ルイビンスクのサトゥルン社はロシア海軍の為のガスタービンエンジンの生産を開始する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年1月11日13時49分配信
【ルイビンスクは(ロシア)国防省への海洋ガスタービンエンジン提供を準備している】
ルイビンスク、1月11日-ロシア通信社ノーボスチ

ルイビンスク企業『ODK-サトゥルン』は、ウクライナ製動力装置に代わる海洋ガスタービンエンジンの量産開始の準備を整えている。
今、工場にはロシア連邦国防省からの発注合意文書が存在している。
木曜日、『サトゥルン』総務取締役ヴィクトール・ポリャコフは報道陣へ語った。

「準備は出来ております。
試験-設計作業の完了と並行して、既に海軍の艦船の為の最初の生産ユニットの製造が始まっております。
私たちは、新たな専門分野を有し、国防省の為に必要な数の動力装置を提供いたします」
彼は話した。

ポリャコフは、『サトゥルン』で製造される事になるエンジンは、エアクッション艦「ズーブル」型及びエアクッション艇「ムレナ」を始めとして、果ては近海及び遠海ゾーン艦といった広範囲の艦艇の為に意図されていると説明した。

「私共は最初の発注文書を既に持っており、我々の今日の課題は、このリストにおける弊社の長期に渡る充分な仕事量の確保です」
『サトゥルン』
総務取締役は話した。

公開株式会社『ODK-サトゥルン』(『統合発動機製造営団』へ加入)は、軍用並びに民間用の航空隊及び艦船隊の為のガスタービンエンジン、発電、天然ガス装置、海上用途の動力装置の開発、製造と、販売後の整備を専門としている。
『ODK-サトゥルン』は、スホーイ・スーパージェット100旅客機の為のSaM146エンジン(『サフラン・エアクラフトエンジンズ(スネクマ)』社と共同)、輸送機の為のD-30KPエンジンを生産している。

ロシアウクライナからの輸入より自立する事を保障する為、2014年から2017年までの期間に『サトゥルン』の生産施設において3つの海洋動力装置「M90FR」(出力27500馬力)、「ユニット-DKVP」(出力10000馬力)、「M70FRU-R」の試験-設計作業が行なわれた。
以前にはプロジェクト11356フリゲートの為のものを含め、それはウクライナから供給されていた。



ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ機械設計」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ機械設計」で行なわれていました。
(主要部品はロシアの企業で製造し、それをウクライナへ送って最終組み立て)

【科学生産合同「サトゥルン」公式サイト】
14-0720b.jpg

【『科学製造合同アヴローラ』公式サイト】
14-0720c.jpg

【国営企業ガスタービン製造科学工業複合体「ゾーリャ機械設計」公式サイト】
14-0720a.jpg

なお、ロシアカルーガ市に在る非公開株式会社「科学製造国内企業トゥルボコン」は、公式サイトを持っていません。
14-0720d.jpg


ソヴィエト連邦時代、ガスタービン搭載艦は、ニコラーエフ市61コムーナ造船所カリーニングラード州ヤンターリ造船所ゼレノドリスクゴーリキー造船所などで建造されていました。
17-0205c.jpg

特に、ウクライナ61コムーナ造船所では大型のガスタービン推進艦が建造されていました。
14-0720j.jpg

プロジェクト61大型対潜艦/警備艦(1962-1973年に15隻建造、他にレニングラードで5隻建造)
14-0720h.jpg

プロジェクト1134B大型対潜艦(1971-1979年に7隻建造)
14-0720g.jpg

プロジェクト1164ロケット巡洋艦(1982-1989年に3隻建造、1隻未完成)
14-0720i.jpg

ですから、ニコラーエフ市ガスタービンエンジンの最終組立工場が在った方が輸送などの面で都合が良かったわけです。
14-0720k.jpg

しかし、1991年末のソ連邦解体後、ガスタービン機関の部品を製造する会社と最終組立を行なう会社が別々の国に分かれてしまう事になり、何かと不都合が生じました。

そこで1993年、旧ソ連ガスタービン製造に関わっていた「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」、「ゾーリャ機械設計」が集まり、合同企業「トゥルボルス」が設立されました。
【非公開株式会社『トゥルボルス』公式サイト】

