ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年3月18日5時7分配信
【日本海で太平洋艦隊の艦の乗組員は仮想敵潜水艦の捜索、探知、破壊の任務へ成功裏に取り組んだ】

太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」で構成される太平洋艦隊打撃艦グループは、艦隊海軍航空隊対潜航空機Tu-142と連携して、仮想敵潜水艦を捜索し、それを破壊する複合任務へ取り組んだ。
仮想敵の役割は、その静粛性から「ブラックホール」と呼ばれている太平洋艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「ワルシャワンカ」級が務めた。

対潜任務の遂行中に航空機Tu-142は仮想敵潜水艦を探知し、ソノブイの場所を表示し、その後、打撃艦グループ司令部へ座標を転送した。

追跡中の海域で艦は対潜機動へ取り組み、演習機雷源から抜け出し、仮想敵潜水艦の探知と分類の為の複合活動を行なった。
その後、探知された潜水艦は、艦の反応爆弾装置と魚雷兵器により仮想破壊された。
射撃は、本物の(弾頭を外した)弾薬により、必要な安全性を最大限に遵守して行なわれた。



ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月初頭には地中海東部へ入り、シリア沖へ展開しました。

2016年6月には極東へ戻り、オホーツク海の演習へ参加した後、7月18日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは長期航海を終えてウラジオストクへ帰港した]

その後はウラジオストクで整備が行なわれていたようであり、2017年2月7日に戦闘訓練の為、出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは海上戦闘訓練の為に出航した]

2月9日に対空戦闘訓練を行ないました。
この時、東方軍管区(おそらくは沿海地方第22戦闘機航空連隊)所属の戦闘機Su-35Sが仮想敵役を務めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦闘機Su-35と対空戦闘訓練を行なった]

2月13日にはピョートル大帝湾で対地、対艦、対空砲撃訓練を実施しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

その後、「ワリャーグ」は一旦ウラジオストクへ帰港したようですが、3月6日に太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ提督や太平洋艦隊司令部要員を乗せて再び訓練のために出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは太平洋艦隊司令官の座乗の下に海上での訓練を行なう]


太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した]

3月9日に再び出航して日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で砲撃訓練を行なった]


これまでは別々に海上訓練を行なっていた「ワリャーグ」「ブイストルイ」でしたが、3月18日には一緒に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。

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戦闘訓練にはソヴィエツカヤ・ガヴァニ近郊のカーメニ・ルチェイ基地に駐留する海軍航空隊対潜哨戒機Tu-142M3も参加し、更に、太平洋艦隊所属のプロジェクト877潜水艦(キロ級)が「敵役」を務めました。

どの潜水艦が敵役を務めたのかは明らかにされていませんが、近代化改装を終えて今年1月に復帰した「コムソモリスク・ナ・アムーレ」の可能性もあるでしょう。
[近代化改装を終えた潜水艦コムソモリスク・ナ・アムーレはロシア海軍太平洋艦隊へ再就役した]
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ロシア海軍太平洋艦隊の戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で砲撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年3月9日12時52分配信
【太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」は海上及び空中標的への砲射撃を実行した】

太平洋艦隊戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」は、第2錬成任務K-2の要素への取り組みの枠組みにおいて、海上及び空中標的への砲射撃を実行した。

艦隊の戦闘訓練計画に従い、日本海に位置する射爆場において、同艦の乗組員は、仮想敵の戦闘艦及び空中攻撃手段を模した目標への複合砲射撃を実行した。

艦載砲複合体AK-130からの実地射撃は、仮想敵の戦闘艦を模した曳航大型海上盾に対し、最大距離で実施された。

また、主砲中隊は、乗組員の直接の視認範囲外に在る浮標フィールド(仮想敵の沿岸砲中隊の役割を演じる)へ打撃を与えた。

速射砲複合体AK-630班は、小型目標からの攻撃の撃退と対空防衛の戦闘要素へ取り組んだ。
更に、戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」乗組員は、様々な艦内演習と訓練を実施した。



太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した]

そして3月9日、再び出航して日本海で砲撃訓練を行ないました。


[駆逐艦ソブレメンヌイ型]
[ソブレメンヌイ級全艦リスト]

