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ロシア海軍黒海艦隊の小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海へ入った

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ロシア海軍当局からの公式発表は未だ有りませんが、黒海艦隊小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」海洋曳船「セルゲイ・バルク」は、2023年5月13日にジブラルタル海峡を東進して地中海へ入りました。
【Dr Phil Weir氏の2023年5月13日21時53分のツイート】



プロジェクト03182小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は、ニジニ・ノヴゴロド造船工場『ヴォルガ』で2016年9月1日に起工され、2018年12月20日に進水、2021年5月29日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役、黒海艦隊へ編入されました。
[小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]


2021年10月3日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
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2022年7月17日、中型偵察艦「キルディン」と共にアルジェリアアルジェ港へ寄港し、7月19日に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の中型偵察艦キルディンと小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフはアルジェリアのアルジェ港を訪れた]

その後、「キルディン」と共にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入り、ビスケー湾、英仏海峡、北海を通過してバルト海へ入りました。

「キルディン」は8月2日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の中型偵察艦キルディンはクロンシュタットへ到着した]

一方、「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は、クロンシュタットの南方に在るロモノソフ港へ入港しました。
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プロジェクト23470海洋曳船「セルゲイ・バルク」は、ロシア内陸部『ヤロスラヴリ造船工場』で2014年10月30日に起工され、2016年12月27日に進水し、2020年2月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[新型海洋曳船セルゲイ・バルクはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2020年6月25日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海へ行きました。
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2020年8月17日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。

2021年3月18日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海東部へ行きました。
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2021年5月31日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。
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2021年6月9日に対破壊工作艇「パーヴェル・シラーエフ」と共にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海東部へ行きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の対水中工作艇パーヴェル・シラーエフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]

8月22日に中型海洋給油船「イマン」と共にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。


2022年1月22日に対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」と共にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]
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その後も地中海で行動していましたが、2022年9月下旬、潜水艦「ノヴォロシースク」と共にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。

9月29日にはビスケー湾へ到達しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海を去り、クロンシュタットへ向かう]

その後、英仏海峡北海を通過し、10月初頭にバルト海へ入り、10月13日に「ノヴォロシースク」と共にクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海からレニングラード海軍基地(クロンシュタット)へ到着した]


その後は2隻ともバルト海に居ましたが、5月4日に大ベルト海峡を北上し、その後、北海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海へ行く]

5月13日にジブラルタル海峡を東進して地中海へ入りました。

マリントラフィックによると、「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」「セルゲイ・バルク」は、5月14日の時点で地中海西部に居ます。


現在、少なくともロシア海軍の以下の艦船が地中海常設作戦連合部隊の指揮下で地中海に滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在
小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2023年5月中旬から地中海に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2023年5月中旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」
2023年4月中旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
中型海洋給油船「コラ」
:2023年2月末から地中海に滞在
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ロシア海軍の艦船は地中海での活動を続けている

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『タス通信』より
2023年5月12日17時22分配信
【黒海艦隊司令官は地中海でアメリカ合衆国の航空母艦へ対抗しているロシア連邦海軍部隊について話した】
モスクワ、5月12日/タス通信

地中海ロシア海軍作戦連合部隊は、アメリカ合衆国及びNATO海軍航空母艦グループへ常に対抗している。
黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフ中将は述べた。
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「現在、アメリカ合衆国及びNATOの海軍の航空母艦グループへ対抗する任務は、ロシア海軍の作戦連合部隊により常に果たされています。
それには、航空基地フマイミーン(シリア)に駐留するロシア航空宇宙軍の航空機との連携も含まれます」
ヴィクトール・ソコロフ
中将は金曜日に新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューを受けて話した。
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2013年6月、ロシア海軍地中海常設作戦連合部隊が創設され、地中海で行動するロシア海軍の艦船は、全て同部隊の指揮下に入る事になりました。

なお、地中海常設作戦連合部隊自体は黒海艦隊の指揮下に在り、今回、黒海艦隊司令官ヴィクトール・ソコロフ中将地中海ロシア海軍部隊について話しているのも、彼の管轄下に在る為です。

今回、ソコロフ中将は地中海アメリカ海軍空母にも言及していますが、7ヶ月半に渡り地中海に滞在したアメリカ原子力航空母艦「ジョージ・H・W・ブッシュ」は、2023年4月中旬に地中海を去っています。
『USNI News』より
2023年4月12日15時3分配信
【航空母艦「ジョージ・H・W・ブッシュ」は230日ぶりに地中海を離れる】


現在は、少なくとも以下の艦船が地中海で行動しています。
地中海常設作戦連合部隊旗艦は、その時々に応じて変わっており、現在は北方艦隊フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」が務めています。
[フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はロシア海軍地中海常設作戦連合部隊の旗艦を務めている]

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」
2023年4月中旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
中型海洋給油船「コラ」
:2023年2月末から地中海に滞在


現在、黒海艦隊小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」海洋曳船「セルゲイ・バルク」バルト海から地中海へ向かっているようです。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海へ行く]

