ロシア海軍3艦隊合同演習はシリア情勢とは関係が無い

『ロシア通信社ノーボスチ』より
【地中海の海軍演習はシリアの出来事とは関係ない-黒海艦隊参謀部】
モスクワ、2月16日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海艦隊間グループ演習は、シリアでの出来事との関連性を有しない。
土曜日、黒海艦隊参謀長代理ユーリー・ゼムスキー1等海佐は述べた。

黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊の20隻以上の艦船による艦隊間演習は、2012年末に実施された。
複数の西側及びロシアのメディアは、この演習がシリアへの兵器納入の為の偽装であると関連付けて報じた。

「この演習と、かの国(シリア)の情勢との間には、関連性が有りません」
ゼムスコイ氏は、ラジオ局「エコー・モスクワ」で話した。

彼によると、(演習の)主な課題は、海賊対処、航行中の貨物の受け渡し、更には、外部の脅威からの民間船の保護を仕上げる事にあった。

ゼムスコイ氏は、演習にはイスラエル、フランスといった国々が関心を有していたが、挑発行為は無かったと指摘した。

この10年間で最大のロシア海軍艦隊間グループ演習には、黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の20隻以上の艦船、原子力艦1隻を含む3隻のロシア海軍潜水艦、更には遠距離航空隊及び第4航空・防空軍司令部が参加した。
演習は、ロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ大将が統括した。
(2013年2月16日12時41分配信)


『エコー・モスクワ』より
今回、ユーリー・ゼムスキー氏が出演した番組
【2013年2月16日12時08分の放送】
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ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習は、2013年1月19日に始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
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今回の演習には、ロシア海軍の23隻の水上艦船と3隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しました。

[ロシア連邦海軍3艦隊連合グループ]
指揮官:ロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将
旗艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海沿岸(ノヴォロシースク近郊のマーリ・ウトリシュ)では、バルト艦隊大型揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]
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地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]
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北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練などを実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]

今回の演習は、モスクワ市に在るロシア連邦軍参謀本部から地中海東部演習部隊総旗艦「モスクワ」などの演習参加艦船へ指示が出されました。
更に、演習部隊総旗艦「モスクワ」は、地中海東部及び黒海にまたがる演習部隊を指揮しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習の結果が分析された]

記事中にあるように、今回の演習には、ロシア空軍遠距離航空隊(戦略爆撃機部隊)も参加しました。
[プーチン大統領はロシア海軍3艦隊合同演習についての報告を受けた]


今回の演習に参加したバルト艦隊大型揚陸艦2隻は、2013年1月中旬にシリアタルトゥースへ入港し、同国へ納入する軍用車両を同港で降ろしていた事が明らかにされています。
[バルト艦隊の大型揚陸艦2隻は再びノヴォロシースクへ入港した]
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この事で、欧米ロシアのメディアが、今回の3艦隊合同演習シリアへの兵器納入をカモフラージュする為に行なわれたのだと書き立てていますが、全くのナンセンスです。
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その為だけに、20隻以上の水上艦船と3隻の潜水艦を集め、地中海東部のみならず黒海沿岸でも演習を実施するなどと言うのは馬鹿げています。
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ロシア黒海艦隊の戦闘艦はセヴァストーポリへ戻った

2013年2月5日、黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、長期航海を終えてセヴァストーポリへ帰港しました。
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続いて、黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」も帰港しました。
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テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年2月5日16時13分配信
【警備艦「スメトリーヴイ」は地中海の大規模演習からセヴァストーポリへ戻った】

警備艦「スメトリーヴイ」は、2012年10月18日にセヴァストーポリを出港し、イタリア海軍との合同演習に参加後、地中海東部黒海艦隊艦船グループに加わり、2013年1月19日~1月29日のロシア海軍3艦隊合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]
[ロシア海軍3艦隊合同演習は終了する]


翌2月6日、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が長期航海を終えてセヴァストーポリへ帰港しました。
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テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年2月6日18時20分配信
【親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は演習からセヴァストーポリへ戻った】

