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ロシア海軍太平洋艦隊はサハリン南部で第2次世界大戦終結70周年記念観艦式を挙行する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年9月2日9時26分配信
【サハリンで久方ぶりに海軍パレードが開催される】

サハリン島において、太平洋艦隊の戦闘艦の乗組員は、現代史上初めての海軍パレードへ参加する。
これは、第2次世界大戦集結70周年に捧げられるものである。


コルサコフ市の泊地で、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、ロケット艇、基地掃海艇が並び、単縦陣を構成する。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。


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2015年8月16日、8月30日、8月31日にロシア海軍太平洋艦隊所属艦艇が宗谷海峡を東へ進みました。

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より

2015年8月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
8月16日12時30分頃、小型対潜艦「ソヴィエツカヴァ・ガヴァニ」(350)、「ホルムスク」(369)、ロケット艇R-20(921)、R-18(937)、R-19(978)、R-261(991)、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(055)、「ニコライ・ヴィルコフ」(081)、基地掃海艇BT-232(525)、BT-215(593)宗谷海峡を東航しました。

2015年8月31日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
8月30日18時頃、太平洋艦隊駆逐艦(戦隊水雷艇)「ブイストルイ」宗谷海峡を東航しました。

2015年9月1日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
8月31日18時頃、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」宗谷海峡を東航しました。


これらの艦艇は、サハリンコルサコフ市で開催される第2次世界大戦終結70周年(9月2日)の記念観艦式へ参加します。
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ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは2015年8月末に第2次世界大戦終結70周年の追憶の航海を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年8月14日7時59分配信
【太平洋艦隊の艦は第2次世界大戦終結70周年記念航海へ赴く】
ウラジオストク、8月14日-ロシア通信社ノーボスチ

旗艦巡洋艦「ワリャーグ」率いる太平洋艦隊艦船支隊は、第2次世界大戦終結70周年を祝う為の軍事史追憶航海を行なう。
(沿海)地方の管理部は発表した。

「航海期間中に艦はサハリン、ユジュノクリリスク、プレオブラジェニエ村、スラブヤンカ村を訪問します。
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各港では、船員の歓迎が用意され、祝賀行事が開催されます:集会、献花、見学旅行、祭日のコンサート。
太平洋艦隊の軍人の他に、航海には退役将兵及び公的機関の代表も参加します」

声明では、こう述べられた。

行事のスタートは、8月28日にウラジオストク第33埠頭で予定されている。
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「追憶の航海」は、毎年8月末から9月中旬頃に掛けて実施されており、第2次大戦時ソ連軍兵士だった退役軍人を乗せた艦がサハリンクリル諸島などを巡り、彼らと共に過去を偲ぶのが主目的です。
[ロシア太平洋艦隊艦船は「追憶の航海」を行なう]
[ロシア太平洋艦隊は第6回「追憶の航海」を準備する]

今年(2015年)は、第2次世界大戦終結70周年という節目に当たる為か、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」「追憶の航海」へ初めて参加します。
この他にも、退役軍人達を乗せる為の大型揚陸艦などが参加するでしょう。


今年の「追憶の航海」は8月28日から始まりますが、その前に太平洋艦隊は、中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』第2段階を実施します。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2015』第2段階は2015年8月20-28日に日本海で実施される]

『海洋協同-2015』第2段階が終わった後、「追憶の航海」へ出発する事になります。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはワニノ-ホルムスク間の貨客輸送を終えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年7月28日8時2分配信
【太平洋艦隊の大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」は2度の便で350名の乗客をワニノ港からサハリンへ運んだ】

太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」は2度の便で350名の乗客をハバロフスク地方ワニノ港からサハリンへ運び、ウラジオストクへ戻る。

軍用艦は、サハリンへの民間人輸送を支援する為、7月23日にワニノへ到着し、2度の往復便でへ190名と160名を送り届けた。

今日、台風「チャン-ホム」の通過の結果生じたワニノ港でのフェリーの不安な状態は解消されている。
任務を遂行した大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」乗組員は、ウラジオストクへ移動する。