2023年4月に地中海を離れ、5月上旬にカリーニングラードへ到着した黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」も、2ヶ月間のオーバーホールの後に地中海へ向かいます。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はバルト艦隊基地バルチースクへ到着した]

ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った

未だロシア海軍当局からの公式発表は有りませんが、ロシア海軍フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」、給油船(おそらくは「カーマ」)は2023年4月22日にジブラルタル海峡を通過して地中海を去り、大西洋へ入りました。
【David Parody氏の2023年4月23日4時28分のツイート】

『David Parody氏の写真サイト』より
【ジブラルタル海峡を通過するフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」】
【ジブラルタル海峡を通過するコルベット「ソーブラジテルヌイ」】
【ジブラルタル海峡を通過するコルベット「ストイーキー」】
【ジブラルタル海峡を通過する給油船】

なお、この給油船を、同型船「ヴャジマ」或いはバルト艦隊給油船「コラ」と誤認している人も多いようですが、写真を見る限り、外形から「コラ」は有り得ませんし、この給油船の真ん中に立っている棒状の物の色(「ヴャジマ」は白、「カーマ」はオレンジ)から見て、「カーマ」で間違いないでしょう。



黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(4942016年3月11日就役)は2021年10月28日にボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

2021年11月13日、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」救助曳船SB-742(プロジェクト22870、2019年12月20日就役)と共にアルジェリアアルジェ港へ到着しました。

11月16日~17日にアルジェリア海軍との合同演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]

アルジェリアを去った後、12月3日にエジプトアレクサンドリア港へ到着し、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2021』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される]

合同演習『友情の橋-2021』は12月10日に終了しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』が地中海で始まった]

2021年12月18日には地中海東部艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート アドミラル・グリゴロヴィチと哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

2022年1月以降も「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部に留まり、2022年2月15日~25日に北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊と共に合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

2022年8月下旬には地中海中央部アドリア海へ進出しました。
[ロシア海軍の軍艦はアドリア海に居る]

その後も地中海東部に留まっていました。
『独立軍事評論』より
2022年10月13日20時41分配信
【艦隊は艦長の日を祝った】


バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年10月初頭にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った]

10月18日~21日までアルジェリアアルジェ港へ寄港した後、アルジェリア海軍と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」はアルジェリアを訪問した]

その後、2022年10月末に地中海東部へ到着し、同海域で行動していました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海で2023年の新年を迎えた]


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北方艦隊中型海洋給油船「カーマ」(プロジェクトREF-675、1982年9月29日就役)は、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と共に2023年1月4日から大西洋、インド洋への遠距離航海を行なっており、4月12日にスエズ運河を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は地中海へ入った]


2023年4月22日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」、そして「カーマ」ジブラルタル海峡を西進し、大西洋へ入りました。

バルト艦隊「ソーブラジテルヌイ」「ストイーキー」北方艦隊「カーマ」は、それぞれの母港へ戻る事になりますが、黒海艦隊「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、おそらくはバルト海へ行き、クロンシュタットサンクトペテルブルクでオーバーホールを行なうようです。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」
2023年4月中旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
中型海洋給油船「コラ」
:2023年2月末から地中海に滞在

ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はジブラルタル海峡を通過して地中海を去った

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『ウクライナ国営ニュース』(UNN)より
2023年3月8日18時10分配信
【スペイン海軍の哨戒艇は地中海で2隻のロシア艦船を迎撃した】
キエフ、3月8日、UNN

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スペイン海軍軍艦「センティネーラ」は、ロシア海軍フリゲート「アドミラル・カサトノフ」給油船「アカデミック・パシン」を迎撃した事をスペイン防衛総本部は確認し、UNNが報じた。

[詳細]
アルセナル・デ・フェロル
に駐留する乗組員40名の哨戒艇「センティネーラ」は、西地中海で2隻の船を迎撃し、追跡したと防衛本部は発表した。
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哨戒艇は、スペイン主権下水域における国益を保証する目的で海上保安監視任務を遂行しているとスペイン防衛総本部は声明で述べた。

「監視と抑止の為の常設作戦グループは、主権領土を監視する為の効果的な道具であり、脅威の早期発見を可能にし、潜在的な危機への即時かつ効果的な対応を促進します」


『SeverPost』より
2023年3月9日13時49分配信
【地中海で1年以上:北方艦隊のフリゲートは母国へ戻って来る】

2022年2月から地中海で行動していた北方艦隊フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、中型海洋給油船「アカデミック・パシン」を伴ってジブラルタル海峡を通過し、大西洋へ入った。

艦の乗組員は、地中海ロシア海軍常設グループの一員として、全ての割り当てられた任務を成功裏に果たした。

遠距離航海任務の直接の解決に加え、北方艦隊将兵は戦闘訓練と海軍技術を向上させ、対空防衛及び対潜防衛の数十回の艦上演習へ取り組んだ。

昨年1月23日に始まった航海で、フリゲート「アドミラル・フロータ・・カサトノフ」は約63000海里を走破した。

大西洋フリゲートの乗組員は引き続き海軍技量を向上させ、一連の艦上演習を実施する。

全ての割り当てられた任務の完了後、艦は北方艦隊主要基地~セヴェロモルスクへ到着する。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水し、2020年7月21日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

ロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

その後もバルト海に留まっていましたが、2020年9月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かっている]

9月15日にセヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」白海へ移動し、9月29日には有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上へ発射した]

10月2日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海からセヴェロモルスクへ帰投した]

「アドミラル・カサトノフ」は各種演習や乗組員の錬成訓練を行なう為、10月15日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で演習を行なう]

数日後に帰投した後、今度は対潜演習を行なう為、10月20日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なう]

バレンツ海で対潜演習を行なった後、10月24日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]

この時、新型対潜ミサイル「オトヴェート」の発射試験も行なわれました。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した]

11月7日、バレンツ海白海で戦闘訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海で戦闘訓練を行なう]

バレンツ海での戦闘訓練の後、11月11日に白海沿岸のセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]

翌11月12日、「アドミラル・カサトノフ」白海有翼ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

11月14日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海での演習を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

12月初頭には「アドミラル・カサトノフ」乗組員へ新型コロナウイルスのワクチン接種が行なわれました。


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2020年12月30日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]

1月22日から地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した]

1月26日、「ニコライ・チケル」地中海東部キプロス島南部のリマソール港を訪れました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を訪れた]

1月27日、「アドミラル・カサトノフ」地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]

1月28日、「ニコライ・チケル」リマソール港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]
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その後、「ニコライ・チケル」「アドミラル・カサトノフ」は合流し、2月3日にはギリシャピレウス港を訪れました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャのピレウス港を訪れた]

2月5日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]

そして、地中海東部で行動中の「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」へ、北方艦隊プロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)が合流する事になり、2月初頭にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマは地中海東部でフリゲート"アドミラル・カサトノフ"と合流する]

『Marine Traffic』より
【給油船「ヴャジマ」】

一方、「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は、2月16日にエジプトアレクサンドリア港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を訪問した]

最近は世界的なコロナウイルス流行の為、外国港を訪れても乗組員の市内旅行は行なわれていませんでしたが、今回のアレクサンドリア訪問では、久しぶりに市内旅行が実施されました。

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は、2月18日午後にアレクサンドリア港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を去った]

その後、「アドミラル・カサトノフ」エーゲ海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエーゲ海に居る]
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一方、「ヴャジマ」「ニコライ・チケル」は、3月2日にキプロス島南部のリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港へ寄港した]

同じ3月2日、「アドミラル・カサトノフ」は、マルマリス近郊のトルコ海軍基地アクザス・カラーガチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコ海軍基地を訪れた]
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「アドミラル・カサトノフ」は3月4日にアクサズ・カラーガチから出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコのアクサズ海軍基地を去った]

翌3月5日、「ヴャジマ」「ニコライ・チケル」リマソール港から出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]

3月8日、今度は「アドミラル・カサトノフ」リマソール港へ寄港し、3月10日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はキプロスのリマソール港へ寄港した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」は西へ向かい、3月17日にはクレタ島南東海域で行動していました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖に居る]

3月22日に給油船「ヴャジマ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖で洋上給油を受けた]

3月24日に再びギリシャピレウス港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は再びギリシャのピレウス港を訪れた]

「アドミラル・カサトノフ」は3月26日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]

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その後、「アドミラル・カサトノフ」と随伴船は地中海を東進し、3月29日に「ヴャジマ」から洋上給油を受け、3月30日には地中海中央部(アルジェリア東方沖付近)で潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中央部で潜水艦捜索演習を行なった]

4月1日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海を去った]

その後、ビスケー湾を通過し、4月5日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過する]

しかし、海峡を通過中に嵐に遭遇した為、セーヌ湾で数日間停泊しました。
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その後、再び移動を開始し、4月8日にパ・ド・カレーを通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過した]

4月10日にはノルウェー海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なう]

4月16日に救助曳船「ニコライ・チケル」セヴェロモルスクへ帰投し、翌4月17日には中型海洋給油船「ヴャジマ」ムルマンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]

一方、「アドミラル・カサトノフ」バレンツ海で行なわれた北方艦隊の演習へ参加した後、4月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2021年6月初頭にセヴェロモルスクを出航し、6月13日にバルト海沿岸のクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクロンシュタットへ到着した]
「アドミラル・カサトノフ」は、6月23日~27日にサンクトペテルブルクで開催された第10回国際海軍サロン『IMDS-2021』で展示されました。
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7月25日の『ロシア海軍の日』にはネヴァ川の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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観艦式が終わった後にクロンシュタットを去り、バルト海を出て北東大西洋へ入りました。

8月4日から北方艦隊指揮-参謀訓練が始まり、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加し、基地へ戻る途中の北方艦隊の水上艦も北東大西洋で演習を開始しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

