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ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは遠洋実習航海の為にカリブ海へ向かった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年6月27日19時30分配信
【士官候補生を乗せた練習艦「ペレコプ」は大西洋へ入った】
モスクワ、6月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍練習艦「ペレコプ」大西洋へ入り、カリブ海へ向かう。
そこでは海軍学校の士官候補生が実習を行なう。
ロシア連邦国防省の情報・マスコミュニケーション部門は発表した。

「ロシア海軍の練習艦ペレコプはラマンシュ海峡を通過して大西洋へ入りました。
それは、海軍学校の士官候補生の海上実習を支援する為にカリブ海へ向かいます。
その遠距離航海は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将が承認した計画に沿って進められます」

声明では、こう述べられた。

国防省が明らかにしたように、艦の航海は6月20日にクロンシュタットから出航して始まった。
練習艦大西洋横断移動を行ない、カリブ海、そして更に南アメリカ及びアフリカの幾つかの国への訪問が待ち受けている。
基礎駐留所への帰投は、9月に計画されている。



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プロジェクト887練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


2018年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)まで行き、更には北極海を横断しました。
(2018年3月1日出航、同年11月14日帰港)
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[練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2018年3月-11月)]

2019年の遠洋実習航海では、先ず地中海へ行った後、大西洋へ戻って北極海を横断して極東へ行き、その後、インド洋を通過して再び地中海へ入りました。
(2019年7月5日出航、同年12月30日帰港)
[2019年度の練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2019年7月-12月)]


その後はバルト海で行動しており、2023年6月初頭にもフィンランド湾で乗組員の洋上訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはフィンランド湾で洋上訓練を開始した]


2023年6月20日、「ペレコプ」海軍兵学校の生徒を乗せてクロンシュタットを出航し、バルト海を出て北海へ入り、6月27日には英仏海峡を通過して大西洋へ出ました。

今後、「ペレコプ」大西洋を横断してカリブ海へ向かいます。
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ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」はバルト海へ入った

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未だロシア海軍当局からの公式発表は有りませんが、ロシア海軍フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」は2023年5月8日にデンマーク大ベルト海峡を通過してバルト海へ入りました。
【The Lookout氏の2023年5月8日21時4分のツイート】



黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(4942016年3月11日就役)は2021年10月28日にボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

2021年11月13日、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」救助曳船SB-742(プロジェクト22870、2019年12月20日就役)と共にアルジェリアアルジェ港へ到着しました。

11月16日~17日にアルジェリア海軍との合同演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]

アルジェリアを去った後、12月3日にエジプトアレクサンドリア港へ到着し、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2021』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される]

合同演習『友情の橋-2021』は12月10日に終了しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』が地中海で始まった]

2021年12月18日には地中海東部艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート アドミラル・グリゴロヴィチと哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

2022年1月以降も「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部に留まり、2022年2月15日~25日に北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊と共に合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

2022年8月下旬には地中海中央部アドリア海へ進出しました。
[ロシア海軍の軍艦はアドリア海に居る]

その後も地中海東部に留まっていました。
『独立軍事評論』より
2022年10月13日20時41分配信
【艦隊は艦長の日を祝った】


バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年10月初頭にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った]

10月18日~21日までアルジェリアアルジェ港へ寄港した後、アルジェリア海軍と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」はアルジェリアを訪問した]

その後、2022年10月末に地中海東部へ到着し、同海域で行動していました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海で2023年の新年を迎えた]


2023年4月22日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」、そして北方艦隊給油船「カーマ」ジブラルタル海峡を西進し、大西洋へ入りました。
[ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]

3隻の軍艦は英仏海峡を通過する為にグレートブリテン島へ接近し、イギリス海軍駆逐艦「ディフェンダー」が監視の為に同行しました。
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[ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」は英仏海峡へ接近する]

英仏海峡を通過した後、5月初頭には北海で行動していましたが、5月8日に大ベルト海峡を南下してバルト海へ入りました。

なお、5月3日に北海へ入っていたバルト艦隊小型ロケット艦「ソヴィェツク」「オジンツォボ」は、この3隻よりも一足早く5月6日に大ベルト海峡を南下してバルト海へ入っています。
【WarshipCam氏の2023年5月7日1時39分のツイート】


