大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは再び地中海東部へ向かう

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『イタル-タス』より
【黒海艦隊の第3の揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く】
モスクワ、12月30日/イタル-タス

黒海艦隊大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」ノヴォロシースク海軍基地から海洋へ出航し、シリアタルトゥース港へ進路を取る。
本日(12月30日)、イタル-タスは、ロシア連邦軍参謀本部の情報提供者より伝えられた。

「大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは12月31日前夜にノヴォロシースクを去り、ボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入る予定です。
ノボチェルカッスク艦上には、海軍歩兵部隊、幾つかの軍用車輌が乗っています。
1月の最初の週にノボチェルカッスクは黒海艦隊戦闘艦船支隊に同行し、ロシア海軍の物資・技術供給所が在るシリアのタルトゥース港へ到着します」

対談者は話した。

彼は、黒海艦隊の2隻の大型揚陸艦「アゾフ」「ニコライ・フィリチェンコフ」が12月28日に海峡ゾーンを出てエーゲ海へ入り、黒海艦隊艦船支隊へ加わった事を想起した。
同エリアから、艦上に海軍歩兵部隊と軍用車両を乗せたロシアの揚陸艦は、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が同行してタルトゥースへ向かっており、数日中には同地へ到着するだろう。

「従いまして、大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは、黒海艦隊の第3の揚陸艦として1月にシリアのタルトゥースへ立ち寄ります」
参謀本部の情報提供者は総括した。


[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]

記事の後半で触れられていますが、黒海艦隊の大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」「アゾフ」は、12月24日にノヴォロシースクを出港しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦は地中海東部へ向かった]

12月27日にボスポラス、ダータネルス海峡を通過しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦はボスポラス、ダータネルス海峡を通過する]


現在、地中海に居る黒海艦隊艦船部隊は、この6隻です。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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大型揚陸艦「アゾフ」
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大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
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警備艦「スメトリーヴイ」
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
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海洋曳船MB-304
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これに大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」も加わるという事でしょう。
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大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」は11月下旬にも地中海東部へ行っており、12月11日に帰港しています。
[黒海艦隊の大型揚陸艦はノヴォロシースクへ到着した]
それから20日後、また地中海東部へ向かう事になりました。
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黒海艦隊の大型揚陸艦はボスポラス、ダータネルス海峡を通過する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省報道サービス・情報管理部発表
2012年12月27日11時00分配信
【黒海艦隊の2隻の大型揚陸艦は海峡ゾーン-ボスポラス、ダータネルスを通過する】

本日12月27日、黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」「アゾフ」は、海峡ゾーン-ボスポラス、ダータネルスを通過し、近い内に、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「スメトリーヴイ」、給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船MB-304で構成される黒海艦隊艦船支隊へ参加し、地中海東部において戦闘任務を遂行する。

地中海の指定海域でロシア海軍将兵は、艦船支隊の対空、対艦、対潜防衛、組織的な通信の課題の仕上げ、水上での部隊への指示に関する一連の演習及び訓練を実施する。

訓練には、停泊地に駐留している間に艦の安全を保障する役割を担って艦上に居る海軍歩兵対テロ分隊も参加する。
ロシア海軍の戦闘艦船への海軍歩兵の配属訓練は、2000年にアメリカ駆逐艦「コール」イエメンアデン港でテロ攻撃を受けた後に行なわれるようになった。

12月24日にノヴォロシースクを出航した大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」「アゾフ」は、12月初頭に部隊の一員としての戦闘訓練任務遂行を完了し、地中海から去った大型揚陸艦「ノボチェルカッスク」及び「サラトフ」と交代する。


[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]

大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」「アゾフ」は12月24日にノヴォロシースクを出港しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦は地中海東部へ向かった]

2隻は、ボスポラス、ダータネルス海峡を通過した後、地中海東部に居る黒海艦隊艦船部隊と合流します。

大型揚陸艦「アゾフ」
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大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
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親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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警備艦「スメトリーヴイ」
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
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海洋曳船MB-304
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この黒海艦隊グループと交代する為、バルト艦隊大型揚陸艦2隻などで構成される艦船部隊が地中海東部へ向かっています。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]

