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スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意は凍結されていない

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年4月29日9時39分配信
【メディア:スーダンは自国へのロシア海軍の供給所の作成を一時停止した】

スーダンは、紅海沿岸へロシア海軍物資-技術サービス供給所を作成する合意の効力を一時停止している。
放送局『アル=アラビーヤ』は情報筋を引用して伝えた。


「スーダンは、前政権との間で署名された合意を凍結しています。
フラミンゴ海軍基地における如何なる新たなロシアの軍事的拡張も一時停止しております」
テレビ局
は説明した。

『アル=アラビーヤ』の情報筋によると、合意の効力は、議会、スーダン最高評議会或いは同国政府が承認する時まで一時停止される。

次に、スーダン外務省の代表アル・マンスール・ブリャドは、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、当局は文書の凍結について未だ公式に確認していないと説明した。

ロシアスーダンは、2020年12月、アフリカの共和国領内へロシア連邦海軍物資-技術サービス供給所を作成する合意を締結した。
これは、ロシア海軍が同時に4隻を超えない艦船を配備でき、原子力及び環境安全基準を遵守することを条件に、核動力装置を有する艦の配置の許可が想定されている。

物資-技術サービス供給所は、ロシア海軍の艦船の修理、物資の補充、乗組員の休養の為に意図されている。


『タス通信』より
2021年4月29日8時37分配信
【ロシア大使館はスーダンの海軍基地に関する合意の一時停止の報道を否定した】
モスクワ、4月29日/タス通信

アフリカの共和国領内への海軍基地の作成に関するスーダンロシアの間の合意の効力の一時停止について出てきた報道は、現実に対応していない。
木曜日にスーダンロシア大使館『フェイスブック』のページで発表した。

「スーダン共和国の領内へのロシア連邦海軍の物資-技術サービス供給所の作成に関するロシア連邦とスーダン共和国の間の合意の履行の一時停止というこの地域及びスーダンの情報スペースに出てきた報道について、大使館としては、いわゆる情報筋が何を主張しようが、これらの話は現実に対応していない事を強調します。
カルトゥームのロシア大使館は、スーダン側から如何なる通知も受け取っておりません」

テキストでは、こう述べられた。

水曜日に放送局『アル=アラビーヤ』は情報筋を引用し、スーダン「モスクワと前政権との間で署名された」合意の効力を「議会により承認されるまで」凍結したと報じた。
カルトゥームは、その決定をロシア側へ通知した事が指摘された。

2020年12月初頭、ロシアスーダンと、その領域へロシア連邦海軍物資-技術サービス供給所を作成する合意を締結した事が知られるようになった。
これは、ロシア海軍の戦闘船の修理、物資の補充、乗組員の休養の為に意図されている。
スーダンは、沿岸ゾーンと埠頭フロントゾーンの水域(船の停泊ゾーン)を含め、合意された領域及び不動産を合意有効期間中にロシアへ無償利用の為に引き渡す。
物資-技術サービス供給所の軍人及び民間人の最大人数は300名を超えてはならず、スーダンとの合意により増加できる。

合意有効期間は25年であり、満了まで少なくとも1年以内に何れかの国が、この行為を打ち切るつもりで書面形式によりもう一方の国へ通知しない場合、その後更に10年間移動的に延長される。



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2020年12月初頭、ロシアスーダンは、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に合意しました。
[ロシアはスーダンへ海軍駐留所を建設する]
[ロシアとスーダンはスーダン領内への海軍駐留所の設置へ合意した]

これは要するに、シリアタルトゥースに在るロシア海軍第720物資-技術サービス供給所(1971年設立)と同じようなものをスーダンにも作るという事です。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍艦船修理所は2019年10月15日に操業を開始する]
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合意の締結後、スーダンにはロシア海軍の艦が度々寄港しています。

2021年2月28日には黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」ポートスーダンへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はスーダンを訪問した]


2021年3月中旬にはバルト艦隊コルベット「ストイーキー」ポートスーダンへ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はスーダンを訪れた]

