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ロケット巡洋艦モスクワは大西洋で有翼ミサイル「ヴルカーン」を発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2013年7月18日14時04分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は大西洋で有翼ミサイルの水上目標への発射を実施した】

ロシア海軍艦隊間艦船支隊の旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は主要複合体の模擬水上目標へのミサイル発射を大西洋において実施した。

有翼ミサイルは目標に命中した。
この結果を客観的に検査する為、艦載ヘリコプターKa-27PSが関わり、乗員は射撃任務が成功裏に解決された事を確認した。

任務遂行中の支隊艦船の組織的対空防衛の為、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は更に空中目標へ高射ミサイル複合体「オサ」及び艦載砲の発射を実施した。

海軍艦隊間艦船支隊には親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、保障船が含まれており、大洋ゾーンでの任務遂行を継続する。




[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は7月17日に大西洋上で形成されました。
[ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された]

[ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」(バルト艦隊)


ただし、現時点で海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」は未だ支隊に加わっていないようです。

記事中では名前は出ていませんが、「モスクワ」が発射した有翼ミサイル「ヴルカーン」です。
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[長距離対艦ミサイル複合体バザリト/ヴルカン]

大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは大西洋で救助訓練を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月18日12時26分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は大西洋で救助活動を仕上げる】
モスクワ、7月18日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」乗組員は、黒海艦隊及びバルト艦隊支援船と合同で大西洋における救助活動を仕上げる。
木曜日、西方軍管区下の北方艦隊の広報サービス・情報供給部長ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。

ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は同海域で任務を遂行する為に大西洋で形成された。
それは、黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」が含まれている。
今後、支隊にはバルト艦隊海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」が参加する。

「大西洋横断移動段階において大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ乗組員は、航海中に実施する一連の演習において、黒海艦隊及びバルト艦隊の支援船と連携し、更には艦載航空隊の能力も活用する海洋救助活動を行なう予定です」
セルガ
は話した。

「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは黒海艦隊の巡洋艦モスクワと共同で既に支隊艦船の組織的対潜及び対空防衛の為の一連の任務、更には、支隊を構成する艦船の連携機動の要素を果たしております」
セルガ
は指摘した。
「大型対潜艦の乗組員は、更に、艦のダメージコントロール及び航行中の暴風条件下での乗員の行動の為の複合訓練を実施します」
北方艦隊
の代理人は指摘した。

北方艦隊将兵は大西洋横断移動の豊富な経験を有している事をセルガは想い起した。
北方艦隊の艦船は再三にわたりアメリカ合衆国の港への寄港を行ない、ベネズエラ、パナマ、キューバの港を訪問した。
最新の大西洋横断移動は、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」で構成される北方艦隊艦船支隊により2009年に実施された。


[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

記事中で触れられていますが、ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は7月17日に大西洋上で形成されました。
[ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された]

[ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」(バルト艦隊)


ただし、現時点で海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」は未だ支隊に加わっていないようです。

今回の記事は、海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」が支隊へ合流した後に大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」が海洋救助訓練を行なうという事です。

記事末尾で触れられていますが、北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」は2008年末にカリブ海へ行っています。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、ソヴィエト海軍時代の1988年11月3日-7日にもキューバハバナ港を訪問しています。
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ロシア海軍艦隊合同グループが大西洋で形成された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月17日14時08分配信
【ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は大西洋で形成された】
モスクワ、7月17日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊は、同エリアでの任務遂行の為に大西洋で形成された。
水曜日、黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は記者団に伝えた。

「本日、大西洋において、同エリアで任務を遂行する為の艦隊間戦闘艦船支隊が形成されました。
それには、黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦モスクワ、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ、黒海艦隊の大型海洋給油船イワン・ブブノフが含まれています。
今後、同支隊にはバルト艦隊の海洋曳船エフゲニー・ホロフが参加します」
トルハチェフ
は話した。

