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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海遠征を終えてセヴェロモルスクへ帰投した


『タス通信』より
2022年9月15日18時6分配信
【北方艦隊の艦は地中海への遠距離航海からセヴェロモルスクへ戻ってきた】
ムルマンスク、9月15日/タス通信

地中海で遠距離航海任務を遂行したロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」は、木曜日に北方艦隊主要基地~セヴェロモルスク市へ戻ってきた。
艦隊広報サービスは発表した。

「ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ、中型海洋給油船ヴャジマの遠距離航海は1月23日に始まりました。
197航行日で艦は36000海里以上を走破し、バレンツ海、ノルウェー海、北海、地中海、そして更に北東大西洋海域で戦闘任務を成功裏に遂行しました」

広報サービスは話した。

艦は北極海及び大西洋で戦略抑止活動へ参加し、海軍のプレゼンス中にロシアの外交政策活動を支援し、地中海ゾーンでロシア連邦旗を示す任務を遂行した事が指摘された。
2022年7月31日の『ロシア海軍の日』北方艦隊船員は、シリアの港の外部泊地で地中海海軍グループの艦の海軍パレードへ参加した。

遠距離航海からの艦を歓迎する式典で、北方艦隊司令官・ロシア英雄アレクサンドル・モイセーエフ大将は指摘した。
「ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ、中型海洋給油船ヴャジマは技術的には正常であり、乗組員は洋上航海で訓練され、強化されて戻ってきました」

艦隊司令官は割り当てられた全ての任務を成功裏に遂行して祖国へ戻ってきた北方艦隊船員を祝福し、優秀な軍事船員と民間人を激励したと広報サービスは話した。



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しました。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]

この演習へ参加する為、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊は1月26日にセヴェロモルスクから出航しました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

「マルシャル・ウスチーノフ」部隊はバレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]

2月2日、ヴォログダ州キペロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142バレンツ海ノルウェー海を経由して北東大西洋へ進出し、潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、北東大西洋アイルランド南方海域に居るロシア海軍艦船部隊、つまり「マルシャル・ウスチーノフ」部隊の上空を飛行しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]

2月4日、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は北東大西洋(アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した]

ただ、演習はアイルランド政府の要請も有り、同国の排他的経済水域の外で行なわれました。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

その後、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は大西洋を南下し、2月7日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]
その後、地中海東部へ向かいました。

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
[地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった]

4月2日には太平洋艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

その後も北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まり続けました。


5月13日には合同で救助訓練を行ないました。

テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年5月13日12時18分配信
【海上での救助」:北方艦隊と太平洋艦隊の地中海演習はどう進められたのか】

その後も北方艦隊艦船部隊太平洋艦隊艦船部隊と共に地中海東部に滞在し、6月14日には対艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]

7月31日の『ロシア海軍の日』にはシリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で6回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

それから3週間以上経った2022年8月24日~25日、「マルシャル・ウスチーノフ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、そして「ヴャジマ」ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去った]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」の姿は確認されていないので、未だ地中海東部に居るようです。

なお、8月24日には北方艦隊中型海洋給油船「アカデミック・パシン」ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入っています。

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その後、北方艦隊艦船部隊ポルトガル沖を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはポルトガル沖を通過する]

8月末にはアイルランド南方沖へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアイルランド南方に居る]
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数日間アイルランド南方沖に滞在した後に英仏海峡へ入り、9月5日にはドーバー海峡を通過して北海へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはドーバー海峡を通過して北海へ入った]

ノルウェー海バレンツ海を通過して9月15日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはドーバー海峡を通過して北海へ入った

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『B-Port』より
2022年9月5日17時58分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はパ・ド・カレー海峡(ドーバー海峡)を通過した】

北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)の最も狭い部分~パ・ド・カレー海峡(ドーバー海峡)を通過し、北方への移動を続けている。
巡洋艦の後には、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が続いている。
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狭い海峡の通行は、国際海洋法規の全ての規範を遵守し、海上航行の安全要件を保障して行なわれた。

北方艦隊の艦は、8月26日以降、大西洋海域に居る。
航行ルート上で北方艦隊船員は、様々な種類の艦船支隊の保護及び防衛の為の計画演習を行なった。

以前、北方艦隊ロケット巡洋艦対潜艦の乗組員は、地中海で割り当てられた全ての任務を成功裏に遂行した。
航行中に北方艦隊の艦は34800海里以上を移動した。
北方艦隊船員は1月21日に北方艦隊主要基地から出航した。



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しました。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]

この演習へ参加する為、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊は1月26日にセヴェロモルスクから出航しました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

「マルシャル・ウスチーノフ」部隊はバレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]

2月2日、ヴォログダ州キペロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142バレンツ海ノルウェー海を経由して北東大西洋へ進出し、潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、北東大西洋アイルランド南方海域に居るロシア海軍艦船部隊、つまり「マルシャル・ウスチーノフ」部隊の上空を飛行しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]

2月4日、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は北東大西洋(アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した]

ただ、演習はアイルランド政府の要請も有り、同国の排他的経済水域の外で行なわれました。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

その後、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は大西洋を南下し、2月7日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]
その後、地中海東部へ向かいました。

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
[地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった]

4月2日には太平洋艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

その後も北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まり続けました。


5月13日には合同で救助訓練を行ないました。

テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年5月13日12時18分配信
【海上での救助」:北方艦隊と太平洋艦隊の地中海演習はどう進められたのか】