黒海艦隊の大型揚陸艦は地中海東部へ向かった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年12月24日13時32分配信
【黒海艦隊は地中海の艦船グループを改める】
モスクワ、12月24日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」「アゾフ」は、地中海東部に滞在している同艦隊艦船支隊へ参加する。
ロシア連邦国防省・海軍の代理人は記者団に伝えた。

先週、カリーニングラード地域バルチースクからバルト艦隊艦船支隊が、セヴェロモルスクからは北方艦隊艦船支隊が出航した。

「12月24日、黒海艦隊の軍艦ニコライ・フィリチェンコフとアゾフは、一連の戦闘訓練任務を果たす為、黒海沿岸のクラスノダール地方からボスポラス海峡へ進路を取りました」
軍当局の代理人は話した。

計画によると、彼らは地中海へ進み、現在、地中海東部で戦闘勤務の課題を解決している黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」及び警備艦「スメトリーヴイ」で構成される黒海艦隊戦闘艦船支隊に参加する。

「このように、以前の計画通り、大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフとアゾフは、12月初頭に戦闘訓練任務遂行を完了し、地中海から黒海艦隊主要基地セヴァストーポリへ去った大型揚陸艦ノボチェルカッスク及びサラトフと交代します」
海軍の代理人は付け加えた。

11月下旬、地中海東部に滞在する黒海艦隊艦船は、艦船の整備の為にシリアタルトゥース港を訪れるかもしれないと伝えられた。
タルトゥースは、ロシア海軍補給物資供給所である。

シリア政府と反政府勢力の紛争は2011年3月に始まり、国際連合が入手した情報によると、それ以降、戦闘によって30000人以上が死亡した。
しかし、公式組織の職員は、このデータを確認する術は無いと認識している。


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『イタル-タス』より
2012年12月24日16時16分配信
【ロシアの揚陸艦はシリアのタルトゥース港を訪れる】
モスクワ、12月24日/イタル-タス

本日(12月24日)、大型揚陸艦「アゾフ」「ニコライ・フィリチェンコフ」は、ノヴォロシースクから地中海へと出航し、ロシア連邦海軍補給物資供給所があるシリアタルトゥース港へ針路を取った。
本日(12月24日)、イタル-タスは、ロシア連邦軍参謀本部の情報提供者より伝えられた。

「大型揚陸艦アゾフとニコライ・フィリチェンコフは、前日に海軍歩兵特殊部隊と幾つかの戦闘機器を載せ、地中海への航海に出発ましした。
海軍歩兵は、豪雨ゾーンを移動する際や外国の港に停泊している時、艦船の安全を保障する任務を割り当てられています。
艦は、12月26日~27日、12月28日にボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過する予定であり、エーゲ海に位置する親衛ロケット巡洋艦モスクワ及び警備艦スメトリーヴイで構成される黒海艦隊グループに参加します」

対談者は話した。

彼によると、 「モスクワ」「スメトリーヴイ」は、現在、水と食料を補充した後、ギリシャピレウス港への寄港を完了し、エーゲ海での任務遂行を開始する。
「アゾフとニコライ・フィリチェンコフは、2隻の戦闘艦に同行してタルトゥースを訪れます」
参謀本部の情報提供者は指摘した。

国防省が12月8日に伝えた所によると、黒海艦隊大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」「サラトフ」地中海航海から常時駐留場所への帰還に関し、ロシア海軍総参謀部は、このクラスの艦を、現在、地中海東部で行動している黒海艦隊グループの構成へ指向させる事が必要な時期についての問題を検討した。

以前、参謀本部の情報提供者は、「ノボチェルカッスク」「サラトフ」は12月10日に基地へ戻るとイタル-タスに伝えた。
黒海艦隊グループを構成する他の艦船~親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「スメトリーヴイ」、大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船MB-304は、「特別な指示により」地中海北東部に残ったと彼は説明した。

当初、黒海艦隊戦闘艦船支隊は、太平洋艦隊艦船と合流する為にソマリア沿岸エリアへ向かっていた。
計画では、2つの艦隊の艦船の合同グループがアフリカの角における海賊対処任務を遂行する事になっていた。
しかし、その後、パレスチナ-イスラエル紛争ゾーンでの情勢悪化を受け、黒海艦隊戦闘艦船支隊パレスチナ自治政府領からのロシア市民の避難準備の為、ガザ地区沖合に留まるように命ぜられた。

