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ロシア海軍太平洋艦隊向けのヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験を続ける

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『タス通信』より
2023年6月21日9時31分配信
【『セヴマシュ』のトップは、原子力潜水艦「クラスノヤルスク」の作業は海上での試験後も続けられていると述べた】
クロンシュタット、6月21日/タス通信

新たなプロジェクト885M原子力潜水艦「クラスノヤルスク」は、艦の海上での試験を実行した後、期限に沿って艤装作業を行なう。
『北方機械製造事業』(『統合造船業営団』へ加入)総取締役ミハイル・ブドニチェンコ『タス通信』へ話した。


「原子力水中艦クラスノヤルスクを私達は2021年夏に船台から出渠させました。
艤装作業、海上試験を実施しております。
この艦の作業は続いています」

彼は国際海軍サロン(IMDS-2023)の前日に話した。

彼によると、試験サイクルを完全に終了した後、原子力潜水艦「クラスノヤルスク」海軍への引き渡しの準備が整う。
「作業は期限に従って行われています」
『セブマシュ』
のトップは強調した。

ブドニチェンコは更に、プロジェクト「ヤーセン-M」原子力潜水艦(「アルハンゲリスク」、「ウリヤノフスク」)は、このシリーズの他の艦と同様に船台で建造されている事を指摘した。
「作業はスケジュールに沿って行われております。
船台での期間の終了後、艦は、建造及び試験の更なる段階を実行する為に造船台から出渠します」

同社トップは強調した。

以前に『タス通信』は軍当局に近い情報筋より、2023年3月に原子力潜水艦「クラスノヤルスク」は、試験中に明らかになった問題点を除去する為に工場へ戻ったと伝えられた。

[潜水艦について]
「クラスノヤルスク」
は、プロジェクト885M(コード名「ヤーセン-M」)の3番艦であり、第2の生産潜水艦である。
潜水艦は2014年に起工され、2021年7月30日に進水した。
プロジェクト885M原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
プロジェクト885M潜水艦のトップ「カザン」は2021年5月7日にロシア海軍へ引き渡された。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。

現在、『セヴマシュ』は6隻のプロジェクト885M原子力潜水艦を建造している。
潜水艦「セヴェロドヴィンスク」(885)、「カザン」、「ノヴォシビルスク」ロシア海軍の戦闘編制に在る。
『タス通信』が伝えたように、原子力潜水艦「ペルミ」潜水艦ファミリーの6隻目~から初めて同プロジェクト潜水艦は、レウトフ科学生産合同『機械製造』が開発、製造する極超音速ミサイル「ツィルコン」の最初の標準搭載艦となる。

『IMDS-2023』は6月21日から25日までクロンシュタットで開催される。
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行事はロシア連邦産業・貿易省が主催する。
初めて、観光・レクリエーションクラスタ『フォルトフ島』の領域に在る『海軍栄光博物館』及び『会議・展示センター』が開催場所となった。
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造船所及び造船産業企業の展示会では、250を超えるロシア及び外国の参加者がプレゼンテーションを行なう。
『タス通信』は、『IMDS-2023』の戦略メディアパートナーである。



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プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの4番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては3隻目)K-571「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

2017年1月下旬までに船体の水圧試験が終了しました。
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

2021年7月30日に進水しました。

[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

進水後、造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年6月26日、「クラスノヤルスク」セヴェロドヴィンスクから出航し、洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは白海で洋上試験を開始した]

その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験を続けている]

「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていましたが、試験が完了しなかった為、翌2023年に延期される事になりました。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年12月30日にロシア海軍へ就役し、2023年夏以降に太平洋艦隊の原子力潜水艦基地へ到着する]

2023年3月に洋上試験を行ない、3月25日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
これは、試験で発覚した不具合を修正する為のようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験後にセヴェロドヴィンスク造船所へ戻った]

現在の所、「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは、2023年12月に予定されています。
[ロシア造船業界は2023年にロシア海軍へ2隻の原子力潜水艦と3隻のディーゼル潜水艦を引き渡す]
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ロシア海軍太平洋艦隊向けのヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2023年12月~2024年初頭に就役する

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『タス通信』より
2023年5月11日9時5分配信
【プロジェクト885M原子力潜水艦の第2の生産艦「クラスノヤルスク」は2023年末に海軍へ受け入れられる】
モスクワ、5月11日/タス通信

プロジェクト885M多目的原子力潜水艦の第2の生産艦「クラスノヤルスク」は、2023年末~2024年初頭にロシア海軍へ引き渡される。
『タス通信』防衛産業企業体の情報筋より伝えられた。

