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ロシア海軍は新型深海作業用バチスカーフを購入する

『タス通信』より
2019年1月10日0時37分配信
【情報筋:(ロシア)海軍は特殊操作を行なう為のバチスカーフの購入を計画している】
モスクワ、1月9日/タス通信

ロシア連邦海軍は、6隻の特殊水中操作を行なう為の透明なバチスカーフの購入を計画している。
水曜日に『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

深海有人装置は、情報提供者によると、『ガスプロム』の発注の下で2022年までに設計局『マラヒート』が作成し、基礎ヴァージョンは海底パイプラインの故障の検査及び除去の為に意図されている。
「ですが、装置にはロシア連邦国防省深海調査管理総局が関心を示しており、このバチスカーフを特殊水中操作を行なう為の手段として見ております」
対談者は話した。

彼によると、「海軍へ引き渡される装置は、3つの艦隊~北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊で任務を遂行する」予定である。
「これらの各艦隊は、少なくとも2隻の装置を受け取ります」
対談者は説明した。

情報提供者は、装置の為の作業は今年に開始されなければならないと述べた。
バチスカーフは様々なマニピュレータを装備し、2500mまでの深度で作業を遂行でき、その乗組員は3名から成る。
「装置は球形であり、透明な船体はアクリル及びチタンであり、電気で動き、最低限一昼夜に渡る作業継続を保障します。
装置を搭載するのは、事実上あらゆる民間船及び軍用船で可能です」

対談者は説明した。

バチスカーフの開発費用は、10億ルーブル以上になる。



今回の記事で取り上げられているバチスカーフは、元々は民間用であり、『ガスプロム』が発注し、『マラヒート』設計局が開発します。

【『ガスプロム』公式サイト】

【『マラヒート』サンクトペテルブルク海洋機械製造局公式サイト】

これにロシア国防省(ロシア海軍)が目を付け、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊向けに計6隻を購入する意向を示しているようです。

新型バチスカーフがどのようなものになるかは現時点では分かりませんが、以前の「ミール」(「ミール-1」「ミール-2」)のようなものになるかもしれません。
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ロシア海軍北方艦隊の為の新世代原子力潜水艦カザンとクニャージ・ウラジーミルの工場航行試験は2019年夏に完了する

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『タス通信』より
2019年1月8日8時12分配信
【情報筋:潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」と「カザン」の工場航行試験は今夏に完了する】
モスクワ、1月8日/タス通信

原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」(プロジェクト955A、コード名「ボレイ-A」)及び「カザン」(プロジェクト885M、コード名「ヤーセン-M」)は今夏に工場航行試験を完了する。
『タス通信』は造船業界の情報提供者より伝えられた。

「現在、双方の潜水艦の航行試験は、北方海域の海軍射爆場の結氷状況に関連し、実施は中断しています。
試験は続けられ、今夏に完了します」

対談者は話した。

彼は、試験完了の日付は計画されていると説明した。
「近代化された潜水艦へ設置される新たなシステムの大量のチェックに関連し、当初から試験完了は今夏に予定されております」
対談者は強調した。


『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

以前、両方の潜水艦を建造している『セヴマシュ』の総取締役は、「クニャージ・ウラジーミル」「カザン」の工場航行試験は、2018年12月末に完了しなければならないと報道陣へ伝えた。

[「カザン」と「クニャージ・ウラジーミル」]
「カザン」
は、改善プロジェクト「ヤーセン-M」の下で建造された最初の原子力潜水艦である。
電波工学兵装複合体の基本要素、近代化された兵器及び材料、更には新たな特徴的な方式の船体に関し、変更及び技術的解決がプロジェクトへ導入されている。
「カザン」多目的潜水艦であり、有翼ミサイル「カリブル」或いは超音速ミサイル「オーニクス」で武装している。

「クニャージ・ウラジーミル」は、改善プロジェクト955Aのトップ潜水艦である。
プロジェクト955及び955A(それぞれ「ボレイ」及び「ボレイ-A」)の開発者は『ルビーン』海洋工学中央設計局(サンクトペテルブルク)である。
プロジェクト955955Aの差異は知られていないが、公開情報によると、「ボレイ-A」は船体構造が近代化され、新たなエレクトロニクスが使用され、更にプロジェクト955A潜水艦は、低騒音レベル及び敵艦を損傷させる事が可能な他の特性が非常に良くなっている。
この潜水艦の基本兵装は、潜水艦弾道ミサイル「ブラヴァー」である。



プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の2番艦(改型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」としては1番艦)「カザン」は、2009年7月24日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
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[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]

2017年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンはセヴェロドヴィンスク造船所で進水した]

2017年7月末からは、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンの係留試験が始まった]

2018年9月24日、「カザン」は最初の航行試験(工場航行試験)へ出発しました。

[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンの航行試験が始まった]

2019年夏には、工場航行試験を終えて国家受領試験が始まり、同年秋には有翼ミサイル魚雷の発射試験を行ないます。
[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンは2019年秋に巡航ミサイル及び魚雷の発射試験を行なう]

「カザン」ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。
[第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンは2019年にロシア海軍へ引き渡される]


プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦4番艦(プロジェクト955A「ボレイ-A」としては1番艦)K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]


2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]


ロシア側からの公式発表は有りませんが、「クニャージ・ウラジーミル」は既に洋上試験(工場航行試験)を開始しているようです。
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そして2019年夏から国家受領試験が始まり、同年秋には弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないます。
[ロシア海軍の為のボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年秋に弾道ミサイル"ブラヴァー"の発射試験を行なう]

「クニャージ・ウラジーミル」ロシア海軍への引き渡しは、2019年12月に予定されています。
[ボレイ-A級戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

ロシア海軍の大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーは2020年に南極へ行く

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『タス通信』より
2019年1月5日18時34分配信
【ロシア海軍の研究調査船は2019~2020年に大規模な探検へ向かう】
サンクトペテルブルク、1月5日/タス通信

大洋研究調査船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、2019~2020年に大規模な探検を行ない、南極海の調査を続ける。
土曜日、ロシア国防省は報道機関へ伝えた。

「ロシア海軍総司令部の監督の下、2019~2020年に計画されている大洋研究調査船アドミラル・ウラジーミルスキーの次の大規模大洋探検の準備は継続しております」
国防省は話した。

軍当局によると、探検中に南極海の調査が続けられる。

国防省が話したように、探検は、イワン・クルゼンシュテールンの生誕250周年記念日に捧げられるものである。
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「これには、アドミラル・ウラジーミルスキーに加え、太平洋艦隊の測量船マルシャル・ゲロヴァーニも参加します」
防衛当局
は指摘した。

国防省の情報では、現在、船はクロンシュタット海洋工場で航海前修理及び大洋調査及び水路調査の為の新たな装置の追加装備を行なっている。



プロジェクト852大洋研究調査船の3番船「アドミラル・ウラジーミルスキー」は、ポーランドで1973年12月1日に起工され、1974年4月4日に進水、1975年5月31日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

1990年から1994年までポーランドでオーバーホールを行ない、その後、バルト艦隊へ転属し、クロンシュタットへ回航されました。

2014年8月18日には北極海遠征に出発し、北極海を横断して10月下旬にはウラジオストクへ入港しました。

その後、太平洋を横断してパナマ運河を通過し、カリブ海へ行き、大西洋を横断して2015年1月17日にクロンシュタットへ帰投しました。

2015年11月6日には南極遠征へ出発し、2016年4月に帰投しました。
この間、アルジェ(アルジェリア)、スエズ(エジプト)、ジッダ(サウジアラビア)、ヴィクトリア(セーシェル諸島)、マダガスカル、マプト(モザンビーク)、ケープタウン(南アフリカ)、マラボ(赤道ギニア)、ルアンダ(アンゴラ)、リスボン(ポルトガル)を訪問しました。

南極遠征


帰港



なお、この「アドミラル・ウラジーミルスキー」の南極遠征に関し、全く根も葉もないデマを流布している者達が居ます。

2016年3月21日
【古代プラズマ兵器「ガブリエルの箱舟」ついに発見される!? 現在プーチンが南極に輸送中!】

2016年3月24日
【ガブリエルの箱舟】

2017年3月20日
【ロシア海軍が南極に運んだ究極のプラズマ兵器「ガブリエルのアーク」】

無論言うまでもなく、これらのページに書いてある事は全てデタラメです。
少し・・・頭冷やそうか・・・

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2017年12月にはインド洋の調査航海へ出発しました。


2018年5月末にはシチリア島へ到着しました。


2018年6月8日に帰投しました。


2018年7月初頭からクロンシュタットでオーバーホール及び近代化改装が始まり、完了は2019年11月に予定されています。
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今回のロシア国防省の発表によると、「アドミラル・ウラジーミルスキー」はオーバーホールを完了した後、つまり2019年12月に研究調査航海へ出発するようです。

