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ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役21周年を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年4月18日18時30分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はバレンツ海での演習中に艦の記念日を迎える】

本日(4月18日)は、ロシア海軍で最初の勲章授与艦・北方艦隊旗艦の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」への聖アンドレイ旗初掲揚21周年である。

艦の記念日を、イーゴリ・ニキーチン1等海佐率いる乗組員は、作業状況で迎える。
現在、巡洋艦は、バレンツ海北方艦隊多種戦力グループ演習へ参加している。
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と共に、北方艦隊旗艦は、小型ロケット艦「アイスベルク」及び「ラッスヴェート」で構成される打撃艦グループを抑える仮想敵グループの役を演じている。

今日において重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦である。

艦は、多種多様な兵器システム及び電波工学兵装を装備する。
その格納庫には、3機のヘリコプターを収容できる。
巡洋艦は、水上、空中、水中の敵との戦闘、更には沿岸施設への打撃を首尾よく実施する事が可能である。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、カリブ海でのベネズエラ海軍の艦とのものを含め、ロシア海軍の多くの国際演習へ参加した。

巡洋艦の乗組員は、北極海、インド洋、太平洋、大西洋で任務を遂行した。
総計で艦は20万海里以上を航行した。

2013年~2014年、「ピョートル・ヴェリキー」地中海シリア・アラブ共和国からの化学兵器の搬出及び破壊の安全を保障した。
2016年10月から2017年2月には、北方艦隊航空艦グループの一員として国際テロリストとの武力闘争の任務を遂行した。

2013年1月、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア現代史上初めて、ナヒーモフ勲章を艦旗へ取り付けた。



プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(キーロフ型)4番艦「ユーリー・アンドロポフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『オルジョニキーゼ記念造船工場』(現『バルト工場』)で1986年4月に起工され、1989年4月に進水しました。

ソヴィエト連邦解体後の1992年5月27日、「ピョートル・ヴェリキー」と改名されました。

就役前の1996年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航されました。

就役前の「ピョートル・ヴェリキー」(183)
手前の「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」
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[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]

ロシア海軍へ納入されたのは、起工から約12年後の1998年3月であり、同年4月18日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役、北方艦隊へ編入されました。
当初は太平洋艦隊へ配備される予定でしたが、この当時のロシア海軍には「ピョートル・ヴェリキー」を極東まで回航する財政的余裕が無い為、北方艦隊へ編入されました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」就役10周年]

就役直後の「ピョートル・ヴェリキー」(099)
「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」、「080」は「アドミラル・ナヒーモフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」を始めとするキーロフ型ステルス艦であり、装甲防御が施されています。
[ステルス軍艦・キーロフ級]
[装甲巡洋艦・キーロフ級]

就役直後は資金不足で外洋への航海を実施する事が出来ず、2004年3月下旬には、本艦を巡る「核爆発騒動」が起こりました。
[ピョートル・ヴェリキー「核爆発」騒動]

2004年10月、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋へ進出しました。
[大西洋上のクズネツォフ・その2(機動部隊)]
[大西洋上のクズネツォフ・その3(機動部隊)]

2005年にも大西洋で行動しました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その1]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その2]

「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月から2009年3月までカリブ海、南アフリカ、インドへの長期遠距離航海を実施しました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時、インド沿岸での演習を終えてアデン湾へ航行している途中の「ピョートル・ヴェリキー」は、2009年2月12日、ソコトラ島沖でソマリア海賊を発見、拘留しました。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

2010年3月30日、極東の戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加する為に出航し、遥々極東の沿海地方までやって来ました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【セヴェロモルスクから沿海地方まで】2010年3月30日-5月20日
【沿海地方からセヴェロモルスクまで】2010年6月26日-9月12日

2010年5月16日午後11時頃、「ピョートル・ヴェリキー」対馬海峡を北上し、日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年5月17日発表)】

沿海地方フォーキノ基地へ入港する「ピョートル・ヴェリキー」
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フォーキノ基地に停泊する「ピョートル・ヴェリキー」(奥)
手前の艦は同型艦「アドミラル・ラーザレフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年7月初頭から実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【実地戦略演習「ヴォストーク-2010」纏め】

2010年7月24日正午頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を南下、沿海地方を去りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年7月26日発表)】

2012年5月初頭から6月下旬まで浮きドックへ入渠しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]

2012年9月には北極圏への遠距離航海を実施しました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北極圏弾道ミサイル迎撃訓練を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]
「ピョートル・ヴェリキー」は、現在のロシア海軍において弾道ミサイル迎撃能力を持つ唯一の水上戦闘艦です。

2012年7月28日に「ピョートル・ヴェリキー」へのナヒーモフ勲章の授与が発表され、翌2013年1月10日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンよりナヒーモフ勲章を授与されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


2013年4月、バレンツ海で各種の演習を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2013年9月にも北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリアから搬出された化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2016年10月から2017年2月まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループシリア沖への遠征に参加しました。
「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は初めてシリア国内のテロ組織への空爆を行ないましたが、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」のエスコート役に徹しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式に参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、対艦ミサイル「グラニート」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

2018年4月18日、「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗初掲揚(正式な海軍への就役)20周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった]

3日後の4月21日、セヴェロモルスク基地に停泊している「ピョートル・ヴェリキー」で就役20周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された]

2018年11月~12月にバレンツ海で戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なう]
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜ミサイルを発射した]


2019年4月6日、「ピョートル・ヴェリキー」は、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)と共に、各種演習を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海へ出航した]

