fc2ブログ

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは対地・対艦攻撃訓練を実施した


『タス通信』より
2023年7月6日11時8分配信
【北極圏で北方艦隊の飛行士は戦闘機MiG-29Kによる目標の破壊へ取り組んだ】
上海、7月4日/タス通信

北方艦隊航空・防空軍独立艦上戦闘機航空連隊戦闘機飛行士は、北極圏上空で戦闘機MiG-29Kによる地上及び海上の物体への集団打撃へ取り組んだ。
木曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「訓練計画の枠組みで、北方艦隊の北方艦隊の航空・防空軍の独立艦上戦闘機航空連隊の戦闘機飛行士は、複合空中訓練へ取り組みました。
練習-訓練飛行中に戦闘機MiG-29Kの飛行乗員は、地上及び海上の物体への仮想集団打撃の為の戦闘機動の要素へペアで取り組みました。
この訓練の目的は、様々な方向から敵の施設へ確実に打撃を与える機動を行なう技量の強化です」

声明では、こう述べられた。

飛行士は更に、中高度及び高高度での飛行を行ない、機動目標との空中戦闘の技量に磨きを掛けた。
広報サービスは、飛行には若い補充要員から選ばれた飛行士が参加した事を強調した。
彼らの中には、初めて戦闘用航空機で飛行した者も居た。

MiG-29Kロシア第4世代多目的超音速艦上戦闘機であり、MiG-29プロジェクトの発展型である。
30mm機関砲(弾数150発)で武装し、8ヶ所の吊り具には4500kgまでの様々なタイプの「空対空」及び「空対地(艦)」ミサイル、誘導爆弾を搭載できる。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
27kub1.jpg
15-0726b.jpg
27kub2.jpg

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]
MiG-29K/KUBが選択されたのは、当時経営難に陥っていたミグ社への支援策と、更にはインド海軍向けとして既に生産を開始していたので調達が比較的容易だったという事によるものでした。

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]

『ロシア大統領府』公式サイトより
2017年2月23日16時30分配信
【北方艦隊将兵との会合】
この動画で6:00辺りから登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
sev3a.jpg
sev3b.jpg
sev3c.jpg

2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
18-0531c.jpg
nitka12.jpg
nitka13.jpg

2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
18-0929c.jpg

第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で戦闘訓練を行なった]


MiG-29K/MiG-29KUBは新たなヘルメット装着式情報表示システムを装備します。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
復帰は2024年に予定されています。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]


北方艦隊は、2021年1月16日から北極圏ノヴァヤ・ゼムリャ諸島に分遣隊を派遣し、1ヶ月交代でロガチョフ飛行場へ駐留する事になりました。
先ず初めにヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊高空迎撃戦闘機MiG-31BMが派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ配備された]
21-0117c.jpg
21-0117h.jpg

3月12日にはMiG-31BMでは無く、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kロガチョフ飛行場へ派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣された]


2021年10月上旬から11月中旬までクリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ派遣され、発着艦訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

11月24日にセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカでの発着艦訓練を終えたロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはセヴェロモルスク-3へ戻った]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kの新人パイロットは飛行訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはコラ半島とバレンツ海で空中戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で夜間飛行訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kの新人パイロットはバレンツ海上空で飛行戦闘訓練を実施した]

ノヴァヤ・ゼムリャでも演習を行なっているので、現在でもロガチョフ飛行場への派遣は続いているようです。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャ列島で地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャで地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]
スポンサーサイト



ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kの新人パイロットはバレンツ海上空で飛行戦闘訓練を実施した


『ズヴェズダーテレビ』より
2023年5月22日6時56分配信
【北方艦隊の戦闘機は仮想敵航空機の迎撃へ取り組んだ】

北方艦隊航空・防空軍独立艦上戦闘機航空連隊の乗員は、仮想敵航空機の迎撃と、チムール航空射爆場での演習中の「空対空」ミサイルによる仮想攻撃へ取り組んだ。
ロシア国防省は発表した。

飛行中、MiG-29K飛行士は短距離ミサイルで敵空中目標を撃破し、30mm航空機関砲で空中目標への射撃へ取り組んだ。

補充された若い要員の中から選ばれた飛行士は、仮想敵航空機の探知及び迎撃、そして更に仮想爆撃へ取り組んだ。

「最も重要な要素には、攻撃システムの操作が含まれます。
つまり、このミサイルは殺傷し、破壊する事ができます。
航空隊の戦闘機飛行士は、ミサイルを発射する為の全ての訓練に励んでいます。
これが任務です」
MiG-29K
飛行士のイリヤは話した。