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2012年11月初頭にセヴァストーポリを出港し、地中海東部に滞在、2013年1月19日~1月29日のロシア海軍3艦隊合同演習に参加しました。

「モスクワ」は、ロシア海軍3艦隊連合部隊総旗艦を務めました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]
[ロシア海軍3艦隊合同演習の結果が分析された]

ロシア海軍3艦隊合同演習の結果が分析された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部発表
2013年2月1日14時40分配信
【黒海及び地中海エリアで実施されたロシア海軍演習の結果が総括された】

1月31日、前日にキプロスレメソス港へ到着していた親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上において、黒海及び地中海で1月19日から29日まで実施されたロシア海軍演習の結果が総括された。

演習を統括するロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ(ストレリツォフ)大将は、演習の活動段階中、参謀本部中央指揮所で進行を管理し、その後、最終段階~演習結果の分析と総括~の為に、演習エリアへ到着した。

近年で最大の海軍演習にはバルト艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の艦船、潜水艦戦略航空隊及び戦術作戦航空隊海軍歩兵特殊部隊が参加した。

戦闘演習中に特務艦及び保障船は21000海里以上を航行した。
33回の戦闘演習、29回の砲及びミサイル及び対潜兵器の戦闘射撃が完了した。

新たな艦隊間グループ管理システムの試験は成功裏に実施された。
主要管理組織であるロシア連邦軍参謀本部は、最新のセキュリティ自動管理システムを使用し、リアルタイムで艦船への行動を指示した。
管理装置は、アクティブな電波妨害条件下でも安定かつ確実に機能し、情報交換を保障した。

ロシア連邦軍参謀本部によると、全体的に見て、演習の目的-遠海ゾーンにおける海軍の存在の実証、断固たる軍事力の使用~は達成された。

演習の主要課題~海軍部隊が遠海ゾーンにおいて軍指導部から指示された任務を遂行する~は解決された。

同様の演習は、世界の様々なエリアにおけるロシアの利益を確保する事も含め、定期的に実施される予定である。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年1月31日22時30分配信
【ロシア海軍3艦隊の艦船が参加した演習は地中海で完了した】


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年2月1日13時34分配信
【(ロシア)海軍は遠海ゾーンで戦闘任務を遂行する準備を整えている-(ロシア)国防省】


ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習は、2013年1月19日に始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
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今回の演習には、ロシア海軍の23隻の水上艦船と3隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しました。

[ロシア連邦海軍3艦隊連合グループ]
指揮官:ロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将
旗艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海沿岸(ノヴォロシースク近郊のマーリ・ウトリシュ)では、バルト艦隊大型揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]
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地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]
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北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練などを実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]

今回のロシア国防省発表によると、この演習は、新型の指揮管理システムの試験を兼ねていたようです。

今回の演習は、モスクワ市に在るロシア連邦軍参謀本部から地中海東部演習部隊総旗艦「モスクワ」などの演習参加艦船へ指示が出されました。
更に、演習部隊総旗艦「モスクワ」は、地中海東部及び黒海にまたがる演習部隊を指揮しました。
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演習終了後、黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船は母港へ戻ります。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は終了する]

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区広報サービス発表
2013年1月31日15時47分配信
【バルト艦隊艦船は地中海のロシア海軍艦隊間グループ演習への参加を終えた】

ただ、今回の発表によると、黒海艦隊ロケット巡洋艦「モスクワ」は、演習終了後にキプロス島リマソールへ寄港したとの事です。
今回の演習の総指揮を執ったアレクサンドル・ポストニコフ(ストレリツォフ)大将も、「モスクワ」を訪れているようです。
「モスクワ」は、演習開始前にもリマソールを訪れています。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦はキプロスへ寄港した]
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北方艦隊艦船部隊は、当初の目的であるアデン湾海賊対処任務に就く為、スエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[北方艦隊海賊対処部隊は紅海へ入った]


今回の演習には、ロシア空軍遠距離航空隊(戦略爆撃機部隊)も参加しました。
[プーチン大統領はロシア海軍3艦隊合同演習についての報告を受けた]

