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ロシア海軍の為の新型艦対空ミサイル"トール-MF"の試作品は2020年代初頭に完成する

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『タス通信』より
2019年7月12日9時6分配信
【海上高射ミサイル複合体「トール-MF」の最初の試験モデルは2020年代に作成される】
サンクトペテルブルク、7月12日/タス通信

ロシア海軍の為の高射ミサイル複合体「トール-MF」の最初の試験モデルは2020年代初頭に作成される。
『タス通信』は、国際海軍サロンにおいてイジェフスク電子機械工場『クポル』副総取締役ヴャチェスラフ・カルタショフより伝えられた。

「海上複合体トール-MFの開発は続けております。
その設計図の作成は未だです。
確かな計画では、2020年代初頭に作成いたします」
カルタショフ
は話した。

彼は、高射ミサイル複合体ロシア海軍の為に作成される事を指摘した。

「複合体は、器具部分の一元化がプログラムにより保障されます。
それは艦へ統合されなければなりません」

副総取締役は述べた。

第9回国際海軍サロンは、7月10日から14日までサンクトペテルブルク展示センター『レネクスポ』で開催される。
これには、19ヶ国からの28の企業を含む353の企業が参加する。



ロシア海軍の個艦防空用高射ミサイル複合体「キンジャール」は、陸上用高射ミサイル複合体「トール-M1」(SA-15ガントレット)の艦載型です。


ミサイル管制レーダー「ポドカート」(右端)
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8連装ミサイル垂直発射機
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「キンジャール」の開発は1975年からスタートし、プロジェクト1124K小型対潜艦MPK-104に試作品が搭載され、1982年から黒海で試験が行われました。
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現在、ロシア海軍プロジェクト11435重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、プロジェクト1155/11551大型対潜艦、プロジェクト11540警備艦「キンジャール」を装備しています。


一方、陸上タイプの方は、2000年代に改良型の「トール-M2」が開発されました。
「トール-M2KM」は、その最新ヴァージョンです。



そして、海軍の「キンジャール」の代替として、「トール-M2KM」の艦載ヴァージョンである「トール-MF」(M-トール)も開発される事になりました。
[ロシア海軍の為の新型高射ミサイル「M-トール」が開発される]

「トール-MF」は、ロシア海軍の新造艦・新世代艦への装備では無く、既に就役している艦の近代化改装の際に換装する事が想定されています。
[ロシア海軍の為の新型高射ミサイル複合体M-トールの開発は進められている]

2016年10月には、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」後部ヘリコプター甲板高射ミサイル複合体「トール-M2KM」を搭載し、海上での発射試験が行なわれています。



一方、艦載用の高射ミサイル複合体「トール-MF」の試作品は、2020年代初頭に完成し、その後で試験が行なわれるようです。
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ロシア海軍の新世代原潜の為の重電池魚雷の試験は進められている

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年5月13日9時43分配信
【重電池魚雷は今年にロシア海軍へ軍備採用される-開発者】
モスクワ、5月13日、インタファクス

将来原子力潜水艦が装備する最新の電池魚雷は国家試験を行なっており、準備される見本品の海軍への引き渡しは、今年中に計画されている。
『インタファクス』は、国立研究-製造事業『レギオーン』総取締役イーゴリ・クルイロフより伝えられた。

「国立研究-製造事業『レギオーン』は、潜水艦の為の様々な兵装手段に従事しております。
我々の視点による将来の方向性の1つは、重電池魚雷の作成と、その開発の完了です。
現在、それは国家試験を行なっており、我々は、今年中に海軍が準備のできた戦闘ユニットとしての見本品を受領する事を望んでおります」
イーゴリ・クルイロフ
は話した。

彼は質問に答え、『レギオーン』が作成する将来魚雷兵器は、新世代戦略潜水艦の為のものであると述べた。

総取締役は更に、ロシア連邦海軍最新潜水艦の兵装として、複合体「パケート-NK」を見込んでいる。
「これは素晴らしいものであり、その構成には対魚雷用も有ります」
「それは、魚雷攻撃を撃破する為に意図されております。
我々にとってパケート-NKは価値の有るものであり、発案から量産までは『レギオーン』が実現しました。
新世代潜水艦の防護の課題を解決する為、対魚雷兵器が使用される事を願っております」
イーゴリ・クルイロフ
は指摘した。

国立研究-製造事業『レギオーン』は、ロシア海軍及び航空宇宙軍の為の高精度兵器開発の主要企業の1つである。
コーポレーション『戦術ロケット兵器』へ加わっている。



【国立研究-製造事業『レギオーン』公式サイト】

現在、ロシア海軍向けとして、幾つかの新型魚雷が開発、生産されています。

汎用深海誘導魚雷「フィジーク」(2015年4月制式採用)
[新型誘導魚雷フィジークはロシア海軍へ制式採用された]

汎用深海誘導魚雷「フトリャル」(「フィジーク」の改良型)
[ロシア海軍の為の最新深海誘導魚雷フトリャルの試験は2017年末までに完了する]