太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(1982年就役)は、2014年後半から2015年初頭に掛けてウラジオストク艦船修理工場で修理が行なわれ、2月に復帰しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイは2015年2月に修理を終えて復帰する]

その後は日本海オホーツク海で上陸演習に参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦は日本海で演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊はクリル諸島で上陸演習を行なう]

2015年7月下旬、ロシア本土ワニノ港サハリン島ホルムスク港の間の貨客輸送任務に就く事になりました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはワニノ-ホルムスク間の貨客輸送を行なう]

「アドミラル・ネヴェリスコイ」は2回に渡りワニノ港ホルムスク港を往復し、合計350名の民間人を運びました。

ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはワニノ-ホルムスク間の貨客輸送を行なう

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『タス通信』より
2015年7月23日14時44分配信
【大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」は190名を乗せてサハリンへの最初の往復便へと出発する】
モスクワ、7月23日/タス通信

太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」ハバロフスク地方ワニノ港からサハリン島ホルムスク港までの最初の往復便へと出発する。
移動には約15時間掛かり、艦上には190名が乗っている。
本日、東方軍管区広報サービス部長アレクサンドル・ゴルデーエフ大佐は発表した。
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「合計で軍用艦の3回のワニノ-ホルムスク間の往復便の実施が計画されています。
数時間前に大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイはウラジオストクからハバロフスク地方への移動を完了し、ザヴェチェイ・イリイチャ村のポストヴァヤ湾の軍用埠頭へ係留されています。
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艦の乗組員は、ワニノ-ホルムスク間のフェリー便を待っている190名の民間人の乗艦と貨物の積載を行ないました」

彼は話した。
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ゴルデーエフは、ワニノからサハリン島への貨客運送は困難な状況に在る事を想い起した。
強力なサイクロンの為、本土と/strong>島の間の輸送便は数日間に渡り中断され、フェリー便は、後の積み荷に対応できない。

「この事に関し、東方軍管区司令部は、サハリンへの民間人の移送を支援する為、太平洋艦隊の大型揚陸艦を割り当てる事を決定しました」
ゴルデーエフ
は指摘した。
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太平洋艦隊大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」(1982年就役)は、2014年後半から2015年初頭に掛けてウラジオストク艦船修理工場で修理が行なわれ、2月に復帰しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイは2015年2月に修理を終えて復帰する]

その後は日本海オホーツク海で上陸演習に参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦は日本海で演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊はクリル諸島で上陸演習を行なう]

そして今回は、ロシア本土ワニノ港サハリン島ホルムスク港の間の貨客輸送任務に就く事になりました。
つまり、フェリー代わりに使われるという事です。

最近、悪天候により、ワニノからのフェリー便が中断してしまった為、太平洋艦隊大型揚陸艦が派遣され、フェリーの代役を務めます。

ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイとロケット艇2隻は対艦ミサイル発射訓練を行なった

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『タス通信』より
2015年7月10日11時10分配信
【太平洋艦隊のロケット艦は海上射撃を行なった】
モスクワ、7月10日/タス通信

太平洋艦隊駆逐艦「ブイストルイ」と2隻のロケット艇は、オホーツク海において海上目標へ超音速有翼ミサイル「モスキート」のミサイル射撃を行なった。
太平洋艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐は記者団へ伝えた。

「沿海地方多種戦力連合部隊の艦は、指定任務を遂行する為に海洋へ出航し、日本海からオホーツク海南部への移動を行ないました。
戦闘訓練海域においてロケット艦は一連の演習を実施し、仮想敵の空中攻撃の撃退及び模擬ミサイル発射へ取り組みました」

彼は話した。

訓練の集大成は、多種艦グループによる主要ミサイル複合体の最大距離での合同ミサイル発射であった。
「連合統制により、仮想敵水上艦を模した海上目標へ成功裏に命中しました」
マルトフ
は締め括った。


[ソブレメンヌイ級11番艦ブイストルイ]

ロシア太平洋艦隊で稼働状態に在る唯一のプロジェクト956駆逐艦である「ブイストルイ」は、7月初頭からオホーツク海で演習を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の『決闘』演習がオホーツク海で行なわれた]
この時には、対艦ミサイルを迎撃する側、つまり防空艦として演習へ参加しました。