イリヤは子供の頃から航空を夢見ていた。

「私自身、民間航空会社がある地域の生まれです。
出身地を言う度に『何故、貴方は民間の道へ進まなかったのか』と尋ねられますが、私は、より機動性の高い航空機が好きだと答えています。
学校へ入学した時には、将来の進路が戦闘機へ進めた事を、とても嬉しく思いました」
MiG-29K
飛行士のイリヤは話した。

練習-訓練飛行は、北方艦隊の海上射爆場上空で行なわれた。
戦闘訓練の開始前、その地域の航空機及び水上艦船の安全を保障する為の措置が取られた。

戦闘訓練任務を完了した後、戦闘機ムルマンスク州の恒久駐留飛行場へ向かった。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
27kub1.jpg
15-0726b.jpg
27kub2.jpg

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]
MiG-29K/KUBが選択されたのは、当時経営難に陥っていたミグ社への支援策と、更にはインド海軍向けとして既に生産を開始していたので調達が比較的容易だったという事によるものでした。

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]

『ロシア大統領府』公式サイトより
2017年2月23日16時30分配信
【北方艦隊将兵との会合】
この動画で6:00辺りから登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
sev3a.jpg
sev3b.jpg
sev3c.jpg

2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
18-0531c.jpg
nitka12.jpg
nitka13.jpg

2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
18-0929c.jpg

第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で戦闘訓練を行なった]


MiG-29K/MiG-29KUBは新たなヘルメット装着式情報表示システムを装備します。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
復帰は2024年に予定されています。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]


北方艦隊は、2021年1月16日から北極圏ノヴァヤ・ゼムリャ諸島に分遣隊を派遣し、1ヶ月交代でロガチョフ飛行場へ駐留する事になりました。
先ず初めにヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊高空迎撃戦闘機MiG-31BMが派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ配備された]
21-0117c.jpg
21-0117h.jpg

3月12日にはMiG-31BMでは無く、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kロガチョフ飛行場へ派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣された]


2021年10月上旬から11月中旬までクリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ派遣され、発着艦訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

11月24日にセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカでの発着艦訓練を終えたロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはセヴェロモルスク-3へ戻った]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kの新人パイロットは飛行訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはコラ半島とバレンツ海で空中戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で夜間飛行訓練を実施した]

ノヴァヤ・ゼムリャでも演習を行なっているので、現在でもロガチョフ飛行場への派遣は続いているようです。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャ列島で地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャで地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]

ロシアはインドへ艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBの追加バッチ供給を提案した


『タス通信』より
2023年2月14日13時7分配信
【インドへ航空母艦「ヴィクラント」の為のMiG-29K及びMiG-29KUBの供給提案が手渡された】
バンガロール/インド/2月14日/タス通信

ロシアは、航空母艦「ヴィクラント」へ装備する為の艦載戦闘機MiG-29K及びMiG-29KUBの追加バッチの供給に関する提案をインドへ手渡した。
国際航空宇宙展示会『Aero India 2023』『ロソボロネクスポルト』総取締役アレクサンドル・ミヘーエフ『タス通信』へ伝えた。

「ロシア側は、インドでの生産を含め、搭載システムと兵装の能力を拡張した航空機MiG-29K/MiG-29KUBの追加バッチの供給に関する提案を既にインド側へ手渡しています」
彼は、新たなインド航空母艦「ヴィクラント」へ装備する為の航空機の質問に答え、こう話した。

ロシア艦上多目的戦闘機MiG-29K及びMiG-29KUBは、インドが独自に開発、建造した航空母艦「ヴィクラント」の戦闘機航空団へ加わる。
将来的には、艦の航空団にはインド戦闘機「テジャス」をベースにして作成される独自開発の海上配置航空機が受け入れられるものと予測されている。
23-0215d.jpg
これに加え、インドは西側の艦上航空機を購入しようとしている:ニューデリーは現在、フランスダッソー・アヴィエーション社から提示されたラファールと、アメリカボーイングコーポレーションが生産したF-18の何れかを選考している。
23-0215c.jpg
23-0215b.jpg

23-0215a.jpg
第14回国際航空宇宙展示会『Aero India』は、2月13日から17日までインド南部バンガロールエラハンカ航空基地で開催される。
航空ショーは隔年で開催されている。
ロシアは展示会へ積極的に参加しており、今年はロシアの軍事製品の200以上の見本を展示している。



[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBは、第4++世代として再設計されたMiG-29M2艦上戦闘機型であり、当初はインド海軍向けとして開発、製造され、試作1号機は2007年1月20日に初飛行しました。
[インド海軍用MiG-29KUB初飛行]



