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ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプはバルチースク基地へ入港した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年7月7日22時48分配信
【バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」はバルチースクへ到着した】

バルト艦隊練習艦「ペレコプ」は、遠距離航海士航海の枠組みでバルト艦隊主要基地へ寄港した。

バルチースクへの停泊中、海軍軍事科学研修センター「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード分校の110名の生徒が海上実習を行なう為に艦へ到着し、更には、水、燃料、食料の在庫を補充する。

生徒を乗せ、物資を補充した後、練習艦は遠距離航海士航海を継続し、その最中に4つの大洋へ到達し、北海航路へ行く。

練習艦の遠距離海洋航海は、ロシア連邦国防省の海軍教育学校生徒の海上実習実行の枠組みで行なわれる。
実習指導者は、海軍軍事科学研修センター「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード市分校校長ヴャチェスラフ・スイトニク少将である。

海洋航海中に艦は総計20万海里以上を走破する。
この中で生徒は、航海士の規律、様々な条件及び複雑な航海環境下での艦の制御技量の向上、士官及び航海士当直義務の勤めの実習を行なう。

この他、生徒は艦に備え付けられている最新の練習シミュレーター「レゲリ」で一連の訓練を行なう。
研修完了後、艦上の将来の士官は、特別かつ様々な海上学科のテストへ移行する。

艦の研修の為、特殊クラス及び訓練シミュレーターが作成された。
「ペレコプ」は天文学甲板、艦のダメージコントロール区画、6本オール漕ぎボートを有する。
同時に300名までの将来の航海士、機関士、操縦士が海上実習を行なえる。
艦の移動時に、ロシア連邦の大規模港を訪れ、2、3回の海軍学校の生徒の交代を行なう。
2018年には、1000名以上が艦上で実地訓練を行なった。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


2018年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)まで行き、更には北極海を横断しました。
(2018年3月1日出航、同年11月14日帰港)
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[練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2018年3月-11月)]


2019年7月5日、「ペレコプ」クロンシュタット港を抜錨し、2019年度の遠洋実習航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは遠洋実習航海へ出発した]

7月7日、「ペレコプ」バルチースク基地へ入港しました。
ここで「クズネツォフ記念海軍アカデミー」カリーニングラード分校の生徒110名を乗せ、物資を補給した後、バルト海を後にします。


「ペレコプ」は今回も北極海を横断するとの事ですから、2018年の遠洋実習航海と同じコースを行くようです。
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ロシア海軍バルト艦隊の練習艦ペレコプは遠洋実習航海へ出発した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年7月5日16時33分配信
【バルト艦隊の練習艦「ペレコプ」は遠距離航海士航海へ向かった】

バルト艦隊練習艦「ペレコプ」は、遠距離航海任務遂行の為にクロンシュタットから出航した。
同艦は4つの大洋へ到着し、北海航路を通過し、総計20万海里以上を走破する。

現在、艦内にはサンクトペテルブルク海軍兵学校の生徒100名が居る。
バルチースクへの寄港時、カリーニングラード海軍大学校の生徒110名が合流する。
実習指導者は、海軍軍事科学研修センター「クズネツォフ記念海軍アカデミー」校長ヴャチェスラフ・スイトニク少将である。

練習艦の遠距離海洋航海は、ロシア国防省の海軍教育学校生徒の海上実習実行の枠組みで行なわれる。
海上航行中、生徒には航海士の規律、様々な条件及び複雑な航海環境下での艦の制御技量の向上、士官及び航海士当直義務の勤めの実習が控えている。

この他、生徒は艦に備え付けられている最新の練習シミュレーター「レゲリ」で一連の訓練を行なう。
研修完了後、艦上の将来の士官は、特別かつ様々な海上学科のテストへ移行する。

艦の研修の為、特殊クラス及び訓練シミュレーターが作成された。
「ペレコプ」は天文学甲板、艦のダメージコントロール区画、6本オール漕ぎボートを有する。
同時に300名までの将来の航海士、機関士、操縦士が海上実習を行なえる。
艦の移動時に、ロシア連邦の大規模港を訪れ、2、3回の海軍学校の生徒の交代を行なう。
2018年には、1000名以上が艦上で実地訓練を行なった。

航海に先立ち、『クロンシュタット海洋工場』の専門家はバルト艦隊練習艦「ペレコプ」のドック修理を実施した。
作業中、艦の船体の水中部分が塗装され、タンク、スクリュー装置、駆動軸及びキングストン弁が修復された。
加えて、艦の乗組員は、基地での錬成任務K-1及び海上での錬成任務K-2の要素へ取り組んだ。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。


