fc2ブログ

ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは韓国の釜山港へ寄港した

23-0702c.jpg
『タス通信』より
2023年7月1日12時52分配信
【釜山へ「エヴパチー・コロヴラト」が到着した】
タス通信、7月1日

最新砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は、サンクトペテルブルクから将来のカムチャツカの恒久駐留所への移動の枠組みで物資を補充し、乗組員の休養の為に南朝鮮(大韓民国)釜山港へ到着した。
土曜日に太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「太平洋艦隊の為に建造された最新砕氷船エヴパチー・コロヴラトは、物資と食料の在庫を補充し、更には乗組員の休養の為、釜山港(朝鮮共和国)の泊地へ到着しました。
砕氷船は、サンクトペテルブルクから将来の恒久駐留所~ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの移動を行なっています」

声明では、こう述べられた。

船の航行ルートでは、地中海、インド洋、東南アジア海域を通過した。
砕氷船は2023年7月にカムチャツカへ到着し、太平洋艦隊の艦船構成へ加わり、引き続きロシア北東軍集団の担当ゾーンで勤務に就く。

船は、近代化プロジェクト21180Mの下、サンクトペテルブルク工場『アルマーズ』で建造された。
砕氷船は2018年に起工され、その海軍への受け入れは今年に予定されている。

船の排水量は4000トン以上、全長82メートル、幅19メートル。
それは厚さ1.5メートルまでの結氷を突破でき、船首部分にはヘリコプター発着場が有る。
必要に応じて、砕氷船高射砲装置を設置できる。

砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」の任務は、遠隔地の守備隊へ貨物を届ける事に加え、結氷条件下での戦闘艦の先導、乗組員の輸送、水路作業である。



プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。


「イリヤー・ムーロメツ」の就役から1年以上経った2018年12月12日、プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
21-0104d.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に造船台を出た後、浮きドックへ移されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]

浮きドック上の「エヴパチー・コロヴラト」(2020年11月22日)
21180M-20-1122a.jpg
21180M-20-1122b.jpg

2020年12月末に浮きドックから進水しました。

2020年12月28日
21-0104b.jpg

進水後は『アルマーズ』造船所の岸壁で艤装工事が続けられました。

2021年4月4日
21180M-21-0404.jpg

2021年7月21日
21180M-21-0721.jpg

2021年9月16日
21180M-21-0916.jpg

2021年12月8日
21180M-21-1208.jpg

2022年4月19日
21180M-22-0419.jpg

2022年6月2日
21180M-22-0602.jpg

2022年7月18日
21180M-22-0718.jpg

2022年8月7日
21180M-22-0807.jpg

2022年8月中旬、「エヴパチー・コロヴラト」『アルマーズ』造船所の岸壁を離れ、同じサンクトペテルブルク市内の『バルト工場』へ曳航されて行きました。
21180M.jpg
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは最終艤装を行なう]

「エヴパチー・コロヴラト」は、『バルト工場』で上部のマストなどを取り付ける最終艤装工事を行ないました。
22-0817d.jpg
22-1215e.jpg

2022年12月中旬にフィンランド湾へ出航し、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で洋上試験を開始した]
23-0702a.jpg
23-0702b.jpg

『マリントラフィック』より
【砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」】

工場航行試験は12月下旬に完了し、12月28日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した]

2023年1月25日、「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルクから出航し、カムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはカムチャツカ半島へ行く]

「エヴパチー・コロヴラト」バルト海を出た後に大西洋、地中海、紅海、アラビア海を通過し、5月11日にはスリランカ沖~ロシア太平洋艦隊の担当海域~へ到達しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはインド洋を通過する]

その後にコルベット「グロームキー」と合流し、同艦にエスコートされてマラッカ海峡シンガポール海峡を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」はマラッカ海峡とシンガポール海峡を通過する新造砕氷船エヴパチー・コロヴラトをエスコートした]

7月1日には韓国釜山港へ入港しました。

今後、「エヴパチー・コロヴラト」ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ向かいます。

ペトロパヴロフスク・カムチャツキー到着後にロシア海軍への就役式典が開催され、太平洋艦隊へ編入されます。
スポンサーサイト



ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはインド洋を通過する

22-1215f.jpg
『ズヴェズダーテレビ』より
2023年5月11日3時16分配信
【最新砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」はカムチャツカへの航路上でインド洋へ入った】