艦船の合同航海の初日には連携機動の要素を仕上げ、支隊艦船の通信、組織的対空防衛、非対称的脅威への反撃を含む一連の演習と訓練が行なわれると彼は付け加えた。


[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

「イワン・ブブノフ」は、7月2日にセヴァストーポリを出港しました。
[黒海艦隊の給油船イワン・ブブノフは遠距離航海へ出発した]

7月3日には「モスクワ」セヴァストーポリを出港しました。
[ロシア海軍合同グループは大西洋・カリブ海遠征へ向かう]

「モスクワ」は7月12日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ入る]

5月11日にセヴェロモルスクを出航して地中海へ行っていた大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は7月15日にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはジブラルタル海峡を通過した]


そして7月17日、これらの艦は大西洋上で合流しました。

今回の記事によると、「モスクワ」を筆頭とするロシア海軍合同グループは、この4隻で構成されます。

[ロシア連邦海軍艦隊間戦闘艦船支隊]
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」(バルト艦隊)


バルト艦隊海洋曳船「エフゲニー・ホロフ」は、3月17日に警備艦「ネウストラシムイ」と共にアデン湾へ向かっています。
[フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ向かった]

しかし今回の記事によれば、現在、「エフゲニー・ホロフ」アデン湾から戻り、大西洋に居るようです。

大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはジブラルタル海峡を通過した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(北方艦隊)広報サービス発表
2013年7月15日15時33分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」はジブラルタルを通過した】

本日、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」地中海を去り、ジブラルタル海峡から大西洋へ出た。

地中海を移動中に大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」乗組員は海洋技量の改善を続け、対潜、対空防衛、ダメージコントロールの課題を果たした。

演習訓練プログラムにより、艦載ヘリコプター大型対潜艦の艦上から様々な難易度のフライトを実施した。

近日中に「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」大西洋において、黒海艦隊ロケット巡洋艦「モスクワ」に率いられるロシア海軍艦船支隊へ加わる。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は5月11日にセヴェロモルスクを去った。
遠距離航海中に北方艦隊軍艦は国際演習「ポモール-2013」に参加し、ベルゲン(ノルウェイ)、リヴァプール(ブリテン)、リスボン(ポルトガル)を訪問した。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、既に約11000海里の航跡を遺している。


大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は2013年5月11日に出港し、ノルウェイ海軍との合同演習「ポモール-2013」に参加しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2013年5月11日10時54分配信
【バレンツ海で演習「ポモール-2013」は始まった】

2013年5月16日12時18分配信
【国際演習「ポモール-2013」を完了した艦はノルウェイ海軍基地ハーコンスヴァーンへ寄港する】

2013年5月20日11時08分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」はノルウェイ海軍基地ハーコンスヴァーンへの業務寄港を完了した】

その後、グレートブリテンリヴァプール港へ寄港しました。
2013年5月25日12時32分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」はリヴァプール(ブリテン)への非公式訪問を完了した】

リヴァプールを出た後、更に大西洋を南下し、5月31日にポルトガルリスボンへ寄港しました。
2013年5月31日19時02分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」はリスボン(ポルトガル)への業務寄港を実施する】

6月4日、リスボンを出港し、地中海へ向かいました。
2013年6月4日16時02分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は地中海へ針路を取った】

6月6日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」支隊地中海西部海域で会合しました。
[北方艦隊の2隻の大型対潜艦は地中海西部で会合した]

6月11日、キプロス島南方海域でロシア海軍地中海連合作戦部隊へ加わりました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはロシア海軍地中海作戦部隊へ加わった]

6月17日、黒海艦隊大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」との合同演習を行ないました。
[北方艦隊と黒海艦隊の戦闘艦は地中海で合同演習を実施した]

6月25日、地中海東部艦載ヘリコプターの訓練を実施しました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフは地中海東部で搭載機の飛行訓練を行なった]

そして7月2日、キプロスリマソールへ寄港しました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはリマソールへ寄港した]


その後、ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征へ参加する事になりました。
[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

