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ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサの近代化改装は2021年に完了する

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『タス通信』より
2021年1月26日0時11分配信
【黒海艦隊の潜水艦「アルローサ」の修理は2021年の完了が計画されている】
セヴァストーポリ、1月25日/タス通信

セヴァストーポリ黒海艦隊・第13艦船修理工場の専門家は、2021年に潜水艦「アルローサ」の工事完了を計画している。
『タス通信』は月曜日に同社の代理人より伝えられた。

第13艦船修理工場の代理人によると、現在、潜水艦「アルローサ」の技術的準備状態は80パーセントであり、潜水艦は近代化の要素を伴う修理を行なっている。

対談者が説明したように、多くの要因が修理の進行に影響した事により、工場での作業終了の正確な時期を告げる準備は出来ていないが、これは「近い将来に行なわれ、計画では今年中です」

彼は更に、プロジェクト1239のトップ艦~エアクッション小型ロケット艦「ボラ」の準備は91パーセント完了したと付け加えた。
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今年には施設での作業の完了が計画されている。
艦の修理は2019年に始まった。
その特殊性が故に、特別に高度な訓練を受けた専門家が必要であり、特別な方法と材料を必要とした。

工場広報サービスによると、現在、第13艦船修理工場の専門家は、警備艦「ラードヌイ」、大型揚陸艦「オルスク」、「ヤーマル」、「アゾフ」を含む45の施設で作業を行なっている。
2021~2022年の工場の為の発注は、ロシア連邦国防省と締結した国家契約により提供される。

[ブラックホール]
実際の潜水艦基地の展示複合物が在るセヴァストーポリ要塞建造物博物館の館長ユーリー・タタリエフは、潜水艦「アルローサ」ゴーリキー市(現ニジニ・ノヴゴロド)の工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で、ソヴィエト社会主義共和国連邦崩壊の直前に建造され、実験プロジェクト877に属すると『タス通信』へ話した。
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その特徴は、スクリューの代わりに噴水推進エンジンが設置された事に在る。

「この時期、科学者は噴水推進エンジンに従事しており、この方向性は適切でした。
アルローサが作成された時、これを原子力潜水艦に設置する可能性が研究されました。
これは、潜水艦の隠密性~主要な戦術特性~にとっては、最も静粛なエンジンです。
海外からは(噴水推進エンジンを持つ潜水艦は)ブラックホールと呼ばれており、潜水艦は、事実上聞こえません」
タタリエフ
は説明した。

彼はソヴィエト連邦崩壊直後、「アルローサ」黒海で唯一戦闘準備の整ったロシア連邦潜水艦であり続けた事を指摘した。
この状況は、2014年のロシアへのクリミア復帰後の黒海艦隊の再軍備まで維持された。

「潜水艦は全ての戦闘演習任務へ積極的に参加し、魚雷訓練で一度ならず海軍総司令官の賞を獲得し、地中海で一度ならず任務を遂行し、国際演習へ参加しました。
結構な事に、乗組員には多くのやるべきことが有ります」

対談者は付け加えた。



プロジェクト877V潜水艦B-871は、ロシア内陸部のゴーリキー(現ニジニー・ノヴゴロド)のクラースノエ・ソルモヴォ造船所で1988年5月17日に起工され、1989年9月10日に進水し、1990年12月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

プロジェクト877Vは、試験的に艦尾にポンプジェットを装備した実験艦です。
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1991年12月から1992年3月まで戦闘勤務を行ないましたが、1992年3月13日に乗組員の一部がウクライナへ忠誠を誓い、機関室を占拠して潜水艦の乗っ取りを試みました。
乗っ取りの試みは阻止されたものの、ソ連邦解体後のロシア・ウクライナ間の黒海艦隊分割・帰属問題も有り、更にはバッテリーの不調も有って1992年から1996年までは殆ど動きませんでした。

ただし、1996年2月10日公開のジャッキー・チェン主演の映画「First Strike」(ファイナル・プロジェクト)には、B-871が「出演」しています。

0:45から登場する潜水艦がB-871です。

1996年5月22日にバッテリーの交換を完了し、ようやく動けるようになりました。
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2004年1月5日に「アルローサ」と命名されました。
「アルローサ」は、ロシア宝石会社です。
【『アルローサ』公式サイト】

2011年6月にスペイン沖で実施された国際海軍演習『ボールド・モナーク-2011』に参加しました。


その後、2011年7月から2012年7月までバルト海沿岸のクロンシュタットで修理され、2012年9月にセヴァストーポリへ戻りました。
[ポンプジェット潜水艦アルローサは黒海へ戻る]
[ポンプジェット潜水艦アルローサはセヴァストーポリへ戻った]

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2014年6月にセヴァストーポリ第13艦船修理工場(黒海艦隊直営)で修理及び近代化が始まりました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは近代化改装を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサは近代化改装を行なっている]

「アルローサ」の近代化改装作業の完了時期は何度も延期され、2017年末の完了予定も実現しませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサの近代化改装は2017年に完了する]

2014年から2016年に掛け、黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻が就役した為、黒海艦隊にとっては、「アルローサ」の復帰を急ぐ必要性は無くなっています。
[プロジェクト06363潜水艦]