8月6日にはキぺロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142北東大西洋へ進出し、観艦式参加艦部隊と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋で北方艦隊艦船部隊と合同演習を行なった]

8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

9月上旬に行なわれた北方艦隊北極圏演習へ参加し、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」と共に地対艦ミサイル部隊と合同訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年9月11日12時10分配信
【北方艦隊のロケット兵は北極圏の演習で仮想敵艦グループを破壊した】


2022年1月11日にバレンツ海艦載ヘリコプターの着艦訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]

1月18日にはロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」と一緒にバレンツ海で隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]

1月22日には、北方艦隊第45航空・防空軍第830独立艦載対潜ヘリコプター航空連隊所属の艦載ヘリコプターKa-27の発着艦訓練をバレンツ海で実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターKa-27の発着艦訓練を実施した]


2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として北東大西洋地中海で演習を行なう為、2022年1月26日にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)と共にセヴェロモルスク港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

北方艦隊艦船部隊バレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]

2月2日、ヴォログダ州キペロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142バレンツ海ノルウェー海を経由して北東大西洋へ進出し、潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、北東大西洋アイルランド南方海域に居るロシア海軍艦船部隊、つまり北方艦隊艦船部隊の上空を飛行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]

2月4日、北方艦隊艦船部隊北東大西洋(アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した]

ただ、演習はアイルランド政府の要請も有り、同国の排他的経済水域の外で行なわれました。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

その後、北方艦隊艦船部隊大西洋を南下し、2月7日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、その後、地中海東部へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しています。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

3月12日には対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]

その後、一緒に地中海へ行った「マルシャル・ウスチーノフ」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へ帰投しましたが、「アドミラル・カサトノフ」地中海東部に留まり続けており、地中海ロシア海軍作戦連合部隊の旗艦を務めていました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海作戦連合部隊の旗艦を務めている]

その後、中型海洋給油船「アカデミック・パシン」と共に地中海東部を離れ、2023年3月8日午後にジブラルタル海峡を西進し、大西洋へ入りました。
【Daniel Ferro氏の2023年3月8日23時50分のツイート】
「アドミラル・カサトノフ」地中海滞在は、実に1年と1ヶ月に及びました。

今後、「アドミラル・カサトノフ」は母港セヴェロモルスクへ戻ります。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
中型偵察艦「ユーリー・イワノフ」
:2023年1月上旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」2022年10月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「コラ」:2023年2月末から地中海に滞在

ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海作戦連合部隊の旗艦を務めている

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『タス通信』より
2023年2月19日8時22分配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」はロシア海軍地中海戦隊を率いている】
モスクワ、2月19日/タス通信

北方艦隊プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、現在、地中海で戦闘任務を果たしている。
『タス通信』軍当局に近い情報筋より伝えられた。

「フリゲートは現在、地中海に滞在しており、1等艦としての地位により、この海域のロシア海軍常設作戦連合部隊を率いています」
彼は話した。

以前には、「アドミラル・フロータ・カサトノフ」の遠距離航海については伝えられなかった。

土曜日にロシア国防省が指摘したように、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将がウシャコーフ勲章北方艦隊第43ロケット艦師団へ授与した事に関連し、現在、同部隊の2隻のフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、世界の大洋で遠距離航海任務を遂行している。

以前に伝えられたように「アドミラル・ゴルシコフ」南アフリカ共和国沿岸に在り、そこで同国及び中国の海軍との合同演習へ参加する。
南アフリカ共和国国防省は、演習の活動段階は2月22日に始まると通知した。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水し、2020年7月21日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

ロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

その後もバルト海に留まっていましたが、2020年9月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かっている]

9月15日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」白海へ移動し、9月29日には有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上へ発射した]

10月2日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海からセヴェロモルスクへ帰投した]

「アドミラル・カサトノフ」は各種演習や乗組員の錬成訓練を行なう為、10月15日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で演習を行なう]

数日後に帰投した後、今度は対潜演習を行なう為、10月20日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なう]

バレンツ海で対潜演習を行なった後、10月24日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]

この時、新型対潜ミサイル「オトヴェート」の発射試験も行なわれました。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した]

11月7日、バレンツ海白海で戦闘訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海で戦闘訓練を行なう]

バレンツ海での戦闘訓練の後、11月11日に白海沿岸のセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]

翌11月12日、「アドミラル・カサトノフ」白海有翼ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

11月14日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海での演習を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

12月初頭には「アドミラル・カサトノフ」乗組員へ新型コロナウイルスのワクチン接種が行なわれました。


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2020年12月30日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]

1月22日から地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した]

1月26日、「ニコライ・チケル」地中海東部キプロス島南部のリマソール港を訪れました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を訪れた]

1月27日、「アドミラル・カサトノフ」地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]

1月28日、「ニコライ・チケル」リマソール港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]
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その後、「ニコライ・チケル」「アドミラル・カサトノフ」は合流し、2月3日にはギリシャピレウス港を訪れました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャのピレウス港を訪れた]