2018年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)まで行き、更には北極海を横断しました。
(2018年3月1日出航、同年11月14日帰港)
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[練習艦ペレコプ遠洋実習航海(2018年3月-11月)]


2019年7月5日、「ペレコプ」は遠洋実習航海へ出発しました。
今回も北極海を横断するとの事ですから、2018年の航海と同じコースを行くようです。

2019年7月1日のロシア海軍の深海調査原潜の火災事故で死亡した乗組員14名の氏名が公表された

『タス通信』より
2019年7月4日2時6分配信
【(ロシア)国防省は深海船の火災の死亡者のリストを公表した】
モスクワ、7月3日/タス通信

(ロシア)国防省は、7月1日の科学研究深海装置の火災で死亡した潜水艦船員のリストを公表した。
軍当局のサイトは、水曜日に写真付きで名簿を公表した。

悲劇の犠牲者14名:

ウラジーミル・アバンキン1等海佐

アンドレイ・ヴォスクレセンスキー1等海佐

デニス・ドロンスキー1等海佐

コンスタンチン・イワノフ1等海佐

デニス・オパリン1等海佐

コンスタンチン・ソモフ1等海佐

ニコライ・フィリン1等海佐

アレクサンドル・アヴドニン2等海佐

セルゲイ・ダニリチェンコ2等海佐

ドミトリー・ソロヴィヨフ2等海佐

ミハイル・ドゥブコフ大尉

ヴィクトール・クジミン3等海佐

ウラジーミル・スヒニチェフ3等海佐

アレクサンドル・ワシリエフ潜水艦乗員医療サービス


軍当局は、死亡した潜水艦乗員の高いプロ意識を指摘した。

「ロシア海軍の科学研究深海装置の乗組員である潜水艦船員は祖国への真の愛国心、高いプロ意識を示し、軍務及び上級司令部からの課題の遂行に対し、再三に渡り国家表彰を受けていました」
声明では、こう述べられた。

国防省が指摘したように
「彼らは全て、限界深度への潜航を伴う北極調査の困難な水中遠征へ一度ならず参加しました」



2019年7月1日、ロシア海軍「科学研究深海装置」は、ロシア領海内(バレンツ海)での海底調査中に火災が発生し、乗組員14名が死亡しました。
[ロシア海軍の深海調査原潜で火災が発生し、乗員14名が死亡した]

ロシア国防省は、事故を起こした「科学研究深海装置」の名前を一切公表していませんが、プロジェクト10831「ロシャリク」原子力深海ステーションAS-12のようです。
何故、AS-12であると断定できるのかと言えば、事故の状況(14名が死亡)から見て、該当するのは、標準乗員数25名のAS-12しか無いからです。

ロシア海軍には、他にも深海潜水艇深海調査用小型原潜が有りますが、14名以上乗れるフネはロシャリク級の他には有りません。
そしてロシャリク級AS-12しか有りません。


事故後、AS-12搭載母艦(プロジェクト09787特殊用途原子力潜水艦BS-64「ポドモスコヴィエ」)北方艦隊基地セヴェロモルスクへ入港しています。
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この事故の詳細や事故を起こした艦の名前は相変わらず公表されていませんが、ロシア国防省は、事故で死亡した乗員14名の名前を公表しました。

この14名の内、デニス・ドロンスキー1等海佐(1972年10月17日生まれ、享年46歳)がAS-12の艦長のようです。
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ニコライ・フィリン1等海佐(1962年4月6日生まれ、享年57歳)は、深海軍事機器の試験官であり、オブザーバーとして乗艦していたようです。
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この2名は、以前に「ロシア連邦英雄」称号を授与されています。

軍医1名を除き、佐官クラスが多いですが、「ロシャリク」級の乗組員は、医療スタッフ以外は全員士官で構成されているようです。

「ロシャリク」級は高度な軍事機密であり、その動向も原則非公開である為、これ以上の詳細な情報がロシア国防省やロシア海軍などの公式筋から公表される事は無いでしょう。

ロシア海軍の深海調査原潜で火災が発生し、乗員14名が死亡した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年7月2日16時35分配信
【深海装置の火災で14名の潜水艦乗員が死亡した】

7月1日・月曜日、ロシア連邦国防省の科学研究深海装置で火災が発生した。
その結果、『タス通信』が軍当局広報サービスを引用して報じたように、14名の潜水艦船員が死亡した。


国防省が説明したように、事故はロシア領海内で発生した。

「ロシア海軍の要望による世界の大洋の海底空間における調査の為に意図されている科学研究深海装置で、海底測定中に火災が発生しました。
燃焼による有毒ガス発生の結果、14名の潜水艦船員が死亡しました」
ロシア連邦国防省
広報サービスは説明した。

