fc2ブログ

ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する

2013年1月19日、地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
13-0102a.jpg


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦軍の地中海演習の活動段階が始まった】
モスクワ、1月21日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ大将指導の下、20隻以上の艦船と原子力潜水艦1隻を含む3隻の潜水艦が参加する海軍演習の活動段階は地中海及び黒海で始まった。
ロシア連邦軍参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフ大将は、月曜日の電話会議で発表した。

黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の艦船グループ演習は1月19日に開始された。

「参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ君の指導下で演習の活動段階は始まりました。
かの場所には、既に海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将が居ます。
演習の主要目的は、遠海ゾーンにおける艦隊の相互連携及び管理システムの改善であります。
このような大規模の海軍の作戦訓練行動が行なわれるのは初めてです」

ゲラシモフは話した。

地中海巡洋艦「モスクワ」艦上に居るスハーノフ少将は、この演習には、23隻の軍艦及び保障船、地中海の1隻の原子力潜水艦と1隻のディーゼル潜水艦黒海の1隻のディーゼル潜水艦、(陸上基地)航空隊と艦隊、遠距離航空隊、南方軍管区空軍航空部隊の25機の航空機及びヘリコプターが参加すると電話で伝えてきた。
スハーノフによると、現在、艦船グループは、海上で保障船から水と燃料を補充している。

「カリーニングラード」など2隻のバルト艦隊大型揚陸艦は、無防備の海岸への上陸訓練の為、黒海ラエフスキー射爆場エリアへ配置されている。
(2013年1月21日11時14分配信)


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年1月21日13時30分配信
【黒海と地中海で大規模海軍演習がスタートを切った】

会議の様子です。


今回の3艦隊合同演習には、23隻の各種水上艦船が参加するとの事です。
これまでに判明している参加艦船は、この14隻です。
(記事中にある「保障船」は、給油船曳船を指しています)

[ロシア連邦海軍3艦隊連合グループ]
指揮官:ロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将
旗艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


この14隻の大部分は地中海東部に展開していますが、バルト艦隊の大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」黒海に居ます。

この14隻以外に、特務艦(偵察艦?)など9隻が演習に参加するようです。


そして今回、艦隊連合部隊指揮官スハーノフ少将から、更に潜水艦3隻(うち1隻は原子力潜水艦)も演習に参加している事が明らかにされました。

[地中海]
原子力潜水艦1隻
ディーゼル潜水艦1隻

[黒海]
ディーゼル潜水艦1隻


黒海に居るディーゼル潜水艦1隻は、黒海艦隊所属のB-871「アルローサ」以外に有り得ません。
13-0121n.jpg

地中海に居る原子力潜水艦1隻は北方艦隊所属、ディーゼル潜水艦1隻は、おそらくバルト艦隊所属でしょう。

原子力潜水艦は、北方艦隊所属のプロジェクト971(アクラ級)の可能性が最も高いと思われます。
13-0121o.jpg
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【プロジェクト971「シチューカ-B」】
北方艦隊には6隻の971が在籍しており、2隻が修理中、4隻が稼働状態に在ります。

K-317「パンテーラ」
K-461「ヴォルク」
K-154「チグル」
K-335「ゲパルド」


K-461「ヴォルク」は、1995年12月から1996年2月まで地中海へ派遣されています。

バルト艦隊には、ディーゼル潜水艦3隻(プロジェクト877×2隻、プロジェクト677×1隻)が所属しています。

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【プロジェクト877「パルトゥース」(NATOコード名「キロ」】
バルト艦隊にはB-227「ヴィボルグ」B-806「ドミトロフ」の2隻が所属しており、B-227「ヴィボルグ」は修理中です。

未だ試験中のプロジェクト677潜水艦B-585「サンクト-ペテルブルク」地中海へ出す事も考えられないので、残る1隻のB-806「ドミトロフ」の可能性が高いのではないでしょうか。
13-0121m.jpg



今回の演習を統括するロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ大将は、2010年1月から2012年4月までロシア連邦陸軍総司令官を務めていました。
2012年4月26日、連邦軍参謀本部総長代理に任命されました。
13-0121l.jpg