「潜水艦クラスノヤルスクの海軍への御引き渡しは、2023年12月か、或いは少し遅れて2024年第1四半期(1~3月)に計画されております」
彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前、生産合同『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)が建造した原子力潜水艦ロシア海軍への引き渡しは、2022年末に行なわれる予定だった。
更に、この前には原子力潜水艦「クラスノヤルスク」が試験中に明らかになった問題点を除去する為に工場へ戻ってきた事が伝えられた。
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[潜水艦について]
「クラスノヤルスク」
は、プロジェクト885M(コード名「ヤーセン-M」)の3番艦であり、第2の生産潜水艦である。
潜水艦は2014年に起工され、2021年7月30日に進水した。

『タス通信』の情報筋が述べたように、潜水艦は2022年6月26日に初めて白海で工場海上試験へ入った。

プロジェクト885M原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
プロジェクト885M潜水艦のトップ「カザン」は2021年5月7日にロシア海軍へ引き渡された。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。

現在、『セヴマシュ』は6隻のプロジェクト885M原子力潜水艦を建造している。
潜水艦「セヴェロドヴィンスク」(885)、「カザン」、「ノヴォシビルスク」ロシア海軍の戦闘編制に在る。
『タス通信』が伝えたように、原子力潜水艦「ペルミ」潜水艦ファミリーの6隻目~から初めて同プロジェクト潜水艦は、レウトフ科学生産合同『機械製造』が開発、製造する極超音速ミサイル「ツィルコン」の最初の標準搭載艦となる。



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プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの4番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては3隻目)K-571「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

2017年1月下旬までに船体の水圧試験が終了しました。
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

2021年7月30日に進水しました。

[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

進水後、造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年6月26日、「クラスノヤルスク」セヴェロドヴィンスクから出航し、洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは白海で洋上試験を開始した]

その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験を続けている]

「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていましたが、試験が完了しなかった為、翌2023年に延期される事になりました。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年12月30日にロシア海軍へ就役し、2023年夏以降に太平洋艦隊の原子力潜水艦基地へ到着する]

2023年3月に洋上試験を行ない、3月25日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験後にセヴェロドヴィンスク造船所へ戻った]


現在の所、「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは、早ければ2023年12月、或いは少し遅れて2023年第1四半期(1月~3月)になるようです。

ロシア海軍太平洋艦隊向けのヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験後にセヴェロドヴィンスク造船所へ戻った

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『タス通信』より
2023年3月25日9時91分配信
【情報筋は原子力潜水艦「クラスノヤルスク」が試験後の追加作業の為に工場へ戻ったと述べた】
モスクワ、3月24日/タス通信

プロジェクト885M多目的原子力潜水艦の第2の生産艦「クラスノヤルスク」は、試験中に明らかになった問題点を除去する為、製造工場『セヴマシュ』へ戻ってきた。
『タス通信』軍当局及び防衛産業企業体に近い2名の情報筋より伝えられた。
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「潜水艦クラスノヤルスクは、試験中に明らかになった問題点を除去する為、『セヴマシュ』へ戻ってきました」
1人目は話したが、発生した問題の本質は明確にしなかった。

2人目の対談者によると、潜水艦工場への帰投は、当初3月16日に計画されていた。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

現在、『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)は6隻のプロジェクト885M原子力潜水艦を建造している。
潜水艦「セヴェロドヴィンスク」、「カザン」、「ノヴォシビルスク」海軍へ引き渡されている。

以前に『タス通信』が伝えたように、原子力潜水艦「ペルミ」「ヤーセン」及び「ヤーセン-M」ファミリーの6隻目~から初めて同プロジェクト潜水艦は、レウトフ科学生産合同『機械製造』が開発、製造する極超音速ミサイル「ツィルコン」の最初の標準搭載艦となる。



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プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの4番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては3隻目)K-571「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

2017年1月下旬までに船体の水圧試験が終了しました。
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

2021年7月30日に進水しました。

[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

進水後、造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年6月26日、「クラスノヤルスク」セヴェロドヴィンスクから出航し、洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは白海で洋上試験を開始した]

その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験を続けている]

「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは2022年12月末に予定されていましたが、試験が完了しなかった為、翌2023年に延期される事になりました。
[最新の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年12月30日にロシア海軍へ就役し、2023年夏以降に太平洋艦隊の原子力潜水艦基地へ到着する]

2023年3月に洋上試験を行ない、3月25日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。

極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を搭載する原子力水中巡洋艦ペルミは2026年にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2023年1月5日9時31分配信
【ロシア海軍は極超音速の「ツィルコン」を持つ原子力潜水艦「ペルミ」を2026年に受け取る】
モスクワ、1月5日/タス通信

最新の極超音速ミサイル「ツィルコン」の水中ヴァージョンの最初の標準搭載艦~プロジェクト885M(コード名「ヤーセン-M」)原子力潜水艦「ペルミ」は、2026年にロシア海軍へ引き渡される。
『タス通信』軍当局に近い情報筋より伝えられた。

「ツィルコンを持つ潜水艦ペルミの海軍への引き渡しは、2026年に計画されています。
それ以前の2024年末或いは2025年初頭に原子力潜水艦は試験へ入ります」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

