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バルト艦隊の警備艦2隻はバルチースク基地へ戻った

地中海への遠距離航海を実施していたバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」「ネウストラシムイ」は9月28日にバルチースクへ戻りました。


ロシア通信社ノーボスチ・北西管区ニュース』より
【バルト艦隊の警備艦は「家」へ戻った】
モスクワ、9月28日-ロシア通信社ノーボスチ

金曜日(9月28日)、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」「ネウストラシムイ」は、ロシア連邦海軍合同艦隊間グループの一員として地中海エリアで任務を遂行した後、バルト艦隊の主要海軍基地バルチースクへ戻る。
西方軍管区・バルト艦隊の公式代理人ウラジーミル・マトベーエフ2等海佐は記者団に伝えた。

「9月28日金曜日、バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと警備艦ネウストラシムイは、バルト艦隊の主要海軍基地バルチースクへ戻ります」
マトベーエフは話した。

彼は、警備艦の航海は70日以上に渡り、この内の半分以上は風力5-7の嵐という条件下であった事を指摘した。

「これは、バルト艦隊の警備艦乗組員の為の2012年の長期航海の最初となります」
西方軍管区の代理人は述べた。

更にマトベーエフは、航海中に艦は16000海里以上を航行したと述べた。

「艦の乗組員は、この間に、一連の戦闘訓練任務-対空及び対潜防衛、艦上演習、更には高射ミサイル及び砲射撃を実施しました」
彼は述べた。
(2012年9月28日0時20分配信)


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2012年9月29日13時32分配信
【バルト艦隊の警備艦「ネウストラシムイ」と「ヤロスラフ・ムードルイ」は遠距離航海後に戻ってきた】


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

バルト艦隊警備艦「ネウストラシムイ」は、7月7日にバルチースクを出港しました。
それから間もなく、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」も出港しました。
[バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイ、バルチースクより出港(2012年7月7日)]

7月16日、北大西洋北方艦隊の揚陸艦部隊と合流しました。
[北大西洋でロシア北方艦隊とバルト艦隊の艦船は合流した]
[北方・バルト艦隊合同グループの航海が始まった]

7月24日、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍合同艦船グループはジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入った]

その後、北方艦隊の揚陸艦と別れ、引き続き地中海に留まりました。
[ロシア海軍合同艦船グループは二手に分かれる]
[ロシア海軍艦船グループは北大西洋と地中海で任務を遂行する]

その後の動向は発表されませんでしたが、今回の記事の通り、9月28日にバルチースクへ帰港しました。

地中海で行動中のロシア海軍合同艦隊間グループ
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北方艦隊の大型揚陸艦はセヴェロモルスクへ戻った

8月29日、大西洋及び地中海遠征を終えた北方艦隊大型揚陸艦3隻は、セヴェロモルスクへ帰港しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区広報サービス発表
2012年8月29日16時33分配信
【北方艦隊戦闘艦船支隊は遠距離航海からセヴェロモルスクへ戻った】

地中海から北東大西洋エリアへ移動した大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」で構成される北方艦隊戦闘艦船支隊は、 8月29日にセヴェロモルスクへ戻った。

北方艦隊主要基地で開催された艦船乗員の歓迎式典には、北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョフ中将が出席した。

彼は、遠距離航海任務を成功裏に実施した海軍将兵を祝福し、合同艦隊間グループを構成し、北東大西洋及び地中海の様々な海域での行動に高い評価を与えた。

北方艦隊将兵は、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」に座乗する北方艦隊コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将の統一指揮下の元、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦船と合同で複合任務を完全に仕上げた。

数十回の演習及び訓練が行なわれた。
それは、対空及び対潜防衛、海洋での救出作戦の実施、艦の移動中及び停泊中の積み荷の移動、航海の安全保障、組織的な通信及び管理であった。

大型揚陸艦に乗っていた海軍歩兵部隊は、海洋での技量を向上させた。
航海中に、彼らは数十回の射撃準備業務を行ない、異なるタイプの小火器の実弾射撃を実施した。

北方艦隊戦闘艦の遠距離航海は、約2ヶ月に渡って続けられた。
この間に、艦は1万海里を航行し、バレンツ海、ノルウェー海及び北海大西洋、更には地中海の様々な海域で行動した。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2012年8月29日22時14分配信
【北方艦隊の戦闘艦は遠距離航海からセヴェロモルスクへ戻ってきた】