地中海親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」に将旗を掲げ、ロシア海軍3艦隊連合部隊を指揮するロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将は、昨年(2012年)4月下旬に行なわれたロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")のロシア側統制官でした。
13-0121k.jpg
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」]

スハーノフ少将は、昨年の「海洋協同-2012」では、チンタオ海軍基地に設置された合同演習実施本部のロシア側代表という立場であり、艦に乗る事は有りませんでしたが、今回は巡洋艦に乗り込み、海上で艦船部隊を指揮します。

レオニード・スハーノフ少将は、昨年(2012年)11月15日、ロシア連邦大統領令により定年を2年間延長されています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年11月15日11時47分配信
【プーチンは海軍総参謀長代理スハーノフの契約を延長した】

ロシア連邦軍の少将の定年は55歳であり、その年齢に達したスハーノフ少将は、本来ならば定年退職しなければならないのですが、特例により定年を2年間先延ばしするという事です。

バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう

2013年1月19日、地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
13-0102a.jpg
黒海では、バルト艦隊所属の大型揚陸艦2隻による黒海沿岸への揚陸演習が実施されます。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部発表
2013年1月21日10時49分配信
【黒海及び地中海エリアでは艦隊間グループの演習が継続される】

黒海及び地中海エリアにおいて、黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の20隻の戦闘艦、特務艦、保障船を含む艦隊間グループの演習は継続される
演習における主な課題は、軍指導部から指示された任務を遠海ゾーンで遂行する艦隊間グループの準備状態を確認する事にある。
更に、演習中には、ロシア海軍グループ遠距離航空隊司令部、第4航空・防空軍司令部の相互連携行動の課題が仕上げられる。

艦船グループは指定海域への展開を開始した。
今後2日間には、無防備の投錨地や停泊所への工作員及びテロリストの脅威に対する対破壊工作防衛訓練が実施される。

艦船グループの黒海における行動では、更に、遠距離航空隊の航空機と、水上状況を解析する海軍航空隊の情報交換と相互連携の課題、加えてロケット艇攻撃の撃退任務が仕上げられる。

大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、前日にノヴォロシースク海軍歩兵部隊と標準装備を艦内へ載せ、1月21日に黒海沿岸の無防備の場所への海洋揚陸部隊の上陸訓練を実施する。

演習指揮本部は、地中海の指定海域に居る親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」に置かれている。
同艦は、最新の管理及び宇宙通信システムを有しており、ロシア連邦軍参謀本部がリアルタイムで演習を効率的に指導する事を可能にする。


[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]

今回の記事によると、演習参加艦船は計20隻との事です。
これまでに判明している参加艦船は、この14隻です。

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


この他にも、特務艦(偵察艦?)など6隻が演習に参加するようです。


今回の記事に登場するバルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、1月17日にノヴォロシースクへ入港しています。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港した]

大型揚陸艦「カリーニングラード」
13-0121i.jpg

大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
13-0121j.jpg
この時、イタル-タス通信は、ロシア連邦軍参謀本部の情報提供者の話として、両艦には軍用車両などが積み込まれ、シリアへ向かうと報じたのですが、今回、それは、シリアへ行く為では無く、黒海沿岸での上陸演習の為である事が明らかにされました
(つまり、イタル-タスの報道は誤報)

黒海沿岸上陸演習が実施される件については、1月2日にロシア連邦国防省広報部発表で触れられています。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]

今日(1月21日)、それがバルト艦隊の大型揚陸艦2隻により実施されるという事でしょう。

この他、黒海では、ロケット艇の攻撃を撃退する訓練も実施されるとの事ですから、黒海艦隊所属のロケット艇(タランタル級?)が参加するのかもしれません。

今回の記事によると、この3艦隊合同演習総旗艦は、地中海東部に居る親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」です。
「モスクワ」は、地中海東部から同海域及び黒海の演習参加艦船の指揮を執ります。
13-0121h.jpg

ロシア黒海艦隊戦闘艦はキプロスへ寄港した

13-0121e.jpg
今のところ公式発表は有りませんが、ロシア黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年1月20日にキプロス南部のリマソール港へ入港しました。

キプロス島
13-0121f.jpg

リマソール港
13-0121g.jpg

リマソール港の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
13-0121a.jpg
13-0121b.jpg