その後も北方艦隊艦船部隊太平洋艦隊艦船部隊と共に地中海東部に滞在し、6月14日には対艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]

7月31日の『ロシア海軍の日』にはシリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で6回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

それから3週間以上経った2022年8月24日~25日、「マルシャル・ウスチーノフ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、そして「ヴャジマ」ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去った]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」の姿は確認されていないので、未だ地中海東部に居るようです。

なお、8月24日には北方艦隊中型海洋給油船「アカデミック・パシン」ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入っています。

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その後、北方艦隊艦船部隊ポルトガル沖を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはポルトガル沖を通過する]

8月末にはアイルランド南方沖へ到達しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアイルランド南方に居る]

数日間アイルランド南方沖に滞在した後に英仏海峡へ入り、9月5日にはドーバー海峡を通過して北海へ入りました。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアイルランド南方に居る

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『CorkBeo』より
2022年8月31日11時15分配信
【国防軍はオールド・ヘッド・オブ・キンセール沖100キロメートルでロシアの軍艦を「モニタリング」している】

少なくとも2隻のロシア軍艦は、コーク南岸から僅か100キロメートル離れた海域に居る。
アイルランド国防軍は、火曜日夕方に海軍支援船が発見された後、「状況をモニタリングしている」と言った。
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「ヴャジマ」ロシア海軍給油船であり、支援船として行動し、北極海の防衛を担当するロシア海軍の支部・北方艦隊の巨大な戦闘艦の後を追っている。

ロシア海軍の艦は公共の海上交通(マリントラフィック)レーダーで追跡する事は出来ないが、支援船は追跡できる。
「ヴャジマ」は水曜日の午前7時にオールド・ヘッド・オブ・キンセールから54海里の場所で発見された~これはオールド・ヘッドから100キロメートル離れている。

給油船『Vesselfinder.com』などの海上スキャンサイトに出現し、ロシア海軍の活動を追っている安全保障専門家の注目を集めた。

防衛アナリスト「HI サットン」は、給油船アイリッシュ海経由で連合王国へ接近している「重武装」軍艦に同行している可能性が高いと述べた

サットン「彼らが連合王国周辺を航行している明確な兆候が有る」と述べた。

「マルシャル・ウスチーノフ」率いるロシアの艦は、王立海軍軍艦HMS「ランカスター」に追跡されている。
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コーク沖での最近のロシアの活動は、ちょうど2週間前に海軍支援船が沖合へ突然現れた後の事であった。

もう1隻の給油船「アカデミック・パシン」は、コーク沖から140キロメートルに出現し、「未確認の仲間と一緒に」活動していた疑いが有る。



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しました。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊と、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船部隊は、2022年2月初頭に地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
[地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった]

4月2日には太平洋艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

その後も北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まり続けました。


5月13日には合同で救助訓練を行ないました。

テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年5月13日12時18分配信
【海上での救助」:北方艦隊と太平洋艦隊の地中海演習はどう進められたのか】

その後も北方艦隊艦船部隊太平洋艦隊艦船部隊と共に地中海東部に滞在し、6月14日には対艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]

7月31日の『ロシア海軍の日』にはシリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で6回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

それから3週間以上経った2022年8月24日~25日、「マルシャル・ウスチーノフ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、そして「ヴャジマ」ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去った]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」の姿は確認されていないので、未だ地中海東部に居るようです。

なお、8月24日には北方艦隊中型海洋給油船「アカデミック・パシン」ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入っています。
(9月1日現在はクレタ島南方を東進中)

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その後、北方艦隊艦船部隊ポルトガル沖を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはポルトガル沖を通過する]

8月末にはアイルランド南方沖へ到達しました。

9月1日現在も北方艦隊艦船部隊アイルランド南方沖に滞在しており、グレートブリテン島アイルランドの間のアイリッシュ海を通過するのではないかと見る専門家も居ます。
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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはポルトガル沖を通過する

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『ポルトガル・レジデント』より
2022年8月28日配信
【ポルトガル軍はロシアの誘導ミサイル巡洋艦を国の領海の外で「追跡」する】

ロシア連邦艦「マルシャル・ウスチーノフ」地中海へ6ヶ月滞在した後に北へ向かう。

「ロシアの軍艦が次に何をするのか」は誰にも分からないが、今のところ、ロシア連邦艦「マルシャル・ウスチーノフ」ポルトガル排他的経済水域の近くをフリゲート(クラコーフ)ともう1隻の「戦闘船」を伴って通過している。

艦は過去6ヶ月間地中海に居た。
彼らは先週の木曜日「突然の出発」と呼ばれるものを開始し、ジブラルタル海峡を通過するや否やアメリカ合衆国誘導ミサイル駆逐艦が追跡を開始した。

現在はポルトガルの領海~国の排他的経済水域を通過している。
艦隊を追跡する仕事はポルトガル海軍空軍へ委ねられている。

軍参謀本部の情報筋は、これは「NATOに属してはおらず、ポルトガルの排他的経済水域を通過する軍艦に対する通常の手順」と説明した。

『USNI News』 によると、艦の動きは「ロジスティクスに関係している可能性が有る」
「アメリカ海軍とは異なり、ロシアは地中海に強力な燃料補給とメンテナンスのリソースを持っていない。
これは、そこへ長期に渡り滞在した後、ロシア連邦艦マルシャル・ウスチーノフにとって問題となった。
しかしロシア軍艦が次に何をするかは、現時点では不明である」


