『SeverPost』より
2023年3月23日15時35分配信
【422日を経過してフリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」はセヴェロモルスクへ戻ってきた】フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、母国の港
セヴェロモルスクへ戻ってきた。
北方艦隊の兵士達は422日間に渡り母国の海上境界線の守護に就いていた。
桟橋で乗組員は軍楽隊の演奏の下、
北方艦隊司令部、そして更に将兵、家族及び親類に出迎えられた。
ムルマンスク州本部は伝えた。






北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将が指摘したように、航海は
ロシア海軍の現代史上最も長いものの1つとなった。

2022年1月23日に始まった航海中、
フリゲートは66500海里を走破した。
これは世界一周3回分の長さに相当する。
乗組員は、
地中海で全ての割り当てられた任務を遂行した。
船員は海軍技量と戦闘訓練を向上させ、数十回の艦上演習へ取り組んだ。
国営テレビ・ラジオ放送社『ムルマン』より
2023年3月23日21時30分配信
【フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は北方艦隊本拠地セヴェロモルスクへ戻ってきた】フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は
セヴェロモルスクへ戻ってきた。
北方艦隊の戦士達の最長の航海の1つは成功裏に完了した。
乗組員の家族は、我々の撮影グループと会った。
フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、2020年夏から就役している。
同艦は2022年1月に今次航海へ参加した。
特種軍事作戦の開始前でさえ、艦の行動は、国際軍事政治情勢により修正された。
「同艦は国家が必要とする場所に居ました。
作戦上重要な地域に。そのような重要な時期に。
従いまして、艦の任務を果たした乗組員は、間違いなく国の課題も解決しました。
その存在により、同艦は我々の旗のみならず、これらの地域における我が国の位置も示しました」
北方艦隊司令官・ロシア英雄アレクサンドル・モイセーエフは説明した。
技術的準備、人員と「鉄」の点検、そして人々はそれを立派に通過したと司令部は指摘した。
功績ある船員は、
大統領、国防相、北方艦隊司令官から表彰を授与されるが、全ての乗組員にとって、もちろん主な贈り物は家族との出会いであり、そのうち8人は航海中に増えていた。
「私達には息子が居ます。彼は生後9ヶ月です。未だ彼は父親と会っていません。
今年は多くの事が有りました。
最も重要な贈り物は、家で待っている事です」兵士は話した。
「娘と会いました。今、初めてパパは娘と会いました。
今、待ちに待った面会があります。
私達は直接会わずにはいられませんでした。
もちろん、パパは来ると主張しましたが、私達はいつも自分自身に会っています」少女は話した。
司令部は、船員の家族との連絡を支援する為、できる限りの事をやった。
乗組員を心理的に解放する為、文化及びスポーツプログラムが艦内で開催された。
その背後には、何ヶ月にも渡る別離、海里、困難な日常生活だけではなかった。
司令官が集会で話したように、航海の歴史には地震と津波が有った。
「シリア及びトルコの住民にとって不幸なこれら全ての自然現象が起きた時、私達は地中海東部で任務を遂行していました.
タルトゥースへ寄港した際、衝撃と振動を感じました。
海上に居た時、何度か気候変動も有りました」
フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」艦長
アレクセイ・リャボシュタンは話した。
「疲れたら?朝まで休みます。朝になれば、また戦う準備が整いますから」軍は強調した。
この航海の特徴の 1 つは、乗組員が艦上に上級指揮官や本部の代表を乗せず、全ての任務を自身で遂行し、期待通りに実行した事である。
「このような待望の会合が行われました。
フリゲートの乗組員は420日間家に居ませんでした。
艦尾の後ろには北東大西洋、ノルウェー海、地中海で数万海里、3回の世界一周に相当します。
ですが、北方艦隊の戦士自身が言うように疲労は有りません。
プロは祖国を護る為、いつでも命令を遂行する準備が出来ております」
特派員アンドレイ・ザイツェフは締め括った。
1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦
「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、
サンクトペテルブルクの
『北方造船所』で2009年11月26日に起工され、2014年12月12日に進水し、2020年7月21日に
ロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]ロシア海軍へ就役した
「アドミラル・カサトノフ」は、7月26日の
『ロシア海軍の日』に
サンクトペテルブルクの
ネヴァ川で行なわれた観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
その後も
バルト海に留まっていましたが、2020年9月に
北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航される事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ向かっている]9月15日に
セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]その後、
「アドミラル・カサトノフ」は
白海へ移動し、9月29日には
有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上へ発射した]10月2日に母港
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海からセヴェロモルスクへ帰投した]「アドミラル・カサトノフ」は各種演習や乗組員の錬成訓練を行なう為、10月15日に
バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で演習を行なう]数日後に帰投した後、今度は対潜演習を行なう為、10月20日に
バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なう]バレンツ海で対潜演習を行なった後、10月24日に
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]この時、
新型対潜ミサイル「オトヴェート」の発射試験も行なわれました。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した]11月7日、
バレンツ海と
白海で戦闘訓練を行なう為に出航しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海で戦闘訓練を行なう]バレンツ海での戦闘訓練の後、11月11日に
白海沿岸の
セヴェロドヴィンスク(
白海海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]翌11月12日、
「アドミラル・カサトノフ」は
白海で
有翼ミサイル「カリブル」を
チジャ射爆場の地上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は白海で巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]11月14日に母港
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海と白海での演習を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]12月初頭には
「アドミラル・カサトノフ」乗組員へ
新型コロナウイルスのワクチン接種が行なわれました。
