ロシア海軍北方艦隊の原子力戦略用途水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーと原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で『決闘』を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年3月10日13時25分配信
【北方艦隊の原子力潜水艦は水中決闘を行なった】
ムルマンスク、3月10日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」「オブニンスク」の乗組員は、決闘形式での魚雷射撃の実施を含めたバレンツ海北方艦隊深海射爆場での錬成戦闘訓練任務計画を遂行した。
北方艦隊広報サービス部長代行アンドレイ・ルジク2等海佐は発表した。

彼によると、合同水中演習の最も複雑で重要な段階は、水中目標への魚雷射撃の実地遂行であった。
「この演習は、戦略ロケット艦ユーリー・ドルゴルーキーと多目的原子力潜水艦オブニンスクの決闘形式で行なわれました」
ルジク
は説明した。

艦隊の代理人は、射撃は実際の弾薬、即ち、弾頭部分を装備していない通常の魚雷により実行された事を付け加えた。
戦闘演習の実行中に各潜水艦は1本の魚雷を使用し、その後、水上で魚雷回収艇により発見、回収される。

潜水艦乗組員は更に、相手-「敵」の探知と秘密裡の追尾へ取り組み、攻撃位置への進入、妨害及び囮目標配置下での追跡からの離脱の戦闘機動演習の要素を実施した。



プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中巡洋艦の1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2016年9月27日には白海からカムチャツカ半島へ向けて2発の弾道ミサイル「ブラヴァー」を発射しています。
[ロシア海軍北方艦隊の新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイル"ブラヴァー"を2発同時に発射した]


プロジェクト671RTMK「シチューカ」(NATOコード名「ヴィクターIII」)原子力大型潜水艦B-138「オブニンスク」は、1988年12月7日に起工、1989年8月5日に進水、1990年5月10日に就役し、北方艦隊へ配備されました。
2016年8月15日にはバレンツ海で魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で魚雷を発射した]


そして2017年3月10日、この2隻はバレンツ海で「決闘」、つまり、1対1での水中戦闘訓練を行ないました。

「ユーリー・ドルゴルーキー」の方が「オブニンスク」よりも新しいとは言え、戦略原潜攻撃原潜が1対1で戦ったら戦略原潜に勝ち目は有りませんが、この場合は、戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」にとっては敵の攻撃原潜から身を護る訓練、攻撃原潜「オブニンスク」にとっては敵の戦略原潜への攻撃訓練という事でしょう。
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ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはキューバのハバナ港を訪れた

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『タス通信』より
2017年3月8日7時21分配信
【(ロシア)海軍の軍艦「ヴィクトール・レオーノフ」はハバナ港へ寄港した】
ハバナ、3月8日/タス通信特派員アンドレイ・ベクレネフ

ロシア北方艦隊通信船「ヴィクトール・レオーノフ」は、火曜日夕方にキューバ首都港へ寄港した。
タス通信特派員が艦の司令部の代理人より伝えられたように、「ヴィクトール・レオーノフ」ハバナ訪問の目的は物資の補充である。

「船はハバナ港へ3日間滞在し、その後、西大西洋で通信を保障する為の任務の遂行を継続します」
対談者は指摘した。

「ヴィクトール・レオーノフ」北方艦隊主要基地が在るセヴェロモルスクから2016年末に海洋航海へ出発した。
予定されてるように、同艦は5月にはそこ(セヴェロモルスク)へ戻ってくる。

ハバナ港への停泊中に「ヴィクトール・レオーノフ」乗組員は一連の公式行事へ参加する:ロシア人船員は、キューバ首都の中央公園のキューバの国民的英雄ホセ・マルティの記念碑と、ハバナ郊外のソヴィエト国際主義闘士の記念館へ献花する。

これは、この9年間で「ヴィクトール・レオーノフ」の7回目のハバナ訪問である。
艦は1988年にグダニスクで建造された。
2008年には、主要装置の大規模な修理と近代化を終えた。