サンクトペテルブルクからペトロパヴロフスク・カムチャツキーの恒久駐留所への艦隊間移動を行なっている最新砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は、インド洋太平洋艦隊の担当ゾーンへ入った。
艦隊広報サービスは通知した。
23-0511a.jpg
「最新砕氷船エヴパチー・コロヴラトは、インド洋のスリランカ島海域の艦隊担当ゾーンへ入りました」
太平洋艦隊
発表を『タス通信』は報じた。

「エヴパチー・コロヴラト」のルートは地中海インド洋を通過する。
カムチャツカへ到着すると、太平洋艦隊へ引き渡される。
このようにして、「エヴパチー・コロヴラト」は、ロシア北東軍集団の担当ゾーンで勤務へ就き続ける。

以前、太平洋艦隊の艦は、太平洋、日本海、オホーツク海で戦闘準備態勢の抜き打ちの任務を遂行した後、駐留所へ戻った。



プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。


「イリヤー・ムーロメツ」の就役から1年以上経った2018年12月12日、プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
21-0104d.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に造船台を出た後、浮きドックへ移されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]

浮きドック上の「エヴパチー・コロヴラト」(2020年11月22日)
21180M-20-1122a.jpg
21180M-20-1122b.jpg

2020年12月末に浮きドックから進水しました。

2020年12月28日
21-0104b.jpg

進水後は『アルマーズ』造船所の岸壁で艤装工事が続けられました。

2021年4月4日
21180M-21-0404.jpg

2021年7月21日
21180M-21-0721.jpg

2021年9月16日
21180M-21-0916.jpg

2021年12月8日
21180M-21-1208.jpg

2022年4月19日
21180M-22-0419.jpg

2022年6月2日
21180M-22-0602.jpg

2022年7月18日
21180M-22-0718.jpg

2022年8月7日
21180M-22-0807.jpg

2022年8月中旬、「エヴパチー・コロヴラト」『アルマーズ』造船所の岸壁を離れ、同じサンクトペテルブルク市内の『バルト工場』へ曳航されて行きました。
21180M.jpg
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは最終艤装を行なう]

「エヴパチー・コロヴラト」は、『バルト工場』で上部のマストなどを取り付ける最終艤装工事を行ないました。
22-0817d.jpg
22-1215e.jpg

2022年12月中旬にフィンランド湾へ出航し、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で洋上試験を開始した]

『マリントラフィック』より
【砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」】

工場航行試験は12月下旬に完了し、12月28日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した]

2023年1月25日、「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルクから出航し、カムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはカムチャツカ半島へ行く]

「エヴパチー・コロヴラト」バルト海を出た後に大西洋、地中海、紅海、アラビア海を通過し、5月11日にはスリランカ沖~ロシア太平洋艦隊の担当海域~へ到達しました。

今後、「エヴパチー・コロヴラト」ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ向かいます。

ペトロパヴロフスク・カムチャツキー到着後にロシア海軍への就役式典が開催され、太平洋艦隊へ編入されます。

ロシア海軍のプロジェクト21180/21180M砕氷船シリーズの3番船(21180Mの2番船)が建造される

22-1215f.jpg
『タス通信』より
2023年3月20日9時44分配信
【『全ロシア海軍支援運動』は軍がロシア海軍の為の砕氷船の建造を続けると言った】
モスクワ、3月20日/タス通信

ロシア軍当局は、ロシア連邦海軍の為のプロジェクト21180/21180M砕氷船の建造の継続を計画している。
『タス通信』『全ロシア海軍支援運動』のトップ、ウラジーミル・マリツェフより伝えられた。
22-1210a.jpg

「プロジェクト21180/21180M砕氷船シリーズは続きます。
3番船の建造が決定しております。
ロシア海軍への引き渡しは2027年に計画されています」

彼は話した。

2017年以降、北方艦隊には『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』が建造したプロジェクト21180砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」が就航している。
23-0320a.jpg

造船商会『アルマーズ』が建造したプロジェクト21180M砕氷船のトップ「エヴパチー・コロヴラト」は、現在、試験を行なっている。
それは2020年12月末に進水した。
現行の計画によると、それは太平洋艦隊へ加入しなければならない。