今後、「ソーブラジテルヌイ」「ストイーキー」バルト海沿岸の母港バルチースクへ戻りますが、黒海艦隊「アドミラル・グリゴロヴィチ」カリーニングラードヤンターリ造船所で2ヶ月間に渡るオーバーホールを行ないます。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海での活動後にカリーニングラードでオーバーホールを実施する]
オーバーホールが終わった後、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は再び地中海へ向かうようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はカリーニングラードでのオーバーホール後に再び地中海へ行く]

ロシア海軍黒海艦隊の小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海へ行く

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ロシア海軍当局からの公式発表は未だ有りませんが、黒海艦隊小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」海洋曳船「セルゲイ・バルク」は、2023年5月4日にデンマーク大ベルト海峡を北上して北海へ入りました。



プロジェクト03182小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は、ニジニ・ノヴゴロド造船工場『ヴォルガ』で2016年9月1日に起工され、2018年12月20日に進水、2021年5月29日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式にロシア海軍へ就役、黒海艦隊へ編入されました。
[小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]


2021年10月3日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
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2022年7月17日、中型偵察艦「キルディン」と共にアルジェリアアルジェ港へ寄港し、7月19日に出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の中型偵察艦キルディンと小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフはアルジェリアのアルジェ港を訪れた]

その後、「キルディン」と共にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入り、ビスケー湾、英仏海峡、北海を通過してバルト海へ入りました。

「キルディン」は8月2日にクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の中型偵察艦キルディンはクロンシュタットへ到着した]

一方、「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は、クロンシュタットの南方に在るロモノソフ港へ入港しました。
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プロジェクト23470海洋曳船「セルゲイ・バルク」は、ロシア内陸部『ヤロスラヴリ造船工場』で2014年10月30日に起工され、2016年12月27日に進水し、2020年2月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[新型海洋曳船セルゲイ・バルクはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2020年6月25日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海へ行きました。
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2020年8月17日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。

2021年3月18日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海東部へ行きました。
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2021年5月31日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。
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2021年6月9日に対破壊工作艇「パーヴェル・シラーエフ」と共にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海東部へ行きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の対水中工作艇パーヴェル・シラーエフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]

8月22日に中型海洋給油船「イマン」と共にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。


2022年1月22日に対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」と共にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]
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その後も地中海で行動していましたが、2022年9月下旬、潜水艦「ノヴォロシースク」と共にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。

9月29日にはビスケー湾へ到達しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海を去り、クロンシュタットへ向かう]

その後、英仏海峡北海を通過し、10月初頭にバルト海へ入り、10月13日に「ノヴォロシースク」と共にクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海からレニングラード海軍基地(クロンシュタット)へ到着した]


その後は2隻ともバルト海に居ましたが、5月4日に大ベルト海峡を北上し、その後、北海へ入りました。

マリントラフィックによると、「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」「セルゲイ・バルク」は、5月7日の時点では英仏海峡へ入っています。

おそらくは、「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」「セルゲイ・バルク」地中海へ向かうようです。

ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」は英仏海峡へ接近する

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『連合王国防衛ジャーナル』より
2023年4月28日配信
【ブリテンの軍艦は連合王国近くのロシア任務群の監視を続けている】

王立海軍駆逐艦HMS「ディフェンダー」は、連合王国沖の国際水域を通行しているロシアの3隻の軍艦から成るグループの警戒を続けている。

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」コルベット「ソーブラジテルヌイ」及び「ストイーキー」で構成される任務群は、王立海軍の海上保安への取り組みの一環として、ブリテン艦により綿密に監視されている。

最新鋭の45型駆逐艦HMS「ディフェンダー」は、状況認識を維持し、国益を護る為のロシア艦の監視において重要な存在である。

この地域における外国海軍の活動を監視する王立海軍の能力は、潜在的脅威へ対応する準備を整えている事を示しており、連合王国の安全に貢献している。

これらの作戦は、全世界の海洋秩序と安定を維持する上での強力な海軍のプレゼンスの重要性を強調するものである。



黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(4942016年3月11日就役)は2021年10月28日にボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

2021年11月13日、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」救助曳船SB-742(プロジェクト22870、2019年12月20日就役)と共にアルジェリアアルジェ港へ到着しました。