2月5日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]

そして、地中海東部で行動中の「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」へ、北方艦隊プロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)が合流する事になり、2月初頭にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマは地中海東部でフリゲート"アドミラル・カサトノフ"と合流する]

『Marine Traffic』より
【給油船「ヴャジマ」】

一方、「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は、2月16日にエジプトアレクサンドリア港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を訪問した]

最近は世界的なコロナウイルス流行の為、外国港を訪れても乗組員の市内旅行は行なわれていませんでしたが、今回のアレクサンドリア訪問では、久しぶりに市内旅行が実施されました。

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は、2月18日午後にアレクサンドリア港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を去った]

その後、「アドミラル・カサトノフ」エーゲ海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエーゲ海に居る]
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一方、「ヴャジマ」「ニコライ・チケル」は、3月2日にキプロス島南部のリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港へ寄港した]

同じ3月2日、「アドミラル・カサトノフ」は、マルマリス近郊のトルコ海軍基地アクザス・カラーガチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコ海軍基地を訪れた]
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「アドミラル・カサトノフ」は3月4日にアクサズ・カラーガチから出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコのアクサズ海軍基地を去った]

翌3月5日、「ヴャジマ」「ニコライ・チケル」リマソール港から出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]

3月8日、今度は「アドミラル・カサトノフ」リマソール港へ寄港し、3月10日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はキプロスのリマソール港へ寄港した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」は西へ向かい、3月17日にはクレタ島南東海域で行動していました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖に居る]

3月22日に給油船「ヴャジマ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖で洋上給油を受けた]

3月24日に再びギリシャピレウス港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は再びギリシャのピレウス港を訪れた]

「アドミラル・カサトノフ」は3月26日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]

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その後、「アドミラル・カサトノフ」と随伴船は地中海を東進し、3月29日に「ヴャジマ」から洋上給油を受け、3月30日には地中海中央部(アルジェリア東方沖付近)で潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中央部で潜水艦捜索演習を行なった]

4月1日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海を去った]

その後、ビスケー湾を通過し、4月5日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過する]

しかし、海峡を通過中に嵐に遭遇した為、セーヌ湾で数日間停泊しました。
21-0409a.jpg
その後、再び移動を開始し、4月8日にパ・ド・カレーを通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過した]

4月10日にはノルウェー海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なう]

4月16日に救助曳船「ニコライ・チケル」セヴェロモルスクへ帰投し、翌4月17日には中型海洋給油船「ヴャジマ」ムルマンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]

一方、「アドミラル・カサトノフ」バレンツ海で行なわれた北方艦隊の演習へ参加した後、4月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2021年6月初頭にセヴェロモルスクを出航し、6月13日にバルト海沿岸のクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクロンシュタットへ到着した]
「アドミラル・カサトノフ」は、6月23日~27日にサンクトペテルブルクで開催された第10回国際海軍サロン『IMDS-2021』で展示されました。
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7月25日の『ロシア海軍の日』にはネヴァ川の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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観艦式が終わった後にクロンシュタットを去り、バルト海を出て北東大西洋へ入りました。

8月4日から北方艦隊指揮-参謀訓練が始まり、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加し、基地へ戻る途中の北方艦隊の水上艦も北東大西洋で演習を開始しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

8月6日にはキぺロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142北東大西洋へ進出し、観艦式参加艦部隊と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋で北方艦隊艦船部隊と合同演習を行なった]

8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

9月上旬に行なわれた北方艦隊北極圏演習へ参加し、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」と共に地対艦ミサイル部隊と合同訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年9月11日12時10分配信
【北方艦隊のロケット兵は北極圏の演習で仮想敵艦グループを破壊した】

2022年1月11日にバレンツ海艦載ヘリコプターの着艦訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]

1月18日にはロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」と一緒にバレンツ海で隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]

1月22日には、北方艦隊第45航空・防空軍第830独立艦載対潜ヘリコプター航空連隊所属の艦載ヘリコプターKa-27の発着艦訓練をバレンツ海で実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターKa-27の発着艦訓練を実施した]

2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として北東大西洋地中海で演習を行なう為、2022年1月26日にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)と共にセヴェロモルスク港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

北方艦隊艦船部隊バレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]

2月2日、ヴォログダ州キペロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142バレンツ海ノルウェー海を経由して北東大西洋へ進出し、潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、北東大西洋アイルランド南方海域に居るロシア海軍艦船部隊、つまり北方艦隊艦船部隊の上空を飛行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]

2月4日、北方艦隊艦船部隊北東大西洋(アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した]

ただ、演習はアイルランド政府の要請も有り、同国の排他的経済水域の外で行なわれました。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

その後、北方艦隊艦船部隊大西洋を南下し、2月7日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、その後、地中海東部へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しています。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

3月12日には対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]

