大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは再び地中海東部へ向かう


『イタル-タス』より
【黒海艦隊の第3の揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く】
モスクワ、12月30日/イタル-タス
黒海艦隊の大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」はノヴォロシースク海軍基地から海洋へ出航し、シリアのタルトゥース港へ進路を取る。
本日(12月30日)、イタル-タスは、ロシア連邦軍参謀本部の情報提供者より伝えられた。
「大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは12月31日前夜にノヴォロシースクを去り、ボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過してエーゲ海へ入る予定です。
ノボチェルカッスク艦上には、海軍歩兵部隊、幾つかの軍用車輌が乗っています。
1月の最初の週にノボチェルカッスクは黒海艦隊戦闘艦船支隊に同行し、ロシア海軍の物資・技術供給所が在るシリアのタルトゥース港へ到着します」
対談者は話した。
彼は、黒海艦隊の2隻の大型揚陸艦「アゾフ」と「ニコライ・フィリチェンコフ」が12月28日に海峡ゾーンを出てエーゲ海へ入り、黒海艦隊艦船支隊へ加わった事を想起した。
同エリアから、艦上に海軍歩兵部隊と軍用車両を乗せたロシアの揚陸艦は、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が同行してタルトゥースへ向かっており、数日中には同地へ到着するだろう。
「従いまして、大型揚陸艦ノヴォチェルカッスクは、黒海艦隊の第3の揚陸艦として1月にシリアのタルトゥースへ立ち寄ります」
参謀本部の情報提供者は総括した。
[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]
記事の後半で触れられていますが、黒海艦隊の大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」と「アゾフ」は、12月24日にノヴォロシースクを出港しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦は地中海東部へ向かった]
12月27日にボスポラス、ダータネルス海峡を通過しました。
[黒海艦隊の大型揚陸艦はボスポラス、ダータネルス海峡を通過する]
現在、地中海に居る黒海艦隊艦船部隊は、この6隻です。
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」

大型揚陸艦「アゾフ」

大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」

警備艦「スメトリーヴイ」

大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」

海洋曳船MB-304

これに大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」も加わるという事でしょう。

大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」は11月下旬にも地中海東部へ行っており、12月11日に帰港しています。
[黒海艦隊の大型揚陸艦はノヴォロシースクへ到着した]
それから20日後、また地中海東部へ向かう事になりました。
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