リマソール港の警備艦「スメトリーヴイ」
13-0121c.jpg
13-0121d.jpg

ロシア連邦国防省広報部発表によると、2013年1月19日から地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]

この艦隊合同演習には、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」も参加する事になっています。

しかし、「スメトリーヴイ」が母港セヴァストーポリを出港したのは2012年10月18日、「モスクワ」は同年11月6日です。

現在、地中海東部に展開しているロシア海軍艦船の中では、最も長期間に渡り海上に滞在しているので、演習に参加する前に乗組員に休暇を取らせるのでしょう。

ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった

13-0102a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍の大規模演習は黒海と地中海で開始された】
モスクワ、1月19日-ロシア通信社ノーボスチ

この10年間で最大のロシア海軍艦隊間グループ演習は、ロシア連邦軍参謀本部により指導され、黒海及び地中海エリアで土曜日に開始された。
(ロシア)国防省広報サービスは発表した。

「この10年間で最大の戦闘訓練活動には、黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊から、親衛ロケット巡洋艦モスクワ、大型対潜艦セヴェロモルスク、警備艦スメトリーヴイ、ヤロスラフ・ムードルイ、大型揚陸艦サラトフ、アゾフ、カリーニングラード、アレクサンドル・シャバリン、特務艦及び保障船、更には、遠距離航空隊と第4航空・防空軍司令部が参加します」
発表では、こう述べられた。

軍当局は指摘した。
演習における主な課題は、軍指導部から指示された任務を遠海ゾーンで遂行する艦隊間グループの準備状態を確認する事にある。

演習は2013年1月29日まで続けられ、ロシア海軍将兵は、黒海及び地中海においてミサイル及び砲射撃を含む60以上の様々な戦闘訓練を実施する。
(2013年1月19日18時32分配信)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年1がt19日18時45分配信
【黒海及び地中海エリアでロシア連邦軍参謀本部の指導によるロシア海軍艦隊間グループ演習が開始された】


今回の演習については、これまでに何度もロシア連邦国防省広報部から発表されています。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]
[ロシア黒海艦隊はシリア沖で演習を実施する]
[ロシア海軍は1月末に地中海東部で演習を行なう]

今回の演習には、少なくとも以下のロシア海軍艦船(戦闘艦及び保障船)が参加するようです。
「保障船」とは、給油船救助曳船(海洋曳船)を指しています。


ロシア連邦海軍合同艦隊グループ

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

13-0119a.jpg

警備艦「スメトリーヴイ」
13-0119b.jpg

大型揚陸艦「サラトフ」
13-0119e.jpg
「サラトフ」地中海東部へ向かう途中で発電機が故障し、シリアタルトゥース工作船による修理を受けていましたが、修理は終わったようです。
[大型揚陸艦サラトフのディーゼル発電機が故障した]

大型揚陸艦「アゾフ」
13-0119f.jpg
「アゾフ」は、2013年1月17日午前中にダータネルス海峡を南下しました。
『黒海ニュース』より
【ロシア連邦黒海艦隊の揚陸艦「アゾフ」は再びダータネルス海峡を通過した】

大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
12-1231d.jpg

海洋曳船MB-304
13-0119j.jpg


[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」

13-0119c.jpeg

大型揚陸艦「カリーニングラード」
13-0119h.jpg

大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
13-0119g.jpg

中型海洋給油船「レナ」
13-0119i.jpg

救助曳船SB-921
12-1218d.jpg


[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」

13-0119d.jpg

中型海洋給油船「ドゥブナ」
12-1218j.jpg

救助曳船「アルタイ」
13-0119k.jpg
北方艦隊の3隻は、元々はアデン湾海賊対処任務の為の部隊ですが、アデン湾へ行く前に演習に参加します。


上記艦船の大部分は地中海東部に居ますが、バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」の2隻は1月17日にノヴォロシースクへ入港しており、現時点では地中海東部には居ません。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海沿岸ノヴォロシースクへ入港した]

更に、今回の記事によれば「特務艦」も参加するとの事ですから、上記の艦船以外にも参加艦船が居るようです。
(黒海艦隊偵察艦?)

