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デルタ級戦略原子力潜水艦は2030年までにロシア海軍から退役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年5月17日10時49分配信
【ロシアはソヴィエト時代の伝説的な潜水艦を艦隊から除く】
モスクワ、5月17日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアは、伝説的なソヴィエト原子力潜水艦プロジェクト667の様々なモデルを2030年に艦隊の戦闘編制から除く。
『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、軍事産業委員会協議会のメンバーにしてロシア政府海洋評議会のメンバーであるウラジーミル・ポスペロフは述べた。

「第9と第10のボレイは2030年までに引き渡され、この時期までに、最後のプロジェクト667BDRM原子力潜水艦が艦隊の艦構成から除外されます」
彼は話した。

現在、第4世代戦略原子力ロケット艦プロジェクト「ボレイ」及び「ボレイ-A」により代替されているプロジェクト667は、記録的な数の近代化を体験した。
1960年代に開発されたプロジェクト667A潜水艦は、近代化されたプロジェクト667B、667BD、667BDR、667BDRMのベースとなった。
最後の2つは、未だロシア連邦北方艦隊及び太平洋艦隊に在籍している。

近代化の各々の段階において、潜水艦は新たなミサイル複合体を受け取り、その度にミサイルの最大射程と投射量は増加した。
1991年にプロジェクト667BDRM潜水艦「ノヴォモスコフスク」「ベゲモート2」作戦が実施され、16基のミサイル全ての一斉発射が行なわれた。
1998年、同じ潜水艦は世界で初めて水中から商業用ロケットの発射を実施し、2基のドイツの大学の小型衛星が軌道上へ打ち上げられた。



現在、ロシア海軍戦略原子力潜水艦部隊には、6隻のプロジェクト667BDRM(NATOコード名「デルタIV」)と1隻のプロジェクト667BDR(NATOコード名「デルタIII」)が在籍しています。
一番古い「リャザン」は1982年就役、一番新しい「ノヴォモスコフスク」が1990年就役であり、既に艦齢は30年を超えています。

【北方艦隊】
プロジェクト667BDRM原子力戦略用途水中巡洋艦:K-51「ヴェルホトゥリエ」1984年12月30日就役
K-84「エカテリンブルク」1985年12月30日就役
K-114「トゥーラ」1987年11月5日就役
K-117「ブリャンスク」1988年10月6日就役
K-18「カレリア」1989年10月11日就役
K-407「ノヴォモスコフスク」1990年11月27日就役

【太平洋艦隊】
プロジェクト667BDR原子力戦略用途水中巡洋艦K-44「リャザン」1982年9月18日就役


これらの戦略原潜は度々近代化改装が行なわれ、寿命も延長されてきました。
667BDRM弾道ミサイルも新型に換装されました。
[ロシア海軍戦略原潜デルタIV型は「シネーワ」で武装している]
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

一方、667BDRMを代替する第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの建造も進められており、現在までに4隻が就役しています。
最終的には10隻以上の建造が予定されています。
[プロジェクト955ボレイ戦略用途原子力水中巡洋艦]
[プロジェクト955Aボレイ-A戦略用途原子力水中巡洋艦]
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これに伴い、667BDR/667BDRMも退役する事になり、先ず初めに667BDRMの2番艦「エカテリンブルク」が2022年に退役します。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦エカテリンブルクは2022年に退役する]

他の667BDR/667BDRMも、2030年までに全て退役します。
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ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦エカテリンブルクは2022年に退役する

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『タス通信』より
2021年4月28日16時30分配信
【情報筋:原子力水中ロケット艦「エカテリンブルク」は海軍から除籍される】
モスクワ、4月28日/タス通信

戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦「エカテリンブルク」は2022年に北方艦隊から除籍される。
『タス通信』は水曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「2022年にエカテリンブルクは北方艦隊の戦闘編制から除外され、解体へと向かいます」
彼は話した。

『タス通信』は、この件に関する公式情報を持っていない。

対談者は、潜水艦が就役してから既に36年が経過している事を想い起こした。

「エカテリンブルク」(プロジェクト667BDRM、コード名「デリフィン」)は『セヴマシュ』(現在は『統合造船業営団』へ加入)で1982年に起工され、1984年に進水し、進水から2年後に海軍へ引き渡された。
再三に渡り、「シネーワ」及び「ライネル」を含む大陸間弾道ミサイルの試験発射と、更にはミサイル搭載艦としての戦闘演習を行なった。

2011年12月29日、浮きドックに居た潜水艦で火災が発生した。
事故当時、潜水艦には弾薬が在った。
3年間の修理の後、「エカテリンブルク」は勤務期間が5年延長されて復帰した。



プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途ロケット水中巡洋艦の2番艦K-84は、セヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で1982年2月17日に起工され、1985年3月17日に進水しました。

1985年6月に係留試験が始まり、その後、工場航行試験と国家試験が12月まで行なわれました。

1985年12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にソ連海軍へ就役しました。
1985年12月31日にオレニヤ湾へ到着しました。
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1986年2月15日に赤旗北方艦隊第3潜水艦小艦隊第13潜水艦師団へ編入されました。

1988年4月1日にはソ連国防相ドミトリー・ヤゾフ元帥K-84を視察しました。

1988年5月~6月にはファーストチーム乗組員による戦闘勤務を行ない、13日間氷の下で行動しました。
同年10月から12月にはセカンドチーム乗組員による戦闘勤務を行ない、38日間氷の下で行動しました。

1989年冬~春にファーストチーム乗組員による戦闘勤務を行ない、38日間氷の下で行動しました。

1990年春~夏にファーストチーム乗組員による戦闘勤務を行ないました。
1990年9月19日~11月29日にセカンドチーム乗組員による戦闘勤務を行ない、7日間氷の下で行動しました。