プロジェクト956戦隊水雷艇(駆逐艦)は、1981年から1994年に掛けて17隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現在、稼動状態に在る艦は3隻です。
(太平洋艦隊「ブイストルイ」北方艦隊「アドミラル・ウシャコーフ」バルト艦隊「ナストーイチヴイ」)
この3隻の内、最近に遠洋航海を行なっているのは「ブイストルイ」のみです。


稼動艦3隻以外にも、一応は海軍籍に在る艦が3隻(太平洋艦隊「ブールヌイ」、「ベズボヤズネンヌイ」バルト艦隊「ベスパ―コイヌイ」)有りますが、「ベズボヤズネンヌイ」は2000年代初頭から予備役保管中、「ブールヌイ」はオーバーホールを中止して予備役編入、「ベスパ―コイヌイ」カリーニングラード造船所で博物館へ改装中であり、何れの艦も現役に復帰して海へ出る可能性はゼロです。

同時期に建造された他のロシア海軍水上戦闘艦プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦、プロジェクト1164ロケット巡洋艦、プロジェクト1155大型対潜艦は近代化改装を行ない、2020年代にも現役に留まりますが、プロジェクト956には近代化改装の計画は有りません。
[ロシア海軍は今後も巡洋艦を維持する]
[ロシア海軍のプロジェクト1155大型対潜艦(ウダロイ型)5隻は2022年までに近代化改装される]

現在、ロシア海軍の艦船の機関は、ガスタービンエンジンディーゼルエンジンが大半を占めており、燃料は双方とも軽油を使っています。

しかし、プロジェクト956駆逐艦と、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」のみは蒸気タービンエンジンであり、燃料は重油を使っています。
つまり、これらの艦の為にだけ別途に重油を用意する必要が有ります。

実質的には正規空母である「アドミラル・クズネツォフ」は近代化改装を行なって2020年代にも現役に留まりますがプロジェクト956は近代化してまで使い続けるだけの価値は無いとロシア海軍は見ているようです。

もしもプロジェクト956駆逐艦ガスタービン推進艦であったのならば、このような扱いは受けず、近代化改装も行われていたかもしれません・・・

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦オスリャービャの近代化改装は完了した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年3月8日9時9分配信
【『ダーリザヴォード』で修理された大型揚陸艦「オスリャービャ」は艦隊へ引き渡される】
ウラジオストク、3月8日-ロシア通信社ノーボスチ

大型揚陸艦「オスリャービャ」は、ウラジオストク株式会社・艦船修理センター『ダーリザヴォード』での修理を首尾よく終了し、太平洋艦隊へ引き渡される。
ロシア連邦国防相代理(国防次官)ユーリー・ボリソフは同社を訪れた際に報道陣へ伝えた。

「大型揚陸艦オスリャービャはダーリザヴォードでの修理を首尾よく終了し、艦隊へ引き渡されます。
現在、然るべき文書の仕上げが行なわれています」
ボリソフ
は話した。

彼は、同艦の就役期間が5年間延長されると説明した。

大型揚陸艦の艦長アレクセイ・シトフは、同艦の主要動力装置と電気機械部品は修復され、艦は新たな射撃管制電波位置特定ステーション(レーダー)「バギラ」、新たな淡水化装置、新たな排水処理システムを受け取ったと述べた。
修理中に大型揚陸艦の甲板と全ての居住区は、初めて現代的なポリマー材料で覆われた。

「オスリャービャ」は、艦上に強化戦車中隊(戦車12両あるいは歩兵戦闘車17両あるいは装甲兵員輸送車17両)と250名までの揚陸隊員を運ぶ事が可能である。
艦の自立航海期間は30日間である。
艦の兵装は、2基の口径57mmAK-725砲携帯高射ミサイル複合体「イグラ」である。



プロジェクト775大型揚陸艦BDK-101ポーランドグダニスク造船所で建造され、1981年12月19日にソ連海軍へ納入されました。
その後、太平洋艦隊へ配備されました。

1985~1986年にはインド洋で戦闘勤務に就きました。

1986年にはイエメンアデン港からのソ連民間人の避難作戦へ参加しました。

1990~1991年には再びインド洋で戦闘勤務に就きました。

1996年、1997年、1999年にはカムチャツカ半島への貨物輸送を行ないました。

2006年1月24日に「オスリャービャ」と命名されました。


2015年からウラジオストク『ダーリザヴォード』で近代化改装が行なわれ、2017年3月初頭までに完了しました。

今回の近代化改装で「オスリャービャ」には汎用射撃管制システムMR-123-02/3「バギラ」が搭載されました。
「バギラ」57mm砲対地攻撃用ロケット砲の射撃を管制します。
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「バギラ」は、バルト艦隊の同型艦である大型揚陸艦「カリーニングラード」にも搭載されています。

ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイは海上戦闘訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年3月1日4時27分配信
【太平洋艦隊の駆逐艦「ブイストルイ」は公海上で10回以上の戦闘演習を実施した】

太平洋艦隊戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」は、第2錬成任務(K-2)の海上要素へ成功裏に取り組んだ。
合計で同艦は10回以上の戦闘演習を実施した。

この数日中に艦隊海上射爆場で同艦の乗組員は、空中及び海上標的への砲射撃を実施し、電波電子妨害の実行下での演習、 核兵器・生物兵器・化学兵器の防護演習と艦の航行中の生存の為の闘い(ダメージコントロール)、狭い場所の通航と限られた視界の条件下での航行へ取り組んだ。

また、船員は水面からの人員救助活動へ取り組み、更に一連の対水中工作措置を実施した。

錬成任務K-2は、その意図する目的へ使用する為の艦の訓練、つまり艦の組織的な戦闘使用、兵装の使用である。
その枠組みにおいて、意図された任務を海上で遂行する為の乗組員と各艦艇の部品の準備の度合い、更には、様々な作戦-戦術情勢での単独での戦闘遂行が評価される。



太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)は、2015年11月2日にウラジオストクを出航してインドへ向かい、インド海軍との合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加しました。
2016年1月26日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

その後、2016年6月20日に宗谷海峡を東進し、7月10日に同海峡を西進しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡通過(2016年6月20日)]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦艇は宗谷海峡を西進した]

2016年10月15日にウラジオストクを出航してインドネシアへ行き、その後、11月21日までにウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]


そして2017年2月末から3月1日まで日本海で各種戦闘訓練を実施しました。


2017年2月上旬~中旬には太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が海上戦闘訓練を実施しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは戦闘機Su-35Sと対空戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ半島へ超音速対艦ミサイル"バスチオン"を配備した

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『イズベスチヤ』より
2017年2月22日0時1分配信
【カムチャツカの「バスチオン」は戦略艦「ボレイ」を護る】

沿岸ミサイル複合体は敵艦を破壊し、海洋揚陸部隊を阻止する。
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ロシア国防省カムチャツカへ最新の超音速沿岸ミサイル複合体「バスチオン」の最初の大隊を展開させた。
「バスチオン」の任務は、ロシア戦略ロケット艦「ボレイ」を潜在的な敵艦から保護する事に有る。
専門家によると、新たな複合体は、ロシアの国家安全保障を確保する為の重要な要素となる。

(ロシア)海軍総司令部が『イズベスチヤ』へ話したように、「バスチオン」は昨年末に第520独立沿岸ロケット-砲旅団へ軍備採用された。
この部隊は、カムチャツカ領域エリゾヴォに駐留している。
最近まで、旅団の軍備は、旧式の沿岸ミサイル複合体「リドゥート」であった。
しかし今、それは「バスチオン」に置き換えられる。
最新のミサイル複合体による旅団の完全な再軍備は、近い内の完了が計画されている。

第520独立沿岸旅団の歴史は、第21沿岸ロケット連隊から導かれる。
連隊は、1959年9月に形成された。
1971年、部隊沿岸ミサイル複合体「リドゥート」を受領した。
1992年3月、第21連隊第520旅団へ再編された。

「カムチャツカは、太平洋のロシア潜水艦隊の重要な基地です」
軍事専門家ウラジスラフ・シュルイギン『イズベスチヤ』へ話した。
「冷戦時代、アメリカ海軍は、カムチャツカの基地へ打撃を与える事を計画していたのみならず、その対潜艦、航空機、潜水艦により、ソヴィエトの戦略水中ロケット艦がカムチャツカの基地から出るのを阻止しようとしておりました。
幾つかのデータによると、彼等は海軍歩兵揚陸部隊の上陸の可能性を検討しておりました」


専門家によると、第520沿岸ロケット-砲旅団は、敵が奥へ入るよりも前に、その攻撃からソヴィエト潜水艦を保護しなければならなかった。
更に、揚陸部隊の上陸を阻止し、沿岸へ着く揚陸艦を破壊する事になっていた。