国防省の通知によれば、艦上に居る徴集兵を退職させる為、艦を常駐場所へ戻す決定が下された。


[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]

ロシア黒海艦隊には、7隻の大型揚陸艦が在籍し、全て第197揚陸艦旅団に所属しています。

プロジェクト775大型揚陸艦(ロプーチャI級)
【BDK-46「ノヴォチェルカッスク」】
【BDK-67「ヤーマル」】
【「ツェーザリ・クニコフ」】

プロジェクト775M大型揚陸艦(ロプーチャII級)
【BDK-54「アゾフ」】

プロジェクト1171大型揚陸艦(アリゲーター級)
【BDK-65「サラトフ」】
【BDK-69「オルスク」】
【「ニコライ・フィリチェンコフ」】

今回、地中海へ向かったのはアリゲーター級「ニコライ・フィリチェンコフ」ロプーチャII級「アゾフ」の2隻です。

大型揚陸艦「アゾフ」
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大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
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以前には、アリゲーター級「サラトフ」ロプーチャI級「ノヴォチェルカッスク」の2隻が地中海東部へ派遣されました。

イタル-タスの記事で触れられていますが、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」は、先週にギリシャピレウス港へ寄港していました。
[黒海艦隊の戦闘艦はギリシャのピレウスへ寄港した]

「ニコライ・フィリチェンコフ」「アゾフ」は、この2隻と合流し、シリア沖へ行くとの事です。

この黒海艦隊グループと交代する為、バルト艦隊大型揚陸艦2隻などで構成される艦船部隊が地中海東部へ向かっています。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]


ロシア海軍は、大型揚陸艦2隻を中核とする艦船部隊を、地中海東部に常時滞在させる方針のようです。

黒海艦隊の戦闘艦はギリシャのピレウスへ寄港した

現在のところ公式発表は有りませんが、ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」は、ギリシャピレウス港(アテネ近郊)へ寄港していました。
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親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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警備艦「スメトリーヴイ」
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2隻は、2012年12月21日にピレウスを出港したようです。




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黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」警備艦「スメトリーヴイ」は、今年11月下旬から地中海東部に滞在しています。
元々は海賊対処任務の為にアデン湾へ派遣される予定だったのですが、ガザ地区の情勢悪化を受け、地中海東部に留まる事になりました。
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[ロシア黒海艦隊戦闘艦船支隊、ガザ地区沖へ派遣?]
[ロシア黒海艦隊艦船支隊はガザ地区からのロシア人避難を準備する]
[黒海艦隊艦船のソマリア行きは取り止めとなる]


現在、バルト艦隊の艦船部隊が地中海東部へ向かっており、「モスクワ」及び「スメトリーヴイ」と交代する予定です。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]

バルト艦隊艦船は地中海へ向かった

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『イタル-タス通信』より
【バルト艦隊の戦闘艦は地中海への航海へと去った】
モスクワ、12月18日/イタル-タス

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、救助曳船SB-921、給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊は、艦隊主要基地バルチースクを去り、地中海へ進路を取った。
本日(12月18日)、イタル-タスは、ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部より伝えられた。

「戦闘訓練計画に従い、航海中に海軍将兵は、艦船支隊の対空、対艦、対潜防衛の一連の演習とトレーニングを行ない、組織的通信及び海上での指令に関する課題を仕上げます」
軍当局は通知した。

「地中海で、バルト艦隊の艦船支隊は黒海艦隊艦船と交代し、2012年12月から地中海東部での課題を解決します」
国防省は指摘した。

以前、イタル-タスロシア軍参謀本部の情報提供者から伝えられた所によれば、現在、地中海北東部には、黒海艦隊旗艦-親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「スメトリーヴイ」、大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船MB-304が滞在している。
(2012年12月18日11時30分配信)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年12月18日11時53分配信
【バルト艦隊艦船は黒海艦隊と交代する為に地中海へ向かった】
内容は同じです。


バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、今年7月にも地中海へ行っています。
この時は、同型艦「ネウストラシムイ」北方艦隊大型揚陸艦3隻と一緒でした。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

その前、2011年12月にも地中海へ行っています。
この時は、北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」に随伴しました。
[クズネツォフ地中海遠征2011(旧ブログ)]

