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ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海を去った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月28日12時20分配信
【ロシア連邦黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は地中海から戻ってくる】
モスクワ、12月28日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」と交代して地中海からセヴァストーポリへ戻ってくる。
黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。

「同艦は計画航海に沿って国際軍事協力計画下の行事へ参加し、ギリシャのコルフ(ケルキラ)港への業務寄港を行ない、伝統的な『イオニアのロシア週刊』の枠組みにおける行事へ参加し、更にはギリシャのパトラス港を訪れました。
その後、同艦は地中海の常設海軍連合部隊の一員として活動しました」

彼は話した。

ロシア海軍艦船作戦連合部隊は2013年から常時地中海へ滞在している。


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黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2015年9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった]

9月22日、ギリシャパトラを訪問し、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部が譲渡されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]

9月25日にはコルフ(ケルキラ)島を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した]

その後、シリア沖へ向かい、10月初頭には他の黒海艦隊所属艦と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

12月13日、エーゲ海で投錨停泊中にトルコ漁船が衝突しそうになった為、警告発砲しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはエーゲ海でトルコ漁船と衝突しそうになった]

その後もエーゲ海地中海東部に滞在していたようですが、12月末、ようやく母港セヴァストーポリへ戻る事になりました。

「スメトリーヴイ」の代わりとして、既に北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」地中海東部へ到着しています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはスエズ運河を通過して地中海へ入った]
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ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはエーゲ海でトルコ漁船と衝突しそうになった

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『インタファクス』より
2015年12月13日14時47分配信
【軍艦「スメトリーヴイ」はトルコ船の危険な接近に対して発砲した】
モスクワ、12月13日、インタファクス-ロシア

2015年12月13日、エーゲ海北部のギリシャリムノス島沖22キロメートルに居たロシア警備艦「スメトリーヴイ」の乗組員は、トルコの底引き網漁船との衝突を回避した。
ロシア国防省広報サービス・情報管理部は発表した。

「モスクワ時間9時3分、同艦の当直勤務者は、投錨していた警備艦スメトリーヴイの右舷へ接近するトルコ船を距離約1キロメートルで発見しました」
軍当局は話した。

「スメトリーヴイ乗組員の数多くの試みにも関わらず、トルコの底引き網漁船はロシア船員との無線通信に応じず、特殊視覚発光信号やロケット信号にも応答しませんでした」
国防省
は強調した。
「トルコの底引き網漁船とロシア警備艦との距離は約600メートルまで接近し、同艦は衝突を防ぐ為、移動中のトルコ船へ影響を与えない距離で射撃兵装を使用しました」

当局が指摘したように「その直後、トルコ船は急に進路を変更し、ロシア人乗組員とコンタクトを取る事も無く、距離540メートルで警備艦スメトリーヴイのかたわらを通り過ぎ、航行を続けました」

「エーゲ海で発生した事件に関連し、ロシア連邦国防相代理アナトーリー・アントノフは、ロシア国防省へロシア駐在トルコ大使館の武官を呼び出しました」
同省は指摘した。


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黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2015年9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった]

9月22日、ギリシャパトラを訪問し、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部が譲渡されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]

9月25日にはコルフ(ケルキラ)島を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した]

その後、シリア沖へ向かい、10月初頭には他の黒海艦隊所属艦と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍は地中海で演習を実施した]

以後もシリア沖付近に居たようですが、今回の記事で触れられているように、12月中旬にはエーゲ海に居ました。

そして今回の事件が起こりました。

投錨停泊していた「スメトリーヴイ」にトルコ漁船が接近し、警告にも全く応じなかった為、投錨していて即座に回避行動を取れない「スメトリーヴイ」は、止む無く警告射撃を行なったという事です。

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年9月25日19時25分配信
【黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」乗組員は『イオニア諸島のロシア週間』の行事へ参加する】

ロシア警備艦「スメトリーヴイ」は、高名なフョードル・ウシャコーフ提督の記念日の枠組みにおいて実行される第14回国際公共フォーラム『イオニア諸島のロシア週間』に合わせてギリシャ共和国に滞在する。
具体的に言えば、1799年にコルフ島を外国の侵略者から解放したロシア人船員は、彼の指揮下に在った。