その後、一緒に地中海へ行った「マルシャル・ウスチーノフ」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へ帰投しましたが、「アドミラル・カサトノフ」地中海東部に留まり続けており、地中海ロシア海軍作戦連合部隊の旗艦を務めています。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在
中型偵察艦「ユーリー・イワノフ」:2023年1月上旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」2022年10月中旬から地中海に滞在

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海で2023年の新年を迎えた

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『タス通信』より
2023年1月1日7時42分配信
【バルト艦隊司令官は新たな年に地中海に滞在する船員を祝福した】
カリーニングラード、1月1日/タス通信

バルト艦隊司令官ヴィクトール・リーナ大将は、新たな年に地中海で遠距離航海任務を遂行していている船員を祝福した。
艦隊広報サービスは発表した。
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「リーナ大将は、非公開ビデオ会議通信チャンネルで、2023年の新年にコルベット"ストイーキー"と"ソーブラジテルヌイ"の乗組員を祝福しました。
ここ最近、バルト艦隊の艦はロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って地中海で遠距離航海任務を遂行しています」

広報サービスは話した。

コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」カリーニングラード州の艦隊主要基地バルチースクから航海へ出発したのは、2022年10月初頭だった。
航海中に艦は既に15000海里を進み、北海大西洋で戦闘任務を遂行し、一連の外国港への業務寄港を行ない、アルジェリア海軍フリゲート及び支援船と合同演習を行なった。



バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年1月24日にバルチースクを出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は遠距離航海へ出発した]

2隻のコルベットバルト海を出て北海へ入り、その後、ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、2月初頭にはアイルランド南方海域へ進出しました。

その後バルト海へ引き返し、2月16日にバルチースク基地へ帰投しました。
[アイルランド南方海域へ進出したロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は母港バルチースクへ帰投した]

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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「ソーブラジテルヌイ」は2022年9月中旬にバルト海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」はバルト海で対潜戦闘訓練を実施した]

「ストイーキー」は2022年9月末にバルト海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」はバルト海で高射ミサイル「リドゥート」を発射した]

2隻のコルベットは2022年10月初頭にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った]

10月18日~21日までアルジェリアアルジェ港へ寄港した後、アルジェリア海軍と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」はアルジェリアを訪問した]

その後は地中海東部へ向かいました。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
:2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」:2022年10月中旬から地中海に滞在


2023年1月には北方艦隊フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」地中海へ派遣されます。
[極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を搭載するロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2023年1月に地中海へ行く]

ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海からバルチースクへ帰投した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年11月23日8時23分配信
【水上修理所「PM-82」は地中海での任務の後にバルチースクへ戻ってきた】

バルト艦隊の水上修理所「PM-82」は地中海エリアで約9ヶ月間に渡り任務を遂行した後にバルチースクへ戻ってきた。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、船の乗組員は、この地域で任務を遂行するロシア海軍常設作戦連合部隊の艦船の技術的な準備態勢を保障した。


11月22日・火曜日、バルチースク軍港において「PM-82」の帰港式典が開催された。
割り当てられた任務を遂行した船員は、埠頭でバルト艦隊司令部の代表、軍楽隊、船の乗組員の家族及び近親者に出迎えられた。

軍当局は、航海から戻ってきた水上修理所は技術的修理及び必要な物資を補充した後、意図された任務を遂行する準備が整う事を指摘した。
遠距離航海で顕著な働きを見せた乗組員には、艦隊司令部から価値ある贈り物が手渡された。

PM-82は、5隻から成るプロジェクト304水上修理所シリーズの3番船である。
1978年にポーランドの造船所『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で建造され、同年にバルト艦隊へ加入した。

満載排水量は5660トン、全長は121メートル以上。
PM-82は280トンの交換部品を艦内へ積載できる。
最大速力13.5ノット。
航続距離9000海里。
自立行動期間40日。



プロジェクト304水上修理所(工作船)第2グループの3番船(304シリーズ通算で16番船)PM-82は、1977年12月22日にポーランド『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。
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2014年からバルチースク「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。
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PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]

その後、2017年10月下旬には黒海艦隊工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


2018年7月、PM-82は再びシリアへ派遣される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部へ向かっている]

8月11日にシリアタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

その後、PM-82地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。

2019年1月21日、PM-82と交代する黒海艦隊工作船PM-56ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。

2019年2月初頭、PM-82地中海東部を離れ、母港バルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は母港バルチースクへの帰路に就いた]

2月18日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアから母港バルチースクへ帰投した]


2019年10月23日、PM-82は3度目の地中海遠征へ出発しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
10月23日9時53分配信
【バルト艦隊の水上修理所は地中海へ向かう】

11月8日までに地中海東部シリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

12月7日、PM-82は、物資補充の為にキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はキプロスのリマソール港へ寄港した]

2020年3月下旬にはバルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部を去り、バルチースクへの帰路に就いた]

代わりに、黒海艦隊工作船PM-56地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-56は地中海東部へ向かった]

PM-82は4月18日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部からバルチースクへ帰投した]


それから半年以上経った2020年12月1日、PM-82は4度目の地中海遠征へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部(シリア沖)へ向かった]

