プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された

本日(2018年6月20日)、プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」がロシア連邦海軍へ就役しました。
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『タス通信』より
2018年6月20日14時31分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」はロシア海軍へ受領された】
カリーニングラード、6月20日/タス通信

大型揚陸艦「イワン・グレン」ロシア海軍の戦闘編制への受け入れ式典が開催された。
『タス通信』特派員が現地から伝えたように、艦は聖アンドレイ旗を掲揚した。

「イワン・グレン」は、ロシア現代史上において設計及び建造された初の揚陸艦であり、プロジェクト11711のトップ艦であり、『ネヴァ川計画設計局』により開発された。
艦の作業は、海軍の度重なる要求の為、20年以上が費やされた。

ロシア連邦海軍総司令官の指示の発表後、「イワン・グレン」北方艦隊コラ多種戦力小艦隊第121揚陸艦旅団へ編入され、海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は艦長ヴィクトール・ヴァシリエフ聖アンドレイ旗を手渡した。
乗組員は、敵を前にしても決して旗を下げない事を聖書に誓い、その後、旗竿へ掲揚した。

「イワン・グレン」造船工場『ヤンターリ』で2004年12月に起工され、2012年5月に進水した。
工場航行試験は2016年に始まった。
「イワン・グレン」の国家試験の受領書は6月2日に署名された。

更に工場では、2015年6月に起工され、2018年5月25日に進水した2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造が続けられている。

プロジェクト11711艦は約6000トンの排水量を有しており、これは、最近に建造された最大の水上艦である。
その前のプロジェクト11711(コード名「タピル」)大型揚陸艦は4300トンである。
ロシア連邦海軍において、このクラスの艦で最も数の多いプロジェクト775は4400トンである。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

そして2018年6月20日、「イワン・グレン」ロシア海軍へ納入され、正式な就役式典となる聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催されました。

ロシア海軍へ就役した「イワン・グレン」は、北方艦隊第121揚陸艦旅団(プロジェクト775大型揚陸艦4隻)へ編入されました。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月25日に進水していますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]
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プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンは2018年6月末にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年6月12日17時17分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は2018年6月末までにロシア海軍へ加わる】

大型揚陸艦「イワン・グレン」は、今年の6月末までにロシア海軍へ加わる。

大型揚陸艦「イワン・グレン」は、公開株式会社『ネヴァ川計画設計局』により開発されたプロジェクト11711のトップ艦であり、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造された。

プロジェクト11711は、1960年代から70年代に沿バルト造船工場『ヤンターリ』で14隻から成るシリーズが建造されたプロジェクト1171の最新の発展型である。
プロジェクト11711大型揚陸艦のトップは「イワン・グレン」と命名された。

大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家受領試験は2017年11月に始まった。
その第1段階の分析後、必要に応じてシリーズのトップ艦の試験は2018年4月初頭まで継続された。
現時点で、艦の国家試験の海上部分は完了している。
艦の出航及び基地間移動中、航行性能の良好さと全ての居住保障システムの正常な動作が示された。
試験の結果、その戦術-技術的特性は、技術設計上の仕様に完全に沿っている事が確認された。

大型揚陸艦「イワン・グレン」プロジェクト11711のトップ艦であり、公開株式会社『ネヴァ川計画設計局』により開発された。
それは、ロシア連邦国防省の発注の下、沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造された。
工場は、同プロジェクトの最初の生産艦の建造を続けており、大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は2015年6月に起工され、2018年5月25日に進水した。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]


2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した]

「イワン・グレン」ロシア海軍への納入と聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典(正式な就役式典)の開催は、2018年6月末になるようです。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月25日に進水していますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ引き渡す前の検査を完了した

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『タス通信』より
2018年6月4日12時4分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は国家試験プログラムを完了した】
カリーニングラード、6月4日/タス通信

ロシア連邦海軍の為に沿バルト造船工場『ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)で建造されている大型揚陸艦「イワン・グレン」は国家試験プログラムを完了し、近い内に発注主へ引き渡される。
『タス通信』は月曜日に工場の代理人より伝えられた。