カリブ海へ行くのは、この5隻です。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(北方艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、7月13日から15日までポルトガルリスボンへ寄港していました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年7月15日13時16分配信
【黒海艦隊の巡洋艦「モスクワ」はリスボン港への業務寄港を完了した】

この後、「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」と合流します。

ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ入る

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2013年7月11日17時56分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は地中海における任務遂行を完了する】

黒海艦隊司令官代理ワレリー・クリコフ少将の将旗を掲げる黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」地中海における任務遂行を完了する。

セヴァストーポリからの海洋移動中に同艦は一連の特殊艦内訓練及び組織的な対空防衛、艦の生存、対テロ演習を実施した。

7月12日、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」ジブラルタル海峡から大西洋へ進み、7月13日にポルトガルの首都-リスボンへの業務寄港を行なう。

巡洋艦ポルトガルへの寄港プログラムを完了後、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の他に北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」保障船が加わる艦隊間戦闘艦船支隊が形成される。


[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

記事中で触れられている「艦隊間戦闘艦船支隊」は、この5隻で編成されます。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(北方艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


今回の記事によれば、「モスクワ」ポルトガル訪問が終わった後、他の艦船と合流するようです。

合流後、カリブ海へ向かいます。

ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2013年7月5日17時02分配信
【黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は地中海へ出た】

黒海艦隊司令官代理ワレーリー・クリコフ少将の将旗を掲げる黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」黒海に繋がるボスポラス海峡ダータネルス海峡を無事に通過し、地中海での任務遂行を開始した。

近い内に、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」により管理され、大西洋で任務を遂行する為の艦隊間戦闘艦船支隊の形成が始まる。
支隊には、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」給油船「セルゲイ・オシポフ」、そして黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」海洋曳船MB-304が加わる。

艦船がジブラルタル海峡へ移動する過程で戦闘艦船支隊が形成され、7月12日に(ジブラルタルを)通過する予定である。


[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

今回の記事によると、大西洋・カリブ海へ行くロシア海軍グループは、この5隻です。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」(北方艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


「イワン・ブブノフ」は、7月2日にセヴァストーポリを出港しました。
[黒海艦隊の給油船イワン・ブブノフは遠距離航海へ出発した]

そして7月3日には「モスクワ」MB-304セヴァストーポリを出港しました。
[ロシア海軍合同グループは大西洋・カリブ海遠征へ向かう]

「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は7月2日にキプロスへ寄港しています。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはリマソールへ寄港した]

これらの艦船がジブラルタル海峡へ向かう途中で合流し、連合艦船部隊を形成して大西洋へ向かいます。

ロシア海軍合同グループは大西洋・カリブ海遠征へ向かう

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『イタル-タス通信サンクト-ペテルブルク支局』より
2013年7月2日19時29分50秒配信
【黒海艦隊及び北方艦隊連合艦船支隊は大西洋航海を開始した】
サンクトペテルブルク、7月2日/イタルタス

黒海艦隊及び北方艦隊の艦船で構成される海軍艦隊間グループ大西洋への遠距離航海を開始した。
この間に演習を行ない、空軍戦略航空隊及び北方艦隊潜水艦隊との連携行動を果たす。
大西洋横断移動完了後、艦船はキューバ、ニカラグア、ベネズエラを訪問し、その後、逆方向のカーボベルデへ移動する。
本日(7月2日)、イタルタスロシア連邦海軍総参謀部の代理人より伝えられた。

「航海の目的は、聖アンドレイ旗を示す事と、世界の大洋の遠隔エリアでの戦闘勤務課題の遂行、ラテンアメリカ及びアフリカ諸国海軍との協力の強化です」
彼は話した。

「支隊の構成には、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワ、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ、更には黒海艦隊の大型海洋給油船イワン・ブブノフ及び海洋曳船MB-304が含まれます」
彼は明らかにした。

当初、艦隊間グループは3艦隊-黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊-の艦船で形成される計画だった。