1992年2月21日~4月7日にセカンドチーム乗組員による戦闘勤務を行ないました。
1992年6月3日に「戦略用途原子力水中巡洋艦」に艦種変更されました。

1993年7月にヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着しました。
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1996年12月3日にセヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へへ到着し、1998年3月24日から第1次近代化改装が始まりました。
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1999年2月9日付で「エカテリンブルク」と命名されました。
1999年2月23日にエカテリンブルク市と後援協定を締結しました。

2002年4月21日に造船台から出渠し、同年5月に進水しました。
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2002年9月から白海で航行試験を開始し、12月30日に完了しました。

2003年1月15日に海軍へ引き渡されました。
2003年6月5日から7月5日まで航行試験を行ない、7月8日にガジエヴォ基地へ到着しました。

2003年12月5日と12月26日に弾道ミサイル「シネーワ」発射試験を行ないました。

2004年8月8日に弾道ミサイル「シネーワ」発射試験を行ないました。

2005年8月~9月に遠距離航海を行ない、8月11日にはカムチャツカ半島へ弾道ミサイルを発射しました。

2008年10月12日にカムチャツカ半島へ弾道ミサイルを発射しました。

2009年7月13日にカムチャツカ半島へ弾道ミサイルを発射しました。
[デルタIV型原潜、弾道ミサイル「シネーワ」発射]

2011年4月26日にカムチャツカ半島弾道ミサイルを発射しました。

2011年5月20日には「シネーワ」の改良型「ライネル」の発射試験を行ないました。

2011年12月8日には短期間の修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場へ到着し、大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)、修理中の「エカテリンブルク」で火災が発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。

[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]

この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]

2012年6月22日、セヴェロドヴィンスクに到着しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した]

8月29日、修理の為に『ズヴェズドーチカ』のドックへ入りました。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理作業は進んでいる]

修理と共に第2次近代化改装工事も行なわれ、これまでの「シネーワ」に代わる新たな弾道ミサイル「ライネル」を搭載しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

2014年6月6日、『ズヴェズドーチカ』の造船台から出渠しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは造船台を出渠した]


7月27日には進水しました。

11月14日、修理後の点検の為、海洋試験へと出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは修理後初の海洋試験を行なう]

しかし、海洋試験の最中、同艦に乗っていた「ズヴェズドーチカ」の従業員が足に重傷を負いました。
この為、「エカテリンブルク」は、急遽試験を中断してセヴェロドヴィンスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクの海洋試験中に工場従業員は重傷を負った]

11月24日には再び出航し、海洋試験(工場航行試験)の第2段階が始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは海洋試験を再開した]

全ての試験が完了した後、2014年12月19日にロシア海軍へ引き渡されました。
[火災で損傷したデルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理を終えてロシア海軍へ復帰した]

復帰後にセヴェロドヴィンスクを出航し、12月30日にガジエヴォ基地へ到着しました。
[ロシア海軍のデルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着した]

その後は北方艦隊戦略原潜部隊の一員として行動していましたが、2022年には海軍から除籍される事になりました。

プロジェクト667BDRM戦略用途原子力水中巡洋艦は1984年から1990年に掛けて計7隻が就役し、この内の1隻(K-64)は特殊用途原子力潜水艦へ改造されていますが、この7隻の中で最初に退役するのは「エカテリンブルク」になるようです。

ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦リャザンは対潜戦闘訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年10月13日11時15分配信
【太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦は演習中に仮想敵潜水艦を破壊した】

戦闘訓練計画に沿って、太平洋艦隊の2隻の原子力潜水艦太平洋で戦術演習を実施し、その中で対潜任務を果たした。

特に、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「リャザン」が戦闘訓練射爆場で行動し、仮想敵潜水艦の捜索と破壊へ取り組んだ。
「リャザン」に対抗したのは、太平洋艦隊潜水部隊原子力水中巡洋艦の内の1隻の乗組員であった。

戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「リャザン」は隠密裏に演習実施ゾーンへ進入し、「敵」潜水艦の探知後、対潜兵器で仮想攻撃した。
この時、乗組員は、実際の魚雷斉射を除く水中の敵を攻撃する際の全ての手順を仕上げた。
更に、反撃から離脱し、水中巡洋艦は斉射後の機動を成功裏に実行した。



ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト667BDR、K-44「リャザン」】

プロジェクト667BDR(デルタIII級)ロケット水中巡洋艦K-44は1980年1月31日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所で起工され、1982年1月19日に進水、1982年9月17日に海軍へ納入、9月18日に海軍旗初掲揚式典が開催され、ソ連海軍へ就役しました。

1982年11月24日、赤旗北方艦隊に編入されました。
翌1983年から1987年まで毎年「自立戦闘任務」(戦略パトロール)を実施し、1987年からはセヴェロドヴィンスクで修理が行なわれました。

1990年7月28日から1993年12月31日までセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」工場で定期修理と近代化が実施されました。

1992年7月3日、「戦略用途原子力水中巡洋艦」に類別変更されました。

1995年6月7日には弾道ミサイルを使ってドイツブレーメン大学が開発した観測機器を打ち上げました。

1995年12月3日、結氷下の北極圏で浮上した際に損傷し、第10艦船修理工場で修理されました。

1998年1月にリャザン州と後援協定を締結し、同年1月10日に「リャザン」と命名されました。

2005年から2007年まで「ズヴェズドーチカ」で定期整備が行なわれました。
[戦略原潜「リャザン」(デルタIII型)は定期整備を終える]
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」は、定期修理後のテストを終えた]