汎用電池魚雷UET-1(2018年2月に生産契約を締結)
[ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1は2023年までに73基が生産される]

今回の記事に登場する「重電池魚雷」は、これらの新型魚雷とは別のものになるようです。
国家試験が行なわれているのは、おそらくキルギス共和国イシク・クル湖でしょう。
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この「重電池魚雷」は、新世代戦略原潜(ボレイ級)向けのようです。


今回の記事に登場する国立研究-製造事業『レギオーン』は、対潜/対魚雷複合体「パケート」も開発しています。
[ロシア海軍の為の対潜/対魚雷複合体パケート]
今の所は水上艦にしか装備されていない「パケート」ですが、開発元の『レギオーン』は、これを潜水艦にも搭載できると考えています。

ロシア海軍は2019年に10基の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーを受け取る

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『タス通信』より
2019年4月12日19時33分配信
【ロシア軍は2019年に10基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を受け取る】
モスクワ、4月12日/タス通信

ロシア連邦軍は、今年に移動および駐留サイロ複合体「ヤルス」の為の21基の大陸間弾道ミサイル、更には10基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を受け取る。
金曜日、『ヴォトキンスク工場』総取締役ヴィクトール・トルマチェフは述べた。

「2019年の国家防衛発注の枠組みにおいて、『ヴォトキンスク工場』は、50基の作戦-戦術ミサイル複合体イスカンデル-M、
移動および駐留サイロ複合体ヤルスの為の21基の大陸間弾道ミサイル、更には10基の大陸間弾道ミサイル"ブラヴァー"の製造を行ないます」
トルマチェフ
は話した。

彼によると、現在、同社は、全ての種類の試験の実施、軍の代表者の受け入れ、軍部隊への地上移動ミサイル複合体「ヤルス」の為の4基の大陸間弾道ミサイル、更には複合体「イスカンデル-M」の為の14基のミサイルの発送の準備を整えている。

「当社の2019年の国家防衛発注の履行義務は、指定期限までに完全に遂行されるでしょう」
総取締役は強調した。



R-30「ブラヴァー」は、陸上用大陸間弾道ミサイルRT-2PM2「トーポリ-M」をベースにして『モスクワ熱技術研究所』が開発した潜水艦発射弾道ミサイルです。
(生産は『ヴォトキンスク工場』)

プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦は、元々は『マケーエフ記念国立ロケットセンター』が設計した弾道ミサイルR-39UTTkh「バルク」を搭載する予定でしたが、その「バルク」の発射試験が一度も成功しなかった為、「バルク」の開発は中止されました。
[幻と消えたSLBM「バルク」]

そして1998年、「バルク」に代わる新たな弾道ミサイルとしてR-30「ブラヴァー」の開発がスタートしました。

しかし、『モスクワ熱技術研究所』潜水艦発射弾道ミサイルの開発経験が無く、開発予算も十分ではなかった為に陸上からのミサイル発射試験は一度も行なわれず(エンジンの試験のみ)、いきなり原子力潜水艦からの発射試験を行なうという強引な手法を取った為、初期には失敗を重ねました。

2010年以降には問題点は改正されたらしく、完全に試射が失敗したのは一度だけになりました。

R-30「ブラヴァー」は、現在までに26回の試射が実施され、この内の7回が完全な失敗に終わっています。

1回目:2004年9月23日-成功
2回目:2005年9月27日-成功
3回目:2005年12月21日-成功
4回目:2006年9月7日-失敗
5回目:2006年10月25日-失敗
6回目:2006年12月24日-失敗
7回目:2007年6月28日-成功
8回目:2008年9月18日-成功
9回目:2008年11月28日-成功
10回目:2008年12月23日-失敗
11回目:2009年7月15日-失敗
12回目:2009年12月9日-失敗
13回目:2010年10月7日-成功
14回目:2010年10月29日-成功
15回目:2011年6月28日-成功
16回目:2011年8月27日-成功
17回目:2011年10月28日-成功

18回目:2011年12月23日-成功
19回目:2013年9月6日-失敗
20回目:2014年9月10日-成功
21回目:2014年10月29日-成功
22回目:2014年11月28日-成功
23回目:2015年11月14日-成功
24回目:2016年9月27日-部分的に成功
25回目:2017年6月26日-成功
26回目:2018年5月22日-成功


14回目(2010年10月29日)までの発射試験はプロジェクト941UM重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」から実施されましたが、15回目以降は「ボレイ」級戦略原潜3隻(ユーリー・ドルゴルーキー、アレクサンドル・ネフスキー、ウラジーミル・モノマーフ)から実施されています。

R-30「ブラヴァー」は、2018年6月頃にロシア海軍へ軍備採用(制式採用)されたようです。
[潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーはロシア海軍へ制式採用された]


