ロシア海軍の新型無人潜水艇クラヴェシン-2の試験はクリミア半島のフェオドシヤで行なわれている

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『イズベスチヤ』より
2018年5月15日0時1分配信
【水中無人機はクリミアで開発される】

フェオドシヤは最新海洋ロボットの試験の為の主要試験場となる。

最新の無人ロボット化複合体「クラヴェシン-2」の試験は、クリミアの海上試験場で始まっている。
複合体は既に公式の軍用インデックス2R52を受け取っており、これは、軍備採用の準備の高いステップを意味する。
更にフェオドシヤの試験場は、海洋ロボット複合体の試験の為に使用されている。
専門家の意見では、これ(フェオドシヤの試験場)の復活は、海軍の為の新たな機器の稼働の為の迅速な試験研究及び導入を可能にする。

海軍総司令部『イズベスチヤ』へ話したように、水中ロボット複合体2R52(更には「クラヴェシン-2」として知られている)は、フェオドシヤの海軍試験場で試験が行なわれている。
試験には、最近に黒海艦隊へ引き渡されたプロジェクト20360OS特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」が参加している。

「クラヴェシン-2」は、国内の自動無人水中装置の第2世代ファミリーである。
それは、見た目及び寸法が魚雷を彷彿とさせる前任者「クラヴェシン-1」よりも大きくて重い。
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外見はミニチュア潜水艦に見える自動無人水中装置2R52の全長は約7メートル、幅はおよそ1メートルである。
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その上には、さほど大きくない上部構造物が突き出ている。
装置の重量は約4トン。
潜航深度は6000メートルまで。
増加した寸法により、その自動化を高める事ができたと考えられている。
更に「クラヴェシン-2」は、より現代的かつ完全な機器を搭載する最初のモデルである。

自動無人水中装置2R52を作業実施場所へ運ぶ為、特殊原子力潜水艦が使用される。
新たなドローンは、近代化されたプロジェクト949AM原子力潜水艦及びプロジェクト09787特殊用途原子力潜水艦に改造されたBS-64「モスクワ州」の構成機器として加わらなければならない。

指定海域で無人機は搭載艦から分離し、事前に構成されたプログラムの下で作業へ取り掛かる。
その行動距離は、50kmまでと推定されている。
それは、新たな水中作業任務を促すオペレーターを必要とする。
「クラヴェシン-2」は、多様な機器~ソナー、電波電磁センサー、ビデオカメラ~を搭載できる。

「クラヴェシン-2」は多目的装置であり、海軍の為の広範囲の課題の解決を可能にすると独立海軍専門家アレクサンドル・モズゴヴォイは話した。

「この複合体は、大深度での海底調査が出来、例えば砕けた弾薬のような別々の物体の探索及び集積が可能です」
専門家は説明した。
「更にクラヴェシンは、水中情勢の偵察を行ない、艦船グループ或いは他のロボット機器複合体の為に海底の起伏のデータを収集する事が可能です」

新たな「クラヴェシン」のテストの為、フェオドシヤから遠くないクリミア沿岸の特殊水中調査固定区画が使用されている。
海域は水中火山が生成され、複雑な海底地形と大深度を有する。
この場所では更に、黒海艦隊の艦及び潜水艦の戦闘射撃及び海上演習が行なわれている。

アレクサンドル・モズゴヴォイが説明したように、クリミアはおそらく、海軍の為の新たなロシア製ロボット機器複合体及び他の機器の試験の為の主要な場所となる。

「この地域の気候及び天候条件は、事実上、ほぼ1年中作業を行なう事が可能であり、試験は著しく短縮されます」
専門家は指摘した。
「既に、必要な機器を有する特殊船が駐留しています」

ソヴィエト連邦フェオドシヤ試験場は、海軍の兵器テストの為の主要区域だった。
ここでは、新たな魚雷、深海爆弾などの試験が行なわれた。
この他、将来潜水艦の航行試験も実施された。
現在、フェオドシヤは、海洋兵器及び他のシステムの仕上げの為の作業を積極的に行なう主要区域へと変わっている。

以前、『イズベスチヤ』が書いたように、そこには既に、「セイゲル」及び「ヴィクトール・チェロコフ」といった特殊船が移転している。
それは、最新の遠隔制御水中装置、更には魚雷の断片及び折れて損傷した目標を引き揚げる為の機構を装備している。
船上には、最新の自動気象観測器「ペリスコープ」が設置されており、船の次の航路の天候を監視し、短期間でプログラムを形成する。



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自動無人水中装置2R52「クラヴェシン-2」は、ソ連/ロシア海軍潜水艦(主に戦略原潜通常動力潜)の設計を手掛けてきた海洋工学中央設計局『ルビーン』が開発している無人小型潜水艇であり、前作「クラヴェシン-1」の改良発展型です。

自動無人水中装置「クラヴェシン-1」
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「クラヴェシン-2」の母艦となるのは、2016年12月末に再就役した特務原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」(モスクワ州)か、2018年12月末に再就役予定の原子力科学調査潜水艦「ベルゴロド」になるようです。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

記事中で触れられているように、現在、「クラヴェシン-2」の試験は、クリミア半島フェオドシヤ海上試験場特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」を使って実施されています。
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ニジニ・ノヴゴロド造船工場『ヴォルガ』で建造されたプロジェクト20360OS特殊試験船「ヴィクトール・チェロコフ」は2016年7月19日に就役し、当初はバルト艦隊に所属していましたが、2017年9月に黒海艦隊へ転属しました。