2021年10月4日、プロジェクト885潜水艦「セヴェロドヴィンスク」は、白海エリアの水上位置及び水中位置から初めてミサイル「ツィルコン」の発射試験を実行した。

原子力潜水艦「ペルミ」は、生産合同『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)で建造が進められているプロジェクト885/885M「ヤーセン」ファミリー潜水艦の6隻目である。
原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」、「カザン」、「ノヴォシビルスク」ロシア海軍の戦闘編制に在る。
以前に『タス通信』が情報筋より伝えられたように、「ペルミ」プロジェクト885M原子力潜水艦の中で初の「ツィルコン」標準搭載艦となり、その軍備採用に関連し、この潜水艦ミサイル「オーニクス」及び「カリブル-PL」を搭載する前任者と異なり、幾らか設計が変更される。



プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの6番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては5隻目)「ペルミ」は、セヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で2016年7月29日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

「ペルミ」は新型の極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」水中発射型の最初の標準搭載艦となり、2024年末以降に「ツィルコン」の発射試験を行ないます。
[原子力潜水艦からの極超音速ミサイル"ツィルコン"発射試験は2024年に再開される]

「ペルミ」ロシア海軍への引き渡しは2026年に予定されています。


プロジェクト885「ヤーセン」/プロジェクト885M「ヤーセン-M」シリーズは、現在までに9隻が起工され、この内3隻が就役しています。
全てセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で建造されています。
[ロシア海軍の第4世代多目的原子力潜水艦ヤーセン-Mの建造は進められている]

1番艦「セヴェロドヴィンスク」のみが基本型の885であり、2番艦以降は改良型の885Mです。

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885Mは、以前の885よりも全長が10メートル短くなっています。

K-560「セヴェロドヴィンスク」К-560 «Северодвинск»(工場番号160)
1993年12月21日起工/2010年6月15日進水/2014年6月17日就役
北方艦隊へ配備

K-561「カザン」К-561 «Казань»(工場番号161)
2009年7月24日起工/2017年3月31日進水/2021年5月7日就役
北方艦隊へ配備

K-573「ノヴォシビルスク」К-573 «Новосибирск»(工場番号162)
2013年7月26日起工/2019年12月25日進水/2021年12月21日就役
太平洋艦隊へ配備

K-571「クラスノヤルスク」К-571 «Красноярск»(工場番号163)
2014年7月27日起工/2021年7月30日進水/2023年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

K-564「アルハンゲリスク」К-564 «Архангельск»(工場番号164)
2015年3月19日起工/2023年進水予定
北方艦隊へ配備予定

「ペルミ」«Пермь»(工場番号165)
2016年7月29日起工/2026年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

「ウリヤノフスク」«Ульяновск»(工場番号166)
2017年7月28日起工/2027年就役予定
北方艦隊へ配備予定

「ヴォロネジ」«Воронеж»(工場番号167)
2020年7月20日起工/2027-2028年就役予定
北方艦隊へ配備予定

「ウラジオストク」«Владивосток»(工場番号168)
2020年7月20日起工/2027-2028年就役予定
太平洋艦隊へ配備予定

ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは洋上試験を続けている

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『タス通信』より
2022年11月1日9時25分配信
【『セヴマシュ』は多目的原子力潜水艦「クラスノヤルスク」の海上試験について伝えた】
モスクワ、11月1日/タス通信

プロジェクト885M多目的原子力潜水艦の第2の生産艦「クラスノヤルスク」は海上で試験を行なっている。
北方機械製造事業(『セヴマシュ』『統合造船業営団』へ加入)総取締役ミハイル・ブドニチェンコ『タス通信』へ伝えた。

「今年にはプロジェクト09852調査原子力潜水艦ベルゴロドの試験が完了し、既に御客様へ御引き渡ししました。
プロジェクト955A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは御引き渡しを準備しており、プロジェクト885M多目的原子力潜水艦クラスノヤルスクは海上で試験を進めております」

彼は話した。

6月27日、『タス通信』原子力潜水艦「クラスノヤルスク」が初めて白海で工場航行試験に入ったと情報筋より伝えられた。

「クラスノヤルスク」は、プロジェクト885M(「ヤーセン-M」)の2隻目の生産艦であり、3番艦である。
潜水艦は2014年に起工され、2021年7月30日に進水した。
プロジェクト885M原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
プロジェクト885M原子力潜水艦のトップ「カザン」は5月7日にロシア海軍へ引き渡された。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。

10月28日にサンクトペテルブルクで開催された会議において株式会社・生産合同『セヴマシュ』の取締役会は同社総取締役ブドニチェンコの権限を更に5年延長した。
取締役会でウラジーミル・コロリョーフは、彼の指導下で同社は効果的かつダイナミックに発展した事を指摘した。
ブドニチェンコは既に10年に渡り造船所を率いている。



