FC2ブログ

ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP)の洋上試験の準備は進められている

18-1204b.jpg
18-1204c.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年12月3日12時28分配信
【ロシアは潜水艦の為の嫌気性エンジンの実験用モデルを作成した】
モスクワ、12月3日-ロシア通信社ノーボスチ

潜水艦の為の嫌気性(非大気依存)発電装置の実験用モデルは既に建設され、海上での試験を待っている。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは報道陣へ伝えた。

非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加にある。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。

「実験用モデルは、2つの異なるコンセプトで開発及び建設されています。
今日における我々の課題は、実験用モデルをプロトタイプ潜水艦の船体へ納める事と、現実の限界及び圧力を考慮した中での試験の開始です」
ラフマノフ
は話した。

彼によると、非大気依存発電装置の試験は、現段階では肯定的な結果を出している。
「運転は万事この上なく上手く行っており、発電も万事この上なく上手く行っており、分解も万事この上なく上手く行っております」

ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。

このような装置の作成作業は、2つの設計局へ割り当てられている~『マラヒート』『ルビーン』



ロシア潜水艦設計局である海洋工学中央設計局『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。
18-1204d.jpg

この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

その後も陸上試験は続けられました。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

海洋工学中央設計局『ルビーン』によると、新たな非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は既に完了しています。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した]

今後建造されるロシア第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級には、このAIP機関が搭載されます。
[ロシア第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」]

更に、ロシアのもう1つの潜水艦設計局であるサンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、閉サイクル・ガスタービン型AIP機関を開発しています。
18-1204e.jpg

今後は、これら2種類のAIP機関潜水艦に搭載し、海上での試験が実施されます。

AIP機関の試験を行なうのは、現在建造中の第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級になるようです。
[プロジェクト677ラーダ潜水艦]

ロシアは、以前に潜水艦用の燃料電池「クリスタール」を試作していますし、ソヴィエト連邦時代の1950年代には、閉サイクル機関搭載のプロジェクト615潜水艦を建造しています。
18-1204a.jpg

現在開発中の2種類のAIPは、これらの流れを汲むものと言えるでしょう。


この他、『ルビーン設計局』は、潜水艦用のリチウムイオン電池の開発も進めています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]
スポンサーサイト

ロシア海軍は2018年11月1日~3日にノルウェー海でミサイル発射演習を実施する

18-1029b.jpg
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年10月29日13時34分配信
【ロシア海軍はノルウェー海のNATO演習海域の近くでミサイル射撃を計画している】
ロンドン、10月29日、インタファクス-AVN

航空スタッフの為の国際通知(NOTAM)によると、ロシア海軍の艦は、11月1日~3日にノルウェー海ミサイル射撃を実施する。

「ロシア海軍は、11月1日~3日にノルウェー海水域でミサイル射撃演習の実施を計画しています」
NOTAM
は伝えた。

NOTAMが示した座標によると射撃は、、10月25日から11月7日まで「冷戦」終結後最大のNATO演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』の実施の為に閉鎖されている海域の至近距離で実施される。
それは、ノルウェー北大西洋近辺の海域、バルト海、更にはスウェーデン及びフィンランドの領空で実施される。
演習には、合計29の同盟加盟国、更にはスウェーデンフィンランドから合計で約5万名の将兵、250機の戦闘航空機、65隻の艦艇、更には、約1万両の戦闘車両が参加する。

伝えられたように、10月27日、2機のブリテン王立空軍の当直戦闘機「トーネード」は、ノルウェー海上空を飛行し、南西へ向かっていたロシア戦略爆撃機Tu-160と会う為にスコットランドのロジーマス航空基地から飛び立った。
ロシアロケット機は、ムルマンスク州航空基地「オレーニヤ」から飛び立ち、NATO演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』が実施されるノルウェー海岸沿いに飛行していた。
その後、爆撃機Tu-160ノルウェー沿岸で方向転換し、北方へ進路を取った。
ブリテン戦闘機は、モスクワ時間16時55分にロジーマス航空基地へ向かった。



記事で触れられていますが、NATO軍演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』は、10月25日から11月7日までノルウェー周辺で実施されます。
【演習『トライデント・ジャンクチュア-2018』公式サイト】

