ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年11月21日19時15分配信
【メディアは「アドミラル・クズネツォフ」の戦闘機の墜落の理由について伝えた】

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の戦闘機MiG-29KRは、両方のエンジンが突然に止まった後に海へ落ちた。
『ガゼータ・ロシア』は艦上飛行組織に精通している情報提供者より伝えられた。


航空機は着艦に失敗する前、飛行甲板上の航空機拘束装置のケーブルが切断されたが故に2度の周回飛行を行なっていた。
航空機が待機ゾーンに居る時、両方のエンジンが止まったと同紙は述べている。
予備情報によると、燃料の流入が停止したという。

その日、航空巡洋艦から3機のMiG-29KRが飛び立った。
1機目の戦闘機は何事も無く着艦を行なった。
2機目のMiG-29KRは、航空機拘束装置の2本目のケーブルへ引っ掛けたものの、それを切断してしまい、最終的には4本目の予備ケーブルのみを捕捉した。
2本目のケーブルが切れて3本目に絡みつき、航空機が着艦する際、これらを使用する事は不可能だった。

「アドミラル・クズネツォフ」航空機拘束装置には合計で4本のケーブルが有る。
航空機の着艦の際、それは12cm持ち上がる。
1本目のケーブルは、飛行甲板の端から46メートルの距離が有り、そこから互いに12メートル離れて2本のケーブルが有り、更に4本目のケーブル~予備~が有る。
パイロットは着艦を行なう際、航空機の特殊な制動鉤(フック)へ2本目のケーブルを引っ掛ける事が必要であり、そして3本目は尚の事良い。

11月13日夕方、ロシア「アドミラル・クズネツォフ」航空団の艦上戦闘機MiG-29KRシリア沿岸付近で墜落事故を起こした。
ロシア連邦国防省によると、航空機は訓練飛行中に艦の近くの水中へ落ちた。
機体を操縦していたのは経験豊富な飛行士であり、北方艦隊航空隊飛行安全サービス部長である。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約は、2012年2月29日に締結されました。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

MiG-29K/KUBの母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、艦上戦闘機MiG-29KR/MiG-29KUBRを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日に地中海へ向けて出航し、現在はシリア沖に居ます。
同艦には、少なくとも2機の単座型MiG-29K(47号機と49号機)と2機の複座型MiG-29KUB(52号機と53号機)が搭載されています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月13日には、MiG-29K/KUBと思しき航空機がイドリブ上空で目撃されています。


そしてモスクワ時間で11月13日17時30分頃、1機のMiG-29KR「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没したようですが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]


そして今回、墜落事故の原因が明らかにされました。
(ただし、非公式筋からの情報ですが)

11月13日には3機のMiG-29KRがフライトを行なっており、帰還する際、1機目は無事に着艦したのですが、2機目が着艦用ワイヤーの1本を切断してしまいました。

この為、3機目は続いてすぐに着艦する事が出来ず、上空で待機している間にエンジンへの燃料流入が止まった事に伴い、エンジンが両方とも突然止まり、失速して墜落しました。
待機している間に燃料が切れたようです。


事故から2日後の11月15日には「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33シリアへの空爆作戦へ参加しており、同艦から発着艦しているので、この時までに着艦拘束装置は修復されたようです。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日にもSu-33シリアへの空爆作戦へ参加しています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]
スポンサーサイト

地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した



『タス通信』より
2016年11月14日19時56分配信
【MiG-29は空母「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦の為に進入した際に事故により失われた】
モスクワ、11月14日/タス通信

戦闘機MiG-29Kは、地中海航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦の為に進入した際に事故により失われた。
タス通信が受け取ったロシア連邦国防省広報サービス発表では、こう述べられた。

「艦上戦闘機MiG-29Kが訓練飛行を行なっている際、航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフから数キロメートルで着艦の為の進入時に技術的障害の結果、航空機事故が発生しました」
声明では、こう述べられた。