大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
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左が大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、右は「コンドポガ」
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大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」及び「コンドポガ」の乗組員
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左が艦船部隊指揮官ウラジーミル・カサトノフ少将、右は北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョフ中将
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遠距離航海を成功裏に終えた証である「子豚の丸焼き」を受け取った3隻の大型揚陸艦艦長
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[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

北方艦隊大型揚陸艦3隻は、7月10日にセヴェロモルスクを出港しました。
[ロシア北方艦隊の艦船グループは北大西洋へ行く]

7月16日、バルト艦隊の艦船と合流しました。
[北方・バルト艦隊合同グループの航海が始まった]

7月24日、合同艦隊グループは地中海へ入りました。
[ロシア海軍合同艦船グループはジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入った]

8月4日、地中海東部で元アデン湾海賊対処部隊と合流しました。
[ロシア海軍合同艦船グループは地中海東部で元アデン湾海賊対処部隊と合流する]

当初は黒海へ行くと報じられていましたが実現せず、反転して西へ向かいました。
[ロシア海軍合同艦船グループは西へ向かう]

その後、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦船と別れ、大型揚陸艦3隻は地中海を去りました。
[ロシア海軍合同艦船グループは二手に分かれる]
[北方艦隊の大型揚陸艦は地中海を去った]


今回の発表によると、この合同艦船グループ「旗艦」は、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」だったようです。
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ロシア海軍艦船グループは北大西洋と地中海で任務を遂行する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区広報サービス発表
2012年8月22日13時18分配信
【北方艦隊戦闘艦船支隊はラ・マンシェ海峡を通過した】

地中海を出て北大西洋エリアへの航路に沿って進む大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」で構成される北方艦隊戦闘艦船支隊は、8月22日、ラ・マンシェ海峡を通過した。

ビスケー湾でロシア艦乗員は、艦のダメージコントロール、合同艦船複合訓練、連携機動、狭い海路における航行の安全保障の戦闘訓練任務を仕上げた。

これまでに北方艦隊支隊は9000海里以上を航行し、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦船と共同でロシア海軍合同艦隊間グループを構成し、一連の戦闘訓練任務を滞りなく遂行した。

大西洋を移動する北方艦隊艦船乗員は、北緯度の海洋での技量を向上させ続ける。

戦闘艦船支隊は、来週末に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクへ到達するだろう。


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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2012年8月23日18時35分配信
【ロシア海軍戦闘艦戦術グループは地中海での任務遂行を開始した】

8月23日、バルト艦隊警備艦「ネウストラシムイ」及び「ヤロスラフ・ムードルイ」、更には黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」で構成されるロシア海軍戦術グループは、地中海エリアでの存在を高める任務を開始した。

計画に従い、艦船は、新たな海上の脅威:麻薬の密売、武器の違法輸送及びテロリスト対処への反応に関連した一連の戦術演習及び訓練を行なう。

以前、艦船は、合同艦隊間グループを構成し、北大西洋エリア、地中海の西部、中央、東部での計画任務を滞りなく実施した。

現在、北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」で構成される第2の戦術グループは、北大西洋で任務を遂行している。


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

現在、北大西洋地中海に居るロシア海軍の2つのグループは、以下の艦船で構成されています。

[北方艦隊戦闘艦船支隊]:北大西洋
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」


[ロシア海軍戦術グループ]:地中海
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)



この2つのグループは、以前は合同艦船グループを形成し、一緒に行動していました。
[ロシア海軍合同艦船グループは二手に分かれる]

北方艦隊の大型揚陸艦は地中海を去った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【北方艦隊艦船は、地中海を去り大西洋へ出た】
モスクワ、8月20日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊戦闘艦支隊は、ジブラルタル海峡を通過して地中海を去り、大西洋へと出た。
北方艦隊情報供給課長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

北方艦隊戦闘艦支隊は、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」で構成されている。

「週末、北方艦隊戦闘艦支隊は、ジブラルタル海峡を通過して地中海を去り、大西洋へと出ました」
ロシア連邦北方艦隊の代理人は述べた。

彼によると、月曜日、大西洋海域でロシア艦乗組員は、様々な高度並びに方向からの航空攻撃への反撃の艦船演習の複合訓練を仕上げた。
近い内に大型揚陸艦乗組員は、ダメージコントロールと、更には遭難船の救助を目的とした計画艦船演習を実施する。

