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ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年7月4日12時41分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は艦上航空隊の航空機の受け入れを開始した-情報筋】
モスクワ、7月4日、インタファクス-AVN

遠距離航海を準備中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、長期の中断の後に初めて北方艦隊海軍航空隊第279独立艦上戦闘機航空連隊からの艦上航空隊の航空機の受け入れを開始した。
月曜日、 『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』は消息筋より伝えられた。

「土曜日、第279独立艦上戦闘機航空連隊の航空機の最初のペア~大型の1機(Su-33)と小型の1機(Su-25UTG)は、航空母艦の甲板への着艦を行ないました。
近い内に、同航空連隊の他の航空機も到着するでしょう」

対談者は説明した。

「近日中にはクリミアから航空母艦へ戦闘機MiG-29KRが到着し、試験を行ないます」
彼は指摘した。

以前、第279独立艦上戦闘機航空連隊の7機の航空機と飛行士は、北方艦隊の飛行場の1つからクリミアへの飛行を行ない、地上試験訓練複合体(航空隊)「ニートカ」で訓練を実施した。
第279独立艦上戦闘機航空連隊の軍備は航空機Su-33及びSu-25UTGから成る。

伝えられたように、7月半ばにはクリミアから北方へ、新たに編成された第100独立艦上戦闘機航空連隊の標準装備である4機の航空機MiG-29KRが移動飛行を行なう。

1ヶ月に渡り、2個連隊の飛行士は、航空母艦の甲板で発着艦訓練を行なう。
その後、同艦は修理を完了する為に第35艦船修理工場(『統合造船業営団』の構成に含まれている艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』)へ戻り、飛行士は休暇へ入る。

10月中旬頃、「アドミラル・クズネツォフ」は遠距離航海へ向かい、それが完了すると2017年初頭から2年間に渡る修理と近代化が始まる。

海上へ行く航空母艦の艦上には、2個航空連隊~第279独立艦上戦闘機航空連隊及び第100独立艦上戦闘機航空連隊が配備される。
最新戦闘機MiG-29KRMiG-29KUBRは、最近に軍備採用された。

データによると、第100航空連隊の機体の大部分は、現在、新たな複合体ニートカが建設されているエイスク(クラスノダール地方)に居る。
公式データによると、この複合体は、今年末までに訓練飛行の為の技術的準備が整う。

以前、 『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』が消息筋より伝えられたように
「クリミアと共にサキの複合体ニートカがロシアへ戻っても、MiG-29の戦列飛行士の訓練へ注意を払う事は出来ず、更に1年開始が遅れるかもしれません」

以前、「アドミラル・クズネツォフ」は数度に渡り地中海で任務を遂行した。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

その後、ムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンスと修理(技術的準備状態の回復)が行なわれました。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

ただ、一部のMiG-29K/MiG-29KUBは、クリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ進出して訓練を行なっているようです。



以前からの搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末から6月下旬までクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


「アドミラル・クズネツォフ」は6月15日に第35艦船修理工場の岸壁を離れ、コラ湾(セヴェロモルスク沖泊地)へ進出しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはムルマンスク修理工場岸壁を離れ、コラ湾へ進出した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは海上での訓練後にムルマンスク艦船修理工場へ戻る]

6月21日、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海へ出航し、対空防衛演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはバレンツ海へ出航し、対空防衛演習を行なった]

7月1日、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海で搭載機の飛行訓練を開始しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]


「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月以降に地中海東部へ行く]

地中海東部へ進出した「アドミラル・クズネツォフ」は、シリア領内のISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加します。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月から2017年1月までISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加する]

地中海東部への遠征の準備の為、「アドミラル・クズネツォフ」乗組員の訓練も進められています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征の準備を行なっている]

「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機部隊の訓練も進められており、7月2日には艦上戦闘機Su-33艦上練習機Su-25UTGが初めて着艦しました。
今後は、Su-33Su-25UTGの他に、ロシア南西部エイスクで錬成訓練を行なった艦上戦闘機MiG-29KR/KUBRも参加する事になります。