これに合わせるように、ロシア海軍ノルウェー海で11月1日~3日にミサイル発射演習を行ないます。

10月18日には、ロシア北方艦隊原子力水中巡洋艦(巡航ミサイル原潜)バレンツ海で演習を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦はバレンツ海で演習を実施した]

ロシア海軍の巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフの修復作業が始まる

18-1021c.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2018年10月20日18時37分配信
【ノヴォロシースク海軍基地の専門技術者は巡洋艦博物館「ミハイル・クトゥーゾフ」の修理作業を行なう】

黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地の専門技術者は、英雄都市ノヴォロシースクの名刺である巡洋艦博物館「ミハイル・クトゥーゾフ」(サンクトペテルブルク中央海軍博物館の支所)の計画修理回復作業の実行を開始した。

現在、軍事専門技術者は、艦の船体の保全回復作業を行なっている。
潜水夫巡洋艦の左舷約60平方メートルの水中部分を調査し、10時間以上に渡り水中で作業を行なう。

近い内に潜水夫は、艦の右舷の複合分析活動を実施する。

修理回復作業を実施する目的は、巡洋艦のドック入りの準備の為であり、ノヴォロシースク海軍基地の2隻の泊地潜水夫艇と10名の緊急救助支隊の専門家が参加する。

[参照]
巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」
は1951年2月22日にニコラエフで起工された。
1951年11月29日に進水し、1954年8月9日に巡洋艦は海軍旗を掲揚し、艦は赤旗黒海艦隊へ加入した。

黒海艦隊の一員としての勤務期間中に巡洋艦は211900海里を航行し、ルーマニア(1955年)、ユーゴスラビア(1956年と1964年)、アルバニア(1956年と1957年)、ブルガリア(1964年)、アルジェリア(1968年)を訪問した。
1967年6月にはエジプト軍を、1968年8月1日から10月31日まではシリア軍を援助する任務を遂行する為、軍事行動ゾーンに滞在した。

1987年、巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」海軍の予備役へ移された。
2001年8月にノヴォロシースクへ移転し、2002年7月から中央海軍博物館(サンクトペテルブルク市)の支所となった。



[スヴェルドロフ(ジェルジンスキー)型巡洋艦リスト]
[スヴェルドロフ型各タイプ]

プロジェクト68bis/68A(「スヴェルドロフ」型)巡洋艦「ミハイル・クトゥーゾフ」は、1955年1月31日に黒海艦隊へ編入され、以後、1987年に予備役となるまで同艦隊で行動しました。
[回想のソ連巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ]

1968年9月24日にノヴォロシースクで一般公開された「ミハイル・クトゥーゾフ」
18-1021a.jpg

地中海で行動中の「ミハイル・クトゥーゾフ」(1969年)
18-1021b.jpg

ソ連邦解体後、他の同型艦が解体される中、本艦だけはセヴァストーポリで保管され、2002年7月からノヴォロシースクで記念艦として公開されています。
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ(その1)]
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ(その2)]
[巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフ近影(2008年6月)]
18-1021d.jpg
18-1021e.jpg

ロシア海軍太平洋艦隊及び北方艦隊の戦略原潜は弾道ミサイル発射演習を行なった


『タス通信』より
2018年10月12日0時46分配信
【ロシアは戦略核部隊の演習を実施した】
モスクワ、10月11日/タス通信

ロシア戦略核部隊の演習は、木曜日に大統領・最高司令官ウラジーミル・プーチンの指示の下で実施された。
ロシア連邦国防省は発表した。

「2018年10月11日、ロシア連邦軍最高司令官・大統領ウラジーミル・プーチンの指示の下で戦略核部隊の演習が実施されました」
軍当局は話した。

演習中、軍の管理システム、更には、ロシア連邦軍国立指揮センターから及び連合部隊の指揮所への全ての縦方向の管理下での戦闘演習信号及び命令の伝達の信頼性の監査が行なわれた。
演習には、海上、航空及び地上の戦略核部隊ミサイル攻撃警告システムが関わった。