当局は、乗組員の献身的な行動のお陰で火災は消し止められた事を付け加えた。

ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の監督下で、この悲劇の全面的な調査が行なわれる。

『Mil.Press FLOT』ロシア海軍の情報提供者によると、この事故は、原子力深海ステーションAS-12「ロシャリク」で起こった可能性が有る。
その乗組員は25名である。
このような形の事故の後、乗組員全体の内、少なくとも11名が生存している可能性が有る。
AS-12は基地へ曳航されたと北方艦隊の代理人は伝えた。
生き残った潜水艦乗員は入院した。

他の対談者は、火災が発生したのは「ロシャリク」では無く、原子力深海ステーション搭載特殊潜水艦かもしれないと述べた。
彼によると、事故が発生したのはドッキング或いは、その直後であろう。

ロシア捜査当局は、14名の船員が死亡した事実に関する検証調査を開始した。



2019年7月1日、ロシア海軍「科学研究深海装置」は、ロシア領海内での海底調査中に火災が発生し、乗組員14名が死亡しました。

『タス通信』より
2019年7月2日22時29分配信
【7月1日のロシア連邦水域での深海装置の火災により14名の船員が死亡した】

事故を起こした「科学研究深海装置」は、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
『タス通信』より
2019年7月2日22時4分配信
【火災が発生した深海装置はセヴェロモルスクに居る】

ロシア国防省は、事故を起こした「科学研究深海装置」の名前などは一切公表していませんが、今回の記事によると、プロジェクト10831「ロシャリク」原子力深海ステーションAS-12のようです。
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原子力深海ステーションAS-12は、1988年頃にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』で起工され、2003年8月頃に進水、2004年~2010年頃に就役しました。
同級に関しては詳細は未だ不明です。
艦名については「AS-31」という説も有ります。
(AS-12の番号はプロジェクト1839深海救助装置の1隻に使用されている為)

明確な要目も不明ですが、水中排水量は2100トン、全長は60メートル、幅は7メートル、水中速力は30ノット、潜航深度は少なくとも1000m以上(未確認情報によれば最大6000m)、乗員は25名と推定されています。
ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」とほぼ同サイズの小型原潜のようです。

「ロシャリク」級特務原潜AS-12
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AS-12は、以前には戦略原子力潜水艦プロジェクト667BDR(デルタIII級)K-129を改造した特殊用途原子力潜水艦プロジェクト09786(デルタ・ストレッチ)BS-136「オレンブルク」を母艦としており、同艦に搭載されて海洋で行動していました。
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2012年9月には北極圏へ行き、ロモノソフ海嶺メンデレーエフ海嶺の海底を調査しています。
『イズべスチヤ』より
2012年10月29日配信
【軍用原子力バチスカーフ「ロシャリク」は北極圏を探った】

北極圏で行動する母艦BS-136「オレンブルク」(2012年9月27日)
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AS-12は、2015年にも2回の遠距離航海を行なっています。
[ロシア海軍の特務原潜ロシャリクは2015年に2度の遠征を行なっていた]

2016年12月末にプロジェクト09787特殊用途原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」が再就役してからは、同艦を母艦としているようです。
[改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された]

ロシア海軍の為のヤーセン-M級多用途原潜2隻とラーダ級潜水艦2隻が追加発注された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年6月27日16時24分配信
【国防省は潜水艦「ヤーセン-M」及び「ラーダ」の一群を発注した】
愛国者公園(モスクワ州)、6月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア国防省は、フォーラム『アルミヤ-2019』の枠組みで、多目的原子力潜水艦「ヤーセン-M」ディーゼルエレクトリック潜水艦「ラーダ」を供給する国家契約を締結した。
アナウンサーは、ウラジーミル・プーチン大統領の式典への出席の際に公表した。

契約の数値は明らかにされていない:この締結に対応するのは『北方機械製造事業』『アドミラルティ造船所』である。

フォーラム『アルミヤ-2019』モスクワ州公園『パトリオット』で6月25日から30日に開催される。
国際通信機関『ロシア・トゥデイ』は、この行事の公式情報機関である。


『タス通信』より
2019年6月27日23時39分配信
【ロシア海軍は新たな国家契約により2隻の原子力潜水艦「ヤーセン-M」を受け取る】
クビンカ/モスクワ州、6月27日/タス通信

国際軍事機器フォーラム『アルミヤ-2019』で締結された国家契約の枠組みにおいて、ロシア海軍は2隻の多目的原子力潜水艦「ヤーセン-M」を受け取る。
国防次官アレクセイ・クリヴォルチコは発表した。