11月16日~17日にアルジェリア海軍との合同演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]

アルジェリアを去った後、12月3日にエジプトアレクサンドリア港へ到着し、エジプト海軍との合同演習『友情の橋-2021』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される]

合同演習『友情の橋-2021』は12月10日に終了しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』が地中海で始まった]

2021年12月18日には地中海東部艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート アドミラル・グリゴロヴィチと哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは地中海東部で艦載ヘリコプターの訓練を実施した]

2022年1月以降も「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部に留まり、2022年2月15日~25日に北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船部隊と共に合同演習を行ないました。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が始まった]
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊は地中海東部で潜水艦捜索訓練を実施した]
[ロシア海軍黒海艦隊・北方艦隊・太平洋艦隊合同艦船部隊の地中海東部演習は完了した]

2022年8月下旬には地中海中央部アドリア海へ進出しました。
[ロシア海軍の軍艦はアドリア海に居る]

その後も地中海東部に留まっていました。
『独立軍事評論』より
2022年10月13日20時41分配信
【艦隊は艦長の日を祝った】


バルト艦隊所属のプロジェクト20380コルベット「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と「ストイーキー」(545、2014年7月27日就役)は、2022年10月初頭にバルチースクを出航し、10月3日には大ベルト海峡を通過し、その後、北海へ入りました。
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そして英仏海峡、ビスケー湾、ポルトガル、スペイン沖を通過し、10月16日夜にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海へ入った]

10月18日~21日までアルジェリアアルジェ港へ寄港した後、アルジェリア海軍と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」はアルジェリアを訪問した]

その後、2022年10月末に地中海東部へ到着し、同海域で行動していました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」と「ストイーキー」は地中海で2023年の新年を迎えた]


2023年4月22日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」、そして北方艦隊の給油船「カーマ」ジブラルタル海峡を西進し、大西洋へ入りました。
[ロシア海軍のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、コルベット「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」はジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入った]

3隻の軍艦は英仏海峡を通過する為にグレートブリテン島へ接近しており、イギリス海軍駆逐艦「ディフェンダー」が監視の為に同行しています。
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今後、「ソーブラジテルヌイ」「ストイーキー」バルト海沿岸の母港バルチースクへ戻りますが、黒海艦隊「アドミラル・グリゴロヴィチ」バルト海へ行き、カリーニングラードでオーバーホールを行なうようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海での活動後にカリーニングラードでオーバーホールを実施する]

ロシア海軍の各艦隊は軍管区の指揮下から外され、海軍総司令部の直接指揮下に戻る

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『タス通信』より
2023年4月24日9時5分配信
【情報筋は、ロシア海軍の4艦隊は軍管区への従属から外れると伝えた】
モスクワ、4月24日/タス通信

ロシアの4艦隊カスピ小艦隊は、軍管区への従属から外され、海軍総司令部の直接従属へ戻る。
『タス通信』海軍に近い情報筋より伝えられた。

「艦隊及び小艦隊を以前の二重従属から外す決定が下されました。
今、これらの編合部隊は、初めは平時の運用上は海軍総司令部に所属し、その後も、以前のように直接従属します」

対談者は話した。
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彼によると、改編の本質は、艦隊軍管区司令官への従属から外し、海軍総司令官の直接指揮下に戻す事に在る。
「北方艦隊は軍管区としての地位を保持し、海軍総司令官へ直に再配置されます」
彼は付け加えた。

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対談者は、全ての艦隊指揮チャンネルを集中させたモスクワ海軍総司令部から指揮グループの作成が計画されている事を指摘した。
彼によると、艦隊軍管区司令官へ従属させた以前の指揮システムは「非効率性を示しており」、調整が必要だった。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

今日まで、海軍運用戦略統合部隊は、バルト艦隊(西方軍管区の一部)、北方艦隊(統合戦略司令部「北方艦隊」の一部)、太平洋艦隊(東方軍管区の一部)、黒海艦隊カスピ小艦隊(南方軍管区の一部)である。



2010年10月のロシア連邦軍の大規模な改編により、西方軍管区、南方軍管区、中央軍管区、東方軍管区の4大軍管区が新編され、陸軍だけでは無く、空軍(航空宇宙軍)海軍の部隊も各軍管区に編入され、陸海空統合軍となりました。