加えて、ロシア連邦空軍遠距離航空隊(戦略爆撃機部隊)第4航空・防空軍司令部も参加するとの事です。

北カフカース地方に配備されている第4航空・防空軍司令部は、戦闘機Su-27、MiG-29、襲撃機Su-25、偵察機Su-24MR、練習機Su-25SM、ヘリコプターMi-28N、Mi-24、Mi-8を保有しています。
13-0120c.jpg

遠距離航空隊は、サラトフ州エンゲリス空軍基地長距離爆撃機T-160Tu-95MSでしょう。
13-0120a.jpg
13-0120b.jpg

なお、以前にはロシア太平洋艦隊の艦船も参加すると言われていましたが、今回の記事では言及されていません。

ロシア海軍は1月末に地中海東部で演習を行なう

13-0115c.jpg
13-0115f.jpg
ロシア連邦軍機関紙『クラースナヤ・ズヴェズダー』より
2013年1月14日17時27分配信
【艦隊間演習に先立ち】

1月末に実施されるロシア海軍艦船の艦隊間演習の準備の為、地中海東部の機動演習実施エリアへの移動が行なわれている。
ロシア海軍の艦隊間グループの形成が始まり、全ての計画戦闘訓練活動が仕上げられる。

黒海艦隊大型揚陸艦「サラトフ」は、ロシア海軍演習に参加する為、地中海東部へ到着した。
エーゲ海を移動中、同艦のディーゼル発電機の一つが故障し、乗組員は修復に成功しなかった。
大型揚陸艦「サラトフ」は、指定海域まで北方艦隊救助曳船SB-406が同行しなければならない。
この件に関し、司令部は、専門技術者と必要な予備部品のある浮揚工場PM-56で必要な修理を実施する決定を下した。

ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部が発表したように、大型揚陸艦「サラトフ」は、修理が完了した後に地中海東部の海軍グループへ加わり、1月末の艦隊間演習へ参加するだろう。

演習の主な目的は、ロシア連邦の外における異種グループ部隊(軍)の設立の課題を仕上げる事にあり、更には、単一構想による海軍連合グループを構成しての共同活動の実行が計画されている。
計画演習任務の目的の一つは、戦闘訓練任務の実施を通じ、海軍の要員の海洋技量を獲得する事にある。

今回の活動の準備は、全ての艦隊により2012年12月に行なわれ、予定される演習実施エリアの偵察、指揮参謀部のトレーニングによる火力訓練要素、更には対テロリスト及び対海賊活動の準備が含まれる。
このような規模の演習は数十年ぶりとなる。

大型揚陸艦「サラトフ」は、2003年に現在の艦名を与えられた。
以前、同艦は「ヴォロネジスキー・コムソモーレッツ」と呼ばれていた。
同艦は1964年2月にカリーニングラード造船工場「ヤンターリ」の船台で起工され、同年夏に進水した。

月曜日・1月14日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」、中型海洋給油船「ドゥブナ」で構成される北方艦隊艦船支隊は、ギリシャスーダ港への業務寄港を行なった。

ロシア大型対潜艦の乗組員の訪問中、多民族の海賊対処行動の為の海洋特殊操作訓練センターの見学プログラムが組まれる。
ここで北方艦隊将兵は、外国の海軍将兵と情報を交換した後、臨検グループによる乗っ取られた船舶の解放訓練を行なう。
ロシア海軍将兵は港に停泊中に水と食料を補充し、乗組員の為の休息が提供される。
ロシア海軍将兵は観光名所を訪れ、見学小旅行に参加し、ギリシャ海軍基地チームの同僚と一緒にサッカーの試合を行なう。


今回の記事は、以前のロシア連邦国防省広報部発表の纏めです。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]
[ロシア黒海艦隊はシリア沖で演習を実施する]
[大型揚陸艦サラトフのディーゼル発電機が故障した]
[北方艦隊海賊対処部隊はクレタ島を訪れた]

今回の記事で触れられていますが、1月末に地中海東部黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の艦船が参加する「艦隊間演習」が実施されます。

今回の記事本文と、同記事の画像を見る限り、この「艦隊間演習」に参加するのは、これらの艦船のようです。

[黒海艦隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」

[バルト艦隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
中型海洋給油船「レナ」

[北方艦隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」



当初は、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の4艦隊合同演習が地中海黒海で実施されるという話でしたが、最近の報道では、太平洋艦隊艦船の参加については全く触れられていません。