このタイプの第3の砕氷船も近代化プロジェクト21180Mの下で建造される。
当初の計画によると、海軍の為に7隻の軍用砕氷船の建造が計画されていた。



21-0104d.jpg
プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2015年4月23日に起工され、2016年6月10日に進水、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]


海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。


「イリヤー・ムーロメツ」の就役から1年以上経った2018年12月12日、プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
15-0417e.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に進水、2022年12月中旬から洋上試験を開始し、2023年1月25日にサンクトペテルブルクから出航し、カムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはカムチャツカ半島へ行く]
「エヴパチー・コロヴラト」大西洋、地中海、インド洋、太平洋を経由してペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ到着し、その後にロシア海軍への就役式典が開催され、太平洋艦隊へ編入されます。


今後、21180/21180Mシリーズの3番船(「エヴパチー・コロヴラト」の同型船)が起工され、2027年末に就役し、北方艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍のイリヤー・ムーロメツ型砕氷船の3番船が建造される]

ロシア海軍のイリヤー・ムーロメツ型砕氷船の3番船が建造される

『イズベスチヤ』より
2023年3月17日0時1分配信
【北の拠点:ロシアは軍用砕氷船の建造を再開する】

船は北極の困難な条件下で任務を遂行する
23-0317c.jpg

ロシア国防省は、第3のプロジェクト21180/21180M「イリヤー・ムーロメツ」型ディーゼルエレクトリック砕氷船を受け取る。
それは更新プロジェクトにより造られ、北方艦隊へ受け入れられる事が既に知られている。
このシリーズの2隻の船は既に準備が整っているが、その後、その建造は中断されていた。
これらは輸送船、曳船、補助船として機能する。
そして必要に応じて戦闘艦としても行動する。
専門家によると、このような砕氷船は、北極におけるロシアの国家安全保障の為に必要である。

[イリヤー・ムーロメツの航跡]
軍当局
の情報筋が『イズベスチヤ』へ話したように、プロジェクト21180/21180M軍用砕氷船のシリーズを再開する基本的な決定は既に下されている。
更新プロジェクトが開発され、その下でシリーズの3隻目の船が建造される。
更に、作業開始と新たな船のロシア海軍への引き渡しの時期についても合意されている。
それは2027年末までに北方艦隊への補充が予定されている。
しかし、対談者が指摘したように、この時期は「ずれる」かもしれない。

「イリヤー・ムーロメツ」型砕氷船の建造を継続する計画は、海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将により発表された。
ディーゼルエレクトリック砕氷船の就航は、高緯度におけるロシアのプレゼンスの強化に指向されていると彼は指摘した。

海軍の為に2隻のプロジェクト 21180/21180M砕氷船が建造された。
「イリヤー・ムーロメツ」北方艦隊で勤務に就いている。
「エヴパチー・コロヴラト」は現在試験を行なっており、海軍へ受け入れられた後、太平洋で勤務しなければならない。

排水量6000トンのプロジェクト21180のトップ船「イリヤー・ムーロメツ」は、45年ぶりにロシア海軍のニーズの為に建造された最初の砕氷船となった。
それは2015年に起工され、2017年末に北方艦隊へ引き渡された。

「エヴパチー・コロヴラト」は、近代化プロジェクト21180Mの下で建造されている。
特に、開発者は寸法と喫水を減らした。
船の排水量は4000トン、喫水は4.6メートルであるのに対し、「イリヤー・ムーロメツ」は6.8メートルである。
開発者は、「コロヴラト」の吃水を減らす事により、ヤクートチクシ港クラスノヤルスク地方ディクソン港への入港が可能になると説明した。
23-0317g.jpg
23-0317h.jpg
23-0317i.jpg
これらはロシア海軍により運用されている。
軍用砕氷船の主な任務の1つは、戦闘艦補助船の氷上先導を含め、北極における艦隊の駐留と展開の保障に在る。

シリーズの3番目の船は、更新された動力装置とアジマススラスター(特別なポッドに取り付けられた推進機は、機動の為を含めて使用される)を受け取る。

軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフによると、新たな船は北極におけるロシアの国家安全保障の為に必要である。
そこで船は幅広い課題を解決する。
19-0403a.jpg
「北方艦隊と(カムチャッカの)太平洋艦隊の部隊は、あまり好ましい気象条件では駐留しておりません」
専門家は『イズベスチヤ』へ想い起こさせた。