西方軍管区:バルト艦隊、北方艦隊
南方軍管区:黒海艦隊、カスピ小艦隊
東方軍管区:太平洋艦隊


この内、西方軍管区に所属していた北方艦隊は、2014年12月1日に北極圏統合戦略司令部として独立して事実上の軍管区となり、2021年1月1日からは完全に軍管区扱いとなりました。
[ロシア海軍北方艦隊は2021年1月1日からロシア連邦軍の軍管区となった]

それ以外の艦隊は、引き続き各軍管区に所属していましたが、一見合理的に見えたこの改編も、原則として陸軍出身者が司令官を務める(例外は東方軍管区の初代司令官コンスタンチン・シデンコ提督のみ)軍管区の指揮下に艦隊を置くのは、実際には何かと不都合が多かったらしく、また海軍総司令部の直接指揮下に戻される事になるようです。

最後のソ連海軍総司令官ウラジーミル・チェルナヴィン海軍元帥は亡くなった

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『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2023年3月18日10時7分配信
【最後のソヴィエト社会主義共和国連邦海軍総司令官チェルナヴィン海軍元帥は死去した】
モスクワ、3月18日、インテルファクス

最後のソヴィエト社会主義共和国連邦海軍総司令官ウラジーミル・チェルナヴィン海軍元帥は、モスクワで95歳で亡くなった。
ロシア連邦軍指導者クラブ会長ニコライ・デリャビンは土曜日に『インテルファクス』へ伝えた。

「ウラジーミル・ニコラエヴィチは、モスクワで亡くなられました。
彼は4月22日には95歳を迎える筈でした」
デリャビン
は話した。

ロシア連邦軍指導者クラブを代表し、彼は個人の家族と親類に深い哀悼の意を表した。

チェルナヴィンは、1928年4月22日にニコラエフ市 (ウクライナ社会主義連邦共和国、ソ連ソヴィエト社会主義共和国連邦)で生まれた。
ソヴィエト連邦英雄(1981年)、海軍元帥(1983年)。
最後のソヴィエト社会主義共和国連邦海軍総司令官、ソヴィエト社会主義共和国連邦国防次官(1985-1992年)



ウラジーミル・ニコラエヴィチ・チェルナヴィンは、1928年4月22日にウクライナニコラエフで生まれました。

1942年~1944年にウリヤノフスク機械技術学校で学びました。

1944年~1947年にバクー海軍予備学校で学びました。

1947年~1951年にM.V.フルンゼ記念高等海軍学校(士官学校)で学びました。

少尉任官後は潜水艦乗りとなり、1951年11月~1953年5月に潜水艦S-102で勤務しました。

1953年5月~12月には潜水艦S-102副長を務めました。
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1953年末~1954年にはS.M.キーロフ記念潜水訓練隊の潜水航行・対潜防衛高等特別士官クラスで学びました。

1954年9月~1956年2月に潜水艦S-155の副長を務めました。

1956年9月~1959年3月には潜水艦S-147艦長を務めました。

1959年3月~1962年8月には原子力潜水艦K-21艦長を務めました。
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1962年~1965年には海軍大学校で学びました。

1965年7月~1967年6月に北方艦隊第3潜水艦師団参謀長を務めました。

1966年2月~3月にA.I.ソロキン少将の指揮下で行なわれたドレーク海峡経由の南半球ルートでの原子力潜水艦K-166K-133太平洋艦隊への回航へ参加しました。

1967年~1969年にはK.E.ヴォロシーロフ記念ソヴィエト連邦軍参謀本部アカデミーで学びました。

1969年7月~1972年2月に北方艦隊第19潜水艦師団司令官を務めました。

1972年2月~1973年9月に北方艦隊第3潜水艦小艦隊参謀長を務めました。

1973年9月~1974年9月に北方艦隊第3潜水艦小艦隊司令官を務めました。

1974年9月~1977年7月に北方艦隊参謀長を務めました。

1977年7月1日~1981年12月16日に北方艦隊司令官を務めました。
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1981年12月16日にはソ連海軍第1副総司令官兼総参謀長に任命されました。

