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ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海からバルチースクへ帰投した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年11月23日8時23分配信
【水上修理所「PM-82」は地中海での任務の後にバルチースクへ戻ってきた】

バルト艦隊の水上修理所「PM-82」は地中海エリアで約9ヶ月間に渡り任務を遂行した後にバルチースクへ戻ってきた。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、船の乗組員は、この地域で任務を遂行するロシア海軍常設作戦連合部隊の艦船の技術的な準備態勢を保障した。


11月22日・火曜日、バルチースク軍港において「PM-82」の帰港式典が開催された。
割り当てられた任務を遂行した船員は、埠頭でバルト艦隊司令部の代表、軍楽隊、船の乗組員の家族及び近親者に出迎えられた。

軍当局は、航海から戻ってきた水上修理所は技術的修理及び必要な物資を補充した後、意図された任務を遂行する準備が整う事を指摘した。
遠距離航海で顕著な働きを見せた乗組員には、艦隊司令部から価値ある贈り物が手渡された。

PM-82は、5隻から成るプロジェクト304水上修理所シリーズの3番船である。
1978年にポーランドの造船所『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で建造され、同年にバルト艦隊へ加入した。

満載排水量は5660トン、全長は121メートル以上。
PM-82は280トンの交換部品を艦内へ積載できる。
最大速力13.5ノット。
航続距離9000海里。
自立行動期間40日。



プロジェクト304水上修理所(工作船)第2グループの3番船(304シリーズ通算で16番船)PM-82は、1977年12月22日にポーランド『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。
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2014年からバルチースク「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。
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PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]

その後、2017年10月下旬には黒海艦隊工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


2018年7月、PM-82は再びシリアへ派遣される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部へ向かっている]

8月11日にシリアタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

その後、PM-82地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。

2019年1月21日、PM-82と交代する黒海艦隊工作船PM-56ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。

2019年2月初頭、PM-82地中海東部を離れ、母港バルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は母港バルチースクへの帰路に就いた]

2月18日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアから母港バルチースクへ帰投した]


2019年10月23日、PM-82は3度目の地中海遠征へ出発しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
10月23日9時53分配信
【バルト艦隊の水上修理所は地中海へ向かう】

11月8日までに地中海東部シリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

12月7日、PM-82は、物資補充の為にキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はキプロスのリマソール港へ寄港した]

2020年3月下旬にはバルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部を去り、バルチースクへの帰路に就いた]

代わりに、黒海艦隊工作船PM-56地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-56は地中海東部へ向かった]

PM-82は4月18日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部からバルチースクへ帰投した]


それから半年以上経った2020年12月1日、PM-82は4度目の地中海遠征へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

12月8日にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)の通行を完了し、ビスケー湾へ入りました。
[地中海東部へ向かうロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はビスケー湾へ入った]

12月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海へ入った]

12月19日にはキプロスリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はキプロスのリマソール港を訪れた]

12月22日にシリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥース港へ到着した]

その後は地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部でロシア海軍艦船のメンテナンスに従事する]

その後、インド洋へ行っていたコルベット「ストイーキー」と合流して帰路に就き、2021年4月28日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海・インド洋遠征を終えて母港バルチースクへ帰投した]

2022年3月初頭頃にバルチースクを出航し、3月下旬に地中海へ入りました。

地中海で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事した後、2022年11月上旬に地中海を去り、11月中旬にはビスケー湾へ到達し、その後、英仏海峡、北海を通過し、11月22日にバルチースクへ帰投しました。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
:2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」:2022年10月中旬から地中海に滞在
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ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」はアルジェリアを訪問した

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『タス通信』より
2022年10月21日23時58分配信
【バルト艦隊のコルベットは遠距離航海中にアルジェへの業務寄港を行なった】
カリーニングラード、10月21日/タス通信

遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」は、アルジェへの業務寄港を行なった。
同国への滞在の完了後、ロシア艦アルジェリア海軍フリゲートとの合同演習を実施した。
金曜日にバルト艦隊広報サービスは発表した。

「10月18日から21日まで北アフリカの国の首都への滞在中、アルジェリア海軍中部海軍管区司令部、市当局の代表者と航海指揮官の会合が行なわれました。
コルベット ストイーキーとソーブラジテルヌイを同国の外交官、防衛当局指導部の代表が訪れました」