フェオドシヤ海上試験場は、ソ連邦時代には海軍の新兵器の試験場として使用されていましたが、ソ連邦解体後は運用が停止されました。
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2014年春にクリミア半島ロシア連邦へ復帰した後、フェオドシヤ海上試験場は再びロシア海軍の新兵器試験場として使われる事になりました。
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ロシア海軍の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)ポセイドンは2メガトンの核弾頭を搭載する

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『タス通信』より
2018年5月17日11時44分配信
【情報筋:水中装置「ポセイドン」は2メガトンまでの威力の弾頭を搭載できる】
モスクワ、5月17日/タス通信

ロシアが作成している無人水中装置「ポセイドン」は、敵の海軍基地を破壊する為、2メガトンまでの威力の核弾頭を搭載可能である。
木曜日、『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「魚雷型の多目的海洋システム"ポセイドン"は、様々な核爆弾を装着できます。
単一ブロック熱核反応弾頭の最大威力は、アヴァンガールトの弾頭~トリニトロトルエン(200万トン)に相当する2メガトン~に匹敵します」

対談者は『タス通信』へ話した。

彼は、核を装備する装置は「まず第一に、遠く離れた潜在敵の海軍基地の破壊の為に意図されている」と説明した。
核動力装置のお陰で、「ポセイドン」は、大陸間の距離の目標へ、深度1km以上、速力60-70ノット(時速110-130km)で進むと対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前に『タス通信』が他の「防衛産業」の情報提供者より伝えられたように、「ポセイドン」は、現行の2018年~2027年の国家軍備プログラムの枠組みにおいてロシア海軍へ軍備採用され、その搭載艦は、『セヴマシュ』で建造される新たな原子力潜水艦になる。

[「ポセイドン」]
ロシア
が核動力機関を有する無人水中装置を作成しているという事は、2018年2月のウラジーミル・プーチン大統領の連邦教書演説において初めて発表された。
その後、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは、この兵器は、敵の領域付近の海域における海軍の広範囲の課題の解決を可能とし、照準システムは、高い精度での装置の目標への自動発進を可能にすると説明した。

装置「ポセイドン」は、搭載艦~原子力潜水艦を含め、大洋多目的システムと呼ばれる。
無人機は、国防省サイトの公開投票により命名された。



[ロシア海軍の為の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)の開発は進められている]
2018年3月1日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は教書演説を行ない、この中で、ロシアが開発中の各種新兵器に言及しました。
『タス通信』より
2018年3月1日18時25分配信
【プーチンが話したロシアの超兵器はどのようなものか】

この演説の中でプーチン大統領は、ロシア海軍「無人水中装置」について話しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年3月1日13時36分配信
【プーチンは水中システムの為の新たな原子力推進について話した】


プーチン大統領教書演説の後、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将「無人水中装置」について記者団へ説明しました。

コロリョーフ提督は、この原子力推進「無人水中装置」「大洋多目的システム」と呼んでおり、原子力潜水艦に搭載され、敵の領域付近で使用されると述べています。

この「大洋多目的システム」は、おそらく、数年前から開発が噂されている大洋多目的システム「スタトゥース6」の事でしょう。

これは、2015年11月10日のプーチン大統領ロシア連邦軍首脳の会議について報じたニュース映像の中で「偶然」映った図面に描かれていたのが発端でした。
(動画の1:45から大洋多目的システム「スタトゥース6」の説明図が映っています)
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2015年11月12日20時17分配信
【知られざるプロジェクト「スタトゥース6」】


大洋多目的システム「スタトゥース6」は、敵の沿岸海域で核弾頭を爆発させる事により、沿岸領域を放射能汚染し、更には津波を発生させるなどの被害をもたらすことを目的とした兵器です。
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アメリカの一部メディアは、北方艦隊試験潜水艦「サロフ」(2008年8月7日就役)が2016年11月27日に「スタトゥース6」の発射試験を行なったと報じています。
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『ワシントンフリービーコン』より
2016年12月8日5時0分配信
【ロシアは核潜水ドローンをテストした】


その後、ロシア国防省は、この「原子力無人水中装置」などの公式に名前が付いていない新兵器の愛称を公募しました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年3月23日4時27分配信
【ロシアは新たな国産兵器の為の名前を公表した】

その結果、原子力無人水中装置「ポセイドン」と命名されました。

その他の候補には「アヴローラ」、「プリボイ」などが有りました。


大洋多目的システム(原子力無人水中装置)「ポセイドン」『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開発され、同プログラムの末までにロシア海軍へ制式採用されます。
「ポセイドン」の搭載艦は、セヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で建造される原子力潜水艦になります。
[大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)ポセイドンは『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開発され、ロシア海軍へ採用される]

「ポセイドン」は2メガトンの核弾頭を搭載し、遠く離れた(大陸間の距離の)潜在敵の海軍基地を破壊するのが目的との事です。
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大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)ポセイドンは『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開発され、ロシア海軍へ採用される


『タス通信』より
2018年5月12日10時1分配信
【情報筋:ロシア海軍は水中無人機「ポセイドン」を2027年までに軍備採用する】
モスクワ、5月12日/タス通信

