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ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はセヴェロモルスクへ帰投した


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年10月10日12時28分配信
【北方艦隊の艦は北極への今次航海を完了した】
モスクワ、10月10日-ロシア通信社ノーボスチ

北極航海へ参加した大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「イワン・グレン」、そして更に大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」セヴェロモルスクへ戻った。
月曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

「本日、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスクへ、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将指揮下の今次北極航海へ参加した大型対潜艦アドミラル・レフチェンコ、大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーとイワン・グレン、そして更に大型海洋給油船セルゲイ・オシポフが到着しました」
艦隊は伝えた。

航海から戻ると、北方艦隊司令官でロシア英雄アレクサンドル・モイセーエフ大将に出迎えられた。
彼は、割り当てられた任務を滞りなく遂行した船員を祝福し、北方艦隊将兵がロシア北極圏の西部と東部で行動し、バレンツ海から東シベリア海までの北方海上航路の殆ど全てを通行した事を指摘した。
顕著な働きを見せた軍人には表彰と賞状が授与された。

北極航海は2ヶ月間続き、艦の乗組員は潜在敵の揚陸からの島と本土沿岸の防衛へ取り組んだ。
ユーラシア大陸最北端のチェリュスキン岬で揚陸部隊の上陸が行なわれた。
北極コテリヌイ島アレクサンドラ島で戦術グループと共に敵艦グループを撃破する合同演習を実施した。

更に北方艦隊将兵は、海上石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」で対テロ演習を実施し、タイミル半島の港への寄港を行なった。
航海中に艦は北極海とエニセイ川で合計9000海里以上を航行した。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(1988年9月30日就役)、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年7月30日就役)、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」は、2022年8月10日にセヴェロモルスク基地を出航し、通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した]
「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶりの参加となります。
[長期修理を終えたロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは北極圏の演習へ参加する]

今回の遠征指揮官は、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将(1963年5月20日生まれ、プロジェクト641Bディーゼル潜水艦で勤務)です。
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8月14日、遠征部隊フランツ・ヨシフ諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した]

フランツ・ヨシフ諸島周辺での演習を終えた後、ヴァランディ沖の石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する演習を行ないました。
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演習を終えた後、8月29日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはカラ海へ入った]

9月8日にはカラ海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海で対空戦闘訓練を実施した]

翌9月9日にはカラ海東部で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海東部で対潜戦闘訓練を実施した]

その後、北極遠征部隊ラプテフ海へ入り、9月12日にはノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島の駐留部隊(第99戦術グループ)との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はノヴォシビルスク諸島で演習を実施した]
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その後、ラプテフ海を西進し、9月21日にチェリュスキン岬海軍歩兵部隊の上陸演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はチェリュスキン岬で上陸演習を実施した]
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9月24日、「アドミラル・レフチェンコ」は、宣伝航海に従事していた大型揚陸艦「イワン・グレン」と共にエニセイ川沿いのドゥディンカへ寄港しました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦イワン・グレンと大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはドゥディンカへ到着した]

10月5日、「イワン・グレン」と共にドゥディンカを出航し、10月10日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
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ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はチェリュスキン岬で上陸演習を実施した

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『タス通信』より
2022年9月22日11時18分配信
【北方艦隊はチェリュスキン岬で演習を実施した】
モスクワ、9月22日/タス通信

北方艦隊は、ユーラシア大陸最北端のチェリュスキン岬への上陸演習を実施した。
木曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。
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「北方艦隊副司令官オレグ・ゴルベフ中将の指揮の下、北氷洋海域で行動中の北方艦隊北極グループは、北極のロシアの島及び大陸の領土を防護する演習を実施しました」
声明では、こう述べられた。

広報サービスによると、演習の主な目的は、遠隔地及び到達困難な場所において非合法武装組織及び破壊工作偵察グループへ対抗し、無装備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸、極北及び北極地域での橋頭堡の占領及び防衛、そして更に襲撃行動の為の艦隊の部隊間の連携への取り組みであった。
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」からの人員及び車両の上陸は、ユーラシア大陸最北端のチェリュスキン岬で行なわれた。
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無装備の北極海岸への揚陸部隊の上陸は、ラプテフ海からの支点方式により行なわれた。
上陸支援は空中から艦上ヘリコプターKa-27で、海上からは大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」高速艇に乗る海軍歩兵強襲グループにより保障され、更には砲撃準備と海岸の仮想敵の火点の制圧へ取り組んだ。