そして翌2020年には、再び南極大陸へ行く事になります。

記事中にロシア海軍の探検家提督アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン(イワン・フョードロヴィチ・クルゼンシュテールン)の名前が出てきますが、同氏は1770年11月19日生まれですから、生誕250周年は2020年11月19日になります。
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「アドミラル・ウラジーミルスキー」と共に南極へ行く太平洋艦隊測量船「マルシャル・ゲロヴァーニ」プロジェクト862の1隻であり、こちらもポーランドで建造された船です。
(1983年7月29日就役)
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ロシア海軍の70隻以上の艦船は洋上で新年(2019年)を迎えた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア海軍情報供給部発表
2018年12月31日15時30分配信
【海軍の70隻以上の艦及び支援船は海上で新年を迎える】

ロシア海軍の70隻以上の及び支援船は、遠海ゾーン及び大洋ゾーンで、確立された戦闘準備態勢のレベルを落とす事無く新たな2019年を迎える。

及びでは祝賀行事が行なわれ、当直から解放された全ての乗組員が参加する。
監視所で当直に就いている将兵には、慣例によりジェド・マロースが訪れ、軍事船員へ甘美な贈り物を配る。

祝祭の前の特別な配給サービスでは、全てのロシア人が好きなサラダ「オリヴィエ」、更にはフルーツと甘いパンを含む伝統の祝祭メニューが用意される。

更に新年の夜、祖国の沿岸から離れて任務を遂行している水兵、下士官、准士官、士官へ、彼らの家族及び親類からの手紙、祝賀状、贈り物が渡される。



現在、太平洋艦隊ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」の3隻は、太平洋上を航行中です。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は洋上で新年(2019年)を迎えた]

また、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも10隻のロシア海軍の艦船が滞在しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」
2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」2017年9月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」
2018年11月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」:2018年12月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「プリアゾヴィエ」:2018年12月末から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2018年10月下旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-31:2018年12月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2017年8月中旬から地中海東部に滞在

[北方艦隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
2018年12月下旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「カーマ」:2018年12月下旬から地中海東部に滞在


今回のロシア海軍広報部発表では触れられていませんが、この他にも、例えばパトロール中の北方艦隊及び太平洋艦隊戦略原子力潜水艦大西洋地中海で行動中の原子力潜水艦ロシア本土近海で行動中の通常動力潜水艦小型水上艦、特殊任務に就いている偵察艦調査船、測量船なども有り、大小の艦船を総計すると70隻以上が洋上に居るようです。

2018年にロシア海軍へ25隻以上の艦艇が就役した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年12月30日9時22分配信
【2018年にロシア海軍へ25隻以上の戦闘艦及び支援船が補充された】

「2018年、ロシア海軍には、25隻以上の戦闘艦、支援船及び支援艇が補充されました。
その中には、プロジェクト22350フリゲート"アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ"、プロジェクト20380コルベット"グロームキー"、プロジェクト11711大型揚陸艦"イワン・グレン"、小型ロケット艦"ヴイシニー・ヴォロチョーク"、"オレホヴォ・ズエヴォ"、"ムィティシ"、哨戒艦"ワシーリー・ブイコフ"、対水中工作艇及び哨戒艇、プロジェクト23120複合後方支援船"エリブルス"、泊地曳船及び曳航艇、更には幾つかの水路調査船及び捜索救助支援船が含まれます」

海軍総司令部造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は述べた。
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「現在、兵器複合体を含む一連の能力値において、我々は、外国が建造した艦に優越していると確信できます。
今、ロシア海軍に在籍する小型ロケット艦は、既に、恒常駐留所を大きく離れた地中海での活動において、その効果性を示しております」
ウラジーミル・トリャピチニコフ
少将は付け加えた。