2008年8月1日、バレンツ海から弾道ミサイルを発射しました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、弾道ミサイル試射]

2008年8月末に北方艦隊原潜基地を出航し、9月30日にカムチャツカへ到着しました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、太平洋艦隊へ回航]

そして「リャザン」北方艦隊から太平洋艦隊へ転属しました。

2009年10月7日、オホーツク海から弾道ミサイルを発射しました。
[太平洋艦隊のデルタIII型戦略原潜、弾道ミサイル発射]

2011年、修理のために沿海地方ボリショイ・カーメニ「ズヴェズダー」工場へ回航されました。
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2015年4月末に「ズヴェズダー」工場
ドックでの修理作業が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のデルタIII級戦略原潜リャザンのドック修理が始まった]

当初、「リャザン」は2015年末までには修理を終えて復帰する予定だったのですが、2015年12月末になっても修理は終わらず、結局、復帰は1年延びる事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略原潜リャザンは2016年末までにオーバーホールを終えて復帰する]

2017年2月15日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
[ロシア海軍の戦略用途原子力水中巡洋艦リャザンは近代化改装を終えて太平洋艦隊へ復帰し、カムチャツカ半島のヴィリュチンスク基地へ戻った]
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2019年10月15日~17日のロシア連邦軍の戦略部隊の演習『グロム-2019』へ参加し、弾道ミサイルを発射しました。

[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』にはペトロパヴロフスク・カムチャツキーで行なわれた観艦式へ参加しました。
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そして10月13日に対潜戦闘訓練を行ないました。

「リャザン」の相手役を務めた原子力潜水艦の艦名は公表されていませんが、「原子力水中巡洋艦」と記されているので、おそらくは太平洋艦隊所属のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(「トヴェリ」「オムスク」「トムスク」)の内の1隻でしょう。

ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ヴェルホトゥリエは2020年3月にオーバーホールを開始する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年2月20日15時59分配信
【水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」は3月にドックへ入る】

2020年3月、プロジェクト667BDRM(コード名「デリフィン」)戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ヴェルホトゥリエ」は修理の為にドックへの設置が計画されている。
この情報は、『第82艦船修理工場』の買付文書に記載されている。


この買付データによると、『第82艦船修理工場』浮きドックPD-0002への「ヴェルホトゥリエ」の設置は3月に予定されている。
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特に、潜水艦機雷-魚雷発射管の修復が計画されている。
技術課題で述べられているように、作業中に魚雷発射管の管内部表面の保護材が交換され、防波シートの開閉機構の検査、魚雷装填装置の修復などが行なわれる。

作業は、2020年~2020年の北方艦隊艦船のドック修理作業実施に関し、ロシア連邦国防省『第82艦船修理工場』が2019年12月28日に締結した国家契約第2022187301131432209025360号の枠組みで行なわれる。

分野の情報筋が『Mil.Press FlotProm』へ話したように、「ヴェルホトゥリエ」は、プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦の最も古い代表である。
「2019年には、潜水艦を艦隊から除籍するかもしれないという情報が出てきました。
ですが、プロジェクト955Aボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルの引き渡し時期が延期され、これに代わるものは未だ無い為、巡洋艦は更に勤務する事になりました」

彼は話した。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
K-51「ヴェルホトゥリエ」
プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦は、第2世代原子力潜水艦に属する。
1981年2月23日に「ソヴィエト連邦共産党第26回大会記念」の名でセヴェロドヴィンスク『セヴマシュプレドプリャーチェ』で起工された。
1984年3月7日に進水し、同年に潜水艦海軍へ受け入れられた。
1999年2月9日、「ヴェルホトゥリエ」に改名された。



プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途ロケット水中巡洋艦(デルタIV級)の1番艦K-51「ソヴィエト連邦共産党第26回大会記念」は、セヴェロドヴィンスク造船所『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で1981年2月23日に起工されました。

1984年3月7日に進水し、翌1984年6月12日に原子炉が起動されました。

1984年8月から12月に掛けて、岸壁係留試験、工場航行試験、国家試験が行なわれ、この間に弾道ミサイルR-29RMの発射試験が計8回行なわれました。
最初の6回は1発のみの発射でしたが、12月19日の7回目の試射では2発、12月26日の8回目の試射では4発を同時に発射しました。

1984年12月30日に海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にソ連海軍へ就役しました。

1985年1月1日に母港となるオレニヤ湾へ到着し、3月4日に赤旗北方艦隊第3潜水艦小艦隊第13潜水艦師団へ編入されました。
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1985年7月26日に弾道ミサイル2発を水中から発射しました。

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1985年8月から9月に掛けて遠距離航海を行ない、北緯82度線に到達しました。

1986年8月末から9月末に掛けて遠距離航海を行ない、東経87度線に到達しました。

更に1986年には弾道ミサイルR-29RMの最終試験に従事し、R-29RMは同年に軍備採用されました。

1987年8月7日に弾道ミサイル1発を水中から発射しました。

1987年9月2日から29日まで北極海遠征を行ない、この間の9月15日には結氷海域に浮上して弾道ミサイル2発を発射しました。

1989年2月15日から4月26日まで戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1990年秋から冬に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1991年夏に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1992年6月3日付で戦略用途原子力水中巡洋艦に変更されました。

1992年6月11付で「ソヴィエト連邦共産党第26回大会記念」の名前は抹消されました。

1992年夏に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

1993年3月1日、オーバーホールと近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されました。
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1999年3月28日付で「ヴェルホトゥリエ」と命名されました。