なお、最近、ロシアが中国へTu-22M3(バックファイア)爆撃機36機を売却するという情報が流布されましたが、これは全くのデマです。

『イタル-タス』より
2013年1月24日12時18分配信
【爆撃機Tu-22M3の中国への供給交渉など全く実施された事も無ければ存在もしていない】

ロシア兵器輸出公社(ロソボロネクスポルト)の公式代理人ヴャチェスラフ・ダビデンコ氏は、中国へ36機のTu-22M3爆撃機を売却するという情報を公式に否定しました。

この記事の後半に登場するロシア兵器輸出公社の匿名の情報提供者は、この情報を流布した中国メディアを「純然たるデマ新聞」「手段を選ばず、希望的観測を本物であると必死で望む連中」と叩きまくっています。
そして最後に「Tu-22M3は戦略兵器なので外国への売却は原則として不可能」と言っています。

ロシア海軍の大規模演習は1月30日に終了する

2013年1月19日から地中海黒海で開始されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習は、本日(1月30日)終了します。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]

『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍大規模演習は地中海で完了する】
モスクワ、1月30日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍艦隊間グループ作戦-戦術演習は水曜日に地中海東部で完了する。
ロシア連邦国防省は発表した。

前日、ロシア連邦国防長官セルゲイ・ショイグ参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフは、地中海エリアの戦略演習についてウラジーミル・プーチン大統領に報告した。
ゲラシモフによると、遠距離航空隊のフライトに関する活動は完了し、演習の活動段階は地中海及び黒海エリアにおいて1月29日及び30日に実施された。

「バルト艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の艦船が参加したロシア海軍艦隊間グループ演習は地中海東部において完了しました」
ロシア軍当局の声明では、こう述べられた。

この10年間で最大のロシア海軍艦隊間グループ演習は、黒海及び地中海エリアで1月19日に開始された。
演習には、黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の20隻以上の艦船、原子力艦1隻を含む3隻のロシア海軍潜水艦、更には遠距離航空隊及び第4航空・防空軍司令部が参加した。
演習は、ロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ大将が統括した。
演習における主な課題は、軍指導部から指示された任務を遠海ゾーンで遂行する艦隊間グループの準備状態を確認する事にある。
(2013年1月30日0時17分配信)


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2013年1月29日16時47分配信
【ロシア海軍3艦隊が参加する大規模演習は地中海で完了する】


今回のロシア海軍の大演習には、23隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しています。

ロシア海軍3艦隊合同演習総旗艦「モスクワ」
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[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動中)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動中)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海沿岸ではバルト艦隊揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]

地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]

北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練などを実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]

演習終了後、黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船は母港へ戻りますが、北方艦隊の3隻は海賊対処任務に就くためにアデン湾へ向かいます。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は終了する]

プーチン大統領はロシア海軍3艦隊合同演習についての報告を受けた

ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、2013年1月19日から地中海と黒海で開始されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同大規模演習についての報告を受けました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]


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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ショイグとゲラシモフは地中海演習についてプーチンに話した】
モスクワ、1月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防長官セルゲイ・ショイグ参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフは、地中海エリアの戦略演習についてウラジーミル・プーチン大統領に報告した。

「演習のステージの一つは完了しました。
大規模演習には、海軍の全ての艦隊が参加しました。
遠距離航空隊のフライトに関する部分は完了しました」

ショイグは、プーチンとの会合で話した。

ゲラシモフは、戦略航空隊のフライトが黒海及びバルト海エリア、更にはノルウェー海及び北東大西洋エリアで実施されたと伝えた。

「フライトにおいては、戦闘機部隊を随伴させて空中給油が実施されました。
全ての任務を実行し、クルーは基地へ戻りました。
この演習の活動段階は、地中海及び黒海エリアにおいて29日及び30日に予定されています。
現在、この演習の計画の枠内における訓練活動は全て実施されます」

参謀本部総長は述べた。

この10年間で最大のロシア海軍艦隊間グループ演習は、黒海及び地中海エリアで1月19日に開始された。
演習には、黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の戦闘艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、警備艦「スメトリーヴイ」、「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「サラトフ」、「アゾフ」、「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」特務艦及び保障船、更には、遠距離航空隊第4航空・防空軍司令部が参加した。
演習における主な課題は、軍指導部から指示された任務を遠海ゾーンで遂行する艦隊間グループの準備状態を確認する事にある。
(2013年1月29日13時24分配信)