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「大型揚陸艦イワン・グレンの国家試験の受領証書は6月2日に署名されました。
検査及び塗装の完了により、それは引き渡しの準備が整います」
対談者は話したが、艦の引き渡しの詳細な日時については何も言わず、それが近い内に行なわれると述べた。

艦の国家試験は2017年11月に始まったが、12月末、表面化した技術的問題を解決する為、発注主により中断された。
(2018年)3月、専門家により作られたロシア海軍鑑定委員会は、発注品の全ての問題点は正式に解決されたと結論付け、4月3日の国家試験再開が可能になった。

大型揚陸艦「イワン・グレン」プロジェクト11711のトップ艦であり、公開株式会社『ネヴァ川計画設計局』により開発された。
それはロシア連邦国防省の発注により2004年12月に起工され、2012年5月に進水した。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、13両の戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
それは、指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる事ができる。
艦の兵装は、口径30mmの6銃身自動砲から成り、甲板の格納庫には2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。

沿バルト造船工場『ヤンターリ』は、同プロジェクトの艦2隻を建造している。
シリーズの最後となる大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は5月25日に進水した。
それは2018年末までに海軍へ引き渡されなければならない。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
17-0606e.jpg

2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]


2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

その後は造船所で検査が行なわれ、6月2日に完了しました。

「イワン・グレン」ロシア海軍への納入と聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典(正式な就役式典)の開催は、早くても6月中でしょう。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月25日に進水していますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

ネヴァ川計画設計局はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の拡大発展型の2つのヴァージョンを設計している

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『タス通信』より
2018年5月25日18時19分配信
【『ネヴァ川計画設計局』は(ロシア)海軍の為の2つの新たな揚陸艦プロジェクトを開発している】
カリーニングラード、5月25日/タス通信

『ネヴァ川計画設計局』ロシア海軍の依頼により、プロジェクト11711建造後に意図される大型揚陸艦の2つのヴァージョンを開発している。
金曜日、設計局の代表アレクセイ・ユフニンは報道陣へ伝えた。

「我々には、更なる開発の2つのラインが有ります。
この艦はプロジェクト11711をベースとしており、(建造で)得られた経験を考慮し、全く新しい揚陸艦となります。
我々は、この作業を行なっております」
ユフニン
大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」の進水式典で話した。

ユフニンは、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で、プロジェクト11711の2隻のシリーズの艦が建造されている事を想い起こした。
「イワン・グレン」は間もなく海軍へ引き渡され、「ピョートル・モルグノフ」は金曜日に進水した。
設計局の代表は、新たなプロジェクトでは、前よりも大きな艦の建造が提示される事を指摘した。

ロシア連邦海軍造船管理部長ミハイル・クラスノぺーエフ1等海佐は、海軍は新たなプロジェクト艦に関心があると述べた。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、13両の戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
それは、指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる事ができる。
艦の兵装は、口径30mmの6銃身自動砲から成り、甲板の格納庫には2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。

シリーズのトップ艦(イワン・グレン)はカリーニングラードで2012年5月に進水し、現在は海上試験プログラムを完了し、海軍への引き渡しの準備が行なわれている。
シリーズの最後となる大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2018年に発注主へ引き渡されなければならない。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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現在、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』では、2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦の建造が進められています。

1番艦「イワン・グレン」は2004年12月24日に起工され、2012年5月18日に進水、2016年6月17日から洋上試験を開始し、2018年5月初頭に完了しました。
現在はロシア海軍への引き渡しの準備が行なわれています。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した]

2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2015年6月11日に起工され、2018年5月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]

プロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻で終了します。


プロジェクト11711を設計した『ネヴァ川計画設計局』は、2番艦「ピョートル・モルグノフ」進水式典において、11711の拡大発展型となる大型揚陸艦の設計案を2パターン作成している事を明らかにしました。

