2019年7月28日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊艦船はクロンシュタットへ到着した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年7月13日14時37分配信
【北方艦隊艦船支隊は艦隊間移動を完了し、クロンシュタットへ到着した】
本日(7月13日)、北方艦隊艦船支隊は、戦闘訓練計画に沿って艦隊間移動を完了し、クロンシュタットへ到着した。
支隊は、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」、救助曳船SB-406で構成される。
北方艦隊艦船支隊の乗組員は、艦隊間移動時に2000海里以上の距離を走破し、海上移動中の艦船支隊の全種類の組織的防衛、海上で仮想遭難した船への援助、更にはダメージコントロールといった一連の艦上演習を実施した。
艦の司令部、当直士官及び当直班は航行の安全を保障し、狭い海域及び海峡ゾーンを通航する訓練を行なった。
北方艦隊艦船支隊の艦隊間移動航路は、全ての船舶航行の安全の必要性を考慮して設定された。
現在、支隊の全ての艦船は、クロンシュタット泊地の投錨停泊場所に居る。
『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2019年)は7月28日になります。
『ロシア海軍の日』には、各艦隊の主要港で観艦式が行なわれます。
バルト海では、サンクトペテルブルクとバルチースクで毎年観艦式が行なわれていましたが、2017年からクロンシュタットでも観艦式が行なわれることになりました。

2017年には、北方艦隊から重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、重戦略用途原子力水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、潜水艦「ウラジカフカス」がクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]
2018年には、北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、原子力水中巡洋艦「オリョール」、潜水艦「ウラジカフカス」がクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]
そして「マルシャル・ウスチーノフ」と「セヴェロモルスク」は、今年(2019年)のクロンシュタットの観艦式にも参加する事になり、7月10日にバルト海へ入りました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年7月10日20時16分配信
【北方艦隊艦船支隊はバルト海峡の通航を完了した】
今回クロンシュタットの観艦式へ初めて参加する原子力水中巡洋艦「スモレンスク」(1990年12月22日就役)は、2011年9月~2013年12月に寿命延長近代化改装を行ないました。
復帰後の動向は殆ど公表されていませんが、2016年10月にはノヴァヤゼムリャ島の地下目標へ有翼ミサイル「グラニート」を発射しています。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦スモレンスクは長距離打撃ミサイル"グラニート"をノヴァヤゼムリャ島の地下目標へ発射した]
7月13日、北方艦隊艦船部隊はクロンシュタットへ到着しました。
なお、同じくクロンシュタットの観艦式へ参加する北方艦隊の潜水艦「ウラジカフカス」は、7月10日にクロンシュタットへ到着しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2019年7月10日23時8分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」は主要海軍パレードへ参加する為にフィンランド湾へ入った】