今年10月以降の地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。
同艦の近代化改装も、ムルマンスク第35艦船修理工場で実施される事になります。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]

ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった

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『タス通信』より
2016年7月1日8時25分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」で航空隊の訓練飛行が始まった】
モスクワ、7月1日/タス通信

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」での航空群の試験は、今朝からバレンツ海で始まった。
タス通信ロシア連邦海軍総司令部の情報提供者より伝えられた。

「訓練飛行は始まりました」
対談者は話したが、如何なる航空機が飛行を開始したのかについては明らかにしなかった。

彼は、巡洋艦の甲板での着艦と発艦に先行して艦の上空でのフライトが行なわれると説明した。
これは、戦闘機および航空母艦の全てのシステムの点検の為、更には、海洋条件への飛行士の適応の為に必要な事である。

4月末、北方艦隊艦上航空隊の飛行士は、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の甲板の寸法と形状を完全に複製した地上訓練複合体ニートカで訓練を行なう為、クリミア半島へ到着した。
クリミアサキ市には、約10機の艦上戦闘機Su-33及び航空機Su-25UTGが到着した。


以前、ロシア連邦国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは、同艦の更新された航空グループの試験は7月1日以降に開始しなければならないと述べた。

最近まで「クズネツォフ」は、技術的準備状態の回復を行なう為、ムルマンスク第35艦船修理工場に居た。
艦の倉庫(格納庫)は、新たな種類の航空兵器(註:艦上戦闘機MiG-29K)により近代化される。

軍事外交筋は、今秋に「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は新たな航空機~艦上機MiG-29K/KUBと共に地中海東部へ向かうだろうとタス通信へ伝えた。
防衛産業企業体の情報提供者は、ロシア唯一の航空母艦は、遠距離航海から戻った後の2017年第1クオーター(1~3月)に近代化の開始が計画されているとタス通信へ話した。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

その後、ムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンスと修理(技術的準備状態の回復)が行なわれました。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末から6月下旬までクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

ただ、一部のMiG-29K/MiG-29KUBは、クリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ進出して訓練を行なっているようです。



「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月以降に地中海東部へ行く]

「アドミラル・クズネツォフ」は6月15日に第35艦船修理工場の岸壁を離れ、コラ湾(セヴェロモルスク沖泊地)へ進出しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはムルマンスク修理工場岸壁を離れ、コラ湾へ進出した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは海上での訓練後にムルマンスク艦船修理工場へ戻る]
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6月21日、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海へ出航し、対空防衛演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはバレンツ海へ出航し、対空防衛演習を行なった]

そして7月1日、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海で搭載機の飛行訓練を開始しました。

どの航空機が飛行訓練を行なったのかまでは明らかにされていませんが、おそらくは、6月末にクリミア半島での訓練を終えた第279艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機Su-33でしょう。

今後は第100艦上戦闘機航空連隊艦上戦闘機MiG-29Kの飛行訓練も行なわれることになるでしょう。


今年10月以降の地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。
同艦の近代化改装も、ムルマンスク第35艦船修理工場で実施される事になります。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]

ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはバレンツ海へ出航し、対空防衛演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年6月21日18時50分配信
【重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」乗組員は対空防衛演習を実施する】

バレンツ海の戦闘訓練射爆場で計画任務を遂行している北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、対空防衛演習を行なった。

錬成任務の試験実施要素の枠組みにおいて、乗組員は仮想敵の空中攻撃手段からの攻撃の撃退へ取り組み、模擬標的へ及び高射ミサイルを発射した。

数日中に重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の乗組員は、バレンツ海において無線機器複合体を使用する一連の戦闘演習を第45航空・防空軍の航空隊と協同で実施する。

更には、コラ多種戦力小艦隊との合同演習への取り組みが行なわれる。

乗組員の訓練の為に、巡洋艦のダメージコントロールを行なう海上での艦内演習が実施され、この間に船員は、応急班の一員としての行動の様々な初歩を学ぶ。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
16-0525i.jpg
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