彼によると、既に今、同時並行で近海ゾーン艦が建造され、設計局は遠海ゾーン艦プロジェクトを開発し、既存のプロジェクト艦の近代化を行なっている。

計画によると、近い将来、大洋ゾーンの艦船グループの基礎は、増加した打撃戦闘能力と防衛潜在力を有する新世代多機能艦で構成される。



2018年にロシア海軍へ就役した主な艦船は、以下の通りです。

4月9日:プロジェクト23120多機能後方支援船「エリブルス」(北方艦隊)
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[プロジェクト23120多機能後方支援船エリブルスはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

6月1日:プロジェクト21631小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」(黒海艦隊)

[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

6月20日:プロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」(北方艦隊)

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

6月25日:プロジェクト18280中型偵察艦「イワン・フルス」(黒海艦隊)
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[プロジェクト18280偵察艦の2番艦イワン・フルスはロシア海軍へ就役した]

7月28日:プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(北方艦隊)

[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]

12月10日:プロジェクト21631小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」(黒海艦隊)

[プロジェクト21631小型ロケット艦の7番艦オレホヴォ・ズエヴォはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

12月17日:プロジェクト22800小型ロケット艦「ムィティシ」(バルト艦隊)

[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦1番艦ウラガーン改めムィティシはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

12月20日:プロジェクト22160哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」、プロジェクト22870救助曳船「カピタン・グルイエフ」(黒海艦隊)

[新型哨戒艦ワシーリー・ブイコフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

12月25日:プロジェクト20380コルベット「グロームキー」(太平洋艦隊)


[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

この他にも15隻以上の各種船艇(哨戒艇、水路調査艇、捜索救助艇、自走海上クレーン、泊地曳船など)が就役しました。

プロジェクト22350フリゲート、プロジェクト11711大型揚陸艦、プロジェクト20380コルベット、プロジェクト22160哨戒艦、プロジェクト21631小型ロケット艦、プロジェクト22800小型ロケット艦、プロジェクト23120多機能後方支援船は、同型艦が建造中です。

記事の最後で触れられていますが、より大型の遠海ゾーン艦、具体的には、プロジェクト22350Mフリゲート、汎用揚陸艦(ヘリコプター揚陸艦)、新世代原子力駆逐艦「リデル」の設計作業も進められています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350Mフリゲート(改アドミラル・ゴルシコフ型)の草案設計の契約が締結された]
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]
[プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦]

ロシア海軍の為の海軍歩兵戦闘車両プラットフォームが開発される

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『タス通信』より
2018年12月26日7時9分配信
【ロシア連邦海軍歩兵の為に高機動戦闘車両が開発される】
モスクワ、12月26日/タス通信

海軍歩兵の新たな戦闘車両が作成され、「中期的将来」ロシアで軍備採用される。
ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは、新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』へのメッセージにおいて、こう語った。

総司令官は指摘した。
「中期的将来には、敵の装甲物体及び人員を破壊(撃滅)し、戦闘任務遂行の全ての段階において火力支援を行なう指定戦闘任務の遂行場所まで海軍歩兵部隊を移送する為の海軍歩兵の標準戦闘車両の作成と軍備採用が計画されております」

コロリョーフは、新たな高機動水陸両用戦闘車両「北極を含めたあらゆる緯度及び気候条件下で海軍歩兵の活動の支援が可能である」と説明した。

以前にメディアが『ウラルヴァゴンザヴォート』のプレゼンテーションを引用して報じたように、海軍歩兵戦闘車両の戦闘重量は約35トン、速度-路上で時速75キロメートル、水上で時速37キロメートル。
車両の乗員は4名で構成され、揚陸隊員は10名の海軍歩兵である。
注目されるのは、海軍歩兵戦闘車両が、57mm砲AU-220M及び対戦車ミサイル「アターカ」で構成される戦闘モジュール「キンジャール」で武装できる事にある。

海軍歩兵の為の特殊戦闘車両(コード名「海軍歩兵戦闘車プラットフォーム」)の作成計画に関する初めての報道は、2013年に現れた。
この時、公開情報及びメディアは、新たな車両には、BMP-3100mm砲の戦闘モジュールを持つ車輪ベースを含む様々なヴァージョンが有ると伝えた。

現在、ロシア連邦海軍歩兵の軍備に特殊車両は無く、この系統は陸軍の装甲車両部隊で運用されている。
特に、海軍歩兵の軍備には、装甲輸送車BTR-80F及びBTR-82A、戦闘偵察巡視車が在る。