そして今回、3度目の地中海遠征へ出発しました。

今回のバルト艦隊地中海遠征部隊は、この5隻で構成されています。

[バルト艦隊戦闘艦船支隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
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大型揚陸艦「カリーニングラード」
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大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」
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救助曳船SB-921
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中型海洋給油船「レナ」

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バルト艦隊戦闘艦船支隊は、地中海北東部に滞在するようです。

地中海北東部というのは、シリア沖を指しています。
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黒海艦隊の大型揚陸艦はノヴォロシースクへ到着した

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【黒海艦隊の大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」と「サラトフ」は地中海での任務遂行を完了した】
2012年12月11日

黒海艦隊大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」「サラトフ」地中海航海の後、ノヴォロシースクへ到着した。
艦は1ヶ月間に渡り黒海艦隊グループの一員として遠海ゾーンにおける任務を遂行した。

基地への寄港後、艦の乗組員は物資を補充し、艦隊の戦闘訓練計画に従い、日常業務活動を始める。


大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
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大型揚陸艦「サラトフ」
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大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」「サラトフ」を含むロシア黒海艦隊の艦船がソマリア沖へ派遣されると最初に発表されたのは11月8日です。
[ロシア太平洋艦隊及び黒海艦隊の艦船はソマリア沖へ行く]
当初の計画では、太平洋艦隊から派遣される艦船支隊と合同でアデン湾海賊対処任務を遂行する筈でした。

11月22日には地中海東部へ集結しました。
[ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した]

しかし11月23日、ガザ地区の情勢悪化の為、そのまま地中海東部へ留まる事になりました。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦船支隊、ガザ地区沖へ派遣?]
[ロシア黒海艦隊艦船支隊はガザ地区からのロシア人避難を準備する]

結局、黒海艦隊艦船部隊ソマリア行きは中止されました。
[黒海艦隊艦船のソマリア行きは取り止めとなる]

そして大型揚陸艦2隻は基地へ戻る事になりました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦はセヴァストーポリへ戻る]

黒海艦隊の大型揚陸艦はセヴァストーポリへ戻る

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『イタル-タス』より
2012年12月7日18時17分配信
【参謀本部の特別な指示により黒海艦隊艦船は地中海航海を中止して帰港する】
モスクワ、12月7日/イタル-タス

ロシア連邦黒海艦隊戦闘艦船支隊地中海航海を中止して帰港するのは「参謀本部の特別な指示」によるものである。
本日(12月7日)、イタル-タスは、ロシア軍参謀本部の情報提供者より伝えられた。

「この地域の作戦状況が変化した為、今後、支隊は海峡ゾーンの手前のエーゲ海に留まるようにとの参謀本部からの特別な指示を受けました」
情報提供者は話した。

「艦船支隊を黒海海峡の手前に留まらせる決定は、地中海における不安定な作戦状況に関連するものです。
間もなく、ロシア艦船は新たな指示を受けるでしょう。
特別な指示として、彼らはエーゲ海に留まります。
彼らが、以前に戦闘勤務を行なっていたエリアへ戻る可能性は除外されません」

対談者は話した。


2012年12月8日14時00分配信
【黒海艦隊の大型揚陸艦は地中海航海から母国へ戻る】
モスクワ、12月8日/イタル-タス

ロシア連邦黒海艦隊大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」「サラトフ」地中海航海から常時駐留場所への帰還に関し、ロシア海軍総参謀部は、このクラスの艦を、現在、地中海東部で行動している黒海艦隊グループの構成へ指向させる事が必要な時期についての問題を検討した。
本日(12月8日)、イタル-タスは、ロシア国防省広報サービス・情報管理部より伝えられた。

「黒海艦隊艦船支隊の一員として地中海東部で任務を遂行していた親衛ロケット巡洋艦モスクワ、大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクとサラトフは、常時駐留場所へ戻ります」
国防省は通報した。

黒海艦隊戦闘艦船支隊は、以前、ソマリア沿岸エリアへ向かっており、そこで太平洋艦隊の艦船が加わる筈だった事が想い起される。
2つの艦隊の合同グループが構成され、アフリカの角エリアで海賊対処任務を遂行する計画だった。

「しかし、その後、パレスチナ-イスラエル紛争ゾーンでの情勢悪化を受け、黒海艦隊の戦闘艦はパレスチナ自治政府領からのロシア市民の避難準備の為、ガザ地区沖合に留まるように命ぜられました」
軍当局は指摘した。