4月8日、「ピョートル・ヴェリキー」は、130mm連装砲AK-130の砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で砲撃訓練を実施した]

4月10日、「ピョートル・ヴェリキー」「マルシャル・ウスチーノフ」は、ノルウェー海へ移動し、ロシア航空宇宙軍の戦闘機部隊と合同で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはノルウェー海で演習を実施する]

4月11日にはノルウェー海南部へ移動し、北方艦隊所属の対潜哨戒機Tu-142、迎撃戦闘機MiG-31BM、そしてロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3空中給油機Il-78も参加する演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはノルウェー海南部で演習を実施した]

4月15日にはノルウェー海北部へ移動し、対潜戦闘訓練などを実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはノルウェー海北部で対潜演習を実施した]

そして2019年4月18日、バレンツ海で演習を行なっている「ピョートル・ヴェリキー」は、就役21周年を迎えました。


プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦(「キーロフ」型)は、1981年から1998年に掛けて合計4隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現在、稼働状態に在るのは4番艦「ピョートル・ヴェリキー」のみです。

1番艦「アドミラル・ウシャコーフ」(旧名「キーロフ」、1981年4月12日就役)は、ソ連邦解体後に予備役となり、セヴェロモルスク基地に係留されていましたが、1999年にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2004年3月30日に除籍されました。
現在もセヴェロドヴィンスク艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』の岸壁に係留されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦キーロフは就役34周年を迎えた]
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2番艦「アドミラル・ラーザレフ」(旧名「フルンゼ」、1984年12月7日就役)は、「キーロフ」型で唯一太平洋艦隊へ配備されましたが、こちらもソ連邦解体後に予備役となり、現在は沿海地方フォーキノ基地で係留保管されています。
2014年には浮きドックで船体の補修が行なわれています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフは浮きドックで修理された]
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「アドミラル・ウシャコーフ」「アドミラル・ラーザレフ」は、2021年までに解体されるようです。
『イズベスチヤ』より
2019年4月18日0時1分配信
【巡洋艦のソナタ:原子力艦隊はスクラップへと向かう】

3番艦「アドミラル・ナヒーモフ」(旧名「カリーニン」、1989年4月21日就役)は、ソ連邦解体後も稼働状態に置かれていましたが、1999年にはオーバーホールの為にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2013年から大規模な近代化改装工事が始まりました。
改装工事は2022年末までの完了が予定されています。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のプロジェクト11442M重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの航行試験は2020年に始まる]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
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4番艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2020年以降に近代化改装を開始する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]
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ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜ミサイルを発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年12月20日19時40分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はバレンツ海において水中の仮想敵を対潜ミサイルで撃破した】

北方艦隊旗艦重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、バレンツ海の艦隊の指定射爆場で仮想水中目標への対潜ミサイルの射撃を成功裏に実施した。

乗組員は、実際の目標へ対潜兵器を実地使用する行動へ取り組んだ。
その役割は原子力潜水艦が演じた。
客観的観測によると、射撃は正常モードで実施され、目標へ指定精度で命中した。

この他に、艦の乗組員の戦闘訓練では、対潜操艦及び潜水艦の仮想魚雷攻撃からの離脱へ取り組んだ。

海上での指定任務の遂行を完了した「ピョートル・ヴェリキー」は、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスクへ到着した。



ロシア北方艦隊旗艦重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2018年4月18日に就役20周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった]
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された]

2018年11月初頭からバレンツ海で戦闘訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]

11月8日~9日には、最新鋭フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)と共に潜水艦の救助演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]

11月15日には、バレンツ海「ピョートル・ヴェリキー」原子力潜水艦の対抗演習が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]


ロシア連邦軍の新年度は12月1日から始まりますが、12月19日、「ピョートル・ヴェリキー」は新年度初の戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なう]

翌12月20日、「ピョートル・ヴェリキー」バレンツ海で対潜戦闘訓練を行ない、対潜ミサイル「ヴォドパード」を発射しました。

ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なう

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『タス通信』より
2018年12月19日21時18分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は戦闘演習任務遂行の為にバレンツ海へ出た】
モスクワ、12月19日/タス通信

北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は戦闘演習任務遂行の為にバレンツ海へ出た。
これは、同艦の新たな戦闘訓練期間の初めての出航となる。
水曜日、同艦隊の広報サービスは発表した。

「巡洋艦の乗組員は、海上における水上艦の個々の訓練要素へ取り組み、対潜ミサイル射撃による潜水艦への攻撃を実施します。
戦闘訓練で巡洋艦の乗組員は、北方艦隊の潜水艦連合部隊の1隻が役割を演じる実際の水中目標へ兵器を実地使用します」

広報サービスは伝えた。

海上での指定任務を遂行した後、「ピョートル・ヴェリキー」は艦隊の主要基地-セヴェロモルスクへ戻る。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、ロシア海軍に唯一在籍している第3世代の重原子力ロケット巡洋艦プロジェクト1144「オルラン」シリーズである。
同艦はバルト造船工場で1986年8月25日に起工され、1989年4月25日に進水した。
1998年4月18日、艦は海軍へ加入し、聖アンドレイ旗が掲揚された。

プロジェクト1144巡洋艦(コード名「オルラン」NATO分類キーロフ級)は、国内海軍で最初かつ唯一の核動力を有する水上戦闘艦である。
同プロジェクト艦は、航空母艦ではない打撃戦闘艦としては世界最大である。