12月8日にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)の通行を完了し、ビスケー湾へ入りました。
[地中海東部へ向かうロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はビスケー湾へ入った]

12月12日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海へ入った]

12月19日にはキプロスリマソール港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はキプロスのリマソール港を訪れた]

12月22日にシリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥース港へ到着した]

その後は地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部でロシア海軍艦船のメンテナンスに従事する]

その後、インド洋へ行っていたコルベット「ストイーキー」と合流して帰路に就き、2021年4月28日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"は地中海・インド洋遠征を終えて母港バルチースクへ帰投した]

2022年3月初頭頃にバルチースクを出航し、3月下旬に地中海へ入りました。

地中海で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事した後、2022年11月上旬に地中海を去り、11月中旬にはビスケー湾へ到達し、その後、英仏海峡、北海を通過し、11月22日にバルチースクへ帰投しました。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
:2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」:2022年10月中旬から地中海に滞在

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」はアルジェリアを訪問した

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『タス通信』より
2022年10月21日23時58分配信
【バルト艦隊のコルベットは遠距離航海中にアルジェへの業務寄港を行なった】
カリーニングラード、10月21日/タス通信

遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」は、アルジェへの業務寄港を行なった。
同国への滞在の完了後、ロシア艦アルジェリア海軍フリゲートとの合同演習を実施した。
金曜日にバルト艦隊広報サービスは発表した。

「10月18日から21日まで北アフリカの国の首都への滞在中、アルジェリア海軍中部海軍管区司令部、市当局の代表者と航海指揮官の会合が行なわれました。
コルベット ストイーキーとソーブラジテルヌイを同国の外交官、防衛当局指導部の代表が訪れました」

広報サービスは話した。

停泊中、ロシア船員アルジェリアの観光名所を見物し、両国の軍事船員はアルジェリア海軍ロシア海軍の艦を相互に訪れ、更にロシアアルジェリアの船員の間でサッカーの親善試合が行なわれた。
「同国への滞在の終わりにロシア艦はアルジェリア海軍のフリゲート及び支援船との合同海軍演習を実施しました」
広報サービスは付け加えた。

現在、コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」地中海へ入り、遠距離航海の枠組みで任務を遂行している。

遠距離航海の間、コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」の乗組員は様々な種類の数十回の演習へ取り組んだ。
艦の将兵は対空及び対潜防衛の演習を実施し、対テログループは対破壊工作防衛へ指向される演習へ取り組んだ。

コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」で構成されるバルト艦隊艦支隊は、計画遠距離航海任務を遂行する為、10月初頭にカリーニングラード州バルチースク市の恒久駐留所から出航した。



バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年1月24日にバルチースクを出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は遠距離航海へ出発した]

2隻のコルベットバルト海を出て北海へ入り、その後、ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、2月初頭にはアイルランド南方海域へ進出しました。


その後バルト海へ引き返し、2月16日にバルチースク基地へ帰投しました。
[アイルランド南方海域へ進出したロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は母港バルチースクへ帰投した]

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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「ソーブラジテルヌイ」は2022年9月中旬にバルト海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」はバルト海で対潜戦闘訓練を実施した]

「ストイーキー」は2022年9月末にバルト海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」はバルト海で高射ミサイル「リドゥート」を発射した]

2隻のコルベットは2022年10月初頭にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った]

10月18日~21日までアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
:2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」:2022年10月中旬から地中海に滞在
工作船PM-82:2022年3月末から地中海に滞在

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った

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『DefenseRomania』より
2022年10月17日10時23分配信
【ロシアの2隻のコルベットは、アメリカの「ジョージ・H・W・ブッシュ」がNATOの力の誇示を先導している地中海へ到着した】

ツイッター及びテレグラムの航行監視情報源アカウントは、2022年10月16日夜に新たなロシア軍艦地中海に入った事を伝えた。

それは、コルベット「ストイーキー」(545)「ソーブラジテルヌイ」(531)である。

ロシアバルト艦隊に所属する両艦は、ここ数週間で幾つかの海軍リソースが地域を去り、弱体化している地中海戦隊を強化する。

但し、この2隻の戦闘艦は、最近地中海を離れた戦闘艦 (少なくとも巡洋艦1隻、フリゲート1隻潜水艦 1隻)よりも能力は劣る。

現在、地中海ロシア連邦軍海軍作戦グループには、太平洋艦隊巡洋艦「ワリャーグ」駆逐艦「アドミラル・トリブツ」北方艦隊フリゲート「アドミラル・カサトノフ」黒海艦隊に所属する「アドミラル・グリゴロヴィチ」が含まれる。
ロシア戦隊には2隻の潜水艦北方艦隊「セヴェロドヴィンスク」黒海艦隊「クラスノダール」も含まれている。

