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ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦と掃海艦はカムチャツカ沖で演習を実施した

『KORABEL.RU』より
2023年3月30日14時30分配信
【カムチャツカで太平洋艦隊の多種戦力の艦上演習が実施された】

アヴァチンスキー湾艦支隊の演習が行なわれた。

演習には、小型対潜艦「ウスチ-イリムスク」及びMPK-107と共に海洋掃海艦MT-264及びMT-265が参加した。

演習中、掃海艦には仮想敵の機雷源を通過し、艦隊戦闘艦支隊の掃海先導の任務の遂行が待ち受けていた。
最初の段階で海洋掃海艦の乗組員は、仮想対艦機雷から航路を一掃するという与えられた任務を遂行し、戦闘艦支隊機雷源の通行の安全を保障した。

演習の次の段階で小型対潜艦は駐留所から出航し、海上掃海艦により作られた機雷源の安全航路を通行し、仮想敵潜水艦の捜索海域へ向かった。

指定海域で探知セクションを狭める方法で、小型対潜艦「ウスチ-イリムスク」及びMPK-107は、敵「潜水艦」との接触を確立する行動を実行した。
演習中の2隻の艦の乗組員の巧みな連携の結果、仮想敵潜水艦は探知され、対潜兵器により破壊されたとロシア連邦国防省広報サービスは発表した。



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プロジェクト1124M小型対潜艦MPK-117『ハバロフスク造船工場』で1990年1月22日に起工され、1991年8月28日に進水、1992年2月11日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
就役当初はルースキー島パリス湾に駐留していました。
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1996年にウラジオストク南部ウリス湾へ移転しました。
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2007年7月22日にウスチ・イリムスク市と後援協定と締結しました。

2010年1月16日付でロシア海軍総司令官令により「ウスチ・イリムスク」と命名されました。

2015年初頭から2016年3月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールを行ないました。
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現在はウリス湾に駐留する第165水上艦旅団第11水域保護艦旅団に所属しています。

2022年8月7日にペトロパヴロフスク・カムチャツキー港を出航し、太平洋北西部での哨戒任務に就きました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦ホルムスクとウスチ・イリムスクは太平洋北西部で哨戒任務に就いた]


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-107は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1988年2月22日に起工され、1990年6月5日に進水し、1991年3月14日に就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ編入され、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留しています。

現在は第114水域防護艦旅団第117水域防護艦大隊に所属しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ方面に2個対潜打撃群を形成する]

2020年春からカムチャツカ方面の演習へ何度も参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の小型対潜艦4隻と小型ロケット艦4隻は演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦と小型対潜艦はカムチャツカ半島沖で対潜演習を行なった]

2020年6月1日にペトロパヴロフスク・カムチャツキーを出航し、オホーツク海及び太平洋で1ヶ月間に渡り演習を行なった後、7月1日に帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第82号小型対潜艦と第107号小型対潜艦はオホーツク海及び太平洋への1ヶ月間の航海を終えてカムチャツカへ帰投した]

2022年2月上旬にカムチャツカ沖で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻以上の艦船はカムチャツカ沖で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はカムチャツカで対空防衛演習を実施した]


2023年2月21日、2隻の小型対潜艦コルベット「グレミャーシチー」と共にカムチャツカ沖で対潜戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」、小型対潜艦ウスチ・イリムスク、MPK-107はカムチャツカ沖で対潜戦闘演習を実施した]


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プロジェクト266ME「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦MT-264は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『中部ネヴァ川造船工場』で1987年2月2日に起工され、1989年3月27日に進水、1989年8月31日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。

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海洋掃海艦MT-265『中部ネヴァ川造船工場』で1988年4月12日に起工され、1989年8月25日に進水、1989年12月22日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。


2023年3月30日、2隻の小型対潜艦と2隻の掃海艦カムチャツカ沖で演習を行ないました。

ロシア海軍太平洋艦隊のグラチョノク級哨戒艇は沿海地方で演習を実施した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年3月29日5時22分配信
【太平洋艦隊の船員は沿海地方沿岸で「水中破壊工作員」を撃滅した】
ウラジオストク、3月29日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊の4隻の対破壊工作艇沿海地方沿岸での演習へ参加し、その内の1隻の乗組員は仮想水中破壊工作員を撃滅した。
東方軍管区太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「沿海地方で、 太平洋艦隊のグラチョノク型対破壊工作艇P-406、P-445、P-377、P-391の乗組員は、地域の南方の沿岸海域で仮想水中破壊工作員を発見し、無力化する為の合同演習を実施しました」
広報サービスの声明では、こう述べられた。

は警戒態勢で海上へ出航した事が説明された。
「P-406」、「P-377」、「P-391」の乗組員は、金角湾、ウリス湾、パトロクル湾へ仮想敵の捜索へ向かい、「P-445」艇の乗組員はストレロク湾で「破壊工作員」を発見し、撃滅した。23-0329c.jpg
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演習中、遠隔操作及び携帯式の対破壊工作員擲弾筒が使用された。




プロジェクト21980「グラチョノク」対破壊工作艇(哨戒艇)は、基地及び周辺海域の警備の為の小型艦艇であり、現在までにロシア海軍へ23隻が就役しています。
(この他、ロシア国家親衛隊に4隻就役)

[ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で建造]
P-104「ナヒーモヴェツ」
:2010年5月4日就役、バルト艦隊
P-191「カデート」:2012年5月15日就役、黒海艦隊
P-349「スヴォーロヴェツ」:2012年11月14日就役、黒海艦隊
P-350「クルサント・キーロヴェツ」:2013年8月22日就役、黒海艦隊
P-351「ユナルメーツ・カスピヤ」:2013年10月15日就役、カスピ小艦隊
P-355「ユナルメーツ・クルイマ」:2014年10月9日就役、黒海艦隊
P-424「キネリ」:2014年10月9日就役、黒海艦隊
P-433「パーヴェル・シラーエフ」:2017年9月16日就役、黒海艦隊
「ユナルメーツ・タタールスタナ」:2018年10月20日就役、カスピ小艦隊
P-449「ユナルメーツ・ダゲスタナ」:2019年8月30日就役、カスピ小艦隊
P-468:2022年6月23日就役、バルト艦隊
P-471「ウラジーミル・ノソフ」:2022年6月23日就役、バルト艦隊
艇名不明:2022年11月1日就役、バルト艦隊

[ウラジオストクの『東方造船所』で建造]
P-377
:2014年2月23日就役、太平洋艦隊
P-420「ユナルメーツ・プリモリヤ」:2014年2月24日就役、太平洋艦隊
P-417「ユナルメーツ・カムチャツキー」:2014年9月25日就役、太平洋艦隊
P-431:2017年12月28日就役、太平洋艦隊
P-445:2019年1月14日就役、太平洋艦隊
P-450「ユナルメーツ・サハリナ」:2021年5月28日就役、太平洋艦隊

[ルイビンスクの『造船工場ヴィンペル』で建造]
P-340「ユナルメーツ・ザポリャーリヤ」
:2017年1月14日就役、北方艦隊
P-421「ユナルメーツ・ベロモリヤ」:2017年1月14日就役、北方艦隊
P-429「セルゲイ・プレミニン」:2017年7月14日就役、北方艦隊
P-430「ワレーリー・フェデャニン」:2017年11月9日就役、北方艦隊
(この他、ロシア国家親衛隊向けに4隻建造)

黒海艦隊所属艇は、シリアタルトゥースへ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の対破壊工作艇P-433はシリアへ到着した]


2023年3月29日に沿海地方沖で行なわれた演習には、2隻の「グラチョノク」型が参加しました。

P-377(2014年2月23日就役)
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P-445(2019年1月14日就役)
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他の2隻~P-391P-406は、1988年に就役したプロジェクト14159哨戒艇です。

ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇はピョートル大帝湾で超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射した



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年月日時分配信
【太平洋艦隊のロケット艇は「敵」艦を破壊した】
モスクワ、3月28日-ロシア通信社ノーボスチ

太平洋艦隊ロケット艇のペアは、対艦有翼ミサイル「モスキート」の実地射撃の枠組みにおいて日本海ピョートル大帝湾で海上標的を破壊した。
太平洋艦隊広報サービスは火曜日に動画を公表した。

映像では、ロケット艇による流氷の間からの発射と、移動中の対艦有翼ミサイル「モスキート」の発射が示されている。

「2隻のロケット艇で構成されるロケット艇打撃グループは、仮想敵戦闘艦を模した海上盾へ合同でミサイル打撃を与えました。
約100キロメートルの距離にある目標は、2基の有翼ミサイル"モスキート"の直撃により成功裏に撃破されました」

艦隊は説明した。

広報サービスは、射撃の安全は太平洋艦隊水上艦海上航空隊航空機により保障されたと付け加えた。



ロシア太平洋艦隊プロジェクト12411ロケット艇は、沿海地方多種戦力小艦隊第19水上艦旅団第2親衛ロケット艇大隊に所属し、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。
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[第2親衛ロケット艇大隊]
ロケット艇R-261(1988年12月30日就役)
ロケット艇R-297(1990年9月8日就役)
ロケット艇R-298(1990年12月31日就役)
ロケット艇R-11(1991年9月1日日就役)
ロケット艇R-14(1991年12月28日就役)
ロケット艇R-18(1992年8月24日就役)
ロケット艇R-19(1992年12月7日就役)
ロケット艇R-20(1993年11月18日就役)
ロケット艇R-24(1994年12月27日就役)
ロケット艇R-29(2003年9月27日就役)


全てロシア極東『ハバロフスク造船工場』で建造され、現在は10隻が現役に留まってます。
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2023年3月28日には2隻のロケット艇超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。

ロケット艇の名前は公表されていませんが、公表された動画によると、内1隻の舷側番号は「991」ですから、おそらくは3月14日にピョートル大帝湾対艦ミサイルの模擬発射訓練を実施したR-261(991)R-297でしょう。
つまり、3月14日の模擬発射訓練は、今日の実際のミサイル発射のリハーサルだったという事です。
[ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇R-261とR-297はピョートル大帝湾で演習を実施した]
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この他、演習の統制の為に指揮艦「マルシャル・クルイロフ」も参加しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチはカムチャツカで対水中破壊工作防衛演習を実施した

