カリーニングラード州に駐留するロシア海軍バルト艦隊の戦術地対地ミサイル「イスカンデル-M」部隊は演習を開始した
- カテゴリ:ロシア海軍沿岸部隊(海軍歩兵)

『タス通信』より
2022年10月3日23時51分配信
【バルト艦隊はカリーニングラードで「イスカンデル」ロケット連合部隊の演習を行なう】
カリーニングラード、10月3日/タス通信
作戦-戦術ミサイル複合体「イスカンデル-M」で武装するバルト艦隊のロケット連合部隊の演習がカリーニングラード州の射爆場で始まった。
月曜日に艦隊広報サービスは発表した。
「カリーニングラード州のバルト艦隊の射爆場の1つで、作戦-戦術ミサイル複合体イスカンデル-Mを装備するロケット連合部隊の戦術演習が始まりました」
広報サービスは話し、演習は艦隊の戦闘訓練計画の下で行なわれる事を指摘した。
演習の枠組みで作戦-戦術ミサイル複合体「イスカンデル-M」要員は指定地域への行進を行ない、その間に仮想破壊工作-偵察グループの撃滅、空襲下での要員の行動、伝染病感染者、様々な障壁と自然の障害の克服へ取り組んだ。
「複合体の要員には、多くの発射位置の変更、弾の装填、そして更に仮想敵の重要な施設への何度かの電子発射の実行が控えています」
広報サービスは話した。
合計で100名以上の軍人と約20両の軍用車両及び特殊車両が演習へ参加する。
作戦-戦術ミサイル複合体「イスカンデル-M」は、距離500キロメートルまでのミサイル複合体と噴射推進一斉射撃火力システム(多連装ロケット)、長距離砲、指揮所、通信所、そして更に飛行場の航空機、ヘリコプターを破壊する為に意図されている。
カリーニングラード州には、バルト艦隊配下の沿岸部隊(地上部隊)として、海軍歩兵部隊(スヴォーロフ及びアレクサンドル・ネフスキー勲章ベロストクスカヤ第334独立親衛海軍歩兵旅団)の他に、2016年4月1日に新設された第11軍団が駐留しています。

[第11軍団](司令部:グセフ)
スヴォーロフ勲章・インステルブルゴスク赤旗・第18親衛自動車化射撃師団(グセフ、ソヴィエツク)
スヴォーロフ・クトゥーゾフ勲章・ネマンスク赤旗・第244砲兵旅団(カリーニングラード)
ブレスト-ワルシャフスク赤旗・レーニン勲章・クトゥーゾフ勲章第152親衛ロケット旅団(チェルニャホフスク)
プロレタリア・モスコフスク-ミンスク赤旗2度授与・スヴォーロフ及びクトゥーゾフ勲章・第7独立親衛自動車化射撃連隊(カリーニングラード)
第22親衛高射ロケット連隊(カリーニングラード)
第46独立偵察大隊(グセフ)
第40独立管理大隊(グセフ)
第5諸兵科射爆場(プラヴジンスク)

チェルニャホフスクに駐留するブレスト-ワルシャフスク赤旗・レーニン勲章・クトゥーゾフ勲章第152親衛ロケット旅団には、2018年2月以降戦術地対地ミサイル「イスカンデル-M」が配備されています。