北方艦隊大型揚陸艦は、北方艦隊戦闘艦支隊のセヴェロモルスク出航以来、8200海里以上を航行し、バルト艦隊艦船と共同でロシア海軍合同艦隊間グループを構成し、一連の戦闘訓練任務を滞りなく仕上げた。

北方艦隊大型揚陸艦は、北大西洋地域への移動中、北緯度で相互連携機動の一連の任務を仕上げる。
(2012年8月20日15時08分配信)


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

記事中に登場する北方艦隊大型揚陸艦3隻は、数日前まではバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」と合同艦船グループを形成していましたが、先週末に分かれて大西洋へ出たようです。
[ロシア海軍合同艦船グループは二手に分かれる]

今後、北方艦隊大型揚陸艦3隻は北大西洋へ行きますが、バルト艦隊警備艦2隻は、引き続き地中海で行動します。


今回の記事によると、北方艦隊大型揚陸艦は対空戦闘訓練を行なったようです。
ちなみにプロジェクト775大型揚陸艦(ロプーチャ級)の対空兵装は、「イグラ」近接防空ミサイル発射機と、2基の57mm連装砲です。

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ロシア海軍合同艦船グループは二手に分かれる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【地中海のロシア連邦海軍グループは、2つのグループに分かれる】
モスクワ、8月17日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍艦隊間グループは、地中海における任務遂行後、2つの艦船戦術グループに分かれる。
金曜日、ロシア連邦国防省の海軍の公式代理人は記者団に伝えた。

「8月17日、ロシア海軍合同艦隊間グループは、地中海中部において一連の任務を滞りなく遂行し、指定海域のアルボラン海(地中海の水域で最も西方にある海)で物資を補充する予定です」
彼は述べた。

グループは、北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、そして更にはバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」で構成されている。

国防省によると、艦隊間グループの遠距離大洋航海の次なる段階では、2つの艦船戦術グループに分かれる。
北方艦隊大型揚陸艦3隻から成る第1グループは、北大西洋へ移動し、北緯度で相互連携機動の一連の任務を仕上げる。

バルト艦隊警備艦と2隻の保障船で構成される第2グループは、地中海で任務を遂行する。
その目的に応じ、艦船は、新たな海上の脅威:麻薬の密売、武器の違法輸送及びテロリスト対処への反応に関連した一連の戦術演習及び訓練を仕上げる。
(2012年8月17日16時58分配信)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2012年8月17日16時29分配信
【ロシア海軍合同艦隊間グループは、アルボラン海(地中海西部)へ移動し、水と燃料を補充する】

内容は同じです。


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

現在、地中海西部に居る北方・バルト・艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)



しかし今後は、2つのグループに分かれて行動します。

[北方艦隊艦船グループ]
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」


このグループは、北大西洋へ行きます。


[バルト艦隊艦船グループ]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
警備艦「ネウストラシムイ」
保障船(給油船?)
保障船(海洋曳船?)


こちらのグループは、引き続き地中海に留まります。

ロシア海軍合同艦船グループはイタリア沖で演習を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【海軍グループは、地中海でテロリスト対処演習を実施した】
モスクワ、8月14日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍艦隊間グループの艦船は、地中海中部でテロリストの攻撃に対処する為の演習を実施した。
火曜日、ロシア連邦国防省の代理人はロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「8月13日から14日に掛けてロシア海軍合同艦隊間グループは、地中海中部において、航海中の突発的な空中攻撃及びテロリストの攻撃に対処する演習を実施しました」
彼は述べた。

グループは、北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、そして更にはバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」で構成されている。

国防省の代理人によると、艦船は地中海西方へ移動しており、水曜日午前には、イタリアサルデーニャ島南西に居るだろう。
(2012年8月14日20時21分配信)


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

現在、イタリア沖に居る北方・バルト・艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)


数日前までは、元アデン湾海賊対処部隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)、給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)、海洋曳船MB-304(黒海艦隊)の3隻が加わっていましたが、現在はグループから分離しているようです。

以前、合同艦船グループ大型揚陸艦3隻は、黒海沿岸のノヴォロシースク海軍基地へ寄港すると発表されました。
[北方艦隊の大型揚陸艦3隻は黒海沿岸のノヴォロシースクを訪れる]
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しかし結局、ノヴォロシースク寄港は実現する事無く、合同艦船グループは西へ向かいました。
[ロシア海軍合同艦船グループは西へ向かう]