「本日(6月27日)、ここで、ロシア連邦軍にとって、そして我々の防衛産業にとって大きな出来事が有ります。
私共は、本日、一連の大口合意へ署名しました。
これは確固たる契約であり、確実なものです。
これは、Su-57、この航空機の為の最新の航空攻撃手段。
そして2隻の新たな潜水艦ヤーセンです。
これは大きな量の重要な契約です」
クリヴォルチコ
は報道陣へ話した。

国際軍事機器フォーラム『アルミヤ-2019』において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン隣席の下に署名されたロシア連邦国防省への兵器供給の46の国家契約の金額は1兆ルーブルになる。

フォーラム『アルミヤ-2019』は、6月25日から30日までモスクワ州『愛国者』大会-展示センターで開催され、ロシアの他の地域でも展示活動が行なわれる。
事前の見積もりによると、ロシア連邦領内の1500以上の企業および機関の参加が見込まれており、2700以上の製品及び機器のモデルが展示される。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦となるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、現在までに7隻がセヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工され、このうち1隻が就役しています。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは基地に停泊したまま巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水し、2018年9月下旬から航海試験が始まりました。
ロシア海軍への引き渡しは2019年末に予定されていましたが、延期されるかもしれません。
[ヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンのロシア海軍への引き渡しは延期されるかもしれない]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)「ウリヤノフスク」は、2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍北方艦隊の為の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2024年に予定されており、就役後は北方艦隊へ配備されます。


ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦となるプロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦は、現在までに3隻がサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で起工され、この内の1隻が就役しています。

1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は、1997年12月26日に起工され、2004年10月28日に進水し、2010年4月22日に納入され、同年5月8日に就役しました。
就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、2013年10月に北方艦隊の基地へ回航されました。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]

2番艦「クロンシュタット」は2005年7月28日に起工されましたが、1番艦の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、一旦建造は凍結されました。
2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開され、2018年9月20日に進水しました。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは進水した]

3番艦は「セヴァストーポリ」の名前で2006年11月10日に起工されましたが、その後、2番艦と同様に建造が凍結され、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」と改名された上で改めて起工されました。
[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

その後、新たな「ラーダ」は発注されていませんでしたが、2018年11月末、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、「ラーダ」級潜水艦は合計12隻が建造されると発言しました。
[ロシア海軍の為に12隻のラーダ級通常動力潜水艦が建造される]


そして2019年6月27日、軍事機器展示会『アルミヤ-2019』の会場において、プロジェクト885M「ヤーセン-M」2隻とプロジェクト677「ラーダ」(おそらくは2隻)の新たな建造契約が締結されました。

これにより、「ヤーセン」シリーズは合計9隻がロシア海軍へ就役する事になります。

「ラーダ」級の4番艦と5番艦については、以前から建造契約締結の計画は有りましたが、今回、ようやく実現しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月20日10時57分配信
【2019年に更なる2隻のプロジェクト677潜水艦の契約への署名が計画されている】


この他、今回の軍事機器展示会『アルミヤ-2019』においては、第5世代重戦闘機Su-57(T-50、PAK FA)と、戦闘ヘリコプターMi-28NM「ノチュノーイ・オホートニク」(ナイトハンター)の大口契約も締結されています。

第5世代重戦闘機Su-57:76機
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年6月27日16時52分配信
【国防省は76機の戦闘機Su-57を発注した】

戦闘ヘリコプターMi-28NM:98機
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年6月27日16時56分配信
【国防省は98機のヘリコプター「ノチュノーイ・オホートニク」を発注した】

ロシア海軍の新世代戦略原潜ボレイ級の建造は2023年、新世代多用途原潜ヤーセン級の建造は2024年に完了する

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『タス通信』より
2019年6月27日17時49分配信
【『セヴマシュ』は「ボレイ」及び「ヤーセン」シリーズの建造が何時完了するのか発表した】
クビンカ/モスクワ州、6月27日/タス通信

原子力水中戦略ロケット艦「ボレイ」/「ボレイ-A」シリーズの建造は2023年に、原子力多目的潜水艦「ヤーセン」/ヤーセン-M」シリーズの建造は2024年に完了する。
木曜日、『タス通信』は、第5回国際軍事機器フォーラム『アルミヤ-2019』において『セヴマシュ』のトップ、ミハイル・ブドニチェンコより伝えられた。

「契約に沿って、ボレイの建造は2023年に、ヤーセンは2024年に完了します」
彼は話した。

現在、『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)は、3隻のベースプロジェクト955「ボレイ」級戦略潜水艦3隻を完成させ、海軍へ引き渡している。
トップ艦「ユーリー・ドルゴルーキー」北方艦隊へ、2隻の生産艦「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」太平洋艦隊へ加わっている。

プロジェクト955A潜水艦のトップ「クニャージ・ウラジーミル」は、現在、工場航行試験の第2段階を行なっている。
『タス通信』ブドニチェンコより伝えられたように、それは2019年12月に海軍へ引き渡される。