おそらくは偶然にも、ほんの1週間前、ロシア北方艦隊給油船「アカデミック・パシン」コーク沖へ突然に「出現」した。
当時の報道では「艦隊の給油船は通常、巨大なミサイル巡洋艦マルシャル・ウスチーノフのような艦と密接に行動する」と述べられていた。

ポルトガルのメディア報道で説明されているように、「マルシャル・ウスチーノフ」は、ロシアによるウクライナ侵攻の最中の4月に沈没した運命の「モスクワ」の姉妹艦である。
それは「巨大な」戦闘艦であり、64基の長距離誘導ミサイル「グランブル」(フォルト)、16基の「ヴルカーン」対艦ミサイル、40基の「オサー」防空ミサイルを搭載する。
約500人の乗組員とヘリコプターが居る。

1982年に就役した611.7フィート(186.5メートル)のロシア連邦艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、当初「アドミラル・フロータ・ロボフ」と命名された。
31500馬力のガスタービン4基と1200馬力のガスタービン2基の組み合わせにより34ノットの速力で航行でき、最大航続距離は9000海里(10000マイル/16668キロメートル)である。



プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」型)ロケット巡洋艦の2番艦「アドミラル・フロータ・ロボフ」は1978年10月5日に黒海沿岸のニコラエフ市『61コムーナ記念造船工場』で起工され、1982年2月25日に進水し、1986年9月15日にソ連海軍へ納入されました。

1986年11月5日に正式に海軍へ就役し、北方艦隊へ編入され、同日付で「マルシャル・ウスチーノフ」と改名されました。

1987年12月~1988年6月に地中海で行動しました。
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1989にも地中海で行動しました。

1989年7月21~29日にアメリカ合衆国ノーフォークを公式訪問しました。
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1991年7月16~20日にアメリカ合衆国メイポートを訪問しました。
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1993年6月30日~7月5日にカナダハリファックスを訪問しました。
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1994年~1997年12月17日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』で計画修理が行なわれ、ガスタービン機関を交換し、対艦ミサイル「バザーリト」から「ヴルカーン」に換装されました。
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2001年1月にムルマンスク『第35艦船修理工場』で修理が行なわれました。

2001年2月21日、ベラルーシミンスク市と後援協定を締結しました。

2004年9月21日~10月22日には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする「空母機動部隊」の一員として北東大西洋への遠距離航海を実施しました。
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2008年7月:漁業保護の為、スピッツベルゲン周辺で行動しました。
[ロシア海軍は、漁業保護の為、スピッツベルゲン付近でのプレゼンスを再開する]

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2011年6月にセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されて近代化改装が始まり、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]
この改装により「マルシャル・ウスチーノフ」の電子機器類(レーダーなど)は乾燥されました。


2017年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

2018年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに30年ぶりの遠距離航海へ出発し、地中海で行動した後、2018年11月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2019年4月には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)と共にバレンツ海ノルウェー海で演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

2019年7月末に『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに遠距離航海へ出発し、地中海、大西洋、黒海で行動した後、2020年2月8日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
この間、アルジェリア、エジプト、トルコ、ギリシャ、キプロス、赤道ギニア、南アフリカを訪問しました。
[巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ遠距離航海(2019年8月-2020年2月)]
この遠距離航海中、2019年12月末に初めてセヴァストーポリへ寄港し、2020年1月9日には黒海黒海艦隊と合同演習を行ないました。
[ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは黒海でロシア海軍北方艦隊及び黒海艦隊の合同演習を視察した]

2020年5月5日、砲撃訓練を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは射撃演習の為にバレンツ海へ出航した]

この時、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦3隻とイギリス海軍フリゲート1隻がバレンツ海で行動しており、「マルシャル・ウスチーノフ」も監視に当たったようです。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海へ進入したアメリカ海軍とイギリス海軍の艦を監視している]

『AFPBB News』より
2020年5月5日13時31分配信
【米海軍、ロシア沖バレンツ海で軍事演習 30年以上ぶり】

5月22日から26日まで大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

6月8日に演習を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行ない、NATOの艦を監視する]

6月10日には海上戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で海上戦闘演習を行なった]

6月末にバレンツ海ノルウェー海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海とノルウェー海で演習を行なう]

7月7日にロシア北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)と共にバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を開始した]

翌7月8日、「ピョートル・ヴェリキー」と共に130mm連装砲による沿岸目標への艦砲射撃訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは艦砲射撃訓練を行なった]

7月9日、「ピョートル・ヴェリキー」と共にバレンツ海対艦ミサイルを発射しました。
「マルシャル・ウスチーノフ」が発射したのは「ヴルカーン」です。

この2隻の他に、ロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3対艦ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは、ロシア航空宇宙軍の超音速爆撃機Tu-22M3と共にバレンツ海で対艦ミサイルを発射した]

7月10日、「ピョートル・ヴェリキー」と共にバレンツ海で対空防衛訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空防衛訓練を行なった]

7月11日には対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海での演習を完了した]

その後も「ピョートル・ヴェリキー」と共にバレンツ海へ留まり、7月13日には北方艦隊所属の原子力潜水艦を相手に対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対潜演習を行なった]