今回のロシア海軍の大演習には、23隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]


地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しています。

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動中)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動中)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海沿岸ではバルト艦隊揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]

地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
[ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる]


北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練などを実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]
[大型対潜艦セヴェロモルスクは機雷破壊訓練を行なった]


今回の記事によると、同時期に、ロシア連邦空軍遠距離航空隊(戦略爆撃機部隊)の飛行訓練も実施されたようです。

Tu-160
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Tu-95MS
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Tu-22M3
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ロシア海軍3艦隊合同演習は終了する

2013年1月19日から地中海黒海で開始されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習は終了し、3艦隊合同グループは解散します。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【地中海のロシア連邦海軍グループは数日以内に解散する】
モスクワ、1月29日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海東部の演習に参加しているロシア連邦海軍艦船グループは、数日以内に解散する。
火曜日、ロシア連邦国防省は発表した。

1月後半に地中海及び黒海で実施された海軍演習には、ロシア海軍の20隻以上の艦船と、原子力艦1隻を含む3隻の潜水艦が参加した。
演習は、ロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ大将の指導下で行なわれた。

「バルト艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の艦船が参加した地中海東部のロシア連邦海軍戦術演習は終了します。
今後数日中に海軍グループは解散し、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦船は、ロシア領に位置する駐留場所へ向かいます」

ロシア軍当局の声明では、こう述べられた。

声明では、大型対潜艦「セヴェロモルスク」率いる北方艦隊艦船支隊スエズ運河へ向かい、2月後半には、現在、ソマリア沿岸で海賊から民間船舶の安全を保障している太平洋艦隊艦船と交代する事が明らかにされた。

アデン湾及びアフリカの角エリアは、定期的に船舶を乗っ取り、彼らの解放の為に身代金を要求するソマリア海賊の活動故に危険度が高い。
統計上、海賊攻撃の多いエリアにおけるロシア海軍艦船の常時存在は、海軍部隊使用計画により提供される。
(2013年1月29日13時58分配信)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部発表
2013年1月29日14時38分配信
【地中海のロシア海軍艦隊間グループ演習は最終段階に差し掛かる】


今回のロシア海軍の大演習には、23隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加しています。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻の水上艦船と2隻の潜水艦(内1隻は原子力潜水艦)が展開しています。

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動中)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動中)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


その演習も間もなく終了し、黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船は母港へ戻るようです。

今回の演習は、当初、太平洋艦隊艦船も参加すると言われていましたが、結局、参加しませんでした。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]
[ロシア海軍4艦隊艦船部隊は地中海東部に集結する]


今回の演習に参加した北方艦隊の艦船は、今後アデン湾へ行き、海賊対処任務に就きます。

現在、アデン湾には太平洋艦隊海賊対処部隊が居ます。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた]

当初は、北方艦隊太平洋艦隊の艦船が合同で海賊対処任務を実施すると報じられていましたが、結局、2月後半に太平洋艦隊艦船と交代する事になるようです。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスク、ソマリア沖へ]

ロシア海軍3艦隊演習は地中海東部で続けられる

2013年1月19日、地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
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地中海東部では黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が中核となり、演習が続けられています。


テレビ局『ズヴェズダー』より
2013年1月27日18時02分配信
【ロシア戦闘艦は地中海の海軍演習の活動段階を開始した】
3艦隊のロシア戦闘艦~黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊~は、地中海演習の過程の中で最大の活動段階を開始した。
それは、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が参加している。
徴集兵と契約軍人にとって、この機動演習は、学校ですら無く、真の海軍大学である。


2013年1月28日9時19分配信
【ロシア3艦隊の戦闘艦は地中海演習に参加する】

「セヴェロモルスク」、「アゾフ」、「サラトフ」、「モスクワ」は、地中海演習に参加している。
3艦隊の戦闘艦~北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊~は、水上及び空中目標の射撃訓練、更には、海賊対処訓練を一緒に行っている。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区広報サービス発表
2013年1月28日18時00分配信
【黒海艦隊艦船乗員は、地中海の特別指定海域で一連の演習を実施した】