「飛行士は脱出し、捜索救助サービス部隊によりアドミラル・クズネツォフ艦上へ送り届けられました。
パイロットは健康であり何の危険も有りません。
飛行士は任務遂行の準備が出来ております」

軍当局の広報サービスは説明した。

国防省は、ロシア航空艦グループ地中海での遠距離航海任務の遂行を続けており、艦上航空隊のフライトも継続されている事を強調した。

[航空機の特性]
MiG-29K
は、ソヴィエト、ロシア第4世代多目的超音速艦上戦闘機であり、MiG-29の発展プロジェクトである。

艦の飛行甲板から発艦できるソヴィエト社会主義共和国で初めての戦闘用航空機であり、通常の方法で滑走離陸する。
艦船連合部隊の対空防衛、航空優勢の獲得、水上及び地上目標の破壊の任務を昼夜問わず如何なる時間帯でも果たす為に意図されている。
1980年代に開発された。
設計主任ミハイル・ワリジェンベルクの指導下のA.I.ミコヤン記念試作設計局(現在は株式会社『ロシア航空機製造組合ミグ』)の集団が更なる近代化へ従事した。
ロシア海軍インド海軍の軍備として在籍している。
戦闘行動へは参加していない。

・航空機の全長-17.3メートル。
・全高-4.4メートル。
・翼幅-11.99メートル(全幅)或いは7.80メートル(空母へ収納時)。
・実用上昇限度-17500メートル。
・飛行移動距離-2000キロメートル、外部燃料タンク付きで3000キロメートル(MiG-29KUBは増槽付きで2700キロメートル)
・最大離陸重量- 24500キログラム。
・高空における最大速度-時速2200キロメートル(MiG-29KUBは時速2100キロメートル)


MiG-29Kは口径30mmの機関砲(弾数150発)で武装し、8ヶ所の懸架点は4500キログラムまで積載できる。
飛行ペイロードは、様々なタイプの「空対空」及び「空対地(空対艦)」航空機用ミサイル、誘導航空爆弾である。

戦闘機の生産ヴァージョンの機上電波電子機器には、電波位置特定ステーション(レーダー)「ジューク-ME」(10個までの空中目標を探知し、この内の4個へのミサイル同時誘導のサポートを提供する)に加えて航法システム「ウゼル」、自動監視・記録複合体「カラート」が含まれる。
航空機の機上には、ビデオ記録システム、メインエンジンを起動する事無く地上での機器検査の為の自律電力生成システムなどが設置されている。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約は、2012年2月29日に締結されました。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

MiG-29K/KUBの母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、艦上戦闘機MiG-29KR/MiG-29KUBRを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日に地中海へ向けて出航し、現在はシリア沖で艦載機の訓練飛行を行なっています。
同艦には、少なくとも2機の単座型MiG-29K(47号機と49号機)と2機の複座型MiG-29KUB(52号機と53号機)が搭載されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は作戦行動の事前調査の為にシリア上空を飛行する]
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーを中核とするロシア海軍空母機動部隊はシリア沖へ到着した]

11月13日には、MiG-29K/KUBと思しき航空機がイドリブ上空で目撃されています。



その訓練飛行の最中、1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
事故は、モスクワ時間で11月13日17時30分頃に発生したようです。
機体は海中に没したようですが、パイロットは無事に救助されました。

墜落の原因は「技術的な障害」としか述べられていませんが、MiG-29K自体に何らかの不具合が起こった可能性と共に、「アドミラル・クズネツォフ」の方の誘導システム~上記の新たな慣性航法システムなど~に不具合が発生した可能性も有るでしょう。


MiG-29K/KUBは、以前にも墜落事故を起こしています。

2014年12月4日、飛行試験中の艦上戦闘機MiG-29KUB試作機・204号機は、モスクワ州ヴォスクレセンスキー地区チェモドゥロヴォ村の近郊に墜落しました。
[モスクワ近郊で艦上戦闘機MiG-29KUB試作2号機は墜落した]
[モスクワ近郊で墜落した艦上戦闘機MiG-29KUB試作2号機のメインパイロットは死亡した]