そして10月初頭から始まったNATO(北大西洋条約機構)合同海軍演習『ジョイント・ウォリアー』へ参加したアメリカ海軍ミサイル駆逐艦「ロス」が、同月下旬にはバレンツ海まで進出してきた事を受け、同艦の監視任務の為に出航し、ノルウェー海南部まで追跡しました。

その後、「マルシャル・ウスチーノフ」は母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海とノルウェー海でアメリカ海軍駆逐艦を追跡した後に母港へ帰投した]

2020年11月17日、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月21日就役)と共にバレンツ海で演習を行なう為、出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で戦闘演習を行なう]

11月26日未明、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(「アドミラル・カサトノフ」の同型艦)が白海から極超音速ミサイル「ツィルコン」バレンツ海の海上標的へ向けて発射した際、海上標的が置かれた海域の周辺で支援任務に従事しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]

「ツィルコン」試験の支援任務を終えた「マルシャル・ウスチーノフ」「アドミラル・カサトノフ」は、11月27日にセヴェロモルスク基地へ帰投しました。
[極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験の支援任務に従事したロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロモルスク基地へ帰投した]


2021年1月28日、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行なう]

2月1日には130mm連装砲による砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した]

その後、一旦セヴェロモルスク基地へ戻り、2月9日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]

2月16日には、対潜哨戒機Il-38と合同で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

その後、セヴェロモルスク基地へ戻っていましたが、3月3日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは戦闘訓練を行なう為にバレンツ海へ出航した]

2021年6月1日(北方艦隊の創設記念日)、「ピョートル・ヴェリキー」「マルシャル・ウスチーノフ」は、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を開始した]

6月4日には北方艦隊航空隊航空機(おそらくは遠距離対潜哨戒機Tu-142)からデータを受け取り、ミサイル(おそらくは長距離対艦ミサイル)と艦砲(おそらくは130mm2連装砲AK-130)の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を続けている]
その後、一旦セヴェロモルスクへ帰投しました。

2021年6月7日に北方艦隊の戦術演習が始まり、6月9日に「ピョートル・ヴェリキー」と共に出航しました。
[ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の戦術演習へ参加する]

6月10日には「ピョートル・ヴェリキー」と共に対空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]

2021年7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。
[2021年7月25日のクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する北方艦隊の大型水上艦は現地へ到着した]

観艦式が終わった後、8月4日から北東大西洋北方艦隊の演習へ参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

8月6日にはキぺロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋で北方艦隊艦船部隊と合同演習を行なった]

8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

9月中旬にバレンツ海で実施された北方艦隊の大規模演習へ参加し、9月15日には対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の長距離対艦ミサイル(グラニート/ヴルカーン)発射訓練(2021年9月)]


2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として地中海で演習を行なう為、1月26日にフリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船SB-406、中型海洋給油船「ヴャジマ」と共に出航しました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

「マルシャル・ウスチーノフ」部隊はバレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]

2月2日、ヴォログダ州キペロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142バレンツ海ノルウェー海を経由して北東大西洋へ進出し、潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、北東大西洋アイルランド南方海域に居るロシア海軍艦船部隊、つまり「マルシャル・ウスチーノフ」部隊の上空を飛行しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]

2月4日、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は北東大西洋(アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した]

ただ、演習はアイルランド政府の要請も有り、同国の排他的経済水域の外で行なわれました。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

その後、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は大西洋を南下し、2月7日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
[地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった]

4月2日には太平洋艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

その後も北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まり続けました。


5月13日には合同で救助訓練を行ないました。

テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年5月13日12時18分配信
【海上での救助」:北方艦隊と太平洋艦隊の地中海演習はどう進められたのか】

その後も地中海東部に滞在し、6月14日には対艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]

7月31日の『ロシア海軍の日』にはシリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で6回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

それから3週間以上経った2022年8月24日、ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
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「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」「ヴャジマ」も同行しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去った]

今後、「マルシャル・ウスチーノフ」は母港セヴェロモルスクへ戻ります。

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去った

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『ヒビヌイ通信』より
2022年8月26日14時43分配信
【北方艦隊の戦闘艦は大西洋へ去った】

2月から地中海で行動していたロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」ジブラルタル海峡から大西洋へ入った。

艦の乗組員は、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含むロシア海軍の他の艦と連携し、与えられた任務を全て成功裏に遂行した。

直接に遠距離航海任務を果たした事に加え、北方艦隊将兵は戦闘訓練と海軍技量を改善し、対空防衛、対潜防衛、無防備の泊地へ投錨停泊中の水中破壊工作への対処の数十回の戦闘訓練を行なった。
更にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は航行中の潜水艦の捜索へ取り組んだ。

巡洋艦の航海では合計で約33000海里を通行した。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」に続き、アルボラン海給油船から燃料の備蓄を補充した大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」大西洋へ入った。
艦は支隊を構成し、北方へ進路を取った。



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しました。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊と、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船部隊は、2022年2月初頭に地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
[地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった]

4月2日には太平洋艦隊艦船部隊と合同で潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の艦は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

その後も北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まり続けました。


5月13日には合同で救助訓練を行ないました。

テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年5月13日12時18分配信
【海上での救助」:北方艦隊と太平洋艦隊の地中海演習はどう進められたのか】