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プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの4番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては3隻目)K-571「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

2017年1月下旬までに船体の水圧試験が終了しました。
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

2021年7月30日に進水しました。

[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

進水後、造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年6月26日、「クラスノヤルスク」セヴェロドヴィンスクから出航し、洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは白海で洋上試験を開始した]

現在も洋上試験は続けられています。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]

現在の所、「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されており、就役後は太平洋艦隊へ配備されます。

ロシア海軍の第4世代多目的原子力潜水艦ヤーセン-Mの建造は進められている

『イズベスチヤ』より
2022年7月10日0時1分配信
【潜水艦の全て:「ヤーセン-M」潜水艦は艦隊の能力をどのように変えるのか】

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新たなプロジェクト艦の装備と、8隻が勤務へ就き始めるのは何時になるのか

7月末に「ヤーセン-M」型原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」有翼ミサイルの練習戦闘発射を実施し、太平洋の恒久駐留場所へ向かう。
同プロジェクトの第2の生産潜水艦である「クラスノヤルスク」は7月初頭に初めて航行試験へ出発した。
防衛産業企業体の情報提供者が『イズベスチヤ』へ話したように、双方の潜水艦の作業及び試験スケジュールは既に軍当局と合意しており、これらのユニットと機構は高度の準備状態に在る。
これがロシア海軍の戦闘準備状態と国家の安全保障にとって何を意味するのか、軍事専門家ドミトリー・コルネフは特に『イズベスチヤ』の為に調べた。
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[秘密裏の勤務]
最新の多目的原子力潜水艦「ヤーセン-M」プロジェクトの建造と運用開始はリズミカルなテンポになりつつあり、計画通りに動き始めている。
これらの潜水艦は、1993年に起工されたプロジェクト885「ヤーセン」潜水艦から続くシリーズである。
それ(セヴェロドヴィンスク)は記録的な長期の建造~18年であった。
プロジェクト「ヤーセン」原子力潜水艦には、ソヴィエトの全ての水中造船の成果が組み込まれている:最大限の騒音の低減、革新的な船体設計、独自の水中音響複合体、艦内魚雷発射管、様々な用途のミサイルの為の汎用垂直発射装置。
実際に「セヴェロドヴィンスク」は、その後にプロジェクト885M「ヤーセン-M」シリーズで実現した最先端の解決策へ取り組んだ潜水艦となった。

これは、8隻から成る汎用打撃潜水艦シリーズである。
海軍では、シリーズの最初の艦はトップと呼ばれ、その後に生産モデルが続く~、1隻目、2隻目など。
プロジェクト「ヤーセン-M」のトップ潜水艦K-561「カザン」であり、最初の生産潜水艦K-573「ノヴォシビルスク」である。
「カザン」は3年に渡る試験と修正の後、2021年5月に北方艦隊の戦闘編制へ加わった。
「ノヴォシビルスク」「カザン」に続いて昨年12月に海軍へ受け入れられた。
更新プロジェクトはロシアの協力企業のみで建造されており、近代化されたシステム及び機器を有する。
新たな潜水艦は最初の「ヤーセン」(セヴェロドヴィンスク)よりも数メートル短くなったが、全ての主要な機能は保持されている。

同プロジェクト潜水艦は汎用打撃艦であり、他の潜水艦との戦闘や、水上及び地上の目標の破壊の双方で任務を遂行できる。
水中で「ヤーセン-M」は、水中音響複合体「イルティシュ-アンフォラ」の助力により数十キロメートルの距離で全てを「聞き取る」
それには強力な艦首球形アンテナと幾つかの艦内アンテナが含まれる。
事実、「ヤーセン-M」は前半球のみならず、側面や後半球の周囲の空間も「聞き取る」
騒音の低減を考慮すれば、これは敵を最初に探知し、打撃を与えるという利点をもたらす。

[遠距離打撃]
潜水艦
は、潜水艦水上艦を攻撃できる現代的な誘導魚雷を装備する。
敵の座標を受け取った「ヤーセン-M」は、このような目標へミサイル複合体「カリブル-PL」を使用できる。

原子力艦「ヤーセン」は単に「カリブル」だけでは無く、プロジェクト06363通常動力潜水艦へ配置されている同様のミサイル複合体とは異なる。
「ヤーセン」の発射装置は有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」に加え、今年に試験を完了する更に強力な汎用極超音速ミサイル「ツィルコン」を使用できる。

通常の「カリブル」は少なくとも距離250キロメートルの海上目標と、距離2500キロメートルの地上目標を攻撃できる。

このような兵装により、「ヤーセン」は実質的に戦略任務を遂行できる。
少なくとも1000キロメートルの距離で「ツィルコン」により、予想できない斬首及び不可避の打撃を与える事が出来る。
現代の対空防衛では、この極超音速ミサイルによる攻撃の撃退は事実上不可能である。