演習には、多関節全地形車「ヴィーチャシ」装甲兵員輸送車BTR-82A北方艦隊沿岸部隊が関わった。

揚陸艦から降りた後、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」海軍歩兵襲撃グループに支援された沿岸部隊は、沿岸橋頭堡を占領する為の戦術行動へ取り組み、半島の奥5キロメートルへの行進を行なった。
戦闘訓練を行なった後、北方艦隊沿岸部隊の人員と車両は大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」へ戻った。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(1988年9月30日就役)、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年7月30日就役)、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」は、2022年8月10日にセヴェロモルスク基地を出航し、通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した]
「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶりの参加となります。
[長期修理を終えたロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは北極圏の演習へ参加する]

今回の遠征指揮官は、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将(1963年5月20日生まれ、プロジェクト641Bディーゼル潜水艦で勤務)です。
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8月14日、遠征部隊フランツ・ヨシフ諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した]

フランツ・ヨシフ諸島周辺での演習を終えた後、ヴァランディ沖の石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する演習を行ないました。
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演習を終えた後、8月29日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはカラ海へ入った]

9月8日にはカラ海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海で対空戦闘訓練を実施した]

翌9月9日にはカラ海東部で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海東部で対潜戦闘訓練を実施した]

その後、北極遠征部隊ラプテフ海へ入り、9月12日にはノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島の駐留部隊(第99戦術グループ)との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はノヴォシビルスク諸島で演習を実施した]

その後、ラプテフ海を西進し、9月21日にチェリュスキン岬海軍歩兵部隊の上陸演習を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はノヴォシビルスク諸島で演習を実施した

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『タス通信』より
2022年9月12日23時32分配信
【北方艦隊の艦は北極境界線の防衛へ取り組んだ】
ムルマンスク、9月12日/タス通信

北方艦隊北極グループの艦「アドミラル・レフチェンコ」「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、ラプテフ海ノヴォシビルスク群島コテリヌイ島に駐留する戦術グループと共に北極防衛の戦闘演習任務を遂行した。
月曜日に艦隊広報サービスは発表した。
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「北方艦隊北極グループの大型対潜艦アドミラル・レフチェンコと大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーの乗組員は、コテリヌイ島に駐留する戦術グループの要員と共に北極で防衛行動を実施する演習任務へ取り組みました」
声明では、こう述べられた。

演習中、北方艦隊船員は、島の無装備の海岸への戦闘車両の下船、沿岸ミサイル複合体「バスチオン」での海上目標への射撃の準備、北極の海上交通線を防護する為の艦の戦術行動へ取り組んだ。

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広報サービスは、北方艦隊北極グループの艦はラプテフ海コテリヌイ島付近のテンプ湾で物資を補充し、その後に大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」北方海上航路上での行動を続けると通知した。

北方艦隊の水上部隊の北極航海は、艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航した8月10日に始まった。
北極航海中、北方艦隊支援船は既に約6000海里を移動した。
北氷洋海域の艦隊北極グループは、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」で構成されている。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(1988年9月30日就役)、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年7月30日就役)、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」は、2022年8月10日にセヴェロモルスク基地を出航し、通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した]
「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶりの参加となります。
[長期修理を終えたロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは北極圏の演習へ参加する]

今回の遠征指揮官は、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将(1963年5月20日生まれ、プロジェクト641Bディーゼル潜水艦で勤務)です。
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8月14日、遠征部隊フランツ・ヨシフ諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した]

フランツ・ヨシフ諸島周辺での演習を終えた後、ヴァランディ沖の石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する演習を行ないました。
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演習を終えた後、8月29日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはカラ海へ入った]

9月8日にはカラ海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海で対空戦闘訓練を実施した]