それ故に、国防省が述べたように、黒海艦隊艦船支隊スエズ運河通過は「 後日に延期されました」

「これに関連して」
国防省は指摘した。
「海軍総司令部は、艦上に居る徴集兵を退職させる為、艦を常駐場所へ戻す決定を下しました」

黒海艦隊戦闘艦船支隊を構成する他の艦船は、地中海東部での任務遂行を継続している。


ロシア黒海艦隊の艦船がソマリア沖へ派遣されると最初に発表されたのは11月8日です。
[ロシア太平洋艦隊及び黒海艦隊の艦船はソマリア沖へ行く]
当初の計画では、太平洋艦隊から派遣される艦船支隊と合同でアデン湾海賊対処任務を遂行する筈でした。
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11月22日には地中海東部へ集結しました。
[ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した]

しかし11月23日、ガザ地区の情勢悪化の為、そのまま地中海東部へ留まる事になりました。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦船支隊、ガザ地区沖へ派遣?]
[ロシア黒海艦隊艦船支隊はガザ地区からのロシア人避難を準備する]
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結局、黒海艦隊艦船部隊ソマリア行きは中止されました。
[黒海艦隊艦船のソマリア行きは取り止めとなる]

更に今回の記事によると、帰還の理由として、艦船部隊に乗っている徴集兵の任期満了による退職時期も関係しているとの事です。
このまま海上に留まれば、任期が満了しても退職できないという事でしょう。
因みに、ロシア連邦軍の新年度は12月1日から始まります。

ソマリア沖へ派遣される予定だった黒海艦隊艦船の内、この3隻はセヴァストーポリへ帰港します。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
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大型揚陸艦「サラトフ」
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ただし、今回の記事によると、こちらの3隻は引き続き地中海東部に留まります。
警備艦「スメトリーヴイ」
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
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海洋曳船MB-304
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更には、黒海艦隊艦船のスエズ運河「後日に延期」されたとの事であり、完全に中止となったわけでは無いようです。


既に、北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」ソマリア沖へ派遣される事が明らかにされています。
[北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスク、ソマリア沖へ]

地中海東部に引き続き留まる3隻が「セヴェロモルスク」と共にスエズ運河を通過し、ソマリア沖へ行く可能性も有ります。

黒海艦隊艦船のソマリア行きは取り止めとなる

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『イタル-タス』より
【タルトゥースへの寄港を終えた黒海艦隊艦船はアデン湾で海賊と戦う事は無い】
モスクワ、12月5日/イタル-タス

ロシア黒海艦隊艦船支隊太平洋艦隊艦船と共同で海賊と戦う為、スエズ運河を通過してインド洋エリアへ移動する予定は取り止めになった。
黒海艦隊艦船は物資を補充する為のシリアタルトゥース寄港を完了し、12月下旬に常駐場所へと戻る。
本日、イタル-タスロシア軍参謀本部の情報提供者より伝えられた。

「それ(黒海艦隊艦船支隊)は、地中海東部に留まって行動する事が求められ、ガザ地区からのロシア市民の避難の保障を実施するという指示は受けていません」
対談相手の代理人は話した。

「黒海艦隊の旗艦-ロケット巡洋艦モスクワは、セヴァストーポリへ進路を取っており、来週には到着する予定です。
警備艦スメトリーヴイは、クレタ島エリアで指示された任務を実行しています。
大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクとサラトフ、2隻の保障船は、ボスポラス/ダータネルス海峡への移動を準備しています。
今年末には常駐場所へ戻るでしょう」

情報提供者は通知した。
「黒海艦隊艦船の海峡ゾーン通過の要請は、既にロシア側からトルコ当局へ出されています」

今年12月と2013年1月に黒海艦隊艦船支隊ソマリア沿岸で海賊対処任務を遂行する計画は変更され、太平洋艦隊艦船は独力で任務を遂行する事になった。
同隊は、来週に指定海域へ到着するだろう。

更に情報提供者は、地中海東部に位置して黒海艦隊艦船支隊を構成していた大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」「サラトフ」が11月にシリアタルトゥース港の海軍補給物資供給所へ寄港していたと伝えた。