ロシア海軍新世代水上艦の為のガスタービン(M90FR)も、ロシアウクライナの企業の共同開発でした。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化しました。

2014年3月末まで「ゾーリャ機械設計」社ロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。
[ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している]

ウクライナロシアガスタービンエンジン生産に関する「分業体制」が瓦解した為、ロシア海軍ガスタービン装備艦の建造は停滞しました。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]

プロジェクト22350フリゲートは1番艦と2番艦、プロジェクト11356Rフリゲートは1番艦~3番艦のガスタービンは供給されましたが、ウクライナは、それ以降のエンジンの引き渡しを拒否しました。
(代金はウクライナへ支払っていた)
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

この為、ガスタービンの生産を全面的にロシア国内へと切り替える事になり、ルイビンスク『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの最終組立施設を作る事になりました。
[ロシア海軍の艦艇には完全国産のガスタービンエンジンが提供される]
[ロシアは艦艇用ガスタービンの製造を全面的に国内へと切り替える]
[ロシアのサトゥルン社は2017年までにウクライナ製ガスタービンを完全に代替する]

18-0114a.jpg
ルイビンスク『サトゥルン』社におけるガスタービンエンジン生産の為の各種試験は2017年12月末までに完了しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年12月31日17時40分配信
【科学生産合同サトゥルンは3つのガスタービンエンジンの試験設計作業を完了した】

ガスタービンエンジン「M90FR」
14-0714f.jpg

ガスタービンエンジン「M70FRU-R」
M70FRU.jpg

そして2018年1月初頭から『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの生産が始まりました。


新たに生産されるガスタービンエンジン「M90FR」は、先ず初めにプロジェクト22350フリゲートへ装備されます。
[ロシア製ガスタービンはロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートへ最初に装備される]

2016年10月末に1番艦が起工されたプロジェクト20386コルベットにはガスタービン電気推進システムが採用されており、こちらにも「M90FR」が供給されることになります。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

ガスタービンエンジン「M70FRU-R」は、プロジェクト11356フリゲートの4番艦以降に装備されます。
[プロジェクト11356Rフリゲート後期建造艦3隻の内、2隻はインドへ売却され、1隻はロシア海軍の為に完成する]

「ユニット-DKVP」は、建造再開が計画されている「ズーブル」級エアクッション揚陸艦へ装備されます。
[ロシア海軍の為のエアクッション揚陸艦ズーブル級の建造が再開される]

この他、2020年の建造開始が予定されている新世代汎用ヘリコプター母艦「プリボイ」級ディーゼル/ガスタービン複合推進CODAG(COmbined Diesel And Gas turbine)を採用しており、おそらくは「M90FR」を装備する事になるでしょう。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]
スポンサーサイト

2017年5月からロシア海軍の為の艦船用ガスタービンエンジンの国内完全生産が始まる

17-0205a.jpg
『タス通信』より
2017年2月3日16時1分配信
【(2017年)5月からロシアは海軍の艦船の為のエンジン生産を展開する】
モスクワ、2月3日/タス通信

新たな艦船用エンジンの生産をロシアは今年5月に開始する。
ロシア政府副首相ドミトリー・ロゴージンは述べた。

「3年間で、事実上『ゼロ』からロシアは艦船用エンジン製造分野全体を作成しました。
5月の祝日までには、2014年に承認された輸入代替計画により、我が国の新たな海軍の為の最新のエンジンの生産が展開します」