広報サービスは話した。

停泊中、ロシア船員アルジェリアの観光名所を見物し、両国の軍事船員はアルジェリア海軍ロシア海軍の艦を相互に訪れ、更にロシアアルジェリアの船員の間でサッカーの親善試合が行なわれた。
「同国への滞在の終わりにロシア艦はアルジェリア海軍のフリゲート及び支援船との合同海軍演習を実施しました」
広報サービスは付け加えた。

現在、コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」地中海へ入り、遠距離航海の枠組みで任務を遂行している。

遠距離航海の間、コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」の乗組員は様々な種類の数十回の演習へ取り組んだ。
艦の将兵は対空及び対潜防衛の演習を実施し、対テログループは対破壊工作防衛へ指向される演習へ取り組んだ。

コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」で構成されるバルト艦隊艦支隊は、計画遠距離航海任務を遂行する為、10月初頭にカリーニングラード州バルチースク市の恒久駐留所から出航した。



バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年1月24日にバルチースクを出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は遠距離航海へ出発した]

2隻のコルベットバルト海を出て北海へ入り、その後、ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、2月初頭にはアイルランド南方海域へ進出しました。


その後バルト海へ引き返し、2月16日にバルチースク基地へ帰投しました。
[アイルランド南方海域へ進出したロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は母港バルチースクへ帰投した]

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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「ソーブラジテルヌイ」は2022年9月中旬にバルト海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」はバルト海で対潜戦闘訓練を実施した]

「ストイーキー」は2022年9月末にバルト海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」はバルト海で高射ミサイル「リドゥート」を発射した]

2隻のコルベットは2022年10月初頭にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った]

10月18日~21日までアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
:2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」:2022年10月中旬から地中海に滞在
工作船PM-82:2022年3月末から地中海に滞在

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った

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『DefenseRomania』より
2022年10月17日10時23分配信
【ロシアの2隻のコルベットは、アメリカの「ジョージ・H・W・ブッシュ」がNATOの力の誇示を先導している地中海へ到着した】

ツイッター及びテレグラムの航行監視情報源アカウントは、2022年10月16日夜に新たなロシア軍艦地中海に入った事を伝えた。

それは、コルベット「ストイーキー」(545)「ソーブラジテルヌイ」(531)である。

ロシアバルト艦隊に所属する両艦は、ここ数週間で幾つかの海軍リソースが地域を去り、弱体化している地中海戦隊を強化する。

但し、この2隻の戦闘艦は、最近地中海を離れた戦闘艦 (少なくとも巡洋艦1隻、フリゲート1隻潜水艦 1隻)よりも能力は劣る。

現在、地中海ロシア連邦軍海軍作戦グループには、太平洋艦隊巡洋艦「ワリャーグ」駆逐艦「アドミラル・トリブツ」北方艦隊フリゲート「アドミラル・カサトノフ」黒海艦隊に所属する「アドミラル・グリゴロヴィチ」が含まれる。
ロシア戦隊には2隻の潜水艦北方艦隊「セヴェロドヴィンスク」黒海艦隊「クラスノダール」も含まれている。

ロシアグループは、地中海NATO軍に対抗する任務を担っている。

最近、黒海艦隊潜水艦「ノヴォロシースク」地中海を出て、修理の為にクロンシュタット造船所(バルト海)へ行った。

以前、巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコフ」を含む北方艦隊の海軍リソースが地中海を離れた。

地中海におけるロシア海軍グループの主な任務は、この地域におけるNATO海軍リソースへの対抗にある。

現在、この地域は主にアメリカ航空母艦「ジョージ・H・W・ブッシュ」(CVN-77)とその海軍グループの本拠地となっている。

アメリカの代表者が公開した情報によると、航空母艦は10月14日に開始された『ネプチューン・ストライク-2022/2』演習へ参加する為、NATOの指揮下に置かれている。



バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年1月24日にバルチースクを出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は遠距離航海へ出発した]

2隻のコルベットバルト海を出て北海へ入り、その後、ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、2月初頭にはアイルランド南方海域へ進出しました。


その後バルト海へ引き返し、2月16日にバルチースク基地へ帰投しました。
[アイルランド南方海域へ進出したロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は母港バルチースクへ帰投した]

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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「ソーブラジテルヌイ」は2022年9月中旬にバルト海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」はバルト海で対潜戦闘訓練を実施した]

「ストイーキー」は2022年9月末にバルト海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」はバルト海で高射ミサイル「リドゥート」を発射した]