その後も北方艦隊艦船部隊太平洋艦隊艦船部隊と共に地中海東部に滞在し、6月14日には対艦攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]

7月31日の『ロシア海軍の日』にはシリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で6回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

それから3週間以上経った2022年8月24日~25日、「マルシャル・ウスチーノフ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、そして「ヴャジマ」ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
【Michael J Sanchez氏のツイート・2022年8月25日4時42分】
【Michael J Sanchez氏のツイート・2022年8月26日2時17分】
【Michael J Sanchez氏のツイート・2022年8月26日2時24分】
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」の姿は確認されていないので、未だ地中海東部に居るようです。

『MarineTraffic』のデータを見ても、「ヴャジマ」は8月26日午前4時の時点でジブラルタル海峡の西方・スペイン南西沖に居ました。
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『MarineTraffic』より
【給油船「ヴャジマ」】

なお、8月24日には北方艦隊中型海洋給油船「アカデミック・パシン」ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
【Daniel Ferro氏のツイート・2022年8月24日16時19分】

8月25日2時の時点ではアルジェリアアルジェ港北西沖に居ました。
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『MarineTraffic』より
【給油船「アカデミック・パシン」】

「アカデミック・パシン」は8月16日頃に英仏海峡を通過しています。
【The Lookout氏のツイート・2022年8月17日17時50分】


「マルシャル・ウスチーノフ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と交代で地中海へ派遣される北方艦隊の水上艦については不明ですが、現在、北方艦隊の主要水上艦の中でフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」大型対潜艦「セヴェロモルスク」の2隻は動向が明らかにされていません。
他の艦はバレンツ海北極圏で行動中です。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦イワン・グレンはカンダラクシャへ到着した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は他の北方艦隊の艦船と共に7月31日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルククロンシュタット主要海軍パレードへ参加し、その後、他のパレード参加艦船は母港へ戻りましたが、「アドミラル・ゴルシコフ」だけは戻っておらず、8月上旬の時点でも未だクロンシュタット港に居ました。
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大型対潜艦「セヴェロモルスク」は6月末までは同型艦「アドミラル・レフチェンコ」と共にバレンツ海で演習を行ない、7月下旬~8月上旬にはノルウェー南方沖で行動しています。
「セヴェロモルスク」は、クロンシュタットの主要海軍パレードへ参加した北方艦隊の2隻の原子力潜水艦(「セヴェロドヴィンスク」「ヴェプリ」)を往路と復路でエスコートしていたようです。

『The Barents Observer』より
2022年7月22日配信
【サンクトペテルブルクへ向けて航行中の2隻の原子力潜水艦はハーコンスヴァーン海軍基地の北西に浮上した】

『The Barents Observer』より
2022年8月7日配信
【ノルウェーの外のロシア潜水艦】

この2隻が地中海へ派遣される可能性は大いに有るでしょう。


現在、地中海には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月末から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海に滞在
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海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海に滞在

[北方艦隊]
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」
:2022年2月中旬から地中海に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海に滞在
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」:2022年8月下旬から地中海に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
:2022年3月末から地中海に滞在
中型偵察艦「ワシーリー・タチシシェフ」:2022年5月末から地中海に滞在

この内、「ワリャーグ」、「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「ワシーリー・タチシシェフ」地中海中央部のアドリア海NATO艦隊と対峙しています。
[ロシア海軍の軍艦はアドリア海に居る]

地中海東部のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は洋上補給を行なった

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『SeverPost』より
2022年3月25日11時39分配信
【北方艦隊の艦は地中海で給油した】

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」率いる北方艦隊戦闘艦支隊は、給油船「ヴャジマ」から真水と燃料の備蓄を補充した。
操作は地中海東部で行なわれた。

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、順番に公海での航行中の縦列方式での液体貨物の受け入れへ取り組んだ。

備蓄の補充は、良好な天候条件下で行なわれた。

艦の要員は、燃料移送時の航行と環境の安全を保障した。

近い内に、地中海エリアでロシア海軍北方艦隊太平洋艦隊の艦が水上で災害の被害者を救助し、援助する為の特殊演習へ取り組む。



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しました。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊と、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船部隊は、2022年2月初頭に地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。

[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

演習が終わった後もロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」を始めとする北方艦隊艦船部隊地中海東部に留まっているようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとワリャーグは地中海東部に滞在している]

3月25日には地中海東部中型海洋給油船「ヴャジマ」から水と燃料を補給しました。
「ヴャジマ」は3月20日の時点でキプロス島東方海域に居ましたから、洋上補給も、おそらくはキプロス島の周辺海域で行なったようです。

今後は太平洋艦隊艦船部隊と合同で海上救助訓練を行なうようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは2022年3月に地中海東部を去る]


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2021年12月中末から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海東部に滞在


対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」2022年1月下旬から地中海東部に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2022年1月下旬から地中海東部に滞在
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対工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在

[太平洋艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
2022年2月初頭から地中海東部に滞在
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」:2022年2月初頭から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」:2022年2月初頭から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」
:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・カサトノフ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-406:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「ヴャジマ」:2022年2月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「サンクトペテルブルク」2022年2月中旬から地中海東部に滞在

ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した


『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年3月12日13時39分配信
【ロシアのフリゲートは地中海で対潜防衛演習を実施した】
モスクワ、3月12日、インテルファクス

フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、地中海での演習中に敵の魚雷攻撃を「撃退」した。
北方艦隊広報サービスは発表した。