ソヴィエト連邦時代末期に試作されたMiG-29K(9-31)とは、名前は同じでも全く別の機体です。



MiG-29Kは単座型、MiG-29KUBは複座型ですが、他の第4++世代MiG-29シリーズと同様、単座型と複座型で機体フレームとキャノピーは全く同一です。
[艦上戦闘機MiG-29K(9-41)]
[艦上戦闘機MiG-29KUB(9-47)]

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(2013年11月16日就役)の購入契約とセットになるインド海軍向けの第1バッチ(16機)は、2011年末までに納入されました。
[空母「ヴィクラマーディティヤ」の為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2011年末までに完了する]
21-0723d.jpg

2010年3月12日には第2バッチ(29機)の購入契約が締結され、2012年から引き渡しが始まり、2016年末までに完了しました。
[インド向け艦上戦闘機MiG-29K/KUB第2バッチの納入は今年(2012年)から始まる]

インド海軍MiG-29K/KUBは、第303海軍飛行隊「ブラック・パンサーズ」(INAS 303 "Black Panthers")へ配備されています。



現在は、インド初の国産航空母艦「ヴィクラント(II)」(2022年9月2日就役)用の追加バッチがインド側へ提案されています。
23-0215e.jpg
[インドは艦上戦闘機MiG-29K/KUBの追加購入についてロシアへ問い合わせた]

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で夜間飛行訓練を実施した


『ズヴェズダーテレビ』より
2022年9月26日9時1分配信
【視界が制限された条件下で:ムルマンスク州でのMiG-29Kの夜間飛行の映像】

北方艦隊(第45)航空・防空軍(第100)独立艦上戦闘航空連隊の飛行士は、ムルマンスク州軍用飛行場の1つで艦上戦闘機MiG-29Kの夜間飛行へ取り組んだ。

軍人はコラ半島及びバレンツ海上空の困難な気象条件下で受け取った飛行任務へ取り組んだ。
任務遂行中に戦闘機MiG-29K乗員は、視界が制限され、沿岸の目印を欠く条件下で航空機を計器で操縦した。

双樹技術の改善に加え、戦闘機飛行士は仮想敵航空機の迎撃と一連の空中戦闘の要素へ取り組んだ。

総計で夜間訓練には10名以上の飛行乗員が関わり、総飛行時間は15時間以上に及んだ。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
15-0726b.jpg

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]

『ロシア大統領府』公式サイトより
2017年2月23日16時30分配信
【北方艦隊将兵との会合】
この動画で6:00辺りから登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
sev3a.jpg
sev3b.jpg
sev3c.jpg

2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
18-0531c.jpg
nitka12.jpg
nitka13.jpg

2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
18-0929c.jpg

第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で戦闘訓練を行なった]


MiG-29K/MiG-29KUBは新たなヘルメット装着式情報表示システムを装備します。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
復帰は2024年に予定されています。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]


北方艦隊は、2021年1月16日から北極圏ノヴァヤ・ゼムリャ諸島に分遣隊を派遣し、1ヶ月交代でロガチョフ飛行場へ駐留する事になりました。
先ず初めにヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊高空迎撃戦闘機MiG-31BMが派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ配備された]
21-0117c.jpg
21-0117h.jpg

3月12日にはMiG-31BMでは無く、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kロガチョフ飛行場へ派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣された]


2021年10月上旬から11月中旬までクリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ派遣され、発着艦訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

11月24日にセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカでの発着艦訓練を終えたロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはセヴェロモルスク-3へ戻った]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kの新人パイロットは飛行訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはコラ半島とバレンツ海で空中戦闘訓練を実施した]

ノヴァヤ・ゼムリャでも演習を行なっているので、現在でもロガチョフ飛行場への派遣は続いているようです。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャ列島で地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャで地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島とバレンツ海で演習を実施した


『タス通信』より
2022年9月19日23時38分配信
【北極でMiG-29K/KUBの艦上戦闘機連隊の演習が行なわれた】
モスクワ、9月19日/タス通信

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する北方艦隊海上航空隊の第100独立艦上戦闘機航空連隊の演習が北極で行なわれた。
月曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

「北方艦隊の航空・防空軍の独立艦上戦闘機航空連隊は、北極の艦グループを空中援護する飛行戦術演習を行ないました。
総計で戦闘機飛行士は40回以上の航空機発進を行ないました」

声明では、こう指摘された。

広報サービスによると、演習中、仮想敵航空機の探知及び迎撃、そして更に航空編隊の一員として様々な距離で空中戦闘を行なう課題へ取り組んだ。

演習は、コラ半島及びバレンツ海上空の困難な気象条件下で行なわれた。
ベテランパイロットと共に若いパイロットが活動へ参加した。
彼らは、航空機MiG-29K及びMiG-29KUBで飛行任務を遂行した。