1999年11月18日から航行試験を開始し、12月17日に一旦完了しました。

1999年12月25日、近代化改装を終えた「ヴェルホトゥリエ」ロシア海軍へ引き渡されました。

2000年6月14日から22日まで航行試験を行ない、7月8日にヤーゲリナヤ湾ガジエヴォ基地へ到着しました。
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2000年9月1日付で赤旗北方艦隊第3潜水艦小艦隊第31潜水艦師団へ転属しました。

2001年6月5日にバレンツ海弾道ミサイルを発射しました。

2003年春に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

2005年春に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ないました。

2006年夏~秋に戦闘勤務(北極海の戦略パトロール)を行ない、この間に北方艦隊太平洋艦隊の戦略演習へ参加しました。

2010年8月23日、第2次近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されました。
[デルタIV級戦略原潜「ヴェルホトゥリエ」は2010年に定期修理を行なう]

2012年3月に再進水しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは造船台を出た]

2012年11月から航海試験を開始しました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは修理後の試験の為に出航した]

2012年12月30日にロシア海軍へ引き渡されました。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエはロシア海軍へ復帰した]


既に艦齢は35年になる「ヴェルホトゥリエ」ですが、後継となる「ボレイ-A」型の就役が遅れている為、2020年3月からロスリャコヴォ『第82艦船修理工場』の浮きドックへ入り、オーバーホールが行なわれます。
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ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラとカレリアはバレンツ海で演習を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年12月28日9時16分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦はバレンツ海で計画戦闘演習任務を遂行した】

原子力水中巡洋艦「トゥーラ」及び「カレリア」の乗組員は、バレンツ海で計画錬成戦闘訓練任務を遂行した。

潜水艦乗員は、水上位置及び様々な深度及び操艦での航行へ取り組んだ。
緊急潜航、魚雷発射の準備、ダメージコントロールの艦上演習が実施された。

海軍技量の向上に加え、巡洋艦の1隻は、バレンツ海で試験を行なっているフリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」との連携へ取り組んだ。

指示された任務を全て遂行した後、原子力水中巡洋艦は恒久駐留地点へ戻る。

2019演習年度の終わりに、潜水艦「カレリア」乗組員はバレンツ海エリアからカムチャツカクラ戦闘射爆場への弾道ミサイル「シネーワ」の射撃を実施し、北方艦隊で最優秀と認められた。



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ロシア海軍プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタIV)戦略用途原子力水中巡洋艦の3番艦K-114「トゥーラ」(1987年11月5日就役)と6番艦K-18「カレリア」(1989年10月11日就役)は、北方艦隊第31潜水艦師団に所属し、ガジエヴォ基地(ヤーゲリナヤ湾)に駐留しています。

K-114「トゥーラ」
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K-18「カレリア」
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「カレリア」は、2019年10月の戦略演習『グロム-2019』において弾道ミサイルを発射しています。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]

ロシア海軍の戦略用途原子力水中巡洋艦ブリャンスクは寿命延長工事を行なっている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年6月7日13時2分配信
【原子力潜水艦「ブリャンスク」の勤務期間は3年半延長される】

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で修理中のプロジェクト667BDRM水中ロケット艦「ブリャンスク」は、その作業の完了後、更に少なくとも3年半勤務する。
『Mil.Press FlotProm』は金曜日にセヴェロドヴィンスク企業広報サービスより伝えられた。


現在、原子力潜水艦は船台修理を行なっている。

『ズヴェズドーチカ』は、「ブリャンスク」で行なわれている作業の概略は、以前の原子力潜水艦「ヴェルホトゥリエ」、「エカテリンブルク」、「トゥーラ」の修理の手順から変更は無いと付け加えた。

海軍の情報提供者によると、潜水艦の作業構成では、原子力潜水艦の技術的構成が以前に(作業を)終了した潜水艦から変更されるかもしれない。
これは各システムの近代化の話である。

企業の年次公式報告に記載されているように「工場番号383ブリャンスクの修理間期間の延長を伴う技術的修理作業の契約」は2018年6月25日に署名された。

[『Mil.Press FlotProm』参照]
戦略用途ロケット水中巡洋艦K-117「ブリャンスク」
は、プロジェクト667BDRM原子力潜水艦シリーズの4隻目である。
1985年に『セヴマシュ』で起工され、進水及び運用開始は1989年であった。
2002年から2007年に「ブリャンスク」『ズヴェズドーチカ』で中間修理及び近代化を実施した。



プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途ロケット水中巡洋艦(NATOコード名「デルタIV」)の5番艦K-117は、1985年4月20日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所で起工されました。
1988年2月8日に進水し、同年10月6日に就役しました。

1988年11月9日、オレニヤ基地へ到着しました。
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1989年7月~9月に最初の戦闘勤務(北極圏の戦略パトロール)を行ないました。

1990年2月~4月に戦闘勤務を行ないました。

1991年に戦闘勤務を行ないました。

1992年6月3日に戦略用途原子力水中巡洋艦へ艦種変更されました。

1993年にも戦闘勤務を行ない、ガジエヴォ基地へ配置替えとなりました。
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1996年6月25日、ブリャンスク市と後援協定を締結しました。

1997年1月15日から3月29日まで戦闘勤務を行ないました。

1998年1月27日、「ブリャンスク」と命名されました。

2002年8月10日、修理及び近代化の為、セヴェロドヴィンスク艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。

2007年末までに近代化は終了し、2008年初頭に艦隊へ復帰しました。
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[デルタVI型戦略原潜「ブリャンスク」は、近代化改装後のテスト航海を終えた]
[デルタVI型戦略原潜「ブリャンスク」、復帰(イタルタス)]