核動力機関を有する無人水中装置「ポセイドン」は、現行の2018年~2027年の国家軍備プログラムの枠組みにおいてロシア海軍へ軍備採用され、その搭載艦は、『セヴマシュ』で建造される新たな原子力潜水艦になる。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「システム"ポセイドン"は、2027年までの国家軍備プログラムに含まれており、同プログラムの終末までにロシア海軍の戦闘編制へ導入されなければなりません。
その構成には、コンパクトな核動力機関を有する幾つかの高速深海魚雷が含まれます。
これを搭載するのは、『セヴマシュ』で建造されている原子力潜水艦になります」

対談者は話した。

情報提供者は搭載潜水艦のタイプを明らかにしなかったが、「それは第5世代潜水艦ハスキーでは無い」事を指摘した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

『セヴマシュ』では、少なくとも2隻の特殊用途原子力潜水艦が建造されている。
特に、公開情報によれば、未完成のプロジェクト949A原子力潜水艦「ベルゴロド」は、2012年12月に特殊プロジェクト09582として再起工され、無人及び友人の深海調査装置の搭載艦となる。
もう1隻の特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は2014年7月に起工された。
未確認データによると、潜水艦プロジェクト09851として建造され、様々な深海装置や、新たな兵器システムの搭載艦としての役割を演じる。

[装置「ポセイドン」]
ロシア
が核動力機関を有する無人水中装置を作成しているという事は、2018年2月のウラジーミル・プーチン大統領の連邦教書演説において初めて発表された。
その後、海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは、この兵器は、敵の領域付近の海域における海軍の広範囲の課題の解決を可能とし、照準システムは、高い精度での装置の目標への自動発進を可能にすると説明した。

コロリョーフによると、装置は搭載艦~原子力潜水艦も含め、大洋多目的システムと呼ばれる。
この水中装置~核動力機関~の基礎的要素試験は、既に成功裏に実施されており、そのお陰で、装置のエンジンは1000メートル以上の深度と高速を可能にし、敵から目立たないままである。
装置は、国防省サイトの公開投票により「ポセイドン」と命名された。



[ロシア海軍の為の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)の開発は進められている]
2018年3月1日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は教書演説を行ない、この中で、ロシアが開発中の各種新兵器に言及しました。
『タス通信』より
2018年3月1日18時25分配信
【プーチンが話したロシアの超兵器はどのようなものか】

この演説の中でプーチン大統領は、ロシア海軍「無人水中装置」について話しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年3月1日13時36分配信
【プーチンは水中システムの為の新たな原子力推進について話した】


プーチン大統領教書演説の後、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将「無人水中装置」について記者団へ説明しました。

コロリョーフ提督は、この原子力推進「無人水中装置」「大洋多目的システム」と呼んでおり、原子力潜水艦に搭載され、敵の領域付近で使用されると述べています。

この「大洋多目的システム」は、おそらく、数年前から開発が噂されている大洋多目的システム「スタトゥース6」の事でしょう。

これは、2015年11月10日のプーチン大統領ロシア連邦軍首脳の会議について報じたニュース映像の中で「偶然」映った図面に描かれていたのが発端でした。
(動画の1:45から大洋多目的システム「スタトゥース6」の説明図が映っています)
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2015年11月12日20時17分配信
【知られざるプロジェクト「スタトゥース6」】


大洋多目的システム「スタトゥース6」は、敵の沿岸海域で核弾頭を爆発させる事により、沿岸領域を放射能汚染し、更には津波を発生させるなどの被害をもたらすことを目的とした兵器です。
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アメリカの一部メディアは、北方艦隊試験潜水艦「サロフ」(2008年8月7日就役)が2016年11月27日に「スタトゥース6」の発射試験を行なったと報じています。
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『ワシントンフリービーコン』より
2016年12月8日5時0分配信
【ロシアは核潜水ドローンをテストした】


その後、ロシア国防省は、この「原子力無人水中装置」などの公式に名前が付いていない新兵器の愛称を公募しました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年3月23日4時27分配信
【ロシアは新たな国産兵器の為の名前を公表した】

その結果、原子力無人水中装置「ポセイドン」と命名されました。

その他の候補には「アヴローラ」、「プリボイ」などが有りました。


大洋多目的システム(原子力無人水中装置)「ポセイドン」『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開発され、同プログラムの末までにロシア海軍へ制式採用されます。

「ポセイドン」の搭載艦は、セヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で建造される原子力潜水艦になります。

現在、『セヴマシュ』では、2隻の特務原子力潜水艦の建造が進められています。

プロジェクト09852原子力科学調査潜水艦「ベルゴロド」:2012年12月20日再起工(元プロジェクト949A原子力水中巡洋艦K-329)/2018年末再就役予定
[原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」:2014年7月27日起工
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

双方とも無人水中装置の搭載が可能ですが、「ポセイドン」の搭載艦に適しているのは、モジュール設計により兵装を交換できる「ハバロフスク」でしょうか。
(公開されている動画を見る限りでは、搭載原潜は「ベルゴロド」に似ていますが)

ロシア海軍は2018年1月~3月に46基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月18日12時43分配信
【ロシア連邦海軍は(2018年)第1クオーター(1月-3月)に原子力潜水艦、46基のミサイル「カリブル」、3隻の艦船と2機のヘリコプターを受領した】
モスクワ、4月18日、インタファクス-AVN

ロシア海軍は、2018年第1クオーター(1月-3月)に原子力潜水艦、3隻の艦船、2機のヘリコプター、およそ50基のミサイル「カリブル」を受領した。
水曜日、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは、軍需製品統一受領の日に公表した。