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『KORABEL.RU』より
2023年3月22日17時57分配信
【太平洋艦隊の艦艇は水中破壊工作員を捜索、排除する演習を実施した】

カムチャツカ太平洋艦隊小型ロケット艦「スメルチ」「グラチョノク」型対破壊工作哨戒艇P-450P-417の乗組員は、アヴァチャ入り江水域で仮想水中破壊工作員を探知、拘束する合同演習を実施した。

小型ロケット艦の乗組員は、対水中破壊工作部隊・手段対処支隊の要員と連携し、担当ゾーンでの仮想敵戦闘泳者の捜索中に水面と水中の状況の組織的監視へ取り組んだ。

演習計画の下、ロシア北東軍集団水域保護艦連合部隊の作戦指揮所は、アヴァチャ入り江水域で計画パトロールを行っていた対工作艇から、未確認水中グループの移動物体の探知の信号を受信した。

太平洋艦隊駐留所への仮想水中破壊工作員グループ侵入の脅威を排除する為の措置への着手が決定された。
水中目標探知海域へ、増援として更に小型ロケット艦「スメルチ」が向かった。

演習の枠組みで、固定式小型遠隔操作対破壊工作擲弾複合体を使用した擲弾発射を行ない、そして小型ロケット艦の乗組員は携帯式対破壊工作擲弾発射機からの射撃を行なった。
演習は太平洋艦隊の戦闘訓練計画に沿って実施された。



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プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」(423)は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1985年3月4日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。

2017年からペトロパヴロフスク・カムチャツキー『北東修理センター』で近代化改装工事を行ない、対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
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2019年10月3日に復帰しました。
[近代化改装された小型ロケット艦スメルチはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]

2021年6月4日に同型艦「ラズリーフ」(1992年2月11日就役)及び小型対潜艦2隻と共にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、カムチャツカ半島沖で演習を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で演習を行なった]

2021年6月9日には対空・対水上戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で対空・対水上戦闘訓練を実施した]

2021年6月末頃、同型艦「ラズリーフ」と共にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、太平洋上で1ヶ月間以上に渡り洋上行動を行ない、8月5日に帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチとラズリーフは1ヶ月以上の洋上行動を終えてペトロパブロフスク・カムチャツキーへ帰投した]

2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてカムチャツカ沖で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻以上の艦船はカムチャツカ沖で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はカムチャツカで対空防衛演習を実施した]

2023年3月22日、「グラチョノク」型対破壊工作艇P-417「ユナルメーツ・カムチャツキー」(2014年9月25日就役)及びP-450「ユナルメーツ・サハリナ」(2021年5月28日就役)と共にペトロパブロフスク・カムチャツキー湾内で対水中破壊工作演習を行ないました。

ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇はピョートル大帝湾で海上戦闘訓練を実施した

『インテルファクス』極東ニュースより
2023年3月21日2時51分配信
【艦隊のロケット艇打撃グループはピョートル大帝湾で「戦闘」を実施した】
ウラジオストク、3月21日、インテルファクス極東

太平洋艦隊の2個ロケット艇打撃グループは、沿海地方ピョートル大帝湾で「海上戦闘」を実施した。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「演習中、R-11、R-14、R-18から成るロケット艇打撃グループが仮想敵役を務め、ロケット艇R-19、R-20、R-24で構成される他のグループは艦隊のロケット艇部隊となりました」
声明では、こう述べられた。

乗組員は、仮想敵戦闘艦艇グループを攻撃する為の必要な行動を実行した。
電子方式で発射された対艦ミサイル「モスキート」が使用された。

射撃後に船員は、アクティブ妨害を使用し、煙幕を発生させ、報復ミサイル攻撃に対する回避へ取り組んだ。



ロシア太平洋艦隊プロジェクト12411ロケット艇は、沿海地方多種戦力小艦隊第19水上艦旅団第2親衛ロケット艇大隊に所属し、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。
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[第2親衛ロケット艇大隊]
ロケット艇R-261(1988年12月30日就役)
ロケット艇R-297(1990年9月8日就役)
ロケット艇R-298(1990年12月31日就役)
ロケット艇R-11(1991年9月1日日就役)
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ロケット艇R-14(1991年12月28日就役)
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ロケット艇R-18(1992年8月24日就役)
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ロケット艇R-19(1992年12月7日就役)
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ロケット艇R-20(1993年11月18日就役)
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ロケット艇R-24(1994年12月27日就役)
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ロケット艇R-29(2003年9月27日就役)


全てロシア極東『ハバロフスク造船工場』で建造され、現在は10隻が現役に留まってます。
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ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇R-261とR-297はピョートル大帝湾で演習を実施した

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『インテルファクス』極東ニュースより
2023年3月14日5時6分配信
【太平洋艦隊のロケット艇は沿海地方で仮想「敵」を破壊する演習を実施した】
ウラジオストク、3月14日、インテルファクス-極東

太平洋艦隊ロケット艇打撃グループは、ピョートル大帝湾で仮想敵艦へミサイル打撃を与える演習へ参加した。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。