黒海艦隊将兵は、ロシア人船員の儀礼兵の近くに建立されたギリシャ初代大統領イオアニス・カポディストリアスの記念碑への献花式典に参加した。

その後、「スメトリーヴイ」乗組員の黒海艦隊軍楽隊は、ケルキラ街頭の軍事的な尊敬を受けている高名な提督・神聖と正義の戦士フョードル・ウシャコーフの記念碑の前で演奏した。

港に停泊中のロシア戦闘艦は、住民及びギリシャの島々のゲストの為に開放された。

国際公共フォーラムの枠組みにおいて、警備艦「スメトリーヴイ」は、コルフ島の他に、イオニア諸島から更に1ヶ所~レフカダへ9月26日に寄港する予定である。


黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]

この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]

2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。

帰港後はセヴァストーポリ浮きドックでオーバーホールが行なわれ、8月下旬に復帰しました。

8月31日-9月1日に航行試験を行なった後、9月14日にも検査航海の為に出航しました。

9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった]

9月22日、ギリシャパトラを訪問し、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部が譲渡されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]

そして9月25日にコルフ(ケルキラ)島を訪問しました。

コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。
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これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
【「イオニア諸島のロシア週間」公式サイト】


ギリシャ訪問を終えた後、「スメトリーヴイ」は、10月初頭に地中海東部で実施される演習へ参加します。
[ロシア海軍は9月-10月に地中海東部で演習を行なう]

ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年9月25日18時34分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は地中海のロシア海軍常設グループへ到着した】

本日(9月25日)、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」ボスポラス海峡ダーダネルス海峡の通過を完了し、地中海ロシア海軍常設グループの一員として加わった。

黒海艦隊旗艦にとって、これは2015年の3回目の遠海ゾーンへの出航となる。

この航海の目的は、10月初頭に地中海東部で実施される海軍連合部隊の演習へ乗組員が参加する為である。

その(演習の)活動段階期間中、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」には演習航海本部が置かれる。


プロジェクト1164(スラヴァ級)親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(1983年1月30日就役)は、9月17日に黒海で戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは黒海で戦闘訓練を行なった]

その後、9月24日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
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翌9月25日にボスポラス海峡ダータネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
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「モスクワ」は、10月初頭に地中海東部で実施される演習へ参加します。
[ロシア海軍は9月-10月に地中海東部で演習を行なう]


記事中で、今回の「モスクワ」の航海が「2015年の3回目の遠海ゾーンへの出航」と記されていますが、1回目は5月の中国海軍との合同演習、2回目は、6月上旬のエジプト海軍との合同演習と、それに続く大西洋遠征になります。

[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-)]

大西洋遠征地中海への展開任務を終えて帰港したのは8月18日ですが、それから約1ヶ月後、再び地中海へ行く事になりました。

ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年9月22日16時45分配信
【ギリシャ人は黒海艦隊の艦の乗組員へ聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイの遺骸を譲り渡した】

本日(9月22日)、地中海ロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行している黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、ギリシャパトラ港への業務寄港を行なった。

ロシア人船員ギリシャへの訪問は、パトラ府主教クリュソストモスの代理人から、黒海艦隊司令官の代理人として業務を行なうユーリー・オレホフスコイ少将ロシア正教会の代表への聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイの遺骸の譲渡式典から始まった。

式典は、バルカン半島最大の大聖堂である聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ教会で開催され、保管されていた使徒の頭部が、彼が付けられた十字架と共に渡された。

ロシア人船員は礼拝に参加し、セヴァストーポリから黒海艦隊将兵へ届けられた祓い清められたアンドレイ旗が掲げられた。

士官、准士官、海軍歩兵と艦の乗組員は、ロシア艦に掲げられた彼らの旗に貼り付けられた十字の由来となったロシアで最も崇拝されている聖人の1人の不朽の遺骸の礼拝が許された。