「海軍に関しましては、修理を経たプロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦トゥーラ、補助艦隊の3隻の艦及び支援船、2機のヘリコプター、46基の作戦-戦術用途有翼ミサイル"カリブル"を受領しました」
ユーリー・ボリソフ
は話した。

特に、ムルマンスクでは、造船工場『北方造船所』で造られたプロジェクト23120後方支援船「エリブルス」を艦隊が受領し、北方艦隊潜水艦師団は、工場『ズヴェズドーチカ』で修理された後のプロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦「トゥーラ」を受領した。

この他、エカテリンブルク設計局『ノヴァトール』では、海洋配置有翼ミサイル「カリブル」の次の一群の発送が準備されていると国防次官は述べた。



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エカテリンブルク市『L.V.リュリエフ記念試験設計局ノヴァトール』により設計された有翼ミサイル「カリブル」(対地/対艦/対潜用)は、輸出用有翼ミサイル「クラブ」シリーズのロシア海軍向けヴァージョンです。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

元々は、ソ連海軍時代に配備された対地有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)をベースに開発されました。
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現在、ロシア海軍では、プロジェクト11356警備艦プロジェクト11661K警備艦「ダゲスタン」プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦プロジェクト06363潜水艦プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦「オブニンスク」に搭載されています。

今後も「カリブル」搭載艦は増加します。
[2020年末にはロシア海軍の約半数近くの軍艦が巡航ミサイル"カリブル"を装備しているだろう]


「カリブル」は、2015年10月初頭以降、シリア領内テロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)『アル=ヌスラ戦線』に対し、何度か実戦で使用されています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2015年10月7日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射(計26基)。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

・2015年11月20日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射(計18基)。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2015年12月8日黒海艦隊潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」地中海東部からシリアへ発射(計4基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2016年8月19日黒海艦隊小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」地中海東部からシリアへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]

・2016年11月15日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部からシリアへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年5月31日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアパルミラへ発射(計4基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年6月23日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアハマーへ発射(計6基)。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年9月5日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」地中海東部からシリアデリゾールへ発射(計6基)。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年9月14日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」地中海東部からシリアへ発射(計7基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年9月22日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」地中海東部からシリアイドリブへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはシリアのイドリブの『アル=ヌスラ戦線』へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年10月5日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「コルピノ」地中海東部からシリアへ発射(計10基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリア政府軍の攻勢を支援する為、デリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年10月31日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」地中海東部からシリアデリゾールへ発射(計3基)。

『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】

・2017年11月3日黒海艦隊潜水艦「コルピノ」地中海東部からシリアアブ・カマルへ発射(計6基)。
(同時にロシア航空宇宙軍爆撃機Tu-22M3が空爆)

『タス通信』より
2017年11月3日17時17分配信
【ロシア軍のTu-22M3と潜水艦「コルピノ」はシリアの『イスラム国』戦闘員へ打撃を与えた】


「カリブル」は、2016年前半(1月~6月)には計47基がロシア海軍へ納入されています。
[ロシア海軍は2016年前半に47基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]

2016年7月~9月の3ヶ月間には、「カリブル」超音速対艦ミサイル「オーニクス」を合わせて100基以上がロシア海軍へ納入されました。
[ロシア海軍は2016年7月-9月に100基以上の巡航ミサイル"カリブル"及び超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領した]

2017年4月~6月の3ヶ月間には計60基の「カリブル」が引き渡されました。
[ロシア海軍は2017年4月~6月に60基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]

そして今回、ユーリー・ボリソフ国防次官は、2018年1月~3月の3ヶ月間に計46基の「カリブル」ロシア海軍へ引き渡された事を公表しました。


今回、ユーリー・ボリソフ国防次官は、「カリブル」以外にロシア海軍が今年1月~3月に受領した艦船やヘリコプターにも触れています。

プロジェクト23120多機能後方支援船の1番船「エリブルス」が海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役したのは4月9日ですが、その前(2018年3月末頃)に造船所から海軍への納入証書への署名は行われていたようです。
[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

セヴェロドヴィンスクで寿命延長近代化改装が行なわれていた戦略用途原子力水中巡洋艦「トゥーラ」は、2017年12月末に工事を完了し、2018年初頭に北方艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦トゥーラの近代化改装は完了した]

「2機のヘリコプター」は、おそらくは近代化改装された艦載ヘリコプターKa-27Mの事でしょう。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに約50機の近代化された艦載ヘリコプターKa-27Mを受領する]

ロシア海軍黒海艦隊のロケット艇シューヤは新型の高射複合体パーンツィリ-Mの試験艇となる

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『イズベスチヤ』より
2018年3月21日0時1分配信
【「シューヤ」は海の「パーンツィリ」を受け入れる】

高射複合体の艦載ヴァージョンの試験はロケット艇で行なわれる。

大型ロケット艇「シューヤ」は、新たな高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」の為の「洗礼親」となる。
黒海艦隊へ加わっている艦艇には、高射ミサイル-砲複合体の最初の実験用見本が設置される。
それは、海上、地上、空中目標へのミサイル発射及び砲射撃を含む完全なサイクル試験を実施する。
地上用の「パーンツィリ-S」と比べ、海上版は目標の探知距離及び射撃距離が増加している。
専門家の意見では、最新兵器のお陰でロシア艦艇は、空中を移動する全て~有翼ミサイル、航空機、ヘリコプター、無人機、航空爆弾からの信頼できる防護を得る。
複合体は、敵艦及び無人艇にも動作できる。