今回は、ロケット艇2隻と共に超音速対艦ミサイル「モスキート」の発射訓練を行ないました。
[超音速対艦ミサイル「モスキート」]
ただ、記事を読む限り、発射したのは(訓練用)摸擬弾のようですが。

6月7日に沿海地方駐留のロケット艇R-29、R-19、R-298の3隻が宗谷海峡を東進しているので、この内の2隻が今回の演習へ参加したようです。

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年6月8日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


なお、日本国防衛省によると、駆逐艦「ブイストルイ」は7月9日に宗谷海峡を西進しています。

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2015年7月10日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
・7月9日5時頃、駆逐艦「ブイストルイ」中型海洋給油船「イリム」宗谷海峡を西進。
・7月9日7時頃、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が海峡を西進。
・7月9日8時頃、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」が海峡を西進。
・7月9日11時頃、海洋曳船MB-92船盾が海峡を西進。

つまり、駆逐艦「ブイストルイ」ロケット艇2隻による合同対艦ミサイル発射訓練が行なわれたのは、実際には7月8日頃であり、上記の船盾が標的になったようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の『決闘』演習がオホーツク海で行なわれた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月7日10時05分配信
【太平洋艦隊の艦は仮想敵の空中攻撃を撃退した】
モスクワ、7月7日-ロシア通信社ノーボスチ

沿海地方小艦隊艦船支隊オホーツク海で、アクティブレーダー妨害及び対空防衛システムを用いて仮想敵の空中攻撃を撃退した。
東方軍管区広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。

「親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、駆逐艦ブイストルイ、大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフ、アドミラル・ヴィノグラードフで構成される沿海地方小艦隊艦船支隊は、アクティブレーダー妨害及び対空防衛システムを用いて仮想敵の大規模な空中攻撃を撃退しました」
彼は話した。

広報サービス代表は「決闘」の一戦はオホーツク海で行なわれ、「敵」の役割はカムチャツカグループ艦艇支隊が演じた事を付け加えた。


[ロシア海軍太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとカムチャツカの小型ロケット艦部隊の『決闘』が行なわれる]

今回のオホーツク海『決闘』演習へ参加したのは、ロシア太平洋艦隊沿海地方小艦隊カムチャツカ方面部隊(北東軍集団)の以下の艦です。

[沿海地方小艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
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駆逐艦「ブイストルイ」
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大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
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大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ」
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[カムチャツカ艦艇支隊]
小型ロケット艦「モローズ」
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小型ロケット艦「イネイ」
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小型ロケット艦「スメルチ」

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この両部隊が敵味方に分かれ、カムチャツカ艦艇支隊小型ロケット艦3隻は対艦ミサイル「マラヒート」を発射し、沿海地方小艦隊艦船支隊は電波妨害を仕掛けながら全ての対空兵器(ロケット巡洋艦「ワリャーグ」:高射ミサイル複合体「フォルト」、「オサー-M」、AK-630 30mm機関砲、大型対潜艦2隻:高射ミサイル複合体「キンジャール」、AK-630 30mm機関砲、駆逐艦「ブイストルイ」:高射ミサイル複合体「ウーラガン」、AK-630 30mm機関砲)を使用し、対艦ミサイルを撃墜しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとカムチャツカの小型ロケット艦部隊の『決闘』が行なわれる

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『タス通信』より
2015年7月6日11時22分配信
【太平洋艦隊の艦は演習でミサイル「決闘」を行なう】
モスクワ、7月6日/タス通信

カムチャツカ連合部隊及び沿海地方小艦隊の艦船グループは太平洋「決闘」を行なう-ロケット巡洋艦「ワリャーグ」率いる支隊は、小型ロケット艦の攻撃演習を撃退する。
7月6日、東方軍管区広報サービス代表ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。

「対空防衛演習中、小型ロケット艦モローズ、イネイ、スメルチは対艦ミサイル"マラヒート"発射を実施します。
それは親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ率いる沿海地方小艦隊艦船支隊の為の低高度の高速小型目標をシミュレートしており、全ての対空防衛手段を用いて仮想敵の空中攻撃を撃退します」
マルトフ
は説明した。