プロジェクト955/955A潜水艦は、海洋工学中央設計局『ルビーン』が開発した。
『セヴマシュ』は、4隻のプロジェクト955A潜水艦の建造を続けている。
(クニャージ・オレグ、ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、インペラートル・アレクサンドルIII、クニャージ・ポジャールスキー)

[プロジェクト「ヤーセン」]
『セヴマシュ』
は、ベースプロジェクト885「ヤーセン」潜水艦を建造し、海軍へ引き渡した。
同艦は北方艦隊へ加わっている。
改善プロジェクト885M「ヤーセン-M」のトップ「カザン」は、現在、試験に在る。
更に5隻のプロジェクト885M潜水艦が様々な建造段階に在る。

プロジェクト885/885M潜水艦は、サンクトペテルブルク機械製造局『マラヒート』が開発した。

[フォーラム『アルミヤ-2019』]
フォーラム『アルミヤ-2019』
は、6月25日から30日までモスクワ州『愛国者』大会-展示センターで開催され、ロシアの他の地域でも展示活動が行なわれる。
事前の見積もりによると、ロシア連邦領内の1500以上の企業および機関の参加が見込まれており、2700以上の製品及び機器のモデルが展示される。



プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦シリーズは、セヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」で計8隻が起工され、このうち3隻が就役済みです。

1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]
就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、2018年5月22日には弾道ミサイル「ブラヴァー」4基の一斉発射を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーは弾道ミサイル"ブラヴァー"4基を一斉に発射した]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]
就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、2018年4月中旬には同型艦「ウラジーミル・モノマーフ」と対戦方式の戦闘訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ沖で『決闘』を行なった]

3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
2016年9月26日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]
就役後の動向が公表される事は滅多に在りませんが、2018年4月下旬には対潜部隊への魚雷攻撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは対潜部隊への魚雷攻撃演習を行なった]

4番艦からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、その1番艦K-549「クニャージ・ウラジーミル」は、2012年7月30日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2017年11月17日に進水しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜クニャージ・ウラジーミル進水(2017年11月17日)]
就役は2019年12月に予定されており、北方艦隊へ配備されます。
[第4のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・ウラジーミルは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]

5番艦(「ボレイ-A」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
就役は2020年頃に予定されており、北方艦隊へ配備されます。

6番艦(「ボレイ-A」級としては3隻目)「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]
就役は2021年頃に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

7番艦(「ボレイ-A」級としては4隻目)「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は2015年12月18日に起工されました。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]
就役は2022年頃に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。

8番艦(「ボレイ-A」級としては5隻目)「クニャージ・ポジャールスキー」は2016年12月23日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第4世代戦略原潜ボレイ級最終艦クニャージ・ポジャールスキーは起工された]
就役は2023年頃に予定されており、北方艦隊へ配備されます。


プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、7隻がセヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」で起工され、このうち1隻が就役しています。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは基地に停泊したまま巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水し、2018年9月下旬から航海試験が始まりました。
ロシア海軍への引き渡しは2019年末に予定されていましたが、延期されるかもしれません。
[ヤーセン級原子力水中巡洋艦2番艦カザンのロシア海軍への引き渡しは延期されるかもしれない]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]

7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)「ウリヤノフスク」は、2017年7月28日に起工されました。
[ロシア海軍北方艦隊の為の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2024年に予定されており、就役後は北方艦隊へ配備されます。

サンクトペテルブルクのマラヒート設計局は閉サイクルガスタービン非大気依存発電装置を持つ潜水艦P-750Bを開発する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2019年6月25日14時35分配信
【海軍の為にガスタービン非大気依存発電装置を有する潜水艦P-750Bが作成される】

サンクトペテルブルク機械製造局『マラヒート』は、水中及び水上航行用の単一発電装置を有する潜水艦の設計作業を続けている。
閉サイクル非大気依存ガスタービン発電装置は、潜水艦の連続水中航行距離を著しく増大させる。
フォーラム『アルミヤ-2019』の同社の展示台で『Mil.Press FlotProm』は伝えられた。


潜水艦P-750Bは、敵の沿岸施設へ打撃を与え、敵の艦船及び潜水艦の破壊の為に意図されている。
潜水艦は、16名までの偵察-工作グループを艦内に受け入れ、それを隠密裏に送り届け、上陸させる事が出来る。
更に潜水艦は、機雷源を敷設し、偵察を行なう事が出来る。

開発されるP-750Bの主な長所は、現代的な兵装、電波電子手段、高度な自動化及び少ない乗組員(18~20名)、機動性、隠密性であり、狭くて浅い海域での戦闘行動実施が可能である。
加えて、潜水艦は現存の基地及び港へ駐留できる。