『ネヴァ川計画設計局』は、2つのヴァージョンの具体的な内容には触れておらず、11711よりも大型となり、全く新たな揚陸艦となるとしか言っておりません。

以前、『ネヴァ川計画設計局』は、輸出用のプロジェクト11711Eを提示していますが、これは、今回の「2つのヴァージョン」とは別でしょう。
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2020年以降に建造される汎用ヘリコプター揚陸艦「セヴァストーポリ」型も、11711の発展型とは言い難いので、これも「2つのヴァージョン」には含まれていないでしょう。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

「イワン・グレン」型は、ソヴィエト時代のプロジェクト1171大型揚陸艦(アリゲーター級)の発展型という位置付けになりますが、ソヴィエト時代には、その1171の拡大発展型として、プロジェクト1174大型揚陸艦「イワン・ロゴフ」型が建造されました。
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因みに、アリゲーター級「イワン・ゴロフ」型も、『ネヴァ川計画設計局』が設計しました。

この過去の例から見て、11711の拡大発展型となる大型揚陸艦の内の1つは、おそらくは「イワン・ゴロフ」型をリファインしたような艦でしょう。

もう1つのヴァージョンですが、「全く新たな揚陸艦」と言うからには、11711をそのまま拡大したような艦にはならないでしょう。
或いは、11711をベースにして全通甲板にした艦、つまり上記の汎用ヘリコプター揚陸艦「セヴァストーポリ」型の小型版かもしれません。

ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した


『インタファクス』より
2018年5月25日15時21分配信
【カリーニングラードで大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」が進水した】
モスクワ、5月25日、インタファクス-ロシア

株式会社『沿バルト造船工場ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)で建造されている大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は進水した。
『インタファクス』特派員は伝えた、

大型揚陸艦の進水式典は『ヤンターリ』造船台で開催された。
それには、工場の従業員と、発注主であるロシア連邦国防省、『統合造船業営団』、カリーニングラード州当局の代表を含む招待されたゲストが出席した。

式典のフィナーレとなる会合では、古い海洋の伝統により、艦でシャンパンの瓶が割られた。
艦は、軍楽隊の演奏の下でドックから出て、その後、大型揚陸艦は進水した。

大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」を建造した工場『ヤンターリ』には、プロジェクト11711のトップ艦「イワン・グレン」の設計初期でのミスを考慮に入れるという差し迫った事情があり、その後の作業で「不要なもの」は除去された。

沿バルト造船工場『ヤンターリ』は2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦の建造を進めている。
トップ艦「イワン・グレン」は国家受領試験を完了し、ロシア海軍への引き渡しの準備を行なっている。

2016年2月に建造が始まった「ピョートル・モルグノフ」は、2018年に海軍へ引き渡されなければならない。

それは、同プロジェクトの2番目にして最後の艦である。
ロシア海軍は、それを断念し、より大きな排水量の艦の使用を決定した。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、ソヴィエト及びロシア海軍で10数隻が活発な姿を見せていたプロジェクト1171大型揚陸艦の発展型である。
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その上部構造物の大部分は著しく変化している。

プロジェクト11711大型揚陸艦の兵装は、艦載砲AK-630Mである。
(註:記事原文では、汎用艦載砲AK-176Mと一斉射撃火力反応システムA-215「グラード」と書かれているが、これは計画時の兵装であり、実際には装備されていない)
大型揚陸艦の甲板には、1機の捜索救助ヘリコプターKa-27或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29の駐留が意図されている。

プロジェクト11711艦は、艦上に13両の重車両(戦車)或いは36両の歩兵車両或いは装甲輸送車、更には、揚陸強襲部隊の要員を受け入れる事が可能である。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。


そして起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する]
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現在の所、「ピョートル・モルグノフ」は2018年末にロシア海軍へ引き渡される予定です。


プロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定です。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験は完了した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年5月4日15時6分配信
【カリーニングラードで建造されている軍艦「イワン・グレン」は海上試験を完了した】
カリーニングラード、5月4日-ロシア通信社ノーボスチ

カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されている大型揚陸艦「イワン・グレン」は、海上国家試験プログラムを成功裏に実行し、工場へ戻ってきた。
同社の代理人セルゲイ・ミハイロフは報道陣へ伝えた。

「大型揚陸艦イワン・グレンの国家受領試験の海上部門は完了しました。
海上試験時に、艦のシステム及び複合体の動作がロシア連邦国防省の国家受領委員会へ提示されました。
試験はバルト海で実施され、工場の試験実施チームと艦の乗組員が参加しました」
ミハイロフ
は話した。

大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家受領試験は2017年11月に始まったが、12月末には、明らかになった技術的問題の解決の為、発注主により中止された。
(2018年)3月、専門家により作られたロシア海軍鑑定委員会は、発注品の全ての問題点は正式に解決されたと結論付け、4月3日の国家試験再開が可能になった。

ミハイロフは、現在、大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場水域に在り、その艦上では、機器装置の検査と最終仕上げが始まっている事を指摘した。
艦の発注主への引き渡しは、5月末までの実行が計画されている。

大型揚陸艦「イワン・グレン」プロジェクト11711のトップ艦であり、公開株式会社『ネフスキー計画設計局』により開発された。
それはロシア連邦国防省の発注により2004年12月に起工され、2012年5月に進水した。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]


2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した]

5月4日までに試験は完了し、カリーニングラード造船所へ戻ってきました。

「イワン・グレン」ロシア海軍への納入と聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典(正式な就役式典)の開催は、2018年5月末になるようです。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは洋上試験再開の為にバルト海へ出航した

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『タス通信』より
2018年4月4日10時20分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海での国家受領試験を完了する】
カリーニングラード、4月4日/タス通信

沿バルト造船工場『ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)で建造されたプロジェクト11711のトップ艦である大型揚陸艦「イワン・グレン」は、国家受領試験を完了させる為に出航した。
造船所の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフは水曜日に発表した。

「4月3日・火曜日、大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海へ出航しました。
同艦は、昨年12月に技術的理由で中止された国家受領試験プログラムの実行を再開します」

彼は話し、試験の完了は4月中旬に計画されており、その後、艦は発注主への引き渡しの準備を始める事を指摘した。

大型揚陸艦「イワン・グレン」プロジェクト11711のトップ艦であり、公開株式会社『ネフスキー計画設計局』により開発された。
それはロシア連邦国防省の発注により沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月に起工され、2012年5月に進水した。
工場航行試験は2016年6月に始まった。
国家受領試験は2017年11月に始まったが、12月末、表面化した技術的問題を解決する為、発注主により中断された。
4月初頭、専門家により作られたロシア海軍鑑定委員会は、発注品の全ての問題点は正式に解決されたと結論付け、これにより、艦の国家試験の再開が可能となった。

ロシア連邦国防省の発注下で沿バルト造船工場『ヤンターリ』は、もう1隻のプロジェクト11711艦大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」を建造しており、それは2018年末に海軍への引き渡しが計画されている。

大型揚陸艦「イワン・グレン」は、13両の戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
それは、指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる事ができる。
艦の兵装は、口径30mmの6銃身自動砲から成り、甲板の格納庫には2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
18-0201b.jpg
プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
17-0606e.jpg

2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]


そして2018年4月3日、「イワン・グレン」国家受領試験を再開する為に出航しました。
試験は4月中旬に完了する予定です。

全ての試験完了後、「イワン・グレン」カリーニングラード造船所へ戻り、ロシア海軍へ引き渡す為の準備が行なわれます。

「イワン・グレン」ロシア海軍への納入と聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典(正式な就役式典)の開催は、2018年5月上旬に予定されています。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンは2018年5月上旬にロシア海軍へ就役する]
[最新大型揚陸艦イワン・グレンは2018年5月7日にロシア海軍へ就役する?]


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

最新大型揚陸艦イワン・グレンは2018年5月7日にロシア海軍へ就役する?