1985年8月25日、セルゲイ・ゴルシコフ提督の後任のソ連海軍総司令官に就任し、ソ連国防次官も兼任しました。

ソ連邦解体後、1992年2月14日~8月25日に独立国家共同体(CIS)海軍司令官を務めました。

1992年8月25日にロシア連邦国防相付となり、~1993年2月6日に退役しました。

退役後は、ロシア政府機関ロシア国防省の機関へ「天下り」し、2021年まで務めていました。
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その後に入院し、闘病生活の後、2023年3月18日に94歳で亡くなりました。

スーダンは自国領へのロシア海軍駐留所の設置を考慮している

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年3月12日10時13分配信
【スーダンはロシア海軍基地の問題を考慮していると大使は言った】
モスクワ、3月12日-ロシア通信社ノーボスチ

スーダンロシア海軍基地の問題は考慮の段階に在る。
ロシア駐在スーダン大使モハメド・エルガザリ・エルティジャニ・シラジャは、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューで語った。
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「この協定はスーダン共和国議会により批准されなければなりません。
ニュースを追っているのであれば、このような協定へ署名できる権限のある機関が私達に無い事を御存知でしょう。
従いまして、この問題は、スーダンの立法機関の設立とその批准を含め、考慮の段階に在ります」
シラジャ
は話した。

彼は、基地の形式の問題は、スーダン及びロシアの専門家の代表により討議されなければならないと付け加えた。
外交団のトップは更に、国の政治的危機は将来的には解決されるだろうと話した。

「私が思いますに、これは、近い将来に可能となるでしょう:昨年12月に署名された枠組み協定の結果として、民間力では既に互いに連携し、交渉を進めておりますので」
シラジャ
は強調した。

以前、スーダン訪問の結果、ロシア外相セルゲイ・ラブロフは、スーダン領内へのロシア海軍の物資-技術サービス供給所の作成に関するロシア連邦スーダンの間の合意は批准過程に在ると言った。

以前、スーダンの軍事指導者、同国軍の最高司令官アブドゥルファッターハ・アブドッラフマーン・ブルハーンは、クーデターによる当局組織の解散後、スーダンは同国へのロシア連邦軍基地作成に関する合意の履行を継続していると『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューで語った。

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スーダンへのロシア海軍拠点の作成に関する合意は、2020年11月に知られるようになった。
文書によると、ロシア側の部隊と手段により作業が行なわれる海軍拠点の最大人員数は300名を超えない。
同時に4隻を超えるロシア艦船が滞在する事は出来ない。



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2020年12月初頭、ロシアスーダンは、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に合意しました。
[ロシアはスーダンへ海軍駐留所を建設する]
[ロシアとスーダンはスーダン領内への海軍駐留所の設置へ合意した]

これは要するに、シリアタルトゥースに在るロシア海軍第720物資-技術サービス供給所(1971年設立)と同じようなものをスーダンにも作るという事です。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍艦船修理所は2019年10月15日に操業を開始する]
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合意の締結後、スーダンにはロシア海軍の艦が度々寄港しています。

2021年2月28日には黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」ポートスーダンへ寄港しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はスーダンを訪問した]

2021年3月中旬にはバルト艦隊コルベット「ストイーキー」ポートスーダンへ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はスーダンを訪れた]

2021年4月10日には黒海艦隊偵察艦「イワン・フルス」ポートスーダンへ寄港しました。
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【『Asian OSINT』の2021年4月11日のツイート】

2021年4月27日にはバルト艦隊偵察艦SSV-231「ワシーリー・タチシチェフ」ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年5月2日~4日には黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-138ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年4月末、アラブ首長国連邦ドバイ放送局『アル=アラビーヤ』は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意が凍結されていると報じました。

これに対しスーダンロシア大使館は、そのような報道は事実に対応していない(=デマである)と反論しました。
[スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意は凍結されていない]


2021年6月下旬、ロシアミハイル・ミシュスティン首相は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意の批准文書へ署名しました。
[ロシア首相ミシュスティンはスーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意の批准文書へ署名した]

それから暫くの間、建設の具体的な動きは有りませんが、この件に関する話し合いは続けられています。
[ロシアとスーダンの外相はスーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関する合意について話し合った]
[スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関する交渉は続けられている]