翌9月9日にはカラ海東部で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海東部で対潜戦闘訓練を実施した]

その後、北極遠征部隊ラプテフ海へ入り、9月12日にはノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島の駐留部隊(第99戦術グループ)との合同演習を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海東部で対潜戦闘訓練を実施した


『ズヴェズダーテレビ動画ニュース』より
2022年9月9日9時20分配信
【「敵」潜水艦の発見と破壊:北方海上航路で北方艦隊の対潜演習が行なわれた】

北方艦隊副司令官オレグ・ゴルベフ中将の指揮の下にカラ海東方海域で行動している北方艦隊北極グループの艦は、北方海上航路に近い海域で対潜防衛の為の複合演習を行なった。
北方艦隊広報サービスは発表した。
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大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員は、仮想敵潜水艦を発見し、更には対潜機動と水中物体の追跡の動作へ取り組む必要が有った。
船員は割り当てられた任務へ成功裏に対処した。

演習の特徴は、大型対潜艦の甲板から対潜航空隊を使用し、北極緯度艦上対潜複合体と連携する事に在った。
演習中、対潜ヘリコプターKa-27の乗員は水中音響ブイの設置を行ない、そして更に吊り下げ式水中音響ステーション(ソナー)を使用して水中物体の捜索へ従事した。

演習の最終段階で大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」乗組員は噴射推進爆撃装置による実弾射撃、、そして更に魚雷及びロケット魚雷兵器を使用する模擬水中目標への電子発射へ取り組んだ。

前日、北方艦隊北極グループの艦船は、北方海上航路に近いカラ海エリアで戦闘射撃を伴う対空防衛の為の複合演習を実施した。
実弾による高射射撃を行なった後、艦は仮想敵水上艦グループとの海上戦闘へ入り、砲射撃により撃破した。



ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(1988年9月30日就役)は、2015年春以降は事実上予備役となっていましたが、2021年初頭からオーバーホールを開始し、2022年5月中旬に現役へ復帰しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは修理を終えて現役に復帰した]

その後も何度かバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で砲撃戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で海上戦闘訓練を実施した]

大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年7月30日就役)は、最近では2022年7月下旬にバレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーはバレンツ海で洋上訓練を行なう]


2022年8月10日、この2隻と大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」セヴェロモルスク基地を出航し、通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した]
「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶりの参加となります。
[長期修理を終えたロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは北極圏の演習へ参加する]

今回の遠征指揮官は、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将(1963年5月20日生まれ、プロジェクト641Bディーゼル潜水艦で勤務)です。
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8月14日、遠征部隊フランツ・ヨシフ諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した]

フランツ・ヨシフ諸島周辺での演習を終えた後、ヴァランディ沖の石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する演習を行ないました。
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演習を終えた後、8月29日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはカラ海へ入った]

9月8日にはカラ海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海で対空戦闘訓練を実施した]

翌9月9日にはカラ海東部で対潜戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海で対空戦闘訓練を実施した


『タス通信』より
2022年9月8日14時40分配信
【北方艦隊の艦は北方海上航路付近の北極海域で練習戦闘射撃を実施した】
ムルマンスク、9月8日/タス通信

北方艦隊北極グループの艦船は、北方海上航路付近の地域のカラ海エリアで対空防衛の複合演習を実施した。
高射ミサイル複合体「キンジャール」の練習戦闘射撃を行なった後、艦は仮想敵との海上戦闘へ入り、それを砲撃で撃破した。
木曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「北方艦隊の北極グループの艦は、北方海上航路付近の地域のカラ海エリアで戦闘射撃を伴う対空防衛の複合演習を実施しました。
大型対潜艦アドミラル・レフチェンコと大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーの乗組員は、高射ミサイル複合体キンジャール、砲装置AK-100及びAK-725、そして更に速射小口径高射砲~複合体AK-630の助力を得て、様々な高度及び方向からの仮想敵空中攻撃手段の撃退へ取り組みました」