2020年12月30日、
「アドミラル・カサトノフ」は
セヴェロモルスクから出航し、遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は遠距離航海へ出発した]出航後、
バレンツ海で
救助曳船「ニコライ・チケル」(1989年4月12日就役)と合流しました。
「アドミラル・カサトノフ」と
「ニコライ・チケル」は2021年の新年を
ノルウェー海で迎え、その後に
ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過、1月11日には
ビスケー湾を抜けて
大西洋上へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は大西洋へ出た]1月14日に
ジブラルタル海峡を通過して
地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]1月15日に
バルト艦隊の
中型海洋給油船「コラ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍バルト艦隊の中型海洋給油船コラは地中海で北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"への洋上給油を行なった]1月18日に
アルジェリアの
アルジェ港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアのアルジェ港を訪れた]1月20日に
アルジェ港を出航し、
地中海東部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はアルジェリアを去った]1月22日から
地中海中部(マルタ海峡付近)で演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中部で演習を開始した]1月26日、
「ニコライ・チケル」は
地中海東部の
キプロス島南部の
リマソール港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を訪れた]1月27日、
「アドミラル・カサトノフ」は
地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]1月28日、
「ニコライ・チケル」は
リマソール港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大洋救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]その後、
「ニコライ・チケル」と
「アドミラル・カサトノフ」は合流し、2月3日には
ギリシャの
ピレウス港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャのピレウス港を訪れた]2月5日に
ピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]そして、
地中海東部で行動中の
「アドミラル・カサトノフ」と
「ニコライ・チケル」へ、
北方艦隊の
プロジェクトREF-675中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)が合流する事になり、2月初頭に
ジブラルタル海峡を通過して
地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマは地中海東部でフリゲート"アドミラル・カサトノフ"と合流する]一方、
「アドミラル・カサトノフ」と
「ニコライ・チケル」は、2月16日に
エジプトの
アレクサンドリア港を訪れました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を訪問した]最近は世界的な
コロナウイルス流行の為、外国港を訪れても乗組員の市内旅行は行なわれていませんでしたが、今回の
アレクサンドリア訪問では、久しぶりに市内旅行が実施されました。
「アドミラル・カサトノフ」と
「ニコライ・チケル」は、2月18日午後に
アレクサンドリア港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエジプトのアレクサンドリア港を去った]その後、
「アドミラル・カサトノフ」は
エーゲ海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はエーゲ海に居る]一方、
「ヴャジマ」と
「ニコライ・チケル」は、3月2日に
キプロス島南部の
リマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港へ寄港した]同じ3月2日、
「アドミラル・カサトノフ」は、
マルマリス近郊の
トルコ海軍基地アクザス・カラーガチへ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコ海軍基地を訪れた]「アドミラル・カサトノフ」は3月4日に
アクサズ・カラーガチから出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はトルコのアクサズ海軍基地を去った]翌3月5日、
「ヴャジマ」と
「ニコライ・チケル」も
リマソール港から出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルはキプロスのリマソール港を去った]3月8日、今度は
「アドミラル・カサトノフ」が
リマソール港へ寄港し、3月10日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はキプロスのリマソール港へ寄港した]その後、
「アドミラル・カサトノフ」は西へ向かい、3月17日には
クレタ島南東海域で行動していました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖に居る]3月22日に
給油船「ヴャジマ」から洋上給油を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクレタ島沖で洋上給油を受けた]3月24日に再び
ギリシャの
ピレウス港へ寄港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は再びギリシャのピレウス港を訪れた]「アドミラル・カサトノフ」は3月26日に
ピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はギリシャを去った]その後、
「アドミラル・カサトノフ」と随伴船は
地中海を東進し、3月29日に
「ヴャジマ」から洋上給油を受け、3月30日には
地中海中央部(
アルジェリア東方沖付近)で
潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海中央部で潜水艦捜索演習を行なった]4月1日に
ジブラルタル海峡を通過して
大西洋へ出ました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海を去った]その後、
ビスケー湾を通過し、4月5日には
ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過する]しかし、海峡を通過中に嵐に遭遇した為、
セーヌ湾で数日間停泊しました。
その後、再び移動を開始し、4月8日に
パ・ド・カレーを通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は英仏海峡を通過した]4月10日には
ノルウェー海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はノルウェー海で潜水艦捜索訓練を行なう]4月16日に
救助曳船「ニコライ・チケル」が
セヴェロモルスクへ帰投し、翌4月17日には
中型海洋給油船「ヴャジマ」が
ムルマンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]一方、
「アドミラル・カサトノフ」は
バレンツ海で行なわれた
