬に地中海西部アルジェリア海軍との合同演習に参加した黒海艦隊「アドミラル・グリゴロヴィチ」哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」救助曳船SB-742の3隻です。

[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」
2021年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
21-1123k.jpg
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
21-1202-609.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日8時55分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は地中海へ進路を取った】


海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月8日9時38分配信
【掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海へ向かった】

大型揚陸艦「オルスク」:2021年11月下旬から地中海東部に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月2日14時0分配信
【黒海艦隊の小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は海峡を地中海へ向けて通行する】

対水中工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-742:2021年10月末から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月15日14時32分配信
【ロシア海軍とアルジェリア海軍の合同演習は地中海で始まった】

地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の一員であるフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船SB-742は、アルジェリア海軍の艦との国際演習へ参加する。

11月15日・月曜日にロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、アルジェリアからはヘリコプターを持つフリゲート「ハラド」、練習艦「リャ・スマム」、救助曳船「エリ・ムンジド」、哨戒航空機及び捜索救助ヘリコプターが参加する。

演習の海上段階は11月16日~17日に地中海南西部アルジェリア海軍の戦闘訓練射爆場で実施される、

海上へ出たロシアアルジェリアの船員は、海上での非合法活動:海賊行為、貨物の違法輸送、テロ活動、大量破壊兵器の拡散を阻止する為の連携へ取り組む。

演習期間中、国際艦船連合部隊の単一本部が形成される。
当事者が合意した議定書に沿って、統合部隊の司令官はアルジェリア海軍中央海域司令官カイド・ノルディン少将、部隊の参謀長は黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地司令官ヴィクトール・コチェマゾフ少将になる。
本部はアルジェリア海軍の旗艦に配置される。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、黒海艦隊の為にカリーニングラード州造船所『ヤンターリ』で建造された最初のプロジェクト11356フリゲートである。
2016年から勤務に就いている。
排水量 4000トン、速力-30ノット、自立航行期間 30日。
兵装構成には、口径100mmのA-190砲装置高射ミサイル及び高射砲複合体魚雷及び対潜攻撃手段、更には高精度有翼ミサイル「カリブル」が含まれる。

「ドミトリー・ロガチョフ」は、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で建造されたプロジェクト22160の最初の生産艦である。
モジュールコルベットは2019年6月に黒海艦隊へ加わった。
新たな76.2mm砲装置高射ミサイル複合体機関銃で武装する。



ロシア黒海艦隊哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は10月26日にボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は10月28日にボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

その後、救助曳船SB-742(プロジェクト22870、2019年12月20日就役)が合流し、アルジェリアへ向かいました。

3隻は11月13日にアルジェ港へ到着しました。


海上での演習は11月16日~17日に実施されました。

ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツはシリアのタルトゥース沖で機雷捜索訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年8月9日12時15分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」は地中海で対機雷行動へ取り組んだ】

黒海艦隊海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」乗組員は、地中海海軍常設グループの一員としての任務遂行へ着手し、戦闘訓練計画枠組みにおいて、艦船駐留所~タルトゥース港へ寄港する前の対機雷行動へ取り組んだ。

訓練中、乗組員は指定海域で、様々な種類の掃海具と艦の対機雷水中音響システムを使用する雷の捜索を行なった。

船員は、用途上の目的の為の任務遂行と共に、ダメージコントロール、海上移動時及び無防備な泊地へ停泊中の艦の対空防衛及び対水中工作防衛の艦上演習へ参加した。



【海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」】
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プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」レニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

1975年、1979年には地中海へ、1983年には大西洋へ派遣されました。

1990年にはペルシャ湾へ派遣されました。

2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。

2016年8月、20数年ぶりに地中海へ派遣され、2017年1月下旬にセヴァストーポリへ帰投しました。

2017年11月初頭に再び地中海東部へ派遣され、2018年3月8日にセヴァストーポリへ帰投しました。

2018年12月14日、海洋曳船MB-31と共にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ向かった]