「11月末、大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクとサラトフは、数時間に渡りシリアのタルトゥース港に位置するロシア海軍物資・技術供給所へ寄港しました。
彼らは特に、水と燃料を補充し、軽修理を実施しました。
乗組員の沿岸での休養は提供されませんでした」

参謀本部の情報提供者は話した。

11月22日にロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部は、黒海艦隊艦船支隊地中海で遠距離航海の第1段階を完了し、インド洋へ移動するとイタル-タスへ伝えてきた。
「インド洋へ向かう黒海艦隊艦船支隊の訓練は11月24日に完了します」
軍当局は説明した。

更に同省は、アフリカの角で海賊対処任務遂行の為、12月上旬に黒海艦隊戦術艦船グループ太平洋艦隊戦術艦船グループが参加する事を確認していた。
しかし11月23日、ロシア連邦海軍総司令部の代理人は、黒海艦隊艦船が新たな指示~イスラエル-パレスチナ間の紛争が激化した場合、ロシア市民をガザ地区から避難させられるように地中海東部へ到達する~を受けたと伝えてきた。
だが参謀本部の情報によると、現在までに、黒海艦隊艦船の乗組員は、そのような指示を受けていない。

しかしながら11月22日、国防省は、ロシア戦闘艦タルトゥースへ寄港する可能性を否定しなかった。
「現在、艦船は技術的サービス活動を行なっており、必要ならば、タルトゥース港の浮揚工場PM-56の専門技術者が参加して軽修理を受ける事が出来ます」
軍当局広報サービス・情報管理部は発表した。
(2012年5月12日10時44分配信)


『インタファクス』より
2012年12月5日11時37分配信
【対海賊当直は実行されない】

こちらも「ロシア軍参謀本部の情報提供者」からの情報を伝えています。
記述の順番が違うだけで、内容は全く同一です。


記事中で述べられている11月22日のロシア国防省広報サービス・情報管理部の発表は、これを指しています。
[ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した]


ロシア黒海艦隊の艦船がソマリア沖へ派遣されると最初に発表されたのは11月8日です。
[ロシア太平洋艦隊及び黒海艦隊の艦船はソマリア沖へ行く]


ソマリア沖へ派遣される予定だった黒海艦隊艦船は、この6隻です。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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警備艦「スメトリーヴイ」
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大型揚陸艦「サラトフ」
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大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
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海洋曳船MB-304
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その後、黒海艦隊艦船部隊は11月22日までに地中海東部へ集結し、スエズ運河を11月27日に通過する筈でした。

しかし11月23日に情勢は急変し、そのまま地中海東部へ留まる事になりました。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦船支隊、ガザ地区沖へ派遣?]
[ロシア黒海艦隊艦船支隊はガザ地区からのロシア人避難を準備する]

結局、黒海艦隊艦船部隊ソマリア沖へ行く事無くセヴァストーポリへ戻る事になるようです。


なお、黒海艦隊艦船部隊と合同でソマリア沖海賊対処任務を実施する予定の太平洋艦隊アデン湾派遣部隊インド訪問を終え、こちらは当初の予定通りアデン湾へ向かっています。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2012」は終了した]

大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」
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ロシア黒海艦隊艦船支隊はガザ地区からのロシア人避難を準備する

2012年11月23日、ロシアの主要メディアは、ロシア黒海艦隊の艦船をガザ地区沖へ派遣すると報じました。
[ロシア黒海艦隊戦闘艦船支隊、ガザ地区沖へ派遣?]
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その続報。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【地中海の黒海艦隊艦船はガザからロシア人を連れ出す準備を行なう】
モスクワ、11月24日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア黒海艦隊艦船支隊地中海東部に到着し、パレスチナ-イスラエル紛争がエスカレートした場合、必要ならばロシア人の避難活動を開始する事が出来る。
ロシア連邦海軍総司令部の情報提供者は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「黒海艦隊艦船支隊は地中海の指定海域に到着し、ロシア市民を避難させる指示を待っています」
彼は話した。

情報提供者は、海軍が地域紛争の状況を監視し、ロシア人の避難活動の可能性のオプションを検討していると述べた。


先週水曜日、アメリカエジプトの一貫した調停により、イスラエルガザ地区のパレスチナ人グループとの間で停戦が成立した。
それは「小康状態と引き換えの小康状態」という原則に基づいている。
"
しかし、金曜日、イスラエル軍ガザ地区の住民グループに発砲し、1名が死亡、約15名が負傷した。
これは、停戦から半日後に起きた最初の武器使用事件である。