太平洋艦隊所属艦船で地中海東部に最も近い場所に居るのは大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を中核とするアデン湾海賊対処部隊ですが、同部隊は1月15日からアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた]

地中海東部へ向かっているバルト艦隊艦船部隊にしても、上記の2隻以外に大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、救助曳船SB-921の3隻が居た筈ですが、この3隻の動向についても全く触れられていません。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海で新年を迎えた]


その大型揚陸艦「カリーニングラード」と「アレクサンドル・シャバリン」は、1月14日14時30分頃(現地時間)にダータネルス海峡を通過(地中海から黒海へ)しました。
『黒海ニュース』より
2013年1月15日
【バルト艦隊の2隻の揚陸艦はダータネルス海峡から黒海へ?】
13-0115e.jpg


黒海艦隊大型揚陸艦は、地中海東部へ向かう途中に故障した「サラトフ」よりも前、2012年12月末に「ノヴォチェルカッスク」地中海東部へ向けて出港しています。
[大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは再び地中海東部へ向かう]

しかし、その「ノヴォチェルカッスク」は、1月15日にセヴァストーポリへ帰港しました。
テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年1月15日9時25分配信
【大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」将兵は遠距離航海から戻った】

大型揚陸艦サラトフのディーゼル発電機が故障した

12-1231a.jpg
13-0112b.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年1月11日16時38分配信
【演習へ行く大型揚陸艦「サラトフ」で故障が発生した】
モスクワ、1月11日-ロシア通信社ノーボスチ

艦隊間演習に参加する為に地中海東部へ派遣されていた大型揚陸艦「サラトフ」の乗組員は、故障したディーゼル発電機の修理を始めた。
金曜日、ロシア連邦国防省は発表した。

「以前に御伝えした地中海東部の艦隊間演習に参加する為に派遣されているロシア連邦黒海艦隊の大型揚陸艦サラトフにおいて、ディーゼル発電機の一つに故障が発生しました」
発表では、こう述べられた。

乗組員は、故障の修復の為に必要な措置を取っている事が明らかにされた。

「現在、同艦はエーゲ海にあり、指定海域への移動を継続しております」
当局は付け加えた。

ロシア連邦国防省によると、ロシア軍の訓練計画に従い、地中海東部で2013年1月末に、北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の艦船が参加する複数艦隊演習が実施される。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年1月11日16時39分配信
【エーゲ海で黒海艦隊の大型揚陸艦「サラトフ」のディーゼル発電機の一つが故障した】


13-0112c.jpg
2013年1月12日11時01分配信
【軍艦「サラトフ」の修理はシリアに駐留する浮揚工場で実施される】
モスクワ、1月12日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海東部で故障した黒海艦隊大型揚陸艦「サラトフ」のディーゼル発電機の修理は、シリアタルトゥースに常時駐留している黒海艦隊浮揚工場PM-56で実施される。
土曜日、ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部は発表した。

「大型揚陸艦サラトフは、地中海東部のロシア海軍演習に参加する為、エーゲ海へ来ました」
管理部は話した。

「移動中、同艦のディーゼル発電機の一つが故障しました。
乗組員は修復に成功せず、大型揚陸艦サラトフは、指定海域まで北方艦隊の救助曳船SB-406が同行する必要が有ります」

国防省は伝えた。

軍当局が指摘したように、司令部は、専門技術者と必要な予備部品のある浮揚工場PM-56で必要な修理を実施する決定を下した。

「修理完了後、大型揚陸艦サラトフは地中海東部のロシア海軍グループに参加し、1月末の複数艦隊演習に参加します」
国防省は、こう述べた。

海軍総参謀部によると、PM-56の常時駐留場所はシリアタルトゥース港である。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2013年1月12日10時00分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦「サラトフ」は地中海東部へ向かう】


[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]

大型揚陸艦「サラトフ」は、2012年11月初頭に大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」と共に地中海東部へ派遣され、12月11日にノヴォロシースクへ帰港しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦はノヴォロシースクへ到着した]

そして2012年12月末、「ノヴォチェルカッスク」は再び地中海東部へ向けて出港しました。
[大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは再び地中海東部へ向かう]