北方艦隊の演習へ参加した後、4月23日に
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]2021年6月初頭に
セヴェロモルスクを出航し、6月13日に
バルト海沿岸の
クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクロンシュタットへ到着した]「アドミラル・カサトノフ」は、6月23日~27日に
サンクトペテルブルクで開催された
第10回国際海軍サロン『IMDS-2021』で展示されました。

7月25日の
『ロシア海軍の日』には
ネヴァ川の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。

観艦式が終わった後に
クロンシュタットを去り、
バルト海を出て
北東大西洋へ入りました。
8月4日から
北方艦隊の
指揮-参謀訓練が始まり、
クロンシュタットの
『ロシア海軍の日』観艦式へ参加し、基地へ戻る途中の
北方艦隊の水上艦も
北東大西洋で演習を開始しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]8月6日には
キぺロヴォ飛行場に駐留する
北方艦隊の
遠距離対潜哨戒機Tu-142が
北東大西洋へ進出し、観艦式参加艦部隊と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋で北方艦隊艦船部隊と合同演習を行なった]8月11日に母港
セヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]9月上旬に行なわれた
北方艦隊の
北極圏演習へ参加し、
駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」と共に
地対艦ミサイル部隊と合同訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表2021年9月11日12時10分配信
【北方艦隊のロケット兵は北極圏の演習で仮想敵艦グループを破壊した】
2022年1月11日に
バレンツ海で
艦載ヘリコプターの着艦訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]1月18日には
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、中型海洋給油船「ヴャジマ」と一緒に
バレンツ海で隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]1月22日には、
北方艦隊の
第45航空・防空軍の
第830独立艦載対潜ヘリコプター航空連隊所属の
艦載ヘリコプターKa-27の発着艦訓練を
バレンツ海で実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターKa-27の発着艦訓練を実施した]
2022年1月末に始まった
ロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として
北東大西洋と
地中海で演習を行なう為、2022年1月26日に
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と
支援船(
救助曳船SB-406と
中型海洋給油船「ヴャジマ」)と共にセヴェロモルスク港を出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した]北方艦隊艦船部隊は
バレンツ海を離れて
ノルウェー海を南下し、1月末には同海域で
潜水艦の捜索訓練を行ないました。
この部隊に随伴している
給油船「ヴャジマ」の位置から見て、訓練は
ノルウェー海南部で行なわれたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はノルウェー海南部で潜水艦の捜索訓練を実施した]2月2日、
ヴォログダ州の
キペロヴォ飛行場に駐留する
北方艦隊の
遠距離対潜哨戒機Tu-142は
バレンツ海と
ノルウェー海を経由して
北東大西洋へ進出し、
潜水艦捜索演習を行ないました。
更に、
北東大西洋~
アイルランド南方海域に居る
ロシア海軍艦船部隊、つまり
北方艦隊艦船部隊の上空を飛行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋(アイルランド南方海域)で潜水艦捜索演習を実施した]2月4日、
北方艦隊艦船部隊は
北東大西洋(
アイルランド周辺海域)で対空防衛戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフとフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北東大西洋(アイルランド南方海域)で対空戦闘訓練を実施した]ただ、演習は
アイルランド政府の要請も有り、同国の
排他的経済水域の外で行なわれました。
[2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される]その後、
北方艦隊艦船部隊は
大西洋を南下し、2月7日までに
ジブラルタル海峡を通過して
地中海へ入り、その後、
地中海東部へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊は地中海へ入った]2月15日、
地中海東部に滞在する
北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦船と、
ロシア航空宇宙軍の30機以上の
航空機が参加する海軍演習が始まりました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]地中海東部演習には、
ロシア航空宇宙軍の
Tu-22M3と
MiG-31Kの他に、
ロシア海軍航空隊の
対潜哨戒機Il-38(
北方艦隊)と
多用途複座戦闘機Su-30SM(
黒海艦隊)も参加しています。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習は続いている]2月21日には
北方艦隊から派遣された
対潜哨戒機Il-38も参加する
潜水艦捜索訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]地中海東部演習は2月25日に完了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]3月12日には対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]その後、一緒に
地中海へ行った
「マルシャル・ウスチーノフ」と「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は母港へ帰投しましたが、
「アドミラル・カサトノフ」は
地中海東部に留まり続けており、
地中海の
ロシア海軍作戦連合部隊の旗艦を務めていました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海作戦連合部隊の旗艦を務めている]その後、
中型海洋給油船「アカデミック・パシン」と共に
地中海東部を離れ、2023年3月8日午後に
ジブラルタル海峡を西進し、
大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はジブラルタル海峡を通過して地中海を去った]「アドミラル・カサトノフ」の
地中海滞在は、実に1年と1ヶ月に及びました。
その後、
スペイン・ポルトガル沖、ビスケー湾を進み、
グレートブリテン島へ接近しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はイギリス本土へ接近する]その後、
ラ・マンシュ海峡(英仏海峡)へ入り、3月15日には
パ・ド・カレー海峡(ドーバー海峡)を通過して
北海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は北海へ入った]3月23日に
セヴェロモルスクへ帰投しました。