実施された戦闘演習では、バレンツ海及び太平洋潜水艦から弾道ミサイルが発射され、更には航空誘導ミサイル及び有翼ミサイルが、ウクラインカ、エンゲリス、シャイコフカ飛行場遠距離航空隊航空機から発射された。

「ロケット連隊の戦闘班、当直勤務の指揮所、北方艦隊及び太平洋艦隊の原子力潜水艦、航空宇宙軍の遠距離航空隊の爆撃機及び戦略ロケット機の飛行士は、実地活動へ取り組みました」
国防省
は伝えた。

当局は、地上電波位置測定ステーション及び個々の宇宙システムは、潜水艦からの全てのミサイル発射をリアルタイムで探知した事を強調した。
「これらから与えられる情報は、国及び軍の指揮所へ転送されました。
演習任務は完璧に遂行されました。
全ての演習の目標は、チジャ、ぺムボイ、クラ、テレクタ射爆場でした」
国防省
は纏めた。



北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦(プロジェクト667BDRM)



太平洋艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦


ロシア航空宇宙軍の戦略爆撃機Tu-160


ロシア航空宇宙軍の戦略爆撃機Tu-95MS


ロシア航空宇宙軍の爆撃機Tu-22M3

ルビーン設計局はロシア海軍の潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)の開発を進めている

18-0921b.jpg
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月20日11時13分配信
【『ルビーン』:潜水艦の為の嫌気性エンジンの開発は計画下で行なわれている】

潜水艦の為の非大気依存発電装置の開発は計画下で行なわれており、試験が始まっている。
9月20日・木曜日、『中央海洋工学設計局ルビーン』総取締役イーゴリ・ヴィリニトは、サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で開催されたプロジェクト677潜水艦の最初の生産艦「クロンシュタット」の進水式典において語った。


非大気依存(嫌気性)発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増大である。
潜水艦は、より長期間~2-3週間まで浮上する事無く水中に居たまま蓄電池を充電する機会を得る。

2016年初頭、メディアは、2017年には嫌気性エンジンを装備する新たなロシア通常動力潜水艦「カリーナ」の建造を開始できると伝えた。
しかし2017年夏、海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、非大気依存発電装置の開発の為の基盤となるのはプロジェクト677「ラーダ」であると『Mil.Press FlotProm』特派員へ語った。

「ルビーンは有用なプロトタイプの作業を提示した後で、我々は、この装置を有する潜水艦を設計する決定を下しました。
その為の基盤となるのは、全て同様にプロジェクト677となる予定です」
ヴィクトール・ブルスク
は説明した。

以前、ロシア海軍は、『ルビーン』から用意の整った嫌気性装置を受け取るのは、2021~2022年を見込んでいると表明した。

2010年から、サンクトペテルブルク機械製造局『マラヒート』は、閉サイクルで動作するガスタービンエンジンを有する非大気依存発電装置の作成作業の実行を主導しており、2015年、研究試験を行なう時期までの動作模型モデルを受け取った。



ロシア海洋工学中央設計局『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。

この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

その後も陸上試験は続けられました。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

海洋工学中央設計局『ルビーン』によると、新たな非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は既に完了しています。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した]

今後建造されるロシア第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級には、このAIP機関が搭載されます。
[ロシア第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」]

「カリーナ」級へ搭載する前に、別の艦でAIP機関の洋上試験が行なわれ、2021~2022年の完了が予定されています。
[ロシア海軍の第5世代通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)の洋上試験は2021年に完了する]

AIP機関の試験を行なうのは、現在建造中の第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級になるようです。
[プロジェクト677ラーダ潜水艦]


この他、ルビーン設計局は、潜水艦用のリチウムイオン電池の開発も進めています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]

更には、ロシアのもう1つの潜水艦設計局である『マラヒート』閉サイクル型AIP機関を開発しています。

ロスアトムはロシア軍(海軍)の為の新たな液体金属冷却原子炉を開発する

18-0520d.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年5月18日3時3分配信
【ロスアトムは軍の為の重金属原子炉の開発を行なう】
モスクワ、5月18日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア原子力部門の専門家は、防衛目的の重液体金属冷却原子炉の分野での開発作業を行なう。
国営企業『ロスアトム』傘下の株式会社『試作設計局ギドロプレス』(ポドリスク、モスクワ州)の年次公式報告書の資料には、こう記載されている。