ロシア北方艦隊旗艦重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2018年4月18日に就役20周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった]
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された]

2018年11月初頭からバレンツ海で戦闘訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]

11月8日~9日には、最新鋭フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)と共に潜水艦の救助演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]

11月15日には、バレンツ海「ピョートル・ヴェリキー」原子力潜水艦の対抗演習が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]


ロシア連邦軍の新年度は12月1日から始まりますが、12月19日、「ピョートル・ヴェリキー」は新年度初の戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
今回の北方艦隊広報部発表を見る限り、対潜戦闘訓練がメインになるようです。

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年11月15日17時7分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はバレンツ海で対潜演習任務へ取り組んだ】

北方艦隊の計画戦闘訓練活動の枠組みにおいて、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員はバレンツ海で対潜演習を実施した。

活動は、水上巡洋艦原子力潜水艦が対抗する双務形態で実施された。

演習計画下で、2隻の戦闘艦の乗組員の前には、バレンツ海の指定海域において、互いを探知し、兵器複合体を使用する課題が有った:水上艦にとっては対潜兵器水中艦にとっては魚雷

最初の段階の活動中、水上及び水中巡洋艦の乗組員は、水中及び水上目標を捜索、追尾し、更には兵器複合体の仮想使用の課題へ取り組んだ。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」及び原子力潜水艦の乗組員の行動の評価は、艦が恒久駐留地点へ戻ってきた後に示され、報告の材料として入念な分析が提示される。

演習の実地段階中、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、水中目標への対潜ミサイル複合体「ヴォドパード」の射撃を実施した。

活動の枠組みで水上及び水中艦の乗組員は、様々なモード及び航行条件での戦術行動、水中音響兵装の動作点検へ成功裏に取り組んだ。



ロシア北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2018年11月初頭からバレンツ海で戦闘訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した]

11月8日~9日には、最新鋭フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)と共に潜水艦の救助演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は潜水艦の救助演習を行なった]


そして11月15日、バレンツ海「ピョートル・ヴェリキー」原子力潜水艦の対抗演習が実施されました。

演習へ参加した原子力潜水艦の艦名は公表されていませんが、今回の北方艦隊広報部発表で「水中巡洋艦」という表現が使われているので、北方艦隊所属の原子力水中巡洋艦プロジェクト949A或いはプロジェクト885「ヤーセン」でしょう。

プロジェクト885原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」(2014年6月17日就役)
プロジェクト949A原子力水中巡洋艦「ヴォロネジ」(1989年12月30日就役)、「スモレンスク」(1991年3月14日就役)、「オリョール」(1993年1月20日就役)

昨年(2017年)9月下旬には、「ピョートル・ヴェリキー」原子力水中巡洋艦「オリョール」(プロジェクト949A)の対抗演習が実施されているので、今回も949Aの何れかかもしれません。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

北方艦隊原子力水中巡洋艦は、さる10月18日にもバレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦はバレンツ海で演習を実施した]

ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年11月3日17時24分配信
【北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は計画戦闘訓練任務遂行の為にバレンツ海へ出た】

本日(11月3日)、北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は計画戦闘訓練任務遂行の為にバレンツ海へ出た。

数日前、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、基地での艦の訓練に関する問題へ取り組み、艦の出航の認可及び海上および基地での戦闘訓練実施の認可を受けた。

原子力ロケット巡洋艦北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から出る際の対機雷保障は、基地掃海艇「コテリヌイ」及び「コロムナ」で構成されるコラ多種戦力小艦隊掃海艦艇グループが実施した。

バレンツ海北方艦隊戦闘訓練射爆場で、巡洋艦の乗組員は、航空・防空軍航空機及びヘリコプターと連携して戦闘演習任務への取り組みへ着手した。

最初の段階では、空中目標の探知及び追尾の様々なモードでの動作に関する艦の電波工学兵装の動作点検が行なわれた。
空中目標の役割は、対潜航空機Il-38が演じた。

その後、乗組員は、艦上対潜ヘリコプターKa-27と協同で、仮想敵潜水艦の捜索、更には艦の甲板へのヘリコプターの受入支援へ取り組んだ。

近日中に巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、一連の対潜及び対空防衛演習の実施し、更には、兵器の実地使用を伴う戦闘演習を行なう。

[参照]
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦である。
それは、大型の水上目標の撃破、総合的な対空・対潜防衛の保障の為に意図されている。
巡洋艦は最も近代的な兵装を装備する。
その兵器の種類と数において、同等のものは無い。
艦は、ロシア海軍で最大の大洋演習と、カリブ海を含めた一連の国際演習へ参加した。
遠距離航海中に地球の全ての大洋で17万海里以上を航行し、大西洋ゾーンで任務を遂行し、更には世界一周航海を行なった。

ロシア海軍の現代史上初めて、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、2013年1月にロシア大統領ウラジーミル・プーチンから高位の表彰~ナヒーモフ勲章を授与された。

2016年10月から2017年2月まで「ピョートル・ヴェリキー」北東大西洋及び地中海エリアで遠距離航海任務を遂行し、艦上航空機を用いて戦闘員の施設を攻撃するシリア国際テロリストと戦う軍事作戦へ初めて参加した北方艦隊航空艦グループの戦闘安定性を保障した。



プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(キーロフ型)4番艦「ユーリー・アンドロポフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『オルジョニキーゼ記念造船工場』(現『バルト工場』)で1986年4月に起工され、1989年4月に進水しました。