『イズベスチヤ』へ海軍総司令部が話したように、プロジェクト12417ロケット艇「シューヤ」(R-71、舷側番号962)への高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ」設置の作業は、既にクリミアの造船企業の1つで始まっている。
戦闘モジュール複合体、電波位置特定ステーションと他の機器は、以前に前世代の海上高射ミサイル-砲複合体「コールチク」の構成体が取り付けられていた支台及び基礎へ据え付けられる。
この複合体(コールチク)は15年以上前に廃止され、「シューヤ」からは以前に取り外されていた。
「パーンツィリ-M」の配置は2018年に完了する予定であり、その後、艇は黒海で試験を開始する。

「パーンツィリ-M」は、昨年にサンクトペテルブルクで開催された国際海軍サロン(IMDS)で初めて展示された。
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開発者は、海上の同類は過去にシリアで経験を積んだ地上用の「パーンツィリ-S1」に全ての項目で「根本的に」優ると語った。
電波位置特定ステーションの新たな複合体は、75kmまでの距離の目標を「視認する」。
新たな複合体は、艦の半径40km(「パーンツィリ-S1」では20km)及び高度15kmに突破不能の円形の作成を可能にする。
高射ミサイル-砲複合体は、秒速1000km(時速3600km)で飛翔する目標4個へ同時に射撃できる。

「パーンツィリ-Mは、海上でロシア艦が直面する可能性のある全ての現代の脅威へ最も完全に対処します」
軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフ
は指摘した。
「これは、超音速及び亜音速の対艦ミサイルからの効果的な防護です。
それは、通常の航空機及びヘリコプターと、海上および空中の無人機へ簡単に対処します」


新たな高射ミサイル-砲複合体は、最新のプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦にとって、様々な用途及びランクの空中物体からの信頼できるカバーとなる事ができる。
国防省次官ユーリー・ボリソフは、同プロジェクシリーズの3隻の艦が、海の「パーンツィリ」を得ると述べた。
高射複合体は、将来コルベット、フリゲート、駆逐艦、そして当然ながら、ヘリコプター母艦、巡洋艦、砕氷船を含め、より大きなトン数の艦を防護できる。

ロケット艇「シューヤ」は、1983年に中部ネヴァ川造船工場で建造された。
その排水量は495トンである。
艇は42ノット(時速78km)の速力を発揮でき、港へ寄港せずに1600海里を20ノットの速力で航行できる。
その兵装は、2.5トンの対艦ミサイル「テルミート」の2連装発射装置2基である。
艇は、41名から成る乗組員に制御される。
1985年、艦艇は黒海艦隊の一員として勤務に就いた。
それは、カランチノイ湾(セヴァストーポリ)に駐留する第41ロケット艇旅団へ加入した。
近年、R-71は、艦の対空防衛部門の訓練の為に常時使われている。
それは、射撃演習の際の標的として使用する為、論理的にも古くなっているミサイル「テルミート」の発射を行なっている。



ロシア黒海艦隊大型ロケット艇R-71「シューヤ」(1985年8月23日就役)は、記事中で触れられているように、就役当初は高射ミサイル-砲複合体「コールチク」の海上試験に従事していました。
[「コールチク」CIWS試験艇R-71]

試験終了後、「コールチク」は撤去され、以後は黒海艦隊の水上艦の対空防衛演習の際、標的として対艦ミサイル「テルミート」を発射するのが任務となりました。

2017年初頭からはセヴァストーポリ第13艦船修理工場へ入り、修理中です。
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高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」は、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-S1」(SA-22グレイハウンド)の艦載ヴァージョンです。



「パーンツィリ-M」の生産は始まっており、間もなくロシア海軍への引き渡しが始まります。
[新型高射複合体パーンツィリ-MEの量産が始まる]
[ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する]



「パーンツィリ-M」は、未だ海上での試験は行われておらず、この為、過去に前世代の高射ミサイル-砲複合体「コールチク」の海上試験を行ない、現在はドック入りしているロケット艇R-71「シューヤ」「パーンツィリ-M」試験艇に選ばれたようです。

ロシア海軍の為の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)の開発は進められている

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『タス通信』より
2018年3月1日19時37分配信
【(ロシア)海軍の原子力水中装置は敵の領域付近における課題を解決する】
モスクワ、3月1日/タス通信

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンが木曜日に教書で話した無人水中装置の存在は、(ロシア)海軍の敵の領域付近における課題の解決を可能にする。
(ロシア)海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は報道陣へ伝えた。

「この兵器の存在は、遠海ゾーン、敵の領域付近の海域における海軍の広範囲の課題の解決を可能にします」
彼は話した。

「この兵器の為に特別に作成される照準システムは、水中装置の目標への自動発進と、高い精度での攻撃を行なう能力を提供します」
コロリョーフ
は説明した。

提督は、装置が搭載艦~原子力潜水艦を含め、大洋多目的システムと呼ばれると話した。
現時点で「この水中装置~核動力機関~の基礎的要素試験は成功裏に実施されています」
総司令官は指摘し、無人水中装置のエンジンは大深度(1000メートル以上)と高速を可能にし、敵から目立たないままである事を強調した。

総司令官は、この装置は事実上無制限の航続距離を有し、小さな範囲及び高い機動性を持ち、隠密に発進して施設の攻撃が可能であることを指摘した。
提督によると、デザインは提示されており、この装置の迎撃は事実上不可能である。