2018年12月21日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツはシリア沖へ到着した]

その後も「イワン・ゴルベツ」シリア沖で行動していましたが、2019年4月29日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海を去った]

2019年5月1日に母港セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海からセヴァストーポリへ帰投した]

それから1年以上経った2020年8月中旬、「イワン・ゴルベツ」は再び地中海東部へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツと救助曳船カピタン・グリエフは地中海東部へ向かった]

2020年12月24日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2021年8月初頭にセヴァストーポリを出航し、8月6日にボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ行く]

その後、地中海へ入り、8月9日にシリアタルトゥース港沖で機雷捜索などの各種戦闘訓練を行ないました。

「イワン・ゴルベツ」は、2021年5月上旬から地中海東部へ派遣されている同型艦「コヴロヴェツ」と交代します。
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ロシア海軍は、2016年2月以降、交代で掃海艦1隻を常にシリア沖へ展開させています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「イングシェチア」2021年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ行く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年8月7日10時10分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」は黒海海峡を地中海方向へ通行する】

黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」は、地中海へ向かって黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を行なっている。

フリゲートの乗組員は、黒海から遠海ゾーンへの計画移動を行なう。

地中海フリゲート「アドミラル・エッセン」海軍常設連合部隊の一員として加わり、2021年5月から特別任務を遂行しているフリゲート「アドミラル・マカロフ」乗組員と交代する。



プロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」は、2011年7月8日に起工され、2014年11月7日に進水し、2016年6月7日に就役しました。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]

2016年10月下旬に黒海へ回航される予定でしたが、バルチースク基地でスクリューと推進軸を損傷してしまった為、修理が必要となり、回航は延期されることになりました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器を修理する]

「アドミラル・エッセン」は建造元の『ヤンターリ』へ回航され、浮きドックで修理が行なわれました。
修理は2016年12月23日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・エッセンは推進器の修理を終えた]

その後はバルト海で修理後の航行試験が行われていたようですが、2017年3月7日には、バルト艦隊親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」と共に砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはバルト海で砲撃訓練を行なった]

2017年4月末、「アドミラル・エッセン」は、本来の配備場所である黒海艦隊基地へ向かいました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンは黒海艦隊基地へ向かった]

2017年5月5日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を東へ進み、2017年5月15日には地中海東部に位置するキプロス島南部のリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはキプロスのリマソールへ寄港した]

2017年5月23日から27日までリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

2017年5月31日、潜水艦「クラスノダール」と共にシリア沿岸沖の公海上からシリアパルミラ(タドムル)ISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ、有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後も、同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部へ留まりました。
[巡航ミサイル"カリブル"を搭載するロシア海軍黒海艦隊の2隻のフリゲートと1隻の潜水艦は地中海東部に留まる]

2017年6月23日には同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」、潜水艦「クラスノダール」と共に地中海東部からシリアISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

「アドミラル・エッセン」は、2017年7月5日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはセヴァストーポリへ到着した]

それから4日後の2017年7月9日にセヴァストーポリを抜錨し、再び地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新フリゲート"アドミラル・エッセン"は再びシリア沖へ向かった]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」には、シリアタルトゥース港で挙行された観艦式へ参加しました。


その後も地中海東部へ留まり、2017年9月4日にシリアデリゾールISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

「アドミラル・エッセン」は2017年9月22日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリア沖からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海に留まり、2018年2月下旬には警備艦「プイトリーヴイ」(プロジェクト1135M)、「スメトリーヴイ」(プロジェクト61)と共に演習を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年2月19日14時41分配信
フリゲート「アドミラル・エッセン」、警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は演習を実施する為に黒海へ出た】

「アドミラル・エッセン」は2018年3月13日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

2018年3月21日に艦載ヘリコプターの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、地中海東部アメリカイギリスなどの艦船を監視していました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でアメリカ海軍などの軍艦を追尾している]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部でイギリスのアスチュート級原潜を追尾した]

2018年4月下旬には、地中海東部で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

その後も地中海東部へ留まり、2018年5月末には艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

2018年6月28日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った]