「冬になれば、北方の海は凍ります。
そして、艦や潜水艦が海上へ出る場合には氷を砕かなければなりません。
更に現在、北極には軍用を含む幅広いインフラが配備されています。
従いまして、常に輸送を行う必要があります。
イリヤー・ムーロメツは船団を先導するのみならず、自身も貨物を送り届けます。
更には救助任務を遂行し、北方海上航路の海域をパトロールできます。
砕氷船はヘリコプターと特殊艇を搭載しています。
必要な場合、砕氷船は兵器、海軍歩兵部隊や北極自動車化射撃部隊の要員も配置できます」


[全ての任務に]
23-0317a.jpg
「イリヤー・ムーロメツ」
は15ノットの速力を発揮し、厚さ1メートルの氷を突破できる。
乗組員-32名(「エヴパチー・コロヴラト」の方が小さく-28名)、全長-85メートル、幅-20メートル。
主な技術革新は、船体外部に固定され、垂直軸を中心に360度回転できるアジマススラスターであり、これにより船首のみならず、船尾と側面にも移動できる。
砕氷船は連続した氷原で艦船を先導し、船倉で貨物を、甲板でコンテナを輸送し、水路調査を行ない、救助活動へ参加できる。
船は、事故施設での消火、油の流出防止、そして更に乗客あるいは揚陸部隊の輸送の為に使用できる。
砕氷船は吊り上げ能力26トンのクレーンを装備し、船首部分にはヘリコプター発着場が配置されている。
23-0317d.jpg
23-0317b.jpg

『イズベスチヤ』は、既に海軍が新たな補助船のラインを受け取ると記した。
主な要件~全ての新たな「船」は国内コンポーネントからのみ建造されなければならない。
新たなシリーズには、曳船、軽給油船、補助船、サルベージ船が含まれる。
基本的な戦術-技術特性、そして更に艦隊の新たな部隊の予備的な概要は既に形成され、承認されている。
合計で2つのラインの補助船の建造が計画されている。
第1は汎用船体であり、これをベースに様々な船、特に水上修理所(工作船)病院船が建造される。
第2のラインには様々な船の船体が含まれており、その中には小型給油船、曳船、サルベージ船、そして物理的干渉と磁力を除去する汎用艦が在る。

近年、ロシア北極のインフラを積極的に構築し、北方海上航路をカバーする為に軍部隊を配置している。
軍管区の地位を持つ統合戦略司令部「北方艦隊」が作成され西方軍管区から割り合てられた領域と軍部隊をその管理下に受け入れた。
その後に北極グループは、北極圏に配置された中央軍管区及び東方軍管区の部隊により強化された。
艦隊の沿岸部門へ、第80及び第200自動車化射撃旅団で構成される第14軍団が加わった。

北極の島嶼には、沿岸ミサイル複合体「バル」及び「バスチオン」、対空防衛手段が配置されている。
極地の飛行場が再建され、戦闘機が勤務に就いている。
これに加え、他の地域の陸上及び海上から北極への部隊の移動が定期的に行なわれている。

地域への軍事基地の出現に伴い、民間のニーズの為に使用できる輸送インフラも構築されている。

軍事的プレゼンスに加え、ロシア北極圏へ自然保護に関連するインフラを作成している。
これに加え、水域で人員を救助する為、環境を保護する為に使用できる非常事態省の基地が作成されている。
予測されているように、気候変動と最新砕氷船の就航により、北方海上航路上の航行は通年になる。



21-0104d.jpg
プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2015年4月23日に起工され、2016年6月10日に進水、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]


海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。


「イリヤー・ムーロメツ」の就役から1年以上経った2018年12月12日、プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
15-0417e.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に進水、2022年12月中旬から洋上試験を開始し、2023年1月25日にサンクトペテルブルクから出航し、カムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはカムチャツカ半島へ行く]
「エヴパチー・コロヴラト」大西洋、地中海、インド洋、太平洋を経由してペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ到着し、その後にロシア海軍への就役式典が開催され、太平洋艦隊へ編入されます。


今後は21180/21180Mシリーズの3番船が起工され、2027年末に就役し、北方艦隊へ配備されます。

ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはカムチャツカ半島へ行く

22-1215f.jpg
『PortNews』より
2023年1月25日15時35分配信
【最新砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」はサンクトペテルブルクからペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの海上移動を開始した】