8隻の原子力打撃潜水艦シリーズは多くは無く、北方艦隊太平洋艦隊の為に4隻ずつの潜水艦となる。
おそらくは「ヤーセン-M」シリーズに続き、汎用性は劣らず、より予算が掛かるプロジェクト「ハスキー」潜水艦の建造が始まるだろう。
その詳細は未だ無いし、幾つかの比較は、未だ純粋に仮説でしかない。
それはさて置き、太平洋の為の最初の潜水艦K-573「ノヴォシビルスク」は今度の冬までにはカムチャツカへの移動を行ない、最新のプロジェクト「ボレイ」戦略水中ロケット艦と共に勤務へ就く。
その後、準備が整えば更に数隻のプロジェクト885M潜水艦が合流する。
「ヤーセン-M」シリーズ原子力潜水艦の建造は、おおよそ2027年~2028年の完了が見込まれている。
同プロジェクトの次の潜水艦K-571「クラスノヤルスク」は、2022年末までに海軍へ受け入れられなければならない。
この潜水艦は6月末に航行試験の為に海上へ出た。
北方艦隊での作業と越冬を終えた後、「クラスノヤルスク」もまた太平洋へ行く可能性は十分に有る。
これにより、ロシア海軍太平洋潜水艦グループは著しく強化される。
「クラスノヤルスク」に続き、艦隊「アルハンゲリスク」、「ペルミ」、「ウリヤノフスク」、「ヴォロネジ」、「ウラジオストク」を待っている。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦となるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦シリーズは、現在までに9隻がセヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工され、このうち3隻が就役しています。

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【プロジェクト885「ヤーセン」】
最初に第4世代原子力潜水艦の構想が出たのは1977年の事でした。

当初は、『マラヒート』、『ルビーン』、『ラズリート』の各潜水艦設計局が、自社設計の原子力潜水艦の後継として別個に第4世代原子力潜水艦を設計していました。

魚雷ロケット原子力潜水艦プロジェクト958「アファリナ」(プロジェクト971シリーズの後継)
(サンクトペテルブルク海洋工学設計局『マラヒート』が設計)
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有翼ミサイル原子力潜水艦プロジェクト881「メルクーリイ」(プロジェクト949シリーズの後継)
(海洋工学中央設計局『ルビーン』が設計)
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魚雷ロケット原子力潜水艦プロジェクト957「ケドル」(プロジェクト945シリーズの後継)
(海洋工学設計局『ラズリート』が設計)
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しかし結局これらのプロジェクトは中止され、『マラヒート』の設計案「アファリナ」をベースにして艦後部に有翼ミサイル発射機を装備したプロジェクト885「ヤーセン」の設計が1985年に始まりました。
従来のソヴィエト/ロシア潜水艦は艦首に魚雷発射管を装備していましたが、「ヤーセン」は艦首に大型の水中音響複合体(ソナー)を搭載した為、魚雷発射管は艦中央部側面に移動しました。
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技術的にはソヴィエト/ロシアの一連の攻撃型原子力潜水艦の系譜に連なる「ヤーセン」ですが、有翼ミサイル発射機を装備した事により、ソヴィエト/ロシアの一連の有翼ミサイル原子力潜水艦の系譜も受け継ぐ事になりました。
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[ソ連/ロシア海軍の潜水艦用原子炉の系譜]


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プロジェクト885の1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11潜水艦師団(対空母師団)へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]

2番艦K-561「カザン」からは改良型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」となり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水し、2021年5月7日に就役、北方艦隊へ配備されました。
[改セヴェロドヴィンスク型原子力水中巡洋艦カザンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

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プロジェクト885M「ヤーセン-M」は、以前の885「ヤーセン」(「セヴェロドヴィンスク」)よりも全長が10メートル短くなっています。

3番艦(「ヤーセン-M」としては2隻目)K-573「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工され。2019年12月25日に進水、2021年2月21日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2022年夏以降に太平洋艦隊基地へ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2022年7月末に巡航ミサイル「カリブル」と「オーニクス」を発射する]

4番艦(「ヤーセン-M」としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
2022年6月末から洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは白海で洋上試験を開始した]
ロシア海軍への引き渡しは2022年以降に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

5番艦(「ヤーセン-M」としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年以降に予定されており、北方艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(「ヤーセン-M」としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年以降に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)「ウリヤノフスク」は、2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍北方艦隊の為の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2024年に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

これで「ヤーセン」シリーズの建造は終了する筈でしたが、2019年6月27日、モスクワ州愛国者公園で開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、「ヤーセン-M」2隻の新たな建造契約が締結されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された]

2020年7月20日、8番艦(「ヤーセン-M」としては7隻目)「ヴォロネジ」と9番艦(「ヤーセン-M」としては8隻目)「ウラジオストク」が一斉に起工されました。
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[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクはセヴェロドヴィンスクで起工された]
2021年春から船体の形成が始まりました。
[ロシア海軍のヤーセン-M原子力水中巡洋艦ウラジオストクとヴォロネジの船体の形成が始まった]