2021年4月10日には黒海艦隊偵察艦「イワン・フルス」ポートスーダンへ寄港しました。
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【『Asian OSINT』の2021年4月11日のツイート】

2021年4月27日にはバルト艦隊偵察艦SSV-231「ワシーリー・タチシチェフ」ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年4月末、アラブ首長国連邦ドバイ放送局『アル=アラビーヤ』は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意が凍結されていると報じました。

これに対しスーダンロシア大使館は、そのような報道は事実に対応していない(=デマである)と反論しました。
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女性は未だロシア海軍の艦で勤務する事は無い

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『タス通信』より
2021年4月21日6時5分配信
【中将は女性は未だ海軍の艦と潜水艦で勤務しないと言った】
モスクワ、4月21日/タス通信

女性は未だロシア海軍戦闘艦潜水艦で勤務する事は無い。
ソヴィエト連邦海軍元帥N.G.クズネツォフ記念海軍アカデミー校長ヴィクトール・ソコロフ中将は新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し話し、少女達は海軍教育へ積極的な関心を持っている事を確認した。
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「無論、戦闘艦や潜水艦で女性軍人を見る事は未だ有りません。
これは、訓練の水準や、肉体的に女性は戦闘艦で公務を遂行する事が不可能であるという事に関連するものではありません。
ロシア海軍の確立された伝統は、歴史的に順応しております。
軍事船員は、母、娘、妻に特別な態度をとっています。
従いまして、艦における勤務の全ての重荷は、常に男の肩に掛かっています。
ですが御存知のように、幾ばくかの時間が過ぎれば、見方は変わってくるでしょう」
ソコロフ
は話した。

彼は、女性の間では海軍アカデミーへの入学競争が高く、その訓練の為の最適な条件が作成されている事を指摘した:組織的な教育プロセス、スポーツへの取り組み、様々な文化的行事への参加。

「多くの志願者は、子供の頃から祖国の利益の為の軍での勤務を夢見ています。
成長後、彼らは軍の階級の授与により、地位、将来、安定を得る事を知ります。
現在、海軍軍事練習研究センターで、少女達は、高等及び中等専門技量教育の2つの軍事専門分野で教育を受けています」

アカデミー校長は話した。
その後、彼女達は、~戦略的から戦術的までの様々なレベルの軍指揮組織、更には海軍沿岸部門へ受け入れられると彼は説明した。

報じられているように、黒海艦隊哨戒艇の最初の女性乗組員の作成実験が完了し、それは成功と認められた。
実験中、女性軍人は集中総合兵科訓練コースを受け、艇長、機関士、操舵信号の専門分野を学習した。

ロシア海軍北方艦隊とカスピ小艦隊の揚陸艦艇は黒海沿岸で車両の積み降ろし演習を行なった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年4月20日0時27分配信
【カスピ小艦隊と北方艦隊の揚陸艦艇は黒海沿岸で軍用車両の積載と下船へ取り組んだ】
ロストフ・ナ・ドヌ、4月20日、インタファクス

カスピ小艦隊海軍歩兵北方艦隊の船員と合同で黒海沿岸において揚陸艦艇での軍用車両の積載と下船の演習を実施した。
南方軍管区広報サービスは発表した。

「南方軍管区の射爆場でカスピ小艦隊の海軍歩兵部隊と揚陸艇の乗組員と、北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーの乗組員は、沿岸での軍用車両及び特殊車両の組織的な積載と下船の合同特殊戦術演習へ参加しました」
声明では、こう述べられた。

要員は、積載(下船)場所での組織的通信、海岸への進入、中甲板へ車両を配置する実地行動と、確立された規範による輸送後の沿岸からの引き揚げの順序へ取り組んだことが指摘された。

「更に演習活動の枠組みで、海軍歩兵部隊の将兵と艦の乗組員は、携帯式高射ミサイル複合体イグラ及びストリェラー-3の班が参加する積載(下船)場所での対空防衛任務へ取り組みました」
声明では、こう説明された。