その後、ムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンスと修理(技術的準備状態の回復)が行なわれました。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

「アドミラル・クズネツォフ」は6月下旬には完了し、その後、艦の点検のためにバレンツ海へ出航し、それが終わった後に新たな艦載機の発着試験も行われます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月下旬にバレンツ海へ出航する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月以降に地中海東部へ行く]

「アドミラル・クズネツォフ」は、以前に報じられた通り、6月15日に第35艦船修理工場の岸壁を離れ、コラ湾(セヴェロモルスク沖泊地)へ進出しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月15日にムルマンスク艦船修理工場を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはムルマンスク修理工場岸壁を離れ、コラ湾へ進出した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは海上での訓練後にムルマンスク艦船修理工場へ戻る]
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そして6月21日、「アドミラル・クズネツォフ」バレンツ海へ出航し、先ず初めに対空防衛演習を実施しました。
今回の記事を見る限り、この演習では、「アドミラル・クズネツォフ」の全ての対空兵器(高射ミサイル「キンジャール」、高射ミサイル砲「コールチク」、AK-630M 30mmガトリング砲)が使用されたようです。

今後も「アドミラル・クズネツォフ」は、バレンツ海ロシア航空宇宙軍との合同演習、北方艦隊コラ小艦隊の艦艇との演習、艦内でのダメージコントロール演習などを行ないます。


今年10月以降の地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。
同艦の近代化改装も、ムルマンスク第35艦船修理工場で実施される事になるようです。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]

ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは海上での訓練後にムルマンスク艦船修理工場へ戻る

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『タス通信』より
2016年6月15日13時50分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」は試験後に修理を続ける為に基地へ戻る】
ムルマンスク、6月15日/タス通信特派員イリヤ・ヴィノグラードフ

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、海上へ出て試験を実施した後、修理作業を継続する為、ムルマンスク艦船修理工場の常駐停泊所へ戻る。
『タス通信』は、合資会社『艦船修理センター・ズヴェズドーチカ』支所『第35艦船修理工場』広報サービスより伝えられた。

「試験完了後、重航空巡洋艦アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフは、修理作業の第2段階を続ける為、支所の領域へ戻ります」
工場
は伝えたが、その開始時期については明らかにしなかった。

本日(6月15日)、航空母艦は、戦闘準備状態回復の第1段階を完了後、艦船修理工場の水域を去った。

同艦の技術的準備状態の回復中に『第35艦船修理工場』は、巡洋艦メインボイラー、タービン、ディーゼル発電機の修理作業、更には発着甲板の床覆い塗装の復旧を実施した。
現在、同艦はコラ湾セヴェロモルスク泊地へ進出し、技術的準備状態を確認する為にバレンツ海への出航準備を続けている。

先だって『タス通信』北方艦隊広報サービスより伝えられたように、ロシア海軍旗艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は今週末に海へ出て、戦闘訓練活動を実施する。

「近い内に航空巡洋艦の乗組員は、計画された技術的準備状態の回復中に修復された各機構と機器装置の点検を行ない、その後に海へ出ます」
広報サービスは伝えた。

艦隊は、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行士は、クリミアシミュレータ『ニートカ』へ滞在し、既に航空母艦上での飛行訓練へ取り組んでいる事を付け加えた。
しかしながら、同艦の最初の出航の際に海洋飛行士の参加は無い。

「アドミラル・クズネツォフ」は、昨年秋以降、技術的準備状態の回復が実施されていた。
夏にはバレンツ海で更新された航空群の試験を行なう。

タス通信の軍事外交筋によると、航空巡洋艦は今秋には地中海東部へ向かうだろう。
2017年第1クオーター(1~3月)には「クズネツォフ」の近代化が開始されるだろう。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

その後、ムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンスと修理(技術的準備状態の回復)が行なわれました。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
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[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