2019年中には、10基のR-30「ブラヴァー」ロシア海軍へ引き渡されます。


これまでのソ連/ロシア潜水艦用弾道ミサイルが改良を繰り返して来たのと同様に、当然ながら「ブラヴァー」も、今後改良型が作られる事になります。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良される]

「ブラヴァー」の改良については、コストダウンや効率性のアップ(おそらくは命中精度の向上)の他に、最大射程距離が12000kmに伸び、弾頭重量も1.5倍以上(約1800kg)に増大します。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良され、射程距離と弾道重量が増加する]

ロシア海軍の為の新型高射ミサイル複合体M-トールの開発は進められている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年4月5日9時22分配信
【海軍の為に高射ミサイル複合体「トール」の海上ヴァージョンが作成される】

ロシアでは、高射ミサイル複合体「トール」の海上ヴァージョンの作成作業が行なわれている。
4月5日・金曜日、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、イジェフスク電子機械工場『クーポル』(航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』へ加入)ファニル・ジャトジノフは述べた。


彼によると、「トール」海上版の試験モデルは既に一連の試験を経ており、高射ミサイル複合体の高い効率性は地上のみならず、海上でも示されている。

「この方向性での試験設計作業は成功裏に完了しており、我が国の海軍のコンパクトかつ効果的な対空防衛手段の保障を可能にします」
ファニル・ジャトジノフ
は付け加えた。
「一元化は、高射ミサイル複合体の改善の為の大いなる作業の当然の結果の1つです」

以前、ロシア高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ」の海上ヴァージョンが開発された事が想い起こされる。
「パーンツィリ-M」の公式プレゼンテーションは2017年のサンクトペテルブルク国際海軍サロンにおいて行われた。
この複合体は、1秒間に1000メートルまでの速度で飛行する目標を同時に4個まで攻撃する事が可能であり、反応時間は3~5秒である。
海上「パーンツィリ」ミサイル兵器は、20キロメートルまでの距離、高度2メートルから15キロメートルまでの目標を攻撃できる。
砲兵器は、4キロメートルまでの距離、高度0から3キロメートルまでである。

高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」は、300トン以上の排水量の艦艇へ配置できる。



ロシア海軍の個艦防空用高射ミサイル複合体「キンジャール」は、陸上用高射ミサイル複合体「トール-M1」(SA-15ガントレット)の艦載型です。


ミサイル管制レーダー「ポドカート」(右端)
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8連装ミサイル垂直発射機
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「キンジャール」の開発は1975年からスタートし、プロジェクト1124K小型対潜艦MPK-104に試作品が搭載され、1982年から黒海で試験が行われました。
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現在、ロシア海軍プロジェクト11435重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、プロジェクト1155/11551大型対潜艦、プロジェクト11540警備艦「キンジャール」を装備しています。


一方、陸上タイプの方は、2000年代に改良型の「トール-M2」が開発されました。
「トール-M2KM」は、その最新ヴァージョンです。



そして、海軍の「キンジャール」の代替として、「トール-M2KM」の艦載ヴァージョンである「M-トール」も開発される事になりました。
[ロシア海軍の為の新型高射ミサイル「M-トール」が開発される]

「M-トール」は、ロシア海軍の新造艦・新世代艦への装備では無く、既に就役している艦の近代化改装の際に換装する事が想定されています。
[ロシア海軍の為の高射ミサイル"M-トール"は2018-2019年に登場する]

2016年10月には、黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」後部ヘリコプター甲板高射ミサイル複合体「トール-M2KM」を搭載し、海上での発射試験が行なわれています。

ロシア海軍の高射砲複合体パラシは高射ミサイル"ソスナ-R"を追加装備する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年3月29日9時22分配信
【艦載砲複合体「パラシ」はミサイル「ソスナ-R」を装備する】
モスクワ、3月29日-ロシア通信社ノーボスチ

艦上配置高射砲複合体「パラシ」は、レーザー誘導システムを有する高精度ミサイル「ソスナ-R」を追加装備する。
『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、このシステムの開発企業である『ヌデリマーン記念トチマシュ設計局』管理取締役ワレーリー・マケーエフは述べた。

「我々が最近に開発した同様のタイプのシステムは、2017年にロシア海軍へ軍備採用された高射砲複合体パラシです。
今日において、我が海軍には、この複合体が10基以上存在します。
将来的に、これは、高射ミサイル"ソスナ-R"を装備します」

彼は話した。

マケーエフは、「パラシ」は既に、輸出用の発注者の為に、レーザー誘導システムを有するこのミサイルが追加装備されている事を指摘した。

複合体3M89「パラシ」は、高精度兵器(対艦ミサイル)からの艦及び恒常施設の防衛の為、空中目標(航空機、ヘリコプター)、更には小型の海上及び地上目標への射撃の為に意図されている。

今日において、この高射砲複合体は、プロジェクト22350フリゲート、「ゲパルト3.9」型コルベット、更にはロケット艇R-60の兵装となっている。



[ロシア海軍の新型高射機関砲「パラシ」]