黒海艦隊では持て余されている「アルローサ」ですが、今度はバルト艦隊へ転属させるという話が出てきました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはバルト艦隊へ転属する]

『第13艦船修理工場』の岸壁に係留されていた「アルローサ」でしたが、2019年5月末に同社の浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはセヴァストーポリの浮きドックへ入った]
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「アルローサ」の近代化改装作業の完了は2019年に予定されていましたが、またも延期されました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサの近代化改装は2019年に完了する]

現在の所、「アルローサ」の近代化改装作業は、2021年中の完了が予定されています。
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ロシア海軍バルト艦隊の潜水艦ドミトロフはバルト海で訓練を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2020年12月7日12時45分配信
【バルト艦隊の潜水艦「ドミトロフ」は海上で錬成任務の要素へ取り組んだ】

バルト艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「ドミトロフ」は、海上で錬成任務L-2の要素へ取り組んだ。
これは、様々な作戦-戦術環境で戦闘訓練を実施する事により、意図された任務を遂行する為の水中艦の訓練プログラムの不可欠の要素である。

戦闘訓練計画に沿って、バルト海「ドミトロフ」乗組員は、様々な種類の訓練の艦内演習を実施した。
以前には、艦隊の艦と協同で潜水艦機雷源への出航を行なった。
錬成任務の要素への取り組み中、潜水艦の乗組員は自力で機雷源を突破した。

錬成任務の次の段階への移行でディーゼルエレクトリック潜水艦乗組員は、バルト艦隊の海上射爆場で水上及び水中目標への練習魚雷射撃を行なう。

[参照]
プロジェクト877(ワルシャワンカ)潜水艦
は、最も静粛なロシア潜水艦であり、それは、騒々しい動力装置が無く、検証された流線形フォルムと船体の特殊水中音響カバーにより説明される。
西側からは、このクラスの潜水艦の高い隠密性により、敬意を込めて「ブラックホール」のニックネームを受けている。
このシリーズの潜水艦水中艦にも水上艦にも対抗でき、海軍基地、海岸、海上交通線の保護の為に意図されている。



プロジェクト877EKM大型ディーゼルエレクトリック潜水艦B-806は、ロシア内陸部ゴーリキー市(現ニジニ・ノヴゴロド)『クラースノエ・ソルモヴォ』造船工場で1985年10月15日に起工され、1986年4月30日に進水しました。
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1986年6月にクロンシュタットへ回航され、同年7月から9月までバルト海で航行試験を行なった後、1986年9月25日にソ連海軍へ引き渡されました。

輸出用のプロジェクト877EKMのプロトタイプとして建造された本艦は、外国へ輸出される同型艦の乗組員の訓練や海上試験の支援任務に就く為、ソ連海軍へ就役する事になりました。

就役後はバルト艦隊へ編入され、ラトビア共和国ウスチ-ドヴィンスク港に駐留しました。

1987年には、インド海軍アルジェリア海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。

1988年10月24日には、北朝鮮の軍事代表団が本艦を視察しました。
北朝鮮キロ級潜水艦の購入を検討していたようです。
この他、1988年にはアルジェリア、リビア、インド、キューバの海軍士官学校の生徒が本艦を見学しました。

1988年にも、インド海軍アルジェリア海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。

1989年5月15日には、イラン国防次官が本艦を視察しました。
同年5月30日にはチュニジア海軍総司令官が本艦を視察しました。
同年12月28日には、イラン海軍副総司令官とイラン国防次官が本艦を視察しました。

1989年には、シリア、アルジェリア、インドの海軍士官学校の生徒が本艦を見学しました。

1989年にもアルジェリア海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。

1990年にはインド海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。
同年にもリビア、シリア、アルジェリア、キューバの海軍士官学校の生徒が本艦を見学しました。

1991年4月17日にはイラン海軍代表団が本艦を視察しました。
1991年にもリビア、シリア、アルジェリアの海軍士官学校の生徒が本艦を見学しました。

1991年にはインド海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。

1992年にはイラン海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。

1992年6月13日から1993年6月1日までラトビアリアパーヤの艦船修理工場で修理が行なわれました。
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1993年10月、クロンシュタットレニングラード海軍基地へ移動しました。
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1993年にはシリア海軍士官学校の生徒が本艦を見学しました。
同年、イラン海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。

1994年8月から1995年4月までクロンシュタット海洋工場で修理が行なわれました。
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1995年にはイラン海軍プロジェクト877EKM潜水艦の乗員訓練の各種支援に従事しました。

1997年にはインド海軍プロジェクト877EKM潜水艦の洋上試験の各種支援に従事しました。

1999年2月18日には大韓民国海軍総司令官が本艦を視察しました。

2000年9月20日にはドイツ海軍司令官が本艦を視察しました。

2000年~2003年にはサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で定期修理が行なわれました。

2004年8月にはスウェーデンを公式訪問しました。

2005年11月には中国海軍プロジェクト636M潜水艦の洋上試験の支援に従事しました。

2006年にはクロンシュタット海洋工場で修理が行なわれました。

2009年に「ドミトロフ」と命名されました。

2014年からクロンシュタット海洋工場でオーバーホールが始まりました。
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2017年前半にオーバーホールを終えて復帰しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の潜水艦ドミトロフは2017年にオーバーホールを終えて復帰する]