「重液体金属冷却原子炉の作業は、国家防衛発注の枠組みで遂行されます」
公開されている同社の中央情報サイトで閲覧可能な2017年の報告書では、こう述べられた。
これは、構造設計、更には科学研究及び試験設計作業についての話である。

重液体金属冷却は、あるいは鉛ビスマス合金に関連する。
国内の原子力部門は、原子力潜水艦の為の鉛ビスマス冷却高速中性子原子炉の作成作業のユニークな経験を蓄積している。
最終的に、これらの核動力装置の開発は、最も高速かつ高機動のソヴィエトプロジェクト705及び705K原子力潜水艦の為に行なわれ、外国からは「アルファ」の名前で呼ばれ、その高速性によりギネスブックに記載された。

これらの潜水艦原子炉は、コンパクトで高密度の立体エネルギーを排出した(別の言い方をすれば、小さなサイズの原子炉で高出力を得られる能力を有していた)。
プロジェクト705及び705Kのもう1つの利点は、自動制御複合体、潜水艦、動力装置が完全に自動化されていた事にあった。

1977年から1981年に、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍へ6隻のプロジェクト705原子力潜水艦が引き渡された。
1990年代には、これらは海軍から除籍され、その実際の就役期間は、見積もりよりも非常に短期間であった。

原子力潜水艦に使用されていた鉛-ビスマス重液体金属冷却原子炉の転用の枠組みにおいて、『ギドロプレス』は、民間用途の原子力発電の作成の為、小出力の高速中性子原子炉プロジェクトSVBR(鉛-ビスマス高速炉)型を開発した。
現在は、原子炉プロジェクトSVBR-100が実現している~これは、多目的使用の為の小出力原子炉モジュールのイノベーションである。

この他、『ギドロプレス』の2016年の年次報告書に記載されているように、同社はプロジェクトSVIR(鉛ービスマス統一炉)の開発を完了した。
この小出力原子炉は、水中発電モジュールの為のものであり、北極大陸棚の石油・天然ガス産地に整備される氷面下の機器装置複合体の運転及び電力保障の為に意図されている。

一連の情報リソースで提示されているように、鉛-ビスマス重金属冷却原子炉は、ロシアの無人戦闘水中装置に使用できる。

『試作設計局ギドロプレス』は、水圧-水蒸気発電炉及び鉛-ビスマス冷却高速中性子炉の主要設計者の地位に在る。



ソ連海軍で初めて液体金属(鉛ビスマス合金)冷却原子炉を搭載したプロジェクト645(NATOコード名「ノヴェンバー」)巡洋潜水艦K-27は、1963年10月30日に竣工し、北方艦隊へ配備後、何度か北極海大西洋への遠征を行ないましたが、1968年5月24日に原子炉事故を起こして乗組員9名が死亡した後は運用が停止され、1979年2月1日に除籍されました。
18-0520a.jpg

その後、液体金属(鉛ビスマス合金)冷却原子炉を搭載するプロジェクト705/705K「リラ」(NATOコード名「アルファ」)巡洋潜水艦(1992年6月3日から原子力大型潜水艦)レニングラード及びセヴェロドヴィンスクで7隻建造され、1971年から1981年に掛けて就役し、全艦が北方艦隊へ配備されました。
18-0520b.jpg

[アドミラルティ造船所(レニングラード)建造艦]
K-64
1968年6月2日起工/1969年4月22日進水/1971年12月31日竣工
1972年2月予備役編入/1974年4月19日に戦闘編制から除外/1978年2月9日に海軍から除籍
1978年以降に船体を切断、解体

K-316(1992年6月3日からB-316)
1969年4月26日起工/1974年7月25日進水/1978年9月30日納入/1978年12月30日就役
1990年4月19日に海軍から除籍/1995-1996年に解体

K-373(1992年6月3日からB-373)
1972年6月26日起工/1978年4月19日進水/1979年12月29日納入/1980年1月18日就役
1990年4月19日に海軍から除籍/2008-2009年に解体

K-463(1992年6月3日からB-463)
1975年6月26日起工/1981年3月31日進水/1981年12月30日就役
1990年4月19日に海軍から除籍/1994-2002年に解体