カムチャツカへ到着すると、砕氷船はロシア北東軍集団の一員として勤務に就く。

太平洋艦隊の為に建造された最新砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は、サンクトペテルブルクからカムチャツカの将来の恒久駐留所~ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの海上移動を開始した。
東方軍管区広報サービスは発表した。

砕氷船は、地中海インド洋を通過する海上移動を行なう。

以前、カムチャツカローマン・アルヒポフ船長指揮下の砕氷船の為の約30名の乗組員が形成された。

カムチャツカへ到着すると、砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」ロシア北東軍集団の一員として勤務に就く。

船は、近代化プロジェクト21180Mにより、サンクトペテルブルク工場『アルマーズ』で建造された。
砕氷船は2018年に起工され、今年に海軍への受け入れが予定されている。

船の排水量は4000トン以上、全長82メートル、幅19メートル。
それは厚さ1.5メートルまでの結氷を突破でき、船首部分にはヘリコプター発着場が有る。
必要に応じて、砕氷船高射砲装置を設置できる。

砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」の任務は、遠隔地の守備隊へ貨物を届ける事に加え、結氷条件下での戦闘艦の先導、乗組員の輸送、水路作業である。



プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。


「イリヤー・ムーロメツ」の就役から1年以上経った2018年12月12日、プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
21-0104d.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に造船台を出た後、浮きドックへ移されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]

浮きドック上の「エヴパチー・コロヴラト」(2020年11月22日)
21180M-20-1122a.jpg
21180M-20-1122b.jpg

2020年12月末に浮きドックから進水しました。

2020年12月28日
21-0104b.jpg

進水後は『アルマーズ』造船所の岸壁で艤装工事が続けられました。

2021年4月4日
21180M-21-0404.jpg

2021年7月21日
21180M-21-0721.jpg

2021年9月16日
21180M-21-0916.jpg

2021年12月8日
21180M-21-1208.jpg

2022年4月19日
21180M-22-0419.jpg

2022年6月2日
21180M-22-0602.jpg

2022年7月18日
21180M-22-0718.jpg

2022年8月7日
21180M-22-0807.jpg

2022年8月中旬、「エヴパチー・コロヴラト」『アルマーズ』造船所の岸壁を離れ、同じサンクトペテルブルク市内の『バルト工場』へ曳航されて行きました。
21180M.jpg
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは最終艤装を行なう]

「エヴパチー・コロヴラト」は、『バルト工場』で上部のマストなどを取り付ける最終艤装工事を行ないました。
22-0817d.jpg
22-1215e.jpg

2022年12月中旬にフィンランド湾へ出航し、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で洋上試験を開始した]

『マリントラフィック』より
【砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」】

工場航行試験は12月下旬に完了し、12月28日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した]

2023年1月25日、「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルクから出航し、カムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ向かいました。

「エヴパチー・コロヴラト」大西洋、地中海、インド洋、太平洋を経由してペトロパヴロフスク・カムチャツキーへ到着します。

到着後にロシア海軍への就役式典が開催され、太平洋艦隊へ編入されます。

ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で最終洋上試験(国家試験)を開始した

22-1215f.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年12月28日9時56分配信
【砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は国家試験へ着手した】

プロジェクト21180Mディーゼルエレクトリック砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は、国家試験を実施する為にバルト海へ出航した。
ロシア連邦国防省は発表した。


バルト艦隊の部隊は国家試験の実施を保障し、その枠組みで砕氷船の全ての特性とシステム、電波航法手段及び他の電波技術手段、クレーン装置、生命維持システム、動力装置、操舵装置の点検が控えている。

「エヴパチー・コロヴラト」の航行試験は12月中旬に始まった事が想い起こされる。

砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」~これは、プロジェクト21180(現時点では、このタイプの船は唯一「イリヤー・ムーロメツ」のみが建造された)の軽量ヴァージョンである。
造船商会『アルマーズ』で2018年12月に起工された。
2020年11月20日には造船台を出た事が知られるようになった。

プロジェクト21180M船は、結氷条件下での艦船の自立先導、全種類の氷上作業、曳航保障、基地から離れた地域への貨物の移送、遭難した船の救助の実行の為に意図されている。