『ロシア黒海艦隊サイト』より
【中型偵察艦「オドグラフ」】

プロジェクト864中型偵察艦SSV-175ポーランドで建造され、1988年に就役し、当初は黒海艦隊へ編入されました。
ソ連邦解体後の1995年7月に北方艦隊へ転属し、2004年4月には「ヴィクトール・レオーノフ」と改名されました。


「ヴィクトール・レオーノフ」は、2014年前半にカリブ海で活動し、同年4月末にはニカラグア、ホンジュラスとの合同演習へ参加しています。
[北方艦隊の艦船はカリブ海で対麻薬国際演習に参加した]

2015年初頭にもカリブ海で行動しており、同年5月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはカリブ海から戻ってきた]


2017年2月中旬、「ヴィクトール・レオーノフ」アメリカ東海岸沖に現れました。
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[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸沖に現れた]

そして2017年3月7日にキューバハバナ港を訪問しました。
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ロシア海軍偵察艦の行動が公式筋から発表される事は極めて稀であり、今回の「ヴィクトール・レオーノフ」の行動についても一切発表されていません。

ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸沖に現れた

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年2月15日11時47分配信
【アメリカ人は自国沖で偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」を発見した】

北方艦隊の偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」は、アメリカ合衆国東海岸の公海上で目撃された。
2月15日・水曜日、『ヴェドモスチ』は『フォックスニュース』を引用して報じた。


軍事情報筋は、同艦がデラウェア州沿岸から約113kmの距離に居たとテレビ局で記者に話した。
アメリカ合衆国の領海は、沿岸から約22kmである。

「これは、それほど深刻な不安の為の要因ではありません。
ですが、私達は、事態の進展を見守っています」

テレビ局は対談者の言葉を伝えた。
同艦は、特に、通話の傍受の為に意図されている。
更に、アメリカの専門家によれば、それは、「地対空」ミサイルを装備できる。
(註:実際には、「ヴィクトール・レオーノフ」携帯式高射ミサイル複合体「イグラ」で武装している)

これは、ドナルド・トランプアメリカ合衆国大統領となってから初めての事件である事は注目される。
同時に、黒海でのアメリカ駆逐艦「ポーター」へのロシア航空機「危険な接近」が知られるようになった。

中型偵察艦プロジェクト864(コード名「メリディアン」)「ヴィクトール・レオーノフ」は第3世代に属しており、ソヴィエト社会主義共和国連邦で最後に開発され、実現した。
NATO分類では、情報収集艦「ヴィシニヤ」級である。
このタイプの艦は、近海ゾーン及び大洋ゾーンで任務を果たす為に作成された。



『ロシア黒海艦隊サイト』より
【中型偵察艦「オドグラフ」】

プロジェクト864中型偵察艦SSV-175ポーランドで建造され、1988年に就役し、当初は黒海艦隊へ編入されました。
ソ連邦解体後の1995年7月に北方艦隊へ転属し、2004年4月には「ヴィクトール・レオーノフ」と改名されました。


「ヴィクトール・レオーノフ」は、2014年前半にカリブ海で活動し、同年4月末にはニカラグア、ホンジュラスとの合同演習へ参加しています。
[北方艦隊の艦船はカリブ海で対麻薬国際演習に参加した]

2015年初頭にもカリブ海で行動しており、同年5月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはカリブ海から戻ってきた]


そして2017年2月中旬、「ヴィクトール・レオーノフ」アメリカデラウェア州沖に現れました。
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ロシア海軍偵察艦の行動が公式筋から発表される事は極めて稀であり、今回の「ヴィクトール・レオーノフ」の行動についても一切発表されていません。

ロシア海軍北方艦隊の艦船は2017年も北極圏や地中海へ展開する

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『タス通信』より
2017年1月2日6時37分配信
【北方艦隊の艦船は2017年に北極や地中海への航海を行なう】
セヴェロモルスク、1月2日/タス通信