ロシア海軍の為の新型高射砲複合体3M39「パラシ」は、1994年から開発がスタートし、2005年秋から黒海艦隊ロケット艇R-60で洋上試験が始まりました。
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「パラシ」は、ロシア海軍プロジェクト12411ロケット艇R-60、プロジェクト11661Kロケット艦「ダゲスタン」プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」「アドミラル・カサトノフ」、そしてベトナム海軍「ゲパルト3.9」型フリゲート(プロジェクト11661Kの輸出ヴァージョン)に搭載されています。

ロケット艇R-60
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ロケット艦「ダゲスタン」
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フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」
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「パラシ」は、当初は30mm高射機関砲近接高射ミサイルを組み合わせた複合体になる筈だったのですが、予算の都合などにより30mm機関砲だけになってしまいました。
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ただし、ベトナムへ輸出されたフリゲートが搭載する「パラシ」は、近接高射ミサイルも装備された「フルスペック版」となりました。
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そこで、ロシア海軍の艦に搭載されている「パラシ」も、同様に近接高射ミサイル「ソスナ-R」を追加装備する事になりました。
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ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了した

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『タス通信』より
2019年2月11日7時11分配信
【ロシア連邦は艦載高射複合体「ポリメント-リドゥート」の国家試験を終えた】
モスクワ、2月11日/タス通信

艦載高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の国家試験は完了した。
月曜日、新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』は、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフの談話を引用して報じた。

「高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートの国家試験は完了しました」
コロリョーフ
は話した。

以前、『タス通信』は、開発物(ポリメント-リドゥート)は2019年前半に軍備採用されると防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「ポリメント-リドゥート」は、新たな電波位置測定システム「ポリメント」と垂直発射高射ミサイルを実装する複合体「リドゥート」を組み合わせたものである。
公開情報によると、これは、距離150kmへ到達する高射ミサイル9M96MDの使用が可能である。
この複合体は、2018年7月に1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」ロシア海軍へ補充されたプロジェクト22350フリゲートが装備する。
軍事船員は、このタイプの2番艦「アドミラル・カサトノフ」を2019年末までに受領するだろう。



[ロシア海軍の新世代艦対空ミサイル「リドゥート」/「ポリメント-リドゥート」]

3K96「リドゥート」/3K96-2「ポリメント-リドゥート」は、ソヴィエト連邦解体後に開発されたロシア海軍新世代高射ミサイル複合体であり、数種類の高射ミサイルを使用できます。

・遠距離高射ミサイル48N6E2:指令、慣性、セミアクティブレーダーホーミング、射程距離120km
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・遠距離高射ミサイル9M96E2:慣性、アクティブレーダーホーミング、射程距離120-150km
・中距離高射ミサイル9M96E:慣性、アクティブレーダーホーミング、射程距離40-50km
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・近距離高射ミサイル9M100:赤外線ホーミング、射程距離10-15km
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(ただし、簡易版の「リドゥート」では、おそらく9M96E9M100しか運用できない)


簡易版の「リドゥート」は、プロジェクト20380コルベットの2番艦「ソーブラジテルヌイ」(2011年10月14日就役)以降に装備されています。
(2008年2月27日に就役した1番艦「ステレグーシチー」「リドゥート」が間に合わなかった為、代わりに高射ミサイル-砲複合体「コールチク-M」を装備)
更には、改良型のプロジェクト20385コルベットプロジェクト20386コルベットにも装備されます。

ミサイルの管制や誘導は3座標レーダー「フルケ-2」により行なわれます。
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プロジェクト20380コルベット「リドゥート」ミサイル垂直発射機(計12基)
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フルスペック版の「ポリメント-リドゥート」は、プロジェクト22350フリゲート1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)に初めて装備されました。

ミサイルの管制や誘導は4面フェーズドアレイレーダー「ポリメント」により行なわれます。
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プロジェクト22350フリゲート「ポリメント-リドゥート」ミサイル垂直発射機(計32基)
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「ポリメント-リドゥート」の開発は相当難航したらしく、これが「アドミラル・ゴルシコフ」の就役を遅延させる事になりました。

2018年11月2日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、北方艦隊における「ポリメント-リドゥート」の国家試験中、様々なタイプの目標(つまり空中目標と海上目標)へ10回以上のミサイル発射が実施された事を明らかにしました。
『タス通信』より
2018年11月2日19時5分配信
【ショイグ:高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の国家試験中に10回以上のミサイル発射が実施された】

これは、北方艦隊へ配備されたプロジェクト22350フリゲート1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」による「ポリメント-リドゥート」のミサイル発射を指しています。
同艦は、2018年10月に「ポリメント-リドゥート」のミサイル発射を少なくとも3回実施しています。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で海上目標と空中目標を撃破した]
ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で空中目標を撃破した

これ以前~おそらくは、就役前の2018年5月初頭から7月初頭まで北方艦隊基地セヴェロモルスクに滞在していた期間~にも、「アドミラル・ゴルシコフ」「ポリメント-リドゥート」の発射試験を実施していたようです。