プロジェクト21180M砕氷船の満載排水量は4080トン、船体の長さは82メートル、幅19メートル、吃水4.6メートル。
速力14ノット、航続距離7600海里、自立行動期間30日、乗組員28名。
速力2ノットで厚さ1メートルの氷を突破できる。



プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。


「イリヤー・ムーロメツ」の就役から1年以上経った2018年12月12日、プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
21-0104d.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に造船台を出た後、浮きドックへ移されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]

浮きドック上の「エヴパチー・コロヴラト」(2020年11月22日)
21180M-20-1122a.jpg
21180M-20-1122b.jpg

2020年12月末に浮きドックから進水しました。

2020年12月28日
21-0104b.jpg

進水後は『アルマーズ』造船所の岸壁で艤装工事が続けられました。

2021年4月4日
21180M-21-0404.jpg

2021年7月21日
21180M-21-0721.jpg

2021年9月16日
21180M-21-0916.jpg

2021年12月8日
21180M-21-1208.jpg

2022年4月19日
21180M-22-0419.jpg

2022年6月2日
21180M-22-0602.jpg

2022年7月18日
21180M-22-0718.jpg

2022年8月7日
21180M-22-0807.jpg

2022年8月中旬、「エヴパチー・コロヴラト」『アルマーズ』造船所の岸壁を離れ、同じサンクトペテルブルク市内の『バルト工場』へ曳航されて行きました。
21180M.jpg
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは最終艤装を行なう]

「エヴパチー・コロヴラト」は、『バルト工場』で上部のマストなどを取り付ける最終艤装工事を行ないました。
22-0817d.jpg
22-1215e.jpg

2022年12月中旬にフィンランド湾へ出航し、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で洋上試験を開始した]

『マリントラフィック』より
【砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」】

工場航行試験は12月下旬に完了し、12月28日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。

国家試験が完了すれば、ロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトはバルト海で洋上試験を開始した

22-1215f.jpg
『タス通信』より
2022年12月14日23時44分配信
【国防省の為の最新砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」はバルト海で工場試験を行なう】
カリーニングラード、12月14日/タス通信

ロシア国防省の利益の為に建造された最新のプロジェクト21189Mディーゼルエレクトリック砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は、バルト海で工場航行試験の実行へ着手した。
試験プログラムの実行を保障するバルト艦隊は水曜日に発表した。

「海上での工場航行試験中、砕氷船の全ての特性及びシステム、電波航法手段及び他の電波技術手段、クレーン装置、生命維持システム、動力装置、投錨装置の動作が点検されます」
広報サービスは話した。

ロシア海軍及び外国の為の新たな装備の試験は、バルト海の海上射爆場で定期的に行なわれている事が指摘された。
バルト艦隊艦、支援船、救助部隊、海上航空隊は、この活動の支援へ常に関わっている。

プロジェクト21180M砕氷船は、結氷条件下での艦船の自立先導、全種類の氷上作業の実施、曳航保障、基地から離れた地域への貨物の移送、遭難した船の救助の為に意図されている。

砕氷船の満載排水量は4080トン、船体の長さは82メートル、幅19メートル、吃水4.6メートル。
速力14ノット、航続距離7600海里、自立行動期間30日、乗組員28名。
速力2ノットで厚さ1メートルの氷を突破できる。



プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。


「イリヤー・ムーロメツ」の就役から1年以上経った2018年12月12日、プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
21-0104d.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に造船台を出た後、浮きドックへ移されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]

浮きドック上の「エヴパチー・コロヴラト」(2020年11月22日)
21180M-20-1122a.jpg
21180M-20-1122b.jpg

2020年12月末に浮きドックから進水しました。

2020年12月28日
21-0104b.jpg

進水後は『アルマーズ』造船所の岸壁で艤装工事が続けられました。

2021年4月4日
21180M-21-0404.jpg

2021年7月21日
21180M-21-0721.jpg

2021年9月16日
21180M-21-0916.jpg

2021年12月8日
21180M-21-1208.jpg

2022年4月19日
21180M-22-0419.jpg

2022年6月2日
21180M-22-0602.jpg

2022年7月18日
21180M-22-0718.jpg

2022年8月7日
21180M-22-0807.jpg

2022年8月中旬、「エヴパチー・コロヴラト」『アルマーズ』造船所の岸壁を離れ、同じサンクトペテルブルク市内の『バルト工場』へ曳航されて行きました。
21180M.jpg
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは最終艤装を行なう]