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月2日13時11分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は戦勝記念日の前にロシア海軍へ就役する-情報筋】
カリーニングラード、4月2日、インタファクス-AVN

大型揚陸艦「イワン・グレン」への聖アンドレイ旗の掲揚は戦勝記念日の前になる。
『インタファクス』は、株式会社『沿バルト造船工場ヤンターリ』の情報提供者より伝えられた。

「新たな大型揚陸艦への海軍旗の掲揚は5月7日になります。
このように、イワン・グレンは、戦勝記念日の前にロシア海軍へ就役する形になります。
この日付は有声化され、海軍総司令部は工場と同意しています」

対談者は語った。

彼によると、海軍総司令部は更に、「イワン・グレン」サンクトペテルブルク『海軍の日』の祝賀行事に参加させ、その後で常時勤務場所である北方艦隊へ向かう事を決定した。

現在、大型揚陸艦は、複合国家受領試験の実施を続けている。
「イワン・グレン」は試験を再開していると3月30日に『ヤンターリ』総取締役エドゥアルト・エフィーモフ『インタファクス』へ伝えた。
「試験は近い内に完了すると確信しております。
大型揚陸艦への聖アンドレイ旗の掲揚とロシア海軍への御引き渡しは、5月上旬に計画しております」
エドゥアルト・エフィーモフ
は語った。

伝えられているように、「イワン・グレン」は2004年12月に起工されたが、その建造は、資金供給を含む様々な問題が故に、遅々として捗らなかった。
2015年10月に大型揚陸艦は係留試験を開始し、航海試験は2016年6月に開始されたが、2016年秋には艦の標準磁気消去システムの問題が故に中断した。
2017年11月、大型揚陸艦は国家受領試験を開始した。
2018年1月、それは新たな問題点が出てきた事に関連して中断された。

ロシア連邦国防省の発注により、『沿バルト造船工場ヤンターリ』は、同プロジェクトの艦をもう1隻建造している~大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」
その建造は、「イワン・グレン」の試験中に得られた全ての批評を考慮に入れている。
「ピョートル・モルグノフ」は、2018年に海軍へ引き渡されなければならない。

「ピョートル・モルグノフ」は、このプロジェクトの最後の艦となる。
ロシア海軍は、それを断念し、より大きな排水量の艦の使用を決定した。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、ソヴィエト及びロシア海軍で10数隻が活発な姿を見せていたプロジェクト1171大型揚陸艦の発展型である。
18-0210b.jpg
その上部構造物の大部分は著しく変化している。

プロジェクト11711大型揚陸艦の兵装は、艦載砲AK-630Mである。
(註:記事原文では、汎用艦載砲AK-176Mと一斉射撃火力反応システムA-215「グラード」と書かれているが、これは計画時の兵装であり、実際には装備されていない)
大型揚陸艦の甲板には、1機の捜索救助ヘリコプターKa-27或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29の駐留が意図されている。

プロジェクト11711艦は、艦上に13両の重車両(戦車)或いは36両の歩兵車両或いは装甲輸送車、更には、揚陸強襲部隊の要員を受け入れる事が可能である。



[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

「イワン・グレン」国家受領試験は、2018年2月に再開され、まず初めに、バルト艦隊航空隊艦載ヘリコプターKa-27の着艦試験が行なわれました。
[バルト海でロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験が再開される]

全ての試験完了後、「イワン・グレン」カリーニングラード造船所へ戻り、ロシア海軍へ引き渡す為の準備が行なわれます。

「イワン・グレン」ロシア海軍への納入と聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典(正式な就役式典)の開催は、2018年5月上旬に予定されています。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンは2018年5月上旬にロシア海軍へ就役する]

公式には、未だ具体的な日時は発表されていませんが、今回、非公式筋から戦勝記念日(5月9日)より2日前の2018年5月7日という話が出てきました。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

最新大型揚陸艦イワン・グレンは2018年5月上旬にロシア海軍へ就役する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年3月30日16時46分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は2018年5月上旬にロシア海軍へ引き渡される】
カリーニングラード、3月30日、インタファクス-AVN