演習には、合計でカスピ小艦隊の500名以上の海軍歩兵と約100両の軍用車両及び特殊車両が参加した。

以前の土曜日、ボスポラスを通行して北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」「コンドポガ」黒海へ入ったと報じられた。
更に土曜日には、もう2隻のロシア海軍大型揚陸艦「カリーニングラード」「コリョリョーフ」黒海へ入った。

加えて土曜日にロシア連邦黒海艦隊は、カスピ小艦隊の15隻の艦艇が演習の為に黒海へ移動したと発表した。

更に、黒海エリア上空での演習に50機以上の航空機が関わる。



プロジェクト775の11番艦BDK-55は、ポーランドグダニスク造船所で1977年8月に起工され、1977年12月3日に進水、1978年7月30日に就役し、北方艦隊へ編入されました。
2001年5月9日に「アレクサンドル・オトラコフスキー」と命名されました。

「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031)は、2017年10月から12月まで地中海東部へ派遣され、「シリア・エクスプレス」(黒海沿岸からシリアへの輸送任務)に参加しました。
[シリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)を行なったロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは母港セヴェロモルスクへ帰投した]

この数年間は北方艦隊北極遠征部隊「常連」でした。
[ロシア北方艦隊第9次北極遠征(2020年8月-10月)]
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]
[ロシア北方艦隊第7次北極圏遠征(2018年8月-10月)]
[ロシア北方艦隊の第6次北極海遠征(2017年8月-10月)]

「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、同型艦「コンドポガ」と共に2021年3月下旬頃に母港セヴェロモルスクを出航し、4月初頭にシリアタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍の5隻の大型揚陸艦が地中海東部に居る]

4月17日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦コンドポガとアレクサンドル・オトラコフスキーは黒海へ入った]


一方、カスピ小艦隊の15隻の艦艇(8隻の揚陸艇を含む)は、4月中旬にロシア内陸水路経由でカスピ海から黒海へ移動しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の15隻の艦艇は演習参加の為に黒海へ入った]

4月19日、北方艦隊「アレクサンドル・オトラコフスキー」カスピ小艦隊揚陸艇は、黒海沿岸で車両の積み降ろしの演習を行ないました。

ロシア海軍の新型コルベット"リェーズキー"と"リェチーヴイ"の乗組員はサンクトペテルブルクで研修を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年3月31日18時30分配信
【最新コルベット「リェーズキー」と「リェチーヴイ」の乗組員はサンクトペテルブルクの海軍研修センターへ訓練の為に到着した】

最新コルベット「リェーズキー」「リェチーヴイ」の乗組員は、サンクトペテルブルク海軍総合研修センターへ訓練の為に到着した。
訓練サイクルは2ヶ月掛かる。

『アムール造船工場』で建造されているプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」の要員は太平洋艦隊で形成された。
サンクトペテルブルクの企業『北方造船所』で建造されているプロジェクト20380コルベット「リェチーヴイ」の乗組員は黒海艦隊で形成された。

海軍の為に建造されている水上艦、潜水艦、支援船及び支援艇の乗組員の準備の問題を討議するアドミラルティ地区の作業部会において、乗組員が到着し、研修の準備を整えている事がロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将へ報告された。

総司令官の指示に沿って、コルベット乗組員の訓練の力点は、要員の安定した実地技量の取得、更には、高度に自動化された最新モデルの機器及び兵装の運用に置かれる。
新たな艦の乗組員の効率的な研修の為、海軍総合研修センターでのプログラムは、国内造船分野の科学技術プロセスの発展に同調して改善されている。

[参照]
以前、最新のプロジェクト12700対機雷防衛艦「ピョートル・イリイチョーフ」「ゲオルギー・クルバトフ」、そして更にプロジェクト22160哨戒艦「セルゲイ・コトフ」の乗組員は、サンクトペテルブルク海軍総合研修センター基盤での訓練サイクルを完全に終えた。

訓練サイクル中、特殊訓練複合体「レーゲリ」で当直士官と戦闘部門の特殊航海士は、狭い沿岸付近での艦の航行の要素、視界が悪い条件、更には嵐の条件下、船舶航行集中海域での艦船の分離操艦のエピソードを実地に学習した。