現在の所、この2隻のロシア海軍への引き渡しは、2027~2028年に予定されおり、「ヴォロネジ」北方艦隊「ウラジオストク」太平洋艦隊へ配備されます。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクは2027-2028年にロシア海軍へ就役する]


将来的には、このような配置になります。

北方艦隊(第11潜水艦師団)
「セヴェロドヴィンスク」、「カザン」、「アルハンゲリスク」、「ウリヤノフスク」、「ヴォロネジ」

太平洋艦隊(第10潜水艦師団)
「ノヴォシビルスク」、「クラスノヤルスク」、「ペルミ」、「ウラジオストク」

ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2022年7月末に巡航ミサイル「カリブル」と「オーニクス」を発射する

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『タス通信』より
2022年7月7日9時2分配信
【原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」からのミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の発射は7月末に計画されている】
モスクワ、6月7日/タス通信

太平洋艦隊プロジェクト885M(「ヤーセン-M」)原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」は、7月末に計画されている戦闘演習で有翼ミサイルを発射し、その後、潜水艦は恒久駐留所へと向かう。
『タス通信』は造船分野の情報提供者より伝えられた。

「原子力潜水艦ノヴォシビルスクは、現在、バレンツ海及び白海で戦闘演習任務を果たしております。
7月下旬には、有翼ミサイル"カリブル"及び"オーニクス"の練習戦闘発射が計画されております」

彼は伝えた。

彼によると、8月後半には、潜水艦北方海上航路(一部は氷の下)を通過して恒久駐留場所への移動を開始しなければならない。
「通常、このような移動を行なう際には、太平洋艦隊の担当ゾーンへ行くまでは北方艦隊艦船支隊が同行します」
対談者は話した。

彼は更に、原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」は、太平洋艦隊の戦闘構成で初めてのプロジェクト「ヤーセン-M」潜水艦となる事を強調した。
これまで太平洋艦隊には、このシリーズの如何なる原子力潜水艦も存在していなかった。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前には、『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)により製造された原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」は、海軍への引き渡し前かその後、両タイプのミサイルを使用する一斉射撃を含め、水上及び水中位置から沿岸目標及び水上目標へ少なくとも4回のミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の発射を行なう事が想定されていた。

[潜水艦について]
原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」
は、プロジェクト885M「ヤーセン-M」潜水艦の最初の生産艦である。
2019年12月25日に進水した。
工場航行試験の為の最初の出航は2021年7月1日に行なわれた。
同年12月、潜水艦海軍へ引き渡された。

同プロジェクト潜水艦の主要打撃兵器は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。
将来的には、極超音速ミサイル「ツィルコン」を受け取る。
プロジェクト「ヤーセン-M」潜水艦のトップ「カザン」は、2021年5月7日に北方艦隊へ引き渡された。
2021年7月30日、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』社で同プロジェクト潜水艦「クラスノヤルスク」が進水した。



ロシア海軍第4世代多目的原子力潜水艦プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの3番艦K-573「ノヴォシビルスク」(改良型プロジェクト885M「ヤーセン-M」としては2隻目)は、2013年7月26日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所で起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]


起工後、まず船体の製造作業が進められ、2014年8月には船体の水圧試験が行なわれました。
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

その後の建造工事の進捗状況は明らかにされていませんでしたが、2019年12月25日に『セヴマシュ』の造船台から出渠し、進水しました。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]


当初、「ノヴォシビルスク」は2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されていました。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2020年にロシア海軍へ引き渡される]

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しかし、2020年中には洋上試験を開始する事すら出来ず、引き渡しは翌年に延期される事になりました。
[セヴェロドヴィンスク造船所で建造されている特殊用途原子力潜水艦ベルゴロド、原子力水中巡洋艦カザンとノヴォシビルスク、戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年にロシア海軍へ就役する]

「ノヴォシビルスク」は2021年6月末に洋上試験を開始する予定でしたが、少し遅れて7月1日にセヴェロドヴィンスクを出航し、白海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2021年6月末に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは白海で洋上試験を開始した]

8月2日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
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[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]
その後も洋上試験は続けられました。

2021年12月20日に受領証書へ署名されました。



2021年12月21日、プロジェクト955A戦略用途原子力水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」と同時にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ正式に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
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2022年5月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動し、5月末には北方艦隊の演習『クムジャ-2022』へ参加しました。
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その後も白海バレンツ海で慣熟訓練を続けており、7月下旬には訓練の総仕上げとして巡航ミサイル「カリブル」超音速ミサイル「オーニクス」を発射します。

「ノヴォシビルスク」は、2022年8月に北極海経由でカムチャツカ半島太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへの移動を開始します。

ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは白海で洋上試験を開始した

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『タス通信』より
2022年6月27日7時1分配信
【情報筋:原子力潜水艦「クラスノヤルスク」は航行試験の為に初めて白海へ出航した】
モスクワ、6月27日/タス通信

セヴェロドヴィンスクロシア最大の造船所『セヴマシュ』で建造されたプロジェクト885M多目的原子力潜水艦の第2の生産艦「クラスノヤルスク」は、白海での工場航行試験の為に初めて出航した。
『タス通信』は造船分野の情報提供者より伝えられた。

「6月26日、潜水艦クラスノヤルスクは、白海での工場航行試験の為、初めて『セヴマシュ』を出航しました。
海上で艦内機器の動作が点検され、その航行性能と運用の品質が艦の設計特性に沿っているのかどうかが特定されます」

彼は話した。

対談者は、航行試験の後、「クラスノヤルスク」には潜水艦の全ての兵装システムの実地での点検を伴う国家試験が待っていると説明した。

生産合同『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは、この情報について『タス通信』へコメントしなかった。

2022年2月、『タス通信』の情報提供者は、原子力潜水艦「クラスノヤルスク」が今年6月初頭に海上での工場航行試験へ入ると伝えた。

「クラスノヤルスク」は、プロジェクト885M(「ヤーセン-M」)の2隻目の生産艦であり、3番艦である。
潜水艦は2014年に起工され、2021年7月30日に進水した。
プロジェクト885M原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。

現在、『セヴマシュ』では6隻のプロジェクト885M潜水艦が様々な建造段階に在る。
プロジェクト885M原子力潜水艦のトップ「カザン」は5月7日にロシア海軍へ引き渡された。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。



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プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの4番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては3隻目)K-571「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

2017年1月下旬までに船体の水圧試験が終了しました。
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

2021年7月30日に進水しました。

[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

進水後、造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年6月26日、「クラスノヤルスク」セヴェロドヴィンスクから出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年6月に白海で洋上試験を開始する]

工場航行試験の完了後、最終洋上試験となる国家試験が行なわれます。

「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年6月に白海で洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2022年2月8日9時31分配信
【原子力潜水艦「クラスノヤルスク」は6月に白海での航行試験へ入る】
モスクワ、2月8日/タス通信

セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』社で建造されているプロジェクト885M(「ヤーセン-M」)多目的原子力潜水艦の第2の生産艦K-571「クラスノヤルスク」は、今年6月初頭に白海での工場航行試験へ入る。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは、2022年6月の初日に工場航行試験へ入ります。
白海において航行条件下での艦内機器の動作が点検され、その航行性能と機器の性能が設計特性に沿って決まります」

対談者は話した。

彼によると、現在、艦(工場番号163)は始動開始作業を行なっており、近い内に係留試験へ移行する。

対談者は、原子力潜水艦「クラスノヤルスク」は航行試験後に国家試験が待っており、巡洋艦の兵装システムが実地で点検される。
今年末に原子力艦太平洋艦隊への引き渡しが計画されている。

『タス通信』は、これについて公式な情報を持っていない。

「クラスノヤルスク」は、プロジェクト885M(「ヤーセン-M」)の2隻目の生産艦であり、3番艦である。
潜水艦は2014年に起工された。
造船台からの出渠と進水は2021年7月30日であった。
プロジェクト885M原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
現在、『セヴマシュ』では7隻のプロジェクト885M潜水艦が様々な建造段階に在る。
プロジェクト885M原子力潜水艦のトップ「カザン」は5月7日にロシア海軍へ引き渡された。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。



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プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの4番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては3隻目)K-571「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

2017年1月下旬までに船体の水圧試験が終了しました。
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

2021年7月30日に進水しました。

[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装工事が進められています。

「クラスノヤルスク」の洋上試験は2022年6月初頭の開始が予定されています。

「クラスノヤルスク」ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した

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『タス通信』より
2021年8月2日21時12分配信
【情報筋:プロジェクト「ヤーセン-M」原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」は最初の海上への出航から戻ってきた】
モスクワ、8月2日タス通信

プロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」は、工場航行試験の為の初めての白海への出航の後、月曜日にセヴェロドヴィンスクへ戻ってきた。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「8月2日、原子力潜水艦ノヴォシビルスクは、この1ヶ月間白海で行なわれた最初の工場航行試験から工場『セヴマシュ』へ戻りました」
対談者は話した。

7月2日、プロジェクト885M潜水艦は初めて出航したと『タス通信』は情報提供者より伝えられた。
以前、『セヴマシュ』のトップ、ミハイル・ブドニチェンコは、工場航行試験の完了後、潜水艦の国家試験が始まると『タス通信』へ伝えた。
2021年末には、海軍への引き渡しが計画されている。

原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」は、プロジェクト885M「ヤーセン-M」潜水艦の最初の生産艦である。
2019年12月25日に進水した。
同プロジェクト艦の主な打撃兵器は、有翼ミサイル「カリブル-PL」「オーニクス」である。
将来的には、極超音速ミサイル「ツィルコン」を受け取る。