なお、数日前まで合同艦船グループに参加していた北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、一足先に大西洋へ向かっています。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区広報サービス発表
2012年8月14日17時23分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、大西洋へ進路を取る】

今後、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、ポルトガルリスボン港グレートブリテンポーツマス港アイルランドコーク港を訪問する予定です。

ロシア海軍合同艦船グループは西へ向かう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍の軍艦は、ノヴォロシースクへ寄港せず、西方へ進路を取る】
モスクワ、8月13日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍艦隊間グループの艦船は、ノヴォロシースクへ寄港せず、地中海西部へ進路を取っている。
月曜日、ロシア軍当局の情報提供者はロシア通信社ノーボスチに伝えた。

以前、ロシア連邦国防省は、同グループを構成する大型揚陸艦が、8月12日にノヴォロシースクへ寄港すると発表した。
それは、北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」、曳船MB-304で構成されている。

「今現在、グループを構成する艦船はイタリア沿岸を通過して西方へ移動しており、地中海中部で戦闘訓練任務を仕上げます」
代理人はこう述べたが、北方艦隊揚陸艦の移動ルートが変更された理由については説明しなかった。

彼によると、艦は、船舶が集中するエリアにおける組織的な協同動作と連携機動、沿岸ゾーンにおける組織的な対空防衛及び対潜防衛、組織的な捜索救助活動、そして戦闘艦船支隊の物資-機器の保障を含む一連の複合任務を遂行する。

先週末、艦船グループは、艦載砲及びミサイル複合体を使用する戦術訓練を成功裏に実施し、更に、水と燃料を補充した。
(2012年8月13日15時29分配信)


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

現在、イタリア沖に居る北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
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大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
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大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
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大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
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警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
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警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
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海洋曳船MB-304(黒海艦隊)

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この内、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船MB-304の3隻は元アデン湾海賊対処部隊であり、8月4日に合流しました。
[ロシア海軍合同艦船グループは地中海東部で元アデン湾海賊対処部隊と合流する]

以前、合同艦船グループ大型揚陸艦3隻は、黒海沿岸のノヴォロシースク海軍基地へ寄港すると発表されました。
[北方艦隊の大型揚陸艦3隻は黒海沿岸のノヴォロシースクを訪れる]
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しかし結局、ノヴォロシースク寄港は実現する事無く、合同艦船グループは西へ向かったようです。

その理由については明らかにされていませんが、トルコ政府が、3隻の大型揚陸艦ボスポラス海峡及びダータネルス海峡の通航許可を与えなかったのかもしれません。
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ロシア海軍合同艦船グループは地中海で演習を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ英語版』より
【ロシア軍艦は地中海で演習を行なう】
モスクワ、8月11日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍合同任務部隊は、地中海における訓練任務で実弾射撃と共に2日間の戦術演習を実施する。
国防省は述べた。

任務部隊は、ロシアの北方、バルト、黒海艦隊からの3隻の大型揚陸艦、2隻のネウストラシムイ級フリゲート、1隻のウダロイ級駆逐艦と2隻の支援船で構成されている。

「この2日間で任務部隊は艦砲やミサイルシステムを伴う発射訓練を含む戦術演習を実施します」
金曜日、国防省は述べた。

軍艦は、ロシア海軍基地ノヴォロシースクへ向かい、その後、追加の訓練を地中海中部で今月末に行なう。

メディアの報道とは異なり、任務部隊はロシアの補給及び整備施設のあるシリアタルトゥース港へ寄港しなかった。
(2012年8月11日04時26分配信)


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

現在、地中海東部に居る北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


この内、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船MB-304の3隻は元アデン湾海賊対処部隊であり、8月4日に合流しました。
[ロシア海軍合同艦船グループは地中海東部で元アデン湾海賊対処部隊と合流する]


なお今回は英語版なので、いつものロシア語版とは用語が異なっています。

任務部隊-艦船支隊
フリゲート-警備艦
駆逐艦-大型対潜艦

ロシア海軍合同艦船グループは地中海東部で洋上補給を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2012年8月7日17時12分配信
【ロシア海軍合同艦隊間グループは地中海東部で物資補充を開始した】