ロシア海軍新世代歩兵戦闘車両の開発の情報が最初に出てきたのは、2013年2月でした。

この時には、当時、当時ロシアフランスへ発注していたヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」級の搭載用という話でした。
[ロシアはヘリ空母ミストラル級の為の新たな歩兵戦闘車を開発する]

その後、「ミストラル」級の契約は破棄され、フランスロシアへ9億4975万4849ユーロを支払い、既に設置済みだったロシア製機器を全て取り外してロシアへ返却しました。
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル級]

しかし、ロシア海軍歩兵新世代歩兵戦闘車両の開発計画は「海軍歩兵戦闘車プラットフォーム」として存続しています。

記事中でも触れられていますが、これは基本プラットフォームをベースにして様々なタイプの車両に変身できます。
・歩兵戦闘車
・指揮車
・対空防衛車
・戦闘支援車
・偵察車
・自走砲

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更には、歩兵戦闘車としての武装にも5つのヴァージョンが有ります。
(上の模型は100mm低圧砲搭載ヴァージョン)
・戦闘モジュール「バフチャ」:100mm低圧砲及び30mm機関砲
・戦闘モジュール「キンジャール」:57mm砲
・30㎜機関砲モジュール
・14.5mm機関銃モジュール
・12.7mm機関銃及び7.62mm機関銃モジュール

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近い将来のロシア海軍の水上戦闘艦の主力は新世代フリゲートになる

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『タス通信』より
2018年12月26日7時41分配信
【ロシア海軍の大洋グループはフリゲートと大型揚陸艦から成る】
モスクワ、12月26日/タス通信

ロシア海軍大洋グループの基礎はフリゲート大型揚陸艦から成り、近海ゾーンでの基礎的機能は、コルベット小型ロケット艦により遂行される。
ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフは、新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』へのメッセージにおいて、こう語った。

「将来の大洋ゾーンの艦船グループの基礎は、増加した打撃戦闘能力と防衛潜在力を有するフリゲートと大型揚陸艦で構成されます」
総司令官は話した。

特に提督は、海軍総司令部が、同プロジェクトのトップ艦「イワン・グレン」の運用の分析と、同シリーズ艦の特性の増加を考慮に入れたプロジェクト11711大型揚陸艦の建造継続問題を検討している事を指摘した。

コロリョーフは、将来の近海ゾーン海軍水上艦の基礎は、プロジェクト20380コルベット(国内の分類は警備艦)とプロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦になると説明した。
彼によると
「海軍のこのクラスの艦は、大型水上戦闘艦と同様に、高精度兵器により大規模な打撃を与える戦闘能力を有しています」

[駆逐艦と汎用揚陸艦の作業は継続する]
同時に提督は、「駆逐艦」及び「汎用揚陸艦」クラスの艦の作成作業は継続されている事を指摘した。
将来のロシア海軍の目的についての話で総司令官は指摘した。
「我が国は、12の海と3つの大洋への出口を有しており、陸地の2倍以上の長さの海上境界線を有しており、その面倒を見る義務が有ります。
現実の国益の保障と国家の安全のために海軍を建設し、開発します」


現在、公開情報によると、ロシア海軍は、「駆逐艦」クラスと、それよりも大きな水上戦闘艦として、1隻の中型航空母艦、3隻の重ロケット巡洋艦、3隻のロケット巡洋艦と4隻の駆逐艦を有する。
ロシア海軍の為に国内の造船所で汎用揚陸艦は建造されておらず、フランス汎用揚陸艦「ミストラル」の購入は断念された。
比較の為に、アメリカ合衆国海軍には、11隻の重原子力航空母艦、22隻のロケット巡洋艦と66隻の駆逐艦が在る。



今回、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ提督が「大洋ゾーンの海軍グループの基礎」になる「フリゲート」と言っているのは、具体的にはプロジェクト22350の事です。
[プロジェクト22350フリゲート(アドミラル・ゴルシコフ型)]
今年(2018年)の7月28日には、1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」が就役し、12月21日には2番艦「アドミラル・カサトノフ」の洋上試験が始まりました。
今後は3番艦と4番艦が就役し、更に追加建造される可能性が有ります。
その後、拡大発展型(22350M)の建造も予定されています。