ロシア海軍艦隊間グループ計画演習に従い、地中海黒海艦隊の艦船は、事前に民間船舶航行への危険警告が発せられた特別指定海域において一連の演習を実施した。

特に、演習本部が置かれている親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、そして警備艦「スメトリーヴイ」は、海上及び空中目標へミサイル複合体を命中させた。

大型揚陸艦「アゾフ」「サラトフ」は任務を果たし、仮想敵の航空攻撃への反撃の為に砲射撃を実施した。
更に、艦船の合同機動演習及び通信訓練が実施された。


今回のロシア海軍の大演習には、23隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加します。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻が展開します。

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動中)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動中)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


黒海東岸では、バルト艦隊大型揚陸艦2隻による上陸演習が実施されました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]

地中海東部では、黒海艦隊の戦闘艦が実弾発射訓練を行ないました。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]

北方艦隊艦船部隊は、対海賊戦闘訓練を実施しました。
[北方艦隊海賊対処部隊は任務遂行の準備を終えた]

ロシア海軍4艦隊艦船部隊は地中海東部に集結する

2013年1月19日、地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた]

1月22日夕方以降に行なわれた黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」の実弾発射訓練の様子。
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]



テレビ局『ズヴェズダー』より
2013年1月23日22時30分配信
【黒海及び地中海エリアでロシア海軍の大規模演習が行なわれる】

黒海艦隊戦闘艦支隊キプロスへの友好訪問を完了し、ロシア海軍艦隊間グループ演習に加わった。
地中海において、このような大規模な演習は、この20年間なかった。

「モスクワ」「スメトリーヴイ」は、スペインから移動して来た「セヴェロモルスク」と出会った。

太平洋艦隊(艦船支隊)の旗艦「マルシャル・シャーポシニコフ」は、アデン湾方面から来航する。
バルト艦隊グループもアプローチする。
4日後、ロシア海軍のエリートは集結する。


今回のロシア海軍の大演習には、23隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加します。
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]

地中海東部には、少なくとも14隻が展開します。

[黒海艦隊艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
海洋曳船MB-304

[バルト艦隊艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「カリーニングラード」(黒海から地中海へ移動中)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(黒海から地中海へ移動中)
中型海洋給油船「レナ」
救助曳船SB-921

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
救助曳船「アルタイ」


今回の記事によると、太平洋艦隊艦船支隊地中海東部へ向かっているとの事です。
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[太平洋艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
中型海洋給油船「イルクト」
救助曳船「アラタウ」


太平洋艦隊艦船支隊は、2013年1月15日からアデン湾海賊対処任務に就きました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊はアデン湾で海賊対処任務に就いた]

この時、太平洋艦隊艦船支隊は、アデン湾を東から西へ通過しています。
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そのまま紅海へ出て北上し、スエズ運河を通過して地中海東部へ行くのでしょうか。
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今回の演習が最初に発表された時には、4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊)の艦船が参加すると言われていました。
[ロシア海軍は1月末に地中海及び黒海で4艦隊の合同演習を実施する]

今回の記事は1月23日に配信されているので、「4日後」は1月27日になります。

1月27日に地中海東部へ4艦隊の艦船支隊が集結するようです。

ノヴォロシースク近郊で上陸演習が行なわれた

2013年1月19日、地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]
[黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう]
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黒海東岸では、1月21日に上陸演習が実施されました。
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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【ノヴォロシースクで大規模な海軍演習が行なわれた】
2013年1月23日

1月21日の天候は、ノヴォロシースクにおける大規模な海軍演習を辛うじて挫折させなかった。
海上での風力4の暴風の為、プログラムは修正する必要が有った。
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この演習は、過去10年間で最大規模である。
数日間に渡り、3艦隊:北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊は共に演習に参加する。