[セヴマシュ(セヴェロドヴィンスク)建造艦]
K-123(1992年6月3日からB-123):プロジェクト705K
1967年12月29日起工/1976年4月4日進水/1977年12月12日納入/1978年2月17日就役
1983年12月21日からセヴェロドヴィンスクで修理/1992年7月21日再就役
1996年7月31日に戦闘編制から除外
2007-2008年に解体

K-432(1992年6月3日からB-432):プロジェクト705K
1968年11月12日起工/1977年11月3日進水/1978年12月31日納入/1979年1月10日就役
1990年4月19日に戦闘編制から除外/1996年4月19日に海軍から除籍
1996-2002年に解体

K-493(1992年6月3日からB-493):プロジェクト705K
1972年2月21日起工/1980年9月21日進水/1981年9月30日納入/1981年10月1日就役
1990年4月19日に戦闘編制から除外/1996年4月19日に海軍から除籍
1996-2002年に解体


しかし、こちらも液体金属冷却原子炉の取り扱いの難しさの為に稼働率は低く、K-64は1972年に(書類上は1978年)、K-123以外の5隻は1990年に退役し、残るK-123(1992年からB-123)も1996年に退役しました。


ソ連邦解体後は、軍事用途(原子力潜水艦用)の液体金属冷却原子炉を民間用途に転用した原子炉が幾つか開発されています。

試験設計局『ギドロプレス』公式サイトより
【原子炉CVBR-100】

【原子炉CVBR-10】


そして今、ロシアで再び軍用の液体金属冷却原子炉が開発される事になりました。

開発元の試験設計局『ギドロプレス』国家防衛発注により開発するとしか言っておらず、具体的に液体金属冷却原子炉を何処へ使うのかという事は明らかにしておりません。

しかし、液体金属(鉛ビスマス合金)冷却原子炉無人戦闘水中装置に使用できるとの事ですから、現在開発中の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)「ポセイドン」の動力として使われる可能性が高いようです。
[ロシア海軍の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)ポセイドンは2メガトンの核弾頭を搭載する]

ロシア海軍艦船のモザンビークへの寄港手続きは簡略化される

18-0405a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年4月4日17時6分配信
【ロシアとモザンビークは海軍の艦船の寄港簡略化の合意へ署名した】
モスクワ、4月4日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア軍用艦船モザンビークの港への寄港手続き簡略化の政府間合意及び海軍分野での協力の覚書は、水曜日に両国の国防省の間で署名された。

文書への署名は、ロシア連邦国防長官セルゲイ・ショイグと、モザンビーク軍当局のトップ、アタナジー・サルヴァドロム・ムツムケ少将の会談中に行なわれた。

「期待される事として」ショイグは話した。
「本日に署名されたロシア軍用艦船のモザンビークの港への寄港手続き簡略化の政府間合意、更には、我々の国防省の間の海軍分野での協力の覚書は、軍事連携の発展の衝動の増補に寄与するでしょう」



ロシア海軍艦船の寄港の簡略化というのは、要するに、ロシア海軍の艦船は、その国の港へ殆ど自由に入港できるようになるという事です。

2014年11月にはベトナムとの間でカムランへの海軍の艦船寄港手続き簡略化協定へ署名しました。
『タス通信』より
2014年11月27日14時52分配信
【情報筋:ロシアとベトナムはロシア連邦艦船のカムランへの寄港手続き簡略化の合意へ署名した】

2015年2月には中央アメリカニカラグアとの間で海軍の艦船寄港手続き簡略化協定へ署名しました。
『タス通信』より
2015年2月12日15時18分配信
【情報筋:ロシア連邦とニカラグアは軍用艦船の寄港手続き簡略化の合意へ署名する】

この他、2015年には、キプロス、エジプト、赤道ギニアの3ヶ国がロシアと艦船寄港簡略化協定を締結しています。
[ロシアとキプロスは軍事協力協定を結んだ]
[ロシア海軍の艦船はエジプトの港を簡単に利用できるようになる]
[ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した]