ディーゼル設備クラスで艦の要員は、動力装置及び補助機器の始動の為の行動、そして更に艦の戦闘及び航行の準備の為の行動手順へ取り組んだ。

更に訓練プロセス中、艦の戦闘班「艦の主指揮所~戦闘情報所~航海士」の行動へ習熟する為の最新の練習-訓練複合体「モースチク-2000」が使用された。

新たな艦の将兵の訓練が行なわれる練習-訓練複合体は、研修センターの壁の中で航行条件や特定の海域を最大限近い状況でモデル化する事を可能にする。
海軍総合研修センターでの訓練サイクル完了後、大方の指標によれば、乗組員は、様々な水文気象条件の公海を航行する為の基地(工場)からの艦の出航操作の準備が出来ている。

ロシア海軍の為に建造されている15隻以上の様々なクラスの水上艦の乗組員が、2021年にサンクトペテルブルク海軍総合研修センターで複合訓練を行なう。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの4隻目となる「リェーズキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』で2016年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2021年末までに予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]

サンクトペテルブルク『北方造船所』で建造されるプロジェクト20380コルベットとしては5番艦となる「リェチーヴイ」は、2015年2月20日に起工され、2020年3月12日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭コルベット"リェチーヴイ"はサンクトペテルブルクで進水した]
ロシア海軍への引き渡しは2021年末までに予定されており、黒海艦隊へ配備されます。
[プロジェクト20380コルベット"リェチーヴイ"は2021年末にロシア海軍へ就役する]

2021年3月31日、2隻のコルベットの乗組員は、訓練の為にサンクトペテルブルク海軍総合研修センターへ到着しました。


記事中で触れられていますが、以前には、プロジェクト12700対機雷防衛艦「ピョートル・イリイチョーフ」(2018年7月25日起工、2021年春進水予定、2021年就役予定)と「ゲオルギー・クルバトフ」(2015年4月24日起工、2020年9月30日、2021年就役予定)、そしてプロジェクト22160哨戒艦「セルゲイ・コトフ」(2016年5月8日起工、2021年1月29日進水、2021年末就役予定)の乗組員が海軍総合研修センターでの訓練を終えています。

今年(2021年)には、合計で15隻以上の新造水上艦船の乗組員の訓練が海軍総合研修センターで行なわれます。

ロシア海軍北方艦隊の原子力潜水艦3隻は同時に北極の氷上へ浮上した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年3月26日17時45分配信
【ロシア連邦軍最高司令官はロシア海軍総司令官から複合北極探検『ウムカ-21』実施に関する報告を聞いた】

本日(3月26日)、ロシア連邦軍最高司令官ウラジーミル・プーチンは、ビデオ会議通信でロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将から複合北極探検『ウムカ-21』実施に関する報告を聞いた。

ニコライ・エフメノフ大将は、2021年3月20日からフランツ・ヨシフ諸島、ゼムリャ・アレクサンドル島及び密集した氷塊で覆われた隣接海域において、ロシア地理学協会も参加して海軍総司令部の指導下で行なわれている複合北極探検『ウムカ-21』について報告した。
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「初めて単一の意図及び計画の下で、北極海域において複合戦闘演習、科学研究、そして様々な方向性の実地活動が行なわれています」
海軍総司令官
は強調した。

ニコライ・エフメノフ大将によれば、探検中に43の活動が控えており、この内、ロシア地理学協会との合同である10を含む35が現在まで実行されている。
全ての探検活動は計画通りに実行されている。

海軍総司令官は、探検には6000名以上の軍人及び民間人と、約200基の兵器、軍用及び特殊機材が関わっていると述べた。
全ての計画活動は、寒気厳しい気象条件下で行なわれている:探検エリアの平均気温は摂氏マイナス25~30度、覆われた氷の厚さは1.5メートル、突風は毎秒32メートルに達する。