2隻のコルベットは2022年10月初頭に中型海洋給油船「エリニヤ」と共にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
ただし、給油船「エリニヤ」は未だ地中海には入っていないようです。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
:2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」:2022年10月中旬から地中海に滞在
工作船PM-82:2022年3月末から地中海に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海を去り、クロンシュタットへ向かう

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『軍事評論』より
2022年10月2日12時28分配信
【ロシアのディーゼルエレクトリック潜水艦のビスケー湾通行によりフランス海軍は潜水艦を「迎撃」する為にフリゲートをの派遣を余儀なくされた】

フランス海軍ヘリコプターを上げ、曳船が同行するロシアディーゼルエレクトリック潜水艦が水上移動しているのが発見されたビスケー湾へのフリゲートの派遣を余儀なくされた。
大西洋地域の県の広報サービスは発表した。

県によると、ロシア黒海艦隊の一員であるディーゼルエレクトリック潜水艦「ノヴォロシースク」と同行する海洋曳船「セルゲイ・バルク」が、フランス沿岸のビスケー湾で発見された。
潜水艦の迎撃の為、フランス海軍多目的フリゲート「ノルマンディー」が派遣され、ヘリコプター「カイマン」が空中へ上がった。
ロシア潜水艦が何処へ向かっていたのかは発表されなかった。
「迎撃」と、更なる動向についての他の詳細も明らかにされていない。

「9月29日、フランス海軍の多目的フリゲート"ノルマンディー"とヘリコプター"カイマン"は、ヨーロッパのパートナーと緊密に連携し、ビスケー湾でロシア潜水艦ノヴォロシースクとロシア曳船セルゲイ・バルクへ同行しました」
声明では、こう述べられた。

おそらく「ノヴォロシースク」は、『クロンシュタット海洋工場』での計画メンテナンスの為に地中海からバルト海への艦隊間移動を行なっている。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ノヴォロシースク」は、黒海艦隊の為に建造された6隻から成るプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦シリーズのトップである。
2010年8月20日にサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で起工され、2013年11月28日に進水し、2014年8月22日にロシア海軍へ受け入れられ、2014年9月11日に黒海艦隊へ加わった。



黒海艦隊向けプロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は、2010年8月20日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工され、2013年11月28日に進水し、2014年8月22日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ就役した]

2015年9月28日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはセヴァストーポリへ到着した]

その後は黒海内で行動し、2017年10月6日には有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーは黒海で巡航ミサイル"カリブル"発射訓練を行なった]

その後も黒海で行動していた「ノヴォロシースク」ですが、2019年12月4日にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海へ入る]

以後、地中海東部に留まり、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

その後も地中海東部に滞在しており、10月16日には艦内での外科手術訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海で外科手術の訓練を行なった]

11月初頭にはシリアタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはシリアのタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行なった]

2021年1月に地中海東部を離れ、オーバーホールを行なう為にバルト海沿岸のクロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはクロンシュタットへ行く]

2021年2月中旬にクロンシュタットへ到着し、2月下旬からサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』でオーバーホールが行なわれました。
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オーバーホール完了後、2021年12月末にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

その後は主に地中海東部へ滞在していましたが、2022年9月下旬に海洋曳船「セルゲイ・バルク」と共にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。

9月29日にはビスケー湾へ到達しました。

今後、「ノヴォロシースク」クロンシュタットへ行くようです。

なお、同時期にバルト艦隊中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」ジブラルタル海峡を通過して地中海を離れています。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の対破壊工作艇カデートはシリアのタルトゥース沖で遭難したレバノン難民22名を救助した


『タス通信』より
2022年9月23日17時53分配信
【ロシア連邦の軍事船員は地中海で遭難したボートの乗客を救助した】
モスクワ、9月23日/タス通信

ロシア軍事船員は、シリア軍人と共にシリアタルトゥース市沖の地中海で遭難したレバノンからの不法移民を乗せたボートから20名以上の乗客を救助した。
金曜日にロシア連邦国防省は発表した。

「シリア・アラブ共和国のロシア軍司令部は、シリア海軍の捜索救助活動の援助を決定しました。
対破壊工作艇カデートの乗組員は、嵐の中でレバノン市民を救助し、ロシア軍事船員とシリアの同僚の整然とした行動のお陰で22名の救助に成功しました」

軍当局は声明で述べた。

ロシアの軍医は救助されたレバノン市民へ最初の医療措置を施し、犠牲者をシリアの医師へ引き渡した。
全ての犠牲者はタルトゥース市の病院へ運ばれた。
「捜索救助活動は続けられています」
ロシア連邦国防省
は指摘した。