復帰後はバルト海で行動しており、時折演習を行なっています。


現在、ロシア海軍に在籍するプロジェクト877潜水艦は計14隻です。

[北方艦隊]
B-808「ヤロスラヴリ」(1988年12月27日就役)
B-800「カルーガ」(1989年9月30日就役)
B-459「ウラジカフカース」(1990年9月30日就役)
B-471「マグ二トゴルスク」(1990年12月30日就役)
B-177「リぺツク」(1991年12月30日就役)

[太平洋艦隊]
B-394「ヌルラト」(1988年12月30日就役)
B-464「ウスチ・カムチャツスク」(1990年1月30日就役)
B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)
B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年1月22日就役)

[バルト艦隊]
B-227「ヴィボルグ」(1983年2月23日就役)
B-806「ドミトロフ」(1986年9月25日就役)

[黒海艦隊]
B-871「アルローサ」(1990年12月30日就役)


これらの潜水艦の一部は、順次寿命延長改修工事が行なわれており、暫くの間は現役に留まります。

この他、2014年からは改良型のプロジェクト06363潜水艦が6隻就役しています。
[黒海艦隊]
B-261「ノヴォロシースク」(2014年8月22日就役)
B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(2014年12月30日就役)
B-262「スタールイ・オスコル」(2015年7月3日就役)
B-265「クラスノダール」(2015年11月5日就役)
B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(2016年10月26日就役)
B-271「コルピノ」(2016年11月24日就役)


更に、太平洋艦隊向けにも6隻のプロジェクト06363潜水艦が建造される事になり、既に2隻が就役しています。
[太平洋艦隊]
B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」(2019年11月25日就役)
B-603「ヴォルホフ」(2020年10月24日就役)

ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で対戦した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年10月19日3時8分配信
【太平洋艦隊のディーゼル潜水艦は日本海で魚雷射撃を伴う水中決闘を行なった】

太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦は、日本海エリアで演習を行ない、その中で決闘局面で決着を付けた。

戦闘訓練射爆場で太平洋艦隊の2隻の潜水艦は、潜水艦の兵器及び水中音響対抗手段を用いた仮想敵潜水艦の捜索、攻撃及び反撃の実地技量へ習熟した。

ディーゼル潜水艦の1隻は「敵」潜水艦を探知し、有利な位置で実弾魚雷の一斉射撃を行なった。

2隻目の潜水艦は回避機動を行ない、反撃へ入った。
潜水艦乗員は妨害及び囮目標を設定して追跡からの離脱を行なった。

海上での訓練実施は、コルベット「グロームキー」により保障された。



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ロシア太平洋艦隊通常動力潜水艦(プロジェクト877)は、現在、全てウラジオストク南部ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団に所属しています。

[第19潜水艦旅団]
B-394「ヌルラト」
(1988年12月30日就役)修理中
B-464「ウスチ-カムチャツク」(1990年1月30日就役)
B-494「ウスチ-ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)近代改装後、2017年1月27日に再就役
B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年1月22日就役)

これらの潜水艦は、日本海で哨戒任務へ就く以外に、太平洋艦隊の艦船や航空機が対潜戦闘訓練を行なう際の「相手役」も務めています。

更には、潜水艦同士で「対決」する戦闘訓練も度々行っています。

2018年3月21日
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『決闘』を行なった]

2019年3月18日
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『対決』した]

そして2020年10月19日にも2隻の潜水艦(艦名非公表)が日本海で「対戦」しました。

ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ウスチ・ボリシェレツクは修理を終えて復帰した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年10月15日10時43分配信
【潜水艦「ウスチ・ボリシェレツク」は修理後に艦隊へ復帰した】

艦船修理センター『ダーリザヴォード』は、ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウスチ・ボリシェレツク」の修理とメンテナンスを完了した。
10月15日・木曜日に同社広報サービスが発表したように、複合作業は期限を中断する事無く実行され、潜水艦は太平洋艦隊へ復帰した。


第8及び第19船体ドック作業所、更に第6機械組み立て作業所、第1パイプライン作業所、第7木工作業所の職員は、潜水艦の計画ドック作業を実施した。
特に、潜航-浮上機構、付属品及びスクリューが修復され、ディーゼルエレクトリック潜水艦の船体の洗浄及び塗装が行なわれ、更に、特殊コーティングが復元された。

『ダーリザヴォード』広報サービスは、最も困難な段階の作業の1つである潜水艦のチタン製フェアリングの復元が第19特殊作業所で実施された事を指摘した:チタンの継ぎ目の溶接は、金属独自の特殊性が故に特別な技術により行なわれ、このような作業の準備には数日掛かる。

「ウスチ・ボリシェレツク」は、プロジェクト877、コード名「パルトゥス」ディーゼルエレクトリック潜水艦である。
それはコムソモリスク・ナ・アムーレレーニン共産党青年団記念工場で建造され、1991年に就役した。