しかし、その後に受領した計画表には、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」が含まれなかった。
同艦は6月に遠距離大洋ゾーンでの戦闘勤務遂行の為、大西洋へ出ており、現在は指示された任務を続けて実施しており、その後にバルチースクへ戻る。
「従いまして、ヤロスラフ・ムードルイはラテンアメリカへ行くことはありません」
海軍総参謀部の代理人は説明した。

彼は、艦隊間グループを構成する黒海艦隊の艦船が既に航海へ向かったことを指摘した。
本日(7月2日)、「イワン・ブブノフ」セヴァストーポリを出航し、黒海海峡へ針路を取った。
「7月3日にはロケット巡洋艦モスクワが海洋曳船MB-304を伴ってセヴァストーポリを出港します。
黒海艦隊艦船は海峡ゾーンを通過し、地中海西部へ進み、ここでヴィツェ-アドミラル・クラーコフが加わります。
その後、グループはジブラルタル海峡を通過し、大西洋へ出ます」


最新データによると、7月13-16日、ロシア艦船は支隊乗組員の休養と物資補充の為、ポルトガルリスボン港を訪れる。
そこから出た後、グループは大西洋横断を開始し、この間に敵の水上艦、潜水艦、航空機に対処する演習を実施する。
「演習中にグループは空軍の戦略ロケット機及び北方艦隊の戦略原子力潜水艦との連携行動を果たします。
戦闘訓練任務を果たす艦船はミサイル並びに砲射撃を実施し、甲板上から海洋航空隊ヘリコプターのフライトを実施します」

対談者は伝えた。

特に巡洋艦「モスクワ」は、その主要打撃兵装-超音速対艦有翼ミサイル「ヴルカン」を使用する。
更に、「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」も標準装備のミサイル並びに砲兵装による射撃を行なう。

移動完了後、艦船は一連の業務訪問の為にキューバハバナ港ニカラグアコリント港ベネズエララグアイラ港を訪れる。
訪問中に水、燃料、食料が補充され、ロシアの乗組員は、これらの国の海軍のゲストとなる。

その後、海軍艦船は8月末に大西洋を逆方向へ横断し、アフリカ大陸への針路を進む。
9月前半、カーボベルデプラヤ港へ寄港する。
そしてグループは9月下旬に地中海に向かい、スペインセウタ港へ業務寄港を実施する。
訪問後、艦船は地中海において暫くの間は戦闘勤務課題を遂行する。
「艦隊間グループの大洋航海は10月中旬に完了する計画です」
対談者はイタルタスへ総括した。


『イタルタス』より
2013年7月3日11時30分配信
【黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は遠距離航海の為セヴァストーポリを去った】
モスクワ、7月3日/イタルタス

本日(7月3日)、セヴァストーポリ黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の遠距離航海出発式典が開催された。
イタルタス黒海艦隊公式代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐より伝えられた。

「乗組員は、地中海及び大西洋における海軍艦隊間艦船支隊の一員として任務を遂行します」
彼は指摘した。
セルゲイ・トロネフ親衛1等海佐指揮する親衛ロケット巡洋艦には、航海指揮官に任命された黒海艦隊司令官代理ワレーリー・クリコフ少将が乗る。

トルハチェフによると、大洋ゾーンで親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は水上目標への有翼ミサイル発射と、更には空中目標への艦載対空防衛複合体の発射が実施される。

黒海艦隊の公式代理人が指摘したように、巡洋艦は、スペイン、ポルトガル、キューバ、ベネズエラ、ニカラグア、カーボベルデの港を業務寄港の為に訪れる。
航海中、同艦には黒海艦隊独立海軍歩兵旅団所属の対テログループが一時的に配属される。


[ロシア海軍大西洋・カリブ海遠征(2013年7月~)]

今回の記事によると、カリブ海へ行くロシア海軍グループは、この4隻です。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船MB-304(黒海艦隊)


「イワン・ブブノフ」は7月2日にセヴァストーポリを出港しました。
[黒海艦隊の給油船イワン・ブブノフは遠距離航海へ出発した]