ソヴィエト連邦解体後の1992年5月27日、「ピョートル・ヴェリキー」と改名されました。

就役前の1996年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航されました。

就役前の「ピョートル・ヴェリキー」(183)
手前の「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」
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[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]

ロシア海軍へ納入されたのは、起工から約12年後の1998年3月であり、同年4月18日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役、北方艦隊へ編入されました。
当初は太平洋艦隊へ配備される予定でしたが、この当時のロシア海軍には「ピョートル・ヴェリキー」を極東まで回航する財政的余裕が無い為、北方艦隊へ編入されました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」就役10周年]

就役直後の「ピョートル・ヴェリキー」(099)
「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」、「080」は「アドミラル・ナヒーモフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」を始めとするキーロフ型ステルス艦であり、装甲防御が施されています。
[ステルス軍艦・キーロフ級]
[装甲巡洋艦・キーロフ級]

就役直後は資金不足で外洋への航海を実施する事が出来ず、2004年3月下旬には、本艦を巡る「核爆発騒動」が起こりました。
[ピョートル・ヴェリキー「核爆発」騒動]

2004年10月、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋へ進出しました。
[大西洋上のクズネツォフ・その2(機動部隊)]
[大西洋上のクズネツォフ・その3(機動部隊)]

2005年にも大西洋で行動しました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その1]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その2]

「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月から2009年3月までカリブ海、南アフリカ、インドへの長期遠距離航海を実施しました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時、インド沿岸での演習を終えてアデン湾へ航行している途中の「ピョートル・ヴェリキー」は、2009年2月12日、ソコトラ島沖でソマリア海賊を発見、拘留しました。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

2010年3月30日、極東の戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加する為に出航し、遥々極東の沿海地方までやって来ました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【セヴェロモルスクから沿海地方まで】2010年3月30日-5月20日
【沿海地方からセヴェロモルスクまで】2010年6月26日-9月12日

2010年5月16日午後11時頃、「ピョートル・ヴェリキー」対馬海峡を北上し、日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年5月17日発表)】

沿海地方フォーキノ基地へ入港する「ピョートル・ヴェリキー」
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フォーキノ基地に停泊する「ピョートル・ヴェリキー」(奥)
手前の艦は同型艦「アドミラル・ラーザレフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年7月初頭から実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【実地戦略演習「ヴォストーク-2010」纏め】

2010年7月24日正午頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を南下、沿海地方を去りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年7月26日発表)】

2012年5月初頭から6月下旬まで浮きドックへ入渠しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]

2012年9月には北極圏への遠距離航海を実施しました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北極圏弾道ミサイル迎撃訓練を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]
「ピョートル・ヴェリキー」は、現在のロシア海軍において弾道ミサイル迎撃能力を持つ唯一の水上戦闘艦です。

2012年7月28日に「ピョートル・ヴェリキー」へのナヒーモフ勲章の授与が発表され、翌2013年1月10日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンよりナヒーモフ勲章を授与されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


2013年4月、バレンツ海で各種の演習を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2013年9月にも北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリアから搬出された化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2016年10月から2017年2月まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループシリア沖への遠征に参加しました。
「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は初めてシリア国内のテロ組織への空爆を行ないましたが、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」のエスコート役に徹しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはバルト海へ行き、クロンシュタットの観艦式に参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、対艦ミサイル「グラニート」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

2018年4月18日、「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗初掲揚(正式な海軍への就役)20周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった]

3日後の4月21日、セヴェロモルスク基地に停泊している「ピョートル・ヴェリキー」で就役20周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された]

それから半年以上経った11月3日、「ピョートル・ヴェリキー」は戦闘訓練の為にバレンツ海へ出航しました。

訓練初日は艦のレーダーなど電子機器類の動作確認、艦載ヘリコプターによる潜水艦の捜索訓練を行ないましたが、今後、実弾射撃を含めた本格的な戦闘訓練が実施されます。


現在、同型艦「アドミラル・ナヒーモフ」セヴェロドヴィンスク造船所で大規模な近代化改装を行なっており、2022年の完了が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]

「ピョートル・ヴェリキー」も、2020年以降に近代化改装が始まります。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]

ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーで就役20周年記念式典が開催された

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年4月21日14時28分配信
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」で艦の20周年に捧げられる式典が開催された】

本日、北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」において、艦の20周年記念式典が開催され、聖アンドレイ旗及び満艦飾が掲げられた。

祝賀会合中、北方艦隊参謀長ウラジーミル・グリシェチキー少将とロケット艦師団参謀長アンドレイ・サロシキン1等海佐、セヴェロモルスク市のトップ、ウラジーミル・エフメニコフナヒーモフ海軍兵学校ムルマンスク分校校長で最後の北方艦隊第7作戦戦隊司令官アレクセイ・マクシミチュク退役中将及び艦の退役将兵は乗組員へ祝辞を述べた。
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優れた将兵には表彰状と高価な贈り物が授与された。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦である。

艦は、多種多様な兵器システム及び電波工学兵装を装備する。
その格納庫には、3機のヘリコプターを収容できる。
巡洋艦は、水上、空中、水中の敵との戦闘、更には沿岸施設への打撃を首尾よく実施する事が可能である。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、カリブ海でのベネズエラ海軍の艦とのものを含め、ロシア海軍の多くの国際演習へ参加した。