プロジェクト877潜水艦は、多目的原子力潜水艦が、その寸法により操艦の自由を奪われ、充分な隠密行動が出来ない近海ゾーン及び浅い海域で敵の潜水艦及び水上艦と戦う為に意図されている。
世界で最も静粛な潜水艦の1つと見られている。

プロジェクト877ディーゼルエレクトリック潜水艦の水上排水量は2300トン(水中-3950トン)、船体長76.2メートル、幅9.9メートル。
17ノットの水中速力を発揮する。
作業潜航深度240メートル、限界深度300メートル。
自立航行期間45日、乗組員52名。

6門の533mm魚雷発射管を装備する「パルトゥス」は、18本の魚雷あるいは24個の機雷で武装する。



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プロジェクト877大型潜水艦B-494は、1990年5月5日にコムソモリスク・ナ・アムーレ市レーニン共産党青年団記念造船工場(現アムール造船工場)で起工され、同年10月4日に進水、同年12月30日にソ連海軍へ納入されました。

1991年3月14日に正式に太平洋艦隊へ加入し、マガダンナガエヴァ湾に駐留する第420独立潜水艦大隊へ編入されました。
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1993年12月にはカムチャツカ半島べチェヴィンスカヤ湾に駐留する第182独立潜水艦旅団へ転属しました。
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1996年にはペトロパヴロフスク・カムチャツキーイリイチョーフ湾へ移動しました。
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2003年2月12日、カムチャツカ半島ウスチ・ボリシェレツク行政区と後援協定を締結し、同年11月23日に「ウスチ・ボリシェレツク」と命名されました。
同年中にクラシェニーンニコフ湾(ヴィリュチンスク)へ移動しました。
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2012年1月26日、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留する第19独立潜水艦旅団へ転属しました。
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2019年6月17日にはピョートル大帝湾対潜艦部隊の演習の相手役を務めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦はピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]
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2020年春頃からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で修理とメンテナンスが行なわれ、10月15日までに復帰しました。
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ロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスとカルーガはバレンツ海で『対決』した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年9月25日20時49分配信
【北方艦隊の潜水艦はバレンツ海で魚雷決闘を行なった】

北方艦隊コラ多種戦力小艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」「カルーガ」は、バレンツ海で、水中目標への魚雷射撃の実施を伴う戦術対潜演習任務へ取り組んだ。
演習は、艦隊海上戦闘訓練射爆場の1つにおいて双務形式で実施された。

潜水艦乗員は、敵潜水艦の捜索と、その追尾、魚雷攻撃への進入と魚雷兵器の使用へ取り組んだ。
潜水艦の1隻は深度約50メートル、2隻目は100メートル以上だった。

魚雷射撃は、弾頭無しの実弾により実施された。
魚雷射撃実施後、浮上した魚雷魚雷回収艇の上へ引き揚げられた。

対潜任務遂行後、潜水艦「ウラジカフカス」「カルーガ」は、恒久駐留所~軍事栄光都市ポリャールヌイへ帰投した。



プロジェクト877大型潜水艦B-459は、ゴーリキー市(現ニジニ・ノヴゴロド)ジダーノフ記念工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で1988年2月25日に起工され、1990年4月29日に進水し、1990年9月24日に就役しました。
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1991年6月15日から9月11日まで地中海への遠距離航海を行ないました。

1994年5月15日から21日までイギリスポーツマスを訪問しました。

1997年8月2日、「ウラジカフカス」と命名されました。

2008年11月、寿命延長近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ到着しましたが、実際に工事が始まったのは2011年でした。
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2014年9月19日にはドックを出て再進水しました。


2015年4月13日、『ズヴェズドーチカ』岸壁で係留試験が開始されました。
[近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスの係留試験が始まった]


2015年9月23日にロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスは2015年9月に復帰する]


2015年9月29日に北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ戻りました。


その後の動向が公表される事は有りませんでしたが、2016年2月2日に「遠距離航海」を終えてポリャールヌイ基地へ帰港しました。

[ロシア海軍北方艦隊のディーゼル潜水艦ウラジカフカスは長期任務を終えて基地へ戻った]

2016年5月末の北方艦隊演習へ参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』には、バルト海沿岸のクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』にもクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式終了後、他の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を行ないました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]

2019年6月18日、バレンツ海北方艦隊の水上艦を相手に魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスはバレンツ海で魚雷を発射した]

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』にもクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。



潜水艦B-800は、1987年3月5日にニジニ・ノヴゴロド市造船工場『クラースノエ・ソルモーヴォ』で起工され、1989年5月7日に進水、1989年9月30日に当時のソ連邦海軍へ納入されました。
納入と同日に「ヴォルゴドンスキー・コムソモーレッツ」と命名されました。

B-800は、プロジェクト877LPMBと呼ばれるサブタイプに属しており、それまでの6枚羽根スクリューに代わり、7枚羽根スクリューが装備されました。
続いて建造されたロシア/旧ソ連海軍向けのプロジェクト877後期建造艦(4Bとも呼ばれる)8隻の試験艦的な役割の艦です。