第100独立艦上戦闘機航空連隊の何人かの飛行士は、第279独立艦上戦闘機航空連隊の同僚と共に、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」が参加した2016年~2017年の北方艦隊航空艦グループシリア沖への遠距離航海へ参加した。
この時、ロシア海軍の現代史上初めて「アドミラル・クズネツォフ」艦上航空隊軍事作戦へ関わった。

第279独立艦上戦闘機航空連隊は、艦上戦闘機Su-33襲撃機Su-25UTGを装備している。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
15-0726b.jpg

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]

『ロシア大統領府』公式サイトより
2017年2月23日16時30分配信
【北方艦隊将兵との会合】
この動画で6:00辺りから登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
sev3a.jpg
sev3b.jpg
sev3c.jpg

2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
18-0531c.jpg
nitka12.jpg
nitka13.jpg

2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
18-0929c.jpg

第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で戦闘訓練を行なった]


MiG-29K/MiG-29KUBは新たなヘルメット装着式情報表示システムを装備します。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
復帰は2024年に予定されています。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]


北方艦隊は、2021年1月16日から北極圏ノヴァヤ・ゼムリャ諸島に分遣隊を派遣し、1ヶ月交代でロガチョフ飛行場へ駐留する事になりました。
先ず初めにヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊高空迎撃戦闘機MiG-31BMが派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ配備された]
21-0117c.jpg
21-0117h.jpg

3月12日にはMiG-31BMでは無く、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kロガチョフ飛行場へ派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣された]


2021年10月上旬から11月中旬までクリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ派遣され、発着艦訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

11月24日にセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカでの発着艦訓練を終えたロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはセヴェロモルスク-3へ戻った]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kの新人パイロットは飛行訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはコラ半島とバレンツ海で空中戦闘訓練を実施した]

ノヴァヤ・ゼムリャでも演習を行なっているので、現在でもロガチョフ飛行場への派遣は続いているようです。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャ列島で地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャで地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した]

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはノヴァヤ・ゼムリャ列島で地対空ミサイルS-400の戦闘訓練へ参加した

22-0806c.jpg
22-0806b.jpg
『タス通信』より
2022年8月6日0時36分配信
【ノヴァヤ・ゼムリャで北方艦隊のS-400の対空防衛訓練が実施された】
タス通信、8月5日

北方艦隊航空・防空軍の一員として加わり、ノヴァヤ・ゼムリャ群島に駐留している高射ミサイル連隊の当直部隊は、対空防衛の為の訓練を実施した。
金曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「訓練には、戦闘当直へ就く点検の枠組みで高射ミサイル複合体S-400大隊が参加しました。
訓練へ参加した要員は、目標の偵察、識別、追尾の為の複合措置を実行しました。
基準への取り組みにおいて実行された事の全ての評価は『良好』以上でした」

声明では、こう述べられた。

仮想敵の役割は、北方艦隊航空・防空軍独立艦上戦闘機連隊の4機の艦上戦闘機MiG-29Kが遂行した。

高射ミサイルシステムS-400は、全範囲の高度を飛行する全ての現代的及び先進的な航空宇宙攻撃手段を数百キロメートルの距離で破壊する為に意図されている。
このようなシステムは、極北及び北極の条件下で成功裏に運用されており、既に数年間北極コラ半島北方艦隊対空防衛部隊の戦闘当直に就いている。
22-0806a.jpg



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
15-0726b.jpg

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]

『ロシア大統領府』公式サイトより
2017年2月23日16時30分配信
【北方艦隊将兵との会合】
この動画で6:00辺りから登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
sev3a.jpg
sev3b.jpg
sev3c.jpg

2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
18-0531c.jpg
nitka12.jpg
nitka13.jpg

2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
18-0929c.jpg

第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で戦闘訓練を行なった]


MiG-29K/MiG-29KUBは新たなヘルメット装着式情報表示システムを装備します。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
復帰は2023年に予定されています。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]


北方艦隊は、2021年1月16日から北極圏ノヴァヤ・ゼムリャ諸島に分遣隊を派遣し、1ヶ月交代でロガチョフ飛行場へ駐留する事になりました。
先ず初めにヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊高空迎撃戦闘機MiG-31BMが派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ配備された]
21-0117c.jpg
21-0117h.jpg

3月12日にはMiG-31BMでは無く、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kロガチョフ飛行場へ派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣された]

2021年10月上旬から11月中旬までクリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ派遣され、発着艦訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

11月24日にセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカでの発着艦訓練を終えたロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはセヴェロモルスク-3へ戻った]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kの新人パイロットは飛行訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはコラ半島とバレンツ海で空中戦闘訓練を実施した]