巡洋艦の乗組員は、北極海、インド洋、太平洋、大西洋で任務を遂行した。
総計で艦は20万海里以上を航行した。

2013年~2014年、「ピョートル・ヴェリキー」地中海シリア・アラブ共和国からの化学兵器の搬出及び破壊の安全を保障した。
2016年10月から2017年2月には、北方艦隊航空艦グループの一員として国際テロリストとの武力闘争の任務を遂行した。

8年間に渡り巡洋艦の艦長はウラジスラフ・マラホフスキー1等海佐が務めている。
2013年1月、彼は、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンから、ロシア海軍で最初に重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」へ授与されたナヒーモフ勲章を受け取った。



プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(キーロフ型)4番艦「ユーリー・アンドロポフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『オルジョニキーゼ記念造船工場』(現『バルト工場』)で1986年4月に起工され、1989年4月に進水しました。

ソヴィエト連邦解体後の1992年5月27日、「ピョートル・ヴェリキー」と改名されました。

就役前の1996年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航されました。

就役前の「ピョートル・ヴェリキー」(183)
手前の「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」
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[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]

ロシア海軍へ納入されたのは、起工から約12年後の1998年3月であり、同年4月18日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役、北方艦隊へ編入されました。
当初は太平洋艦隊へ配備される予定でしたが、この当時のロシア海軍には「ピョートル・ヴェリキー」を極東まで回航する財政的余裕が無い為、北方艦隊へ編入されました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」就役10周年]

就役直後の「ピョートル・ヴェリキー」(099)
「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」、「080」は「アドミラル・ナヒーモフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」を始めとするキーロフ型ステルス艦であり、装甲防御が施されています。
[ステルス軍艦・キーロフ級]
[装甲巡洋艦・キーロフ級]

就役直後は資金不足で外洋への航海を実施する事が出来ず、2004年3月下旬には、本艦を巡る「核爆発騒動」が起こりました。
[ピョートル・ヴェリキー「核爆発」騒動]

2004年10月、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋へ進出しました。
[大西洋上のクズネツォフ・その2(機動部隊)]
[大西洋上のクズネツォフ・その3(機動部隊)]

2005年にも大西洋で行動しました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その1]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その2]

「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月から2009年3月までカリブ海、南アフリカ、インドへの長期遠距離航海を実施しました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時、インド沿岸での演習を終えてアデン湾へ航行している途中の「ピョートル・ヴェリキー」は、2009年2月12日、ソコトラ島沖でソマリア海賊を発見、拘留しました。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

2010年3月30日、極東の戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加する為に出航し、遥々極東の沿海地方までやって来ました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【セヴェロモルスクから沿海地方まで】2010年3月30日-5月20日
【沿海地方からセヴェロモルスクまで】2010年6月26日-9月12日

2010年5月16日午後11時頃、「ピョートル・ヴェリキー」対馬海峡を北上し、日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年5月17日発表)】

沿海地方フォーキノ基地へ入港する「ピョートル・ヴェリキー」
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フォーキノ基地に停泊する「ピョートル・ヴェリキー」(奥)
手前の艦は同型艦「アドミラル・ラーザレフ」
18-0419c.jpg

「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年7月初頭から実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【実地戦略演習「ヴォストーク-2010」纏め】

2010年7月24日正午頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を南下、沿海地方を去りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年7月26日発表)】

2012年5月初頭から6月下旬まで浮きドックへ入渠しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]

2012年9月には北極圏への遠距離航海を実施しました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北極圏弾道ミサイル迎撃訓練を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]
「ピョートル・ヴェリキー」は、現在のロシア海軍において弾道ミサイル迎撃能力を持つ唯一の水上戦闘艦です。

2012年7月28日に「ピョートル・ヴェリキー」へのナヒーモフ勲章の授与が発表され、翌2013年1月10日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンよりナヒーモフ勲章を授与されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


2013年4月、バレンツ海で各種の演習を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2013年9月にも北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリアから搬出された化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
15-0831b.jpg
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2016年10月から2017年2月まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループシリア沖への遠征に参加しました。
「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は初めてシリア国内のテロ組織への空爆を行ないましたが、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」のエスコート役に徹しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式に参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、対艦ミサイル「グラニート」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]

2018年4月18日、「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗初掲揚(正式な海軍への就役)20周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった]

そして3日後の4月21日、セヴェロモルスク基地に停泊している「ピョートル・ヴェリキー」で就役20周年記念式典が開催されました。
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記事中で触れられている第7(大西洋)作戦戦隊は、大西洋で活動するソ連海軍の艦船を統一指揮する為、1968年2月1日に設立され、2005年11月30日に解隊しました。
アレクセイ・マクシミチュク中将(右端の士官)は、同戦隊の最後の司令官でした。
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「ピョートル・ヴェリキー」は、2020年頃から近代化改装を開始する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]


プロジェクト1144/11442重原子力ロケット巡洋艦(「キーロフ」型)は、1981年から1998年に掛けて合計4隻がソ連/ロシア海軍へ就役しましたが、現在、稼働状態に在るのは4番艦「ピョートル・ヴェリキー」のみです。