彼は、フェイスブックの自身のページに記した。

また、ロゴージンは、彼のマイクロブログ『ツイッター』で、科学生産合同『サトゥルン』は再構築を完了している事を指摘した。

以前、科学生産合同『サトゥルン』は、軍用艦の為のガスタービンエンジンの供給を2017年末~2018年初頭に開始すると報じられた。
産業省は、2017年から艦船は国内装置の取得を開始し、納入が破綻する脅威を受ける事は無くなり、プロジェクトの資金融資は完全に保障されていると発表した。
『統合造船業営団』は、軍用艦へのロシア製動力装置の供給は2020年の開始を計画していると発表した。

ウクライナ製エンジンを装備しているのは、具体的には、ロシア海軍の為のフリゲート、プロジェクト11356プロジェクト22350である。
以前、副首相ドミトリー・ロゴージンが発言したように、ウクライナからの(ガスタービン)集合体の供給が停止したが故に、一連の艦の建造は中断を余儀なくされた。
彼は、この分野における輸入代替の作業は、2018年までの完了を予定している事を指摘した。



ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ機械設計」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ機械設計」で行なわれていました。

【科学生産合同「サトゥルン」公式サイト】
14-0720b.jpg

【『科学製造合同アヴローラ』公式サイト】
14-0720c.jpg

【国営企業ガスタービン製造科学工業複合体「ゾーリャ機械設計」公式サイト】
14-0720a.jpg

なお、ロシアカルーガ市に在る非公開株式会社「科学製造国内企業トゥルボコン」は、公式サイトを持っていません。
14-0720d.jpg


ソヴィエト連邦時代、ガスタービン搭載艦は、ニコラーエフ市61コムーナ造船所カリーニングラード州ヤンターリ造船所ゼレノドリスクゴーリキー造船所などで建造されていました。
17-0205c.jpg

特に、ウクライナ61コムーナ造船所では大型のガスタービン推進艦が建造されていました。
14-0720j.jpg

プロジェクト61大型対潜艦/警備艦(1962-1973年に15隻建造、他にレニングラードで5隻建造)
14-0720h.jpg

プロジェクト1134B大型対潜艦(1971-1979年に7隻建造)
14-0720g.jpg

プロジェクト1164ロケット巡洋艦(1982-1989年に3隻建造、1隻未完成)
14-0720i.jpg

ですから、ニコラーエフ市ガスタービンエンジンの最終組立工場が在った方が輸送などの面で都合が良かったわけです。
14-0720k.jpg

しかし、1991年末のソ連邦解体後、ガスタービン機関の部品を製造する会社と最終組立を行なう会社が別々の国に分かれてしまう事になり、何かと不都合が生じました。

そこで1993年、旧ソ連ガスタービン製造に関わっていた「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」、「ゾーリャ機械設計」が集まり、合同企業「トゥルボルス」が設立されました。
【非公開株式会社『トゥルボルス』公式サイト】

ロシア海軍新世代水上艦の為のガスタービン(M90FR)も、ロシアウクライナの企業の共同開発でした。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化しました。

2014年3月末まで「ゾーリャ機械設計」社ロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。
[ウクライナ防衛産業は依然としてロシアとの契約を忠実に履行している]

ウクライナロシアガスタービンエンジン生産に関する「分業体制」が瓦解した為、ロシア海軍ガスタービン装備艦の建造は停滞しました。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]

プロジェクト22350フリゲートは1番艦と2番艦、プロジェクト11356Rフリゲートは1番艦~3番艦のガスタービンは供給されましたが、ウクライナは、それ以降のエンジンの引き渡しを拒否しました。
(代金はウクライナへ支払っていた)
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]


この為、ガスタービンの生産を全面的にロシア国内へと切り替える事になり、ルイビンスク『サトゥルン』社ガスタービンエンジンの最終組立施設を作る事になりました。
[ロシア海軍の艦艇には完全国産のガスタービンエンジンが提供される]
[ロシアは艦艇用ガスタービンの製造を全面的に国内へと切り替える]
[ロシアのサトゥルン社は2017年までにウクライナ製ガスタービンを完全に代替する]