そして2019年2月11日、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、「ポリメント-リドゥート」の国家試験は完了した事を明らかにしました。
コロリョーフ提督は、これ以上詳しい事は話していませんが、おそらく、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」が2019年1月末から2月初頭までバレンツ海で各種演習を実施した際、「ポリメント-リドゥート」の最終試験も行なったようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海の演習で艦船支隊の旗艦を務めた]

「ポリメント-リドゥート」は2019年前半にロシア海軍へ制式採用されます。
[ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートは2019年前半に制式採用される]


今後、「ポリメント-リドゥート」プロジェクト22350フリゲートの他に、近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦2隻と重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」にも装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

ロシア海軍最新鋭のプロジェクト22350フリゲートは視覚-光学妨害ステーションを装備する

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『スプートニク』日本語版より
2019年2月2日16時30分配信
【ロシア海軍、幻覚発生兵器を導入】
これの元記事。


『タス通信』より
2019年2月2日18時39分配信
【ロシアの2隻のフリゲートは敵の目を眩ませる為のステーションを装備する】
モスクワ、2月2日/タス通信

ロシアの2隻のフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、敵の目を眩ませる為の視覚-光学妨害ステーション「フィリン」を装備する。
『タス通信』は土曜日にホールディングス『ロスエレクトロニカ』(『ロステフ』へ加入)広報サービスより伝えられた。

「ステーション(フィリン)は既にフリゲート"アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ"と"アドミラル・フロータ・カサトノフ"へ設置されています。
各フリゲートには、2基の装置複合体が設置されています。
同様の機器は、造船工場『北方造船所』で建造されている更なる2隻のフリゲートへ設置されます」

広報サービスは指摘した。

2018年にフリゲートへ設置されたステーションは、夜間及び薄暮時間帯に、「海軍の水上艦艇に対して使用される」視覚-光学及び光学電子の監視回線、更には近接戦闘兵器の照準の制圧が可能である。

この為に、視覚器官の一時的な妨害の為、光放射の明るさの変動が利用される。
「視覚神経を興奮させる事を考慮した放射の明るさの低周波変動は、視覚器官の一時的な可逆障害を引き起こします」
『ロスエレクトロニカ』
は話した。

ステーション「フィリン」の影響を試験する志願者は、機器が2キロメートルまでの距離に設置されている場合、標的への射撃照準を行なうのは不可能であると述べた。
彼らのほぼ半数は、吐き気、空間における方向感喪失の兆候、そして眩暈を訴えた。
更に20パーセントの志願者は、目の前に浮かぶ光の斑点の効果について話した。

装置は更に、夜間視覚機器、赤外線レーザー距離測定器を制圧する為に使用できる。
「明るさの高周波変調と組み合わせた可視及び一部の赤外線スペクトルの放射は、夜間視覚機器、赤外線レーザー距離測定器、対戦車誘導ロケットの照準システムの効果的な制圧を可能にします」
広報サービスは説明した。



[プロジェクト22350フリゲート(アドミラル・ゴルシコフ型) ]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍の為の新世代フリゲート、プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク『北方造船所』で4隻が起工され、1番艦は2018年7月28日に就役しました。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(417)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
2018年9月初頭に北方艦隊基地へ到着し、その後、度々バレンツ海で戦闘訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で機雷源突破訓練を行なった]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水しました。
2018年12月下旬から航行試験が行なわれています。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2回目の洋上試験の準備を始めた]
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工されました。

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]

3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]

プロジェクト22350は、今後、更に2隻が追加建造されるかもしれません。
[ロシア海軍は更に2隻のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートを追加発注するかもしれない]

その後、拡大発展型のプロジェクト22350Mの建造へ移行します。
[プロジェクト22350Mフリゲート(超ゴルシコフ型)]


プロジェクト22350は様々な新型兵器を装備していますが、その中に、今回の記事で取り上げられている視覚-光学妨害ステーション5P-42「フィリン」が有ります。

これは、近距離(有視界距離)において、文字通り敵の目を眩ませる為に使用されます。

つまり、有視界での戦闘時でのみ使用可能ですが、これをフリゲートへ装備するのは、おそらくは、テロリストの自爆ボート攻撃などへ対応する為でしょう。

ロシア海軍の新世代高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートは2019年前半に制式採用される


『タス通信』より
2018年11月26日21時22分配信
【情報筋:高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」は2019年前半に軍備採用される】
モスクワ、11月26日/タス通信

艦載高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」は、2019年前半に軍備採用される。
『タス通信』は月曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「2018年末には、この搭載艦の空中及び海上目標への射撃を実施しなければならない事を含め、プロジェクト20380コルベットで高射ミサイル複合体の全ての試験の完了が計画されております。
2019年前半には複合体は海軍へ軍備採用されます」