2009年には2度に渡り弾道ミサイル発射試験を行ないました。
[デルタIV型原潜、再び弾道ミサイル「シネーワ」発射]
[デルタIV級原潜「ブリャンスク」、弾道ミサイル発射]

2010年10月28日にも弾道ミサイルを発射しています。

2013年7月、「3ヶ月間に渡る戦闘任務(浮上せずに潜航状態のまま)」を終えて帰投しました。
おそらくは、潜航状態のまま北極海戦略パトロールを行なっていたのでしょう。
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[デルタIV級戦略原潜ブリャンスクは3ヶ月間の海洋任務を終えて基地へ戻った]

2013年10月30日に弾道ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍の戦略原潜は「抜き打ち」で弾道ミサイルを発射した]

2015年10月30日に弾道ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍の戦略原潜ブリャンスクとポドリスクは弾道ミサイルを発射した]

2017年10月27日に弾道ミサイルを発射しました。

2017年12月30日にセヴェロドヴィンスク艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』へ到着し、寿命延長改修工事が始まりました。
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工事期間は2年程度ですから、順調に行けば、2019年12月末には復帰できるでしょう。


記事中で触れられていますが、ロシア北方艦隊に在籍する6隻の667BDRMは、1番艦から順次寿命延長工事が行なわれており、現在、3隻目まで完了しています。

「ヴェルホトゥリエ」:2012年12月末に改装完了
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエはロシア海軍へ復帰した]

「エカテリンブルク」:2014年12月中旬に改装完了
[火災で損傷したデルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理を終えてロシア海軍へ復帰した]

「トゥーラ」:2017年12月末に改装完了
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラの近代化改装は完了した]

その前にも、1999年から2012年に掛けて6隻の667BDRMが第1次近代化改装を行なっています。
[全てのデルタIV級戦略原潜は寿命を35年に延長する]


なお、元々は667BDRMの3番艦だったK-64は、特殊用途原子力潜水艦に改造され、2016年12月26日にBS-64「ポドモスコヴィエ」として再就役しました。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]

ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦カレリアはバレンツ海で機動演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年5月1日14時24分配信
【水中巡洋艦「カレリア」乗組員はバレンツ海で機動演習へ取り組んだ】

戦略用途ロケット水中巡洋艦「カレリア」乗組員は、バレンツ海北方艦隊沿岸射爆場での機動演習任務へ取り組んだ。

潜水艦乗り(サブマリナー)は、様々な深度、トリムでの潜航、潜望鏡による航行、緊急浮上、水上及び水中位置での移動の他の要素を行なった。

水中で乗組員は、魚雷攻撃及びミサイル打撃からの離脱の演習を実施した。
演習中、戦闘ポストの乗員の整然とした行動がチェックされ、更には一連の規準試験が行なわれた。

「カレリア」が属するプロジェクト667BDRM原子力水中ロケット巡洋艦は、大陸間弾道ミサイル「シネーワ」を装備している。
潜水艦は、大いなる近代化のポテンシャルを有しており、ロシア海軍潜水艦部隊で好調に稼働している。
同プロジェクト巡洋艦は、プロジェクト955「ボレイ」水中巡洋艦と交代する。
トップ艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、北方艦隊に駐留している。



プロジェクト667BDRM「デリフィン」戦略用途ロケット水中巡洋艦の6番艦K-18は、セヴェロドヴィンスクセヴマシュ造船所で1986年2月7日に起工され、1989年2月2日に進水しました。

1989年4月17日に原子炉が起動され、6月8日から洋上試験を開始しました。

1989年8月24日には弾道ミサイルの発射試験に成功しました。

1989年10月10日にソ連海軍へ納入され、翌10月11日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にソ連海軍へ就役しました。

1989年10月29日にはオレニヤ基地へ到着し、10月31日には北方艦隊第3潜水艦小艦隊・第13潜水艦師団へ編入されました。
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1990年9月4日から11月15日に掛けて、初めての戦闘勤務(北極圏の戦略核パトロール)を実施しました。

1991年3月1日から5月16日まで戦闘勤務を実施しました。

1992年6月3日には戦略用途原子力水中巡洋艦へ変更され、9月30日から年末まで戦闘勤務を実施しました。

1993年7月、所属する第13潜水艦師団オレニヤからヤーゲリナヤ湾(ガジエヴォ)へ移転しました。
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1994年7月14日から9月21日まで、戦略用途原子力水中巡洋艦K-117(ブリャンスク)及び原子力大型潜水艦B-414(ダニール・モスコフスキー)と共に北極圏航海を行ないました。

1996年6月7日、カレリア共和国と後援協定を締結し、9月18日にはロシア海軍総司令官の指示により「カレリア」と命名されました。

1996年11月22日には、ロシア連邦首相チェルノムイルジン「カレリア」を訪れました。

2000年3月27日に2回の弾道ミサイル発射を実施しました。
2000年4月5日から6日まで北方艦隊の演習へ参加し、この時、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが乗艦しました。
2000年8月10日から12日にも北方艦隊の演習へ参加し、この間に弾道ミサイルを発射しました。

2000年9月1日、第13潜水艦師団第31潜水艦師団へ改編されました。
9月10日にも弾道ミサイルを発射しました。

2002年には修理が実施されました。

2003年までに「カレリア」は12回の戦闘勤務、26回の戦闘当直を実行し、14回のミサイル発射を行ない、140000海里を航行しました。

2004年2月18日にはプーチン大統領の視察下で演習を行ないましたが、この時、弾道ミサイルの発射に失敗しました。

2004年11月からセヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で近代化改装が始まりました。
[オーバーホール中のデルタIV型原潜]