1番艦「アドミラル・ウシャコーフ」(旧名「キーロフ」、1981年4月12日就役)は、ソ連邦解体後に予備役となり、セヴェロモルスク基地に係留されていましたが、1999年にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2004年3月30日に除籍されました。
現在もセヴェロドヴィンスク艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』の岸壁に係留されていますが、今後は解体が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦キーロフは就役34周年を迎えた]
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2番艦「アドミラル・ラーザレフ」(旧名「フルンゼ」、1984年12月7日就役)は、「キーロフ」型で唯一太平洋艦隊へ配備されましたが、こちらもソ連邦解体後に予備役となり、現在は沿海地方フォーキノ基地で係留保管されています。
2014年には浮きドックで船体の補修が行なわれています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフは浮きドックで修理された]
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3番艦「アドミラル・ナヒーモフ」(旧名「カリーニン」、1989年4月21日就役)は、ソ連邦解体後も稼働状態に置かれていましたが、1999年にはオーバーホールの為にセヴェロドヴィンスクへ回航され、2013年から大規模な近代化改装工事が始まりました。
改装工事は2021年末までの完了が予定されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2021年までの完了が予定されている]
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ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは20歳になった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
【北方艦隊旗艦~巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は20歳になった】

本日(4月18日)、ロシア海軍で最初の勲章授与艦・北方艦隊旗艦重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は20歳になった。

北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将は、記念すべき日を迎えた乗組員を祝福し、戦闘勤務での更なる成功、祖国の幸福を祈った。

艦の誕生日に捧げられる祝賀行事は、4月21日・土曜日に開催される。
巡洋艦には満艦飾が掲げられ、乗組員の隊列の行進が行なわれ、会合には、艦の退役将兵、北方艦隊司令部、ムルマンスク州及びセヴェロモルスク市の幹部、更には全連邦軍事スポーツ少年団員が参加する。
巡洋艦の乗組員を代表して最良の者が表彰を受ける。

現在、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦である。

艦は、多種多様な兵器システム及び電波工学兵装を装備する。
その格納庫には、3機のヘリコプターを収容できる。
巡洋艦は、水上、空中、水中の敵との戦闘、更には沿岸施設への打撃を首尾よく実施する事が可能である。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、カリブ海でのベネズエラ海軍の艦とのものを含め、ロシア海軍の多くの国際演習へ参加した。

巡洋艦の乗組員は、北極海、インド洋、太平洋、大西洋で任務を遂行した。
総計で艦は20万海里以上を航行した。

2013年~2014年、「ピョートル・ヴェリキー」地中海シリア・アラブ共和国からの化学兵器の搬出及び破壊の安全を保障した。
2016年10月から2017年2月には、北方艦隊航空艦グループの一員として国際テロリストとの武力闘争の任務を遂行した。

8年間に渡り巡洋艦の艦長はウラジスラフ・マラホフスキー1等海佐が務めている。
2013年1月、彼は、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンから、ロシア海軍で最初に重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」へ授与されたナヒーモフ勲章を受け取った。



プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦(キーロフ型)4番艦「ユーリー・アンドロポフ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『オルジョニキーゼ記念造船工場』(現『バルト工場』)で1986年4月に起工され、1989年4月に進水しました。

ソヴィエト連邦解体後の1992年5月27日、「ピョートル・ヴェリキー」と改名されました。

就役前の1996年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ回航されました。

就役前の「ピョートル・ヴェリキー」(183)
手前の「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」
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[就役前の原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1995~1997年)]

ロシア海軍へ納入されたのは、起工から約12年後の1998年3月であり、同年4月18日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役、北方艦隊へ編入されました。
当初は太平洋艦隊へ配備される予定でしたが、この当時のロシア海軍には「ピョートル・ヴェリキー」を極東まで回航する財政的余裕が無い為、北方艦隊へ編入されました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」就役10周年]

就役直後の「ピョートル・ヴェリキー」(099)
「090」は同型艦「アドミラル・ウシャコーフ」、「080」は「アドミラル・ナヒーモフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」を始めとするキーロフ型ステルス艦であり、装甲防御が施されています。
[ステルス軍艦・キーロフ級]
[装甲巡洋艦・キーロフ級]

就役直後は資金不足で外洋への航海を実施する事が出来ず、2004年3月下旬には、本艦を巡る「核爆発騒動」が起こりました。
[ピョートル・ヴェリキー「核爆発」騒動]

2004年10月、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と共に北東大西洋へ進出しました。
[大西洋上のクズネツォフ・その2(機動部隊)]
[大西洋上のクズネツォフ・その3(機動部隊)]

2005年にも大西洋で行動しました。
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その1]
[原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」その2]

「ピョートル・ヴェリキー」は、2008年9月から2009年3月までカリブ海、南アフリカ、インドへの長期遠距離航海を実施しました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

この時、インド沿岸での演習を終えてアデン湾へ航行している途中の「ピョートル・ヴェリキー」は、2009年2月12日、ソコトラ島沖でソマリア海賊を発見、拘留しました。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

2010年3月30日、極東の戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加する為に出航し、遥々極東の沿海地方までやって来ました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【セヴェロモルスクから沿海地方まで】2010年3月30日-5月20日
【沿海地方からセヴェロモルスクまで】2010年6月26日-9月12日

2010年5月16日午後11時頃、「ピョートル・ヴェリキー」対馬海峡を北上し、日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年5月17日発表)】

沿海地方フォーキノ基地へ入港する「ピョートル・ヴェリキー」
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フォーキノ基地に停泊する「ピョートル・ヴェリキー」(奥)
手前の艦は同型艦「アドミラル・ラーザレフ」
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「ピョートル・ヴェリキー」は、2010年7月初頭から実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【実地戦略演習「ヴォストーク-2010」纏め】