そして7月3日には「モスクワ」MB-304セヴァストーポリを出港しました。

「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は7月2日にキプロスへ寄港しています。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはリマソールへ寄港した]


記事中で触れられているように、以前はバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」も参加する予定でしたが、取り止めになりました。
同艦は昨年(2012年)12月17日にバルチースクを出港し、既に半年以上の長期航海を行なっております。

さすがに、これ以上長期の航海は無理だと判断されたのでしょう。

黒海艦隊の給油船イワン・ブブノフは遠距離航海へ出発した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2013年7月2日12時53分配信
【黒海艦隊の大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」はセヴァストーポリから遠距離航海へ出発した】

戦闘訓練計画に従い、黒海艦隊大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」セヴァストーポリから遠距離航海へ出発した。

同船は海峡ゾーンを通過し、地中海へ抜け、更には、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が率いるロシア海軍戦闘艦船支隊の支援活動任務を遂行する。

近い内に給油船の航海へ黒海艦隊海洋曳船「MB-304」が加わる。

保障船は物資の補充及び乗組員の休養の為、外国の港へ一連の計画寄港を行なう。


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今回の記事では少ししか触れられていませんが、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」を旗艦とする3艦隊(黒海・バルト・北方艦隊)連合グループラテンアメリカへの遠距離航海を実施します。
[ロシア海軍3艦隊合同グループは2013年秋にラテンアメリカへ行く]
[ロシア海軍3艦隊連合グループは9月にカリブ海へ行く]
[親衛ロケット巡洋艦モスクワは遠距離航海の準備を終えた]
[ロシア海軍3艦隊合同部隊は7-9月に大西洋へ行く]


この連合遠征部隊給油船「イワン・ブブノフ」、そして海洋曳船MB-304も参加するという事です。

「イワン・ブブノフ」MB-304は、2012年には北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」と共にアデン湾へ派遣されています。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはアデン湾海賊対処任務を終えた]


そして、今回の大西洋・カリブ海遠征にも大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は参加します。

「イワン・ブブノフ」は、2008年秋にもカリブ海へ行っています。
[給油艦「イワン・ブブノフ」はセヴァストーポリへ帰港した]

ロシア海軍3艦隊合同部隊は7-9月に大西洋へ行く

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『イタルタス通信サンクトペテルブルク支局』より
2013年6月20日午前14時26分15秒配信
【海軍艦隊間艦船グループは大西洋航海を実施し、キューバ、ニカラグア、ベネズエラ、カーボベルデの港へ寄港する】
モスクワ、6月20日/イタルタス

ロシア海軍艦隊間艦船グループは、7月~9月に大西洋への遠距離航海を実施し、この間に演習を行ない、空軍戦略航空隊及び北方艦隊潜水艦隊との連携行動を果たす。
大西洋横断移動完了後、艦船はキューバ、ニカラグア、ベネズエラを訪問し、その後、逆方向のカーボベルデへ移動する。
本日、イタルタスロシア連邦海軍総参謀部の代理人より伝えられた。

「黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊の連合艦船支隊の大洋航海の目的は、聖アンドレイ旗を示す事と、世界の大洋の遠隔エリアでの戦闘勤務課題の遂行、ラテンアメリカ及びアフリカ諸国海軍との協力の強化です」
彼は話した。
「支隊の構成には、航海指揮官の黒海艦隊司令官代理ワレーリー・クリコフ少将の将旗を掲げ、支隊の旗艦を務める黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦モスクワ、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ、バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイ、そして数隻の保障船が含まれます」
彼は伝達した。

代理人によると、遠距離航海の為の艦隊間グループは7月上旬に地中海西部で形成され、北方艦隊バルト艦隊の艦船支隊に、7月2日にセヴァストーポリを出航して黒海海峡へ向かい、ジブラルタル海峡へ進む黒海艦隊巡洋艦「モスクワ」が参加する。