P-750Bの排水量は約1450トンであり、沿岸で行動する小型潜水艦クラスに属する。
その全長は約66メートル、幅は7メートル、吃水は約5.2メートル。
通常潜航深度は300メートル、最大水中速力18ノット、経済速力4ノット。
自立航行期間30日、航続距離4300海里。
非大気依存発電装置を考慮に入れた連続水中航行距離は1200海里になる。

発電装置には、閉サイクルガスタービンエンジン(400キロワット×2基)と2500キロワットの移動用電動機が含まれる。

兵装は533mm魚雷、ミサイル、機雷



ロシアの潜水艦設計局である海洋工学中央設計局『ルビーン』は、以前から通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。
[ロシア海軍の通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP)の洋上試験の準備は進められている]

一方、ロシアのもう1つの潜水艦設計局であるサンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』は、閉サイクル・ガスタービン型AIP機関を開発しています。
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この閉サイクル・ガスタービン機関を搭載する潜水艦として、P-750Bの設計も進められています。

P-750Bは、ソ連邦時代に2隻が建造された小型潜水艦プロジェクト865「ピラーニャ」の拡大発展型という位置付けになります。


ただ、現時点ではロシア海軍への具体的な採用計画は有りませんが。

2019年6月末の兵器展示会『アルミヤ-2019』でロシア海軍の為の新世代艦(空母、揚陸艦、駆逐艦)の概要が示される

『タス通信』より
2019年5月29日18時6分配信
【ロシア連邦海軍の為の将来航空母艦及び揚陸艦プロジェクトが『アルミヤ-2019』で示される】
サンクトペテルブルク、5月29日/タス通信

クルイロフ国立科学センターは、フォーラム『アルミヤ-2019』において、排水量7万トンの通常動力航空母艦、揚陸艦及び駆逐艦「リデル」の展示を計画している。
同センターの副総取締役ワレリー・ポリャコフ『タス通信』へ話した。

「『アルミヤ-2019』において、3つのモデルを公開します~最も効果的な発艦方式で(航空機射出の)パワーが増加した7万トンの通常動力航空母艦、排水量が25000~27000トンの揚陸艦、駆逐艦リデル」
ポリャコフ
は話した。

彼は更に、プロジェクト「リデル」駆逐艦は、近代化の後、巡洋艦作成の為に適応できる事を確認した。

フォーラム『アルミヤ-2019』は、6月25日から30日までモスクワ州『愛国者』大会-展示センターで開催され、ロシアの他の地域でも展示活動が行なわれる。
事前の見積もりによると、ロシア連邦領内の1500以上の企業および機関の参加が見込まれており、2700以上の製品及び機器のモデルが展示される。



【『クルイロフ国立科学センター』公式サイト】


『クルイロフ国立科学センター』は、ロシア海軍向けなどの艦船の形状を研究する機関であり、艦船設計局とは違います。

『クルイロフ国立科学センター』には実験用の風洞や大型水槽などが有り、ここで模型を使って様々な艦船の形状の実験を行ない、今後建造されるロシア海軍の新型艦の大まかな外形を決定して艦船設計局へ提示し、設計局は、これを基にして実際に建造される艦の設計を行ないます。
いわば、『中央航空流体力学研究所』(ツアギ)の海上版とでもいうべき機関です。

『クルイロフ国立科学センター』は実験結果を基にして次世代艦の大まかな形状を決め、概念設計案として仕上げます。
この概念設計案をベースにして艦船設計局が艦を設計します。
最近では、ロシア海軍次世代水上艦航空母艦駆逐艦汎用ヘリコプター揚陸艦概念設計案3タイプをを作成しています。

多目的重空母「シトルム」
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駆逐艦「シクヴァル」
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汎用揚陸艦「ラヴィーナ」
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2019年6月25日から30日までモスクワ州『愛国者』公園で開催される兵器展示会『アルミヤ-2019』において、これらの新世代艦の最新モデルが提示されるとの事です。

ロシア海軍最新鋭のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"とコルベット"グレミャーシチー"はバルト海で洋上試験を続ける

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2019年5月12日16時30分配信
【最新のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」及びコルベット「グレミャーシチー」は次週に航行試験プログラムの課題の遂行を続ける】

最新のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・カサトノフ」及びプロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」は、バルト海の指定射爆場で工場航行試験の次の段階へ取り組む為、次週に出航する。

試験実施中、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」バルチースク軍港コルベット「グレミャーシチー」クロンシュタット軍港への寄港を行ない、艦の乗組員は戦勝記念日の祝賀行事へ参加した。