ニコライ・エフメノフ大将は、北極探検の枠組みにおいて、ロシア海軍史上初の以下の活動が実行されたとウラジーミル・プーチンへ報告した。

「半径300メートルの限定エリアにおいて3隻の原子力潜水艦が氷の下から浮上しました」

「極地を飛行する戦闘機MiG-31のペアが空中給油により、北極地の地理的地点(北極点)を通過しました」

「氷の下で原子力潜水艦が実地魚雷射撃を行ない、その後、魚雷の浮上地点に設備を備え、水上へ引き揚げました」

「北極自動車化射撃旅団が寒気厳しい気象条件下で戦術演習を行ないました」


「実行された活動の結果に基づき、軍事技術実験へ参加している兵器、軍用及び特殊機材のモデルは、高緯度及び低温の条件下におけるその戦術-技術的特性全体が確認されました」
ロシア海軍総司令官
は話した。

ニコライ・エフメノフ大将は、海軍北極探検は今後も継続すると付け加えた。
この条件に基づき、今後の各々の遠征は、これまで調査されていなかった新たな地域の開発となる。

2021年にロシア海軍へ3隻の原子力潜水艦が就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年3月19日0時17分配信
【海軍は2021年に3隻の原子力潜水艦を受け取る】
モスクワ、3月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は2021年に3隻の原子力潜水艦戦略艦「クニャージ・オレグ」(プロジェクト955A)と2隻の多目的艦「カザン」「ノヴォシビルスク」(プロジェクト885M)を受け取る。
ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは述べた。

「年末までにロシア海軍は、『セヴマシュ』社で建造されているプロジェクト"ボレイ-A"戦略用途ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、プロジェクト"ヤーセン"原子力水中巡洋艦カザンとノヴォシビルスクを受け入れます」
エフメノフ
新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、こう話した。

彼は、今年更に2隻の最新の「ボレイ-A」シリーズ巡洋艦「クニャージ・ポチョムキン」「ドミトリー・ドンスコイ」が起工される事を想い起こした。
総司令官は、現在、「ドミトリー・ドンスコイ」の名を持っているプロジェクト941「アクラ」潜水艦海軍に留まり「番号潜水艦として新たな兵器システム及び機材の試験任務の遂行を続ける」と説明した。
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エフメノフは、プロジェクト949A(アンテイ)及びプロジェクト971(シチューカ-B)原子力潜水艦の近代化に言及した。
彼によると、これらの潜水艦「兵器及び機器設備の新たな特性」を有する。
これに加え、潜水艦の勤務時期は2倍に増加する。

3月19日、ロシア『潜水艦船員の日』を迎えた。

現在、海軍には3隻の「ボレイ」「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」、更には改善プロジェクト955A(ボレイ-A)として建造された最初の原子力潜水艦「クニャージ・ウラジーミル」が在る。
このような潜水艦は合計10隻になる。
更にロシア連邦海軍では、唯一のプロジェクト885(ヤーセン)多目的潜水艦「セヴェロドヴィンスク」が就役している。
今年に加入する「カザン」「ノヴォシビルスク」を含む残り全ての「ヤーセン」は、文字「M」で表記される新たなプロジェクトにより建造されている。
同類の原子力潜水艦「クラスノヤルスク」「アルハンゲリスク」「ペルミ」「ウリヤノフスク」は、工場の造船台に在る。
このような潜水艦の7隻目と8隻目は、2020年7月20日に起工された。
それは「ウラジオストク」「ヴォロネジ」の名を受け、2027年~2028年の境目に海軍へ引き渡されなければならない。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦であるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の2番艦(改型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」としては1番艦)「カザン」は、2009年7月24日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で起工され、2017年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンはセヴェロドヴィンスク造船所で進水した]

2018年9月から洋上試験が始まりましたが、試験中に不具合が発覚し、その修正の為にロシア海軍への引き渡しは何度も延期され、現在では2021年5月~6月頃に予定されています。
[ヤーセン-M原子力水中巡洋艦の1番艦カザンは2021年5月~6月にロシア海軍へ就役する]


プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの3番艦K-573「ノヴォシビルスク」(プロジェクト885M「ヤーセン-M」としては2隻目)は、2013年7月26日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所で起工され、2019年12月25日に進水しました。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]


ロシア海軍への引き渡しは2021年末に予定されています。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2021年末にロシア海軍へ引き渡される]


ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[セヴェロドヴィンスク造船所で建造されている特殊用途原子力潜水艦ベルゴロド、原子力水中巡洋艦カザンとノヴォシビルスク、戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年にロシア海軍へ就役する]

ロシア海軍とイラン海軍の合同演習がアラビア海で実施される

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年2月14日15時58分配信
【イランとロシアはインド洋で海軍演習の実施を予定している~イラン軍司令官】
ドバイ、2月14日、インタファクス

イランロシア連邦は、地域の安全保障へ指向されるインド洋での合同海軍演習を行なう為に集合する。
日曜日に『タスニム通信』は、イラン軍総参謀長ハビボラ・サヤリ少将の談話を引用して報じた。
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「イラン軍調整副司令官ハビボラ・サヤリ少将は、日曜日に、イラン南方水域で2度目の合同演習を行なう為にイラン及びロシアの海軍が集合すると話しました」
同社は伝えた。

彼は「ロシアの強力な海軍との演習は、イラン海軍が主要海軍国の水準へ達した事への明確なシグナルとなります」と指摘した。

サヤリは、演習の目的が「インド洋北部の安全保障」であると付け加えた。

2019年12月、ロシア連邦、中華人民共和国、イランは初めて海上~オマーン湾インド洋北方海域で合同演習を実施した。
その後、イラン海軍司令官ホセイン・ハンザディ少将は、イラン、ロシア、中国は、海軍演習を毎年実施する事で合意したと語った。
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ロシア、イラン、中国3ヶ国合同海軍演習『海上安全の帯-2019』は、2019年12月28日から30日までアラビア海で実施されました。

[ロシア・イラン・中国海軍合同演習はインド洋北部で始まった]

ロシア海軍からは、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、救助曳船「ヴィクトール・コネツキー」、給油船「エリニヤ」が参加しました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイのインド洋遠征(2019年10月-2020年5月)]


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それから1年以上を経て、ロシア海軍イラン海軍の合同演習が再びアラビア海で実施される事になりました。

ただし、今の所、ロシア海軍側からは何の発表も無く、どの艦船が参加するのかも明らかにされていません。

現在、黒海艦隊の艦船部隊は、パキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』へ参加する為、同国に滞在しています。
[パキスタン海軍司令官はロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"を視察した]

この他、バルト艦隊艦船部隊アラビア海付近で行動中です。
[コルベット"ストイーキー"の地中海・インド洋遠征(2020年12月-)]

元ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー提督は亡くなった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年2月5日10時18分配信
【元ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキーは亡くなった】
モスクワ、2月5日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は永眠した。
『ロシア通信社ノーボスチ』軍指導者クラブの機関指導者ニコライ・デリャビンより伝えられた。

彼は、死因は未だ分かっていないが、コロナウイルスに関連するものではないと説明した。

ヴィソツキーは1954年にウクライナで生まれた。
レニングラード・ナヒーモフ海軍学校及びナヒーモフ記念黒海高等海軍学校を卒業し、その後、太平洋艦隊で勤務した。

更に、海軍高等特殊士官クラス及びグレチコ記念海軍アカデミーから卒業証書を受け取り、重航空巡洋艦「ミンスク」を指揮した。
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1999年にヴィソツキー参謀本部軍事アカデミーを卒業し、北方艦隊参謀長となり、2002年には小艦隊を率いた。

2005年に大統領は彼を北方艦隊司令官に、そして2007年には海軍総司令官に任命した。
この職務にヴィソツキーは2012年まで従事した。
その後、国営法人『ロスアトム』傘下のウラニウム・ホールディング『ARMZ(アトムレドメトゾロト)』副総取締役として働いた。



ウラジーミル・セルゲイヴィッチ・ヴィソツキーВладимир Сергеевич Высоцкийは、1954年8月18日、ウクライナ共和国リヴィウ州コマルノ市に生まれました。