一方、ロシアセルゲイ・ラブロフ外相は、停戦は重要な成果であるが、まだ不十分であり、紛争解決の為にはイスラエルパレスチナ間の直接対話が必要であると述べた。
(2012年11月24日13時30分配信)


『ロシア通信社ノーボスチ・英語版』より
2012年11月24日18時44分配信
【ロシア軍艦はガザから自国民を避難させる為にスタンバイする】
内容はロシア語版と同じです。


この黒海艦隊艦船支隊は、元々はソマリア沖へ向かうと発表されていた部隊であり、11月21日に地中海東部に集結しました。
[ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した]

今回の記事では艦船名が出ていませんが、地中海東部に居る黒海艦隊艦船支隊は、以下の艦船で構成されています。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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警備艦「スメトリーヴイ」
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大型揚陸艦「サラトフ」
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大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
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海洋曳船MB-304
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なお、今回の情報の出所も、前回と同様に「ロシア海軍総司令部の匿名の情報提供者」です。
ロシア海軍の公式筋からの情報ではありません。

言い換えれば、この数日間、ロシアのメディア(ロシア通信社ノーボスチを含む)は、ロシア海軍の公式筋(ロシア海軍広報サービス)から情報を得る事が出来ない状態に在ります。

因みに、現在、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ大将は、視察の為に極東方面(太平洋艦隊)へ出張しており、総司令部には居ません。
これに伴い、スタッフも随行している為でしょうか。
(ロシア海軍総司令部の広報官は、海軍総司令官の補佐官と兼任)
【ロシア海軍情報供給課長アンドレイ・セメノヴィチ・タラマン】


記事中でも触れられていますが、ガザ地区では、11月21日にイスラエルイスラム原理主義組織ハマスの間で停戦が成立しました。
【ガザ地区、エジプトが仲介した停戦が発効】

しかし、それから数日後にイスラエル兵パレスチナ人に発砲し、1名を射殺する事件が起こっています。
【停戦のガザ地区でイスラエル兵発砲 1人死亡】


いつ何時停戦が破られるか分からない情勢なので、ロシア艦隊地中海東部で待機するという事のようですが・・・
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ロシア黒海艦隊戦闘艦船支隊、ガザ地区沖へ派遣?

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『インタファクス』より
2012年11月23日15時39分配信
【ロシア艦はロシア市民をガザ地区から避難させる為に使用できる】


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年11月23日15時30分配信
【ロシアはガザ地区沿岸に黒海艦隊艦船支隊を送る】


『イタル-タス』より
2012年11月23日15時56分配信
【ロシア戦闘艦は地中海東部に到着した】


何れも、ロシア海軍総司令部の情報提供者の談話を引用し、同じ内容のニュースを配信しています。
記事本文も、ほとんど同一です。


ロシア海軍総司令部の匿名の情報提供者は、こう述べています。
「親衛ロケット巡洋艦モスクワ、警備艦スメトリーヴイ、大型揚陸艦ノヴォチェルカッスク及びサラトフ、
海洋曳船MB-304と大型海洋給油船イワン・ブブノフで構成される黒海艦隊戦闘艦船支隊は、地中海東部の指定海域に留まるようにとの指示を受けました。
パレスチナ-イスラエル紛争がエスカレートした場合、ロシア市民をガザ地区から避難させられるように」


ただ、現時点では、黒海艦隊戦闘艦船支隊は、計画戦闘訓練を実施したり、艦の機器や兵器の整備といった日常業務に従事しているとの事です。


この黒海艦隊戦闘艦船支隊は、元々はソマリア沖へ向かうと発表されていた部隊であり、11月21日に地中海東部に集結しました。
ロシア連邦国防省広報部発表によると、11月24日まで地中海東部で訓練を行ない、11月27日にスエズ運河を通過する予定となっております。
[ロシア黒海艦隊ソマリア派遣部隊は地中海東部に集結した]

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
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警備艦「スメトリーヴイ」
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大型揚陸艦「サラトフ」
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大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」
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大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
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海洋曳船MB-304
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それが、ガザ地区の情勢が悪化した場合に備え、地中海東部で待機する事になった、という事のようですが・・・