株式会社『沿バルト造船工場ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)は5月上旬に新たな大型揚陸艦「イワン・グレン」ロシア海軍へ引き渡す。
金曜日、『インタファクス』は同社の総取締役エドゥアルト・エフィーモフより伝えられた。

「イワン・グレンは、現在、1月から公式に一時中止されていた国家試験プログラムを再開しています。
試験は近い内に完了すると確信しております。
大型揚陸艦への聖アンドレイ旗の掲揚とロシア海軍への御引き渡しは、5月上旬に計画しております」
エドゥアルト・エフィーモフ
は語った。

伝えられているように、「イワン・グレン」は2004年12月に起工されたが、その建造は、資金供給を含む様々な問題が故に、遅々として捗らなかった。
2015年10月に大型揚陸艦は係留試験を開始し、航海試験は2016年6月に開始されたが、2016年秋には艦の標準磁気消去システムの問題が故に中断した。
2017年11月、大型揚陸艦は国家受領試験を開始した。
2018年1月、それは新たな問題点が出てきた事に関連して中断された。

ロシア連邦国防省の発注により、『沿バルト造船工場ヤンターリ』は、同プロジェクトの艦をもう1隻建造している~大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」
その建造は、「イワン・グレン」の試験中に得られた全ての批評を考慮に入れている。
「ピョートル・モルグノフ」は、2018年に海軍へ引き渡されなければならない。

「ピョートル・モルグノフ」は、このプロジェクトの最後の艦となる。
ロシア海軍は、それを断念し、より大きな排水量の艦の使用を決定した。

プロジェクト11711大型揚陸艦は、ソヴィエト及びロシア海軍で10数隻が活発な姿を見せていたプロジェクト1171大型揚陸艦の発展型である。
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その上部構造物の大部分は著しく変化している。

プロジェクト11711大型揚陸艦の兵装は、艦載砲AK-630Mである。
(註:記事原文では、汎用艦載砲AK-176Mと一斉射撃火力反応システムA-215「グラード」と書かれているが、これは計画時の兵装であり、実際には装備されていない)
大型揚陸艦の甲板には、1機の捜索救助ヘリコプターKa-27或いは輸送戦闘ヘリコプターKa-29の駐留が意図されている。

プロジェクト11711艦は、艦上に13両の重車両(戦車)或いは36両の歩兵車両或いは装甲輸送車、更には、揚陸強襲部隊の要員を受け入れる事が可能である。



[新型揚陸艦イワン・グレン]
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プロジェクト11771大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2004年12月24日に起工され、それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、2016年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された]

「イワン・グレン」は、2016年1月下旬から航行試験開始前の消磁作業を行ないました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレン近影(2016年1月下旬-2月中旬)]

「イワン・グレン」の航行試験(工場航行試験)開始時期は何度も延期されており、最近では5月末開始予定だったのですが、これも延期されました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは2016年5月末に航海試験を開始する]

6月17日、「イワン・グレン」は、ようやくカリーニングラード『ヤンターリ』造船所から「試験実施基地」即ちバルチースクへ移動しました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンはカリーニングラード造船所からバルチースク基地へ移動した]

6月21日、航行試験の為の本格的な出航準備が始まりました。
[ロシア海軍最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンの航行試験が始まる]

6月25日、「イワン・グレン」は、初めての航行試験へ出発しました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

8月15日にはクロンシュタットへ入港し、8月23日~24日には輸送戦闘ヘリコプターKa-29の発着試験が行なわれました。
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その後もフィンランド湾で試験を行なっていた「イワン・グレン」は、8月28日に暴風海域で民間の小型ボートを保護しました。
[フィンランド湾で洋上試験中のロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンは暴風海域で民間艇を保護した]

フィンランド湾での航行試験は2016年8月31日に完了し、「イワン・グレン」バルチースクへ戻りました。
[ロシア海軍最新大型揚陸艦イワン・グレンはフィンランド湾での洋上試験を終えた]