2011年6月23日には、アストラハン地域MiG-29KUB試作1号機(947号機、2007年1月20日初飛行)が試験飛行中に墜落事故を起こしています。
(パイロットは2名とも死亡)

ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する

16-0806c.jpeg
『イズベスチヤ』より
2016年8月5日0時1分配信
【航空母艦クズネツォフはMiG-29の為の設備を追加する】

ユニークな座標表示システムは甲板での新たな戦闘機の使用を可能にする。
16-0803a.jpg

今年末までにシリア沿岸へ向かわなければならないロシア海軍のフラッグシップ~重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」では、現在、ユニークなシステムの設置作業が進められている。
これは、
艦上戦闘機MiG-29KRとMiG-29KUBRの離艦前の入力に適応した(海洋飛行士の用語で言う所の「記入する」)超精密座標慣性航法システムである。
必要な情報を受信しなければ、「ミグ」は高精度で敵目標を攻撃する事は出来ないのみならず、ロシア空母の甲板から発艦する事すら疑わしいだろう。

「現在、システムの設置作業は既に完全に進められています。
システムの準備が完全に整う正確な時期に関しましては、私から申し上げる事は出来ません。
ですが、シリアへの航海までには、全てが準備され、飛び回る事が出来るようになります」
ロシア海軍
の代理人は匿名を条件に『イズベスチヤ』へ話した。

最近まで「クズネツォフ」艦上には類似したシステムが設置されていた。
これは、戦闘機Su-33練習訓練機Su-25UTGの為にのみ動作する事が可能なより古いアナログ慣性システムであり、MiG-29KR/KUBRのデジタル慣性航法システムとは互換性が無かった。

最新の艦載システムは『ラメンスコエ機器製造設計局』が開発し、『イズベスチヤ』の対談者によると、多くの技術的解決策が用いられた製品は、インド航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の建造においてテストされた。

「システムの主な特徴は、それが最新のMiG-29KRの『慣性』のみならず、Su-33とSu-25UTGに設置された前世代のシステムでも同時に表示される事に有ります」
対談者は総括した。

16-0806f.jpg
ロシア連邦名誉試験飛行士ローマン・タスカエフ『イズベスチヤ』へ話したように、機上慣性システムは空間上での航空機の位置を算定する:針路、ローリング値、タンジェント値(航空機の縦軸と水平面の間の角度)、航空機の上昇あるいは降下状態の表示、そして他のフライト実行の為のみならず、最も重要なのは、爆撃及びミサイル発射に必要な一連の表示。
航空機の照準複合体は、空間での状況に関する慣性航法システムからのデータを受け取り、目標を攻撃する為に最適な位置を算出する。

「慣性航法システムは最も重要なシステムの1つであり、事実上、全ての航空機が有しており、衛星ナビゲーションを代替する事は不可能です。
ですが、『慣性』の動作を調整する為に、離艦前の初期の座標を入力する事は必要です」
タスカエフ
『イズベスチヤ』へ説明した。
「しかも、1秒の誤差は、その後の座標データの10メートルの不正確さをもたらします。
陸上飛行場からの航空機の離陸の課題については、事前に飛行場から通知された出発点の座標データを慣性航法システムへ入力すれば非常に簡単に解決出来ます。
しかし、海上の艦は移動しており、その針路は変更され、揺れます。
慣性航法システムを配置する際には、この全てを考慮する必要があります」


軍事史家で海軍の歴史に関する著書を記しているドミトリー・ボルテンコフによると、慣性航法システムを表示する最新艦載システムの設置無くしてロシアMiG-29KR/KUBRシリアの作戦へ参加する事は出来ない。