そして2017年2月3日、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏は、ルイビンスク『サトゥルン』社を視察しました。

『サトゥルン』社は、艦船用ガスタービンエンジンの生産体制、より具体的には、ウクライナ『ゾーリャ機械設計』社に代わるガスタービンエンジン最終組立体制の構築を完了し、今年5月からガスタービンエンジンの生産を開始できるとの事です。
ロゴージン氏は「5月の祝日」までにと言っていますので、おそらくは5月9日の大祖国戦勝記念日の事でしょう。


新たに生産されるガスタービンエンジンは、先ず初めにプロジェクト22350フリゲートへ装備されます。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート・プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)3番艦以降の為のロシア製ガスタービンは2017年末から供給を開始する]
[ロシア製ガスタービンはロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートへ最初に装備される]

この他、今回の記事では触れられていませんが、2016年10月末に1番艦が起工されたプロジェクト20386コルベットにはガスタービン電気推進システムが採用されており、こちらにも新たなガスタービンエンジンが供給されることになります。
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]

ロシア製ガスタービンはロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートへ最初に装備される

16-1229b.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年12月29日9時35分配信
【プロジェクト22350フリゲートは、ウクライナ製に代わる最初のロシア製エンジンを受け取る】
モスクワ、12月29日-ロシア通信社ノーボスチ

最新フリゲート・プロジェクト22350は、ウクライナの同類と替える為に開発された科学生産合同『サトゥルン』製造の最初のロシアガスタービンエンジンを受け取る。
『ロシア通信社ノーボスチ』は木曜日に『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。

以前、ウクライナは、プロジェクト22350及び11356フリゲートへの設置の為に意図されており、代金を支払い済みのガスタービンエンジンロシアへの引き渡しを拒否した。
その結果、一部の戦闘艦の完成時期は遅れた。

「ガスタービンエンジンについてですが、私共は計画に沿って作業を進めており、科学生産合同『サトゥルン』製造の最初のエンジンはプロジェクト22350が受け取り、その後、コルベット、支持動力船(註:ホバークラフトなどの事)、そして2018年半ばには、プロジェクト1135(6)フリゲートへ用いられます」
ラフマノフ
は話した。

プロジェクト22350フリゲートの排水量は4500トン、全長135メートル、幅15メートル。
フリゲートの兵装は、口径130mmの艦載砲A-192「アルマート」、16基の対艦ミサイル「オーニクス」あるいは「カリブル-NKE」の為の発射装置、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」から成る。
海軍の為に合計で8隻の同プロジェクトのフリゲートが建造される。



ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ-マシプロイェクト」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ-マシプロイェクト」で行なわれていました。

プロジェクト22350フリゲートの為のガスタービンM90FRは、ロシアウクライナの共同開発であり、これも、主な部品はロシアで製造し、最終組立はウクライナで行なわれていました。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化し、ガスタービンエンジンに関する「分業体制」も瓦解しました。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

プロジェクト22350の場合、1番艦と2番艦のガスタービンは納入されましたが、3番艦以降の供給は途絶えました。
この為、ガスタービンの最終組立もロシア国内で行なう事になりましたが、最初のエンジンが供給されるのは2017年になります。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート・プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)3番艦以降の為のロシア製ガスタービンは2017年末から供給を開始する]

この他、2016年10月末に1番艦が起工されたプロジェクト20386コルベットには、M90FRによるガスタービン電気推進システムが採用されています。
20386a.jpg
[ロシア海軍の新世代コルベット・プロジェクト20386はガスタービン電気推進システムを装備する]


16-1229d.jpg
ロシア造船業の総元締である『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏の発言によると、ロシア国内で製造されるガスタービンは、まずプロジェクト22350へ回され、その次にはコルベットプロジェクト20386へ、更にはホバークラフト水中翼船などへ回されるとの事です。