就役時は黒海艦隊へ所属しており、1991年5月6日から7月5日まで地中海で戦闘勤務を実施しました。

地中海に居る間の1991年6月に北方艦隊へ転属し、そのままポリャールヌイ基地へ向かいました。

1992年4月1日から5月23日までバレンツ海及びノルウェー海で戦闘勤務を実施しました。

2002年、オーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されましたが、資金不足の為、実際には修理に着手される事はありませんでした。

2003年5月、ロシア南西部カルーガ市と後援協定を結び、「カルーガ」と改名されました。

そのまま『ズヴェズドーチカ』に係留され続けた「カルーガ」は、2010年から待望の修理及び近代化作業が開始されました。

2012年5月28日に進水しました。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは再進水した]

2013年6月13日、最後の航海試験へ出発しました。
[キロ級潜水艦カルーガは6月13日に航海試験へ出発する]


最終航海試験は成功裏に完了し、2013年7月にロシア海軍へ引き渡されました。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは最終航海試験を終えて艦隊へ復帰する]


2013年11月4日、遠距離航海任務を終えてポリャールヌイ基地へ戻りました。
(出航時期は公表されず)


2015年10月8日、遠距離航海任務を終えてポリャールヌイ基地へ戻りました。
(出航時期は公表されず)


2016年6月26日、遠距離航海任務を終えてポリャールヌイ基地へ戻りました
[ロシア海軍北方艦隊の潜水艦カルーガは遠距離航海を終えて基地へ戻った]

2019年9月11日、「ウラジカフカス」と「対戦」方式の水中戦闘訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年9月11日配信
【「ウラジカフカス」と「カルーガ」は水中決闘に集まった】


そして2020年9月25日、「ウラジカフカス」「カルーガ」は、再びバレンツ海で「対戦」方式の水中戦闘訓練を行ないました。

ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦は日本海で魚雷攻撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年11月6日5時28分配信
【太平洋艦隊のディーゼル潜水艦は日本海で仮想敵の艦船支隊への魚雷攻撃を実施した】

戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊ディーゼル潜水艦の1隻は、演習実施中に日本海エリアで仮想敵の対潜打撃グループ及び艦船支隊を攻撃した。

対潜航空隊航空機IL-38が支援する小型対潜艦「コレーエツ」及び「メチェーリ」で構成される対潜打撃艦グループは、ピョートル大帝湾の戦闘訓練射爆場で潜水艦の捜索を行なった。

対潜部隊の積極的な活動にも関わらず、潜水艦は隠密裏に海域へ進入し、2基の実弾魚雷で戦術グループを成功裏に攻撃した。

その後、潜水艦は、小型対潜艦に加え、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を含む仮想敵艦支隊を攻撃する課題を解決した。
この演習のエピソードでは、実地魚雷射撃を除き、攻撃へ入る際の行動の全ての方法へ実地に取り組んだ。



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ロシア太平洋艦隊通常動力潜水艦(プロジェクト877)は、現在、全てウラジオストク南部ウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団に所属しています。

[第19潜水艦旅団]
B-394「ヌルラト」
(1988年12月30日就役)修理中
B-464「ウスチ・カムチャツク」(1990年1月30日就役)
B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)近代改装後、2017年1月27日に再就役
B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年1月22日就役)

これらの潜水艦は、日本海で哨戒任務へ就く以外に、太平洋艦隊の艦船や航空機が対潜戦闘訓練を行なう際の「相手役」も務めています。

更には、潜水艦同士で「対決」する事も有ります。
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『対決』した]

今回は、上記の6隻の内の1隻(艦名非公表)が対潜艦グループを相手に魚雷攻撃訓練を行ないました。

ロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスはバレンツ海で魚雷を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年6月18日16時41分配信
【潜水艦「ウラジカフカス」は仮想敵水上艦支隊を撃滅した】

北方艦隊コラ多種戦力小艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」は、バレンツ海で仮想敵水上艦支隊を撃滅する演習を実施した。

演習は、水上の敵を演じるコラ小艦隊の艦船連合部隊及び艦隊の補助船隊と協同で実施された。
支隊には、大型揚陸艦「コンドポガ」、小型対潜艦「スネシュノゴルスク」、「ユンガ」、更に海上曳船「セクスタン」が加わっていた。

潜水艦は水上目標の捜索を行ない、座標を特定し、魚雷攻撃を行なった。
魚雷射撃は実弾により実施された。
全ての魚雷は水上目標へ命中し、支隊の艦船の船体下部或いはスクリュー-舵群へ仮想の重大な損害を与えた。

戦闘訓練実施後、演習魚雷は、魚雷回収艇により引き揚げられ、基地へ届けられた。

演習へ参加した全ての艦の乗組員は、恒久駐留地点へ戻り、出航中に与えられた全ての任務を成功裏に遂行した。



プロジェクト877大型潜水艦B-459は、ゴーリキー市(現ニジニ・ノヴゴロド)ジダーノフ記念工場『クラースノエ・ソルモヴォ』で1988年2月25日に起工され、1990年4月29日に進水し、1990年9月24日に就役しました。
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1991年6月15日から9月11日まで地中海への遠距離航海を行ないました。

1994年5月15日から21日までイギリスポーツマスを訪問しました。

1997年8月2日、「ウラジカフカス」と命名されました。

2008年11月、寿命延長近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ到着しましたが、実際に工事が始まったのは2011年でした。
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2014年9月19日にはドックを出て再進水しました。


