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ロシア海軍の新型130mm砲A-192Mの量産が始まった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年3月22日11時21分配信
【艦載砲A-192Mは量産を開始した】

サンクトペテルブルク機械製造工場『アルセナル』は、口径130mmの艦載砲A-192Mの評価試験を成功裏に完了し、製品の量産を開始した。
3月22日・月曜日、『Kopabel.Ru』は同社広報サービスを引用して報じた。


A-192M砲は、排水量2000トンを超える艦の為に意図されている。
試験設計作業は2018年に完了した。
製品は既に、プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」「アドミラル・カサトノフ」へ設置されている。
今後これは、プロジェクト22350/22350M、更には同類や、より大きなクラスの艦の構成兵装として使用される。

開発者が指摘したように、砲の特徴は、完全自動化給弾発射システムである。
自動モードでは人員が参加する事無く、478発全てを砲塔へ送る事が可能である。
自動給弾システムは、モジュール構造を有する。
モジュール数は、砲の配置の為に割り当てられた甲板下の部屋の寸法に応じ、特定のプロジェクト艦に適応する。

『アルセナル』は、A-192M砲の量産を開始する為の全ての必要な準備を行なった。
技術的プロセスと必要な設備が作成された。
現時点で3基のA-192M砲が製造され、更に3基の製品の製造契約が締結されている。
幾つかの契約が合意段階に在ると同社広報サービスは付け加えた。



ロシア海軍の新世代艦載砲である130mm単装砲A-192は、ソ連時代の130mm連装砲AK-130の後継として『アルセナル』設計局により1980年代末に開発がスタートしました。
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しかし、A-192Mの開発は難航し、この為、この砲を搭載するプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

最初のA-192Mが完成したのは2014年夏であり、同年9月、ようやく『北方造船所』へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

2015年11月2日、「アドミラル・ゴルシコフ」は初めてA-192Mの発射試験を行ないました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海で130mm砲を発射した]

「アドミラル・ゴルシコフ」は2018年7月28日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

2基目のA-192Mは、プロジェクト22350フリゲートの2番艦「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月21日就役)に搭載されました。
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフはロシア海軍へ就役した]

そして最近に3基目が完成しました。
これはプロジェクト22350フリゲートの3番艦「アドミラル・ゴロフコ」へ搭載される事になります。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2021年末にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ配備される]

プロジェクト22350フリゲートは現在までに8番艦まで起工されているので、これらの艦へ搭載されるA-192Mも今後製造されます。

更にA-192Mは、拡大発展型のプロジェクト22350Mフリゲートにも搭載されます。
[プロジェクト22350Mフリゲート(超ゴルシコフ型)]
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ロシア海軍向けに高射ミサイル複合体トール-M2の艦載型の開発が進められている

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『タス通信』より
2021年1月27日15時41分配信
【『クーポル』は高射ミサイル複合体「トール」の艦上配置ヴァージョンを開発している】
モスクワ、1月27日/タス通信

高射ミサイル複合体「トール-M2」は異種間となり、これを基にして艦上配置複合体が作成される。
ジェフスク電波機械工場『クーポル』(航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』へ加入)総取締役ファニル・ジャトディノフは述べた。
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「私共は、高射ミサイル複合体トール-M2を異種間にするように努力しており、艦上配置複合体の作成へ取り組んでいます。
これら全てにおいて、私共は順調に前進しております」
ジャトディノフ
は、雑誌『国家防衛』のインタビューを受け、こう話した。

『クーポル』のトップによると、現在、複合体、更には主要ユニットと機器をを近代化する目的の作業が進められている。
特に、より完全なフェーズドアレイアンテナ、パッシブ探知機、計算機などが開発される。
「大いなるブロック作業は、最新の要素基盤への移行へ指向されており、これは一般に、不変の連続プロセスです」
彼は説明した。

更に、搭載基盤の多様化も進められており、一連のモデルとして装輪浮上車体の製品の登場が計画されている。

「更に、指揮所大隊からのデータ中継距離は2倍に増加し、戦闘車両の操作者は、90kmまでの距離で目標の飛来を視覚的に通告でき、一連の他の課題全体の解決が保障されます」
ジャトディノフ
は付け加えた。