工場航行試験プログラムの詳細は、海軍総司令部が『統合造船業営団』管理部代表、『北方造船所』幹部と協同で分析する。

4月、計画試験の課題を遂行する為の「アドミラル・カサトノフ」及び「グレミャーシチー」の乗組員の準備状態は、海軍総司令部の特殊作業部会により点検を受けた。
試験の為の艦の準備状態の各セグメントは、『北方造船所』及び『統合造船業営団』幹部により点検を受けた。
双方の乗組員は出航を許可された。

フリゲート及びコルベットの乗組員は、以前、以前に試験プログラムの全ての段階の実施と、更なる艦上機器及び兵装システムの操作の為、海軍総合研修センターで複合訓練を行なった。

工場航行試験中、動力装置、一連の艦内居住保障システム、航法複合体、通信システムを含む艦の電波工学兵装、救助手段、フェイルセーフシステム、換気、空調システムの機能が点検される。

フリゲート「アドミラル・カサトノフ」及びコルベット「グレミャーシチー」は、様々なモードでの航行速度、制御性及び操縦性、他の特性を点検する。



1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]

起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。

[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]

『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]

2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSKを指しています。

その後も艤装工事は進められ、2018年2月初頭の時点では完成度98パーセントでした。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・フロータ・カサトノフは98パーセント完成している]


2018年12月21日、「アドミラル・カサトノフ」は、洋上試験の最初の段階である工場航行試験を開始する為、造船所の岸壁を離れました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは洋上試験を開始した]


フィンランド湾における工場航行試験の第1段階を終えた「アドミラル・カサトノフ」は、2019年1月9日にサンクトペテルブルクへ戻りました。
[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは最初の洋上試験を完了した]
最初の航行試験は、フィンランド湾が結氷していた為、速力は26ノットまでしか出さなかったようです。
(プロジェクト22350フリゲートの最大速力は29ノット)

2019年4月21日、「アドミラル・カサトノフ」は2回目の工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2回目の洋上試験を開始した]

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その後、大祖国戦争(1941年6月22日のナチスドイツ軍によるソ連侵攻開始から1945年5月9日のベルリン占領までのソ連-ドイツ戦争ロシア側公式呼称)の勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時バルチースクへ戻りました。

5月9日の戦勝記念日をバルチースク軍港で祝いました。


プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]

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プロジェクト20385プロジェクト20380の改良型であり、兵装が強化されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

20380対艦ミサイル「ウラン」に代わり、20385は対地攻撃も可能な打撃巡航ミサイル「カリブル」を装備します。

当初、プロジェクト20385には、ドイツMTU社製のディーゼルエンジンが装備される予定でしたが、ヨーロッパ諸国対ロシア制裁により、その供給は途絶えました。
[ロシアは水上艦用のエンジン供給を拒否したドイツとウクライナの企業を訴える]

この為、設計を変更してロシア『コロムナ工場』ディーゼルエンジン「ディーゼルユニットDDA12000」~が搭載される事になりました。
これは以前のプロジェクト20380と同じエンジンです。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

2016年4月末、『コロムナ工場』ディーゼルエンジンの設置作業が始まりました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの取り付けが始まった]


2016年5月19日までにディーゼルエンジンの設置作業は完了しました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの設置は完了した]


2017年6月30日、「グレミャーシチー」の進水式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは進水した]



2018年1月から造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"乗組員は艦内への居住を準備する]

「グレミャーシチー」の洋上試験開始は、当初の予定(2019年3月)より遅れ、2019年4月21日になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験を開始した]



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5月初頭に一旦クロンシュタットへ戻っていた「グレミャーシチー」は、5月6日に出航し、2回目の洋上試験をフィンランド湾で開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2回目の洋上試験を開始した]

洋上試験中の5月8日、大祖国戦争勝利74周年の祝賀行事へ参加する為、一時クロンシュタットへ戻りました。

5月9日の戦勝記念日をクロンシュタット軍港で祝いました。
[ロシア海軍の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は洋上試験中に大祖国戦争勝利74周年を祝った]


祝賀行事を終えた後、「アドミラル・カサトノフ」「グレミャーシチー」は、バルト海で洋上試験を続けます。


「アドミラル・カサトノフ」「グレミャーシチー」は、2019年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年12月にロシア海軍へ引き渡される]
[プロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは2019年末までにロシア海軍へ引き渡される]

ニコライ・エフメノフ大将はロシア海軍総司令官に就任した

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『タス通信』より
2019年5月8日18時21分配信
【新たなロシア海軍総司令官にニコライ・エフメノフが任命された】
モスクワ、5月8日/タス通信