「大型揚陸艦」は、主にプロジェクト11711を指しています。
[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]
今年(2018年)の6月20日には1番艦「イワン・グレン」が就役し、2番艦「ピョートル・モルグノフ」の艤装工事が進められています。
こちらも、更に追加建造される可能性があり、それは拡大発展型になるかもしれません。

一方、近海ゾーン海軍グループの基礎は、プロジェクト20380シリーズのコルベットと、新世代の小型ロケット艦となります。
[プロジェクト20380/20385コルベット]
20380は既に6隻が就役しており、4隻の20380と2隻の20385(武装強化型)が建造中です。
拡大発展型のプロジェクト20386は1番艦「ジェルズキー」が建造中です。
[プロジェクト20386コルベット(ジェルズキ―型)]

新世代小型ロケット艦として、プロジェクト21631小型ロケット艦が建造されています。
[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]
既に7隻が就役し(この内の2隻は今年就役)、5隻が建造中です。

更に、プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦の建造も進められています。
[プロジェクト22800カラクルト小型ロケット艦]
今年(2018年)の12月17日には1番艦「ムィティシ」が就役し、後続艦も建造中です。

これらの新世代小型ロケット艦有翼ミサイル「カリブル」を装備しており、対地攻撃も可能となっております。
[ロシア海軍は2018年4月~6月に49基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]
実際に21631小型ロケット艦の一部はシリアのテロ組織を攻撃しています。
[ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


更なる将来(2020年代以降)には、より大型の新世代原子力駆逐艦「リデル」汎用揚陸艦(ヘリコプター揚陸艦)も建造されます。
[プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦]
[新世代汎用揚陸艦セヴァストーポリ型]

ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP)の洋上試験の準備は進められている

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年12月3日12時28分配信
【ロシアは潜水艦の為の嫌気性エンジンの実験用モデルを作成した】
モスクワ、12月3日-ロシア通信社ノーボスチ

潜水艦の為の嫌気性(非大気依存)発電装置の実験用モデルは既に建設され、海上での試験を待っている。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは報道陣へ伝えた。

非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加にある。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。

「実験用モデルは、2つの異なるコンセプトで開発及び建設されています。
今日における我々の課題は、実験用モデルをプロトタイプ潜水艦の船体へ納める事と、現実の限界及び圧力を考慮した中での試験の開始です」
ラフマノフ
は話した。

彼によると、非大気依存発電装置の試験は、現段階では肯定的な結果を出している。
「運転は万事この上なく上手く行っており、発電も万事この上なく上手く行っており、分解も万事この上なく上手く行っております」

ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。

このような装置の作成作業は、2つの設計局へ割り当てられている~『マラヒート』『ルビーン』



ロシア潜水艦設計局である海洋工学中央設計局『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。
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この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

その後も陸上試験は続けられました。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

海洋工学中央設計局『ルビーン』によると、新たな非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は既に完了しています。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した]

今後建造されるロシア第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級には、このAIP機関が搭載されます。
[ロシア第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」]

更に、ロシアのもう1つの潜水艦設計局であるサンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、閉サイクル・ガスタービン型AIP機関を開発しています。
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今後は、これら2種類のAIP機関潜水艦に搭載し、海上での試験が実施されます。

AIP機関の試験を行なうのは、現在建造中の第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級になるようです。
[プロジェクト677ラーダ潜水艦]

ロシアは、以前に潜水艦用の燃料電池「クリスタール」を試作していますし、ソヴィエト連邦時代の1950年代には、閉サイクル機関搭載のプロジェクト615潜水艦を建造しています。
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現在開発中の2種類のAIPは、これらの流れを汲むものと言えるでしょう。


この他、『ルビーン設計局』は、潜水艦用のリチウムイオン電池の開発も進めています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]

ロシア海軍は2018年11月1日~3日にノルウェー海でミサイル発射演習を実施する

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月29日13時34分配信
【ロシア海軍はノルウェー海のNATO演習海域の近くでミサイル射撃を計画している】
ロンドン、10月29日、インタファクス-AVN