そして、2018年半ば以降には、建造が中断しているプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)の後期建造艦へ回される事になるようです。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]
16-1229c.jpg

クロンシュタット海洋工場はロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦のガスタービンエンジンを修復した

16-0417b.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年4月16日21時54分配信
【クロンシュタットで北方艦隊の艦のガスタービンエンジンが修理された】

『クロンシュタット海洋工場』は北方艦隊の艦のガスタービンエンジンを修理した。
同社の広報サービスは発表した。


「艦載ガスタービンエンジンDT-59は、定期修理を行なう為、2015年春に当工場へ受け入れられました。
エンジンは修理過程で完全に分解されました。
回転式コンプレッサーとタービンブレードは取り外され、非破壊方式による問題点の検査を受け、研磨処理が行なわれ、強度を高める為の手順が実施されました。
ローターのバランスが取られ、エンジンのパーツや他の動作の整合性が確認されました。
2016年3月、新たに組み立てられたエンジンは、工場試験を成功裏に実施しました」
『海軍産業』(フロートプロム)
『クロンシュタット海洋工場』広報サービスより伝えられた。

これは、今年にクロンシュタット工場が修理した第2の海上エンジンである。
以前、『クロンシュタット海洋工場』は、修復されたエンジンDT-59太平洋造船所『ダーリザヴォード』へ引き渡す準備が整ったと報告した。
それは2015年6月から修理されていた。
2016年1月~2月に、それは試験台における試験が実施された。

ガスタービン専門作業所は1967年にクロンシュタット艦船修理工場に作成された。
これまでに、ソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシア海軍の為に、350以上の様々な派生型のエンジン及び装置が修理された。
工場の別の作業の方向性は、ガス汲み上げステーションのニーズの為の変換された船舶用エンジンの修理である。


16-0326d.jpg
【『クロンシュタット海洋工場』公式サイト】

[ガスタービンエンジン代替問題]

ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ機械設計」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ機械設計」で行なわれていました。
(ロシアの3社で主要パーツを製造し、それをウクライナへ送って組み立てる)

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化し、ガスタービンエンジンに関する「分業体制」も瓦解しました。

この為、ガスタービンエンジンの生産は全てロシア国内で行なう事になり、現在、その為の体制を再構築中であり、今後は「ゾーリャ機械設計」に代わって科学生産合同「サトゥルン」ガスタービンエンジンの最終組立を行なう事になります。
[ロシアは2018年から艦艇用ガスタービンを量産する]

一方、ロシア海軍現用艦ガスタービンエンジンの修理も、これまではウクライナ(ムィコラーイウの「ゾーリャ機械設計」社)に依存していましたが、当然ながら、こちらの方も御破算となりました。
この為、ガスタービンの修理もロシア国内で行なう事になりました。

16-0417c.jpg
当初は、ロシア国内の複数の航空機工場ガスタービンを送っていたのですが、これで何かと不便なので、1960年代末から民間用ガスタービンエンジンの修理を行なっていたクロンシュタット海洋工場が、ロシア海軍現用艦艇ガスタービンエンジンの修理やメンテナンスなども一手に引き受ける事になりました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]
[クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する]

記事中で触れられているように、クロンシュタット海洋工場は、既に太平洋艦隊の為のガスタービンエンジンDT-59の修理を終えています。
おそらくは、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」のエンジンの事でしょう。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]


そして今度は、北方艦隊の為のガスタービンエンジンDT-59の修復が完了しました。
どの艦のエンジンを修理したのかについては触れられていませんが、おそらくは、ムルマンスクで改装中の大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」のエンジンでしょう。
[ロシア海軍の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコはオーバーホールの第1段階を終えた]


プロジェクト1155/11551大型対潜艦は、2021年までに6隻の近代化改装が計画されており、他の艦のガスタービンエンジンもクロンシュタット海洋工場で修復される事になるでしょう。