ロシア海軍の個艦防空用高射ミサイル複合体「キンジャール」(SA-N-9)は、陸上用高射ミサイル複合体「トール-M1」(SA-15ガントレット)の艦載型です。


ミサイル管制レーダー「ポドカート」(右端)
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8連装ミサイル垂直発射機
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「キンジャール」の開発は1975年からスタートし、プロジェクト1124K小型対潜艦MPK-104に試作品が搭載され、1982年から黒海で試験が行われました。
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現在、ロシア海軍プロジェクト11435重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、プロジェクト1155/11551大型対潜艦、プロジェクト11540警備艦「キンジャール」を装備しています。


一方、陸上タイプの方は、2000年代に改良型の「トール-M2」が開発されました。
「トール-M2KM」は、その最新ヴァージョンです。


そして、海軍の「キンジャール」の代替として、「トール-M2KM」の艦載ヴァージョンである「トール-MF」(M-トール)も開発される事になりました。
[ロシア海軍の為の新型高射ミサイル「M-トール」が開発される]

「トール-MF」は、ロシア海軍の新造艦・新世代艦への装備では無く、既に就役している艦の近代化改装の際に換装する事が想定されています。
[ロシア海軍の為の新型高射ミサイル複合体M-トールの開発は進められている]

2016年10月には、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」後部ヘリコプター甲板高射ミサイル複合体「トール-M2KM」を搭載し、海上での発射試験が行なわれています。


一方、艦載用の高射ミサイル複合体「トール-MF」の試作品は、2020年代初頭に完成し、その後で試験が行なわれるようです。
[ロシア海軍の為の新型艦対空ミサイル"トール-MF"の試作品は2020年代初頭に完成する]
[ロシア国防省はロシア海軍の為の新型艦対空ミサイル"トール-MF"の開発に関心を持っている]

ロシア海軍の為の新たな燃料電池搭載水中無人機が開発される

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年11月18日15時19分配信
【2025年までにロシアは嫌気性エンジンを持つ深海無人機を開発する】

ロシア産業貿易省は、自律性向上将来自律無人水中装置の試験モデルの開発者を探す為の公開入札を発表した。
『インタファクス』が国家発注データを引用して明らかにしたように、水素酸素電池(燃料電池)を基にした非大気依存発電装置により、装置の持続時間と航行距離の増大を達成する計画である。


当局は、ロシア海軍の利益の為に作成される自律性向上将来自律無人水中装置に、5億ルーブルを費やすつもりである。
国家防衛発注の枠組みにおける試験設計作業は、2023年10月に完了しなければならず、新たな装置の導入時期は2024~2025年を目途にしている。

文書によると、船体直径300mmの将来海洋ロボットは、水中音響複合体及び無線通信手段を装備する。
それは、1000メートルまでの深度で少なくとも24時間は自律的に動作し、水中で少なくとも秒速2.5メートルの最大速力を発揮し、自動的に障害物を避け、海底の表面及び水密度1000-1054kg/立法メートルでの物体の写真撮影を行ない、更に全ての範囲の作業潜航深度での環境数値(温度、音速、圧力)を測定しなければならない。

産業貿易省は、新たな水中無人機には、国防省、海軍、他の法執行機関、更には民間の顧客~海洋鉱物の探査、海上石油-ガス生産、水路及び海洋調査作業に従事する企業が関心を有していると見ている。

現在、『統合造船業営団』は、現用及び将来の水中搭載艦へ駐留できる将来自律無人水中装置の概要を開発している。
営団の2019年度年次報告書によると、これらの作業の完了時期は2025年である。

プロジェクトは「ペルスペクチーヴァR」と呼ばれ、ロシアを代表する水中造船設計局であり、世界の潜水艦設計のリーダーの1つである海洋工学中央設計局『ルビーン』が参加している。

これらのプロジェクトで最も知られているのは、核動力水中無人機「ポセイドン」である。
「ポセイドン」の搭載艦としては、特殊用途原子力潜水艦「ベルゴロド」(プロジェクト09852)「ハバロフスク」(プロジェクト09851)が予定されており、その建造は『セヴマシュ』で続けられている。

ロシア海軍の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は完了した

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『タス通信』より
2020年11月4日9時1分配信
【情報筋:ロシアは対潜ミサイル複合体「オトヴェート」の国家試験を完了した】
モスクワ、11月4日/タス通信

ロシアの新たな艦載対潜ミサイル複合体「オトヴェート」は国家試験を終了し、ロシア連邦海軍への軍備採用は、2020年12月~2021年1月に計画されている。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「最新の艦載対潜複合体オトヴェートの国家試験は成功裏に完了しました。
それは、2019年からプロジェクト22350フリゲートの最初の生産艦アドミラル・カサトノフの艦上で実施されました」