対談者は話した。

情報提供者は、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」が全ての新造及び近代化されるコルベット及びフリゲートクラスの戦闘水上艦へ装備されると説明した。
「更に高射ミサイル複合体は、修理及び近代化中の航空母艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフ及びピョートル・ヴェリキーへ設置されます」
対談者は付け加えた。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前、複合体の試験は、プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」で成功裏に完了した。
公開情報によると、現在、プロジェクト20380コルベットには、フェーズドアレイアンテナ方式電波位置測定ステーション(レーダー)「ポリメント」が無いヴァージョンの高射ミサイル複合体「リドゥート」が設置されている。

「ポリメント-リドゥート」は、垂直発射の艦載高射ミサイルシステムである。
公開情報によると、このシステムは、最大で150km離れた空中目標を撃破する高射ミサイル9M96MDの使用が可能である。



[ロシア海軍の新世代艦対空ミサイル「リドゥート」/「ポリメント-リドゥート」]

3K96「リドゥート」/3K96-2「ポリメント-リドゥート」は、ソヴィエト連邦解体後に開発されたロシア海軍新世代高射ミサイル複合体であり、数種類の高射ミサイルを使用できます。

・遠距離高射ミサイル48N6E2:指令、慣性、セミアクティブレーダーホーミング、射程距離120km
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・遠距離高射ミサイル9M96E2:慣性、アクティブレーダーホーミング、射程距離120-150km
・中距離高射ミサイル9M96E:慣性、アクティブレーダーホーミング、射程距離40-50km
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・近距離高射ミサイル9M100:赤外線ホーミング、射程距離10-15km
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(ただし、簡易版の「リドゥート」では、おそらく9M96E9M100しか運用できない)

簡易版の「リドゥート」は、プロジェクト20380コルベットの2番艦「ソーブラジテルヌイ」(2011年10月14日就役)以降に装備されています。
(2008年2月27日に就役した1番艦「ステレグーシチー」「リドゥート」が間に合わなかった為、代わりに高射ミサイル-砲複合体「コールチク-M」を装備)
更には、改良型のプロジェクト20385コルベットプロジェクト20386コルベットにも装備されます。
ミサイルの管制や誘導は3座標レーダー「フルケ-2」により行なわれます。
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フルスペック版の「ポリメント-リドゥート」は、プロジェクト22350フリゲート1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)に初めて装備されました。
ミサイルの管制や誘導は4面フェーズドアレイレーダー「ポリメント」により行なわれます。
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「ポリメント-リドゥート」の開発は相当難航したらしく、これが「アドミラル・ゴルシコフ」の就役を遅延させる事になりました。

2018年11月2日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、北方艦隊における「ポリメント-リドゥート」の国家試験中、様々なタイプの目標(つまり空中目標と海上目標)へ10回以上のミサイル発射が実施された事を明らかにしました。
『タス通信』より
2018年11月2日19時5分配信
【ショイグ:高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」の国家試験中に10回以上のミサイル発射が実施された】

これは、北方艦隊へ配備されたプロジェクト22350フリゲート1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」による「ポリメント-リドゥート」のミサイル発射を指しています。
同艦は、2018年10月に「ポリメント-リドゥート」のミサイル発射を少なくとも3回実施しています。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバレンツ海で高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"を発射した]
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で海上目標と空中目標を撃破した]
ロシア海軍北方艦隊の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は高射ミサイル"ポリメント-リドゥート"で空中目標を撃破した

これ以前~おそらくは、就役前の2018年5月初頭から7月初頭まで北方艦隊基地セヴェロモルスクに滞在していた期間~にも、「アドミラル・ゴルシコフ」「ポリメント-リドゥート」の発射試験を実施していたようです。

「ポリメント-リドゥート」は2019年前半にロシア海軍へ制式採用されます。

今後、「ポリメント-リドゥート」プロジェクト22350フリゲートの他に、近代化改装される重原子力ロケット巡洋艦2隻と重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」にも装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2022年に完了する]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年に始まる]
[近代化改装されるウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは最新高射ミサイル複合体ポリメント-リドゥートを装備する]

潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーはロシア海軍へ制式採用された


『タス通信』より
2018年6月29日3時2分配信
【情報筋:ミサイル「ブラヴァー」は軍備採用された】
モスクワ、6月29日/タス通信

大陸間弾道ミサイルR-30「ブラヴァー」ミサイル複合体D-30は、試験成功の結果、2018年にロシア海軍へ軍備採用された。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「軍当局から課せられたテスト射撃プログラムは、完全かつ成功裏に実行され、ブラヴァーの信頼性が確認され、ミサイルの軍備採用の為の全ての障壁は除去されました。
決定に沿って、必要な文書へ署名されました」
対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

大陸間弾道ミサイルR-30「ブラヴァー」は、1990年代半ばに『モスクワ熱科学研究所』により開発された。
設計主任はユーリー・ソロモノフアレクサンドル・スホドリスキーである。
メディアによると、これは3段固定燃料ロケットであり、6個までの個別誘導戦闘ブロック(弾頭)を搭載できる。
プロジェクト955「ボレイ」原子力潜水艦の為の兵装として意図されており、各潜水艦は16基の発射装置を有する。