大洋多目的システムは、計画に沿って実施される全てのサイクル試験が完了してから海軍の戦闘編制へ導入される。
総司令官は、システムの全要素は、ロシア製複合体のみを用いて作成される事を指摘した。



2018年3月1日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は教書演説を行ない、この中で、ロシアが開発中の各種新兵器に言及しました。
『タス通信』より
2018年3月1日18時25分配信
【プーチンが話したロシアの超兵器はどのようなものか】

この演説の中でプーチン大統領は、ロシア海軍「無人水中装置」について話しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年3月1日13時36分配信
【プーチンは水中システムの為の新たな原子力推進について話した】


プーチン大統領教書演説の後、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将「無人水中装置」について記者団へ説明しました。

コロリョーフ提督は、この原子力推進「無人水中装置」「大洋多目的システム」と呼んでおり、原子力潜水艦に搭載され、敵の領域付近で使用されると述べています。

この「大洋多目的システム」は、おそらく、数年前から開発が噂されている大洋多目的システム「スタトゥース6」の事でしょう。

これは、2015年11月10日のプーチン大統領ロシア連邦軍首脳の会議について報じたニュース映像の中で「偶然」映った図面に描かれていたのが発端でした。
(動画の1:45から大洋多目的システム「スタトゥース6」の説明図が映っています)
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2015年11月12日20時17分配信
【知られざるプロジェクト「スタトゥース6」】


大洋多目的システム「スタトゥース6」は、敵の沿岸海域で核弾頭を爆発させる事により、沿岸領域を放射能汚染し、更には津波を発生させるなどの被害をもたらすことを目的とした兵器です。
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無論、ロシアは公式にその存在を認めてはいませんが、アメリカは、ロシアがこの兵器を開発を進めていると見ており、北方艦隊試験潜水艦「サロフ」(2008年8月7日就役)が2016年11月27日に「スタトゥース6」の発射試験を行なったと報じています。
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『ワシントンフリービーコン』より
2016年12月8日5時0分配信
【ロシアは核潜水ドローンをテストした】

ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1は2023年までに73基が生産される

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『タス通信』より
2018年2月28日14時49分配信
【ロシア連邦国防省は2023年までに新たなタイプの電池魚雷73基を発注する】
カスピースク/ダゲスタン、2月28日/タス通信

ダゲスタン工場『ダグジゼリ』は、2023年までにロシア海軍の為の73基の魚雷(UET-1)を生産する。
対応する契約は、水曜日にロシア連邦国家防衛発注保障部長アンドレイ・ヴェルニゴラ少将と『ダグジゼリ』取締役ラウリ・イリヤコフにより署名された。
ロシア軍当局は発表した。

「今、73基の製造について御話しいたしますと、この契約の費用は7億2000万ルーブルになり、それは2023年までに加入します。
最初の製品は、来年にロシア連邦国防省への供給が計画されていますが、契約により、前払いは今年になります。
従いまして、企業での量産開始は今年になります」
ロシア連邦軍
兵器管理総局長アナトリー・グリャエフ中将は契約署名後に報道陣へ話した。

「契約は長期に渡り、今のところは5年間になります。
生産設備の組み立ての完了について考慮すれば、我々は、企業が今年にこの作業を完了させる事を願っております。
生産能力の完全なる発揮について確認いたしますと、国防省は、この製品の購入量の増加の問題を確かに検討しています」

彼は説明した。

彼によると、UET-1は、戦闘及び技術的特性の増大した新たな汎用電池魚雷であり、それは、古い誘導電池魚雷USET-80を代替する。

ロシア連邦国防省は、UET-1は口径533mmの長距離航走魚雷であり、USET-80よりも高速であり、より有効に水中目標を探知すると説明した。
新たな製品の特長の中には、水上艦の航跡の探知と追尾能力、高速調整航行能力がある。



UET-1(汎用電池魚雷)は、1980年に制式採用されたUSET-80(汎用誘導電池魚雷)の直接の後継となる電池航走魚雷です。
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UET-1の詳しい性能は明らかにされていませんが、「ウェーキ・ホーミング」機能(航跡追尾機能)が備わっているようです。

2018年2月28日に署名された契約により、ダゲスタン共和国カスピースクに在る『ダグジゼリ』は、2023年末までに計73基のUET-1を生産します。
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ロシア海軍の新型魚雷には、この他に熱機関魚雷「フィジーク」/「フトリャル」も有ります。
新型誘導魚雷フィジークはロシア海軍へ制式採用された
[ロシア海軍の為の最新深海誘導魚雷フトリャルの試験は2017年末までに完了する]

ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は新たな2018-2027年の国家軍備プログラムにおいて開発を完了し、生産を開始する

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『タス通信』より
2017年12月19日11時29分配信
【情報筋:(ロシア)海軍の艦の為の極超音速ミサイル「ツィルコン」の開発は新たな国家軍備プログラムに含まれている】
モスクワ、12月19日/タス通信

ロシア海軍コルベット及びフリゲートの為の新たな極超音速対艦有翼ミサイル「ツィルコン」の開発は、2018年~2027年の新たな国家軍備プログラムの枠組みにおいて計画されている。
『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「新たな国家軍備プログラムの海洋部門の優先事項の1つは、有翼ミサイル"カリブル"及び極超音速ミサイル"ツィルコン"を含む高精度兵器を有するプロジェクト20385及び20386コルベットと、プロジェクト22350及び22350Mフリゲートの建造です」
対談者は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