演習には2隻のロケット艇R-297R-261が参加した。

「演習の筋書きの下、ピョートル大帝湾で仮想敵の揚陸艦が発見され、無線による問い掛けに応答しませんでした。
敵艦が居る海域へ、ミサイル兵器で仮想敵を破壊する為にロケット艇打撃グループが向かいました」

声明では、こう述べられた。

ロケット艇打撃グループの乗組員は、仮想敵の海上揚陸部隊が上陸する可能性の高い場所で艦を発見した。
実際にミサイルを使用する事無く、2基のミサイル「モスキート」により目標へ仮想打撃を与えた。

演習中にロケット艇の乗組員は、電波電子戦闘と擬装、対空及び対破壊工作防衛、そして更にダメージコントロールの複合艦上訓練へ取り組んだ。



プロジェクト12411(タランタルIII級)大型ロケット艇R-261(991)は、ロシア極東『ハバロフスク造船工場』で建造され、1988年12月31日に就役しました。
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1991年~1992年には8ヶ月間に渡りベトナムカムラン湾へ派遣されました

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはウラジオストクの観艦式へ参加しました。
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2022年9月上旬に実施された戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しました。


プロジェクト12411大型ロケット艇R-297(954)『ハバロフスク造船工場』で建造され、1990年9月8日に就役しました。

2015年初頭にはウラジオストクの艦船修理工場でオーバーホールを行ないました。

2022年9月上旬に実施された戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しました。


2隻のロケット艇沿海地方多種戦力小艦隊第19水上艦旅団第2親衛ロケット艇大隊に所属し、ウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。
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[第2親衛ロケット艇大隊]
ロケット艇R-261(12411、1988年12月30日就役)
ロケット艇R-297(12411、1990年9月8日就役)
ロケット艇R-298(12411、1990年12月31日就役)
ロケット艇R-11(12411M、1991年9月1日日就役)
ロケット艇R-14(12411M、1991年12月28日就役)
ロケット艇R-18(12411M、1992年8月24日就役)
ロケット艇R-19(12411M、1992年12月7日就役)
ロケット艇R-20(12411M、1993年11月18日就役)
ロケット艇R-24(12411M、1994年12月27日就役)
ロケット艇R-29(12411M、2003年9月27日就役)

ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」、小型対潜艦ウスチ・イリムスク、MPK-107はカムチャツカ沖で対潜戦闘演習を実施した

『タス通信』より
2023年2月21日10時6分配信
【カムチャツカで太平洋艦隊の艦支隊は仮想敵潜水艦を探知、破壊した】
タス通信、2月21日

コルベット「グレミャーシチー」、小型対潜艦「ウスチ・イリムスク」MPK-107で構成される太平洋艦隊捜索-打撃艦グループは、カムチャツカの演習で仮想敵潜水艦の破壊へ取り組んだ。
火曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「演習中に太平洋艦隊の海上射爆場で、コルベット"グレミャーシチー"乗組員は国籍不明の水中目標を探知しました。
小型対潜艦ウスチ・イリムスクとMPK-107は捜索海域へ到着し、探知範囲を狭めて"敵"潜水艦との接触を確立する活動を行ないました」

広報サービスは話した。

艦は、対抗して退避を試みる潜水艦との海戦の要素へ取り組んだ。
整然かつ有能な行動の結果、「敵」潜水艦は対潜兵器により仮想破壊された。

水中目標の役として太平洋艦隊潜水艦1隻が関わった。



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プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」(337)は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2012年2月1日に起工され、2017年6月30日に進水、2020年12月29日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト20385コルベットの1番艦グレミャーシチーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

就役後もバルト海に留まり、2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。


2021年8月中旬頃にバルト海から出て、地中海へ向かう北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と合流し、8月13日に英仏海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは英仏海峡へ入った]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2021年11月にウラジオストクへ到着する]

その後、同じくウラジオストクへ回航する潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」及び「ヴォルホフ」と合流して地中海へ入りました。

9月23日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年9月23日9時59分配信
【太平洋艦隊支隊は地中海から紅海へ向かった】

その後、アデン湾を通過して10月7日にインド洋へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月7日10時1分配信
【情報筋:太平洋艦隊支隊はインド洋を横断した】

10月16日にスリランカコロンボへ寄港後、10月19日にはスリランカ南部へ到達し、太平洋艦隊の担当海域へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月19日8時35分配信
【太平洋艦隊の新たな潜水艦とコルベットはスリランカを迂回した】

10月30日にはミャンマーティラワ港へ寄港しました。

太平洋艦隊の担当海域へ入った後、ウラジオストクから出迎えに来た給油船及び救助曳船と合流、11月16日にフィリピンマニラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはフィリピンのマニラへ寄港した]

その後、マニラを出航し、11月23日に沖縄本島宮古島の間を通過し、11月27日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月29日夜にウラジオストクへ到着し、翌11月30日にウラジオストク港内の金角湾埠頭で歓迎式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]


新年の祭日期間中の2022年1月3日にウラジオストク港内でダメージコントロール演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット「グレミャーシチー」はウラジオストク港でダメージコントロール演習を実施した]

2022年1月14日にはウラジオストク港内で対空防衛訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」とロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフはウラジオストク港で対空防衛訓練を実施した]