2016年11月には、大西洋中部に位置する島国カーボベルデロシアが艦船寄港簡略化協定を締結しています。
[ロシア海軍艦船のカーボベルデへの寄港手続きは簡略化される]

この他、2017年12月には、タルトゥースロシア海軍基地に関するシリアとの協定が批准されており、こちらも艦船寄港は簡略化されています。
[タルトゥースのロシア海軍基地に関するロシアとシリアの協定は批准された]

2018年1月には、ミャンマーへの艦船寄港簡略化を含むロシアミャンマーの軍事協力協定が締結されました。
[ロシア海軍艦船のミャンマーへの寄港手続きは簡略化される]


そして2018年4月4日、アフリカ南東モザンビーク共和国ロシア連邦は、ロシア海軍の艦船寄港簡略化協定を締結しました。


ロシア海軍艦船のモザンビークの港への寄港は、それほど多くありませんが、最近では、2017年3月下旬に北方艦隊大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」、中型海洋給油船「ドゥブナ」ポルト・アメリア(ベンパ)へ寄港しています。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はモザンビークを訪問した]
18-0405b.jpg

ロシア海軍は40台の遠隔操作無人水中装置を購入する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年3月17日23時15分配信
【今後3年間で海軍へ40台の海洋ロボットが加わる】
モスクワ、3月17日-ロシア通信社ノーボスチ

今後3年間で海軍は40台の海洋ロボットを受け入れる。
ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は語った。

「私共は、今後3年間で、危険を冒す事無く人員の為の調査を実行し、潜水艦へ援助を与えるロボット複合体40台の受領を計画しております」
コロリョーフ
は、ラジオ局『エコー・モスクワ』のインタビューに対し、こう話した。

加えて、現在、海軍救助支隊には、150台以上の遠隔操作無人水中装置が有ると提督は付け加えた。



今回、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ提督が述べている「ロボット複合体」(「海洋ロボット」は、『ロシア通信社ノーボスチ』が勝手に付けたタイトル)とは、要するに、遠隔操作の無人水中機器の事です。

現在、ロシア海軍では、以下のタイプが運用されています。
[ロシア海軍は潜水救助機器での遅れを取り戻した]

深海遠隔操縦装置「ヴェノム」
13-0505h.jpg

深海遠隔操縦装置「タイゲル」(タイガー)
13-0505b.jpg

深海遠隔操縦装置「パンテラ-プリュス」(パンサー・プラス)

13-0505i.jpg

これらの深海遠隔操縦装置は、ロシア海軍各艦隊の救助船調査船に搭載されています。

ロシア海軍最古参の救助船「コムーナ」(1915年7月14日就役)も、近代化改装の際に「パンテラ-プリュス」を搭載しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦救助船コムーナは黒海で救助演習を行なう]

「タイゲル」「パンテラ-プリュス」は、2009年11月の太平洋艦隊対潜哨戒機Tu-142の墜落事故の際、タタール海峡で使用されています。
[Tu-142墜落事故(旧ブログ)]


現在、ロシア海軍各艦隊には、合計で150台の深海遠隔操縦装置が配備されていますが、今後3年間で(2020年末までに)、更に40台を調達するとの事です。

ロシア海軍の練習艦スモーリヌイとペレコプは2018年に1000名以上の生徒の遠洋実習航海を行なう

18-0124f.jpg
18-0124c.jpg
『タス通信』より
2018年1月24日0時22分配信
【2018年にロシア連邦海軍の2隻の練習艦で1000人以上の生徒が実習を行なう】
モスクワ、1月24日/タス通信

今年のロシア海軍の海軍教育学校の生徒の海洋実習は同時に2隻の練習艦で行なわれる。
海軍総航海士エドゥアルト・ルイク少将は報道陣へ伝えた。
18-0124a.jpg

「2018年、海軍教育学校生徒は、初めて2隻の練習艦~ペレコプとスモーリヌイで同時に海洋実習を行ないます」
彼は話した。

ルイクは、これらの練習艦は2010年から2016年まで連続して修理を行ない、その後、その正しい意図~高等海軍教育学校の生徒、ナヒーモフ大学校の学生、クロンシュタット海洋幼年学校の生徒の組織的海洋実習に使用された事を指摘した。