救出されたレバノン人イブラヒム・シュクリ・マンスールは、ロシア船員が現れたとき、彼は既に人生への別れを告げていたと話した。
「私はレバノンからの難民で、パレスチナ出身です」
彼は話した。
「私共はボートでヨーロッパへ向かっておりましたが、嵐に遭遇しました。
船は遭難し、私は海へ落ちました。
率直に申し上げますと、私は既に人生に別れを告げておりました。
波は1メートル以上ありました。
ロシアの船員は天使のように現れ、私を水面から引き上げてくれました。
私はロシア船員へとても感謝しております。
有難う、私の命を救ってくれて」


シリアロシア軍グループの軍人であるヴィタリー上級准尉によると、援助が到着した時、レバノン人は殆ど疲れ果てていた。
「海の気象条件は風力4でした。
艦はその能力を最大限に発揮し、2隻のボートも我々と共に作業しました。
我々は割り当てられた任務へ対処し、生存者を発見し、最も重要なのは沿岸へ送り届けた事です。
誰もが疲れ果てて何も話せませんでした。
彼らはサーチライトの光を見つけ、ロープにより手動で持ち上げ、救命胴衣を付けました」

船員は指摘した。

遭難したボートに居た民間人の捜索には、対破壊工作艇「カデート」、哨戒艇「ラプトル」型ロシア航空宇宙軍の航空軍団のヘリコプターが参加した。



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プロジェクト21980「グラチョノク」対破壊工作艇の2番艇P-191は、ロシア内陸部ゼレノドリスク市『A.M.ゴーリキー記念工場』で2010年5月7日に起工され、2011年7月に進水し、2012年9月3日に就役し、黒海艦隊へ編入され、ノヴォロシースク海軍基地へ配備されました。

2015年2月16日付で「カデート」と命名されました。

2020年5月24日にボスポラス海峡を南下し、初めて地中海へ派遣されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ヴィツェ・アドミラル・ザハリン、対破壊工作艇カデート、救助曳船SB-36は地中海東部へ向かった]
7月9日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻りました。

2021年11月7日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
(外洋航行能力は無いので海洋曳船MB-304が曳航)
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以後、現在まで地中海に滞在し、主にシリアタルトゥース港(ロシア海軍の補給基地が在る)の警備任務に就いています。
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2022年9月23日、タルトゥース沖でレバノン難民を乗せた船が遭難し、「カデート」が現場へ向かい、22名を救助しました。

ロシア海軍の原子力潜水艦が地中海へ派遣された

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『NAVAL NEWS』より
2022年9月2日配信
【新たな情報:ロシアは地中海へ原子力潜水艦を派遣した】

原子力潜水艦は、ロシア海軍で最も強力で、最も残存可能な資産である。
ウクライナ戦争での海軍の劇的な損失を背景にして、それは舞台袖のエースである。
現在、原子力潜水艦は地中海でNATO軍と「猫と鼠の追いかけっこ」をしているようだ。


ウクライナ侵攻の一環としてロシア海軍黒海の部隊を増強した事はよく知られている。
あまり話題にならないが地中海で築き上げられたものは、黒海作戦の外側の防御と見られる。
ロシアのドクトリンに従って、これはNATOの戦争への関与に対する抑止力の一部を形成している可能性が有る。

現在、原子力潜水艦が混合部隊へ追加されているようである。
『NAVAL NEWS』は、ロシア攻撃潜水艦(SSN)或いは巡航ミサイル潜水艦(SSGN)イタリア付近で行動している強い兆候を見た。

潜水艦がそこ(地中海)でどの程度の期間運用されているのかは不明である。
最もストレートな説明は、8月24日に地中海を去ったスラヴァ級巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」に代わって配備されたという事である。
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「ウスチーノフ」連合王国アイルランドの間を挑発的に航行している間に潜水艦地中海へこっそり入った事も考えられる。
ある意味、巡洋艦は注意を逸らしていると言える。

しかしながら、NATOの関心は潜水艦へ移ったようである。
そして、オープン・ソース・インテリジェンス(OSINT)アナリストも。

今の所、潜水艦のタイプは分からない。
そしてそれは、公共の情報源では決して知る事は出来ないかもしれない。
私達は、それ(潜水艦)が原子力推進である事を確信しており、状況から多くの事を推測できる。
ロシアは以前にも、頻繁にでは無いが地中海原子力潜水艦を配備した事が有る。
今の状況だと、それはウクライナ戦争に関連する。
最近のセルビア-コソボ紛争も近くにある。