2018年6月30日に母港へ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

2018年8月25日にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

2018年9月1日から8日まで地中海東部で実施されたロシア海軍ロシア航空宙軍の大規模演習へ参加しました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍の地中海演習(2018年9月1日~8日)]

2018年11月16日には、プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」(「499」2017年12月27日就役)と共に艦載ヘリコプターの訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]

2018年11月20日には対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海東部で対空防衛演習を行なった]

その後も地中海東部に滞在していましたが、2018年12月25日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去った]

2018年12月26日、「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はセヴァストーポリへ帰投した]

2019年2月28日、「アドミラル・エッセン」は母港セヴァストーポリを抜錨し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はセヴァストーポリを抜錨し、地中海へ向かった]

翌2019年3月1日、「アドミラル・エッセン」は、黒海地中海を結ぶボスポラス海峡へ入り、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海へ入る]

2019年4月23日には、地中海東部フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」と共に夜間通信訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の軍艦は地中海東部で夜間の通信訓練を行なった]

その後、「アドミラル・エッセン」地中海を去り、4月30日にはトルコイスタンブールへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は防衛展示会『IDEF'19』へ参加する為にトルコのイスタンブールへ到着した]
同艦がトルコを訪れたのは、これが初めてです。
(イスタンブール沖を通過した事は何度も有りましたが)

「アドミラル・エッセン」は、2019年4月30日から5月3日までトルコで開催された防衛展示会IDEF(International Defense Industry Fair)'19に「出展」されました。
【『IDEF』公式サイト】


『IDEF'19』が終わった5月3日にイスタンブールを出航し、黒海へ入りました。
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翌5月4日にセヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部からセヴァストーポリへ帰投した]

その後は黒海内で行動し、黒海艦隊の演習へ何度も参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワは緊急出航訓練を行なった]

12月11日には黒海沿岸の目標へ有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。


[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は黒海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

12月20日頃にセヴァストーポリを出航し、翌12月21日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部へ派遣される]

2020年1月14日には地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]

その後も地中海東部で行動し、1月30日にキプロスリマソール港を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はキプロスのリマソールを訪れた]

2月6日には、対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」(2019年1月26日就役)及び哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」(2019年6月11日就役)と共に地中海東部機雷源を突破する演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった]

その後も地中海東部に留まっており、3月20日には各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で演習を行なった]

2020年2月末に地中海東部へ入った同型艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」(494、2016年3月11日就役)及び「アドミラル・マカロフ」(499、2017年12月27日就役)と合流し、各種戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で戦闘訓練を行なった]

4月に入ってからも3隻のフリゲートは一緒に行動していました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート3隻は地中海東部で対潜戦闘訓練を行なった]


その後、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」「アドミラル・グリゴロヴィチ」と別れ、4月9日にダーダネルス海峡ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は地中海を去った]

翌4月10日、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は母港セヴァストーポリへ到着しました。

しかし、ヨーロッパにおける新型コロナウイルスの流行・感染拡大に関連し、「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は、暫くセヴァストーポリ港内の泊地に留め置かれる事になりました。
「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は3月末に外国港(おそらくはキプロスリマソール港)へ寄港していた為、外国港を出てから14日間は検疫期間として乗組員は陸地へ上陸できず、艦内に留まる事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリ港内へ入った]

「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は艦内の消毒などの措置が行なわれ、4月11日にセヴァストーポリ港埠頭へ入りました。
[地中海東部から戻ってきたロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"と"アドミラル・マカロフ"は検疫措置を終えてセヴァストーポリ埠頭へ係留された]

その後は黒海で訓練を行なっていました。




2020年9月末、「アドミラル・エッセン」は再び地中海東部へ派遣される事になり、9月29日にボスポラス海峡を南下しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部(シリア沖)へ派遣される]

その後、地中海東部へ入り、10月8日にはシリアタルトゥース港へ到着しました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのタルトゥース港へ到着した]