8月7日、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」で構成される北方艦隊戦闘艦船支隊と、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊が含まれるロシア海軍合同艦隊間グループは、地中海東部の指定海域で保障船からの物資補充を開始した。

グループの航海を保障する役目は、黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」黒海艦隊曳船MB-304によって行なわれる。

物資補充後、ロシア海軍艦隊間グループの戦闘艦船は、単一指揮下で地中海での任務遂行を続ける。
その後、艦船グループは黒海へ行き、ノヴォロシースク軍港へ寄港する計画である。


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

現在、地中海東部に居る北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


この内、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船MB-304の3隻は元アデン湾海賊対処部隊であり、8月4日に合流しました。
[ロシア海軍合同艦船グループは地中海東部で元アデン湾海賊対処部隊と合流する]

合流後、艦隊合同グループはシリアタルトゥース(ロシア海軍補給物資供給所)へ行く可能性も取り沙汰されましたが、結局、大型海上給油船「イワン・ブブノフ」から補給を受ける事になりました。
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ただ、今回の発表では触れられていませんが、給油船「イワン・ブブノフ」は、タルトゥースで補給物資を積載している可能性が高いでしょう。

ロシア海軍合同艦船グループは地中海東部で元アデン湾海賊対処部隊と合流する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2012年8月3日17時58分配信
【8月4日に海軍合同艦隊間グループへ1隻の戦闘艦と2隻の保障船が補充される】

今現在は北方艦隊戦闘艦船支隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、そしてバルト艦隊戦闘艦船支隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」が含まれているロシア海軍合同艦隊間グループには、8月4日、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」に率いられる艦船支隊が加わる。

今日現在(8月3日)、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」、黒海艦隊曳船MB-304は、地中海東部の指定海域に居る。

海軍艦隊間戦闘艦グループは、単一指揮の元に地中海における任務遂行を続ける。
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」と2隻の保障船が(グループの)構成に含まれた後、グループは水、食料、燃料の補充を予定している。

グループの黒海における航行と遠距離航海の期間の適切な延長を可能にするのは、司令部の計画による海洋における保障船からの艦船への物資補充であり、或いは、それらの保障船から戦闘艦にではなく、ロシア補給物資供給所タルトゥース(シリア)のリソースを勘定に含める事である。


このロシア連邦国防省公式発表に関するロシア通信社ノーボスチイタルタス通信の報道。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年8月3日16時24分配信
【ロシア連邦海軍の艦はシリアのタルトゥースへ寄港する予定は無い】

『イタル-タス通信』より
2012年8月3日17時56分配信
【国防省はロシア艦のタルトゥース寄港を計画していないが、除外もしていない】

同じ国防省公式発表を元にした記事ですが、両社で若干のニュアンスの違いが有ります。

この国防省発表を見て、ロシア通信社ノーボスチ「国防省はロシア海軍の艦がタルトゥースへ寄港するとは言っていない」と解釈し、イタルタス通信「国防省はタルトゥースでの物資補充の可能性を完全に否定していない」と解釈しています。

これは、イタルタス通信が先だってロシア艦がタルトゥースへ寄港すると報じた為、これを完全に否定するような記事は書けないという御家事情が有ります。

『イタル-タス通信』より
2012年8月3日12時33分配信
【ロシア海軍の揚陸艦はシリアのタルトゥースを訪れる】

ロシア連邦軍参謀本部の情報提供者によると、ロシア北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」は、黒海沿岸のノヴォロシースクへ行く前にシリアタルトゥース(ロシア海軍補給物資供給所)へ寄港して物資を補充するとの事です。
この記事によると、北方艦隊大型揚陸艦3隻には、各艦に約120名の海軍歩兵部隊が搭乗しており、浮揚装甲兵員輸送車などを積載しています。
つまり、3隻合計で360名の海軍歩兵が乗っているという事になります。

プロジェクト775大型揚陸艦(ロプーチャ級)は225名の揚陸兵員が搭乗可能ですが、今回は長期かつ遠距離航海なので、揚陸兵員居住スペースに余裕を持たせているのでしょう。


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

現在、地中海東部に居る北方・バルト艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)


そして8月4日、以下の艦船が合流します。

[元ロシア海軍合同海賊対処部隊]
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


この3隻は、アデン湾で海賊対処任務に就いていた部隊です。

元海賊対処部隊と合流後、北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループは、給油船「イワン・ブブノフ」から補給を受けるようです。
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