しかしスーダンは、2021年10月クーデターによる政治的混乱が続いており、現時点ではロシア海軍の補給基地の建設に関する合意の批准文書へ署名できる状態に有りません。
(批准文書への署名は議会により行なわれるが、その議会を作る為の選挙も未だ実行されていない)
今回のロシア駐在スーダン大使モハメド・エルガザリ・エルティジャニ・シラジャ氏の発言を見る限りでは、補給基地の建設自体には同意しているようですが。

ポートスーダン港にロシア海軍の補給所が建設される

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『KORABEL.RU』より
2023年2月13日10時42分配信
【スーダンは紅海へのロシア海軍基地の建設を許可する】

これにより、ロシア艦船太平洋からヨーロッパの海までの長距離移動と往復が出来るようになる。

ロシア海軍紅海への基地の建設が許可される。
スーダン当局は、関連する合意の再交渉に成功した。 

『MK.RU』『AP通信』を引用して報じたように、同国の軍当局は取引で合意したと当局者の1人は主張した。

従って、ロシアポートスーダン物資-技術サービス供給所を作成できる。
これにより、ロシア艦船太平洋からヨーロッパの海までの長距離移動と往復が出来るようになる。

2020年、物資-技術サービス供給所に関する予備合意に達した。
それは300名の要員を想定している。
同時に4隻を超える艦が寄港する事は出来ない。
核動力装置を持つ船も、それ(寄港)が出来る。



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2020年12月初頭、ロシアスーダンは、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に合意しました。
[ロシアはスーダンへ海軍駐留所を建設する]
[ロシアとスーダンはスーダン領内への海軍駐留所の設置へ合意した]

これは要するに、シリアタルトゥースに在るロシア海軍第720物資-技術サービス供給所(1971年設立)と同じようなものをスーダンにも作るという事です。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍艦船修理所は2019年10月15日に操業を開始する]
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合意の締結後、スーダンにはロシア海軍の艦が度々寄港しています。

2021年2月28日には黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」ポートスーダンへ寄港しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はスーダンを訪問した]

2021年3月中旬にはバルト艦隊コルベット「ストイーキー」ポートスーダンへ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はスーダンを訪れた]

2021年4月10日には黒海艦隊偵察艦「イワン・フルス」ポートスーダンへ寄港しました。
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【『Asian OSINT』の2021年4月11日のツイート】

2021年4月27日にはバルト艦隊偵察艦SSV-231「ワシーリー・タチシチェフ」ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年5月2日~4日には黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-138ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年4月末、アラブ首長国連邦ドバイ放送局『アル=アラビーヤ』は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意が凍結されていると報じました。

これに対しスーダンロシア大使館は、そのような報道は事実に対応していない(=デマである)と反論しました。
[スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意は凍結されていない]


2021年6月下旬、ロシアミハイル・ミシュスティン首相は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意の批准文書へ署名しました。
[ロシア首相ミシュスティンはスーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意の批准文書へ署名した]

それから暫くの間、建設の具体的な動きは有りませんが、この件に関する話し合いは続けられていました。
[ロシアとスーダンの外相はスーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関する合意について話し合った]
[スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関する交渉は続けられている]

そして2023年2月上旬にスーダン側の合意が得られたようです。

スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関する交渉は続けられている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年2月10日10時9分配信
【ロシア外務省:スーダンへ海軍拠点を作成する問題は合意過程に在る】

スーダン領内へのロシア海軍の物資-技術サービス供給所の作成に関するモスクワ-ハルツーム間の合意は批准過程に在る。
ロシア外務長官セルゲイ・ラブロフは、スーダン外務省のトップ、アリ・アス-サーディク・アリとの共同記者会見で述べた。


「ロシア連邦海軍の物資-技術サービス供給所の作成に関する合意についてですが、それは署名され、批准の過程に在ります」
ロシア外交当局
のトップは指摘した。

2020年12月にロシアスーダンは、紅海沿岸へのロシア連邦海軍物資-技術サービス供給所の作成で合意した事が想い起こされる。
ロシアがそこへ配置できる艦は同時に4隻を超えず、核動力装置を備えた艦の滞在の許可が想定されていた。
文書によると、基地要員の最大人数は300名を超えない。