現在、カムチャツカには2個潜水艦師団が駐留している:第10師団第25師団
後者の編制には、太平洋艦隊水中戦略ロケット艦が含まれる。
2015年、ヴィリュチンスクへ駐留している第25師団には、プロジェクト「ボレイ」戦略用途ロケット水中巡洋艦が補充された。

複合体「バスチオン」は、レウトフ軍事産業会社『科学生産合同・機械製造』により開発、生産されている。
最新沿岸ミサイル複合体の主砲は、超音速ミサイル「ヤーホント」である。
それは、300kmまでの距離の敵を破壊し、更には600kmまでの沿岸をカバーできる。
飛翔モードに応じ、「ヤーホント」は時速2300kmから2700kmの速度を発揮する。

「バスチオン」ロケット大隊の構成には、発射装置と特殊レーダー、更には様々な補助機械が含まれている。
大隊は完全に自立しており、物資補充無しで5日間に渡り沿岸をパトロールできる。
敵艦の座標を受信した後、最初のミサイルは5分を経て発射される。

「今、軍は再装備を総合的に行っています」
(ロシア)海軍副総司令官イーゴリ・カサトノフ提督は『イズベスチヤ』へ話した。
「このプロセスは、新たな艦、潜水艦、駐留基地の建造のみに適用されるものではありません。
このプロセスでは、停泊場所、更には艦と潜水艦のスムーズな戦闘展開の可能性の保護が考慮されます。
これら全ての任務は、高射及び対艦ミサイル複合体により保障されます」


最近の軍事評議会においてロシア国防相セルゲイ・ショイグが表明したように、2016年に東方軍管区の戦闘力は、10パーセント以上増加した。
ロシア軍当局は、56の組織において、契約軍人の充足による活動、課題の100パーセントの実行を実現させた。
更に、セルゲイ・ショイグによると、同軍管区は、723両の主な種類の兵器、軍用及び特殊車両を受領した。




沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

これまでに黒海艦隊北方艦隊、そして太平洋艦隊へ配備されています。

黒海艦隊「バスチオン」部隊はシリアにも派遣されています。
[シリアへ派遣されたロシア海軍黒海艦隊の地対艦ミサイル"バスチオン"の代わりとなる同型のミサイルがクリミア半島へ到着した]

2016年11月15日には、シリア領内テロリスト施設を攻撃しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]


太平洋艦隊への「バスチオン」配備は2016年から始まり、同年3月初頭、沿海地方第72沿岸ロケット旅団へ配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊は超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を初めて発射した]

2016年11月下旬には、クリル諸島南部のイトゥルプ島(択捉島)「バスチオン」が配備されました。
配備された部隊は、今回の記事に登場する第520独立沿岸ロケット-砲旅団所属の第574独立沿岸ロケット砲大隊です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は南クリル(千島)に新型地対艦ミサイルを配備した]

第520独立沿岸ロケット-砲旅団ペトロパヴロフスク-カムチャツキーに本部を置き、クリル諸島サハリン地対艦ミサイル沿岸砲を配備しています。
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この時(2016年11月下旬)、太平洋艦隊機関紙『戦闘当直』は、「2016年に連合部隊(第520独立沿岸ロケット-砲旅団)は新たな複合体を採用し、バスチオン大隊が形成され、同様の第2の大隊が形成されている」と報じました。

つまり、第520独立沿岸ロケット-砲旅団には「バスチオン」大隊が2個形成されており、この内の1個大隊がイトゥルプ島(択捉島)へ配置され、もう1個の大隊(同様の第2の大隊)がカムチャツカ半島へ配備されたという事でしょう。
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記事中でも触れられていますが、カムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地には、太平洋艦隊戦略原潜部隊(第25潜水艦師団)が駐留しており、最新鋭の「ボレイ」級2隻を含む5隻の戦略原潜が配備されています。

2015年と2016年には、最新鋭戦略原潜「ボレイ」級ヴィリュチンスクへ回航されました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

2017年2月には、近代化改装を終えた「リャザン」ヴィリュチンスクへ戻っています。
[ロシア海軍の原子力戦略用途水中巡洋艦リャザンは近代化改装を終えて太平洋艦隊へ復帰し、カムチャツカ半島のヴィリュチンスク基地へ戻った]