ロシア海軍には5隻のプロジェクト20380コルベットが在り、更に5隻が建造中である。
近代化された2隻のプロジェクト20385コルベットと1隻のプロジェクト20386コルベットが起工された。

情報提供者は、これらの艦の発注は増加し、その建造には、カリーニングラード工場『ヤンターリ』が従事する事も有り得ると指摘した。
(現在、コルベットサンクトペテルブルク『北方造船所』アムール造船工場で建造されている)
『北方造船所』で建造されている4隻のプロジェクト22350フリゲートは、様々な準備段階に在る。

新たな国家軍備プログラムの枠組みにおいて
「全く新しい風貌の極超音速兵器の開発の完了と軍への引き渡しを保証する課題が存在します」
4月に(ロシア)国防省は公式に伝えた。
11月末、極超音速ミサイル「ツィルコン」ロシア連邦軍の装備として実現すると上院議員ヴィクトール・ボンダレフは発言した。

新たな国家軍備プログラムでは、兵器の供給に19兆ルーブル、同時に他へ1兆ルーブルの支出が提示されている。
新たなプログラムの優先事項は、核抑止力の発展と高精度兵器の軍への供給である。
12月18日の情報によると、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンのプログラムの最終版への署名は未だ受け入れられていない。

[ミサイル「ツィルコン」]
以前に他の防衛産業企業体の情報提供者が『タス通信』へ伝えたように、ミサイル「ツィルコン」は、ミサイル「カリブル」及び「オーニクス」の為にも使用される発射装置3S14を有する汎用艦載射撃複合体により発射できる。
この複合体は、プロジェクト20385コルベット及びプロジェクト22350フリゲートに設置されている。

「ツィルコン」の射程距離は、公開情報によると、約400キロメートルに達する:ミサイルの最大速度はマッハ4~6を指し示している。
『防衛産業』の情報提供者が『タス通信』へ指摘したように、4月にミサイル「ツィルコン」は飛翔試験で音速の8倍に到達した。



極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」(ジルコン、風信子石)は、以前に長距離超音速有翼ミサイル「バザーリト」/「ヴルカーン」「グラニート」、そして超音速ミサイル「オーニクス」を開発した科学生産合同『機械製造』が新たに開発しているミサイルです。
[長距離打撃ミサイル複合体バザーリト/ヴルカーン]
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

科学生産合同『機械製造』は、長距離超音速有翼ミサイル「グラニート」の直接の後継となる筈だった「ボリード」(最大射程800km、飛翔速度マッハ4)の開発を1980年代末から開始し、1991年にはエンジンの最初の試験が行われたのですが、1990年代末には開発は中止されました。

「ツィルコン」の開発には、「ボリード」の開発作業の経験もフィードバックされているようです。


「ツィルコン」に関しては、ミサイルの名前以外の確たる情報は出ていませんが、射程距離は400~500km程度、飛翔速度はマッハ5~マッハ6になるようです。

一説によると、ロシア・インド共同開発極超音速ミサイル「ブラーモス-II」ロシア向けヴァージョンとの事です。
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「ツィルコン」の発射試験は既に開始されています。
[ロシア海軍の為の極超音速巡航ミサイル"ツィルコン"の試験が始まった]

「ツィルコン」の試験は2015年秋から始まっており、アルハンゲリスク州ネノクサ村に在るロシア海軍ミサイル発射試験場で発射試験が行なわれているようです。
[ロシア海軍の為の巡航ミサイルは試射中にアルハンゲリスク州ネノクサ村の住宅へ落下した]
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「ツィルコン」の発射試験は秘密裡に行なわれていますが、2016年4月に行なわれた試験では最大速度マッハ8を記録しました。
[ロシア海軍の為の極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"は発射試験で最大速度マッハ8に達した]

「ツィルコン」の試験完了と生産開始は、2018年からスタートする新たな国家軍備プログラム(2018-2027年の国家軍備プログラム)において実現する事になります。


「ツィルコン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」対地/対艦巡航ミサイル「カリブル」の両方を発射できる汎用垂直発射機3S-14UKSKから発射できます。
(つまり、「カリブル」「オーニクス」と発射機を共有できる)

「ツィルコン」は、今後に大規模な近代化改装が行なわれる重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に装備されます。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備するかもしれない]

現在、大規模な近代化改装が行なわれている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」も装備する事になります。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2021年までの完了が予定されている]

大規模な近代化改装が行なわれる4隻のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級巡航ミサイル原潜)にも装備されます。
[ロシア海軍のプロジェクト949A原子力水中巡洋艦(オスカーII級)は近代化改装により極超音速対艦ミサイル"ツィルコン"を装備する]

「ツィルコン」は、実質的には「グラニート」の後継という位置付けになるようです。

この他、現在、設計作業が進められており、2020年代から建造が始まるロシア海軍第5世代原子力潜水艦「ハスキー」級にも装備されます。
[ロシア海軍の第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の1番艦は2023~2024年に起工される]

更には、航空機発射型地上発射型も構想されているようです。

ロシア海軍は最初の新型高射複合体パーンツィリ-MEを受領する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年9月29日12時6分配信
【(ロシア)海軍は間もなく最新複合体「パーンツィリ-ME」の最初の一群を受領する】
トゥーラ、9月29日-ロシア通信社ノーボスチ