カムチャツカ方面(北東軍集団)ペトロパブロフスク・カムチャツキー港には、太平洋艦隊所属のプロジェクト12341小型ロケット艦4隻(「スメルチ」、「イネイ」、「ラズリーフ」、「モローズ」)が駐留していますが、今回の演習には、この内の3隻が参加します。
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そして、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」率いる沿海地方小艦隊部隊との「決闘」-小型ロケット艦から発射される対艦ミサイル「マラヒート」を全ての対空兵器を使って撃墜する-が太平洋上で行なわれます。
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対艦ミサイル「マラヒート」は2008年8月の南オセチア紛争において実戦使用されており、グルジア警備艇1隻(ゲオルギー・トレリ)を撃沈しています。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]
[アブハジア沖海戦「詳細」]

ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級の為のカムチャツカのインフラは2015年10月までに完成する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年7月1日13時41分配信
【海軍:原子力潜水艦「ボレイ」の為のカムチャツカのインフラストラクチュアは10月までに作成される】
サンクトペテルブルク、7月1日-ロシア通信社ノーボスチ

カムチャツカへの戦略原子力潜水艦「ボレイ」駐留の為のインフラストラクチュアは、2015年10月には用意されている。
水曜日、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は発表した。

「カムチャツカのボレイ型戦略潜水艦の為の駐留システムは、スケジュールに沿って開発されています。
作業は今年10月1日までには完了します」
チルコフ
は話した。

彼によると、インフラストラクチャにより提供されるものには、潜水艦乗員レクリエーション基盤、医療施設、倉庫などが含まれる。
10月1日には、ミサイルを積載する為の最新のクレーンが作動する事を海軍総司令官は指摘した。

2020年までにロシア海軍の戦闘編制へ8隻の「ボレイ」級原子力潜水艦が加わらなければならない。
3隻が完成し、3隻が建造段階に在り、2隻は2015年末までに起工されなければならない。
「ボレイ」ロシア海洋核戦力の基礎として意図されている。


現在、ロシア海軍には最新鋭戦略原潜「ボレイ」級3隻が在籍し、3隻が建造中です。
[ロシア海軍の最新戦略原潜ボレイ級は2050年まで現役に留まる]

在籍する3隻の内、2隻は書類上は太平洋艦隊に所属していますが、現在は未だ北方艦隊原潜基地に「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっています。

今年には、「アレクサンドル・ネフスキー」がカムチャツカへ回航され、その後に「ブラヴァー」発射が計画されています。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2015年9月末にオホーツク海から弾道ミサイルを発射する]

当初は、「アレクサンドル・ネフスキー」と同様に、「ウラジーミル・モノマーフ」カムチャツカへ回航後に「ブラヴァー」を発射する計画でした。
しかし、最近の情報によると、「ウラジーミル・モノマーフ」は、今年中にカムチャツカへ回航できる見込みは無さそうです。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフのカムチャツカ回航は2016年になる]

太平洋艦隊へ配備される「ボレイ」級は、カムチャツカ半島原潜基地ヴィリュチンスク(ルイバチー)へ駐留する事になり、現在、その為のインフラ整備が進められています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級の為の桟橋の建設はカムチャツカで進められている]
[新世代戦略原潜ボレイ級の為のインフラ整備はカムチャツカ半島で進められている]

今回、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、ヴィリュチンスク基地のインフラ整備は今年10月1日までには完了すると述べました。

「アレクサンドル・ネフスキー」は、この頃に回航されることになるでしょう。

ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカで対潜戦闘訓練を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年6月25日11時07分配信
【太平洋艦隊の艦は査察中にカムチャツカで「敵」潜水艦を探索した】
モスクワ、6月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア太平洋艦隊の艦は、50隻の艦船が関わる査察の枠組みにおいて、戦術グループを構成してアヴァチャ湾で仮想敵の潜水艦を探索した。
木曜日、東方軍管区の代理人ローマン・マルトフ1等海佐は報道機関へ伝えた。

「グループは、アヴァチャ湾水域及び近接エリアへ接近する仮想機雷の探知、監視偵察を実施しました。
小型対潜艦で構成される探知打撃艦グループの任務は、アヴァチャ湾での仮想敵の潜水艦の探知でした」