2021年6月、スーダン軍参謀総長のムハンマド・ウスマン・アル-フセインは、合意が修正される可能性に言及した。
同年4月、放送局『アル=アラビーヤ』は情報筋を引用して、スーダンは以前の当局が署名した紅海への軍基地作成に関する合意の効力を一時停止していると報じた。
ハルツームロシア大使館は、この情報を否定した。

2021年9月、ハルツームは5年間の基地リースを条件とするモスクワからの経済援助を見込んでおり、25年間の合意に署名する可能性があるなどという情報がメディアに掲載された。
共和国ロシア代理大使オヌール・アフマド・オヌールは、この情報を否定した。



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2020年12月初頭、ロシアスーダンは、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に合意しました。
[ロシアはスーダンへ海軍駐留所を建設する]
[ロシアとスーダンはスーダン領内への海軍駐留所の設置へ合意した]

これは要するに、シリアタルトゥースに在るロシア海軍第720物資-技術サービス供給所(1971年設立)と同じようなものをスーダンにも作るという事です。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍艦船修理所は2019年10月15日に操業を開始する]
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合意の締結後、スーダンにはロシア海軍の艦が度々寄港しています。

2021年2月28日には黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」ポートスーダンへ寄港しました。
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[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はスーダンを訪問した]

2021年3月中旬にはバルト艦隊コルベット「ストイーキー」ポートスーダンへ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はスーダンを訪れた]

2021年4月10日には黒海艦隊偵察艦「イワン・フルス」ポートスーダンへ寄港しました。
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【『Asian OSINT』の2021年4月11日のツイート】

2021年4月27日にはバルト艦隊偵察艦SSV-231「ワシーリー・タチシチェフ」ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年5月4日には黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-138ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年4月末、アラブ首長国連邦ドバイ放送局『アル=アラビーヤ』は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意が凍結されていると報じました。

これに対しスーダンロシア大使館は、そのような報道は事実に対応していない(=デマである)と反論しました。
[スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意は凍結されていない]


2021年6月下旬、ロシアミハイル・ミシュスティン首相は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意の批准文書へ署名しました。
[ロシア首相ミシュスティンはスーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意の批准文書へ署名した]

それから暫くの間、建設の具体的な動きは有りませんが、この件に関する話し合いは続けられているようです。
[ロシアとスーダンの外相はスーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関する合意について話し合った]

ロシア海軍はヘリコプターの安定した発着艦の為のジャイロスタビライザープラットフォームを備えた艦を作る

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年1月25日4時10分配信
【ロシアは無人機の着艦を簡素化するプラットフォームを備えた艦を建造する】
モスクワ、1月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は、強風や荒れた海で甲板へのヘリコプター及び無人機の発艦と着艦を簡素化する為のジャイロスタビライザープラットフォーム戦闘艦の内の1隻でテストする。
『ロシア通信社ノーボスチ』は情報筋より伝えられた。

「海軍司令部は、戦闘艦へのインテグレートに必要なジャイロスタビライザープラットフォームの文書を開発者から受け取りました。
作業は始まっています。
今後数年間で、ロシア海軍には、艦上ヘリコプターの発着艦の為のジャイロスタビライザープラットフォームを備える最初の艦が登場するでしょう」

情報筋は述べた。

彼は、どのプロジェクトのどの艦へプラットフォームを装備する計画なのか、そして更には、それが新たなプロジェクトになるのか、或いは既存のプロジェクトの内の1隻をプラットフォームに適合させるのかは明らかにしなかった。

ジャイロスタビライザープラットフォームは、悪天候の条件:強風や高波において揺れを補正する事により、ヘリコプター或いは垂直離艦無人機の艦の甲板での発艦と着艦を大幅に簡素化し、確実にする事を可能にする。

情報筋は、この開発は、環境条件の影響を軽減する必要がある場合、支援船のクレーン、傾斜路、タラップ、その他の機器の基礎としても使用できると付け加えた。
陸上バージョンでは、このプラットフォームは、装甲車両または自動車の運転手の為の動的訓練機器の一部として既に使用されている。

プラットフォーム自体は、駆動支援空間が提供されており、駆動機の数が標準の6個から13個へ増加するように改修されている。
情報筋は、海軍は現在、今日において使用できる最も広い自由度と動作範囲を持つロシアの開発を選択している。