遺骸は箱に収められ、礼拝の為、セヴァストーポリ駐屯地大天使ミカエル教会へ届けられる。

黒海艦隊への遺骸の譲渡式典は、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将の要請によるアンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ財団により運営される。

今日、警備艦「スメトリーヴイ」パトラ港を去り、伝統的な行事である『イオニア諸島のロシア週刊』へ参加する為、ケルキラ島へ向かう。


黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]

この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]

2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。

帰港後はセヴァストーポリ浮きドックでオーバーホールが行なわれ、8月下旬に復帰しました。

8月31日-9月1日に航行試験を行なった後、9月14日にも検査航海の為に出航しました。

9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった]

そして9月22日、ギリシャパトラを訪問し、ロシア海軍旗である聖アンドレイ旗の由来となった聖人アンドレイ(アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ)イエスの4番目の弟子(使徒)~の遺骸の一部が譲渡されました。
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今後、警備艦「スメトリーヴイ」コルフ(ケルキラ)島へ向かいます。

コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。

これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
【「イオニア諸島のロシア週間」公式サイト】

ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはセヴァストーポリを抜錨し、ギリシャへ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2015年9月18日11時57分配信
【黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は「イオニア諸島のロシア週間」へ参加する】

本日、黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」はセヴァストーポリを出航し、黒海海峡へ針路を取った。
明日には同艦は地中海へ出るだろう。

警備艦「スメトリーヴイ」は航海計画に沿って国際海上活動行事へ参加し、更には伝統的な「イオニア諸島のロシア週間」の枠組みでギリシャコルフ港レフカダ港への業務寄港を行なう。

9月22日に警備艦「スメトリーヴイ」パトラ港への寄港中、パトラ府主教クリュソストモスから黒海艦隊へ贈られる聖使徒アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイの遺骸の一部が入った箱が下賜される
このイベントは、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将の要請によるアンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌィイ財団により運営される。

財団は、聖人の遺骸の一部を保管する為、セヴァストーポリ駐屯地大天使ミカエル教会へ安置する箱の製造を発注した。

公式行事の完了後、警備艦「スメトリーヴイ」地中海ロシア海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行を続ける。


黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]

この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]

2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。

帰港後はセヴァストーポリ浮きドックでオーバーホールが行なわれ、8月下旬に復帰しました。
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8月31日-9月1日に航行試験を行なった後、9月14日にも検査航海の為に出航しました。
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9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海ギリシャコルフ島(ケルキラ)へ向かいました。
[ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く]
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コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。

これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
【「イオニア諸島のロシア週間」公式サイト】

ロシア海軍最後のカシン級スメトリーヴイはギリシャへ行く

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年9月15日8時39分配信
【「スメトリーヴイ」はギリシャのコルフ島を訪問する準備を行なっている】

アンドレイ・ザイツェフ2等海佐が艦長を務める黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」はギリシャのコルフ島への公式訪問の為の準備を行なっている。

9月14日・月曜日夕方、同艦は戦闘訓練射爆場への検査出航へ出た。
9月18日・金曜日、同艦はセヴァストーポリから出発する予定であるとロシア海軍の情報提供者は話した。

計画によると、黒海艦隊船員は9月23日から25日までギリシャの島へ滞在する。
また、この航海中、コルフ島への寄港までに同艦は更に2つの港を訪問する事になっており、この内の1つに警備艦は係留される事になる。

その後、「スメトリーヴイ」海軍作戦連合部隊の一員として地中海で戦闘任務遂行を継続する。
これに先立ち、黒海艦隊第13艦船修理工場でのメインエンジンと船体の修理の実施後、8月31日から9月1日まで同艦は航行試験の為に海へ出た。

[『中央海軍ポータル』参考資料]
「スメトリーヴイ」
プロジェクト01090警備艦である。
1966年7月15日に61コムーナ記念ニコラエフ工場大型対潜艦プロジェクト61として起工され、1967年8月26日に進水し、1969年10月21日に海軍へ加入した。
1970年代にはシリア、ユーゴスラビア、ブルガリアを訪問し、1980年代にはチュニスを訪れた。