声明では、こう述べられた。
演習は、強い突風の困難な気象条件下で行なわれた事が指摘された。

北方艦隊北極グループの一員として大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」北氷洋海域で行動している。
北方海上航路付近の地域では、北方艦隊北極グループ北極におけるロシアの海上及び経済活動の安全を保障し、北極の島の組織的防衛へ指向される一連の演習を行なった。

これらの活動の1つは、北方艦隊の船員が西北極地域のロシア連邦保安庁国境局及び有限会社『ガスプロム・ネフチ・シェリフ』社の保安部隊と連携し、海域氷上固定プラットフォーム「プリラズロムナヤ」の危機的状況を解決する演習であった。
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ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(1988年9月30日就役)は、2015年春以降は事実上予備役となっていましたが、2021年初頭からオーバーホールを開始し、2022年5月中旬に現役へ復帰しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは修理を終えて現役に復帰した]

その後も何度かバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で砲撃戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で海上戦闘訓練を実施した]

大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年7月30日就役)は、最近では2022年7月下旬にバレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーはバレンツ海で洋上訓練を行なう]


2022年8月10日、この2隻と大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」セヴェロモルスク基地を出航し、通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した]
「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶりの参加となります。
[長期修理を終えたロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは北極圏の演習へ参加する]

今回の遠征指揮官は、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。
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8月14日、遠征部隊フランツ・ヨシフ諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した]

フランツ・ヨシフ諸島周辺での演習を終えた後、ヴァランディ沖の石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する演習を行ないました。

演習を終えた後、8月29日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはカラ海へ入った]

9月8日にはカラ海で対空戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコはカラ海へ入った

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『Mil.Press FLOT』より
2022年8月30日8時39分配信
【大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」と大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」はカラ海へ入った】

北方艦隊艦船支隊はノヴァヤゼムリャ島とヴァイガチ半島の間のカルスキエボロタ海峡を越えてカラ海へ入った。
ロシア連邦国防省広報サービスが説明したように、支隊は、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」で構成されている。


以前、バレンツ海東部で北方艦隊艦船支隊は、西北極地域のロシア連邦保安庁国境局及び『ガスプロム・ネフチ・シェリフ』社の保安部隊と連携し、海域氷上固定プラットフォーム「プリラズロムナヤ」の危機的状況を解決する戦術演習へ参加した。
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演習の筋書きによると、プラットフォームはテロリストに占拠された。
プラットフォーム要員は、近くに居た北方艦隊の艦へ支援を要請した。
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艦船支隊対テログループ大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」艦上からプラットフォーム「プリラズロムナヤ」までヘリコプターKa-27で飛んだ。
プラットフォーム自体では、戦闘員は『ガスプロム・ネフチ・シェリフ』の保安サービスとの合同行動へ取り組み、非合法武装グループの攻撃を阻止した。

北方艦隊戦闘艦・支援船支隊の今次北極航海は8月10日に始まった。

「アドミラル・レフチェンコ」は、プロジェクト1155大型対潜艦であり、1989年5月から勤務に就いている。
満載排水量は7570トン、船体長163.5メートル、29.5ノットの最大速力を発揮する。
航続距離-経済速力18ノットで5000海里、自立航行期間-30日。乗組員-220名(士官29名を含む)
艦の兵装には、8基の高射ミサイル「キンジャール」発射装置(64基のミサイル)、2基のロケット-魚雷「ラストルブ」4連装コンテナ装置、噴射推進爆撃装置RBU-6000、そして更にAK-100及びAK-630M砲装置が在る。

「アレクサンドル・オトラコフスキー」プロジェクト775大型揚陸艦であり、1978年から勤務に就いている。
強化戦車大隊の乗船が可能である:12両の戦車或いは17両の歩兵戦闘車或いは装甲輸送車、そして更に250名の揚陸隊員。
自立航行期間は6ヶ月である。
兵装-2基の口径57mmAK-725連装砲装置、2基のA-215「グラード-M」噴射推進一斉射撃火力システム発射装置、4基の高射ミサイル複合体「ストレラ-3」発射装置と携帯高射ミサイル複合体「イグラ」



ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(1988年9月30日就役)は、2015年春以降は事実上予備役となっていましたが、2021年初頭からオーバーホールを開始し、2022年5月中旬に現役へ復帰しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは修理を終えて現役に復帰した]