これに続き、「サラトフ」も2013年1月初頭に出港したようですが、エーゲ海へ出た所でディーゼル発電機が故障し、乗員は修理を試みたが成功しなかったので、浮揚工場(工作船)PM-56が駐留しているシリアタルトゥースへ向かったという事でしょう。
12-1225b.jpg

大型揚陸艦「サラトフ」プロジェクト1171(アリゲーター級)1番艦であり、就役したのは1966年8月18日です。
[揚陸艦アリゲーター型1番艦「サラトフ」近況(2008年6月)]
既に就役から46年以上が経過しています。

ロシア黒海艦隊はシリア沖で演習を実施する

13-0111b.jpg
13-0111c.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍はシリア沿岸付近で戦闘演習を実施する】
モスクワ、1月11日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦黒海艦隊艦船は、地中海及び黒海における艦隊間グループの訓練と演習の枠内において、シリア沿岸沖で戦闘機動演習を実施する。
金曜日、ロシア連邦国防省は発表した。

以前、ロシア海軍の艦隊間グループの演習には北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊の部隊が加わり、1月末に地中海及び黒海エリアで実施されると伝えられた。

「巡洋艦モスクワ率いる黒海艦隊の戦術艦船グループは、地中海東部で戦闘機動訓練を実施します。
訓練と今後の演習の為、給油船イワン・ブブノフは、艦に燃料と真水を補給しました。
この間に、当の乗組員は想定外の事態が発生した場合の緊急活動に習熟しました。
1月10日、給油船はキプロスのラルナカ港で燃料と真水、食料を補充しました」

発表では、こう述べられた。

シリア政府と反政府勢力の紛争は2011年3月に始まり、国際連合が入手した情報によると、それ以降、戦闘によって30000人以上が死亡した。
しかし、公式組織の職員は、このデータを確認する術は無いと認識している。

現在、ロシア連邦海軍艦船は、演習エリアへ移動している。
特に、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊支隊は、真水と食料を補充し、更には、今後の演習前の休養の為、ラ-ヴァレッタ港(マルタ)へ寄港した。

ロシア国防省によると、その後、艦船は地中海東部へと向かう。
移動中、乗組員は昼夜に渡り訓練を実施し、物資を受け渡す。
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、潜水艦探知の課題を仕上げる。

「合同海賊対処活動の枠内において、大型対潜艦セヴェロモルスクは、2013年1月14日から18日まで、ギリシャのスーダ港へ業務寄港します。
停泊中にロシア海軍歩兵の対テロ分隊はNATOの訓練センターを訪れ、海洋での違法行為の取り締まり、更には、臨検実施の為の更なる訓練を受けます」

国防省は伝えた。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」、給油船「ドゥブナ」で構成される北方艦隊艦船支隊は、スペインセウタ港への業務寄港を完了し、クレタ島へ針路を取った。
国防省によると、演習実施エリアで乗組員は組織的通信及び民間船団護衛の課題を仕上げる。
更に、艦上配置ヘリコプターを含む潜水艦探知訓練が予定されている。

「ロシア海軍艦船の艦隊間グループの形成が開始される事により、部隊を構成する全ての計画戦闘訓練活動を仕上げます」
声明では強調された。

2012年11月下旬、地中海東部に滞在する黒海艦隊艦船は、艦船の整備の為にシリアタルトゥース港を訪れるかもしれないと伝えられた。
タルトゥースは、ロシア海軍の物資・技術供給所である。
(2013年1月11日10時00分配信)


記事中でも触れられていますが、1月末に地中海黒海ロシア海軍4艦隊(北方、太平洋、黒海、バルト)合同演習が実施されます。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]

現在、地中海東部には黒海艦隊艦船部隊が展開しています。
[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304


この他にも2隻の揚陸艦が加わっていたのですが、黒海へ戻っています。
[黒海艦隊の大型揚陸艦2隻は黒海へ戻る]

バルト艦隊艦船部隊地中海東部へ向かっています。
[バルト艦隊艦船部隊は地中海で新年を迎えた]
しかし、今回の記事によると、地中海東部へ向かっているのは、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」給油船「レナ」だけのようです。

バルト艦隊艦船部隊には、この他にも大型揚陸艦2隻、救助曳船1隻が居た筈ですが、今回の記事では全く触れられていません。
「ヤロスラフ・ムードルイ」及び「レナ」と別行動をとっているのでしょうか。