10月31日には対空防衛訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で対空防衛訓練を行なった]

11月11日には艦載ヘリコプターKa-27PLと共に演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で艦載ヘリコプターと演習を行なった]

12月24日にシリアタルトゥース港で実施されたロシア海軍シリア海軍の合同演習へ参加しました。
[ロシア海軍とシリア海軍はタルトゥース港で合同演習を実施した]

12月27日にダーダネルス海峡へ入り、翌28日にはボスポラス海峡を抜けて黒海へ入りました。

[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海を去り、黒海へ入った]
その後、母港セヴァストーポリへ帰投しました。

2021年6月中旬、「アドミラル・エッセン」は、ロシア黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と共にセヴァストーポリを出航し、6月18日にはボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海東部へ向かった]

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2021年6月25日、「モスクワ」「アドミラル・エッセン」に加え、以前から地中海東部で行動中の水上艦及び潜水艦と、シリアフマイミーン航空基地へ進出した北方艦隊航空隊対潜哨戒機Tu-142MK及びIl-38、そしてロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3極超音速ミサイル「キンジャール」を搭載する戦闘機MiG-31K戦闘爆撃機Su-34戦闘機Su-35Sが参加するロシア海軍ロシア航空宇宙軍の合同演習が地中海東部で始まりました。

[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]

なお、演習実施海域となるキプロス島南方海域では、イギリス海軍航空母艦「クイーン・エリザベス」を中核とする機動部隊が行動中でした。

[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう]

6月28日には対空防衛演習などが実施されました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で対空防衛演習を実施した]

翌6月29日にも対空防衛演習が実施されましたが、こちらは敵の無人機の攻撃を想定したものだったようです。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同防空演習が実施された]

演習完了後の7月5日、地中海を去り、ダーダネルス海峡へ入りました。
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[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海を去った]
その後、母港セヴァストーポリへ帰投しました。

8月初頭にセヴァストーポリを出航し、8月7日にボスポラス海峡へ入りました。

今後、「アドミラル・エッセン」地中海東部(シリア沖)へ向かい、同型艦「アドミラル・マカロフ」と交代します。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「イングシェチア」2021年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」2021年8月初頭から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ行く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年8月6日13時45分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」は黒海海峡を地中海方向へ通行する】

黒海艦隊海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」乗組員は、黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通行を行なっている。
地中海で艦は、遠海ゾーンのロシア海軍常設グループへ補充される。

海上移動時に海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」は、黒海の艦隊戦闘射爆場で複合艦上演習を実施した。

海洋掃海艦は、グループの計画ローテーションの枠組みでセヴァストーポリから地中海への移動を行なう。



【海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」】
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プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」レニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

1975年、1979年には地中海へ、1983年には大西洋へ派遣されました。

1990年にはペルシャ湾へ派遣されました。

2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。

2016年8月、20数年ぶりに地中海へ派遣され、2017年1月下旬にセヴァストーポリへ帰投しました。

2017年11月初頭に再び地中海東部へ派遣され、2018年3月8日にセヴァストーポリへ帰投しました。

2018年12月14日、海洋曳船MB-31と共にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ向かった]

2018年12月21日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツはシリア沖へ到着した]

その後も「イワン・ゴルベツ」シリア沖で行動していましたが、2019年4月29日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海を去った]

2019年5月1日に母港セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海からセヴァストーポリへ帰投した]

それから1年以上経った2020年8月中旬、「イワン・ゴルベツ」は再び地中海東部へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツと救助曳船カピタン・グリエフは地中海東部へ向かった]

2020年12月24日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2021年8月初頭にセヴァストーポリを出航し、8月6日にボスポラス海峡へ入りました。

今後、「イワン・ゴルベツ」地中海東部(シリア沖)へ向かいます。

「イワン・ゴルベツ」は、2021年5月上旬から地中海東部へ派遣されている同型艦「コヴロヴェツ」と交代します。
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現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「イングシェチア」2021年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
21-0715c.jpg
対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在