その後も何度かバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で砲撃戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で海上戦闘訓練を実施した]

大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年7月30日就役)は、最近では2022年7月下旬にバレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーはバレンツ海で洋上訓練を行なう]


2022年8月10日、この2隻と大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」セヴェロモルスク基地を出航し、通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した]
「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶりの参加となります。
[長期修理を終えたロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは北極圏の演習へ参加する]

今回の遠征指揮官は、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。
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8月14日、遠征部隊フランツ・ヨシフ諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した]

フランツ・ヨシフ諸島周辺での演習を終えた後、ヴァランディ沖の石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する演習を行ないました。

演習を終えた後、8月29日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。

ロシア海軍北方艦隊北極遠征部隊はフランツ・ヨシフ諸島へ到着した

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『タス通信』より
2022年8月14日22時32分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極の島嶼の防護へ取り組む】
タス通信、8月14日

ロシア連邦北方艦隊戦闘艦支隊は、北極の島嶼ゾーンの組織的な防衛の課題へ取り組む為、フランツ・ヨシフ諸島アレクサンドラ島へ到着した。
日曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。
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「軍事船員は、島に駐留する北方艦隊戦術グループの要員と合同で北極の島嶼ゾーンの組織的な防衛の為の一連の合同行動へ取り組みます。
合同行動中、北方艦隊将兵は仮想敵海上揚陸部隊の破壊と自部隊への空中攻撃手段の撃退へ取り組みます」

艦隊は話した。

大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・・オトラコフスキー」の乗組員と沿岸ミサイル複合体「バスチオン」の要員が演習へ参加する。

広報サービスは、北方艦隊戦闘艦・支援船支隊北極航海が8月10日に始まった事を想い起こした。
フランツ・ヨシフ諸島アレクサンドラ島には、ロシア軍の最北端の軍事基地~「北極の三つ葉」ナグルスカヤ飛行場が配置されている。
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ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」(1988年9月30日就役)は、2015年春以降は事実上予備役となっていましたが、2021年初頭からオーバーホールを開始し、2022年5月中旬に現役へ復帰しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・レフチェンコは修理を終えて現役に復帰した]

その後も何度かバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で砲撃戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクとアドミラル・レフチェンコはバレンツ海で海上戦闘訓練を実施した]

大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年7月30日就役)は、最近では2022年7月下旬にバレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーはバレンツ海で洋上訓練を行なう]


2022年8月10日、この2隻と大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」セヴェロモルスク基地を出航し、通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した]
「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶり、「アレクサンドル・オトラコフスキー」は2020年以来の参加となります。
(「セルゲイ・オシポフ」は毎年参加)

今回の遠征指揮官は、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。
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8月14日、遠征部隊フランツ・ヨシフ諸島へ到着しました。

ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は11度目の北極遠征へ出発した

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『タス通信』より
2022年8月10日20時29分配信
【ロシア連邦北方艦隊艦船支隊は北極航海へ向かった】
モスクワ、8月10日/タス通信

ロシア連邦北方艦隊艦船支隊北氷洋海域への航海へ向かい、その中で北極島嶼ゾーンの防護へ取り組む。
水曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

「本日、コラ多種戦力小艦隊を基に作成された北方艦隊北極グループの艦船はバレンツ海へ出航しました」
声明では、こう述べられた。

広報サービスは、北極航海参加者の構成には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」が加わっている事を明らかにした。
航海自体は北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将の指揮下で行なわれ、数ヶ月間続く。

「航海中に北方艦隊船員は一連の作戦及び戦闘訓練活動を計画しております。
更に、幾つかの軍事実験を行ない、北極島嶼ゾーンの防護の為の軍事船員と沿岸部隊の戦術合同行動へ取り組みます。
ロシア極北の一連の沿海都市及び村落への戦闘艦の寄港を計画しております」
北方艦隊
広報サービスは付け加えた。