2022年8月初頭にはノヴァヤ・ゼムリャ群島に駐留する北方艦隊第45航空・防空軍第3対空防衛師団第33高射ミサイル連隊地対空ミサイルS-400「トリウムフ」の戦闘訓練の相手役を務めました。

クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカでの発着艦訓練を終えたロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはセヴェロモルスク-3へ戻った

21-1125a.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年11月24日17時45分配信
【北方艦隊の戦闘機飛行士はクリミアでの訓練後にコラ半島へ戻った】

クリミアサキ飛行場航空母艦の甲板での飛行プログラム下で訓練を行なった北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、コラ半島の恒久駐留飛行場セヴェロモルスク-3へ戻った。
本日(11月24日)、8名の戦闘機MiG-29K及びMiG-29KUB乗員はムルマンスク州への移動飛行を完了した。

クリミアからの基地移動は、この数日間、南方軍管区及び西方軍管区の軍飛行場を経由して行われた。
飛行は、移動ルート上の好ましくない気象条件下で行なわれた。

北方艦隊の艦上飛行士の訓練は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板を模した地上工学技術航空複合体(ニートカ)で10月9日から11月15日まで行なわれた。
北方艦隊将兵は13回の飛行勤務へ取り組み、1000回以上の訓練をトレーナーで実施し、約100時間空中に在った。

トレーナーでの飛行には、若い飛行士と経験豊富な飛行士の双方が参加した。
数目のパイロットが甲板への着艦の準備が完了した。
北方艦隊戦闘機航空連隊の司令と副司令は飛行を指導し、インストラクターとして若い飛行士を訓練する権利を確認した。

以前の8月~9月、クリミアトレーナー「ニートカ」航空母艦へ着艦する為の訓練コースは、北方艦隊艦上戦闘機航空連隊航空機Su-33で行なわれた。



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
15-0726b.jpg

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]

『ロシア大統領府』公式サイトより
2017年2月23日16時30分配信
【北方艦隊将兵との会合】
この動画で6:00辺りから登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
sev3a.jpg
sev3b.jpg
sev3c.jpg

2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
18-0531c.jpg
nitka12.jpg
nitka13.jpg

2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
18-0929c.jpg

第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で戦闘訓練を行なった]


今後、MiG-29K/MiG-29KUBは、新たなヘルメット装着式情報表示システムを装備します。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
2019年12月12日には火災事故が発生しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]


北方艦隊は、2021年1月16日から北極圏ノヴァヤ・ゼムリャ諸島に分遣隊を派遣し、1ヶ月交代でロガチョフ飛行場へ駐留する事になりました。
先ず初めにヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊高空迎撃戦闘機MiG-31BMが派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ配備された]
21-0117c.jpg
21-0117h.jpg

それから約1ヶ月後の2月8日、ロガチョフ飛行場MiG-31BMは交代しました。

[北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣されたロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは交代した]

そして3月12日、今度はMiG-31BMでは無く、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kロガチョフ飛行場へ派遣されました。
21-0312h.jpg

一方、セヴェロモルスク-3飛行場の本隊は飛行訓練を続けました。


2021年10月上旬から11月中旬までクリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ派遣され、発着艦訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

11月24日にセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年10月8日16時15分配信
【北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは地上航空複合体での訓練の為にクリミアへ飛行した】

北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、地上工学技術航空複合体(ニートカ)での訓練中に飛行技量を向上させる為、ムルマンスク州からクリミアへの基地移動を完了した。

セヴェロモルスク-3飛行場からサキ飛行場への飛行は、飛行ルート上の好ましくない気象条件に関連し、数日間掛かった。
合計して数機の戦闘機MiG-29K練習戦闘機MiG-29KUB、更には飛行要員と技術要員がクリミアへ移動した。

上級中尉から中佐までの軍階級の戦闘機飛行士は、彼らの司令官ウラジーミル・コクリン大佐の指導下で来週から訓練を開始する。

以前(9月)、北方艦隊艦上戦闘機航空連隊航空機Su-33の飛行士は、トレーナー「ニートカ」での航空母艦の甲板から飛行する為の訓練プログラムを実施した。
彼らの訓練は1ヶ月以上続いた。
この間、航空母艦の甲板へ着艦する為の訓練を、5名の若いパイロットを含む艦上航空隊の7名の飛行士が受けた。
彼ら全員が戦闘機Su-33で艦のトランポリン台から発進し、自身で地上トレーナー航空拘束装置のケーブルへフックを引っ掛けて着艦を行なった。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年10月12日16時00分配信
【北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは地上航空複合体ニートカでの訓練へ着手した】