航空スタッフの為の国際通知(NOTAM)によると、ロシア海軍の艦は、11月1日~3日にノルウェー海ミサイル射撃を実施する。

「ロシア海軍は、11月1日~3日にノルウェー海水域でミサイル射撃演習の実施を計画しています」
NOTAM
は伝えた。

NOTAMが示した座標によると射撃は、、10月25日から11月7日まで「冷戦」終結後最大のNATO演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』の実施の為に閉鎖されている海域の至近距離で実施される。
それは、ノルウェー北大西洋近辺の海域、バルト海、更にはスウェーデン及びフィンランドの領空で実施される。
演習には、合計29の同盟加盟国、更にはスウェーデンフィンランドから合計で約5万名の将兵、250機の戦闘航空機、65隻の艦艇、更には、約1万両の戦闘車両が参加する。

伝えられたように、10月27日、2機のブリテン王立空軍の当直戦闘機「トーネード」は、ノルウェー海上空を飛行し、南西へ向かっていたロシア戦略爆撃機Tu-160と会う為にスコットランドのロジーマス航空基地から飛び立った。
ロシアロケット機は、ムルマンスク州航空基地「オレーニヤ」から飛び立ち、NATO演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』が実施されるノルウェー海岸沿いに飛行していた。
その後、爆撃機Tu-160ノルウェー沿岸で方向転換し、北方へ進路を取った。
ブリテン戦闘機は、モスクワ時間16時55分にロジーマス航空基地へ向かった。



記事で触れられていますが、NATO軍演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』は、10月25日から11月7日までノルウェー周辺で実施されます。
【演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』公式サイト】

これに合わせるように、ロシア海軍ノルウェー海で11月1日~3日にミサイル発射演習を行ないます。

10月18日には、ロシア北方艦隊原子力水中巡洋艦(巡航ミサイル原潜)バレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦はバレンツ海で演習を実施した]

ロシア海軍の巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフの修復作業が始まる

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2018年10月20日18時37分配信
【ノヴォロシースク海軍基地の専門技術者は巡洋艦博物館「ミハイル・クトゥーゾフ」の修理作業を行なう】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地の専門技術者は、英雄都市ノヴォロシースクの名刺である巡洋艦博物館「ミハイル・クトゥーゾフ」(サンクトペテルブルク中央海軍博物館の支所)の計画修理回復作業の実行を開始した。

現在、軍事専門技術者は、艦の船体の保全回復作業を行なっている。
潜水夫巡洋艦の左舷約60平方メートルの水中部分を調査し、10時間以上に渡り水中で作業を行なう。

近い内に潜水夫は、艦の右舷の複合分析活動を実施する。

修理回復作業を実施する目的は、巡洋艦のドック入りの準備の為であり、ノヴォロシースク海軍基地の2隻の泊地潜水夫艇と10名の緊急救助支隊の専門家が参加する。

[参照]
巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」
は1951年2月22日にニコラエフで起工された。
1951年11月29日に進水し、1954年8月9日に巡洋艦は海軍旗を掲揚し、艦は赤旗黒海艦隊へ加入した。

黒海艦隊の一員としての勤務期間中に巡洋艦は211900海里を航行し、ルーマニア(1955年)、ユーゴスラビア(1956年と1964年)、アルバニア(1956年と1957年)、ブルガリア(1964年)、アルジェリア(1968年)を訪問した。
1967年6月にはエジプト軍を、1968年8月1日から10月31日まではシリア軍を援助する任務を遂行する為、軍事行動ゾーンに滞在した。

1987年、巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」海軍の予備役へ移された。
2001年8月にノヴォロシースクへ移転し、2002年7月から中央海軍博物館(サンクトペテルブルク市)の支所となった。



[スヴェルドロフ(ジェルジンスキー)型巡洋艦リスト]
[スヴェルドロフ型各タイプ]

プロジェクト68bis/68A(「スヴェルドロフ」型)巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」は、1955年1月31日に黒海艦隊へ編入され、以後、1987年に予備役となるまで同艦隊で行動しました。
[回想のソ連巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ]

1968年9月24日にノヴォロシースクで一般公開された「ミハイル・クトゥーゾフ」
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地中海で行動中の「ミハイル・クトゥーゾフ」(1969年)
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ソ連邦解体後、他の同型艦が解体される中、本艦だけはセヴァストーポリで保管され、2002年7月からノヴォロシースクで記念艦として公開されています。
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ(その1)]
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ(その2)]
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ近影(2008年6月)]
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