2010年7月24日正午頃、「ピョートル・ヴェリキー」は、ツシマ海峡を南下、沿海地方を去りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より。
【ロシア海軍艦艇の動向(2010年7月26日発表)】

2012年5月初頭から6月下旬まで浮きドックへ入渠しました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、浮きドックから出渠(2012年6月23日)]

2012年9月には北極圏への遠距離航海を実施しました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

この時、北極圏弾道ミサイル迎撃訓練を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]
「ピョートル・ヴェリキー」は、現在のロシア海軍において弾道ミサイル迎撃能力を持つ唯一の水上戦闘艦です。

2012年7月28日に「ピョートル・ヴェリキー」へのナヒーモフ勲章の授与が発表され、翌2013年1月10日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンよりナヒーモフ勲章を授与されました。
[プーチン大統領は北方艦隊基地を訪問する]


2013年4月、バレンツ海で各種の演習を実施しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した]

2013年9月にも北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
[聖アンドレイの旗の下に]

2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリアから搬出された化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]

2016年10月から2017年2月まで重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする北方艦隊航空艦グループシリア沖への遠征に参加しました。
「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は初めてシリア国内のテロ組織への空爆を行ないましたが、「ピョートル・ヴェリキー」「アドミラル・クズネツォフ」のエスコート役に徹しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年7月30日の「ロシア海軍の日」にはクロンシュタットの観艦式に参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]


2017年9月には北方艦隊の演習へ参加し、対艦ミサイル「グラニート」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の水上艦と原子力潜水艦はバレンツ海で超音速対艦ミサイルを発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で対艦ミサイルを撃墜した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]


そして2018年4月18日、「ピョートル・ヴェリキー」は海軍旗初掲揚(正式な海軍への就役)20周年を迎えました。

「ピョートル・ヴェリキー」は、2020年頃から近代化改装を開始する予定です。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]

ロシア海軍北方艦隊のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で砲撃訓練を行なった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年6月14日12時53分配信
【原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」はバレンツ海で海上及び空中目標を撃った】
モスクワ、6月14日、インタファクス-AVN

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、バレンツ海でミサイル攻撃へ指向される演習へ取り組んだ。
水曜日に北方艦隊司令部は発表した。

「重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー乗組員の海上及び沿岸目標への電子ミサイル発射を伴うミサイル攻撃への取り組みの枠組みにおいて、演習中に仮想敵の水上並びに地上部隊に対する単艦での戦闘行動実施の様々なエピソードが有りました」
『インタファクス-AVN』
が受け取った北方艦隊広報サービスの声明では、こう述べられた。

更に、海上及び空中目標への実地砲及び高射射撃を実施し、航行中の艦の持久の為の闘い(ダメージコントロール)の演習と訓練が実行されたとプレスリリースは述べた。

水曜日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ中将の統制の下、バレンツ海で海上での単艦行動の錬成任務に対応する手順の訓練を行なった。

訓練には、合同司令部、連合部隊司令部、艦隊の管理部、各部署のトップ、合同本部及び連合部隊本部の士官、1等艦及び2等艦の艦長が参加したと声明は述べている。



ロシア北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2016年10月15日から2017年2月8日まで実施された重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海(シリア沖)遠征へ参加しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機は、2016年11月中旬から2017年1月初頭までシリア領内テロ組織への空爆作戦へ参加しましたが、「ピョートル・ヴェリキー」は、「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする「空母機動部隊」を護る為の「盾」の役割に徹し、シリア作戦での出番は有りませんでした。
(搭載している打撃有翼ミサイル「グラニート」は地上攻撃も可能であり、当然ながらシリア領内テロ組織を攻撃する事も可能だったが、実行されなかった)

シリア沖から帰港して約4ヶ月後の2017年6月14日、「ピョートル・ヴェリキー」は乗組員の錬成任務の為、バレンツ海へ出航しました。

この4ヶ月の間に乗組員の入れ替えが有り、新兵も入ってきた為、新たな乗組員が艦に慣れる為、先ず初めに港内で停泊訓練が行われ、そして今回、海上へ出て訓練が行なわれました。

今回は「ピョートル・ヴェリキー」1隻だけの訓練でしたが、近い内には北方艦隊の他の艦船と一緒に演習を行なう事になるでしょう。


「ピョートル・ヴェリキー」を始めとする巡洋艦クラスの大型水上戦闘艦は、今後も長期間に渡り現役に留まります。
[ロシア海軍は今後も巡洋艦を維持する]


「ピョートル・ヴェリキー」の同型艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、現在、大規模な近代化改装を行なっていますが、同艦の改装終了後、「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装が始まります。
[近代化改装中のロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2017年に大型機器の設置を開始する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する


『タス通信』より
2016年5月27日12時55分配信
【重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は北方艦隊の演習の為にバレンツ海へ出航した】
ムルマンスク、5月27日/タス通信

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」を含む10隻の戦闘艦及び支援船、更には航空・防空軍航空機ヘリコプターが参加する北方艦隊の演習は金曜日にバレンツ海で始まった。
同艦隊広報サービスは発表した。

「北方艦隊部隊の行動は、重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー艦上の北方艦隊副司令官ヴィクトール・ソコロフ中将により統制されます」
声明では、こう述べられた。
演習は、ロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーの学生の年次実地研修の枠組みにおいて実施される。

演習には、基地掃海艦「ヤドリン」、「エリニヤ」、「ソロヴェツキー・ユンガ」で構成される掃海艦グループが参加し、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の出航を保障した。
その後、小型対潜艦「ユンガ」、「スネシュノゴルスク」で構成される捜索打撃グループは、対潜航空機Il-38及びディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」の乗組員と協同で仮想敵潜水艦を探知、破壊する。