2015年4月13日、『ズヴェズドーチカ』岸壁で係留試験が開始されました。
[近代化改装されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスの係留試験が始まった]


2015年9月23日にロシア海軍へ引き渡されました。
[近代化されたロシア海軍北方艦隊の潜水艦ウラジカフカスは2015年9月に復帰する]


2015年9月29日に北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ戻りました。


その後の動向が公表される事は有りませんでしたが、2016年2月2日に「遠距離航海」を終えてポリャールヌイ基地へ帰港しました。

[ロシア海軍北方艦隊のディーゼル潜水艦ウラジカフカスは長期任務を終えて基地へ戻った]

2016年5月末の北方艦隊演習へ参加しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』には、バルト海沿岸のクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]

2018年7月29日の『ロシア海軍の日』には、クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


観艦式終了後、他の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を行ないました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]


そして2019年6月18日、バレンツ海北方艦隊の水上艦を相手に魚雷発射訓練を行ないました。

ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦コムソモリスク・ナ・アムーレは日本海で4本の魚雷を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年6月11日7時32分配信
【太平洋艦隊の潜水艦は日本で仮想敵艦船支隊への魚雷攻撃を実施した】

戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊ディーゼル潜水艦「コムソモリスク・ナ・アムーレ」は、仮想敵戦闘艦船支隊への攻撃を行なった。

艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」で構成され、日本海の戦闘訓練射爆場で潜水艦の捜索を行なう戦闘艦支隊対潜航空機Tu-142及びIl-38が支援した。

次に、潜水艦水上艦の行動海域へ隠密裏に進入し、上手く探知を回避し、支隊を4発の実弾魚雷で攻撃した。
演習実施中の潜水艦乗員の行動は成功と認められた。



プロジェクト877大型潜水艦B-187は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』で1991年5月7日に起工され、同年10月5日に進水、そして同年12月30日には受領-引渡証書への署名が行なわれ、ソ連海軍へ納入されました。
翌1992年に太平洋艦隊へ正式編入、第182独立潜水艦旅団の所属となり、カムチャツカ半島へ配備されました。

1993年1月~3月、1994年8月~9月、1995年3月15日~4月28日に戦闘勤務を実施。

1997年8月、東南アジアでの兵器展示会への参加準備の為、ウラジオストクへ回航されました。
1997年10月にはタイの展示会「タイ-97」(10月20日~27日)へ参加し、11月にはベトナムカムラン湾へ停泊、翌12月にはマレーシアの展示会「リマ-97」(12月2日~8日)へ参加しました。
この双方の展示会において、B-187は、輸出用潜水艦プロジェクト636「見本」として出展されました。
この時、西側は、本艦の艦名をBN-529「ロシア」と勘違いしています。

東南アジアから帰港後、B-187ウラジオストク(ウリス湾)第19潜水艦旅団へ転属しました。

2003年、B-187は修理の為、ボリショイ・カーメニへ回航、その後、近代化改装を行なう為、建造元の『アムール造船工場』へ回航されました。

就役から24年が経過した2015年7月20日に「コムソモリスク・ナ・アムーレ」と命名されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のキロ級潜水艦B-187はコムソモリスク・ナ・アムーレと命名された]

2015年10月には造船台を出渠し、浮きドック「ゼーヤ」へ載せられ、引き続き艤装工事が進められました。


2016年5月5日、潜水艦「コムソモリスク・ナ・アムーレ」は再び進水し、艤装岸壁へ係留されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のキロ級潜水艦コムソモリスク・ナ・アムーレは進水した]

その後、係留試験が行なわれ、2016年12月には航行試験が行なわれ、12月10日に終了しました。
[近代化されたロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦コムソモリスク・ナ・アムーレは航行試験を終えた]

2016年12月19日、「コムソモリスク・ナ・アムーレ」太平洋艦隊基地(ウラジオストク南部のウリス湾)へ到着しました。
[近代化された潜水艦コムソモリスク・ナ・アムーレはロシア海軍太平洋艦隊基地へ到着した]

2017年1月27日、太平洋艦隊への再編入式典が開催され、正式に再就役しました。

[近代化改装を終えた潜水艦コムソモリスク・ナ・アムーレはロシア海軍太平洋艦隊へ再就役した]

その後の動向は殆ど公表される事は有りませんでしたが(2018年7月末にウラジオストクで行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式への参加のみ公表)、ウリス湾に駐留する潜水艦は、日本海でパトロールを行ない、更には同海域で行なわれる太平洋艦隊の演習にも参加しているので、「コムソモリスク・ナ・アムーレ」も、これらの活動へ参加しているようです。

更に、ウリス湾に駐留する潜水艦は、日本海で1対1の『対決』方式の戦闘訓練を何度か行なっているので、これに参加している可能性は高いでしょう。
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『対決』した]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年6月7日4時37分配信
【太平洋艦隊のディーゼル潜水艦は日本海で魚雷射撃対決を行なった】

「コムソモリスク・ナ・アムーレ」は、2019年5月初頭に黄海で実施されたロシア海軍中国海軍合同演習『海洋協同-2019』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]