北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする部隊は、アデン湾海賊対処任務の為に派遣されています。
[北方艦隊アデン湾海賊対処部隊はビスケー湾で新年を祝う]

ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する

『ロシアの声』日本語版より
2013年1月2日配信
【ロシア国防省 1月末に4つの艦隊による連合演習実施】

この元記事。
13-0102a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍の演習は地中海及び黒海で1月末に実施される】
モスクワ、1月2日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦艦隊間グループの演習には、北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊の部隊が加わり、1月末に地中海及び黒海エリアで実施される。
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部は発表した。

演習は、2013年の軍の訓練計画に基づいて実施される。
「演習の主な目的は、ロシア連邦の外における異種グループ部隊(軍)設立の課題を仕上げ、更には、単一構想による海軍連合グループを構成し、共同活動の実行が計画されています」
管理部は話した。

「今現在、演習指定海域に艦船作戦グループは到達しておりません」
管理部は指摘した。

「演習の実施期間中には、北部カフカースの無防備な沿岸における揚陸艦に乗った海軍歩兵および空挺軍部隊員の勝負という戦術的エピソードが有ります」
対談者は詳細に説明した。

管理部は指摘した。
「このような規模のロシア海軍の演習が実施されるのは、10年ぶりの事です。
遠海ゾーンにおける海軍の異種間部隊の相互連携への習熟の為の管理、保障の用途において」


彼は強調した。
「計画演習任務の目的の一つは、黒海及び地中海エリアでの戦闘訓練任務の実施を通じ、海軍の要員の海洋技量を獲得する事にあります」

今回の活動の準備は、全ての艦隊により2012年12月に行なわれ、予定される演習実施エリアの偵察、指揮参謀部のトレーニングによる火力訓練要素、更には対テロリスト及び対海賊活動の準備が含まれる。
(2013年1月2日9時00分配信)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部発表
2013年1月2日09時30分配信
【ロシア国防省は遠海ゾーンでの4艦隊が加わる海軍演習の準備を始めた】


現在、大西洋、地中海、インド洋には、ロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の艦船部隊が居ます。
[ロシア海軍艦船は地中海とアデン湾へ派遣される]

太平洋艦隊北方艦隊の艦船部隊は、アデン湾(ソマリア沖)海賊対処任務の為に派遣されています。
[ロシア北方・太平洋艦隊合同アデン湾海賊対処活動]

インド洋
[太平洋艦隊海賊対処艦船支隊]
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
中型海洋給油船「イルクト」
救助曳船「アラタウ」
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊は新年を祝う]

大西洋(ビスケー湾)
[北方艦隊海賊対処艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
救助曳船「アルタイ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
[北方艦隊アデン湾海賊対処部隊はビスケー湾で新年を祝う]


一方、黒海艦隊艦船部隊は11月下旬から地中海東部に展開しており、同隊と交代する為、バルト艦隊艦船部隊が同海域へ向かっています。
[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]

地中海西部
[バルト艦隊戦闘艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
[バルト艦隊艦船部隊は地中海で新年を迎えた]

地中海東部
[黒海艦隊戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304
[大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは再び地中海東部へ向かう]



今回、ロシア連邦国防省広報部より新たに発表された「地中海及び黒海の海軍演習」ですが、少なくとも北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊に関しては、上記の部隊が演習に参加する事になるでしょう。

地中海東部に展開する黒海艦隊艦船支隊は、今月中にバルト艦隊艦船支隊と交代する予定ですから、必ずしも上記の部隊が参加するとは限りません。
(黒海艦隊の艦船は、3隻の大型揚陸艦以外は10月下旬~11月初頭に出航して以来、ずっと地中海に居る)
黒海(セヴァストーポリノヴォロシースク)に残留している黒海艦隊艦船が参加するかもしれません。


加えて今回の記事によると、このロシア海軍4艦隊合同演習には、ロシア空挺軍部隊も参加するとの事です。

北カフカース沿岸で上陸演習を行なうという事ですから、ノヴォロシースクなど北カフカース地方に駐留する第7親衛空挺強襲師団所属部隊が参加するのでしょうか。
13-0102b.jpg