[潜水艦のタイプは?]
潜水艦
の一般的なタイプは 3つに絞り込める。
攻撃原子力潜水艦(SSN)の可能性が高い。
ロシアで運用されている主なタイプはアクラ級だが、シエラ-I/II、ヴィクター-III級も有る。
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戦争初期に、OSINTアナリストは、ロシア攻撃原子力潜水艦地中海で運用されている兆候を見い出した。
これは普通の事では無く、時間枠を考えれば、その潜水艦は去っていなければならない。

或いは、潜水艦オスカーII級巡航ミサイル潜水艦(SSGN)かもしれない。
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これらは24基の強力なグラニート(SS-N-19「シップレック」)超音速対艦ミサイルで武装している。
これらは古い潜水艦では有るが、依然として手強い対空母プラットフォームであり、「ウスチーノフ」よりも優れている。

最後に考えられるのは、ロシア海軍最新のセヴェロドヴィンスク級(別名「ヤーセン」)SSGNの内の1隻かもしれない。
これらは対艦及び対地攻撃任務の双方を遂行できる遥かに近代的な巡航ミサイルを搭載している。
それは、より静粛で、より強力である。
多くの点において、セヴェロドヴィンスク級ロシアの在庫で最も有能である。
これらの潜水艦の内の1隻でリード潜水艦セヴェロドヴィンスク(K-560)は、7月にはサンクトペテルブルクに居た。
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8月にアクラ級潜水艦「ヴェプリ」(K-157)と共にバルト海を去った。

ロシアは既に地中海に2隻の改キロ級潜水艦を持っている。
これらはシリアタルトゥースロシア海軍基地に居る。

対艦及び対地攻撃巡航ミサイル「カリブル」で武装した有能な潜水艦ではあるが、原子力潜水艦よりも遥かに制限されている。
彼らは侵攻前からシリアへ派遣され、現在は多くの時間を港で過ごしている。

より多くの情報が表に出てくるかもしれない。
しかし、潜水艦の世界と同じように、詳細は掴めないままだろう。



記事中で触れられていますが、2022年2月初頭から地中海に滞在していたロシア北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」は、8月24日~25日にジブラルタル海峡を通過して地中海を去りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去った]

同じ頃(8月24日)、北方艦隊中型海洋給油船「アカデミック・パシン」が入れ違いに地中海へ入りました。
8月5日現在、キプロス島の南東沖を東進しています。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月末から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海に滞在
中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」:2022年5月末から地中海に滞在

この内、「ワリャーグ」、「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「ワシーリー・タチシシェフ」地中海中央部のアドリア海NATO艦隊と対峙しています。
[ロシア海軍の軍艦はアドリア海に居る]


この他、地中海ロシア北方艦隊原子力潜水艦が行動しているのではないかと見ている専門家も少なくないようです。

記事中で触れられている北方艦隊原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」原子力巡洋潜水艦「ヴェプリ」は、2022年7月31日の『ロシア海軍の日』クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しています。
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[ヤーセン級原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクと原子力巡洋潜水艦ヴェプリは2022年7月31日のロシア海軍の日にクロンシュタットの観艦式へ参加する]

観艦式が終わった後、8月初頭にクロンシュタットを出航し、「ヴェプリ」は8月5日、「セヴェロドヴィンスク」は8月6日にバルト海を出て北海へ入りました。
『The Barents Observer』より
2022年8月7日配信
【ノルウェーの外のロシア潜水艦】
その後は母港へ帰投したようですが、再び出航して地中海へ向かった可能性はゼロとは言えないでしょう。

この他、候補として挙げられるのは、プロジェクト885M原子力水中巡洋艦「カザン」プロジェクト971原子力巡洋潜水艦「ゲパルト」「パンテーラ」プロジェクト945A原子力大型潜水艦「プスコフ」、「ニジニ・ノヴゴロド」でしょう。

更には長距離対艦ミサイル「グラニート」を搭載するプロジェクト949A原子力水中巡洋艦「スモレンスク」「オリョール」地中海へ派遣された可能性も無いとは言えません。
同様の長距離対艦ミサイル(ヴルカーン)を搭載するロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の代わりに派遣するのならば、949Aが派遣される可能性は大いにあります。


949A原子力水中巡洋艦は、2016年12月に地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍の巡航ミサイル原潜は地中海東部に居る?]