合計で2005年から約30回のミサイルR-30の発射試験が行なわれ、この内のおよそ3回は、様々な技術的問題が伴った。
最後の試験は2018年5月22日に原子力潜水艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」により実施され、4基の「ブラヴァー」が一斉に発射された。
ミサイルの試験運用は、ロシア海軍プロジェクト955ロケット艦のトップが採用された2013年に始まった。



R-30「ブラヴァー」は、陸上用大陸間弾道ミサイルRT-2PM2「トーポリ-M」をベースにして『モスクワ熱技術研究所』が開発した潜水艦発射弾道ミサイルです。

プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦は、元々は『マケーエフ記念国立ロケットセンター』が設計した弾道ミサイルR-39UTTkh「バルク」を搭載する予定でしたが、その「バルク」の発射試験が一度も成功しなかった為、「バルク」の開発は中止されました。
[幻と消えたSLBM「バルク」]

そして1998年、「バルク」に代わる新たな弾道ミサイルとしてR-30「ブラヴァー」の開発がスタートしました。

しかし、『モスクワ熱技術研究所』潜水艦発射弾道ミサイルの開発経験が無く、開発予算も十分ではなかった為に陸上からのミサイル発射試験は一度も行なわれず(エンジンの試験のみ)、いきなり原子力潜水艦からの発射試験を行なうという強引な手法を取った為、初期には失敗を重ねました。

2010年以降には問題点は改正されたらしく、完全に試射が失敗したのは一度だけになりました。

R-30「ブラヴァー」は、現在までに26回の試射が実施され、この内の7回が完全な失敗に終わっています。

1回目:2004年9月23日-成功
2回目:2005年9月27日-成功
3回目:2005年12月21日-成功
4回目:2006年9月7日-失敗
5回目:2006年10月25日-失敗
6回目:2006年12月24日-失敗
7回目:2007年6月28日-成功
8回目:2008年9月18日-成功
9回目:2008年11月28日-成功
10回目:2008年12月23日-失敗
11回目:2009年7月15日-失敗
12回目:2009年12月9日-失敗
13回目:2010年10月7日-成功
14回目:2010年10月29日-成功
15回目:2011年6月28日-成功
16回目:2011年8月27日-成功
17回目:2011年10月28日-成功

18回目:2011年12月23日-成功
19回目:2013年9月6日-失敗
20回目:2014年9月10日-成功
21回目:2014年10月29日-成功
22回目:2014年11月28日-成功
23回目:2015年11月14日-成功
24回目:2016年9月27日-部分的に成功
25回目:2017年6月26日-成功
26回目:2018年5月22日-成功


14回目(2010年10月29日)までの発射試験はプロジェクト941UM重原子力戦略用途ロケット水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」から実施されましたが、15回目以降は「ボレイ」級戦略原潜3隻(ユーリー・ドルゴルーキー、アレクサンドル・ネフスキー、ウラジーミル・モノマーフ)から実施されています。

今回の記事に登場する「ロシア防衛産業企業体の情報提供者」によると、R-30「ブラヴァー」は、最近(2018年)にロシア海軍へ軍備採用(制式採用)されたとの事です。

2018年5月22日には4基の「ブラヴァー」の一斉発射が行なわれ、成功しましたが、この後に軍備採用されたようです。


これに対し、ロシアの著名な軍事評論家で『地政学問題高等学院』校長のコンスタンチン・シフコフ氏(元ロシア海軍1等海佐)は、「ブラヴァー」は2011年に軍備採用されていると反論しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年6月28日10時47分配信
【ミサイル「ブラヴァー」は7年前に軍備採用されていると専門家は言った】


これまでのソ連/ロシア潜水艦用弾道ミサイルが改良を繰り返して来たのと同様に、当然ながら「ブラヴァー」も、今後改良型が作られる事になります。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良される]

「ブラヴァー」の改良については、コストダウンや効率性のアップ(おそらくは命中精度の向上)の他に、最大射程距離が12000kmに伸び、弾頭重量も1.5倍以上(約1800kg)に増大します。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良され、射程距離と弾道重量が増加する]

ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている

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『イズベスチヤ』より
2018年5月15日0時1分配信
【水中無人機はクリミアで開発される】

フェオドシヤは最新海洋ロボットの試験の為の主要試験場となる。

最新の無人ロボット化複合体「クラヴェシン-2」の試験は、クリミアの海上試験場で始まっている。
複合体は既に公式の軍用インデックス2R52を受け取っており、これは、軍備採用の準備の高いステップを意味する。
更にフェオドシヤの試験場は、海洋ロボット複合体の試験の為に使用されている。
専門家の意見では、これ(フェオドシヤの試験場)の復活は、海軍の為の新たな機器の稼働の為の迅速な試験研究及び導入を可能にする。