「アドミラル・クズネツォフ」は6月下旬には完了し、その後、艦の点検のためにバレンツ海へ出航し、それが終わった後に新たな艦載機の発着試験も行われます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月下旬にバレンツ海へ出航する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月以降に地中海東部へ行く]


その「アドミラル・クズネツォフ」は、以前に報じられた通り、6月15日に『第35艦船修理工場』の岸壁を離れ、コラ湾(セヴェロモルスク沖泊地)へ進出しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月15日にムルマンスク艦船修理工場を去る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはムルマンスク修理工場岸壁を離れ、コラ湾へ進出した]
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「アドミラル・クズネツォフ」コラ湾(セヴェロモルスク沖泊地)へ進出した後、『第35艦船修理工場』は、同艦が海上での試験と訓練を終えた後、また同工場へ戻り、残りの修理作業(第2段階)を行なうことを明らかにしました。

修理作業の第2段階の具体的な内容は明らかにされていませんが、今回の記事を見る限り、既に完了した第1段階において、機関部(ボイラー、タービン機関)の修理は終わっているようです。


今年10月以降の地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。
同艦の近代化改装も、ムルマンスク第35艦船修理工場で実施される事になるようです。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフはムルマンスク修理工場岸壁を離れ、コラ湾へ進出した

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『タス通信』より
2016年6月15日11時36分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」は修理後にコラ湾泊地へ向かった】
モスクワ、6月15日/タス通信

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、ムルマンスク第35艦船修理工場で行なわれていた修理を完了した後、コラ湾泊地への移動を始めた。
水曜日、タス通信ロシア連邦国防省の情報提供者より伝えられた。

「航空母艦アドミラル・クズネツォフは、本日、海上への出航の準備作業を行なう為、コラ湾のセヴェロモルスク水域へ進出しました」
対談者は説明した。

タス通信は、この情報を公式に確認していない。

以前、防衛産業企業体の情報提供者は、巡洋艦が6月15日に艦船修理工場の領域を去ると述べた。

「アドミラル・クズネツォフ」は、昨年秋以降、技術的準備状態の回復が実施されていた。
夏にはバレンツ海で更新された航空群の試験を行なう。

タス通信の軍事外交筋によると、航空巡洋艦は今秋には地中海東部へ向かうだろう。
2017年第1クオーター(1~3月)には「クズネツォフ」の近代化が開始されるだろう。


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年6月15日10時36分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は修理後に泊地へ出た】

こちらは「造船業界の情報提供者」の談話ですが、言っている内容は大体同じです。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
16-0525i.jpg
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

その後、ムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンスと修理(技術的準備状態の回復)が行なわれました。
16-0615e.jpg
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
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[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

「アドミラル・クズネツォフ」は6月下旬には完了し、その後、艦の点検のためにバレンツ海へ出航し、それが終わった後に新たな艦載機の発着試験も行われます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月下旬にバレンツ海へ出航する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月以降に地中海東部へ行く]


その「アドミラル・クズネツォフ」は、以前に報じられた通り、6月15日に第35艦船修理工場の岸壁を離れ、コラ湾(セヴェロモルスク沖泊地)へ進出しました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月15日にムルマンスク艦船修理工場を去る]
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今年10月以降の地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。
同艦の近代化改装も、ムルマンスク第35艦船修理工場で実施される事になるようです。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月15日にムルマンスク艦船修理工場を去る

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『タス通信』より
2016年6月7日13時5分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」は6月15日にムルマンスクの艦船修理工場を去る】
モスクワ、6月7日/タス通信

ロシアで唯一の航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は6月15日にムルマンスク第35艦船修理工場を去る。
タス通信は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「クズネツォフは6月15日にムルマンスク泊地へ進出します。
この時点で、修理と技術的準備状態の回復は完了します」