ロシア海軍地中海原子力潜水艦が居る事を公表した事は滅多に有りませんが、2013年1月下旬に地中海東部黒海で3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習が行なわれた際、地中海原子力潜水艦1隻が居る事が明らかにされています。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

ロシア海軍の軍艦はアドリア海に居る

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『レポルタル(リポーター)』より
2022年8月22日配信
【アドリア海を閉じる:イタリア沖ではロシア艦がNATO艦隊を支配している】

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アドリア海に滞在するロシア戦闘艦は、事実上NATO艦隊を封鎖してこの地域を支配しており、オトラント海峡アメリカ合衆国海軍打撃グループを阻止している。

アドリア海ロシア戦隊は、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」、巡洋艦「ワリャーグ」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」により代表される。
これに伴い、イタリアフリゲート「カルロ・ベルガミーニ」、「リベッチオ」、「アントニオ・マルチェリア」、潜水艦「プリモ・ロンゴバルド」、そして更にアメリカ航空母艦「ハリー・S・トルーマン」が海域に居る。

以前、イタリア『ラ・レプッブリカ』紙イタリア軍の代理人の談話を引用し、ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は過去数ヶ月に渡りシチリア島アドリア海の間を航行していた航空母艦「ハリー・S・トルーマン」アメリカ合衆国航空母艦グループアドリア海での動きを阻止したと報じた。

「ロシア連邦側の行動は、NATOブロックの海軍司令部への挑戦となりました」
同紙は指摘した。

前日、(ロシアの)学者ラディ・イルカエフは、戦術核兵器ロシアの戦闘艦へ再び搭載すべきであるという意見を表明した~-この問題はロシア連邦安全保障理事会で議論されるべきである。
これら兵器は、1991年のアメリカ合衆国ソヴィエト社会主義共和国連邦との間の非公式合意の後に艦から撤去された。



ロシア太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)は、2021年11月下旬からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールを開始し、12月中旬までに完了しました。
[ウラジオストクでロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグのオーバーホールが始まった]

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役/2016年7月再就役)は、2021年4月末から6月下旬まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは東南アジアへの遠距離航海からウラジオストクへ帰投した]

大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)は、2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。
[太平洋中央部(ハワイ諸島海域)の演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の支援船はウラジオストクへ帰投した]


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2021年12月末(26日前後)、この3隻はセーシェル諸島への遠距離航海へ出発しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはセーシェル諸島へ向かった]

艦船支隊の指揮官は、以前に黒海艦隊所属のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)の2代目艦長(2016年2月~2018年8月)を務め、今は太平洋艦隊第36水上艦師団参謀長アナトーリー・ヴェリチコ1等海佐です。
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艦船支隊は12月29日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年1月4日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2022年1月11日にマラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはマラッカ海峡を通過してインド洋へ入った]

1月13日にインド南西部のコーチ港へ寄港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインドのコーチ港を訪れた]

1月14日にインド海軍とのPASSEX(Passing Exercise、編隊航行訓練)を行ないました。
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その後にコーチ港を去り、1月18日にイランチャーバハール港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはイランのチャーバハール港を訪れた]
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太平洋艦隊艦船支隊は、オマーン湾で1月18日から22日まで実施されたロシア・中国・イランの3ヶ国合同海軍演習『CHIRU-2022』へ参加しました。
[オマーン湾でロシア・中国・イランの3ヶ国合同海軍演習が始まった]
[オマーン湾でロシア・中国・イランの3ヶ国合同海軍演習『CHIRU-2022』が実施された]


その後にイランを去り、1月25日にアラビア海西部中国海軍との合同演習『平和の海-2022』へ参加しました。

中国海軍からは、052D型駆逐艦「烏魯木齊」(ウルムチ)903A型補給艦「太湖」(タイフー)の2隻が参加しました。
[ロシア海軍と中国海軍はアラビア海西部で合同演習『平和の海-2022』を実施した]

その後、太平洋艦隊艦船支隊地中海へ向かい、2022年2月2日にスエズ運河を通過して地中海東部へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まり、当然ながら太平洋艦隊艦船支隊も参加しました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後も太平洋艦隊艦船部隊地中海東部に留まっていました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

4月2日には北方艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

6月14日には北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と合同で対艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]

その後、「ワリャーグ」アドリア海の入り口のオトラント海峡まで進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはイタリア沖のオトラント海峡へ進出した]