海軍総司令部『イズベスチヤ』へ話したように、水中ロボット複合体2R52(更には「クラヴェシン-2」として知られている)は、フェオドシヤの海軍試験場で試験が行なわれている。
試験には、最近に黒海艦隊へ引き渡されたプロジェクト20360OS特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」が参加している。

「クラヴェシン-2」は、国内の自動無人水中装置の第2世代ファミリーである。
それは、見た目及び寸法が魚雷を彷彿とさせる前任者「クラヴェシン-1」よりも大きくて重い。
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外見はミニチュア潜水艦に見える自動無人水中装置2R52の全長は約7メートル、幅はおよそ1メートルである。
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その上には、さほど大きくない上部構造物が突き出ている。
装置の重量は約4トン。
潜航深度は6000メートルまで。
増加した寸法により、その自動化を高める事ができたと考えられている。
更に「クラヴェシン-2」は、より現代的かつ完全な機器を搭載する最初のモデルである。

自動無人水中装置2R52を作業実施場所へ運ぶ為、特殊原子力潜水艦が使用される。
新たなドローンは、近代化されたプロジェクト949AM原子力潜水艦及びプロジェクト09787特殊用途原子力潜水艦に改造されたBS-64「モスクワ州」の構成機器として加わらなければならない。

指定海域で無人機は搭載艦から分離し、事前に構成されたプログラムの下で作業へ取り掛かる。
その行動距離は、50kmまでと推定されている。
それは、新たな水中作業任務を促すオペレーターを必要とする。
「クラヴェシン-2」は、多様な機器~ソナー、電波電磁センサー、ビデオカメラ~を搭載できる。

「クラヴェシン-2」は多目的装置であり、海軍の為の広範囲の課題の解決を可能にすると独立海軍専門家アレクサンドル・モズゴヴォイは話した。

「この複合体は、大深度での海底調査が出来、例えば砕けた弾薬のような別々の物体の探索及び集積が可能です」
専門家は説明した。
「更にクラヴェシンは、水中情勢の偵察を行ない、艦船グループ或いは他のロボット機器複合体の為に海底の起伏のデータを収集する事が可能です」

新たな「クラヴェシン」のテストの為、フェオドシヤから遠くないクリミア沿岸の特殊水中調査固定区画が使用されている。
海域は水中火山が生成され、複雑な海底地形と大深度を有する。
この場所では更に、黒海艦隊の艦及び潜水艦の戦闘射撃及び海上演習が行なわれている。

アレクサンドル・モズゴヴォイが説明したように、クリミアはおそらく、海軍の為の新たなロシア製ロボット機器複合体及び他の機器の試験の為の主要な場所となる。

「この地域の気候及び天候条件は、事実上、ほぼ1年中作業を行なう事が可能であり、試験は著しく短縮されます」
専門家は指摘した。
「既に、必要な機器を有する特殊船が駐留しています」

ソヴィエト連邦フェオドシヤ試験場は、海軍の兵器テストの為の主要区域だった。
ここでは、新たな魚雷、深海爆弾などの試験が行なわれた。
この他、将来潜水艦の航行試験も実施された。
現在、フェオドシヤは、海洋兵器及び他のシステムの仕上げの為の作業を積極的に行なう主要区域へと変わっている。

以前、『イズベスチヤ』が書いたように、そこには既に、「セイゲル」及び「ヴィクトール・チェロコフ」といった特殊船が移転している。
それは、最新の遠隔制御水中装置、更には魚雷の断片及び折れて損傷した目標を引き揚げる為の機構を装備している。
船上には、最新の自動気象観測器「ペリスコープ」が設置されており、船の次の航路の天候を監視し、短期間でプログラムを形成する。



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自動無人水中装置2R52「クラヴェシン-2」は、ソ連/ロシア海軍潜水艦(主に戦略原潜通常動力潜)の設計を手掛けてきた海洋工学中央設計局『ルビーン』が開発している無人小型潜水艇であり、前作「クラヴェシン-1」の改良発展型です。

自動無人水中装置「クラヴェシン-1」
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「クラヴェシン-2」の母艦となるのは、2016年12月末に再就役した特務原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」(モスクワ州)か、2018年12月末に再就役予定の原子力科学調査潜水艦「ベルゴロド」になるようです。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

記事中で触れられているように、現在、「クラヴェシン-2」の試験は、クリミア半島フェオドシヤ海上試験場特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」を使って実施されています。
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ニジニ・ノヴゴロド造船工場『ヴォルガ』で建造されたプロジェクト20360OS特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」は2016年7月19日に就役し、当初はバルト艦隊に所属していましたが、2017年9月に黒海艦隊へ転属しました。

フェオドシヤ海上試験場は、ソ連邦時代には海軍の新兵器の試験場として使用されていましたが、ソ連邦解体後は運用が停止されました。
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2014年春にクリミア半島ロシア連邦へ復帰した後、フェオドシヤ海上試験場は再びロシア海軍の新兵器試験場として使われる事になりました。