「グレミャーシチー」などロシア太平洋艦隊の20隻以上の艦船は、2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で演習を行なう為、2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

日本海での洋上演習後にラペルザ海峡(宗谷海峡)付近へ進出し、2月5日にはヘリコプターで氷上偵察を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海へ入る前にラペルザ海峡(宗谷海峡)付近の氷上偵察を行なった]

その後、砕氷船「カピタン・フレブニコフ」(1981年就航、ロシア連邦運輸省『ロスモルポルト』所属)の先導により、太平洋艦隊主力部隊はラペルザ海峡の通行を開始し、2月7日にはオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]

2月10日にはオホーツク海中型海洋給油船「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で洋上補給を行なった]

2月11日にはオホーツク海で水上標的への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で対水上砲撃訓練を実施した]

2月14日、太平洋艦隊艦船部隊オホーツク海(クリル諸島付近)で水上標的への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海(クリル諸島付近)で対水上砲撃訓練を実施した]

2月下旬にオホーツク海(とその下の北海道)の天候が急激に悪化した為、演習参加部隊は2月20日夜までにペトロパヴロフスク・カムチャツキー港へ退避しました。
[オホーツク海で演習を行なっていたロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は悪天候の為にペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ退避した]

天候回復後、2月24日に演習参加部隊はペトロパヴロフスク・カムチャツキー港の沖(アヴァチンスキー湾)へ出航し、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」コルベット「グレミャーシチー」は、機雷掃討訓練と捜索救助ヘリコプターによる救助訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」はカムチャツカ半島沖で機雷掃討訓練を実施した]

2月25日にはフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港の対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はペトロパヴロフスク・カムチャツキー港で基地防空訓練を実施した]

その後、太平洋艦隊艦船部隊ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港で物資を補給して3月1日に同港を出航し、3月2日にはカムチャツカ沖で沿岸への艦砲射撃演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット4隻はカムチャツカ半島沿岸で艦砲射撃演習を実施した]

3月4日には、カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留する太平洋艦隊海上航空隊対潜哨戒機Il-38Il-38Nと艦船部隊がオホーツク海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で対潜哨戒機と共に対潜戦闘訓練を実施した]
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その後、太平洋艦隊艦船部隊太平洋を南下して津軽海峡を通過し、日本海へ入りました。
[【珍説】ロシア海軍艦船の津軽海峡通過は「日本けん制」「日本への脅し」]

3月14日までにウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]

5月6日には日本海新型対潜ミサイル「オトヴェート」を発射しました。
テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年5月6日6時0分配信
【決定的な「オトヴェート:」:コルベット「グレミャーシチー」からの最新対潜複合体のミサイル発射映像】


2022年5月20日、他のロシア太平洋艦隊の主力水上艦と共にウラジオストクを出航しました。

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5月末に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。

2022年6月3日、ロシア連邦国防省は、6月3日から10日まで太平洋上でロシア太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将指揮下の40隻以上の艦船と20機の航空機が参加する演習が実施されると発表しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月3日7時58分配信
【40隻以上の海軍の艦船は太平洋で演習を実施する】

6月9日、海上自衛隊護衛艦「ゆうだち」(DD-103)は、北海道根室半島南東沖で太平洋艦隊水上艦部隊を確認しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月10日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

6月15日、コルベット「グレミャーシチー」太平洋上で対潜演習を実施し、その中で対潜ミサイル「オトヴェート」の模擬発射訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月15日9時25分配信
【コルベット「グレミャーシチー」は仮想敵潜水艦狩りを行なった】

同じ6月15日、太平洋艦隊水上艦部隊北海道襟裳岬沖から千葉県犬吠岬沖へ向かった事が海上自衛隊により確認されました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

翌6月16日、太平洋艦隊水上艦部隊伊豆諸島海域を西進しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


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その後、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」と共に本隊と別れ、フィリピンへ向かいました。
(本隊は6月23日にウラジオストクへ帰投)

6月22日にフィリピンマニラ港へ寄港し、6月23日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」はフィリピンのマニラ港訪問を終えて出航した]

6月25日にベトナムカムラン港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」はベトナムを訪れた]

6月28日にカムラン港から出航し、南シナ海で戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」は南シナ海で戦闘演習を実施した]

7月1日に与那国島西表島の間の海域を北上しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年7月2日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

7月4日には久場島大正島の間の海域を北上しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年7月5日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

7月5日に東シナ海機雷掃討訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」は東シナ海で機雷掃討訓練を実施した]

7月5日夜に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年7月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

7月8日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」は太平洋演習と東南アジア遠征を終えてウラジオストクへ帰投した]

7月下旬(18-19日頃)にウラジオストクを出航し、7月20日に宗谷海峡を東進してオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はカムチャツカへ行く]
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7月23日にクリル諸島沖で対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はクリル諸島(千島列島)沖で対空戦闘訓練を実施した]

7月25日にカムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はペトロパヴロフスク・カムチャツキー港へ到着した]

2021年末に極東へ回航されて以来、ウラジオストクを拠点とし、沿海地方に駐留する艦と行動を共にしていた「グレミャーシチー」ですが、本来の所属部隊はペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留する第114水域保護艦旅団です。
(「グレミャーシチー」以外の太平洋艦隊の3隻の20380コルベットウラジオストクに駐留する第44対潜艦旅団所属)