「ワリャーグ」と共に大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」バルト艦隊中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」アドリア海へ進出し、NATO艦隊と対峙しているようです。


現在、地中海(主に東部)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月末から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」:2022年2月中旬から地中海に滞在
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「ヴャジマ」:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海に滞在
中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」:2022年5月末から地中海に滞在

シリアのタルトゥース港で6回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた



『タス通信』より
2022年7月31日19時43分配信
【タルトゥースの海軍パレードには13隻の艦船が参加した】
モスクワ、7月31日/タス通信

日曜日にシリアタルトゥースで行なわれた『ロシア海軍の日』を記念した海軍パレードには13隻の艦船が参加した。
ロシア連邦国防省は発表した。

「今年のパレードには、初めてロシア海軍の3艦隊~黒海艦隊、太平洋艦隊、北方艦隊の戦闘艦が一度に参加しました。
合計して祝賀行事にはロシア海軍の13隻の艦艇と支援船、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍海上航空隊の18機の飛行装置、そして更にシリア海軍の2隻のロケット艇、海洋掃海艦、シリア空軍のヘリコプターと戦闘機が関わりました」


軍当局によると、パレードにはロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」、海洋掃海艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」、潜水艦「ノヴォロシースク」、「クラスノダール」、シリアの2隻のロケット艇海洋掃海艦が参加した。
パレードへ参加したロシア艦は、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として加わっている。

パレードは、シリアロシア軍グループ司令官でロシア英雄アレクサンドル・チャイコ大将が主催した。
パレードは、ドミトリー・ドブルイニン1等海佐が対破壊工作艇「カデート」から指揮した。

パレード隊列の艦を巡った後、シリアロシア軍グループ司令官とパレード指揮官が参加し、軍勤務で成功し、模範的な軍事義務を遂行した将兵の表彰式典がフリゲート「アドミラル・カサトノフ」艦上で開催された。



『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2021年)は7月25日です。

『海軍の日』ソヴィエト連邦時代の1939年に初めて制定され、当時は7月24日に固定されていました。
その後、1980年10月1日付でソヴィエト連邦最高会議『海軍の日』を毎年7月の最終日曜日と決定し、これがソヴィエト連邦解体後も現在に至るまで受け継がれています。

『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれます。

ロシア海軍物資-技術サービス供給所が置かれているシリアタルトゥース港でも、2017年から『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれるようになりました。

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「クラスノダール」、救助曳船SB-739、海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、偵察艦「ワシーリー・タチシチェフ」、警備艦「プイトリーヴイ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
この他、査閲艦艇として哨戒艇「ユナルメーツ・クルイマ」も参加しました。


2018年7月29日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「コルピノ」、偵察艦「キルディン」、海洋掃海艦「トゥルビニスト」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「グラード・スヴィヤージスク」、サルベージ船KIL-158が参加しました。
[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』の観艦式が行なわれた]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「スタールイ・オスコル」、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、警備艦「プイトリーヴイ」、小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」、「ウグリーチ」、工作船PM-138、救助曳船「シャフテル」、対水中工作艇「スヴォーロヴェツ」が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、潜水艦「ノヴォロシースク」、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」、サルベージ船KIL-158、救助曳船SB-36、対水中工作艇「キネリ」が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

2021年7月25日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、フリゲート「アドミラル・マカロフ」、プロジェクト636.3潜水艦「スタールイ・オスコル」、小型ロケット艦「イングシェチア」、海洋掃海艦「コヴロヴェツ」、サルベージ船KIL-158、海洋曳船「セルゲイ・バルク」が参加しました。

[シリアのタルトゥース港で5回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』タルトゥース観艦式には、黒海艦隊の他に北方艦隊太平洋艦隊の艦船も参加しました。

ただ、参加艦船の大半は黒海艦隊北方艦隊であり、太平洋艦隊から参加したのは、おそらく大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」でしょう。


現在、地中海(主に東部)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月末から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海に滞在

小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海に滞在

海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」:2022年2月中旬から地中海に滞在
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「ヴャジマ」:2022年2月中旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海に滞在
中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」:2022年5月末から地中海に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の中型偵察艦キルディンと小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフはアルジェリアのアルジェ港を訪れた

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『タス通信』より
2022年7月19日6時39分配信
【黒海艦隊の偵察艦「キルディン」はアルジェ港へ寄港した】
モスクワ、7月19日/タス通信