「ロシア海軍のMiG-29は、航空母艦クズネツォフの甲板からのフライトを行なっていません。
この機体を軍備として受領した第100艦上戦闘機連隊のパイロットのフライトは、未だエイスク及びサキの陸上飛行場からのみです」
ボルテンコフ
『イズベスチヤ』へ説明した。

同時に、専門家によると、『ラメンスコエ機器製造設計局』の製品のお蔭で、古いSu-33も、最新の「ミグ」と同時に効果的に動作し、ロシア海軍空母群旗艦は、広範囲の戦闘任務を効果的に果たす事が出来るようになる。

「Su-33については秘密でも何でもありません~これは、むしろ迎撃機であり、空中戦闘を行なう事は出来ますが、地上目標を攻撃する為の武装は無誘導ロケット弾及び通常爆弾のみであり、MiG-29KR/KUBRのように非常に効果的な高精度航空攻撃手段は使用できません」
ボルテンコフ
は指摘した。

航空機製造工業の消息筋が『イズベスチヤ』へ話したように、現在、世界で2つの国~ロシアアメリカ合衆国のみが、慣性航法システムを表示する現代的な艦載システムを有している。

「市場におけるこのようなシステムの提案の多くは、艦上ヘリコプターの為のものであり、これらの航空機は高い精度を必要としていません。
同時に、特殊な高精度兵器を搭載する艦上戦闘機は、その速度が毎時1000kmで測定される為、超精密座標のみを必要とします。
このような製品はアメリカのみが有しており、航空母艦や揚陸艦へ設置されております、そしてロシアも。
特に、手元のデータによりますと、フランスの航空母艦シャルル・ド・ゴールと、ブリテンが建造中のクイーン・エリザベスは、アメリカ合衆国が提示した複合体を発注しています」

対談者は指摘した。


[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の供給契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]


MiG-29Kのパイロットの養成は、クラスノダール地方エイスク市に建設された戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)行なわれました。
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
[ロシア海軍航空隊はエイスクで艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットを養成する]
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

そして2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
16-0806a.jpeg
16-0806b.jpeg
16-0806d.jpeg
16-0806e.jpeg

今回の記事ではMiG-29KR/MiG-29KUBRと呼ばれていますが、これはインド海軍向けのMiG-29K/MiG-29KUBと区別する為、ロシア海軍向けの機体に対して非公式に用いられている呼称です。
(R「ロシア」の頭文字)


MiG-29K/KUBの母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」は、2016年前半はムルマンスク第35艦船修理工場でオーバーホールが行なわれ、6月下旬からバレンツ海で訓練を開始し、7月1日以降は艦載機の飛行訓練も行われています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されており、現在、その為の準備が進められています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征の準備を行なっている]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの地中海遠征は2016年10月よりも早くはならない]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの地中海遠征は約4ヶ月間に渡る]

地中海東部へ進出した「アドミラル・クズネツォフ」は、シリア領内のISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加します。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月から2017年1月までISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加する]

今年の地中海遠征には艦上戦闘機MiG-29K/KUBの参加も予定されておりますが、これに先立ち、「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが設置されました。
(MiG-29K/MiG-29KUBは2009年9月28日と29日に「アドミラル・クズネツォフ」で発着艦試験を行なっており、ただ単に発着艦するだけなら可能ですが)

MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた

16-0323c.jpg
16-0323b.jpg
16-0323d.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年3月23日11時49分配信
【新たな甲板戦闘機連隊は戦闘訓練を開始した】

エイスクでは、再び編成された第100艦上航空機連隊の甲板戦闘機MiG-29KRの最初のフライトが始まった。

第100航空連隊の飛行士は、業界から受領した甲板戦闘機MiG-29KR及びMiG-29KUBRのマスターを始めており、フライトは3月20日・日曜日に開始された。
『Lenta.ru』は現地メディアを引用して報じた。