北方艦隊ロシア連邦軍兵種間戦略領域統合部隊であり、軍管区の任務を遂行する。
ロシア連邦軍事行政部門に関する2020年6月5日のロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの法令により、北方艦隊コミ共和国、アルハンゲリスク州及びムルマンスク州、ネネツ自治管区(2010年~2020年には西方軍管区に属していた)の行政境界内に位置する。



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ロシア北方艦隊は、2012年以降、毎年北極圏への遠距離航海を行なっています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]

2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、、給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」から成る部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
【2014年9月6日~10月9日の北方艦隊艦船支隊のノヴォシビルスク諸島への航海】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]

2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施され、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。


2016年8月30日~10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]

2017年8月10日~10月4日には、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊の北極海遠征(2017年8月-10月)]

2018年8月8日~10月11日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海を行ないました。
この時にはオホーツク海まで進出し、極東のロシア連邦軍大演習『ヴォストーク-2018』にも参加しました。
[ロシア北方艦隊北極圏遠征(2018年8月-10月)]

2019年8月5日~9月30日には、前回同様大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊が、8度目となる北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]

2020年8月5日~10月20日には、大型対潜艦「セヴェロモルスク」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊が9度目の北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2019年8月-10月)]

2021年1月1日、北方艦隊ロシア連邦軍軍管区となりました。
[ロシア海軍北方艦隊は2021年1月1日からロシア連邦軍の軍管区となった]

2021年8月10日~10月14日には、大型対潜艦「セヴェロモルスク」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊が10度目の北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊第10次北極遠征部隊の航跡(2021年8月10日~10月14日)]


そして2022年8月10日、北方艦隊艦船支隊は通算11度目の北極圏への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊は2022年8月から11回目の北極遠征を実施する]

今回の指揮官も、2018年2019年2020年2021年北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。
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今回の遠征部隊旗艦は、オーバーホールを終えて数年ぶりに現役復帰した大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」であり、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」が同行します。

「アドミラル・レフチェンコ」は2014年以来8年ぶり、「アレクサンドル・オトラコフスキー」は2020年以来の参加となります。
(「セルゲイ・オシポフ」は毎年参加)

ロシア海軍北方艦隊は2022年8月から11回目の北極遠征を実施する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月6日8時0分配信
【北方艦隊の北極グループは北方海上航路の安全を保障する】

コラ多種戦力小艦隊艦連合部隊を基にして作成される北方艦隊北極グループは、次の航海中に北方海上航路のルート上でロシアの民間船舶航行と海上経済活動の安全を保障する。

北方艦隊将兵は、8月初頭に伝統的な11度目の航海へ向かい、北極で一連の戦闘演習へ取り組む。
戦闘艦支隊は、北方艦隊の補助艦隊の船と捜索-緊急救助作業管理部の緊急救助支隊により保障される。

海軍歩兵は、以前に試験されていない島と大陸の部分への車両と要員の上陸へ取り組む。

北極西方海域でのロシア連邦保安庁境界線上警備艦との連携への取り組みに特別な注意が払われ、合同演習が行なわれる。

航海の各要素には、北極海で事故に遭ったと仮定される船へ援助を与え、水上で人員を救助する行動が有る。
更に戦闘艦の乗組員は、疑わしい船の臨検行動の実施へ取り組む。



ロシア北方艦隊は、2012年以降、毎年北極圏への遠距離航海を行なっています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]

2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]

2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]
[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。


2016年8月30日~10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]

2017年8月10日~10月4日には、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「コンドポガ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊の北極海遠征(2017年8月-10月)]

2018年8月8日~10月11日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海を行ないました。
この時にはオホーツク海まで進出し、極東のロシア連邦軍大演習『ヴォストーク-2018』にも参加しました。
[ロシア北方艦隊北極圏遠征(2018年8月-10月)]

2019年8月5日~9月30日には、前回同様大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊が、8度目となる北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]

2020年8月5日~10月20日には、大型対潜艦「セヴェロモルスク」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊が9度目の北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2019年8月-10月)]

2021年8月10日~10月14日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊が、10度目となる北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊第10次北極遠征部隊の航跡(2021年8月10日~10月14日)]


そして2022年8月には通算11回目となる北極圏への遠距離航海が実施されます。