1976年にナヒーモフ記念黒海高等海軍学校を卒業した後、太平洋艦隊大型対潜艦の水雷長や、巡洋艦「アドミラル・セニャーウィン」艦長付き先任副官を務めました。
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1982年に海軍特殊将校課程を終えた後、ロケット巡洋艦「セヴァストーポリ」副長に任命されました。
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1986年から1988年まで重航空巡洋艦「ミンスク」副長を務めました。
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1990年にA.A.グレチコ記念海軍大学校を卒業した後、太平洋艦隊重航空巡洋艦「ミンスク」艦長に任命されました。
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1992年、太平洋艦隊第36ロケット艦師団副司令官に任命され、1994年から1997年まで同師団司令官を務めました。

1999年にロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーを修了後、北方艦隊参謀長やコラ多種戦力小艦隊第1副司令官を務め、2002年1月21日にはコラ多種戦力小艦隊司令官に昇格しました。

2004年8月20日、バルト艦隊参謀長兼第1副司令官に任命されました。

翌2005年9月26日、連邦大統領令1108号により、海軍総参謀長に就任するミハイル・アブラモフ大将の後任として、51歳で北方艦隊司令官に任命されました。

2006年12月15日、52歳で海軍大将に昇進しました。

2007年9月12日、連邦大統領令により、ウラジーミル・ヴィソツキーは、定年退職するウラジーミル・マソリン上級大将の後任として、53歳でロシア海軍総司令官に就任しました。

2012年5月6日にロシア海軍総司令官を解任されました。
[ヴィクトル・チルコフは新たなロシア海軍総司令官に任命された]
[ヴィソツキー提督は海軍総司令部移転を実施しなかった為に解任された]

その後、国営法人『ロスアトム』傘下のウラニウム・ホールディング『ARMZ(アトムレドメトゾロト)』へ天下りし、同社の副総取締役を務めました。

2021年2月5日に66歳で死去しました。

元ロシア海軍総司令官フェリックス・グロモフ提督は亡くなった


『タス通信』より
2021年1月23日18時16分配信
【元ロシア海軍総司令官フェリックス・グロモフは亡くなった】
モスクワ、1月23日/タス通信

ロシア海軍総司令官(1992~1997年)フェリックス・グロモフ上級大将は84歳で亡くなった。
ロシア連邦軍指導者クラブの代表ニコライ・デリャビン『タス通信』へ伝えた。

「フェリックス・ニコラエヴィチは金曜日に亡くなりました。
現在、彼の葬式の場所と日時は決まっています」

彼は説明した。
死因については述べなかった。

グロモフ上級大将は1937年に生まれた。
1955年から太平洋艦隊を始まりにソヴィエト社会主義共和国連邦海軍で勤務した。
暫くの間、戦略用途ロケット軍で勤務した。
その後、海軍へ戻り、巡洋艦「ドミトリー・ポジャールスキー」、「アドミラル・セニャーヴィン」艦長となった。
「上級大将」の階級は1996年に授与された。
死亡するまでロシア連邦国防省査察管理総局に居た。



フェリックス・ニコラエヴィチ・グロモフは1937年8月29日にウラジオストクで生まれました。
1955年にS.O.マカロフ記念太平洋高等海軍学校へ入り、1959年に卒業しました。

卒業後は太平洋艦隊水上艦で勤務しましたが、1960年5月から1961年5月までの1年間、戦略用途ロケット軍へ出向しました。
1961年5月に海軍へ戻り、再び太平洋艦隊水上艦で勤務し、1972年10月~1975年10月には巡洋艦「ドミトリー・ポジャールスキー」艦長、1975年10月~1977年6月には巡洋艦「アドミラル・セニャーヴィン」艦長を務めました。

プロジェクト68bis巡洋艦「ドミトリー・ポジャールスキー」
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プロジェクト68U2巡洋艦「アドミラル・セニャーヴィン」
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1977年6月29日にはバルト艦隊レニングラード海軍基地第4練習艦師団参謀長に任命され、1981年2月には太平洋艦隊第8作戦戦隊参謀長、1982年6月には同戦隊司令官に任命されました。