ロシアグループは、地中海NATO軍に対抗する任務を担っている。

最近、黒海艦隊潜水艦「ノヴォロシースク」地中海を出て、修理の為にクロンシュタット造船所(バルト海)へ行った。

以前、巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」駆逐艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコフ」を含む北方艦隊の海軍リソースが地中海を離れた。

地中海におけるロシア海軍グループの主な任務は、この地域におけるNATO海軍リソースへの対抗にある。

現在、この地域は主にアメリカ航空母艦「ジョージ・H・W・ブッシュ」(CVN-77)とその海軍グループの本拠地となっている。

アメリカの代表者が公開した情報によると、航空母艦は10月14日に開始された『ネプチューン・ストライク-2022/2』演習へ参加する為、NATOの指揮下に置かれている。



バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年1月24日にバルチースクを出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は遠距離航海へ出発した]

2隻のコルベットバルト海を出て北海へ入り、その後、ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過し、2月初頭にはアイルランド南方海域へ進出しました。


その後バルト海へ引き返し、2月16日にバルチースク基地へ帰投しました。
[アイルランド南方海域へ進出したロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は母港バルチースクへ帰投した]

2022年7月31日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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「ソーブラジテルヌイ」は2022年9月中旬にバルト海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」はバルト海で対潜戦闘訓練を実施した]

「ストイーキー」は2022年9月末にバルト海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」はバルト海で高射ミサイル「リドゥート」を発射した]

2隻のコルベットは2022年10月初頭に中型海洋給油船「エリニヤ」と共にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
ただし、給油船「エリニヤ」は未だ地中海には入っていないようです。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
コルベット「ソーブラジテルヌイ」
:2022年10月中旬から地中海に滞在
コルベット「ストイーキー」:2022年10月中旬から地中海に滞在
工作船PM-82:2022年3月末から地中海に滞在

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海を去り、クロンシュタットへ向かう

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『軍事評論』より
2022年10月2日12時28分配信
【ロシアのディーゼルエレクトリック潜水艦のビスケー湾通行によりフランス海軍は潜水艦を「迎撃」する為にフリゲートをの派遣を余儀なくされた】

フランス海軍ヘリコプターを上げ、曳船が同行するロシアディーゼルエレクトリック潜水艦が水上移動しているのが発見されたビスケー湾へのフリゲートの派遣を余儀なくされた。
大西洋地域の県の広報サービスは発表した。

県によると、ロシア黒海艦隊の一員であるディーゼルエレクトリック潜水艦「ノヴォロシースク」と同行する海洋曳船「セルゲイ・バルク」が、フランス沿岸のビスケー湾で発見された。
潜水艦の迎撃の為、フランス海軍多目的フリゲート「ノルマンディー」が派遣され、ヘリコプター「カイマン」が空中へ上がった。
ロシア潜水艦が何処へ向かっていたのかは発表されなかった。
「迎撃」と、更なる動向についての他の詳細も明らかにされていない。

「9月29日、フランス海軍の多目的フリゲート"ノルマンディー"とヘリコプター"カイマン"は、ヨーロッパのパートナーと緊密に連携し、ビスケー湾でロシア潜水艦ノヴォロシースクとロシア曳船セルゲイ・バルクへ同行しました」
声明では、こう述べられた。

おそらく「ノヴォロシースク」は、『クロンシュタット海洋工場』での計画メンテナンスの為に地中海からバルト海への艦隊間移動を行なっている。

ディーゼルエレクトリック潜水艦「ノヴォロシースク」は、黒海艦隊の為に建造された6隻から成るプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦シリーズのトップである。
2010年8月20日にサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で起工され、2013年11月28日に進水し、2014年8月22日にロシア海軍へ受け入れられ、2014年9月11日に黒海艦隊へ加わった。



黒海艦隊向けプロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は、2010年8月20日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工され、2013年11月28日に進水し、2014年8月22日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ就役した]

2015年9月28日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはセヴァストーポリへ到着した]

その後は黒海内で行動し、2017年10月6日には有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーは黒海で巡航ミサイル"カリブル"発射訓練を行なった]

その後も黒海で行動していた「ノヴォロシースク」ですが、2019年12月4日にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海へ入る]

以後、地中海東部に留まり、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

その後も地中海東部に滞在しており、10月16日には艦内での外科手術訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海で外科手術の訓練を行なった]

11月初頭にはシリアタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはシリアのタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行なった]

2021年1月に地中海東部を離れ、オーバーホールを行なう為にバルト海沿岸のクロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはクロンシュタットへ行く]

2021年2月中旬にクロンシュタットへ到着し、2月下旬からサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』でオーバーホールが行なわれました。
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オーバーホール完了後、2021年12月末にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

その後は主に地中海東部へ滞在していましたが、2022年9月下旬に海洋曳船「セルゲイ・バルク」と共にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。

9月29日にはビスケー湾へ到達しました。

今後、「ノヴォロシースク」クロンシュタットへ行くようです。

なお、同時期にバルト艦隊中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」ジブラルタル海峡を通過して地中海を離れています。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在
原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」2022年9月初頭から地中海に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海に滞在