対談者は話した。

情報提供者は、現在「技術的文書の準備が進められており、2020年12月~2021年1月にオトヴェートは軍備採用される」事を指摘した。
「国防省は、既に海軍のニーズの為の複合体の量産品の購入を開始しております」
彼は話した。

対談者は、「オトヴェート」は、ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」を含む海軍水上艦の大部分が装備すると付け加えた。

『タス通信』は、情報提供者から提示された情報を公式に確認していない。

[複合体「オトヴェート」]
昨年9月にロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコが述べたように、複合体「オトヴェート」は、この時点で既に国家試験を行なっており、複合体の開発会社であるコンツェルンMPO(海洋水中兵器)『ギドロプリボル』は試験量産を行なっていた。

公開情報によると、「オトヴェート」は、汎用発射装置3S-14(有翼対艦ミサイル「カリブル」「オーニクス」「ツィルコン」の為にも使用される)から撃ち出される対潜ミサイルで構成されている。
ミサイル「オトヴェート」の頭部には、小型自己誘導対潜魚雷が有る。
目標エリアへ到達すると、ミサイルパラシュート魚雷を水中へ投下し、その後は、自身の水中音響ステーション(ソナー)を使用し、自己で敵潜水艦の捜索を続ける。
ミサイル複合体の最大射撃距離は、水上艦の為のヴァージョンで40キロメートルである。

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10月28日、北方艦隊広報サービスは、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」バレンツ海の艦隊戦闘訓練射爆場で対潜ミサイルの射撃を実施したと発表した。
ミサイルから分離した魚雷の動きは、北方艦隊原子力潜水艦の内の1隻が水中から観察した。
射撃は、製品の一連の評価試験の枠組みで実施され、成功と認められた事が指摘された。
広報サービスは、彼らが話しているミサイル複合体が如何なるものであるのかは明らかにしなかった。



現在、ロシア海軍新世代水上戦闘艦の為の新たな対潜兵器として、対潜・対魚雷複合体「パケート-NK」が配備されています。
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される]
「パケート-NK」(324mm短魚雷)は、プロジェクト20380/20385コルベットプロジェクト22350フリゲートに装備されており、今後は、近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」、建造が始まったプロジェクト20386コルベッ、将来に建造される原子力駆逐艦「リデル」にも装備されます。

この他、ソ連邦時代に開発された対潜ミサイル「ラストルブ」「ヴォドパード」の後継となる新型対潜ミサイル「オトヴェート」の開発も進められています。
[ロシア海軍の為の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は2020年に完了する]

対潜ミサイル「ラストルブ」


対潜ミサイル「ヴォドパード」


「オトヴェート」は、有翼ミサイル「カリブル」の対潜型91RE1をベースにした対潜ミサイルです。
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「オトヴェート」の試験は、2019年からフリゲート「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月21日就役)で行なわれました。

「アドミラル・カサトノフ」は、2020年10月28日にバレンツ海新型対潜ミサイルの発射試験を行ないましたが、これが「オトヴェート」の最終試験だったようです。
[ロシア海軍の新型対潜ミサイルの試験がバレンツ海で行なわれた]

「オトヴェート」は、2020年12月~2021年1月にロシア海軍へ制式採用されます。

ロシア海軍の新型対潜ミサイルの試験がバレンツ海で行なわれた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年10月28日14時17分配信
【ロシアは新たな対潜ミサイルをテストした】
モスクワ、10月28日-ロシア通信社ノーボスチ

フリゲート「アドミラル・カサトノフ」艦上のロシア船員は、バレンツ海で新たな対潜ミサイルをテストした。
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水曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

どのような名称の「製品」がテストされたのかは明らかにされなかった。

「北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は、バレンツ海の艦隊訓練射爆場で対潜ミサイルの射撃を実施しました。
射撃は、製品の一連の評価試験の枠組みで実施され、成功と認められました」

リリースでは、こう述べられた。

ミサイルから分離する魚雷は、既に北方艦隊原子力潜水艦の内の1隻が水中から観察した。
更に射撃は、対潜航空機Il-38、ヘリコプターKa-27、コラ小艦隊魚雷回収艇により保障された。