「地中海の北方艦隊戦闘艦支隊の一員として行動しているロシアの最新フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"乗組員は、海上移動中の艦の対潜防衛及び対魚雷防護の戦闘演習任務へ取り組みました」
広報サービスは言った。

艦隊本部によると、演習中に艦の対潜班の整然とした行動が点検され、艦へ向かう仮想魚雷を探知する基準が実行された。

「機雷-魚雷戦闘部門の要員は、水中音響からの目標指示を受け取った後、実際に対魚雷兵器複合体の使用を準備しました。
対魚雷射撃は、コンピュータが模した水中目標へ仮想実施されました。
電子発射により、フリゲートへ発射された敵の3基の仮想魚雷は撃破されました」

広報サービスは話した。

北方艦隊戦闘艦支隊は、艦隊主要基地セヴェロモルスク市から1月22日に出航した事が指摘された。
遠距離航海中に艦は12500海里以上を航行し、対空、対潜防衛、電波電子戦闘、海賊行為の防止の一連の演習を行ない、そして更に、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将指揮下で地中海の戦略抑止活動へ参加した。

「アドミラル・カサトノフ」は、第2のプロジェクト22350フリゲートである。
同プロジェクトのトップ艦「アドミラル・ゴルシコフ」は2018年7月にロシア連邦海軍へ引き渡された。

同プロジェクト艦はステルス技術を用いて作成されており、遠洋ゾーンで敵の水上艦及び潜水艦に対する戦闘行動を行ない、自身で、そして艦船連合部隊の一員として空中攻撃手段の攻撃を撃退する為に意図されている。

フリゲートは、130mm砲装置A-192高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」、16基の対艦ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル-NK」の為の発射装置で武装する。
対潜兵器として複合体「パケート」を使用する。
艦内に対潜ヘリコプターKa-27を搭載する。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水し、2020年7月21日にロシア海軍へ就役しました。

[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

ロシア海軍へ就役した「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の『ロシア海軍の日』サンクトペテルブルクネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

その後もバルト海に留まっていましたが、2020年9月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かっている]

9月15日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクへ到着しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」白海へ移動し、9月29日には有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上へ発射した]

10月2日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海からセヴェロモルスクへ帰投した]

「アドミラル・カサトノフ」は各種演習や乗組員の錬成訓練を行なう為、10月15日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で演習を行なう]

数日後に帰投した後、今度は対潜演習を行なう為、10月20日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なう]

バレンツ海で対潜演習を行なった後、10月24日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]

この時、新型対潜ミサイル「オトヴェート」の発射試験も行なわれました。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した]

11月7日、バレンツ海白海で戦闘訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海で戦闘訓練を行なう]

バレンツ海での戦闘訓練の後、11月11日に白海沿岸のセヴェロドヴィンスク(白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]

翌11月12日、「アドミラル・カサトノフ」白海有翼ミサイル「カリブル」チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

11月14日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海での演習を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

12月初頭には「アドミラル・カサトノフ」乗組員へ新型コロナウイルスのワクチン接種が行なわれました。


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2020年12月30日、「アドミラル・カサトノフ」セヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]

出航後、バレンツ海救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
『Marine Traffic』より
【曳船「ニコライ・チケル」】

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は2021年の新年をノルウェー海で迎え、その後にラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日にはビスケー湾を抜けて大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]
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1月14日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

1月15日にバルト艦隊中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]

1月18日にアルジェリアアルジェ港へ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]
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1月20日にアルジェ港を出航し、地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]

1月22日から地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した]

1月26日、「ニコライ・チケル」地中海東部キプロス島南部のリマソール港を訪れました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を訪れた]

1月27日、「アドミラル・カサトノフ」地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]

1月28日、「ニコライ・チケル」リマソール港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]
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その後、「ニコライ・チケル」「アドミラル・カサトノフ」は合流し、2月3日にはギリシャピレウス港を訪れました。

[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャのピレウス港を訪れた]

2月5日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]

そして、地中海東部で行動中の「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」へ、北方艦隊プロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)が合流する事になり、2月初頭にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマは地中海東部でフリゲート"アドミラル・カサトノフ"と合流する]

『Marine Traffic』より
【給油船「ヴャジマ」】

一方、「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は、2月16日にエジプトアレクサンドリア港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を訪問した]

最近は世界的なコロナウイルス流行の為、外国港を訪れても乗組員の市内旅行は行なわれていませんでしたが、今回のアレクサンドリア訪問では、久しぶりに市内旅行が実施されました。

「アドミラル・カサトノフ」「ニコライ・チケル」は、2月18日午後にアレクサンドリア港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を去った]

その後、「アドミラル・カサトノフ」エーゲ海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエーゲ海に居る]
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一方、「ヴャジマ」「ニコライ・チケル」は、3月2日にキプロス島南部のリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港へ寄港した]

同じ3月2日、「アドミラル・カサトノフ」は、マルマリス近郊のトルコ海軍基地アクザス・カラーガチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコ海軍基地を訪れた]
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「アドミラル・カサトノフ」は3月4日にアクサズ・カラーガチから出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコのアクサズ海軍基地を去った]

翌3月5日、「ヴャジマ」「ニコライ・チケル」リマソール港から出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]