彼は話した。

査察には、約50隻の艦と支援船、40機の飛行機とヘリコプター、14000名の軍人と民間専門家が関わっている。


ロシア太平洋艦隊は6月中旬以降から日本海及びオホーツク海で演習を実施しています。
その一環として、オホーツク海で対潜演習が行われ、沿海地方からも水上艦潜水艦が派遣されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した]

今回は、カムチャツカ半島ペトロパヴロフスク・カムチャツキー沖で対潜戦闘訓練が行なわれました。
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この訓練には小型対潜艦が参加していますが、現在、ペトロパヴロフスク・カムチャツキーには2隻の小型対潜艦(MPK-82、MPK-107)が常駐しており、これに加え、現在、沿海地方からも2隻の小型対潜艦(メチェーリ、コレーツ)が派遣されています。

これらの艦が今回の対潜戦闘訓練へ参加したようです。

ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した

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『タス通信』より
2015年6月24日10時38分配信
【太平洋艦隊の対潜演習がオホーツク海で実施された】
モスクワ、6月24日/タス通信

太平洋艦隊将兵はオホーツク海で対潜演習を実施し、海軍航空隊航空機潜水艦が関与した。
太平洋艦隊情報供給部長ローマン・マルトフは発表した。

「太平洋艦隊の沿海地方及びカムチャツカ連合部隊の戦術艦グループは、夏季演習期間の軍の定期査察の枠組みにおいて、オホーツク海エリアでの実地行動を開始しました」
彼は話し、戦闘訓練分野での活動遂行には、同艦隊の海軍航空隊対潜航空機ディーゼル潜水艦連合部隊が関与していた事を付け加えた。

「演習中、水上艦と潜水艦は、ソヴィエト時代を含む同様の演習の長きに渡る経験の蓄積により、相互対抗(戦闘)の枠組みで行動しました」
マルトフ
は説明した。


今年6月初頭以降、ロシア太平洋艦隊の艦艇は宗谷海峡を頻繁に行き来している事が日本国海上自衛隊により確認されています。

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より

2015年6月1日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月1日9時頃、プロジェクト1124M小型対潜艦「メチェーリ」(323)、「コレーツ」(390)が海峡を東航。

2015年6月8日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月5日15時頃、プロジェクト877潜水艦1隻が海峡を東航。

2015年6月8日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月7日16時頃、プロジェクト12411ロケット艇R-29(916)、R-19(978)、R-298(971)が海峡を東航。

2015年6月10日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月9日5時頃、プロジェクト877潜水艦1隻が海峡を東航。

2015年6月11日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月10日12時頃、プロジェクト877潜水艦1隻が海峡を東航。

2015年6月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月18日13時頃、プロジェクト877潜水艦1隻が海峡を西航。

2015年6月22日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月19日20時頃、プロジェクト1155大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)、「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572)が海峡を東航。

2015年6月22日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月21日10時頃、プロジェクト877潜水艦1隻が海峡を西航。

2015年6月23日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月23日5時頃、プロジェクト877潜水艦1隻が海峡を西航。


これらの艦は、太平洋艦隊によるオホーツク海対潜演習へ参加する為に宗谷海峡を東へ抜けたという事です。
この他にも、カムチャツカ方面に駐留する艦艇部隊も参加したようです。

記事を見る限り、この演習は、ディーゼル潜水艦部隊水上艦部隊対潜航空隊による「対戦形式」で実施されたようです。
(つまり、宗谷海峡を通過した3隻の877潜水艦は、対潜演習「敵役」を務めた)


なお、太平洋艦隊広報部長ローマン・マルトフ氏は、6月19日に太平洋艦隊日本海及びオホーツク海で演習を実施すると発表しています。
『タス通信』より
2015年6月19日11時44分配信
【太平洋艦隊は査察の枠組みにおいて日本海とオホーツク海で演習を実施する】
この演習には、太平洋艦隊の将兵14000名、艦艇50隻、航空機40機が参加します。


今回のオホーツク海対潜演習も、この大演習の一環だったようです。