しかし、その後に艦の消磁システムの不具合が発覚し、航行試験は中断されました。

「イワン・グレン」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡される筈でしたが、またも翌年(2017年)に延期される事になりました。

「イワン・グレン」は、カリーニングラード『ヤンターリ』造船所で不具合の改修が進められていました。
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2017年6月3日にカリーニングラードからバルチースクへ移動し、6月上旬に洋上試験を再開しました。

[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]

その後、7月30日の「ロシア海軍の日」観艦式へ参加するため、クロンシュタットへ移動しました。

7月30日、クロンシュタットで行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

その後、洋上試験を再開し、10月21日にはバルト海AK-630M 30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月21日11時14分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は海上で砲複合体の試験を行なった】

10月27日にも30mmガトリング砲の射撃試験を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年10月27日14時29分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」乗組員は海上で砲射撃を実施した】

11月14日までに工場航行試験は終わりました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年11月14日20時53分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」は工場航行試験を完了した】

その後、国家受領試験が始まり、12月9日までに軍用車両の積載及び下船試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月9日11時6分配信
【大型揚陸艦「イワン・グレン」の国家試験の枠組みで車両積載試験が実施された】

12月22日までにバルト海30mm機関砲(AK-630M 30mmガトリング砲30mm2連ガトリング砲「ドゥエト」)の射撃試験が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2017年12月22日14時0分配信
【試験中の大型揚陸艦「イワン・グレン」はバルト海で砲射撃を実施した】


「イワン・グレン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される筈だったのですが、艦の後進の制御に問題が有る事が判明した為、またもや引き渡しが延期されました。
[最新大型揚陸艦イワン・グレンのロシア海軍への引き渡しは2018年春以降になる]

「イワン・グレン」国家受領試験は、2018年2月に再開され、まず初めに、バルト艦隊航空隊艦載ヘリコプターKa-27の着艦試験が行なわれました。
[バルト海でロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンの洋上試験が再開される]

全ての試験完了後、「イワン・グレン」カリーニングラード造船所へ戻り、ロシア海軍へ引き渡す為の準備が行なわれます。

「イワン・グレン」ロシア海軍への納入と聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典(正式な就役式典)の開催は、2018年5月上旬に予定されています。


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2015年6月に起工されたプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦「ピョートル・モルグノフ」の建造工事も進められていますが、同型の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する

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『タス通信』より
2018年2月20日14時48分配信
【大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月に進水する】
カリーニングラード、2月20日/タス通信

沿バルト造船工場『ヤンターリ』ロシア海軍の為に建造している大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2018年5月の進水を計画している。
『タス通信』は、造船所の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。

「5月後半には大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは進水しなければなりません」
彼は話し、同艦の海軍への引き渡しの実施は、以前に計画されているように2018年であると付け加えた。

ミハイロフによると、2017年に揚陸艦は最初の技術的段階~造船台における艦の船体の組み立ての完了~を終了し、そして2018年には「受注品は、メインエンジン一式の交換を含めた大規模な作業が予定されています」

対談者は、専門家が「大型揚陸艦のトップ(註:「イワン・グレン」)の試験中に発覚した艦の制御の問題を除去する為の困難な操作を行なっている」と説明した。

工場『ヤンターリ』広報秘書官は、受注建造責任者セルゲイ・パンフィロフの指摘を引用した。
「これら全ての作業は4月末には完了しなければならず、5月後半には艦は進水しなければなりません」

プロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2015年6月11日に起工され、現在、造船台で進水前の位置に在る。

同プロジェクト艦は『ネフスキー計画設計局』により開発され、5000トンの排水量を有する。
艦は、13両の戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる能力が見込まれている。
艦の兵装は、口径30mmの6銃身自動砲から成り、甲板の格納庫には2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。



[新型揚陸艦イワン・グレン]

プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。



そして起工から約3年を経て、2018年5月下旬に進水します。

現在の所、「ピョートル・モルグノフ」は2018年末にロシア海軍へ引き渡される予定です。


プロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定です。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]