「7月10日頃にロシア艦は大西洋へ移動し、数日間に渡る乗組員の休養と物資補充の為、ポルトガルのリスボン港へ業務寄港を行ないます。
そこから出た後、彼等は大西洋横断へ移行し、この間に敵の水上艦、潜水艦、航空機に対処する演習を行ないます」

対談者は伝えた。
「演習中にグループは空軍の戦略ロケット機及び北方艦隊の戦略原子力潜水艦との連携行動を果たします。
戦闘訓練任務を果たす艦船はミサイル並びに砲射撃を実施し、甲板上から海洋航空隊ヘリコプターのフライトを実施します」


特に彼は、巡洋艦「モスクワ」が、その主要打撃兵装-超音速対艦有翼ミサイル「ヴルカン」を使用すると説明した。
更に、「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」「ヤロスラフ・ムードルイ」も標準装備のミサイル並びに砲兵装による射撃を行なう。

艦隊間グループの大西洋横断は8月に完了し、一連の業務訪問の為にキューバハバナ港ニカラグアコリント港ベネズエララグアイラ港を訪れると総参謀部の代理人は続けて述べた。
訪問中に水、燃料、食料が補充され、ロシアの乗組員は、これらの国の海軍のゲストとなる。

ラテンアメリカ滞在完了後、艦船グループは8月末-9月初頭に大西洋を逆方向へ横断し、アフリカ大陸への針路を進む。
艦船はアフリカ西海岸近くに位置するカーボベルデプラヤ港への業務寄港を行なう。
更に艦船は地中海方向へ移動する。
ジブラルタル海峡北方艦隊バルト艦隊の艦船は彼等の基地へと針路を取り、巡洋艦「モスクワ」及び黒海艦隊の保障船は地中海へ入り、スペインセウタ港へ業務寄港を実施する。
「艦隊間グループの大洋航海は3ヶ月以上に渡り、10月前半に完了する計画です」
対談者はイタルタスへ総括した。


巡洋艦「モスクワ」を旗艦とする3艦隊(黒海・バルト・北方艦隊)連合グループラテンアメリカ遠距離航海については、5月13日にロシア海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ中将より初めて明らかにされました。
[ロシア海軍3艦隊合同グループは2013年秋にラテンアメリカへ行く]

[ロシア海軍3艦隊連合グループは9月にカリブ海へ行く]
[親衛ロケット巡洋艦モスクワは遠距離航海の準備を終えた]

今回は、ロケット巡洋艦「モスクワ」以外の参加艦が明らかにされました。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」
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警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
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この2隻は、現在、地中海東部においてロシア海軍地中海連合作戦部隊の一員として行動しています。
「モスクワ」出航後、同艦と合流して地中海を離れ、大西洋へ出るようです。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、1988年11月3日-7日にもキューバハバナ港を訪問しており、25年ぶりの再訪問になります。
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親衛ロケット巡洋艦モスクワは遠距離航海の準備を終えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2013年6月18日16時43分配信
【親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」乗組員は遠海ゾーンへの出発の準備を完了した】

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は長距離航海の準備を完了し、乗組員の一貫した行動と黒海艦隊海洋航空隊ヘリコプター飛行隊の飛行士の艦の甲板への離着艦を点検する為の海洋統制航海を開始する。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」地中海へ入り、その後、艦隊間グループの一員としての任務を遂行する為、大西洋へ行く。

3ヶ月以上に渡る航行中に乗組員はポルトガル、キューバ、ニカラグア、ベネズエラ、カーボ・ヴェルテへの寄港を行なう。

セヴァストーポリからの艦の出港は7月2日を予定している。


黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、今年秋に大西洋およびカリブ海への遠距離航海を実施します。
[ロシア海軍3艦隊合同グループは2013年秋にラテンアメリカへ行く]
[ロシア海軍3艦隊連合グループは9月にカリブ海へ行く]

遠距離航海を始める前に、一度海へ出て最終チェックを行なうという事でしょう。