「ミサイル射撃の実施中、フリゲートの戦闘班は、揺るぎない戦闘装備の駆使、高い専門技量と海軍技量を示しました」
広報サービスは付け加えた。



現在、ロシア海軍新世代水上戦闘艦の為の新たな対潜兵器として、対潜・対魚雷複合体「パケート-NK」が配備されています。
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される]
「パケート-NK」(324mm短魚雷)は、プロジェクト20380/20385コルベットプロジェクト22350フリゲートに装備されており、今後は、近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」、建造が始まったプロジェクト20386コルベッ、将来に建造される原子力駆逐艦「リデル」にも装備されます。

この他、ソ連邦時代に開発された対潜ミサイル「ラストルブ」「ヴォドパード」の後継となる新型対潜ミサイル「オトヴェート」の開発も進められています。
[ロシア海軍の為の新型対潜ミサイル"オトヴェート"の試験は2020年に完了する]

対潜ミサイル「ラストルブ」


対潜ミサイル「ヴォドパード」


今回、北方艦隊フリゲート「アドミラル・カサトノフ」(2020年7月21日就役)で試験が行なわれた新型対潜ミサイルも、おそらくは「オトヴェート」でしょう。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバレンツ海で対潜演習を行なった後に帰投した]

「オトヴェート」は、有翼ミサイル「カリブル」の対潜型91RE1をベースにした対潜ミサイルです。

ロシア海軍の30mm機関砲AK-630は新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る



『タス通信』より
2020年9月3日9時1分配信
【海軍は頭を回して艦砲を管制する為の特殊ヘルメットを受け取る】
モスクワ、9月3日/タス通信

ロシア海軍戦闘艦の乗組員は、頭を回して30mm自動砲AK-630の管制を可能にする目標指定ヘルメットを受け取る。
現在、新たなシステムは試験を行なっている。
『タス通信』コンツェルン『海洋情報システム-アガート』の軍事技術政策担当副総取締役・設計主任ニコライ・ボリソフより伝えられた。

「我々は、目標指定ヘルメットを使用する新たなヴァージョンの光学電子誘導システムを開発しております。
オペレーターは頭を回転させ、最初にAK-630を攻撃対象へ誘導し、そして更に、システムは目標を自動的に捕捉します。
複合体は工場試験が行なわれています」
ボリソフ
は話した。

コンツェルンの副総取締役・設計主任は、目標指定ヘルメットは、艦の近隣対空防衛ゾーンで、無人機ヘリコプター、有翼ミサイルなどのような空中目標の効果的な撃破を可能にする為のものであると説明した。
専門家は、ヘルメットは、更に、水上目標の初期目標指定の為にも使用できると付け加えた。

「開発は、既に輸出見本のパスポートを持っており、今後は、兵器システム市場のパートナーへ提供されます」
ボリソフ
は付け加えた。

6銃身速射砲装置AK-630は30mmの口径を有し、距離4kmまでの空中目標、距離5kmまでの敵の軽水上目標を撃破する為に意図されている。
ロシア海軍の殆ど全ての水上艦は、このような砲で武装している。

以前、ヘルメット装着式目標指定システムは、航空機で使用されていた。
特に、ソヴィエト社会主義共和国連邦中央設計局『アルセナル』(キエフ)で開発されたシステム「チェリ」と、その後のヴァージョン「スーラ」は、戦闘機MiG-29、Su-27と、その派生型(2014年以降はロシア製ヴァージョンのシステムに代替された)へ取り付けられた。
複合体は、頭を回して誘導ミサイル航空機関砲を素早く目標へ向ける事を可能にする。
パイロットの視界では、目標マークと照準マークがガラスバイザーに投影される。




30mm6銃身機関砲AK-630は、1964年から開発がスタートし、1976年1月6日にソ連海軍で軍備採用されました。

プロジェクト1134A大型対潜艦の1番艦「クロンシュタット」(1969年12月29日就役)以後、現在に至るまで、ソ連/ロシア海軍の大小の水上艦に装備されています。
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ロシア海軍の新世代水上戦闘艦~プロジェクト20380/20385/20386コルベットにも装備されています。
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登場以来、実に半世紀に渡って使用されているAK-630ですが、今後は、操作員の為の新たなヘルメット装着式目標指定システムが導入されます。

ロシア海軍艦上戦闘機MiG-29Kでも、同様のシステムが採用されています。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]

ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート-NKは近代化される

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『タス通信』より
2020年8月24日20時2分配信
【開発者は対潜魚雷複合体「パケート-E/NK」が近代化されると述べた】
クビンカ/モスクワ州、8月24日/タス通信