1月21日、マーリ・ウトリシュ地域において、演習のエピソードの一つが実施された。
2隻の揚陸艦は、出来るだけ目立たないように海岸に接近した。
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海軍歩兵部隊を艦上に載せた揚陸艦は、攻撃ヘリコプターによって対抗者の火力を制圧し、海岸へ接近した。
そこへ上陸が行なわれた。
軍用語では、これを「無防備の海岸への上陸」と呼ぶ。

「困難な水文気象条件でした。
しかし、海洋揚陸部隊の上陸の為の全ての戦闘任務は成功しました。
部下の行動に対する予備評価は、少なくとも、"良"でしょう」

黒海艦隊司令官代理アレクサンドル・ノサトフ少将は指摘した。

それはバルト艦隊及び黒海艦隊の艦船のみが参加する演習の最後のエピソードである。
これは、彼らの戦闘技量を点検する最終段階だった。
そして今、全ての艦船は、彼らの拠点へ戻る。


今回の3艦隊合同演習黒海及び地中海東部で実施され、23隻の各種水上艦船と3隻の潜水艦が参加しています。

黒海では、今回の記事に有るように、上陸演習が行なわれました。

上陸部隊を運んだのは、バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」の2隻でした。

この他にも、黒海艦隊所属艦艇が参加したようです。
どの艦が参加したのかは現在のところ不明ですが、演習開始前の1月17日、セヴァストーポリから小型ロケット艦「ミラーシュ」が出港しています。
同艦がノヴォロシースク近郊の上陸演習に参加した可能性は高いでしょう。

小型ロケット艦「ミラーシュ」は、2008年8月のロシア・グルジア戦争に参加し、アブハジア沖グルジア海軍の戦闘艇1隻を撃沈しています。

上陸演習を終えた後、バルト艦隊大型揚陸艦2隻はボスポラス・ダータネルス海峡を通過して地中海へ向かい、地中海東部に居るロシア海軍3艦隊連合部隊(演習部隊本隊)と合流します。


ロシア海軍の上陸演習では、必ず「無防備の海岸への上陸」という表現が使われていますが、これは
「上陸予定場所に居る敵部隊を事前の攻撃で制圧し、無力化して『無防備にする』」という意味です。

黒海艦隊の戦闘艦は実弾発射訓練を行なう

2013年1月19日、地中海黒海ロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)の艦船が参加する大規模演習が始まりました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習は黒海と地中海で始まった]
[バルト艦隊の大型揚陸艦は黒海で揚陸演習を行なう]
[ロシア海軍3艦隊合同演習には20隻の水上艦船と3隻の潜水艦が参加する]
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本日(1月22日)は、黒海艦隊水上戦闘艦2隻による実弾発射訓練が実施されます。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【黒海艦隊の艦船は地中海で射撃を行なう】
モスクワ、1月22日-ロシア通信社ノーボスチ

地中海で行動中の艦隊間グループを構成している黒海艦隊艦船は、火曜日に実弾発射を実施する。
ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部は発表した。

以前、連邦軍参謀本部総長ワレーリー・ゲラシモフ大将は、ロシア連邦軍参謀本部総長代理アレクサンドル・ポストニコフ大将指導の下、20隻以上の艦船と原子力潜水艦1隻を含む3隻の潜水艦が参加する海軍演習の活動段階は地中海及び黒海で始まったと伝えた。

「地中海行動グループの一員である親衛ロケット巡洋艦モスクワと警備艦スメトリーヴイは、1月22日夕方に指定海域へ到着し、実弾射撃を含む一連の艦上演習を実施します。
射撃実施エリアの安全保障の為、国際海洋法規に従い、予め船舶航行への危険警告が発せられています」

声明では、こう述べられた。

黒海エリアにおける計画戦闘訓練行動を完了した後、大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、ボスポラス-ダータネルス海峡へ進路を取る。
その後、指定海域において、他の演習参加艦船と合流する。
黒海海峡の通過は、2013年1月24日~27日に予定されている。

演習に参加する他の戦闘艦:大型対潜艦 「セヴェロモルスク」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「サラトフ」「アゾフ」は、現在、演習海域へ向かっている。
(2013年1月22日12時08分配信)