クロンシュタット海洋工場はロシア海軍の全ての艦艇用ガスタービンエンジンを修理する

16-0326d.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年3月24日15時17分配信
【ロシアのガスタービンエンジンはクロンシュタットでメンテナンスされる】

クロンシュタット海洋工場は、ロシア海軍の艦に設置されているガスタービンエンジンと、更には次世代ガスタービンエンジンの修理の発注を受けると表明した。

「2024年までの期間における海軍の為のガスタービンエンジン修理プログラムは承認されました。
海洋工場は、エンジンDE59、DT59、DK59、DO63、更には次世代のガスタービンエンジンの修理を保証いたします」
『海軍産業』(フロートプロム)
編集者が受け取った同社の声明においては、こう述べられている。

工場は更に、2015年6月からクロンシュタット(サンクトペテルブルク)で修理されたエンジンDT-59太平洋造船所『ダーリザヴォード』へ引き渡す準備が整った事を報告した。
2016年1月~2月に、それは試験台における試験が実施された。
同社には、国家防衛発注の枠組みにおいて合計9基のガスタービンエンジンが在る。

以前、「クロンシュタット海洋工場」総取締役アナトーリー・ベロエフは、同社が第2世代及び第3世代のガスタービンエンジンを修理していると述べた。
ウクライナ「ゾーリャ-マシプロイェクト」が製造し、プロジェクト11356フリゲートに設置されたガスタービンエンジンの修理は、クロンシュタットにおいては、これらの書類が不足しているが故に実行されなかった。

ガスタービン専門作業所は1967年にクロンシュタット艦船修理工場に作成された。
これまでに、ソヴィエト社会主義共和国連邦及びロシア海軍の為に、350以上の様々な派生型のエンジン及び装置が修理された。
工場の別の作業の方向性は、ガス汲み上げステーションのニーズの為の変換された船舶用エンジンの修理である。

ロシア艦ガスタービンエンジンは、伝統的にウクライナニコラエフからの専門家の支援により修理されていた。
しかし、2014年のクリミア半島の所有国の変更という出来事の後、ウクライナは新たなガスタービンエンジンの供給と古いエンジンの修理を停止した。
クロンシュタット工場に加え、ロシアの複数の営利会社がタービンの修理に従事している。


【『クロンシュタット海洋工場』公式サイト】

[ガスタービンエンジン代替問題]

ソ連/ロシア艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシア「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」ウクライナ「ゾーリャ-マシプロイェクト」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ-マシプロイェクト」で行なわれていました。
しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化し、ガスタービンエンジンに関する「分業体制」も瓦解しました。

この為、ガスタービンエンジンの生産は全てロシア国内で行なう事になり、現在、その為の体制を再構築中であり、今後は「ゾーリャ-マシプロイェクト」に代わって科学生産合同「サトゥルン」ガスタービンエンジンの最終組立を行なう事になります。
[ロシアは2018年から艦艇用ガスタービンを量産する]

一方、ロシア海軍現用艦ガスタービンエンジンの修理も、これまではウクライナ(「ゾーリャ・マシプロイェクト」社)に依存していましたが、当然ながら、こちらの方も御破算となりました。
この為、ガスタービンの修理もロシア国内で行なう事になりました。

当初は、ロシア国内の複数の航空機工場ガスタービンを送っていたのですが、これで何かと不便なので、1960年代末から民間用ガスタービンエンジンの修理を行なっていたクロンシュタット海洋工場が、ロシア海軍現用艦艇ガスタービンエンジンの修理やメンテナンスなども一手に引き受ける事になりました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]

ただし、昨年(2015年)の時点では、ロシア海軍新型フリゲートプロジェクト22350プロジェクト11356Rガスタービンエンジンに関しては未だ取扱いできなかったのですが、その後、これらの新世代ガスタービンの修理も行なえる目途が付いたようです。

プロジェクト11356Rフリゲートの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2016年3月11日にロシア海軍へ就役しています。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
16-0326e.jpg