ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海西部へ向かった

『タス通信』より
【軍艦「セヴェロモルスク」は地中海西部での(海軍)旗のデモンストレーションへと向かった】
モスクワ、3月27日/タス通信
北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、地中海西部へ針路を取った。
この海域でのロシアの存在を示す為に。
本日、艦隊の広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。
「この海域における航海の目的は、聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、ロシア海軍の存在を示す事に在ります」
セルガは話した。
彼の話によると、以前、船員は演習において甲板ヘリコプターKa-27との連携行動に取り組み、遭難して破損した船舶の人員、船内から水上を漂流する遭難者の避難への支援を提供した。
「セヴェロモルスク」は、2014年11月下旬に北方艦隊主要基地から出航し、12月には地中海エリアでの遠距離航海任務の遂行へ取りかかった。
同艦の乗組員は、黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船との幾つかの機動演習へ参加し、更には、アデン湾と紅海で船舶航行の安全を保障した。
総計で船員は13500海里以上を航行した。
[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月5日に地中海へ入り、12月23日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
その後、オマーンのサラーラ港へ寄港し、サラーラ港を出航後、日本海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」と会合しました。
「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船を護衛し、紅海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]
2015年1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦となりました。
1月30日に地中海東部で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]
2月16日には黒海艦隊の警備艦「ラードヌイ」と合同演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で演習を行なった]
その後も、ずっと地中海東部へ滞在していました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]
そして3月27日、「セヴェロモルスク」は地中海西部へ向かいました。