2008年11月22日に再進水しました。
[デルタIV型戦略原潜「カレリア」、造船台を出渠]

2009年10月10日から航行試験が始まり、12月末までに完了しました。
[デルタIV型戦略原潜「カレリア」、修理後の航海試験を開始]
[デルタIV型戦略原潜「カレリア」、近代化改装後の航海試験第二段階を終了]
[デルタIV型戦略原潜「カレリア」、近代化改装後の航海試験プログラムを全て完了]

2010年1月13日にガジエヴォ基地へ向かい、1月22日にロシア海軍へ引き渡されました。
[デルタIV級戦略原潜「カレリア」、艦隊に復帰]

近代化改装により、弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」へ換装されました。
[ロシア海軍戦略原潜デルタIV型は、「シネーワ」で武装している]

現在は北方艦隊潜水艦部隊第31潜水艦師団に所属し、ガジエヴォ基地を母港として活動しています。
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667BDRMは合計7隻が建造されましたが、この内の6隻は近代化改装を行ない、寿命を延長しています。
[全てのデルタIV級戦略原潜は寿命を35年に延長する]

残る1隻は特務原潜に改装され、2016年12月末に再就役しています。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]

ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラの近代化改装は完了した

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『タス通信』より
2017年12月28日13時53分配信
【原子力水中ロケット艦「トゥーラ」の修理は完了した】
モスクワ、12月28日/タス通信

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、プロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦「トゥーラ」の修理を完了した。
ロシア連邦国防省は発表した。

「修理は、第3世代原子力潜水艦の技術的準備状態の必要なレベルの維持と第4世代原子力潜水艦の建造の実現を規定した海軍総司令部の計画の具現化の枠組みで実行されました」
彼は話した。

セヴェロドヴィンスク『ズヴェズドーチカ』社における潜水艦「トゥーラ」の工場修理は2015年に始まった。
潜水艦は一連の機構とシステムを修復した。

「工場航行試験を実施したロケット巡洋艦トゥーラは、近い内に北方艦隊の恒常駐留所へ到着します」
軍当局は付け加えた。

潜水艦「トゥーラ」プロジェクト667BDRM原子力潜水艦(「デリフィン」、NATO分類-デルタIV)に属しており、大陸間弾道ミサイルを搭載する。
潜水艦は1987年に北方艦隊へ加わった。
公開情報によると、このタイプの潜水艦の排水量は約12000トン、その兵装は16基のミサイル「シネーワ」あるいは「ライネル」である。



プロジェクト667BDRM(デルタIV)戦略用途ロケット水中巡洋艦K-114は、1984年2月22日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工され、1987年1月22日に進水し、同年10月30日にソ連海軍へ納入されました。
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1987年11月5日に海軍旗掲揚式典を開催し、正式に就役しました。

1987年12月にオレニヤ基地へ到着しました。
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1989年5月30日から8月25日まで、第1乗員団(ファーストチーム)による戦闘勤務(長期航海)を実施しました。
続いて1989年11月3日から1990年1月18日まで第2乗員団(セカンドチーム)による戦闘勤務を実施しました。

1992年6月3日に「戦略用途原子力水中巡洋艦」へ艦種変更されました。

1993年にはガジエヴォ基地へ移動しました。
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1995年4月18日にトゥーラ州と後援協定を締結しました。
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1997年8月21日、「トゥーラ」と命名されました。

2000年までに134856海里を航行し(この内の77245海里は潜航状態)、7回の戦闘勤務と17回の戦闘当直を実施し、水中から12回の弾道ミサイル発射を実施しました。

2000年6月に第1次近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。
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2004年5月6日に再進水しました。

2004年9月8日から係留試験を開始し、2005年7月から航行試験を開始、2005年9月12日までに完了しました。

2005年12月7日にはガジエヴォ基地へ移動し、2006年1月12日にロシア海軍へ引き渡されました。

2007年12月17日に弾道ミサイル「シネーワ」バレンツ海からカムチャツカ半島へ向けて発射しました。
[デルタIV型戦略原潜「トゥーラ」、弾道ミサイルの発射テストを実施]

2007年12月25日、再び「シネーワ」を発射しました。
[デルタIV型戦略原潜K-114「トゥーラ」、再びミサイル発射]

2010年3月4日にバレンツ海から「シネーワ」を発射しました。

2010年8月6日にもバレンツ海から「シネーワ」を発射しました。

2011年9月29日には「シネーワ」の改良型である「ライネル」を発射しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

2014年11月5日に「シネーワ」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜トゥーラはシネーワ弾道ミサイルを発射した]

2014年12月15日、第2次近代化改装(寿命延長工事)を行なう為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。


2017年2月27日には『ズヴェズドーチカ』の船台を出渠しました。
[近代化改装中の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラは2017年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

2017年11月5日に就役30周年を迎えました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年11月5日12時30分配信
【ロケット水中巡洋艦「トゥーラ」30周年】

その後、2017年12月には工場航行試験が始まりました。

「トゥーラ」は、2017年12月末までに修理を完了してロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2018年3月に延期される事になりました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年12月15日8時0分配信
【戦略潜水艦「トゥーラ」の修理完了は2018年に延期された】

そして12月28日、『ズヴェズドーチカ』「トゥーラ」の近代化改装を終了しました。
つまり、工場航行試験が終わったという事でしょう。


「トゥーラ」の近代化改装が終わった後、続いて同型艦「ブリャンスク」の近代化改装が始まります。


北方艦隊667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降よりセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で近代化改装を行ない、寿命を延長しています。
1999年~2012年に第1次近代化改装を行ない、続いて第2次近代化改装が進行中です。