そして6月11日、「コムソモリスク・ナ・アムーレ」は、ロシア太平洋艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)、戦隊水雷艦(駆逐艦)「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)の3隻を相手に日本海で魚雷攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]
今回の太平洋艦隊広報部発表では、実弾魚雷4発が使用されたと書かれていますが、弾頭は外されていますし、発射された魚雷は、後で魚雷回収艇により回収されています。


なお、今回、「コムソモリスク・ナ・アムーレ」の「相手役」を務めた大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、6月10日からウラジオストクを訪問している日本海上自衛隊護衛艦「すずなみ」のホストシップでもあります。
[ロシア海軍太平洋艦隊基地ウラジオストクを日本海上自衛隊の艦が訪れた]

本日(6月11日)、ウラジオストクでは、ロシア海軍将兵と「すずなみ」乗組員の親善スポーツ試合が開催されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年6月11日9時4分配信
【ウラジオストクでロシア及び日本の船員が参加するスポーツ競技会が開催された】

ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはセヴァストーポリの浮きドックへ入った

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年5月31日11時41分配信
【潜水艦「アルローサ」はドックへ移動した】

5月末、プロジェクト877V(コード名「パルトゥス」)ディーゼルエレクトリック潜水艦「アルローサ」は、第13艦船修理工場のドックへ移動した。
『Mil.Press FlotProm』は、2014年夏からディーゼルエレクトリック潜水艦を修理していた同社の情報提供者より伝えられた。


艦隊の情報提供者は、この情報を確認し、ドック入渠は秋まで続くと説明した。

修理を完了した後、ディーゼルエレクトリック潜水艦は、バルト艦隊へ回航して勤務を続ける為に試験が必要である。

『Mil.Press FlotProm』の対談者によると、これは今年末までに実行されなければならない。
このような概要のクリミアの企業は、全てに先駆けて第13艦船修理工場が、その艦船修理複合体を復旧していると彼は付け加えた。

「第13艦船修理工場は、黒海艦隊の艦船の整備サービス及び修理プログラムを実現する為の発注が割り当てられている唯一の履行者です。
アルローサは、このタイプのディーゼルエレクトリック潜水艦の修理プロジェクトの試験版です」

情報提供者は要約した。

バルト海「アルローサ」バルト艦隊の戦闘訓練任務へ従事し、更には『アドミラルティ造船所』及び沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造される受注品の試験及び就役を支援する。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
ディーゼルエレクトリック潜水艦「アルローサ」
は、1988年5月17日にニジニノヴゴロド造船所『クラースノエ・ソルモヴォ』で起工された。
1989年9月10日に進水し、1990年12月30日に就役した。
2004年1月、1997年から潜水艦を後援している同名の株式会社に敬意を表し、「アルローサ」の名を受けた。

水上排水量-2300トン、水中排水量-3950トン、全長-76.2メートル、船体最大幅-9.9メートル、中間吃水-6.2メートル。
水上速力-10ノット、水中速力-17ノット。
作業潜航深度-240メートル、限界潜航深度-300メートル。
自立航行期間-45日。乗組員-52名。

兵装-6門の533mm魚雷発射管、18基の魚雷あるいは24基の機雷。

「アルローサ」は、最近にプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」潜水艦が引き渡されるまで、長期に渡り、黒海艦隊で唯一の戦闘可能な潜水艦であった。
「アルローサ」と他のプロジェクト877潜水艦の主な相違点の1つは駆動複合体に有り、古典的なスクリュー推進器に代わりウォータージェットノズルが提供されている。



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ロシア黒海艦隊潜水艦B-871「アルローサ」(1990年12月1日就役)は、2014年6月からセヴァストーポリ第13艦船修理工場(黒海艦隊直営)で修理及び近代化が行なわれています。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは近代化改装を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサは近代化改装を行なっている]

「アルローサ」は、2016年4月18日までに『第13艦船修理工場』の浮きドックへ入渠しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは浮きドックへ入った]

その後、浮きドックを出渠し、『第13艦船修理工場』の岸壁に係留されています。

「アルローサ」の近代化改装作業の完了時期は何度も延期され、2017年末の完了予定も実現しませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサの近代化改装は2017年に完了する]

2014年から2016年に掛け、黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻が就役した為、黒海艦隊にとっては、「アルローサ」の復帰を急ぐ必要性は無くなっています。
[プロジェクト06363潜水艦]

今や黒海艦隊では持て余されている「アルローサ」ですが、今度はバルト艦隊へ転属させるという話が出てきました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはバルト艦隊へ転属する]

『第13艦船修理工場』の岸壁に係留されていた「アルローサ」でしたが、2019年5月末に同社の浮きドックへ入りました。

「アルローサ」の近代化改装作業の完了は2019年に予定されており、その後、バルト海へ回航されます。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサの近代化改装は2019年に完了する]


現在、ロシア海軍に在籍するプロジェクト877潜水艦は計14隻です。

[北方艦隊]
B-808「ヤロスラヴリ」(1988年就役)
B-800「カルーガ」(1989年就役)
B-459「ウラジカフカース」(1990年就役)
B-471「マグ二トゴルスク」(1990年就役)
B-177「リぺツク」(1991年就役)