「2018年末までに、これらの艦で1000名以上の候補生、ナヒーモフ学校の生徒、海洋幼年学校生徒が海洋実習を行ないます。
予定される海洋実習では、海洋志向の民間学校の生徒の軍事講座も実施されるかもしれません」
海軍総航海士は話した。



プロジェクト877練習艦は、ポーランドグダニスク造船所で3隻が建造されましたが、既に1隻が除籍されています。

[プロジェクト877練習艦]
「スモーリヌイ」
18-0124h.jpg
1974年4月23日起工/1976年1月8日進水/1976年6月30日就役

「ペレコプ」
18-0124i.jpg
1976年4月24日起工/1976年12月11日進水/1977年9月30日就役

「ハサン」
18-0124j.jpg
1977年5月30日起工/1978年1月31日進水/1978年12月28日就役
1998年5月31日除籍、解体


現在は「スモーリヌイ」「ペレコプ」の2隻がバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。


「スモーリヌイ」(300)は、2014年には「ミストラル」級ヘリコプター揚陸ドック艦の乗員を乗せてフランスサンナゼールへ行き、同地で宿泊艦として使われた後、同年末にクロンシュタットへ戻りました
18-0124g.jpg

2015年にはアンゴラ共和国ルアンダを訪れました。
2016年には地中海及び黒海(セヴァストーポリ)への遠洋実習航海を行ないました。
遠洋実習航海から戻った後はクロンシュタットでオーバーホールが行なわれていたようです。
18-0124d.jpg


「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)
復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


このように、最近では、プロジェクト877練習艦2隻が毎年交互に遠洋実習航海を行なっていましたが、今年(2018年)には、2隻とも実習航海を行なう事になるようです。


なお、これらの練習艦の代替としてプロジェクト12441U練習艦「ボロジノ」が計画されましたが、建造工事は中止されました。
18-0124e.jpg
[未完の練習艦ボロジノ(旧警備艦ノーウィック)]
[ロシア海軍は警備艦トゥマンと練習艦ボロジノの建造を完全に断念した]

ロシア海軍艦船のミャンマーへの寄港手続きは簡略化される

18-0120b.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月20日11時3分配信
【ロシアとミャンマーは戦闘艦の港への寄港手続きを簡略化する】
ネーピードー、1月20日-ロシア通信社ノーボスチ

港への戦闘艦の寄港手続きを簡略化するロシアミャンマーの政府間合意は、土曜日にロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将ミャンマー軍総司令官ミン・アウン・フライン上級大将の会談後に署名された。
18-0120c.jpg

文書への署名は、ロシア連邦国防次官アレクサンドル・フォミン中将ミャンマー国防次官ミン・ンヴェ海軍少将により行なわれた。

署名された合意では、文書は両国の軍事協力の拡大に貢献する事が記載されている。



ロシア海軍艦船の寄港の簡略化というのは、要するに、ロシア海軍の艦船は、その国の港へ殆ど自由に入港できるようになるという事です。

2015年には、キプロス、エジプト、赤道ギニアの3ヶ国がロシアと艦船寄港簡略化協定を締結しました。
[ロシアとキプロスは軍事協力協定を結んだ]
[ロシア海軍の艦船はエジプトの港を簡単に利用できるようになる]
[ロシアと赤道ギニアはロシア海軍艦船の寄港手続きを簡略化する協定を締結した]

2016年11月には、大西洋中部に位置する島国カーボベルデロシアが艦船寄港簡略化協定を締結しています。
[ロシア海軍艦船のカーボベルデへの寄港手続きは簡略化される]

この他、2017年12月には、タルトゥースロシア海軍基地に関するシリアとの協定が批准されており、こちらも艦船寄港は簡略化されています。
[タルトゥースのロシア海軍基地に関するロシアとシリアの協定は批准された]


そして2018年1月20日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将ミャンマーを訪問し、同国への艦船寄港簡略化を含むロシアミャンマーの軍事協力協定が締結されました。

ロシア海軍の艦船は、時々ミャンマーを訪れており、最近では、2017年12月7日から12月10日までロシア太平洋艦隊の艦船がティラワ港へ寄港しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年12月10日7時25分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はミャンマー訪問を完了した】