K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年12月第1次近代化改装完了/2012年12月第2次近代化改装完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年1月第1次近代化改装完了/2014年12月第2次近代化改装完了
K-114「トゥーラ」:2006年1月第1次近代化改装完了/2017年12月第2次近代化改装完了予定
K-117「ブリャンスク」:2008年2月第1次近代化改装完了
K-18「カレリア」:2010年1月第1次近代化改装完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年8月第1次近代化改装完了

この他、667BDRMの3番艦K-64は1990年代末から特務原潜へ改造され、2016年12月末にBS-64として再就役しました。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]

近代化改装中の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラは2017年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年2月27日12時2分配信
【修理中の原子力潜水艦「トゥーラ」は船台から出渠した】

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の専門技術者は、ロシア海軍の為に修理中の原子力潜水艦「トゥーラ」を船台から出渠させた。
2月27日・月曜日、同社の広報サービスは発表した。


巡洋艦船台からの出渠は、過酷な気象条件下で実行された。

原子力艦の移動操作へ関わった造船所の全ての部門の整然とした作業は、操作の正確かつ安全な実行を可能にしたと広報サービスは指摘した。
今年の引き渡しプログラムと差し迫った造船所ドックのスケジュールは、造船所『ズヴェズドーチカ』へ、設定された技術的操作のスケジュールの厳密な遵守を強いる。

水中ロケット艦が船台から出渠するまでに、船体、船外機器、機構、そして他の艦載システムの修理を完了した。
「トゥーラ」は、個々の電波電子兵装の要素の調整と、その後の巡洋艦の進水の為、短期間ドックへ滞在する。

作業の最終段階は、艤装岸壁に浮かんで実施される。
国家契約によると、「トゥーラ」(ロシア)海軍への引き渡しは2017年第4クオーター(10月-12月)に実施される。

プロジェクト667BDRM「デリフィン」原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦K-114「トゥーラ」は、第2世代原子力潜水艦に属する。
1987年にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で建造され、このタイプの水中巡洋艦シリーズの4番目であった。
潜水艦は、北極圏の高緯度海域を含む世界の大洋の戦略的に重要な海域で繰り返し長期航海任務を遂行した。

2006年、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』巡洋艦の近代化を実施した。
2014年12月、ロケット艦は修理期間満了による技術的状態の修復の為、再びセヴェロドヴィンスク『ズヴェズドーチカ』へ到着した。

「トゥーラ」の後に『ズヴェズドーチカ』は、他のプロジェクト667BDRM原子力水中巡洋艦「ブリャンスク」の修理を行なう。
同艦の到着は、今年中に予定されている。



プロジェクト667BDRM(デルタIV)戦略用途ロケット水中巡洋艦K-114は、1984年2月22日にセヴェロドヴィンスク生産合同『北方機械製造事業』(セヴマシュ)で起工され、1987年1月22日に進水し、同年10月30日にソ連海軍へ納入されました。
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1987年11月5日に海軍旗掲揚式典を開催し、正式に就役しました。

1987年12月にオレニヤ基地へ到着しました。
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1989年5月30日から8月25日まで、第1乗員団(ファーストチーム)による戦闘勤務(長期航海)を実施しました。
続いて1989年11月3日から1990年1月18日まで第2乗員団(セカンドチーム)による戦闘勤務を実施しました。

1992年6月3日に「戦略用途原子力水中巡洋艦」へ艦種変更されました。

1993年にはガジエヴォ基地へ移動しました。
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1995年4月18日にトゥーラ州と後援協定を締結しました。
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1997年8月21日、「トゥーラ」と命名されました。

2000年までに134856海里を航行し(この内の77245海里は潜航状態)、7回の戦闘勤務と17回の戦闘当直を実施し、水中から12回の弾道ミサイル発射を実施しました。

2000年6月に第1次近代化改装の為、セヴェロドヴィンスク『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。
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2004年5月6日に再進水しました。

2004年9月8日から係留試験を開始し、2005年7月から航行試験を開始、2005年9月12日までに完了しました。

2005年12月7日にはガジエヴォ基地へ移動し、2006年1月12日にロシア海軍へ引き渡されました。

2007年12月17日に弾道ミサイル「シネーワ」バレンツ海からカムチャツカ半島へ向けて発射しました。
[デルタIV型戦略原潜「トゥーラ」、弾道ミサイルの発射テストを実施]

2007年12月25日、再び「シネーワ」を発射しました。
[デルタIV型戦略原潜K-114「トゥーラ」、再びミサイル発射]

2010年3月4日にバレンツ海から「シネーワ」を発射しました。

2010年8月6日にもバレンツ海から「シネーワ」を発射しました。

2011年9月29日には「シネーワ」の改良型である「ライネル」を発射しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

2014年11月5日に「シネーワ」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜トゥーラはシネーワ弾道ミサイルを発射した]

2014年12月15日、第2次近代化改装(寿命延長工事)を行なう為、セヴェロドヴィンスク『ズヴェズドーチカ』へ到着しました。


そして2017年2月27日には『ズヴェズドーチカ』の船台を出渠しました。

「トゥーラ」は、2017年12月末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。


「トゥーラ」の近代化改装が終わった後、続いて同型艦「ブリャンスク」の近代化改装が始まります。


北方艦隊667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降よりセヴェロドヴィンスク市艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』で近代化改装を行ない、寿命を延長しています。
1999年~2012年に第1次近代化改装を行ない、続いて第2次近代化改装が進行中です。

K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年12月第1次近代化改装完了/2012年12月第2次近代化改装完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年1月第1次近代化改装完了/2014年12月第2次近代化改装完了
K-114「トゥーラ」:2006年1月第1次近代化改装完了/2017年12月第2次近代化改装完了予定
K-117「ブリャンスク」:2008年2月第1次近代化改装完了
K-18「カレリア」:2010年1月第1次近代化改装完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年8月第1次近代化改装完了