第100独立艦上戦闘機航空連隊は、2016年1月にロシアで再編成された。
同隊は多目的戦闘機MiG-29の甲板ヴァージョンで武装している。
連隊のサイクル戦闘訓練完了後、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で使用する為、エイスクから北方艦隊へ移動する。

最初の第100艦上機連隊は、ソヴィエト社会主義共和国連邦クリミアサキ飛行場で1986年に創設された。
軍備として航空機MiG-29、Su-27、Su-25を有していた。
1992年春に連隊ウクライナへ宣誓を誓い、1996年には解散した。
ウクライナ軍での勤務を望んでいない隊員(最初の連隊司令チムール・アパキージェを含む)は、北方艦隊で1993年に創設された新たな第279艦上航空連隊の基礎となった。

MiG-29KR/KUBRは、多目的戦闘機MiG-29K/KUB(製品9-41、9-47)のヴァージョンであり、ロシア海軍航空隊の為に2012年に発注された。
航空機は、元々はインド航空母艦へ装備する為、インド海軍の発注により2000年代初頭に作成された。


[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の供給契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]


MiG-29Kのパイロットの養成は、クラスノダール地方エイスク市に建設された戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)で進められています。
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
[ロシア海軍航空隊はエイスクで艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットを養成する]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]


記事中で触れられていますが、第100独立艦上戦闘機航空連隊は、元々はソ連邦時代にウクライナサキ飛行場で編成されており、当時開発された新たな艦上機(Su-27K、MiG-29K、Su-25UTG)の試験が主な任務でした。
航空連隊の初代司令はチムール・アパキージェでした。
[伝説のロシア艦上戦闘機パイロット、故チムール・アパキージェは60回目の誕生日を迎えた]

ソ連邦解体後、チムール・アパキージェ司令ウクライナへの宣誓を拒否し、部下を纏めてロシアへ行き、第279独立艦上戦闘機航空連隊の中核となりました。
[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]

その第279独立艦上戦闘機航空連隊から「枝分かれ」して第100独立艦上戦闘機航空連隊が20年ぶりに復活する事になりました。

そして2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。

一通りの訓練を終えた後、北方艦隊の航空基地へ戻り、母艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」での勤務の準備を行ないます。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは2016年夏に地中海へ行く]

ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した

16-0206a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年2月5日22時12分配信
【ロシア航空機製造組合「ミグ」はインドへ6機の戦闘機MiG-29K/KUBの引き渡しを計画している】
ニジニ・ノヴゴロド、2月5日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア航空機製造組合「ミグ」は、今年にインドへ6機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの引き渡しを計画している。
同社の総取締役代理アレクセイ・ベスキバロフは記者団へ伝えた。

彼は、航空機製造工場「ソコル」設立84周年に捧げられる記念行事へ出席する為、金曜日にニジニ・ノヴゴロドへ到着した。

「私共の艦上戦闘機について御話し致しますと、昨年に私共は、国家契約-アドミラル・クズネツォフの為の24機の航空機の引き渡し-を完全に履行いたしました。
今年は、我々のインドのパートナーの為、更に6機の艦載航空機を御引き渡しいたします」

ベスキバロフ艦上戦闘機の供給計画についての質問に答え、こう話した。

以前、戦闘機MiG-29KMiG-29KUBは、インド航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の軍備となっている事が伝えられた。
現時点でロシア側は、インド海軍の為に29機の艦上戦闘機を供給する契約(2010年に締結)を履行しており、今日までに既に23機が引き渡されている。

艦上戦闘機MiG-29K及びMiG-29KUB第4++世代多機能航空機であり、艦船連合部隊の対空防衛、空中支配の獲得、高精度誘導兵器による水上並びに地上目標の撃破といった課題を昼夜並びにあらゆる気象条件下で解決する為に意図されている。