先週末に北極圏コラからクリミアへ到着した北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、サキ飛行場での訓練へ着手した。
そこには、重航空巡洋艦の飛行甲板を模した地上工学技術航空複合体(ニートカ)が位置している。

若い飛行士と経験豊富な飛行士は、戦闘機MiG-29K練習戦闘機MiG-29KUBで2回の飛行勤務を実施した。

飛行士はトランポリン台から発進し、超低高度で滑走路を通過し、脚を出して接触する技量を仕上げる。
これらの操縦術の要素は、航空拘束装置のケーブルを持つトレーナーの「甲板」への着地に先立つものである。

クリミアでの北方艦隊艦上戦闘機の訓練は約1ヶ月間続く。
飛行訓練プログラム完了後、彼らはムルマンスク州飛行場へ戻る。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年11月6日18時30分配信
【北方艦隊の艦上飛行士はクリミアの地上航空トレーナで10回の飛行勤務へ取り組んだ】

北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、クリミアサキ飛行場における航空母艦の甲板からの飛行プログラム下での訓練を続けている。
そこには、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板を模した地上工学技術航空複合体(ニートカ)が位置している。

北方艦隊将兵は10月9日からクリミアでの訓練を開始し、11月1日までに10回の飛行勤務へ取り組んだ。
彼らは70時間以上空中に滞在し、700回以上の訓練をトレーナー「ニートカ」で実施した:甲板上空の通過、脚を出しての接触、航空拘束装置のケーブルへフックを引っ掛ける。

休暇中に艦上飛行士の訓練飛行は中止された。
訓練プログラムは来週も続く。

艦上戦闘機MiG-29Kでの訓練は11月半ばまで続く。

トレーナーでの飛行には、若い飛行士と、専門飛行技量を回復、維持する為に経験豊富な飛行士の双方が参加している。
訓練飛行は、戦闘機MiG-29K練習戦闘機MiG-29KUBで実施されている。

以前の8月~9月、クリミアトレーナー「ニートカ」航空母艦へ着艦する為の訓練コースは、北方艦隊艦上戦闘機航空連隊航空機Su-33で行なわれた。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年11月13日15時00分配信
【北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは地上航空複合体ニートカでの訓練を完了する】

北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板を模した地上工学技術航空複合体(ニートカ)が位置するクリミアサキ飛行場における航空母艦の甲板からの飛行プログラム下での訓練の最終段階へ着手した。

北方艦隊将兵は10月9日からクリミアでの訓練を開始し、11月1日までに10回の飛行勤務へ取り組んだ。
今週に彼らは更に2回の飛行勤務へ取り組んだ。
戦闘機飛行士は来週初めに最終訓練飛行を行ない、その後に北極圏コラの飛行場へ基地移動する。

現在、北方艦隊の艦上飛行士は、85時間以上空中に滞在し、約1000回の訓練をトレーナー「ニートカ」で実施した:甲板上空の通過、脚を出しての接触、航空拘束装置のケーブルへフックを引っ掛ける。

トレーナーでの飛行には、若い飛行士と、専門飛行技量を回復、維持する為に経験豊富な飛行士の双方が参加している。
訓練飛行は、戦闘機MiG-29K練習戦闘機MiG-29KUBで実施されている。

以前の8月~9月、クリミアトレーナー「ニートカ」航空母艦へ着艦する為の訓練コースは、北方艦隊艦上戦闘機航空連隊航空機Su-33で行なわれた。
今週、彼らはコラ半島沿岸のルンボフスキー射爆場で地上及び海上標的への爆撃へ取り組んだ。


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年11月16日19時45分配信
【北方艦隊のMiG-29K艦上飛行士はクリミアの地上航空複合体ニートカでの訓練を完了した】

北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の飛行甲板を模した地上工学技術航空複合体(ニートカ)が位置するクリミアサキ飛行場における航空母艦の甲板からの飛行プログラム下での訓練を完了した。

10月9日から11月15日まで北方艦隊将兵は13回の飛行勤務へ取り組み、約100時間空中に在った。
パイロットは1000回以上の訓練をトレーナー「ニートカ」で実施した:甲板上空の通過、脚を出しての接触、航空拘束装置のケーブルへフックを引っ掛ける。

トレーナーでの飛行には、若い飛行士と経験豊富な飛行士の双方が参加した。
数目のパイロットが甲板への着艦の準備が完了した。
北方艦隊戦闘機航空連隊の司令と副司令は飛行を指導し、インストラクターとして若い飛行士を訓練する権利を確認した。