7月31日の『ロシア海軍の日』にはペトロパヴロフスク・カムチャツキーの観艦式へ参加しました。


その後、またウラジオストクへ行き、2022年9月上旬に実施されたロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しました。
[ヴォストーク-2022演習と露中海軍の太平洋合同パトロール(2022年9月)]

9月2日に宗谷海峡を東進してオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年9月3日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

9月6日、オホーツク海に居るコルベット「グレミャーシチー」は、距離300キロメートル以上の海上標的船へ巡航ミサイル「カリブル」(対艦型3M54)を発射しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はオホーツク海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]

2022年12月26日の『対空防衛部隊の日』には、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー湾内で無人機を迎撃する対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はペトロパヴロフスク・カムチャツキー湾内で無人機の迎撃演習を実施した]


2023年1月12日にはカムチャツカ沖で海上砲戦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はカムチャツカ沖で砲撃戦訓練を実施した]

2月6日にペトロパヴロフスク・カムチャツキー港を出航し、オホーツク海側のカムチャツカ沖で実弾射撃訓練を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はカムチャツカ沖(オホーツク海側)で実弾射撃訓練を実施する]

その後、訓練を終えてペトロパヴロフスク・カムチャツキー沖へ戻り、2月10日にはヘリコプターの発着訓練などを行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はカムチャツカ沖で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を実施した]


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プロジェクト1124M小型対潜艦MPK-117『ハバロフスク造船工場』で1990年1月22日に起工され、1991年8月28日に進水、1992年2月11日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
就役当初はルースキー島パリス湾に駐留していました。
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1996年にウラジオストク南部ウリス湾へ移転しました。
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2007年7月22日にウスチ・イリムスク市と後援協定と締結しました。

2010年1月16日付でロシア海軍総司令官令により「ウスチ・イリムスク」と命名されました。

2015年初頭から2016年3月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールを行ないました。
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現在はウリス湾に駐留する第165水上艦旅団第11水域保護艦旅団に所属しています。

2022年8月7日にペトロパヴロフスク・カムチャツキー港を出航し、太平洋北西部での哨戒任務に就きました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦ホルムスクとウスチ・イリムスクは太平洋北西部で哨戒任務に就いた]


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-107は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1988年2月22日に起工され、1990年6月5日に進水し、1991年3月14日に就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ編入され、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留しています。

現在は第114水域防護艦旅団第117水域防護艦大隊に所属しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ方面に2個対潜打撃群を形成する]

2020年春からカムチャツカ方面の演習へ何度も参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の小型対潜艦4隻と小型ロケット艦4隻は演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦と小型対潜艦はカムチャツカ半島沖で対潜演習を行なった]

2020年6月1日にペトロパヴロフスク・カムチャツキーを出航し、オホーツク海及び太平洋で1ヶ月間に渡り演習を行なった後、7月1日に帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第82号小型対潜艦と第107号小型対潜艦はオホーツク海及び太平洋への1ヶ月間の航海を終えてカムチャツカへ帰投した]

2022年2月上旬にカムチャツカ沖で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻以上の艦船はカムチャツカ沖で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はカムチャツカで対空防衛演習を実施した]


2023年2月21日、「グレミャーシチー」と2隻の小型対潜艦カムチャツカ沖で対潜戦闘演習を行ないました。

東シナ海で中国海軍との合同演習『海洋協同-2022』へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はウラジオストクへ帰投した

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『KORABEL.RU』より
2022年12月30日12時46分配信
【太平洋艦隊の艦は演習『海洋協同-2022』を終えてウラジオストクへ帰投した】

太平洋艦隊戦闘艦支隊は、ロシア-中国合同演習『海洋協同-2022』の完了後にウラジオストクへ帰投した。

ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「ソヴェルシェーンヌイ」で構成される艦隊艦支隊は、ロシア-中国2ヶ国間海軍演習『海洋協同-2022』の完了後、艦隊主要基地へ到着したと海軍情報供給グループは発表した。

困難な嵐の条件下にも関わらず、支隊の艦の乗組員は戦闘訓練で高い結果を示し、新年の前に祖国の港へ戻ってきた。

演習中にロシア海軍中国海軍の船員は、乗っ取られた船を解放する訓練を行ない、海上での合同捜索救助活動へ取り組み、更に通信訓練を実施した。
両国の艦は、対潜航空隊の支援下で仮想敵潜水艦を捜索し、噴射推進爆雷の一斉射撃を行なった。
水上戦闘艦を模した標的への砲射撃が行なわれ、高射ミサイル及びで空中標的を撃破した。
演習期間中に計10回以上の戦闘訓練が合同で実施された。

合同演習は、12月21日から27日まで東シナ海水域で実施された。
ロシア海軍から演習を代表したのは、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「ソヴェルシェーンヌイ」である。
中国人民解放軍海軍からは、駆逐艦「済南」、「包頭」、フリゲート「浜州」、「塩城」、複合補給艦、ディーゼル潜水艦が関わった。



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ロシア海軍中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2019年、2021年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。