エピソードの間には、艦隊の巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、小型対潜艦「スネシュノゴルスク」、「ユンガ」で対空防衛部隊が組織され、前線爆撃機Su-24により設置されるパラシュート降下標的へのミサイル並びに砲射撃へ取り組む。
その後、救助曳船「パミール」潜水夫船VM-596捜索救助艦載ヘリコプターKa-27と共に、海上で遭難したという想定下での人員救助を行なう。


[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年11月、バレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]

2016年5月16日、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは訓練の為にバレンツ海へ出航した]


訓練を終えて帰港後、北方艦隊の演習へ参加する為、5月27日に再びバレンツ海へ出航しました。
今回も5月16日と同様に掃海艦部隊の支援下(つまり、基地周辺に機雷が敷設されているという想定下で)で出航しました。

今回、「ピョートル・ヴェリキー」は演習部隊の旗艦を務めていますが、同艦以外の演習参加艦の殆どは比較的小型の艦船(小型対潜艦基地掃海艦)のようです。
この他、2015年に寿命延長近代化改修を終えた潜水艦「ウラジカフカス」なども参加しています。

「ピョートル・ヴェリキー」へ直接随伴するのは、プロジェクト1124M小型対潜艦「ユンガ」(113)と「スネシュノゴルスク」(196)の2隻になるようです。
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「ピョートル・ヴェリキー」艦上から演習の指揮を執る北方艦隊副司令官ヴィクトール・ソコロフ中将は、2009年初頭にアデン湾へ派遣された太平洋艦隊海賊対処部隊の指揮官を務めています。
[ロシア海軍第2次ソマリア遠征]

2013年末から2014年春には、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征の指揮官を務めました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-2014年5月)]


「ピョートル・ヴェリキー」は2010年代末に大規模な近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年代初頭に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

「ピョートル・ヴェリキー」は近代化改装により極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を装備します。
[極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2020年以降にロシア海軍へ制式採用される]
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2018年から生産を開始するかもしれない]

ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは訓練の為にバレンツ海へ出航した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年5月16日18時55分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は計画戦闘訓練任務へ取り組む為に出航した】

本日(5月16日)、北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は計画戦闘訓練任務へ取り組む為にバレンツ海へ出航した。

これは、技術的準備状態回復後の巡洋艦の初の出航となる。
以前、「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、全ての基礎訓練複合任務へ取り組み、海上で行動する艦の兵装及び機器設備の準備状態を確認した。

北方艦隊主要基地セヴェロモルスク泊地では、既に最初の演習が行われており、「ピョートル・ヴェリキー」及び給油船「セルゲイ・オシポフ」の乗組員が参加した。
北方艦隊船員は、投錨停泊地での物資補充の合同訓練を実施し、実際に液体貨物を給油船から巡洋艦へ移送した。

「ピョートル・ヴェリキー」乗組員が取り組む次の課題は、コラ多種戦力小艦隊水域警護艦部隊の要員と共に、機雷掃海部隊の支援下での駐留所からの巡洋艦の出航であった。

このエピソードには、巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の他に、5隻の基地掃海艇及び海洋掃海艦から成る2個掃海艦グループが関わる。

重原子力ロケット巡洋艦の乗組員は数日間に渡る組織的勤務航海へ取り組み、バレンツ海で兵器及び機器設備を点検する。
艦上では、航行中及び投錨中のダメージコントロール、ヘリコプターの受け入れ、更には対潜及び対空防衛演習が実施される。

今回の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の出航は、巡洋艦の乗組員の中で2015年及び2016年に軍務へ就いた徴集兵及び契約兵にとっては初めての海上での演習となる。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦であり、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、更には戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。
その艦上には最も近代的な兵器が搭載されている。

2013年~2014年、「ピョートル・ヴェリキー」は7ヶ月以上に渡り続く地中海への遠距離航海を実施した。
この航海中、同艦には地中海ロシア海軍艦船作戦連合部隊の司令部が置かれた。


[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは17歳になった]

北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2013年10月22日から2014年5月18日まで地中海への遠距離航海を行ない、この時にシリア化学兵器輸送船の護衛に参加しました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー地中海遠征(2013年10月-2014年5月)]

2014年11月、バレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]

2014年12月にはグリーンランド沖へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはグリーンランド沖で潜水艦と「決闘」する為に出航した]

2015年9月初頭から12月初頭まで、定期修理を行なう為、ロスリャコヴォ第82艦船修理工場大型浮きドックPD-50へ入渠しました。
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[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックで修理を行なう]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは浮きドックへ入った]


そして2016年5月16日、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。

今回、「ピョートル・ヴェリキー」は、先ず初めにセヴェロモルスク泊地大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」から補給を受け、その後、北方艦隊掃海艦部隊の支援下(つまり、基地周辺に機雷が敷設されているという想定下で)で出航しました。

今後数日間に渡り、「ピョートル・ヴェリキー」バレンツ海で各種戦闘訓練を実施します。


「ピョートル・ヴェリキー」は2010年代末に大規模な近代化改装が実施されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年代初頭に完了する]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

「ピョートル・ヴェリキー」は近代化改装により極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を装備します。
[極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2020年以降にロシア海軍へ制式採用される]
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"は2018年から生産を開始するかもしれない]