ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はウラジオストクへ戻った

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年12月25日9時08分配信
【ウラジオストクで太平洋艦隊艦船支隊は子豚の丸焼きに歓迎された】
ウラジオストク、12月25日-ロシア通信社ノーボスチ
地中海での戦闘任務遂行後、水曜日にウラジオストクへ戻ってきた太平洋艦隊艦船支隊の乗員は、海洋の伝統による子豚の丸焼きで歓迎された
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは太平洋艦隊代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。
太平洋艦隊艦船支隊は2013年3月19日にウラジオストクを去った。
8ヶ月に及んだ戦闘勤務中に艦船は太平洋とインド洋を横断移動し、ペルシャ湾、アデン湾、地中海、アラビア海、紅海を訪れた。
この間に航行した海里数は、世界一周航海に匹敵する。
「歓迎式典において、大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ、揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイ、ペレスウェート、大洋救助船フォーチー・クルイロフ、給油船ペチェンガの船員は、軍楽隊の演奏下で祖国の埠頭に降り立ちました。
各乗組員は、子豚の丸焼き-遠距離海洋航海を成功裏に終えた事の証-で歓迎されました」
対談者は話した。
彼によると、遠距離大洋航海を行なった船員を出迎える為、第33埠頭には太平洋艦隊司令部、親類、友人、同僚、軍楽隊が来た。
9ヶ月間に渡る戦闘勤務中に支隊は幾つかの公式訪問を記録した。
「彼らは、シンガポール、サファガ港(エジプト)、バンダレ・アッバース港(イラン)、サラーラ港(オマーン)、リマソル港(キプロス)へは2度、コロンボ港(スリランカ)へ寄港し、更には黒海のノヴォロシースク港への艦隊間移動を行ないました」
対談者は指摘した。
マルトフは、太平洋艦隊第2艦船支隊がインド洋(註:原文では地中海と書かれているが、インド洋の間違い)で戦闘任務を遂行した事を想い起した。
ウラジオストクへの航路上において、マイヅル海軍基地(ヤポーニヤ)を業務寄港の為に訪れ、ロシア-ヤポーニヤ合同演習が行なわれた。
以前、このような種類の演習は、2012年9月に実施された。
[ ロシア太平洋艦隊地中海遠征(2013年3月~)]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は3月19日にウラジオストクを出港し、5月15日に地中海へ入り、以後、地中海東部で行動していました。
[太平洋艦隊地中海派遣支隊]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、6月1日から9月20日までロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦を務めました。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]
[親衛ロケット巡洋艦モスクワはロシア海軍地中海作戦連合部隊を率いる]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」と給油船「ペチェンガ」は9月下旬に地中海から紅海へ移動し、同海域に留まっていました。
[ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはエジプトを去り、紅海に留まる]
11月中旬にはオマーンのサラーラ港へ寄港しました。
[ロシア太平洋艦隊艦船はエジプトとオマーンとミャンマーを訪れた]
その後、他の3隻も合流して一緒にウラジオストクへの帰路に就きました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊は任務を終えて帰路に就いた]
11月24日、スリランカのコロンボ港を訪れました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はスリランカを訪問した]
12月3日、シンガポールを訪れました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はシンガポールを訪れた]
12月6日、シンガポールを出港し、ウラジオストクへ向かいました。
[ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はシンガポールを去った]
12月22日、ツシマ海峡を通過しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2013年12月23日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
そして12月25日、ウラジオストクへ帰港しました。


現在、地中海にはロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が派遣されています。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはアレクサンドリアを訪れた]
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