小型対潜魚雷複合体「パケート-E/NK」は近代化される。
『タス通信』は、日曜日にフォーラム『アルミヤ-2020』株式会社『国立科学製造事業レギオン』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)総取締役イーゴリ・クルイロフより伝えられた。

「小型対潜魚雷複合体パケート-E/NKは、更なる近代化が予定されております。
複合体の能力向上を目的とした主要な技術的解決策が開発され、実地発射により確認されております」
クルイロフ
は話した。

彼によると、「パケート-E/NK」は、輸出向けの艦の兵装の為に提示されている最小の対潜兵器複合体である。
「輸出が可能なプロジェクト艦(複合体を有する)を拡大する為の作業が行なわれております」
総取締役は指摘した。

これに加え、『国立科学製造事業レギオン』は、外国の潜在的な顧客の艦へ複合体を設置するオプションを提示しているとクルイロフは付け加えた。

対魚雷を伴う小型対潜魚雷複合体「パケート-E/NK」は、艦の近隣ゾーンでの潜水艦の撃破の為、更には艦を攻撃する魚雷の破壊の為に意図されている。
小型対潜魚雷複合体は、水上艦の根本的に新しい兵器システムであり、生残性の顕著な向上を可能にする。




「パケート-NK」は、ロシア海軍新世代水上戦闘艦に装備されている新型の対潜・対魚雷複合体であり、2008年に軍備採用されました。

「パケート-NK」は、プロジェクト20380コルベットプロジェクト20385コルベットプロジェクト22350フリゲートに装備されており、今後は、近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」、建造が始まったプロジェクト20386コルベッ、将来に建造される原子力駆逐艦「リデル」にも装備されます。

「パケート-NK」は2種類の324mm短魚雷を装備しており、対潜攻撃時の最大射程20km、対魚雷防御時の最大射程は1.4kmです。
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潜水艦攻撃用のMTT(小型熱機関魚雷)の弾頭重量は60kg、速力は30ノット~50ノット、深度600mまでの潜水艦を攻撃できます。
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対魚雷用のM-15(AT)は弾頭重量80kg、最大速力50ノット、深度800mまでの魚雷に対応できます。
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コーポレーション『戦術ロケット兵器』公式サイトより
【「パケート-E/NK」】


その「パケート-NK」も、軍備採用から10年以上が経過しており、現在、更なる改良が進められています。

既に改良型「パケート-NK」は、ロシア海軍の水上艦からの試射が行なわれているようです。

ロシア海軍の新世代水上艦の為の汎用戦闘モジュールコンテナの試験が始まる

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『イズベスチヤ』より
2020年7月22日0時1分配信
【照準器を持つコンテナ:海軍の戦闘モジュールは夏の終わりまでにテストされる】

汎用艦の為のミサイルシステムの試験は北方艦隊で行なわれる。

夏の終わりまでにロシア海軍は、新たな戦闘モジュールの試験を始める。
これは、通常の海上コンテナ内に集められる兵器システム特殊兵装についての話である。
後者は、様々なタイプの艦への設置と、艦内の電源システムや制御システムへの接続が可能である。
必要に応じてチームは、戦闘航海の為に必要なモジュール構成を選ぶことが出来る。
専門家によると、このようなコンテナ一式は、スイスナイフのように艦を汎用化する。

[代えがたいもの]
新たなモジュールシステムの試験は、夏の終わりまでに北方艦隊で行なわれると軍当局の情報提供者は『イズベスチヤ』へ伝えた。
それは、通常の20~40フィートの海上コンテナへ配置される。
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それは、次に、これが可能なように設計された様々なタイプの艦へ設置される。

コンテナは、甲板上或いは甲板下スペースへ取り付けられ、艦の電力システムへ接続され、単一制御システムへ統合される。
必要に応じて、この兵器モジュールシステムは、艦内電源へ接続する事無く自立で動作できる。

現在、ロシア海軍の為に、コンテナシステムを使用する為に特別に設計された幾つかのシリーズ艦が建造されている。
特に、これらはプロジェクト22160哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」型プロジェクト20386コルベット「ジェルズキー」型プロジェクト23550砕氷哨戒艦「イワン・パパーニン」型である。