海洋高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-ME」の最初の一群は、間もなくロシア連邦海軍へ軍備採用される。
金曜日、ホールディングス『高精度複合体』(この複合体を製造している『機器製造設計局』へ含まれている)総取締役アレクサンドル・デニソフは報道陣へ伝えた。

「全ては国家契約に沿っており、間もなく全ての人が全てを知る事になるでしょう」
彼は、最初の引き渡し時期に関する記者の質問に答え、こう話した。

「パーンツィリ-ME」は、1秒間に1000メートルまでの速度で飛行する目標を同時に4個まで攻撃する事が可能であり、反応時間は3~5秒である。
海洋「パーンツィリ」のミサイル兵器は、20キロメートルまでの距離、高度2メートルから15キロメートルまでの目標を攻撃できる。
砲兵器は、4キロメートルまでの距離、高度0から3キロメートルまでである。

複合体の特徴には、ミサイル射撃中に「目標へ命中しなかったか、或いは撃破が不十分」である事が判明した場合、自動モードで砲兵器を目標へ発射する事も含まれる。



「パーンツィリ-S1」(SA-22グレイハウンド)は、ロシア最新高射ミサイル-砲複合体です。



「パーンツィリ-S」は様々なヴァージョン(ロシア空挺軍、ロシア海軍、ロシア空軍、ロシア陸軍向け)が計画されています。
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ロシア海軍向けの艦載ヴァージョンも開発されています。
[パーンツィリ-Mは近い将来にロシア海軍へ採用される]
[ロシア海軍は2016年から高射複合体パーンツィリ-Mを受け取る]
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mの生産準備は進められている]

2015年8月下旬には、「パーンツィリ-M」の最初の購入契約が締結されています。
[ロシア海軍の為に3基の新型高射複合体パーンツィリ-Mが発注される]

「パーンツィリ-M」を最初に装備する艦は、現在、大規模な近代化改装が行なわれている北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」になります。
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは近代化される重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフに搭載される]

「パーンツィリ-M」は、今年(2017年)末までにロシア海軍へ軍備採用(制式採用)されます。
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは2017年末までに制式採用される]

既に「パーンツィリ-ME」の生産は始まっており、間もなくロシア海軍への引き渡しが始まります。
[新型高射複合体パーンツィリ-MEの量産が始まる]

ロシア海軍は2017年4月~6月に60基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年7月26日19時40分配信
【(ロシア)軍は2017年第2クオーター(4月-6月)に60基の有翼ミサイル「カリブル」を受領した】

2017第2クオーター(4月-6月)に、業界は軍へ複合体「カリブル」の為の60基の海洋配置有翼ミサイルを引き渡した。
(ロシア)国防相セルゲイ・ショイグは、統一軍事製品受領日のオープニングで表明した。


この期間中に引き渡された機器には、更に、11機の航空機、6機のヘリコプター、9基の電波位置特定ステーション(レーダー)、プロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、プロジェクト955ロケット水中巡洋艦の為の2隻の泊地艇重浮揚桟橋が含まれると『Lenta.ru』は伝えた。

ミサイル複合体「カリブル-NK」は、汎用艦載射撃複合体単一垂直発射装置から複数のタイプのミサイルを同時に使用する為に意図されている。
潜水艦の533mm魚雷発射管からミサイル発射を行なう「カリブル-PL」のヴァージョンが有る。

「カリブル」の弾薬には、最大射程距離375kmの対艦ミサイル3M54(超音速突入弾頭)と、地上目標攻撃の為の亜音速ミサイル3M14(最大射程距離2600km)が含まれる。



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『L.V.リュリエフ記念試験設計局ノヴァトール』により設計された有翼ミサイル「カリブル」(対地/対艦/対潜用)は、輸出用有翼ミサイル「クラブ」シリーズのロシア海軍向けヴァージョンです。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

元々は、ソ連海軍時代に配備された対地有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)をベースに開発されました。
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現在、ロシア海軍では、プロジェクト11356警備艦プロジェクト11661K警備艦「ダゲスタン」プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦プロジェクト06363潜水艦プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦「オブニンスク」に搭載されています。

今後も「カリブル」搭載艦は増加します。
[2020年末にはロシア海軍の約半数近くの軍艦が巡航ミサイル"カリブル"を装備しているだろう]


「カリブル」は、2015年10月以降、シリア領内テロ組織に対し、何度か実戦で使用されています。

・2015年10月7日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

・2015年11月20日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2015年12月8日黒海艦隊潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」地中海東部からシリアへ発射。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2016年8月19日黒海艦隊小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」地中海東部からシリアへ発射。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]

・2016年11月15日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部からシリアへ発射。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年5月31日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアへ発射。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年6月23日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアへ発射。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


「カリブル」は、2016年前半(1月~6月)には計47基がロシア海軍へ納入されています。
[ロシア海軍は2016年前半に47基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]

2016年7月~9月には、「カリブル」と超音速対艦ミサイル「オーニクス」を合わせて100基以上がロシア海軍へ納入されました。
[ロシア海軍は2016年7月-9月に100基以上の巡航ミサイル"カリブル"及び超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領した]

そして2017年4月~6月の3ヶ月間には計60基が引き渡されました。
単純に計算して「カリブル」は1ヶ月に20基のペースで生産されている事になります。
おそらく、主に生産されているのは地上攻撃タイプの3M14でしょう。