航空機の操縦性は改善され、かなりの部分に複合材料が使用されており、4重バックアップの航空機制御デジタル電気遠隔操作複合システム、電波位置特定(レーダー)可視範囲の大幅な縮小、より大きな燃料搭載システム及び戦闘兵器搭載量、オープンアーキテクチャの機上電子機器を有する。


[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の供給契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

ロシア海軍及び「ミグ」社の幹部(首脳)は、2015年には10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了すると繰り返し表明していました。
[空母アドミラル・クズネツォフは2013年に4機の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受け取る]
[ロシア海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29Kの補充は2015年に完了する]
[ロシア海軍航空隊の2015年の更新計画]
[ロシア海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2015年に完了する]
[ミグはロシア海軍航空隊の為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの契約を2015年末までに完遂する]

ロシア海軍へ引き渡される計24機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは、新たに編成される艦上戦闘機航空連隊へ配備されます。
[ロシア海軍航空隊へ引き渡される艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新設の航空連隊へ配備される]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]


MiG-29Kのパイロットの養成は、クラスノダール地方エイスク市に建設された戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)で進められています。
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
[ロシア海軍航空隊はエイスクで艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットを養成する]

2016年1月中旬、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊(第100独立艦上戦闘機航空連隊)の編成は殆ど完了していると述べました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]
この時には、ロシア海軍向けのMiG-29K/KUBが全機納入されたのかどうかについては明確にされていませんでしたが、今回、「ミグ」総取締役代理アレクセイ・ベスキバロフ氏は、24機全てを納入したと明言しています。

MiG-29K/KUBの母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」は、現在ムルマンスク工場で整備・修理中であり、それが終わればバレンツ海へ出航し、MiG-29Kの訓練と試験を行ないます。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]


今回の記事で触れられているインド海軍向けの艦上戦闘機MiG-29K/KUB計29機の供給契約は2010年3月12日に締結されており、今年に納入される6機を以て契約分全機の納入が完了します。
[ロシアとインドは、29機の艦上戦闘機MiG-29Kの購入契約を締結する]

インド海軍向けのMiG-29K/KUB第1バッチ16機(2004年に契約締結)は2011年12月末までに全機が納入されています。
[空母「ヴィクラマーディティヤ」の為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2011年末までに完了する]


なお、アレクセイ・ベスキバロフ氏によると、昨年(2015年)4月にロシア兵器輸出公社(ロソボロネクスポルト)は、「北アフリカの某国」(国名は明らかにされていない)へ50機以上の第4++世代戦闘機MiG-29M/M2を供給する大口契約を締結しており、その第1陣として、今年末までに2機のMiG-29M/M2が引き渡されるとの事です。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年2月5日23時15分配信
【「ミグ」社は北アフリカへ2機の戦闘機MiG-29M/M2を引き渡す】

16-0206c.jpg

MiG-29M/M2は、MiG-29K/KUBのベースになった機体です。
(MiG-29K/KUBMiG-29M/M2の艦上機型)
[MiG-29M2(MiG-29MRCA)]

更には、今年末までにロシア航空宇宙軍の為の第4++世代戦闘機MiG-35の供給契約を締結し、来年(2017年)には第1陣として2機を納入するとの事です。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年2月5日23時53分配信
【(ロシア)国防省と「ミグ」は今年末までにMiG-35の供給契約へ署名する】

第4++世代艦上戦闘機MiG-29K/KUBの生産は、今年でひとまず完了し、今後は第4++世代前線戦闘機MiG-29M/M2及びMiG-35の生産へ移行する事になります。
[新世代(第4++世代)MiG-29各タイプ]

ミグ系列の機体を生産しているニジニ・ノヴゴロド航空機工場「ソコル」は、今年4月1日から「ミグ」社の傘下に入り、社名も変更されるとの事です。
16-0206b.jpg

『タス通信』より
2016年2月6日0時27分配信
【ニジニ・ノヴゴロド航空機工場「ソコル」と「ミグ」社の合併は今年4月に行なわれる