3月8日、今度は「アドミラル・カサトノフ」リマソール港へ寄港し、3月10日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はキプロスのリマソール港へ寄港した]

その後、「アドミラル・カサトノフ」は西へ向かい、3月17日にはクレタ島南東海域で行動していました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖に居る]

3月22日に給油船「ヴャジマ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖で洋上給油を受けた]

3月24日に再びギリシャピレウス港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は再びギリシャのピレウス港を訪れた]

「アドミラル・カサトノフ」は3月26日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]

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その後、「アドミラル・カサトノフ」と随伴船は地中海を東進し、3月29日に「ヴャジマ」から洋上給油を受け、3月30日には地中海中央部(アルジェリア東方沖付近)で潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中央部で潜水艦捜索演習を行なった]

4月1日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海を去った]

その後、ビスケー湾を通過し、4月5日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過する]

しかし、海峡を通過中に嵐に遭遇した為、セーヌ湾で数日間停泊しました。
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その後、再び移動を開始し、4月8日にパ・ド・カレーを通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過した]

4月10日にはノルウェー海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なう]

4月16日に救助曳船「ニコライ・チケル」セヴェロモルスクへ帰投し、翌4月17日には中型海洋給油船「ヴャジマ」ムルマンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]

一方、「アドミラル・カサトノフ」バレンツ海で行なわれた北方艦隊の演習へ参加した後、4月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2021年6月初頭にセヴェロモルスクを出航し、6月13日にバルト海沿岸のクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクロンシュタットへ到着した]
「アドミラル・カサトノフ」は、6月23日~27日にサンクトペテルブルクで開催された第10回国際海軍サロン『IMDS-2021』で展示されました。
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7月25日の『ロシア海軍の日』にはネヴァ川の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
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観艦式が終わった後にクロンシュタットを去り、バルト海を出て北東大西洋へ入りました。

8月4日から北方艦隊指揮-参謀訓練が始まり、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式へ参加し、基地へ戻る途中の北方艦隊の水上艦も北東大西洋で演習を開始しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

8月6日にはキぺロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142北東大西洋へ進出し、観艦式参加艦部隊と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋で北方艦隊艦船部隊と合同演習を行なった]

8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]

9月上旬に行なわれた北方艦隊北極圏演習へ参加し、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」と共に地対艦ミサイル部隊と合同訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年9月11日12時10分配信
【北方艦隊のロケット兵は北極圏の演習で仮想敵艦グループを破壊した】

2022年1月11日にバレンツ海艦載ヘリコプターの着艦訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]

1月18日にはロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」と一緒にバレンツ海で隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]

1月22日には、北方艦隊第45航空・防空軍第830独立艦載対潜ヘリコプター航空連隊所属の艦載ヘリコプターKa-27の発着艦訓練をバレンツ海で実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターKa-27の発着艦訓練を実施した]

2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として北東大西洋地中海で演習を行なう為、2022年1月26日にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)と共にセヴェロモルスク港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

北方艦隊艦船部隊バレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]

2月2日、ヴォログダ州キペロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142バレンツ海ノルウェー海を経由して北東大西洋へ進出し、潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、北東大西洋アイルランド南方海域に居るロシア海軍艦船部隊、つまり北方艦隊艦船部隊の上空を飛行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]

2月4日、北方艦隊艦船部隊北東大西洋(アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した]

ただ、演習はアイルランド政府の要請も有り、同国の排他的経済水域の外で行なわれました。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

その後、北方艦隊艦船部隊大西洋を南下し、2月7日までにジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、その後、地中海東部へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]

2月15日、地中海東部に滞在する北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、ロシア航空宇宙軍の30機以上の航空機が参加する海軍演習が始まりました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]

地中海東部演習には、ロシア航空宇宙軍Tu-22M3MiG-31Kの他に、ロシア海軍航空隊対潜哨戒機Il-38(北方艦隊)と多用途複座戦闘機Su-30SM(黒海艦隊)も参加しています。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]

2月21日には北方艦隊から派遣された対潜哨戒機Il-38も参加する潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]

地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

その後も「アドミラル・カサトノフ」地中海東部に留まり、3月12日には対潜戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年2月4日5時15分配信
【北方艦隊戦闘艦支隊は大西洋で対空防衛演習を実施した】

北方艦隊戦闘艦支隊は、大西洋北東部で仮想敵空中攻撃手段の攻撃を撃退する演習を実施した。

演習には、巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」フリゲート「アドミラル・カサトノフ」が参加した。

航空機及び対艦ミサイル打撃を撃退する演習は、艦の高射火力手段による空中目標の仮想撃破の戦術状況のコンピューターシミュレーションの助力を得て実施された。

対空防衛指揮所の要員は、戦術グループの一員としての艦の操艦の基準を遂行した。
探知、電波電子機器、高射火力による撃破の為の戦闘哨所の要員は、目標指示を出し、受信し、更には艦載兵器の仮想使用へ取り組んだ。

演習は、突風及び等級6の海上の波という困難な水文気象条件下で実施された。

遠海ゾーンでの艦・支援船支隊の航海は、北方艦隊ロケット艦師団司令官イーゴリ・ニキーチン1等海佐の将旗の下で行なわれている。



ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を実施しています。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]
演習参加艦船は、4艦隊の担当海域(バレンツ海、バルト海、黒海、日本海、オホーツク海)だけで合計100隻程度(北方艦隊30隻、太平洋艦隊30隻、黒海艦隊20隻、バルト艦隊20隻)に上り、この他に北東大西洋地中海へ進出して演習を行なう艦船を入れれば140隻近くになります。