1984年10月には北方艦隊参謀長兼第1副司令官に任命され、1988年3月19日には同艦隊司令官に昇格しました。
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ソ連邦解体(1991年12月末)後の1992年3月12日には、独立国家共同体(CIS)海軍第1副司令官に任命されましたが、「CIS海軍」などというものは紙の上にしか存在していませんでした。
1992年8月19日にはウラジーミル・チェルナヴィン元帥の後任のロシア連邦海軍総司令官に就任しました。
1996年6月13日には海軍上級大将に昇進しました。
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1997年11月7日に海軍総司令官を退任(後任はウラジーミル・クロエドフ大将)、海軍からも退役しました。
退役後は、ロシア連邦国防省査察管理総局に天下りしました。

そして2021年1月22日に84歳で亡くなりました。

ロシア海軍北方艦隊は2021年1月1日からロシア連邦軍の軍管区となった

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『タス通信』より
2021年1月1日6時10分配信
【北方艦隊は軍管区の地位を得た】
モスクワ、1月1日/タス通信

北方艦隊は、軍管区と同等の地位になる。
対応するロシア大統領ウラジーミル・プーチンの法令は、2021年1月1日から効力を発揮する。

文書に依れば、北方艦隊は、ロシア連邦軍軍種間戦略領域統合部隊となり、軍管区の任務を遂行する。
それには「ロシア領の保全と不可侵を保護する為の措置の実行」が含まれる。

これまでに大統領ロシア連邦軍事行政部門に関する法令へ署名しており、それによると、北方艦隊コミ共和国アルハンゲリスク州及びムルマンスク州ネネツ自治管区の領域を持つ。
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以前の2010年のロシア連邦大統領令によると、これらの地域は西方軍管区に含まれていた。

今の北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将によると
「艦隊の担当境界は、これらの領域を遠く離れて拡大しており、北氷洋の島嶼と海、更には大西洋の大部分も含まれています」
モイセーエフ
が話したように、北方艦隊は今日、その担当ゾーンで国家の軍事的安全性を保障する為の任務を成功裏に遂行する為に必要な全てを持っている。

2020年、北方艦隊は、ロシア北方境界線の安全保障を確実にし、北極地域の安定性を保証する為の準備を整えている事を確認した。
その活動結果を要約し、昨年の艦隊の艦船の航海、航空隊の飛行の地理は、4つの大洋の全ての海に及んだ事が指摘された。
海軍歩兵及び自動車化射撃兵は、厳しい北方条件下のフランツ・ヨシフ諸島からチュクチまでの沿岸及び島嶼で訓練を行ない、そして対空防衛部隊の将兵は、北極方面の空中境界線の防護を確実に保障した。
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艦隊主要基地は、ムルマンスク州セヴェロモルスク市である。
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駐留所は、ヴィジャエヴォ、ガジエヴォ、グレミハ、ザーパドナヤ・リツァ、ポリャールヌイ(全てムルマンスク州)、更にアルハンゲリスク州のセヴェロドヴィンスク市では白海海軍基地が機能している。
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昨年(2020年)まで、ロシア連邦軍は、4つの軍管区で構成されていました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
【西方軍管区】
【南方軍管区】
【中央軍管区】
【東方軍管区】

ロシア海軍の各艦隊も、これらの軍管区に含まれています。
太平洋艦隊:東方軍管区
バルト艦隊:西方軍管区
黒海艦隊:南方軍管区
カスピ小艦隊:南方軍管区


北方艦隊は、以前には西方軍管区に含まれていたのですが、2014年12月1日に北極圏統合戦略司令部として独立しました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]

『ロシア連邦国防省公式サイト』でも、事実上、第5の軍管区扱いとなっています。
【北方艦隊】

2021年1月1日から、北方艦隊は完全に軍管区と同等の扱いとなりました。
[ロシア海軍北方艦隊は2021年1月1日から正式に独立軍事管理単位となる]