これまで北方艦隊司令官だったニコライ・エフメノフ大将は、ロシア海軍総司令官に任命された。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの然るべき指示書は、水曜日の電話会議においてセルゲイ・ショイグ国防相により読み上げられた。

「2019年5月3日付のロシア連邦大統領令第203号による任命です:海軍総司令官-ニコライ・アナトリエヴィチ・エフメノフ大将。北方艦隊司令官-アレクサンドル・アレクセイヴィチ・モイセーエフ中将。
黒海艦隊司令官-イーゴリ・ウラジーミロヴィチ・オシポフ中将」
ショイグ
は話した。

彼は、これまで総司令官だったウラジーミル・コロリョーフ大将は、46年に渡った軍務を完了した事を指摘した。
「これまでに彼は、我が国の防衛力の強化の為、多くの事を成し遂げました。
彼の指揮下で、海軍は国際テロリストとの戦いを成功させ、長期にわたる中断後、世界の大洋における海軍の存在を復活させました。
海軍には、新たな潜水艦プロジェクト"ボレイ"及び"ヤーセン"が受け入れられました。
論理的アプローチにより作り上げられた2050年までの造船プログラムが遂行されます」

国防相は話し、提督の働きに感謝した。



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ウラジーミル・イワノヴィチ・コロリョーフは、1955年2月1日に生まれ、1977年にフルンゼ記念海軍兵学校を卒業した後、北方艦隊原子力潜水艦K-467へ配属され、1981年から原子力潜水艦K-495副長を務め、1987年には原子力潜水艦K-488艦長、1988年にはK-387艦長に任命されました。
1993年12月から第24潜水艦師団副司令官、1996年4月からは北方艦隊司令部の対潜防衛部門の部長を務め、2000年には第24潜水艦師団司令官、2002年3月~8月にはガジエヴォ基地司令官、2002年9月には第12潜水戦隊参謀長、2005年8月には同戦隊司令官に就任しました。

2007年には北方艦隊副司令官に任命され、2008年9月から2009年3月の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の遠距離航海の指揮官を務めました。
[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]

2009年8月から北方艦隊第1副司令官兼参謀長を務め、2010年7月には黒海艦隊司令官に任命されました。

2011年6月23日には北方艦隊司令官に任命されました。
2013年2月20日には海軍大将へ昇進し、2014年12月1日からは北方統合戦略コマンド司令官を兼任しました。
(北方統合戦略コマンド司令官は北方艦隊司令官の兼任)
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]

2015年11月からロシア海軍総司令官代行となり、2016年4月には正式にロシア海軍総司令官へ任命されました。
[北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ提督はロシア海軍総司令官代行に任命された]
[ウラジーミル・コロリョーフ提督は正式にロシア海軍総司令官に就任した]

それから3年を経て、コロリョーフ提督は海軍を引退する事になり、後任には北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将が任命されました。



ニコライ・アナトリエヴィチ・エフメノフは1962年4月2日に生まれ、1987年にレーニン共産党青年団記念海軍兵学校(潜水艦乗り育成)を卒業し、太平洋艦隊原子力潜水艦で勤務しました。

1990年代後半には原子力潜水艦K-490K-506の艦長を務め、1999年には第25潜水艦師団参謀長、2003年には副司令官、2004年には司令官に任命されました。

2006年には第16潜水戦隊参謀長、2010年には司令官、2012年には太平洋艦隊潜水艦部隊司令官に任命されました。

2012年9月から北方艦隊第1副司令官兼参謀長を務め、2015年11月には司令官代行となり、2016年4月には上記のコロリョーフ提督の後任の北方艦隊司令官となりました。
[ニコライ・エフメノフ中将は新たなロシア海軍北方艦隊司令官へ任命される]

2017年12月12日には海軍大将へ昇進しました。

そして2019年5月、またもコロリョーフ提督の後任として、今度はロシア海軍総司令官に就任しました。



エフメノフ提督がロシア海軍総司令官へ就任した事により、後任の北方艦隊司令官には、黒海艦隊司令官アレクサンドル・アレクセーヴィチ・モイセーエフ中将(1962年4月16日生まれ、エフメノフ提督と同年)が任命されました。
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[アレクサンドル・モイセーエフ中将はロシア海軍黒海艦隊司令官に任命された]

そして、モイセーエフ提督の後任の黒海艦隊司令官には、ロシア連邦軍参謀本部次長イーゴリ・ウラジーミロヴィチ・オシポフ中将(1973年3月6日生まれ)が任命されました。
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オシポフ中将は、これまでにカスピ小艦隊司令官を務めた事が有ります。

2015年10月7日と11月20日にカスピ小艦隊ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリア巡航ミサイル「カリブル」を発射しましたが、この時のカスピ小艦隊司令官がイーゴリ・オシポフ少将(当時)でした。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]