[太平洋艦隊]
B-394「ヌルラト」(1988年就役)
B-464「ウスチ・カムチャツスク」(1990年就役)
B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年就役)
B-190「クラスノカメンスク」(1992年就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年就役)

[バルト艦隊]
B-227「ヴィボルグ」(1983年就役)
B-806「ドミトロフ」(1986年就役)

[黒海艦隊]
B-871「アルローサ」(1990年就役)


これらの潜水艦の大半は、順次寿命延長改修工事が行なわれ、暫くの間は現役に留まります。

この他、2014年からは改良型のプロジェクト06363潜水艦が6隻就役しています。
[黒海艦隊]
B-261「ノヴォロシースク」(2014年就役)
B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(2014年就役)
B-262「スタールイ・オスコル」(2015年就役)
B-265「クラスノダール」(2015年就役)
B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(2016年就役)
B-271「コルピノ」(2016年就役)


今後、プロジェクト06363潜水艦は、太平洋艦隊向けにも6隻が建造され、2019年~2021年に就役する予定です。
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]

ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサの近代化改装は2019年に完了する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年11月8日14時55分配信
【黒海艦隊の潜水艦「アルローサ」は「居住登録」を変更する-情報筋】
モスクワ、11月8日、インタファクス-AVN

黒海艦隊プロジェクト877潜水艦「アルローサ」は、『第13艦船修理工場』での修理後にバルト海へ向かう。
木曜日、『インタファクス』は消息筋より伝えられた。

「アルローサの修理完了は2019年に計画されており、その後、同艦はバルト艦隊へ加わります」
対談者は明らかにした。
彼は、潜水艦バルト海へ移転する理由には言及しなかった。

現在、黒海艦隊には公式に8隻の潜水艦が居る。
この内の6隻は、有翼ミサイル「カリブル」を搭載するプロジェクト636.3である。
これらの内の2隻~「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」は、ロシア地中海戦隊へ長期に渡り駐留している。

更に黒海艦隊では、クリミアロシアへ復帰した後に同艦隊が入手したウクライナ海軍潜水艦「ザポリージャ」が不沈性を維持している。

以前、黒海艦隊からバルト艦隊へ、2隻のプロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」が向かった。
これらの小型ロケット艦有翼ミサイル「カリブル-NK」搭載しており、バルト艦隊の打撃艦グループを強化した。



[ポンプジェット潜水艦アルローサ(旧ブログ)]

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ロシア黒海艦隊潜水艦B-871「アルローサ」(1990年12月1日就役)は、2014年6月からセヴァストーポリ第13艦船修理工場(黒海艦隊直営)で修理及び近代化が行なわれています。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは近代化改装を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサは近代化改装を行なっている]

「アルローサ」は、2016年4月18日までに『第13艦船修理工場』の浮きドックへ入渠しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは浮きドックへ入った]

その後、浮きドックを出渠し、『第13艦船修理工場』の岸壁に係留されています。

「アルローサ」の近代化改装作業の完了時期は何度も延期され、2017年末の完了予定も実現しませんでした。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサの近代化改装は2017年に完了する]

2014年から2016年に掛け、黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻が就役した為、黒海艦隊にとっては、「アルローサ」の復帰を急ぐ必要性は無くなっています。
[プロジェクト06363潜水艦]

今や黒海艦隊では持て余されている「アルローサ」ですが、今度はバルト艦隊へ転属させるという話が出てきました。
[ロシア海軍のポンプジェット潜水艦アルローサはバルト艦隊へ転属する]

「アルローサ」の近代化改装作業の完了は2019年に予定されており、その後、バルト海へ回航されます。


現在、ロシア海軍に在籍するプロジェクト877潜水艦は計14隻です。

[北方艦隊]
B-808「ヤロスラヴリ」(1988年就役)
B-800「カルーガ」(1989年就役)
B-459「ウラジカフカース」(1990年就役)
B-471「マグ二トゴルスク」(1990年就役)
B-177「リぺツク」(1991年就役)

[太平洋艦隊]
B-394「ヌルラト」(1988年就役)
B-464「ウスチ・カムチャツスク」(1990年就役)
B-494「ウスチ・ボリシェレツク」(1990年就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年就役)
B-190「クラスノカメンスク」(1992年就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年就役)

[バルト艦隊]
B-227「ヴィボルグ」(1983年就役)
B-806「ドミトロフ」(1986年就役)

[黒海艦隊]
B-871「アルローサ」(1990年就役)


これらの潜水艦の大半は、順次寿命延長改修工事が行なわれ、暫くの間は現役に留まります。

この他、2014年からは改良型のプロジェクト06363潜水艦が6隻就役しています。
[黒海艦隊]
B-261「ノヴォロシースク」(2014年就役)
B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(2014年就役)
B-262「スタールイ・オスコル」(2015年就役)
B-265「クラスノダール」(2015年就役)
B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(2016年就役)
B-271「コルピノ」(2016年就役)


今後、プロジェクト06363潜水艦は、太平洋艦隊向けにも6隻が建造され、2019年~2021年に就役する予定です。
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]