プロジェクト「ワシーリー・ブイコフ」シリーズは建造段階に在る。
このファミリーの2隻は、既に黒海艦隊で勤務に就いている。
最新のプロジェクト「ジェルズキー」コルベットは、ステルス技術を用いて建造されており、2021年以降にロシア海軍への加入開始が計画されている。
現在、『北方造船所』では、コルベットのトップ「メルクーリイ」が起工されている。

コンテナには、任務に応じて様々なシステムを設置できる。
例えば、対潜兵器~水中音響ステーション魚雷発射管
他のヴァージョンは、対艦ミサイル或いは有翼ミサイル

必要に応じ、艦上のこのようなコンテナには、複合体「リドゥート」「パーンツィリ-M」を基にした強力な対空防衛システムを取り付ける事が出来る。
高射ミサイル複合体「リドゥート」は、新世代艦に設置されている。
その構成には、4面フェーズドアレイアンテナを持つ電波位置測定ステーション「ポリメント」が含まれる。
ミサイルは、それぞれ4基或いは8基のモジュール構成の垂直発射装置へ配置される。
複合体の行動距離は400キロメートル。
高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ」は、陸上用モデルが何度もシリアでの戦闘行動中に使用されており、非常に効果的な対空防衛手段である事が証明されている。

それは、無人機、風船、ロケット弾、滑空爆弾、有翼ミサイルを含む数十個の目標の破壊を手助けした。

戦闘モジュールに加え、更にコンテナには、空中無人機、潜水装置、水中音響作業を行なう為のモジュールも開発される。

必要な兵装セットを持つコンテナは、輸送船航空機によって世界の大洋のあらゆる海域へ送り届け、数時間で艦上へ設置できる。
その結果、世界のあらゆる地域へ対空防衛兵器をすばやく作成し、或いは積極的に潜水艦の監視を行なう事が出来る。

更に、手術室蘇生室から成る医療用コンテナモジュールも開発される。
これは、災害で被災した国の沖合での人道的活動の枠組みで展開できる。

[無駄ではない節約]
海軍
のコンセプトをモジュール原理へ変えるという展開は、既に多年に渡っている事を軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフは指摘した。

「業界は、様々なコンテナ兵装手段を有する事が可能な艦を開発し、製造を開始しました。
今、それは試験すべきです」

専門家は『イズベスチヤ』へ話した。

「モジュール原理により建造される艦は、その本質はプラットフォームであり、それはスイスのナイフのようなものです。
海軍が、新たなシステムの実地試験へ近付いた事は非常に重要です。
それは仕上げる必要が有り、それは簡単ではない課題です。
例えば、デンマークは、コンテナ原理を使用する艦を開発しましたが、システムの構築は得られませんでした」


専門家は、モジュール原理が、迅速に、効率的かつ安価な任務の遂行を可能にする事を指摘した。

「艦は、その時点で発生する具体的な任務の為に配置できます」
ドミトリー・ボルテンコフ
は説明した。
「何の為に打撃艦及び対潜艦を持つ必要が有るのでしょうか、単独で済ます事が出来るのに?
打撃手段が必要な場合、それが据え付けられます。
対潜防衛を組織する必要が生じた場合、コンテナと、そこで勤務するチームが変更されます。
コンテナの中身を操作する専門家は、艦のスタッフに持たない事が相応しいでしょう」


ロシア海軍は現在、積極的に新たな艦を受領している。。
今年には、原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」「カザン」、その最初の生産原子力艦「クニャージ・オレグ」「ノヴォシビルスク」、更にはディーゼル潜水艦「ヴォルホフ」が加入しなければならない。
これに加え、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」コルベット「グレミャーシチー」「リェチーヴイ」「アルダル・ツィジェンジャポフ」大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」基地掃海艦及び3隻の支援船が海軍へ引き渡される。

ロシア海軍の100mm艦載砲A-190-01ウニヴェルサールの誘導砲弾が開発される


『タス通信』より
2020年7月20日14時2分配信
【ロシア海軍の艦は誘導砲弾を受け取る】
モスクワ、7月20日/タス通信

砲装置A-190-01で武装するロシア戦闘艦は、近い将来に誘導砲弾を受け取る。
月曜日に中央科学研究所『ブレヴェーストニク』総取締役ゲオルギー・ザカメンヌイフは、『タス通信』のインタビューに対し、こう述べた。

「演習中のA-190-01の実地使用により、その有効性は確認されており、誘導弾を含めて作成される新世代の弾薬の導入により、更に強化されます。
これは近い将来の問題です」
ザカメンヌイフ
は話した。