ロシア北方艦隊は、バレンツ海周辺で演習を行なう30隻とは別にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」支援船(救助曳船SB-406中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される艦船部隊が出航しました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

「マルシャル・ウスチーノフ」部隊はバレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]

2月2日、ヴォログダ州キペロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142バレンツ海ノルウェー海を経由して北東大西洋へ進出し、潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、北東大西洋アイルランド南方海域に居るロシア海軍艦船部隊、つまり「マルシャル・ウスチーノフ」部隊の上空を飛行しました。

[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]

この他、1月24日にバルチースクを出航したバルト艦隊コルベット「ストイーキー」「ソーブラジテルヌイ」も、アイルランド周辺海域に居ます。

[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ストイーキー」と「ソーブラジテルヌイ」は遠距離航海へ出発した]

2月4日、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は北東大西洋(アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。
ただ、アイルランド政府の要請も有り、同国の排他的経済水域には入っていないようです。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した



『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月31日5時15分配信
【北方艦隊のロケット艦と航空隊はノルウェー海で対潜任務へ取り組んだ】

北極派遣グループとの演習の枠組みで、北方艦隊戦闘艦・支援船支隊ノルウェー海で対潜任務へ取り組んだ。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、対潜ヘリコプターを使用して仮想敵潜水艦の捜索を行なった。

船員は、艦内水中音響複合体の助力、更には飛行士からの情報による様々な方法での潜水艦の捜索戦術を改善した。

近代化された対潜ヘリコプターKa-27Mの飛行士は、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」艦上からの発艦を行ない、標準電波技術兵装と艦内水中音響複合体を使用した潜水艦の目視、電波位置測定及び磁気捜索の複合活動を実行した。

ロシア連邦軍の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。



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ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役/2016年12月26日再就役)は、2021年7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、8月初頭に北東大西洋で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2021年9月15日には長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の長距離対艦ミサイル(グラニート/ヴルカーン)発射訓練(2021年9月)]

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フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(2020年7月21日就役)は、2022年1月上旬にバレンツ海ヘリコプターの着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]

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大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月末からバルト海、地中海、大西洋(赤道ギニア沖)への遠距離航海を行ない、同年12月1日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遠距離航海を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2022年1月10日には就役40周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは就役40周年を迎えた]

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中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)は、2020年12月末~2021年4月下旬に行なわれたフリゲート「アドミラル・カサトノフ」地中海遠征へ同行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]


2022年1月18日、この4隻はバレンツ海へ出航し、隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]


2022年1月26日未明、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「イワン・グレン」などがバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]

続いてロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」なども演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]

「アドミラル・ゴルシコフ」などの北方艦隊艦船がバレンツ海で各種の戦闘訓練を行なう一方、「マルシャル・ウスチーノフ」部隊はバレンツ海を離れてノルウェー海を南下し、1月末には同海域で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練はノルウェー海南部で行なわれたようです。

「マルシャル・ウスチーノフ」部隊は、今後、北東大西洋で演習を実施するようです。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]

2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される

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『タス通信』より
2022年1月30日4時0分配信
【ロシア連邦海軍の演習はアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動する】
ロンドン、1月29日/タス通信

ロシア国防省は2月初頭に計画されているロシア連邦海軍大西洋北東部の演習をアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動させる決定を下した。
ダブリンロシア大使館から『タス通信』へ宛てられた声明では、こう述べられている。

「アイルランド政府からの要請に応え、そして更にアイルランドの南方及び西方の漁業生産組合へ向け、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、2月3日から8日に計画されているロシア連邦海軍の演習を、アイルランド漁師の伝統的な漁場での通常の業務の妨げを作らない目的でアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動させる決定を下しました。
もう一度強調させて頂きますと、この演習は国際規則に完全に沿って行なわれるものであり、アイルランドには何ら脅威ではありません」

文書では、こう述べられた。

以前、アイルランドの漁師と政府要人は、演習実施に関連津、海洋植物と動物への潜在的な被害を恐れるという一連の声明を出した。
特に、水中音響機器の積極的な使用は、鯨目の代表に危険をもたらす可能性があると言われた。

アイルランドミホル・マーティン首相は、火曜日に共和国は国際海域と同国沿岸からかなり離れているが、アイルランドの排他的経済ゾーンで実施されるロシア軍事演習の実行を「歓迎しない」と述べた。
彼によると「そこには環境問題が有ります」

[大使館の立ち位置]
月曜日、ダブリンロシア大使ユーリ・フィラトフ『タス通信』へ、アイルランド当局は、「アイルランド側へ正式に通告しなければならない」ロシア連邦海軍の演習について如何なる心配の理由は無く、航空及び海上の安全に関する全ての必要な規則は遵守されると言った。

木曜日、彼はアイルランドの漁業分野の代表との会合を行ない、会話の後、彼らは来たるべき演習について大使館との理解の為に来たと言った。
大使は更に、アイルランドの漁師へ、演習海域での如何なる挑発的な行動も控えるように求めた。

[ロシアの演習について]
先週、ロシア国防省は、2022年1月~2月、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下でロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれると発表した。
当局は、演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る事を強調した。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。
合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。