対談者は話した。
彼によると、同艦は「遠距離大洋ゾーン」で勤務する為の準備が完全に整っている。

タス通信は、この情報を公式に確認していない。

以前、6月20日以降に「クズネツォフ」バレンツ海へ進出し、7月1日以降に艦は更新された航空群の試験を開始しなければならないと報じられた。

タス通信の軍事外交筋によると、航空巡洋艦は今秋には地中海東部へ向かうだろう。
2017年第1クオーター(1~3月)には「クズネツォフ」の近代化が開始されるだろう。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
16-0525i.jpg
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

現在はムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンス(技術的準備状態の回復)中です。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
16-0323c.jpg
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

「アドミラル・クズネツォフ」は6月下旬には完了し、その後、艦の点検のためにバレンツ海へ出航し、それが終わった後に新たな艦載機の発着試験も行われます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月下旬にバレンツ海へ出航する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月以降に地中海東部へ行く]

今回の記事によると、「アドミラル・クズネツォフ」は6月15日には第35艦船修理工場の岸壁を離れ、泊地へ進出するとの事です。


地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月下旬にバレンツ海へ出航する


『タス通信』より
2016年5月12日11時26分配信
【情報筋:「アドミラル・クズネツォフ」は修理後の6月下旬に出航する】
モスクワ、5月12日/タス通信

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は修理後の6月下旬に出航する。
タス通信防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「6月20日までに同艦の全ての機構と設備、航空機とヘリコプターの駐留・発着艦支援設備、更には動力複合体、艦内居住保障システムの修復完了が計画されています。
6月20日以降、クズネツォフは技術的準備状態を確認する為の試験にバレンツ海へ一週間出航します」

対談者は話した。

彼は、乗組員が同艦の全てのシステム及び複合体の点検を行ない、7月1日から「クズネツォフ」航空機およびヘリコプターの発着艦の準備が整うと説明した。

タス通信は、この情報を公式に確認していない。

今、「クズネツォフ」ムルマンスク第35艦船修理工場に在る。
ロシア連邦国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは、同艦の更新された航空グループの試験は7月1日以降に開始しなければならないと述べた。

4月初頭に軍事外交筋タス通信へ、今秋に「クズネツォフ」地中海東部へ向かうと伝えた。
その航空グループの構成には、未だ艦上には常時配置されていない新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBが含まれる。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

現在はムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンス(技術的準備状態の回復)中です。
16-0401b.jpg
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋(9月-10月)に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]


「アドミラル・クズネツォフ」は、今年末から近代化改装の開始が予定されており、地中海遠征は、その前に実施される事になります。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2016年末から始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
16-0323c.jpg
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]


5月初頭、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、「アドミラル・クズネツォフ」「新たな航空グループ」(艦上戦闘機MiG-29K/KUBなど)の試験が7月1日以降に始まると述べました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる]


今回の記事に登場する「防衛産業企業体」の(匿名の)情報提供者によると、「アドミラル・クズネツォフ」の修理は6月20日までに完了し、その後、点検のためにバレンツ海へ出航するとの事です。
先ず同艦自体の点検を行ない、その後(7月1日以降)に艦上機の発着試験が行われるようです。

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる


『タス通信』より
2016年5月4日11時48分配信
【ショイグ:更新される「クズネツォフ」航空グループの試験は7月1日以降に開始しなければならない】
モスクワ、5月4日/タス通信

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の更新された航空グループの試験は7月1日以降に開始しなければならない。
ロシア連邦国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは表明した。

「2016年7月1日には、巡洋艦へ配置される航空機とヘリコプターの準備が整っていなければなりません」
ショイグ
は軍当局の電話会議で話した。

国防相は「戦闘任務を果たす為の準備」重航空巡洋艦「重要な課題」である事を強調した。

以前、「クズネツォフ」ムルマンスク第35艦船修理工場で技術的準備状態の回復を行なっていると伝えられた。
ロシア海軍総司令部の情報提供者がタス通信へ話したように、同艦の倉庫(格納庫)は、新たな種類の航空兵器(註:艦上戦闘機MiG-29K)により近代化される。

