ロシア海軍退役中将セルゲイ・メニャイロはセヴァストーポリ知事代行に任命された
- カテゴリ:クリミア(ウクライナ)情勢


『イタルタス』より
2014年4月15日10時29分配信
【プーチンはセルゲイ・メニャイロをセヴァストーポリ知事代行に任命する法令に署名した】
モスクワ、4月15日/イタルタス
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、セルゲイ・メニャイロをセヴァストーポリ知事代行に任命する法令に署名した。
法令は、クレムリンのサイトで公表された。
文書は、署名された日から発効する。
4月14日、ロシア大統領は、セルゲイ・メニャイロ及びアレクセイ・チャリイと会談し、元黒海艦隊副司令官をセヴァストーポリ知事代行に任命する法令に署名すると述べた。
プーチンは会談中にメニャイロへ彼が軍での勤務を終えた後の事について尋ねた。
メニャイロは、2011年に退役した後の彼の全ての仕事はセヴァストーポリと海軍に関連するものであり、現在は国有企業のトップを務めていると報告した。
「貴方は、経済問題については良く御存知でしょうか?」
大統領は質問し、肯定的な答えを受けた。
新たな市のトップは、セヴァストーポリが明確な問題に直面している事を確認した。
彼は、その中でも、まず最初に汚職との闘い、全ての当局組織の速やかな形成と「基礎体制の指導」を挙げた。
「連邦主体、市、これらは全て独立した活動形態であり、日々の時間に関連し、それは、一見した限りでは、うんざりする仕事です。
都市経済の維持・発展に関連する公共住宅、電気、水の供給、市民の生活水準の向上、これらは全ての管理部、知事の活動の主題です」
プーチンは警告した。
「私は、最も重要な点を理解しております。
私は、社会的緊張を減らす為、全力で業務を行なう所存です」
メニャイロは答えた。
セヴァストーポリ知事代行に任命されたセルゲイ・イワノヴィチ・メニャイロ氏は、ロシア海軍退役中将です。
[セルゲイ・メニャイロ]
メニャイロ提督は、2008年8月のグルジア戦争においては、大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」に座乗してアブハジア方面のロシア海軍部隊を統括指揮しました。

8月9日、10日には、グルジア海軍部隊と交戦しています。
[アブハジア沖海戦「詳細」]
[アブハジア沖の海上戦闘(2008年8月9~10日)とセルゲイ・メニャイロ中将]
その後、2009年5月30日から2011年12月22日に退役するまでロシア黒海艦隊副司令官を務めました。
[メニャイロ中将は黒海艦隊副司令官に就任する]
退役後は、ロシアの国営企業に「天下り」していたようです。
2014年3月18日、セヴァストーポリ市はウクライナから分離したクリミア共和国と共にロシア連邦へ編入され、ロシアの連邦市となりました。

そしてプーチン大統領は、新たにロシア連邦へ加わったセヴァストーポリ連邦市の知事代行として、グルジア戦争の英雄であるセルゲイ・メニャイロ提督を送り込みます。