なお、それより以前の2005年8月下旬に実施されたロシア-中国合同演習『平和の使命-2005』において、初めてロシア海軍中国海軍の合同訓練が実施されました。
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『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

『海洋協同-2015』第1段階:2015年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月に日本海(沿海地方沖)で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

『海洋協同-2016』:2016年9月中旬に南シナ海で実施
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

『海洋協同-2017』
第1段階:2017年7月下旬にバルト海で実施
第2段階:2017年9月下旬に日本海及びオホーツク海で実施

[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

『海洋協同-2019』:2019年4月末~5月初頭に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]

『海洋協同-2021』:2021年10月中旬に日本海で実施
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

2022年9月上旬にロシア極東方面で実施されたロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2022』にもロシア海軍中国海軍が参加し、演習が終わった後には太平洋ベーリング海、アリューシャン列島沖へ進出しました。
[ヴォストーク-2022演習と露中海軍の太平洋合同パトロール(2022年9月)]


そして2022年12月21日~27日に東シナ海合同演習『海洋協同-2022』が実施される事になり、ロシア太平洋艦隊の演習参加部隊は12月19日にウラジオストクを出航しました。
[2022年12月21日-27日に東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が実施される]

ロシア太平洋艦隊から合同演習へ参加したのは、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「ソヴェルシェーンヌイ」です。

演習参加部隊は12月20日夕方に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年12月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

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12月21日には東シナ海の演習実施海域(済州島の南方)で中国海軍の演習参加部隊と合流しました。
[東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が始まる]

中国海軍からは、駆逐艦「済南」、「包頭」、フリゲート「浜州」、「塩城」、複合補給艦、ディーゼル潜水艦が合同演習へ参加しました。

12月22日には合同操艦訓練や通信訓練を行ないました。
[合同演習『海洋協同-2022』へ参加するロシア海軍と中国海軍の艦船部隊は東シナ海で合流し、合同訓練を開始した]


その後も両国艦隊は海上演習を続け、12月27日に合同演習は終了しました。
[東シナ海でのロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』は終了した]

ロシア海軍の演習参加部隊は12月27日夕方~28日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年12月28日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

ロシア海軍の演習参加部隊は12月30日にウラジオストクへ帰投しました。

東シナ海でのロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』は終了した

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『新華社通信』ロシア語版より
2022年12月27日20時11分配信
【中国とロシアの合同演習『海洋協同-2022』は完了した】

駆逐艦「済南」、12月27日/新華社通信

中国-ロシア合同演習『海洋協同-2022』は、火曜日に東シナ海エリアで完了した。

これは2012年以以降、中国ロシア海軍が実施する11回目の合同海上演習である。

演習は、両国軍の間の年次協力計画により規定されたスケジュールに沿って実施された。

厳しい海上条件にも関わらず、両海軍は、封鎖と監視、救助作戦、対潜作戦及び対空防衛といった包括的な演習の為の合同作戦を完了した。

合同演習は、中国ロシア海軍間協力の成功例の1つであると中国海軍王于少将は言った。


『タス通信』より
2022年12月28日11時7分配信
【東シナ海でのロシア-中国演習は終了した】

モスクワ、12月28日/タス通信

ロシア中国海軍演習『海洋協同-2022』は東シナ海で終了した。
ロシア連邦国防省は報道機関へ伝えた。

「太平洋艦隊と中国人民解放軍海軍の戦闘艦支隊は、東シナ海水域で実施された二国間海軍演習『海洋協同-2022』の枠組みにおける実地任務への取り組みを完了しました」
軍当局は話した。

ロシア連邦国防省が指摘したように、演習中にロシア海軍中国海軍の船員は、乗っ取られた船を解放する訓練を行ない、海上での合同捜索救助活動へ取り組み、更に通信訓練を実施した。

これに加え両国の艦は、対潜航空隊の支援下で仮想敵潜水艦を捜索し、噴射推進爆雷の一斉射撃を行なった。
更に水上戦闘艦を模した標的への砲射撃が行なわれ、高射ミサイル及びで空中標的を撃破した。
「演習期間中に計10回以上の戦闘訓練が合同で実施されました」
軍当局は説明した。

ロシア-中国合同海軍演習『海洋協同-2022』は、12月21日から27日まで東シナ海水域で実施された。
ロシア海軍から演習を代表したのは、太平洋艦隊旗艦・ロケット巡洋艦「ワリャーグ」フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「ソヴェルシェーンヌイ」である。

中国人民解放軍海軍からは、駆逐艦「済南」、「包頭」、フリゲート「浜州」、「塩城」、複合補給艦、ディーゼル潜水艦が関わった。



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ロシア海軍中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2019年、2021年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。

なお、それより以前の2005年8月下旬に実施されたロシア-中国合同演習『平和の使命-2005』において、初めてロシア海軍中国海軍の合同訓練が実施されました。
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『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

『海洋協同-2015』第1段階:2015年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月に日本海(沿海地方沖)で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

『海洋協同-2016』:2016年9月中旬に南シナ海で実施
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

『海洋協同-2017』
第1段階:2017年7月下旬にバルト海で実施
第2段階:2017年9月下旬に日本海及びオホーツク海で実施

[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

『海洋協同-2019』:2019年4月末~5月初頭に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]