排水量:4460トン、全長-144メートル、幅-15.8メートル、吃水-4.57メートル、速力-39ノット、乗組員-266名。


黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、2013年9月12日から2014年2月8日まで地中海への航海を行ないました。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ戻った]

この間、2013年10月にはギリシャを訪問しています。
[黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャを訪れた]

2014年5月から9月にも地中海への航海を行なっています。

帰港後はセヴァストーポリ浮きドックでオーバーホールが行なわれ、8月下旬に復帰しました。
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8月31日-9月1日に航行試験を行なった後、9月14日にも検査航海の為に出航しました。
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そして9月18日にセヴァストーポリを出航し、地中海ギリシャコルフ島(ケルキラ)へ向かいます。

コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍フョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島フランスから解放しています。

これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島を訪れ、記念行事が開催されています。

昨年2014年には、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」コルフ島を訪れました。


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今回、警備艦「スメトリーヴイ」は9月23日から25日までコルフ島を訪れ、その後はロシア海軍地中海作戦連合部隊の一員として地中海東部に滞在します。

ロシア海軍は9月30日から10月7日の間にシリア沖でミサイル発射を含む軍事演習を行ないますが、「スメトリーヴイ」も参加するかもしれません。
[ロシア海軍は9月8日-17日と9月30日-10月7日にシリア沖で演習を実施する]

ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは地中海から帰投した

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『タス通信』より
8月20日15時09分配信
【ロケット艦「ミラーシュ」は地中海への最初の航海からセヴァストーポリへ帰投した】
モスクワ、8月20日/タス通信

黒海艦隊小型ロケット艦「ミラーシュ」は、ロシア海軍常設連合部隊の一員として行動した地中海への最初の航海からセヴァストーポリへ帰投した。
同艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は報道機関へ伝えた。

「この2ヶ月間の遠距離航海は、同艦乗組員にとっては初めての地中海エリアへの出航でした。
航海中にミラーシュは、特に、戦闘艦支隊の一員として一連の演習と訓練を実施しました」
トルハチェフ
は話した。

現在、「ミラーシュ」が所属する黒海艦隊ロケット艇旅団からは、エアクッションロケット艦「サムーム」が遠海ゾーンへ派出されている。


小型ロケット艦「ミラーシュ」は、2015年6月17日にセヴァストーポリを抜錨し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは初めて地中海へ行く]

地中海東部へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の一員として同海域へ展開しました。

7月下旬にはキプロスリマソール港へ寄港しました。


8月14日、同海域に居る黒海艦隊の艦と共に演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で演習を実施した]

そして8月20日、セヴァストーポリへ帰投しました。

ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で演習を実施した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年8月14日11時20分
【ロシア海軍の艦は地中海で演習を実施した】
モスクワ、8月14日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍常設連合部隊を構成する黒海艦隊の艦は地中海で演習を実施した。
金曜日、ロシア連邦黒海艦隊の代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は報道機関へ伝えた。

演習グループは、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」艦上の黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将により統制された。

「演習中に黒海艦隊の艦は船団護送活動へ取り組み、様々な高度からの仮想敵の空中攻撃手段の攻撃を撃退する任務を遂行し、敵水上艦に対する戦闘行動を行ないました」
トルハチェフ
は話した。

また、船員は、損傷した船の救援活動へ取り組み、「オーサ」からの高射ミサイル発射、海上目標を模した標的への砲撃を実行した。

巡洋艦「モスクワ」に加え、5隻の戦闘艦と3隻の支援船が任務への取り組みへ関わった。
その中には、警備艦「プイトリーヴイ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、小型ロケット艦「ミラーシュ」などが居た。


[ロシア黒海艦隊大西洋遠征(2015年6月-) ]

ロシア黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」は、2015年6月1日にセヴァストーポリを抜錨し、エジプトを訪問、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再び地中海東部へ行く]
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]