プロジェクト「ヤーセン-M」潜水艦のトップ「カザン」は2021年5月7日に北方艦隊へ引き渡された。
7月30日、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』社では、同プロジェクト潜水艦「クラスノヤルスク」が進水した。

海軍及びロシア連邦国防省の声明によると、「ヤーセン-M」原子力潜水艦は、戦略非核抑止力の概念の実現を保障しなければならない。
原子力潜水艦「クラスノヤルスク」の造船台からの出渠に関連し、海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、同プロジェクト潜水艦について話した:「プロジェクト"ヤーセン-M"により建造された潜水艦シリーズは、北極を含め、世界の大洋のあらゆる地点で我々の祖国の利益を保護できます。
これは、我々の祖国の信頼できるロケット-核の盾です」




プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの3番艦K-573「ノヴォシビルスク」(プロジェクト885M「ヤーセン-M」としては2隻目)は、2013年7月26日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所で起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]



起工後、まず船体の製造作業が進められ、2014年8月には船体の水圧試験が行なわれました。
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

その後の建造工事の進捗状況は明らかにされていませんでしたが、2019年12月25日に『セヴマシュ』の造船台から出渠し、進水しました。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]


当初、「ノヴォシビルスク」は2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されていました。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2020年にロシア海軍へ引き渡される]

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しかし、2020年中には洋上試験を開始する事すら出来ず、引き渡しは翌年に延期される事になりました。
[セヴェロドヴィンスク造船所で建造されている特殊用途原子力潜水艦ベルゴロド、原子力水中巡洋艦カザンとノヴォシビルスク、戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年にロシア海軍へ就役する]

「ノヴォシビルスク」は2021年6月末に洋上試験を開始する予定でしたが、少し遅れて7月1日にセヴェロドヴィンスクを出航し、白海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2021年6月末に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは白海で洋上試験を開始した]

8月2日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
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工場航行試験の完了後、最終洋上試験となる国家試験が行なわれ、この中で打撃巡航ミサイル「カリブル」「オーニクス」の発射試験も行なわれます。

国家試験の完了後、ロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

現在の所、「ノヴォシビルスク」ロシア海軍への引き渡しは2021年末に予定されており、太平洋艦隊への配備が予定されています。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2021年末にロシア海軍へ引き渡される]
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ロシア海軍第4世代原子力潜水艦となるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦シリーズは、現在までに9隻がセヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工され、このうち2隻が就役しています。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」となり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水、2021年5月7日に就役し、北方艦隊へ配備されました。
[改セヴェロドヴィンスク型原子力水中巡洋艦カザンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

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プロジェクト885M「ヤーセン-M」は、以前の885「ヤーセン」(「セヴェロドヴィンスク」)よりも全長が10メートル短くなり(つまり129.2メートル)、533mm魚雷発射管は8門に減らされ(「セヴェロドヴィンスク」は10門)、4連装垂直ミサイル発射管は10基(「セヴェロドヴィンスク」は8基)に増加しています。
従いまして、885の改良型と言うよりは実質的に新しい設計の潜水艦と言えます。

4番艦(「ヤーセン-M」としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年以降に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

5番艦(「ヤーセン-M」としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年以降に予定されており、北方艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(「ヤーセン-M」としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年以降に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)「ウリヤノフスク」は、2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍北方艦隊の為の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2024年に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

但し、「ウリヤノフスク」に関しては、未だ確定では有りませんが、起工後にプロジェクト09853特殊用途原子力潜水艦へ設計変更されているという情報も有ります。
[第3の原子力水中無人機ポセイドン搭載特殊用途原子力潜水艦ウリヤノフスクは2027年までにロシア海軍へ就役する]


以前には、ロシア海軍向けの「ヤーセン」シリーズは7隻で終了する予定でした。

しかし、2019年6月27日、モスクワ州愛国者公園で開催された軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、「ヤーセン-M」2隻の新たな建造契約が締結されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された]

そして2020年7月20日、8番艦(「ヤーセン-M」としては7隻目)「ヴォロネジ」と9番艦(「ヤーセン-M」としては8隻目)「ウラジオストク」が一斉に起工されました。

[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクはセヴェロドヴィンスクで起工された]

現在の所、この2隻のロシア海軍への引き渡しは、2027~2028年に予定されており、「ヴォロネジ」北方艦隊「ウラジオストク」太平洋艦隊へ配備されます。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦ヴォロネジとウラジオストクは2027-2028年にロシア海軍へ就役する]
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ウラジオストクとヴォロネジは新型対地巡航ミサイル"カリブル-M"を搭載する]
[ロシア海軍のヤーセン-M原子力水中巡洋艦ウラジオストクとヴォロネジの船体の形成が始まった]