「エヴパチー・コロヴラト」は、『バルト工場』で上部のマストなどを取り付ける最終艤装工事を行ないました。
22-0817d.jpg
22-1215e.jpg

2022年12月中旬にフィンランド湾へ出航し、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始しました。
『マリントラフィック』より
【砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」】

ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは最終艤装を行なう

21180M1.jpg
21180M2.jpg
21180M3.jpg
2022年8月中旬、サンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で建造中の砕氷船「「エヴパチー・コロヴラト」は造船所の岸壁を離れました。



22-0817c.jpg
プロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」は、2018年12月12日にサンクトペテルブルク『アルマーズ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは起工された]

プロジェクト21180Mは、プロジェクト21180(イリヤー・ムーロメツ)を小型化した砕氷船であり、基本的な機能は同一です。

プロジェクト21180砕氷船(イリヤー・ムーロメツ)
21-0104d.jpg

プロジェクト21180M砕氷船
18-1213h.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」は2020年11月20日に造船台を出た後、浮きドックへ移されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]

浮きドック上の「エヴパチー・コロヴラト」(2020年11月22日)
21180M-20-1122a.jpg
21180M-20-1122b.jpg

2020年12月末に浮きドックから進水しました。

2020年12月28日
21-0104b.jpg

進水後は『アルマーズ』造船所の岸壁で艤装工事が続けられました。

2021年4月4日
21180M-21-0404.jpg

2021年7月21日
21180M-21-0721.jpg

2021年9月16日
21180M-21-0916.jpg

2021年12月8日
21180M-21-1208.jpg

2022年4月19日
21180M-22-0419.jpg

2022年6月2日
21180M-22-0602.jpg

2022年7月18日
21180M-22-0718.jpg

2022年8月7日
21180M-22-0807.jpg

2022年8月中旬、「エヴパチー・コロヴラト」『アルマーズ』造船所の岸壁を離れ、同じサンクトペテルブルク市内の『バルト工場』へ曳航されて行きました。
21180M.jpg

「エヴパチー・コロヴラト」『バルト工場』で上部のマストなどを取り付ける最終艤装を行ない、その後、洋上試験を開始します。
22-0817d.jpg

ロシア海軍の為の新たな砕氷船の建造は続けられる

22-0107b.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2022年1月7日9時0分配信
【ロシア海軍は砕氷クラス艦の装備を継続する】

北極ゾーンの積極的な開発、北方海上航路の機能面の安全保障、北極の国内水路調査を考慮し、ロシア海軍自身の砕氷艦及び砕氷クラスの支援船の装備を含む軍事造船の重要なセグメントは、2022年及び近い将来の開発の優先事項である。

ロシア海軍総司令部は、北方艦隊の新たな砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」の初年の運用経験を分析した。

この経験は、砕氷船の設計で設定された特性の有効性を完全に証明した。
砕氷クラスを有する多機能後方支援船「エリブルス」の乗組員は、任務を効率的に遂行した。
この船は、北極グループの包括的な支援の問題を高クオリティで解決する能力を証明した。

現在、企業『アドミラルティ造船所』では、北極ゾーン汎用哨戒艦「イワン・パパーニン」の建造が進められており、そしてサンクトペテルブルク造船商会『アルマーズ』プロジェクト21180M砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」を建造しており、2022年に海軍へ加入する。
これらの艦の設計と建造には、国内の革新的な解決策が数多く導入されている。




プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。

先代「イリヤー・ムーロメツ」(プロジェクト97K)
(1965年12月28日就役、太平洋艦隊配備、1993年6月30日除籍)
15-0423b.jpg
15-0423c.jpg

「イリヤー・ムーロメツ」は、2018年以降、毎年北方艦隊北極遠征へ同行しています。
[ロシア北方艦隊第7次北極圏遠征(2018年8月-10月)]
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]

2018年12月12日にはプロジェクト21180を小型化したプロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」が起工され、2020年11月20日に進水、現在艤装中です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]
22-0107a.jpg
「エヴパチー・コロヴラト」は2022年の就役が予定されており、就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