その後もセヴァストーポリへは戻らず、地中海に滞在していましたが、6月23日には大西洋へ行く事が明らかにされました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋へ行く]

6月24日朝、黒海艦隊艦船支隊ジブラルタル海峡を通過して大西洋へ出ました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]

[黒海艦隊艦船支隊]
指揮官:黒海艦隊副司令官ワレリー・クリコフ中将
親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」
警備艦「プイトリーヴイ」
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」
救助曳船「シャフテル」


7月10日、黒海艦隊艦船支隊アンゴラルアンダ港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはアンゴラのルアンダを訪れた]

7月14日にルアンダを出航した後、大西洋上で打撃有翼ミサイル「ヴルカーン」高射ミサイル「フォルト」の発射訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは大西洋上で長距離巡航ミサイルを発射した]

7月21日、黒海艦隊艦船支隊マラボ港へ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは赤道ギニアのマラボを訪れた]

マラボ港訪問を終えた後、黒海艦隊艦船支隊地中海へ戻る事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは地中海へ戻る]

8月初頭にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、8月5日にアフリカ大陸スペイン領セウタへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはスペインのセウタへ寄港した]

その後、地中海東部へ行き、8月14日には、同海域に居る黒海艦隊の艦と共に演習を実施しました。

今回の演習では、短距離艦対空ミサイル「オサ-M」(SA-N-4「ゲッコー」)の発射訓練も行なわれました。
(「モスクワ」、「プイトリーヴイ」、「サムーム」、「ミラーシュ」に搭載)


今回の演習へ参加したのは、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「プイトリーヴイ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、小型ロケット艦「ミラーシュ」、大型揚陸艦「アゾフ」、「ツェーザリ・クニコフ」、救助曳船「シャフテル」、SB-36、給油船「レナ」です。

小型ロケット艦「ミラーシュ」は6月下旬から地中海に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは初めて地中海へ行く]

7月下旬にはキプロスリマソール港へ寄港しました。

ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは初めて地中海へ行く

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『タス通信』より
2015年6月17日18時44分配信
【小型ロケット艦「ミラーシュ」は初の地中海任務遂行へと向かった】
モスクワ、6月17日/タス通信

黒海艦隊小型ロケット艦「ミラーシュ」は、本日(6月17日)、地中海ロシア連邦海軍常設グループの一員として任務を遂行する為、セヴァストーポリを抜錨した。
タス通信は、黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐より伝えられた。

「これは、戦力の計画ローテーションに沿って行なわれる同艦の乗組員にとっての初の遠海ゾーンへの出航です」
彼は説明した。

現在、地中海では、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、警備艦「プイトリーヴイ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」を含む黒海艦隊バルト艦隊の10隻以上の艦船が任務を遂行している。


黒海艦隊所属のプロジェクト12341小型ロケット艦「ミラーシュ」は、1983年8月30日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)アルマーズ造船所で起工され、1986年8月19日に進水、同年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
翌1987年2月24日に黒海艦隊へ編入され、正式に就役しました。
[小型ロケット艦「ミラーシュ」]

2008年8月の南オセチア紛争においては、グルジア海軍の艦艇部隊と交戦し、警備艇1隻を対艦ミサイル「マラヒート」で撃沈、もう1隻の戦闘艇高射ミサイル「オサー-M」で撃破しました。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]
[アブハジア沖海戦「詳細」]

現在のロシア連邦海軍において、実戦で敵艦を撃沈した実績を持つ唯一の艦です。

その後も黒海の中だけで活動していましたが、今回、初めて地中海へ派遣される事になりました。


現在、地中海に展開するロシア海軍の艦船は、少なくともこれだけ居るようです。

親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」(黒海艦隊)
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊)
エアクッションロケット艦「サムーム」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」(黒海艦隊)
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)
海洋曳船「MB-31」(黒海艦隊)
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊)
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」(黒海艦隊)
工作船「PM-138」(黒海艦隊)


数日後には小型ロケット艦「ミラーシュ」が加わる事になります。
その代わりに、現在地中海に居る艦の何れかが黒海へ戻りますが。