ロシア海軍太平洋艦隊の揚陸艦部隊は沿海地方で上陸演習を実施した
- カテゴリ:ロシアの揚陸艦

『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2023年4月26日8時17分配信
【沿海地方で大規模な海上揚陸部隊の上陸演習が実施された】
ウラジオストク、4月17日、インテルファクス-極東
太平洋艦隊の揚陸艇「アンドレイ・イワノフ」が参加し、無装備の海岸へ海上揚陸部隊が上陸する演習が沿海地方のクレルカ岬で実施された。


太平洋艦隊広報サービスは発表した。
「テスト戦術演習には、大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイ、ペレスヴェート、ニコライ・ヴィルコフで構成される揚陸艦グループ、そして更に揚陸艇アンドレイ・イワノフ、イワン・カルツォフ、D-57、D-70、D-704で構成される揚陸艇グループが関わりました」
声明では、こう述べられた。
太平洋艦隊の揚陸艇「アンドレイ・イワノフ」は、ロシア英雄に敬意を表した名誉ある名前を付けられた後、初めて演習へ関わった。
揚陸艦の乗組員は、艦載砲から沿岸に位置する仮想敵を破壊する任務を遂行した。
演習の次の段階には、太平洋艦隊の基地掃海艦BT-232とBT-100が参加した。
その乗組員は、掃海艦の後ろの揚陸艦と揚陸艇を上陸地点まで先導した。
更に、沿岸へ進入した際、掃海艦の砲術班は海上浮遊機雷模型を破壊した。
揚陸艇からの海軍歩兵工兵・強襲グループを援護する為、濃密な煙幕が展開された。
演習の最終段階で海上揚陸部隊は、3隻の大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスヴェート」、「ニコライ・ヴィルコフ」から装甲兵員輸送車BTR-82Aを海岸へ上陸させた。
ロシア太平洋艦隊の第100揚陸艦旅団には、大型揚陸艦4隻、揚陸艇5隻が所属しています。
[第100揚陸艦旅団](フォキノ)
プロジェクト1171大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」(1974年7月30日就役)

プロジェクト775大型揚陸艦「オスリャービャ」(1981年12月19日就役)

プロジェクト775大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(1982年9月28日就役)

プロジェクト775大型揚陸艦「ペレスヴェート」(1991年4月10日就役)

プロジェクト1176揚陸艇D-704(1976年6月30日就役)

プロジェクト1176揚陸艇D-70(1981年7月30日就役)

プロジェクト1176揚陸艇D-57(2007年11月30日就役)

プロジェクト11700揚陸艇D-107「アンドレイ・イワノフ」(2010年6月4日就役)

プロジェクト21820揚陸艇「イワン・カルツォフ」(2015年6月11日就役)

2023年4月26日、「オスリャービャ」を除く第100揚陸艦旅団の全艦艇が参加する上陸演習が沿海地方で行なわれました。
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