4月初頭に軍事外交筋タス通信へ、今秋に「クズネツォフ」地中海東部へ向かうと伝えた。
その航空グループの構成には、未だ艦上には常時配置されていない新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBが含まれる。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

現在はムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンス(技術的準備状態の回復)中です。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋(9月-10月)に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]


「アドミラル・クズネツォフ」は、今年末から近代化改装の開始が予定されており、地中海遠征は、その前に実施される事になります。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2016年末から始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
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[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]


そして今回、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、「アドミラル・クズネツォフ」新たな航空グループの試験が7月1日以降に始まると述べています。
つまり、艦上戦闘機MiG-29K/KUB第100独立艦上戦闘機航空連隊「アドミラル・クズネツォフ」での発着試験を開始するという事です。

ショイグ国防相「ヘリコプター」にも言及していますが、近代化改装された艦上対潜ヘリコプターKa-27Mも搭載されるかもしれません。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフにイスラム教徒乗員の為のモスクが設置される

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年4月1日10時12分配信
【ロシア唯一の航空巡洋艦にモスクが現れる】

ロシア唯一の航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」にモスクが現れる。
同艦の乗組員の構成には、約50名のイスラム教徒が含まれる。


「航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフでは、様々な民族の約50名のイスラム教徒が勤務しており、代表的なのは白人、バシキール人、タタール人です。
同艦の司令部は、軍事航海中に礼拝の慣習を実行する為、艦内へイスラム教徒用の礼拝室を置く合意を締結しました」
ロシア連邦イスラム教徒管理教会
のサイトでは、こう述べられた。

現在までに「アドミラル・クズネツォフ」は、その艦内に光栄の聖母マリア海上教会を有している。
教会は2005年7月に艦へ贈られた。

「アドミラル・クズネツォフ」は、ロシア連邦海軍で唯一の水平離着陸航空機の艦上への搭載が可能な艦である。

重航空巡洋艦は、黒海造船工場の船台で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に北方艦隊へ加入した。

以前、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ1等海佐(註:現在は少将に昇進)は、「アドミラル・クズネツォフ」が2016年末に新たな航空機を使用する為の近代化を行なうと発表した。
新たな航空団には、彼が言及していなかった戦闘機MiG-29Kや他の航空機が含まれる。

昨年、「アドミラル・クズネツォフ」は5月から8月までムルマンスク州ロスリャコヴォ第82艦船修理工場でドック修理を行なった。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

現在はムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンス(技術的準備状態の回復)中です。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)夏に地中海への遠征が計画されています。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2016年夏に地中海へ行く]

記事文末で触れられているように、今年1月、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が2016年末から開始されると発言しています。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2016年末から始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、既に新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)が納入されています。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]


その「アドミラル・クズネツォフ」には、この度、イスラム教徒乗員の為、艦内にイスラム教礼拝室が設置される事になりました。

「アドミラル・クズネツォフ」イスラム教徒乗員は約50名であり、乗組員総数1960名の2.5パーセント程度ですが、彼等は、航海中~例えば地中海東部への長期航海~でも欠かさず礼拝を行なえるようになります。

ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年1月22日21時54分配信
【重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」乗組員は艦の25周年を祝った】

本日(1月22日)、北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、艦への海軍旗初掲揚25周年に捧げられる祝賀式典を開催した。

現在、巡洋艦ムルマンスクの常駐停泊地に居る。
艦は技術的準備状態を回復する為の計画措置を実施している。
その完了後、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は一連の任務を遂行し、航空連隊の乗員とバレンツ海北方艦隊の射爆場で新たな機材の試験へ取り組む。

記念日の船員を祝福する為、艦の退役将兵、最初の乗員メンバー、ロシアの都市の市庁の代表、巡洋艦の後援者が到着した。
後援者による贈り物-モスクワ州ドミトロフ地区のアパートは、巡洋艦の艦長の決断により、何れかの将兵へ割り当てられる。