『海洋協同-2021』:2021年10月中旬に日本海で実施
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

2022年9月上旬にロシア極東方面で実施されたロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2022』にもロシア海軍中国海軍が参加し、演習が終わった後には太平洋ベーリング海、アリューシャン列島沖へ進出しました。
[ヴォストーク-2022演習と露中海軍の太平洋合同パトロール(2022年9月)]


そして2022年12月21日~27日に東シナ海合同演習『海洋協同-2022』が実施される事になり、ロシア太平洋艦隊の演習参加部隊は12月19日にウラジオストクを出航しました。
[2022年12月21日-27日に東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が実施される]

ロシア太平洋艦隊から合同演習へ参加したのは、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「ソヴェルシェーンヌイ」です。

演習参加部隊は12月20日夕方に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年12月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

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12月21日には東シナ海の演習実施海域(済州島の南方)で中国海軍の演習参加部隊と合流しました。
[東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が始まる]

中国海軍からは、駆逐艦「済南」、「包頭」、フリゲート「浜州」、「塩城」、複合補給艦、ディーゼル潜水艦が合同演習へ参加しました。

12月22日には合同操艦訓練や通信訓練を行ないました。
[合同演習『海洋協同-2022』へ参加するロシア海軍と中国海軍の艦船部隊は東シナ海で合流し、合同訓練を開始した]


その後も両国艦隊は海上演習を続け、12月27日に合同演習は終了しました。

ロシア海軍の演習参加部隊は12月27日夕方~28日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年12月28日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

合同演習『海洋協同-2022』へ参加するロシア海軍と中国海軍の艦船部隊は東シナ海で合流し、合同訓練を開始した


『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月22日11時12分配信
【東シナ海の『海洋協同-2022』でロシア連邦と中華人民共和国の艦が会合する映像が公開された】

ロシア国防省は、太平洋艦隊中国海軍の艦支隊がロシア-中国合同演習『海洋協同-2022』で会合した動画を示した。

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「前日、太平洋艦隊及び中国人民解放軍海軍の戦闘艦支隊は、済州島南方の東シナ海エリアで会合しました。
ロシア側の演習指揮官である太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊司令官ワレリー・カザコフ少将と、中国人民解放軍東方海軍統合司令部司令官王于少将は互いに無線通信で挨拶を交わし、合同作業計画で合意しました。
その後、両国の艦は演習実施海域へ進路を取りました。
ロシア艦支隊はナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグが、中国支隊は駆逐艦"済南"が率いています」

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声明は述べた。

海上でロシア及び中国の船員は合同戦術操艦へ取り組み、そして更に通信訓練を実施した。
東シナ海上空でロシア海軍艦上対潜ヘリコプターKa-27は飛行を実施した。

ロシア防衛当局は、演習『海洋協同-2022』は12月21日から27日まで東シナ海エリアで実施される事を想い起こした。

ロシア海軍から演習を代表するのは、太平洋艦隊旗艦・ロケット巡洋艦「ワリャーグ」フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「ソヴェルシェーンヌイ」である。

中国人民解放軍海軍からは、駆逐艦「済南」、「包頭」、フリゲート「浜州」、「塩城」、複合補給艦、ディーゼル潜水艦が関わる。

ロシア連邦国防省は、演習の活動部門中、合同ミサイル及び砲射撃、兵器を実地使用する合同対潜行動への取り組みが計画されていると付け加えた。

以前、巡洋艦「ワリャーグ」率いる太平洋艦隊艦支隊中国人民解放軍海軍との合同演習の為に出航する映像が公開された。




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ロシア海軍中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2019年、2021年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。

なお、それより以前の2005年8月下旬に実施されたロシア-中国合同演習『平和の使命-2005』において、初めてロシア海軍中国海軍の合同訓練が実施されました。
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『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

『海洋協同-2015』第1段階:2015年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月に日本海(沿海地方沖)で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

『海洋協同-2016』:2016年9月中旬に南シナ海で実施
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

『海洋協同-2017』
第1段階:2017年7月下旬にバルト海で実施
第2段階:2017年9月下旬に日本海及びオホーツク海で実施

[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

『海洋協同-2019』:2019年4月末~5月初頭に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]

『海洋協同-2021』:2021年10月中旬に日本海で実施
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

2022年9月上旬にロシア極東方面で実施されたロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2022』にもロシア海軍中国海軍が参加し、演習が終わった後には太平洋ベーリング海、アリューシャン列島沖へ進出しました。
[ヴォストーク-2022演習と露中海軍の太平洋合同パトロール(2022年9月)]


そして2022年12月21日~27日には東シナ海合同演習『海洋協同-2022』が実施される事になり、演習参加部隊は12月19日にウラジオストクを出航しました。
[2022年12月21日-27日に東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が実施される]

ロシア太平洋艦隊からは、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「ソヴェルシェーンヌイ」などが参加します。

演習参加部隊は12月20日夕方に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年12月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

12月21日には東シナ海の演習実施海域(済州島の南方)で中国海軍の演習参加部隊と合流しました。
[東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が始まる]

12月22日には合同操艦訓練や通信訓練を行ないました。