これとは別に、砕氷船としての機能も併せ持つプロジェクト23500哨戒艦の1番艦「イワン・パパーニン」が2017年4月19日に起工され、2019年10月25日に進水し、現在艤装中です。
22-0107c.jpg
[ロシア海軍の為のプロジェクト23550砕氷哨戒艦イワン・パパ―ニンはサンクトペテルブルクで進水した]

2番艦「ニコライ・ズーボフ」は2019年11月27日に起工されています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト23550砕氷哨戒艦ニコライ・ズーボフはサンクトペテルブルクで起工された]

「イワン・パパ―ニン」は2023年、「ニコライ・ズーボフ」は2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。
[2隻のプロジェクト23550(イワン・パパーニン型)砕氷哨戒艦は2023~2024年にロシア海軍へ引き渡される]

この他、砕氷能力を有するプロジェクト23120多機能後方支援船の1番船「エリブルス」が2018年4月9日に就役し、北方艦隊へ配備されています。
22-0107d.jpg
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2番船「フセヴォロド・ボブロフ」は2021年8月21日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
[最新鋭多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフはロシア海軍へ就役した]

ロシア海軍は砕氷船の建造を続ける

21-0104d.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年1月3日12時0分配信
【ロシア海軍は砕氷クラス艦の装備を継続する】

北極ゾーンの積極的な開発、北方海上航路の機能面の安全保障を考慮し、ロシア海軍自身の砕氷艦及び砕氷クラスの支援船の装備を含む軍事造船の重要なセグメントは、2021年及び近い将来の開発の優先事項である。

ロシア海軍総司令部は、北方艦隊の新たな砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」の初年の運用経験を分析した。
この経験は、砕氷船の設計で設定された特性の有効性を完全に証明した。
2020年9月~10月、砕氷船は、北方海上航路の殆ど全てのルートにおいて、与えられた課題を成功裏に果たした。
砕氷クラスを有する多機能後方支援船「エリブルス」の乗組員は、任務を効率的に遂行した。
この船は、北極グループの包括的な支援の問題を高クオリティで解決する能力を証明した。

現在、企業『アドミラルティ造船所』では、北極ゾーン汎用哨戒艦「イワン・パパーニン」の建造が進められており、そしてサンクトペテルブルク造船商会『アルマーズ』プロジェクト21180M砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」を建造しており、2022年に海軍へ加入する。
これらの艦の設計と建造には、国内の革新的な解決策が数多く導入されている。




プロジェクト21180ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、2017年11月30日にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備されました。
[新型砕氷船イリヤー・ムーロメツ、ロシア海軍へ就役(2017年11月30日)]
[ロシア海軍の新型砕氷船イリヤー・ムーロメツは北方艦隊基地へ到着した]

海軍向けの砕氷船は、ソヴィエト連邦時代の1960年代(1960年~1970年)にプロジェクト97砕氷船が8隻建造されて以来、ほぼ50年ぶりとなります。

「イリヤー・ムーロメツ」は、2018年以降、毎年北方艦隊北極遠征へ同行しています。
[ロシア北方艦隊第7次北極圏遠征(2018年8月-10月)]
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]

2018年12月12日にはプロジェクト21180を小型化したプロジェクト21180M砕氷船の1番船「エヴパチー・コロヴラト」が起工され、2020年11月20日に進水しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型砕氷船エヴパチー・コロヴラトは造船台を出た]
21-0104b.jpg
「エヴパチー・コロヴラト」は2022年の就役が予定されており、就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

これとは別に、砕氷船としての機能も併せ持つプロジェクト23500哨戒艦の1番艦「イワン・パパーニン」が2017年4月19日に起工され、2019年10月25日に進水し、現在艤装中です。
21-0104c.jpg
[ロシア海軍の為のプロジェクト23550砕氷哨戒艦イワン・パパ―ニンはサンクトペテルブルクで進水した]

2番艦「ニコライ・ズーボフ」は2019年11月27日に起工されています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト23550砕氷哨戒艦ニコライ・ズーボフはサンクトペテルブルクで起工された]

「イワン・パパ―ニン」は2023年、「ニコライ・ズーボフ」は2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。
[2隻のプロジェクト23550(イワン・パパーニン型)砕氷哨戒艦は2023~2024年にロシア海軍へ引き渡される]

この他、砕氷能力を有するプロジェクト23120多機能後方支援船の1番船「エリブルス」が2018年4月9日に就役し、北方艦隊へ配備されています。
20-1221b.jpg
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]