祝賀会合の後に航空母艦の航空機格納庫で将兵が表彰され、乗組員の為に北方艦隊の歌と踊りのアンサンブルとモスクワ州のアーチストグループによるコンサートが開催された。

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」ロシアで唯一の航空巡洋艦であり、重甲板戦闘機Su-33及び艦載対潜ヘリコプターKa-27の搭載が可能であり、世界の艦で唯一、北極圏緯度で戦闘機飛行士が艦上から空中へ上がっている。
巡洋艦の甲板機発展により、北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士6名(T.アパキージェ、I.ボホンコ、V.ドゥボヴォイ、I.コジン、P.クレトフ、I.マトコフスキー)へロシア連邦英雄の称号が授与された。

艦は1982年9月1日に黒海造船工場の造船台で起工された。
進水は1985年12月4日であった。
1991年1月20日、航空巡洋艦へ初めて海軍旗が揚げられた。

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」はユニークな寸法を有している。
甲板の全長は306メートル、幅は75メートル、高さは約60メートルであり、20階建てのビルの高さに相当する。
艦の排水量は60000トンに近い。
巡洋艦の廊下の長さの合計は16キロメートル以上になる。

艦は、大西洋及び地中海への7度の遠距離航海任務を成功裏に果たした。
1995-1996年、2004年、2005年、2007-2008年、2008-2009年、2011-2012年、2013-2014年。

巡洋艦セルゲイ・アルタモノフ1等海佐が指揮する。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

プロジェクト11435重航空巡洋艦「リガ」は、1982年9月1日に黒海沿岸のニコラエフ南造船所(黒海造船工場)で起工され、1985年12月4日の進水時には「レオニード・ブレジネフ」と改名されていました(1982年11月26日に改名)。


1989年10月から洋上試験が始まり、艦上戦闘機Su-27K、MiG-29K、そして練習機Su-25UTGの発着艦試験も実施されましたが、この時には「トビリシ」と改名されていました(1987年8月11日に改名)。


1990年10月4日には「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ)と改名されました。
1990年12月25日に受領-引渡証書へ署名され、ソ連海軍へ納入されました。
1991年1月20日、重航空巡洋艦「ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ」は海軍旗初掲揚式典を開催し、赤旗北方艦隊へ編入、正式にソ連海軍へ就役しました。
この日(海軍旗初掲揚式典の開催日)が「アドミラル・クズネツォフ」の「就役記念日」となります。

1991年12月に黒海沿岸セヴァストーポリから北方艦隊基地ヴィジャエヴォ(ウラグバ)へ回航されました。
(12月1日出港、12月24日到着)
[エクソダス~空母クズネツォフ回航~(1991年12月)]
[1993年のウラグバ基地]

1994年9月15日には有翼ミサイル「グラニート」の発射試験を行なっています。


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の最初の遠距離航海が行なわれたのは1995年12月-1996年3月でしたが、帰港後は予算不足で満足に整備も修理も出来ず、以後、2000年代前半までは遠距離航海を行なう事が出来ませんでした。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]

2000年代初頭に修理が行なわれ、2004年9月20日から11月1日まで大西洋への遠距離航海を実施しました。
[クズネツォフ復帰まで~1990年代末~2004年~]

翌2005年8月にも北東大西洋への遠距離航海を行ないました。

2007年12月初頭には12年ぶりの地中海への遠距離航海へ出発しました。
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]

2008年以降も3度に渡り地中海への遠距離航海を行なっています。
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港)]

7度目の遠距離航海の後、「アドミラル・クズネツォフ」は2015年5月-8月にロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

2016年1月20日、「アドミラル・クズネツォフ」は就役25周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは就役25周年を迎えた]

そして、その2日後の1月22日に就役記念式典が開催されました。

現在、「アドミラル・クズネツォフ」ムルマンスク工場で整備・修理(技術的準備状態の回復)中であり、それが終わればバレンツ海へ出航し、「新たな機材」-艦上戦闘機MiG-29Kの試験を行ないます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

「アドミラル・クズネツォフ」は今年(2016年)末から近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2016年末から始まる]