この他、667BDRMの3番艦K-64は1990年代末から特務原潜へ改造され、2016年12月末にBS-64として再就役しました。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]

ロシア海軍の戦略用途原子力水中巡洋艦リャザンは近代化改装を終えて太平洋艦隊へ復帰し、カムチャツカ半島のヴィリュチンスク基地へ戻った

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『タス通信』より
2017年2月15日10時7分配信
【原子力潜水艦「リャザン」は近代化の後にカムチャツカへ戻った】
ウラジオストク、2月15日/タス通信

戦略用途原子力水中巡洋艦「リャザン」は、修理と近代化の後にカムチャツカの常時駐留地点へ戻り、伝統に従って乗組員には桟橋子豚の丸焼きが手渡された。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。

「桟橋で潜水艦乗員は太平洋艦隊潜水部隊司令部、潜水艦連合部隊本部の士官、家族と親類に出迎えられました。
太平洋艦隊潜水部隊司令官セルゲイ・レキシ少将は、基地へ戻ってきた潜水艦船員を祝福し、伝統に従って艦長へ子豚の丸焼きを手渡しました」
マトヴェーエフ
は伝えた。

プロジェクト667BDR「カリマール」原子力潜水艦「リャザン」は、第2世代のソヴィエト原子力潜水艦である。
それは、1980年1月31日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』の船台で起工され、2008年までは北方艦隊に所属していた。

2008年9月、「リャザン」は、北方艦隊から太平洋艦隊の常時駐屯地ヴィリュチンスク市への移動を行なった。
それ以後は、太平洋艦隊潜水部隊の一員として任務を遂行している。



ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト667BDR、K-44「リャザン」】

プロジェクト667BDR(デルタIII級)ロケット水中巡洋艦K-44は1980年1月31日にセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」で起工され、1982年1月19日に進水、1982年9月17日に海軍へ納入、9月18日に海軍旗初掲揚式典が開催され、ソ連海軍へ就役しました。

1982年11月24日、赤旗北方艦隊に編入されました。
翌1983年から1987年まで毎年「自立戦闘任務」(戦略パトロール)を実施し、1987年からはセヴェロドヴィンスクで修理が行なわれました。

1990年7月28日から1993年12月31日までセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」工場で定期修理と近代化が実施されました。

1992年7月3日、「戦略用途原子力水中巡洋艦」に類別変更されました。

1995年6月7日には弾道ミサイルを使ってドイツブレーメン大学が開発した観測機器を打ち上げました。

1995年12月3日、結氷下の北極圏で浮上した際に損傷し、第10艦船修理工場で修理されました。

1998年1月にリャザン州と後援協定を締結し、同年1月10日に「リャザン」と命名されました。

2005年から2007年まで「ズヴェズドーチカ」で定期整備が行なわれました。
[戦略原潜「リャザン」(デルタIII型)は定期整備を終える]
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」は、定期修理後のテストを終えた]

2008年8月1日、バレンツ海から弾道ミサイルを発射しました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、弾道ミサイル試射]

2008年8月末に北方艦隊原潜基地を出航し、9月30日にカムチャツカへ到着しました。
[デルタIII型戦略原潜「リャザン」、太平洋艦隊へ回航]

そして「リャザン」北方艦隊から太平洋艦隊へ転属しました。

2009年10月7日、オホーツク海から弾道ミサイルを発射しました。
[太平洋艦隊のデルタIII型戦略原潜、弾道ミサイル発射]

2011年、修理のために沿海地方ボリショイ・カーメニ「ズヴェズダー」工場へ回航されました。
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2015年4月末に「ズヴェズダー」工場
ドックでの修理作業が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のデルタIII級戦略原潜リャザンのドック修理が始まった]

当初、「リャザン」は2015年末までには修理を終えて復帰する予定だったのですが、2015年12月末になっても修理は終わらず、結局、復帰は1年延びる事になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略原潜リャザンは2016年末までにオーバーホールを終えて復帰する]

そして、2017年2月15日にカムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地へ到着しました。
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ヴィリュチンスク基地へ戻った「リャザン」は、「長期航海」を終えて帰港した艦の艦長へ手渡される「子豚の丸焼き」を受け取っています。
ただ単にボリショイ・カーメニからヴィリュチンスクへ回航しただけでは、「子豚の丸焼き」は貰えない筈です。

つまり「リャザン」は、2016年12月末までに近代化改装を終えてボリショイ・カーメニを出航し、改装後の試験を兼ねて1ヶ月以上に渡り洋上に滞在した後、ヴィリュチンスクへ戻ったのかもしれません。


「リャザン」の復帰により、太平洋艦隊には5隻の戦略原子力潜水艦(弾道ミサイル原潜)が勢揃いしました。

[プロジェクト667BDR「カリマール」戦略用途原子力水中巡洋艦]
K-223「ポドリスク」(1980年1月23日就役)
K-433「聖大致命者凱旋者ゲオルギイ」(1980年12月31日就役)
K-44「リャザン」(1982年9月18日就役)

[プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦]
K-550「アレクサンドル・ネフスキー」(2013年12月23日就役)
K-551「ウラジーミル・モノマーフ」(2014年12月19日就役)



プロジェクト667BDRプロジェクト955と交代して退役していく事になりますが、近代化改装を終えたばかりの「リャザン」は、2020年代前半まで現役に留まるでしょう。
[ロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級は太平洋艦隊のデルタIII級を代替する]