彼は、100mm砲装置A-190-01が、2012年からロシア海軍の艦への装備の為に供給されている事を想い起こした。
それは、最近まで海軍において最も大規模だったAK-176砲を置き換えるという海軍総司令部の指示により開発された。


中央科学研究所『ブレヴェーストニク』は、1970年代末にAK-176を開発し、それ以来、その近代化のポテンシャルは、事実上使い果たされている。
ザカメンヌイフは、A-190-01が、その重要な特性の点において、それ(AK-176)を大幅に超えている事を強調した。




ロシア海軍100mm単装速射砲A-190-01「ウニヴェルサール」は、中央科学研究所『ブレヴェーストニク』により1990年代初頭に開発が始まりました。

開発のベースになったのは、同社が1970年代に開発した76mm単装速射砲AK-176です。

A-190-01は2000年代後半から就役し始めたロシア海軍の新世代艦艇に搭載されています。
プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦
プロジェクト20380「ステレグーシチー」型コルベット
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦
プロジェクト11356「アドミラル・グリゴロヴィチ」型フリゲート
プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット

この他、近代化改装されたプロジェクト1155Mフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」にも搭載されています。
[近代化改装されるロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は新たな100mm砲を得る]

既に制式採用から10年近く経過しているA-190-01ですが、現在は誘導砲弾などの新型砲弾の開発が進められています。

今回の記事では、AK-176の後継とされているA-190-01ですが、ベースとなったAK-176の直接の改良型AK-176MAロシア海軍へ採用され、新型艦艇に搭載されています。
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]

52mm自走砲コアリツィア-SVの艦載ヴァージョンが開発される?


『タス通信』より
2020年7月3日14時6分配信
【陸上曲射砲「コアリツィア-SV」はロシア戦闘艦の武装となる】
モスクワ、7月3日/タス通信

自走砲兵器「コアリツィア-SV」の戦闘特性は、陸上部門のみならず、ロシア海軍の艦の武装となる事を可能にする。
金曜日、『タス通信』のインタビューに対し、この装置を開発した中央科学研究所『ブレヴェーストニク』の科学設計センター所長パーヴェル・コワリョーフは述べた。

「『ブレヴェーストニク』の専門家は、コアリツィアのポテンシャルを非常に高く評価しています:将来に作成される152mm砲統一モジュールは、陸軍と沿岸防衛の必要性の為の様々な車体の戦闘車両の開発の為の基礎として使用されるのみならず、海軍の艦へ設置する事も出来ます」
彼は話した。

対談者は、2000年代初頭の科学研究作業の段階でさえ、完全に機能する砲モジュールが全てのラインの戦闘車両作成の為の統一の基礎となった時、軍種間適用に基づく砲複合体の開発の理由付けが合理的となったと説明した。

「おそらくは、これでロシア国防省のロケット-砲管理総局が、この将来複合体をコアリツィア(連合)と命名した事を説明できるでしょう」
コワリョーフ
は指摘した。

自走砲2S35「コアリツィア-SV」は、潜在敵の指揮所、通信ユニット、砲兵大隊及び迫撃砲大隊、戦車、対戦車手段、対空防衛手段及び対ミサイル防衛手段を含む装甲車両、更には人員を破壊する為に意図されている。

「コアリツィア-SV」には、射撃速度が毎分10発以上の口径152mm砲が設置されており、他の同類の砲システムよりも高い。
これは、装填機構の設計のお陰で得られた。
更に、兵器一式には、機関銃「コルド」遠隔操作装置も含まれる。
以前に『タス通信』コンツェルン『ウラルヴァゴンザヴォード』広報サービスより伝えられたように、自走砲の試験は2022年に完了する。



2S35「コアリツィア-SV」は、ロシア陸軍の新型152mm自走砲です。

当初は、2連152mm砲を搭載していました。
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しかし、2連装型は2010年春に開発中止が決定され、その後、新たに単装型が開発され、2015年5月9日の大祖国戦争勝利70周年記念パレードで公開されました。
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今後、ロシア陸軍へ配備される「コアリツィア-SV」ですが、開発元の『ブレヴェーストニク』によると、ロシア海軍の水上艦に搭載する艦載砲ヴァージョンも開発できるとの事です。
ただし、ロシア海軍の水上艦へ搭載する計画は未だ有りませんし、発注も有りませんが・・・