訓練飛行は、戦闘機MiG-29K練習戦闘機MiG-29KUBで実施された。

以前(8月~9月)、クリミアトレーナー「ニートカ」航空母艦へ着艦する為の訓練コースは、北方艦隊艦上戦闘機航空連隊航空機Su-33で行なわれた。

北方艦隊飛行士コラ半島への帰還は週末に計画されている。

インドは艦上戦闘機MiG-29K/KUBの追加購入についてロシアへ問い合わせた

21-0723e.jpg
21-0723f.jpg
『タス通信』より
2021年7月23日9時2分配信
【ロシアはインドから戦闘機MiG-29K/KUB供給の事前問い合わせを受けた】
ジュコーフスキー/モスクワ州、7月23日/タス通信

ロシアインドから艦上戦闘機MiG-29K/KUB供給の事前問い合わせを受けた。
『タス通信』航空サロン『MAKS-2021』の最中に連邦軍事技術協力サービスドミトリー・シュガイエフより伝えられた。

「ロシア側は、インドのパートナーから艦上戦闘機MiG-29K/KUB供給の事前問い合わせを受けました。
対応する提案が送られます」

彼は話した。

彼によると、ロシアMiG-29K/KUBの近代化のための入札の発表を期待している。
「更にロシアは、MiG-29K/KUB群の近代化プログラムに関するインドとの協議を開始しました」
連邦軍事技術協力サービス
のトップは付け加えた。

MiG-29K/KUBは、艦船連合部隊の対空防衛の課題を解決し、航空優勢を獲得し、あらゆる気象条件下において誘導高精度兵器で水上及び地上目標を撃破する為に意図されている第4++世代多機能戦闘機である。
それは時速2000キロメートル以上の速度の発揮が可能であり、1500キロメートルの距離を飛行する。
戦闘機MiG-29K/KUBは、インド海軍の主要な艦上航空機である。

航空サロン『MAKS-2021』は、7月20日から25日までジュコーフスキーで開催される。



[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBは、第4++世代として再設計されたMiG-29M2艦上戦闘機型であり、当初はインド海軍向けとして開発、製造されました。

[MiG-29M2(MiG-29MRCA)]

ソヴィエト連邦時代末期に試作されたMiG-29K(9-31)とは、名前は同じでも全く別の機体です。



MiG-29Kは単座型、MiG-29KUBは複座型ですが、他の第4++世代MiG-29シリーズと同様、単座型と複座型で機体フレームとキャノピーは全く同一です。
[艦上戦闘機MiG-29K(9-41)]
[艦上戦闘機MiG-29KUB(9-47)]

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の購入契約とセットになるインド海軍向けの第1バッチ(16機)は、2011年末までに納入されました。
[空母「ヴィクラマーディティヤ」の為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2011年末までに完了する]

2010年3月12日には第2バッチ(29機)の購入契約が締結され、2012年から引き渡しが始まり、2016年末までに完了しました。
[インド向け艦上戦闘機MiG-29K/KUB第2バッチの納入は今年(2012年)から始まる]


合計して45機が引き渡されたインド海軍MiG-29K/KUBは、空母「ヴィクラマーディティヤ」と、今後就役する国産空母「ヴィクラントII」の艦載機となります。

空母「ヴィクラマーディティヤ」
21-0723d.jpg

空母「ヴィクラントII」

21-0723c.jpg

ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣された

21-0312e.jpg
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年3月12日11時16分配信
【艦上飛行士は初めてノヴァヤ・ゼムリャ諸島での試験戦闘当直へ入った】
モスクワ、3月12日、インタファクス

独立混成航空連隊戦闘機MiG-31BM及び飛行要員の交代が、ノヴァヤ・ゼムリャ諸島の南島の北方艦隊ロガチョフ飛行場で行なわれた。

「北方艦隊の航空・防空軍の第100艦上戦闘機航空連隊の艦上戦闘機MiG-29Kの艦上飛行士は、それに初めて関わります」
金曜日に公表された北方艦隊発表では、こう述べられた。

軍の評価では「ノヴァヤ・ゼムリャ諸島で北方艦隊の航空・防空軍の飛行士が試験戦闘当直へ就く事は、北極における北方艦隊の戦闘機航空隊の使用地域の大幅な拡大と、北方海上航路エリア上空の空域監視ゾーンの著しい増大を可能にします」

数年前、北極ロシア空域の防護の為、高射ミサイルシステムS-400「トリウムフ」(航空宇宙防衛コンツェルン『アルマーズ-アンテイ』)で武装する北方艦隊第45航空・防空軍対空防衛連合部隊高射ミサイル連隊ノヴァヤ・ゼムリャで戦闘当直に就いた。
21-0117a.jpg