地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として行動している黒海艦隊中型偵察艦「キルディン」小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は3日間の訪問の為にアルジェ港へ寄港した。
『タス通信』は海軍分野の情報筋より伝えられた。

「軍艦キルディンと給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフは、7月17日にアルジェ港へ寄港しました。
これらの訪問は7月19日まで続きます」

対談者は話した。

『タス通信』は、この件についてロシア側からの公式な情報を持っていない。

次に、アルジェリア人民防衛省が日付を明らかにせずに発表したように、「水路調査船キルディンと給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」訪問の目的は、我々の海軍とロシア海軍との間の2国間軍事協力の強化、経験の交換、軍の間の連携の強化に在る。



プロジェクト861水路調査船の13番船「キルディン」ポーランドグダニスク造船所で建造され、1969年12月31日に進水し、1970年5月23日にソヴィエト海軍へ引き渡され、北方艦隊へ編入されました。

その後、プロジェクト861M中型偵察艦に改造され、1977年に黒海艦隊へ転属しました。

1999年3月~6月のNATO軍ユーゴスラビア空爆の際にはアドリア海NATO軍の監視任務に就きました。

2000年2月には地中海東部NATO軍の監視任務に就きました。

2013年に地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊が創設されてからは頻繁に地中海へ派遣されるようになりました。

2014年8月3日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
2ヶ月間地中海で行動した後、11月9日に同海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2015年6月20日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
3ヶ月間地中海で行動した後、10月1日に同海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2016年8月21日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
2ヶ月間地中海で行動した後、11月8日に同海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2017年2月5日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
4ヶ月半ほど地中海で行動した後、6月24日に同海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2017年8月2日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、同海域で行動した後に黒海へ戻りました。

2018年6月9日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦キルディンはシリア沖へ行く]
4ヶ月間地中海で行動した後、10月18日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2019年6月6日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
半年間ほど地中海で行動した後、、2020年1月13日に同海峡を北上して黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2021年10月8日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
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2021年10月下旬にはアラビア海へ進出し、オマーンマスカット港へ寄港した後、11月1日に出航し、アラビア海で行動中のイギリス海軍空母部隊を追跡しました。
『SwissInfo』より
2021年11月7日16時43分配信
【ロシア海軍の偵察艦はオマーン近くのブリテン航空母艦グループを追跡している-メディア】

その後に地中海へ戻りました。


プロジェクト03182小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は、ニジニ・ノヴゴロド造船工場『ヴォルガ』で2016年9月1日に起工され、2018年12月20日に進水、2021年5月29日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役、黒海艦隊へ編入されました。
[小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]


2021年10月3日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
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以後、現在まで地中海に滞在しています。


2022年7月17日、「キルディン」「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」アルジェリアアルジェ港へ寄港しました。


現在、地中海(主に東部)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月末から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海に滞在

小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海に滞在

海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」:2022年2月中旬から地中海に滞在
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「ヴャジマ」:2022年2月中旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海に滞在
中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」:2022年5月末から地中海に滞在

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)

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『PortNews』より
2022年6月15日18時39分配信
【北方艦隊と太平洋艦隊の戦闘艦は地中海で合同任務へ取り組んだ】

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、同型の太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と共に打撃艦グループを形成し、仮想敵水上艦グループへミサイル打撃を与える演習を実施した。
北方艦隊広報サービスは発表した。

演習中、軍事船員は突発的事態による行動へ取り組み、ミサイル複合体を使用準備状態にする為の基準を満たした。
活動の主な目的は、巡洋艦の兵器と機器装置の戦闘準備態勢の確認に在った。
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同時に、他の演習実施海域では、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」捜索打撃艦グループを構成し、地中海で艦上対潜航空機~ヘリコプターKa-27を使用する仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ。

当面の間、艦は合同行動を続ける。

演習中に艦の乗組員は海軍の訓練と専門技量を向上させた。
全ての演習は民間船舶航行ルートと交差しない地中海の中立水域で行なわれた。



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しました。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊と、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船部隊は、2022年2月初頭に地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
[地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった]

4月2日には太平洋艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

その後も北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まり続けました。


5月13日には合同で救助訓練を行ないました。

テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年5月13日12時18分配信
【海上での救助」:北方艦隊と太平洋艦隊の地中海演習はどう進められたのか】

北方艦隊艦船部隊太平洋艦隊艦船部隊は依然として地中海東部に展開しており、6月14日には対艦攻撃訓練を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月末から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海東部に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海東部に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海東部に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海東部に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「ヴャジマ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海東部に滞在