北方艦隊の艦船は2017年に地中海、北極、大西洋への遠距離航海を行なう。
同艦隊司令官ニコライ・エフメノフ中将は述べた。

「一連の水上艦連合部隊の乗組員は、北氷洋、大西洋の様々な海域、更には地中海への遠距離航海を目的とした準備に取り掛かっております」
彼は話した。

2016年度には、水上艦、原子力潜水艦、支援船の乗組員は30以上の遠距離航海を実行した。

現在、ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」と数隻の支援船が含まれる北方艦隊航空艦グループは、地中海東部海域で任務を遂行している。



大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を中核とするロシア北方艦隊艦船部隊は、2016年8月30日から10月7日まで北極圏遠征を行ない、ノヴォシビルスク諸島まで進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

太平洋艦隊の艦船もノヴォシビルスク諸島まで進出し、北方艦隊との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北極圏遠征へ行く前の2016年初頭(正確には2015年12月下旬から2016年3月下旬まで)には地中海へ滞在しています。
[ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2015年10月-2016年4月)]

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする空母機動部隊は、2016年10月15日に地中海遠征へ出発し、現在もシリア沖に居ます。
(この部隊には「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」も参加)
2016年11月にはシリアへの空爆も実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

この他に、「シリア・エクスプレス」(黒海沿岸からシリアへの貨物・物資輸送任務)の為、北方艦隊大型揚陸艦1隻が交代で地中海(黒海)へ派遣されています。

現在は、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」が派遣されています。
(2016年5月に「アレクサンドル・オトラコフスキー」と交代)
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そして、2017年にも、北方艦隊の艦船は北極圏地中海へ積極的に展開します。

どの艦が何処へ行く事になるのか、現時点では明らかにされていませんが、2016年12月末、北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」が近代化改装を終えて復帰しており、おそらくは地中海へ行く事になるでしょう。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]

ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した

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『タス通信』より
2016年12月13日14時13分配信
【「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は地中海への航海からセヴェロモルスクへ戻った】
モスクワ、12月13日/タス通信

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海北方艦隊航空艦グループの一員としての任務を遂行した後、セヴェロモルスクへ到着した。
同艦隊の広報サービス部長ワジム・セルガは報道機関へ伝えた。

「本日、北方艦隊主要基地セヴェロモルスクで、遠距離航海任務を果たした大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの歓迎会が開催されました。
同艦は、北方艦隊航空艦グループの一員として地中海で任務を遂行しました」

彼は話した。

同艦の艦長マキシム・シュミロフ1等海佐は、与えられた任務を成功裏に果たした事を北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ中将へ報告した。
大型対潜艦の乗組員の一部には、国家及び当局からの表彰が予定されている。

艦隊司令官は、遠距離航海は優れた海洋実習となった事を指摘した。
「この貴重かつ有益な経験は、必ずや他の水上艦の乗組員の演習や訓練へ使用されるでしょう」
提督は付け加えた。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の航海は60日間続いた。
この間に北方艦隊将兵は14000海里以上を航行した。
今年11月、ロシア対潜艦は、遭難したウクライナ船を救助し、約140海里の距離を曳航した。
地中海への航海は、同艦の乗組員にとっては、2016年における第3の遠距離航海となった。



北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役、2010年12月7日再就役)は、2016年10月15日にロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向けて出航しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

地中海へ入った後、11月9日には、空母機動部隊へ接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見、追尾しています。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は本隊と別れ、11月24日には遭難して航行不能となったウクライナ漁船の救助へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で遭難したウクライナ漁船の救助へ向かった]

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ウクライナ漁船ギリシャガウドス島まで曳航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遭難したウクライナ漁船をギリシャのガヴドス島まで曳航した]


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そして更に地中海を西へ進み、11月30日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を去り、大西洋へ行く]

その後、イベリア半島沿いに北上してビスケー湾へ入り、12月6日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
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[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

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そして12月13日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰港しました。


なお、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と共に出航した重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2017年2月初頭にセヴェロモルスクへ戻ってくるようです。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2017年2月9日にセヴェロモルスクへ帰投する?]