[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の新たな艦上戦闘機は、当初、Su-27KUB(1999年初飛行)とMiG-29K/KUB(2007年初飛行)の2機種から選ぶ事になっていました。
[ロシア海軍は、2016年以降に新しい艦上戦闘機を採用する]

艦上戦闘機Su-27KUB(Su-33UB)
15-0726b.jpg

その後、2009年2月にはMiG-29K/KUBに絞られる事になりました。
[ロシア海軍、MiG-29KUBを導入]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の購入契約が締結されたのは、それから3年後の2012年2月29日でした。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

2015年12月末までに10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]

2016年1月には、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊~第100独立艦上戦闘機航空連隊が編成されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

2016年3月20日、第100独立艦上戦闘機航空連隊としての本格的な飛行訓練が始まりました。
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

2016年6月からはクリミア半島サキ飛行場へ進出し、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板を模した艦上戦闘機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行ないました。
16-0806a.jpeg

2016年8月8日に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフへ初めて艦上戦闘機MiG-29KRが着艦した]

母艦となる「アドミラル・クズネツォフ」には、MiG-29K/MiG-29KUBを運用する為の新たな慣性航法システムが装備されています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは艦上戦闘機MiG-29K/KUBを運用する為の新型システムを搭載する]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

この遠征において「アドミラル・クズネツォフ」には、少なくとも4機のMiG-29K(機体番号41、46、47、49)と3機のMiG-29KUB(機体番号50、52、53)が搭載されました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]

2016年11月13日には1機のMiG-29K「アドミラル・クズネツォフ」への着艦時に墜落しました。
機体は海中に没しましたが、パイロットは無事に救助されました。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日からシリア領内のテロ組織への空爆を開始し、MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」の帰投後、空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けました。
[シリア軍事作戦へ参加したロシア海軍北方艦隊の空母部隊の将兵はクレムリンで表彰を受けた]

『ロシア大統領府』公式サイトより
2017年2月23日16時30分配信
【北方艦隊将兵との会合】
この動画で6:00辺りから登場する士官(キリール・エフゲニエヴィチ・レヴャキン大尉)は、MiG-29Kパイロット(第100独立艦上戦闘機航空連隊の飛行中隊長)です。
レヴャキン大尉は2016年8月に初めて「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦し、この前のシリア遠征では17回のフライト(発着艦)を行ないました。


現在、第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、艦上戦闘機Su-33と共にセヴェロモルスク-3飛行場へ駐留しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kは空中戦闘訓練を行なった]
sev3a.jpg
sev3b.jpg
sev3c.jpg

2018年4月10日には、Su-33と共にロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の対空防衛訓練で「敵機役」を務めています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で艦上戦闘機Su-33及びMiG-29Kを相手に対空戦闘訓練を行なった]

2018年6月8日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、発着艦訓練を行なう為、クリミア半島サキ飛行場艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
18-0531c.jpg
nitka12.jpg
nitka13.jpg

2018年7月29日の「ロシア海軍の日」には、クロンシュタット及びサンクトペテルブルクで行なわれた主要海軍パレードへ参加しました。
18-0929c.jpg

第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、ムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは悪天候下で飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはコラ半島及びバレンツ海で戦闘飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは戦闘飛行訓練を行なった]

2019年9月25日、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29K/KUBは、再びクリミア半島艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なう]

10月11日からニートカでの着艦訓練を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカで着艦訓練を行なった]

10月29日までに訓練は完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]

その後はコラ半島バレンツ海で訓練飛行を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは夜間飛行訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBは空中戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはコラ半島とバレンツ海上空で戦闘訓練を行なった]


今後、MiG-29K/MiG-29KUBは、新たなヘルメット装着式情報表示システムを装備します。
[ロシア海軍の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新たなヘルメット装着式目標指定システムを得る]


MiG-29K/KUB「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末から近代化改装工事が行なわれています。
2019年12月12日には火災事故が発生しました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]


北方艦隊は、2021年1月16日から北極圏ノヴァヤ・ゼムリャ諸島に分遣隊を派遣し、1ヶ月交代でロガチョフ飛行場へ駐留する事になりました。
先ず初めにヴィスレンスキー赤旗・クトゥーゾフ勲章授与・第98親衛混成航空連隊高空迎撃戦闘機MiG-31BMが派遣されました。
[ロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ配備された]
21-0117c.jpg
21-0117h.jpg

それから約1ヶ月後の2月8日、ロガチョフ飛行場MiG-31BMは交代しました。

[北極のノヴァヤ・ゼムリャ諸島へ派遣されたロシア海軍北方艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは交代した]

そして3月12日、今度はMiG-31BMでは無く、第100艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kロガチョフ飛行場へ派遣されました。
21-0312h.jpg