『イタル-タス』より
【バルト艦隊艦船乗員は黒海沿岸で海洋揚陸部隊の上陸を実施した】
モスクワ、1月22日/イタル-タス

バルト艦隊艦船乗員は、黒海沿岸で海洋揚陸部隊の上陸を実施した。
本日、イタル-タスは、ロシア連邦国防省広報サービス情報管理部より伝えられた。

「バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンとカリーニングラードは、1月19日から始まった海軍部隊グループ演習の枠内において黒海沿岸の無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸訓練を成功裏に実施しました」
国防省は指摘した。
「戦闘訓練中の大型揚陸艦の乗組員の行動は、上陸の阻止を企図する仮想敵の試みを挫折させる事を可能にしました」

軍当局によると、黒海エリアにおける計画戦闘訓練行動を完了した後、大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、ボスポラス-ダータネルス海峡へ進路を取る。
黒海海峡の通過は、2013年1月24日~27日に予定されている。
バルト艦隊艦船が地中海へ出た後、指定海域において、他の演習参加艦船と合流する。

更に国防省は、地中海行動グループの一員である親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」が、1月22日夕方に指定海域へ到着し、実弾射撃を含む一連の艦上演習を実施すると伝えた。
射撃実施エリアの安全保障の為、国際海洋法規に従い、予め船舶航行への危険警告が発せられた。

演習に参加する他の戦闘艦:大型対潜艦 「セヴェロモルスク」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「サラトフ」「アゾフ」は、現在、演習実施海域へ移動している。
(2013年1月22日11時55分配信)


今回の3艦隊合同演習には、23隻の各種水上艦船と3隻の潜水艦が参加しています。

[ロシア連邦海軍3艦隊連合グループ]
指揮官:ロシア連邦海軍総参謀長代理レオニード・スハーノフ少将
旗艦:親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

[地中海エリアに展開]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「スメトリーヴイ」
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
大型揚陸艦「サラトフ」
大型揚陸艦「アゾフ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
中型海洋給油船「レナ」
中型海洋給油船「ドゥブナ」
海洋曳船MB-304
救助曳船SB-921
救助曳船「アルタイ」
原子力潜水艦1隻
ディーゼル潜水艦1隻

[黒海エリアに展開]
大型揚陸艦「カリーニングラード」
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
ディーゼル潜水艦1隻
その他の水上艦艇

黒海に居る大型揚陸艦「カリーニングラード」「アレクサンドル・シャバリン」は、黒海東岸海軍歩兵部隊の上陸演習を実施し、その後、ボスポラス-ダータネルス海峡を通過して地中海東部へ向かい、同海域の艦隊連合グループと合流するとの事です。
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親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」は、キプロス島レメソスへ寄港していましたが、本日(1月22日)に出港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区発表
2013年1月22日13時21分配信
【黒海艦隊艦船支隊はキプロス滞在を完了した】
2隻は1月22日夕方に演習海域へ到着し、実弾発射訓練を行なうようです。

地中海東部で実弾発射訓練を実施する2隻の水上戦闘艦の兵装は以下の通りです。

[親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」]
打撃有翼ミサイル複合体「ヴルカーン」2連装発射筒×8基(ミサイル16発)
遠距離高射ミサイル複合体S-300F「フォルト」8連装発射機×8基(ミサイル64発)
短距離高射ミサイル複合体「オサー-MA」2連装発射機×2基(ミサイル48発)
AK-130 130mm2連装砲×1基
AK-630 30mmガトリング砲×6基
533mm5連装魚雷発射管×2基
反応爆雷RBU-6000 12連装発射機×2基

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[警備艦「スメトリーヴイ」]
対艦ミサイル複合体「ウラーン」4連装発射筒×2基
中距離高射ミサイル複合体「ヴォルナー」2連装発射機×2基
AK-726 76mm2連装砲×1基
533mm5連装魚雷発射管×1基
反応爆雷RBU-1000 6連装発射機×2基

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ただ、これらの兵装全てを発射する事は無いでしょう。
特に「モスクワ」打撃ミサイル複合体「ヴルカーン」は射程が700kmも有り、地中海で実弾発射訓練を行なう事は不可能です。